JP2523479Y2 - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JP2523479Y2 JP12056190U JP12056190U JP2523479Y2 JP 2523479 Y2 JP2523479 Y2 JP 2523479Y2 JP 12056190 U JP12056190 U JP 12056190U JP 12056190 U JP12056190 U JP 12056190U JP 2523479 Y2 JP2523479 Y2 JP 2523479Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はディスクブレーキに関し、特に、ディスクロ
ータとの摺接により警報音を発する金属製かつ板状の摩
耗警報部材をパッドの裏金に取り付ける技術に関するも
のである。
従来の技術 ディスクブレーキにおいては、パッドをディスクロー
タに押し付けることにより制動が行われ、パッドが許容
限度まで摩耗したことを運転者等に知らせる摩耗警報装
置を設けることが行われている。この摩耗警報装置の一
種に、金属製かつ板状の摩耗警報部材をパッドの裏金に
取り付けて、パッドが許容限度まで摩耗したときその摩
耗警報部材がディスクロータと摺接して機械的に警告音
を発するように構成されたものがある。
上記摩耗警報部材のパッド裏金への取付けは、通常、
以下のようにして行われている。すなわち、摩耗警報部
材に設けられた挟持部によりパッドの裏金を厚み方向に
おいて挟持する際に、その挟持部から所定角度傾斜した
状態で内側へ突き出す突片がスナップアクションにて裏
金に設けられた凹所と係合させられることにより、ある
いは、裏金に設けられた突起に摩耗警報部材を挿し通し
てその突起の先端部を押し潰してかしめることにより、
摩耗警報部材が外れが阻止された状態でパッドの裏金に
取り付けられる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記突片と凹所との係合に基ついて摩
耗警報部材をパッドの裏金に取り付ける場合において
は、その取付作業をワンタッチで為し得るものの、前記
凹所は通常コイニング加工等により形成されて角部にダ
レを生じ易いことから、その凹所角部のダレに起因し
て、摩耗警報部材がパッドの裏金から外れるのを防止す
るための前記突片と凹所との係合が好適に得られなくな
って、摩耗警報部材がパッドの裏金から外れるのを確実
に防止できなくなる虞があった。
一方、上記かしめにより摩耗警報部材をパッドの裏金
に取り付ける場合には、外れを一層確実に防止できるも
のの、かしめ工程を要することから取付作業をワンタッ
チで為し得ず、摩耗警報部材の取付作業工数ひいてはデ
ィスクブレーキのコストが増大することが避け難かっ
た。
本考案は以上の事情を背景として為されたものであっ
て、その目的とするところは、金属製かつ板状の摩耗警
報部材をワンタッチで且つ外れが確実に防止された状態
でパッドの裏金に取り付けることができるディスクブレ
ーキを提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、裏金を有してディスクロータに押圧されるパッド
と、そのパッドの裏金の側部に取り付けられ、そのパッ
ドが許容限度まで摩耗したときそのディスクロータと摺
接して警報音を発する金属製かつ板状の摩耗警報部材と
を備えたディスクブレーキにおいて、前記パッドの裏金
に、首部およびその首部の先端から外周側へ突き出す頭
部を有する係合突起を設ける一方、前記摩耗警報部材
を、相対向する一対の対向部を有するU字状回曲部を備
えて構成するとともに、そのU字状回曲部の一対の対向
部に、前記係合突起の頭部が通過可能な一対の係合穴
を、両係合穴の重なり部分のその対向部の幅方向におけ
る寸法がその係合突起の頭部の前記首部からの突出し方
向の幅寸法より小さくなるように、その対向部の幅方向
において互いにずらして形成したことにある。
作用および考案の効果 このようにすれば、パッドの裏金に、首部およびその
首部の先端から外周側へ突き出す頭部を有する係合突起
が設けられている一方、金属製かつ板状の摩耗警報部材
が相対向する一対の対向部を有するU字状回曲部を備え
て構成されており、そのU字状回曲部の一対の対向部
に、係合突起の頭部が通過可能な一対の係合穴が、両係
合穴の重なり部分の対向部幅方向における寸法が係合突
起の頭部の首部からの突出し方向の幅寸法より小さくな
るように、対向部幅方向において互いにずらして形成さ
れているので、摩耗警報部材をパッド裏金の係合突起に
取り付ける際には、その摩耗警報部材のU字状回曲部の
両対向部を幅方向において弾接変形させつつ相対移動さ
せて両係合穴の重なり部分の対向部幅方向の寸法を係合
突起の頭部の前記幅寸法より大きくした状態で、係合突
起の頭部が両係合穴を共に通過するまで係合突起を両係
合穴に挿し入れ、その後、両対向部をその幅方向におい
て弾性復帰させることにより、両係合穴の重なり部分の
対向部幅方向の寸法が係合突起頭部の幅寸法より小さく
なって両係合穴からの係合突起頭部の外れが阻止され
る。これにより、金属製かつ板状の摩耗警報部材をワン
タッチで且つ外れが確実に防止された状態でパッドの裏
金に取り付けることができるとともに、それに伴って、
摩耗警報部材の取付作業工数ひいてはディスクブレーキ
のコストを好適に低減することができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第4図は本考案が適用されたディスクブレーキの要部
を示す断面図であって、10はディスクロータ、12はキャ
リパ、14はトルクプレートである。キャリパ12は、シリ
ンダ部16と、そのシリンダ部16から一体に延び出してデ
ィスクロータ10を間にしてシリンダ部16と対向する二股
状の爪部18とを備えて構成されており、シリンダ部16内
にはピストン20が爪部18側への突出し可能に嵌合されて
いる。トルクプレート14は、第4図および第5図に示す
ように、略U字状を成し、図示しない非回転部材に一対
のボルト22等により固定された固定部24と、略U字状を
成し、ディスクロータ10を間にして固定部24と対向する
対向部26と、それら固定部24および対向部26の相対向す
る両端部をディスクロータ10の外周側において互いに連
結する一対の連結部28とを一体に備えて構成されてお
り、固定部24に突設された一対のスライドピン30により
キャリパ12をディスクロータ10の軸心と平行な方向の移
動可能に支持している。
上記ピストン20と爪部18との間には、一対のパッド3
2,34がディスクロータ10を挟んだ状態で配設されてい
る。これらパッド32,34は、略矩形板状を成す裏金36
と、その裏金36のディスクロータ10側の面に固着された
摩擦材38とをそれぞれ備えて構成されており、一方のパ
ッド32はトルクプレート14のU字状の固定部24の内側に
おいて、他方のパッド34はトルクプレート14のU字状の
対向部26の内側において、ディスクロータ10の軸心と平
行な方向の移動可能にそれぞれ支持されている。パッド
32,34の裏金36のディスクロータ10周方向と対向する両
側面のディスクロータ10内周側に位置する部分には、デ
ィスクロータ10の略周方向へ突き出す一対の突出部40,4
2(第5図において一方のパッド32側のみ図示)がそれ
ぞれ設けられているとともに、パッド32,34の各突出部4
0,42とトルクプレート14との間にはアンチラトルスプリ
ング44が所定の予圧状態でそれぞれ介挿されており、こ
れらのアンチラトルスプリング44の付勢力に従ってパッ
ド32,34のディスクロータ10径方向におけるがたつきが
防止されるようになっている。なお、第5図において、
46は、トルクプレート14とパッド32,34の裏金36との錆
付きを防止するための錆付防止板であって、アンチラト
ルスプリング44と一体に設けられている。
以上のように構成されたディスクブレーキの制動時に
おいては、油圧によりピストン20が押し出されることに
より、一方のパッド32がディスクロータ10の一面に押し
付けられるとともに、その反力でキャリパ12がピストン
20の突出し方向と反対の方向へ移動させられて爪部18に
より他方のパッド34がディスクロータ10の他面に押し付
けられる。これにより、ディスクロータ10が狭圧されて
その回転が抑制される。
ここで、本実施例においては、さらに、パッド32,34
の一方の突出部40の先端面には、第1図乃至第3図およ
び第5図に示すように、ディスクロータ10の略周方向へ
突き出す係合突起48(一方のパッド32側のみ図示)がそ
れぞれ一体に設けられているとともに、両係合突起48に
摩耗警報部材50(パッド32側のみ図示)がそれぞれ取り
付けられている。すなわち、係合突起48は、第1図およ
び第2図に示すように、突出部40側に位置する首部52
と、その首部52の先端からディスクロータ10の略径方向
であって且つ首部52と直角な両方向へ突き出す頭部54と
を備えてT字状に形成されている。摩耗警報部材50は、
第3図,第6図,および第7図に示すように、一枚の金
属製板材を略U字状に曲成して成るものであって、相対
向する一対の対向部56,58を備えており、対向部56と対
向部58とはそれらの幅方向において所定量ずらされてい
る。対向部56,58間の間隔L1(第7図参照)は係合突起
48の頭部54の首部52長さ方向における厚みL2(第2図
参照)より所定寸法小さくされており且つ対向部56,58
の外表面間の寸法L3は係合突起48の首部52の長さL4
り所定寸法小さくされているとともに、対向部56の長さ
は対向部58よりも所定寸法長くされている。対向部56,5
8には、それらの長手方向の同様の位置において前記幅
方向において所定量ずらした状態で、係合突起48の頭部
54が通過可能な大きさの同様の係合穴60,62がそれぞれ
形成されており、両係合穴60,62の互いに重なる重なり
部分の前記幅方向における寸法L5(第6図および第7
図参照)は、係合突起48の頭部54の首部52からの突出し
方向の幅L6(第2図参照)より所定寸法小さくされて
おり且つ係合突起48の首部52の頭部54突出し方向の厚み
7(第2図参照)より所定寸法大きくされているとと
もに、対向部56,58をそれらの幅方向において略一致す
る位置まで弾接変形させつつ相対移動させたときに、係
合穴60,62も前記幅方向において略一致させられるよう
になっている。本実施例においては、上記摩耗警報部材
50がクレームにおけるU字状回曲部に相当し、上記寸法
1.L2.L3.L4.L5.L6.L7には、L1<L2,L3<L4,L7<L
5>L6なる関係が成立しているのである。
上記摩耗警報部材50は以下のようにして裏金36の係合
突起48に取り付けられる。すなわち、まず、対向部56,5
8をそれらの幅方向において弾性変形させつつ相対移動
させることにより、係合穴60,62を前記幅方向において
略一致させて前記重なり部分の幅方向寸法L5を係合突
起48の頭部54の前記幅L6より大きくする。そして、こ
の状態において、対向部56,58の先端が摩擦材38側に位
置する状態で係合突起48の頭部54が係合穴60,62を共に
通過するまで係合突起48を係合穴60,62に挿し入れる。
第8図はこの状態を示す。その後、対向部56,58を前記
幅方向において弾性復帰させると、第2図に示すよう
に、係合穴60,62が元のずれ位置まで戻される。これに
より、L5<L6であり且つL1<L2であることから、摩
耗警報部材50は、第2図における左右方向への傾きの如
何に拘らず係合突起48の頭部54からの外れが確実に防止
された状態で、裏金36に取り付けられることとなる。そ
して、繰り返し制動が行われることにより摩擦材38が予
め定められた許容限度まで摩耗すると、摩耗警報部材50
の対向部56の先端がディスクロータ10に摺接して摩耗警
報部材50が振動させられることにより、パッド交換を要
することを知らせる警報音が発生することとなる。な
お、L7<L5であり且つL3<L4であることから、摩耗
警報部材50は、第2図に示すように、図中上下方向およ
び左右方向においてそれぞれがたつきを有する状態で係
合突起48に取り付けられており、これにより、摩耗警報
部材50が好適に振動させられて好適な大きさの警報音を
発することができるのである。
ここで、第12図および第13図は従来の金属製かつ板状
の摩耗警報部材の取付技術を示す図である。第12図にお
いては、摩耗警報部材80は、挟持部82とその挟持部82の
内側へ所定角度傾斜した状態で突き出す突片84とを備え
ているとともに、裏金36の突出部40の摩耗材38側と反対
側の面には凹所86が形成されており、挟持部82により突
出部40を挟持する際にその挟持部82の突片84がスナップ
アクションにて凹所86と係合させられることにより、そ
れら突片84と凹所86の内壁との係合に基づいて外れが阻
止された状態で摩耗警報部材80が裏金36に取り付けられ
ている。しかし、この場合には、凹所86は通常コイニン
グ加工等により形成されて角部87にダレを生じ易いこと
から、その角部87のダレに起因して、前記突片84と凹所
86の内壁との係合が好適に得られなくなって、摩耗警報
部材80の裏金36からの外れを確実に防止できなくなる虞
があった。また、第13図においては、摩耗警報部材88
は、裏金36の摩擦材38側と反対側の面から突き出して摩
耗警報部材88の一端部側を挿通する突起90の先端部を押
し潰してかしめることにより、裏金36に外れが確実に阻
止された状態で取り付けられている。しかし、この場合
には、かしめ工程を別個に要することから、摩耗警報部
材88の取付作業工数ひいてはディスクブレーキのコスト
が増大することが避け難かったのである。
これに対し、本実施例によれば、摩耗警報部材50の対
向部56,58をそれらの幅方向において弾性変形させて係
合穴60,62を前記幅方向において略一致させた状態で、
それら係合穴60,62内に係合突起48の頭部54を挿し通し
た後、対向部56,58を幅方向において弾性復帰させるだ
けで、摩耗警報部材50をワンタッチで且つ外れが確実に
防止された状態で裏金36に取り付けることができるとと
もに、それに伴って、摩耗警報部材50の取付作業工数ひ
いてはディスクブレーキのコストを好適に低減すること
ができる。
また、本実施例によれば、対向部56,58をそれらの幅
方向において略一致させたときに、係合穴60,62の重な
り部分の寸法L5が係合突起48の頭部54の幅L6より大き
くなって頭部54が係合穴60,62を共に通過することが許
容されるように構成されているので、摩耗警報部材50の
取付作業を一層容易に為し得る利点がある。
また、本実施例によれば、裏金36に取り付けられた摩
耗警報部材50を取り外す必要がある場合には、取付時と
逆の手順でワンタッチで容易に取り外すことができる利
点がある。
なお、前述の実施例では、対向部56,58はそれらの幅
方向において予め所定量ずらされているが、必ずしもそ
の必要はなく、両係合穴が前記幅方向において予め所定
量ずらされておれば、両対向部は幅方向において予め一
致させられていてもよい。
また、前述の実施例では、係合穴6,62は同様の大きさ
を有しているとともに、摩耗警報部材50の取付けに際し
て係合穴60,62が前記幅方向において略一致させられる
ように構成されているが、必ずしもその必要はなく、両
対向部を幅方向において相対移動させたときに、両係合
穴の重なり部分の前記幅方向の寸法が係合突起頭部の突
出し方向の幅より大きくなって係合突起頭部が両係合穴
を共に通過できるように構成されておればよいのであ
る。
また、前述の実施例では、摩耗警報部材50は対向部56
の先端においてディスクロータ10と摺接させられるよう
に取り付けられているが、対向部56と対向部58とを連結
する連結部分において摺接するように取り付けることも
できる。
また、前述の実施例では、対向部56,58間の間隔L1
係合突起48の頭部54の厚みL2より小さくされている
が、必ずしもその必要はなく、たとえば、摩耗警報部材
の外れをもたらす摩耗警報部材の傾きを防止するように
構成されておれば、L1>L2とすることもできる。
また、前述の実施例では、摩耗警報部材50は所定のが
たつきを有する状態で係合突起48に取り付けられている
が、必ずしもその必要はなく、たとえば第9図に示すよ
うに、摩耗警報部材64を、一対の対向部56,58を有する
第1U字状部66(クレームにおけるU字状回曲部に相当)
と、その第1U字状部66の先端に一体に設けられた第2U字
状部68とを備えて構成し、その第2U字状部68の先端をデ
ィスクロータ10に摺接させるようにした場合には、摩耗
警報部材64をがたつき無く係合突起48に取り付けてもデ
ィスクロータ10との摺接により好適に振動させられて好
適な大きさの警報音を発生させることができる。この場
合において、第1U字状部の両対向部を弾性変形させない
自然状態において両係合穴が互いに重ならないように、
両係合穴を対向部幅方向において大きくずれた状態で形
成することもできる。すなわち、クレームにおける、両
係合穴の重なり部分の対向部幅方向寸法が係合突起頭部
の幅寸法より小さくなるとは、前記自然状態において両
係合穴の重なり部分が存在しない場合であってもよいの
である。
また、前述の実施例において、摩耗警報部材50の一対
の対向部56,58を互いに連結する連結部(湾曲部分)の
幅寸法を対向部56,58より小さくすることにより、対向
部56,58をそれらの幅方向において弾性変形させる際に
要する力を低減するようにしてもよい。
また、前述の実施例では、裏金36の突出部40に係合突
起48が設けられており、その係合突起48の頭部54は首部
52からディスクロータ10の略径方向に突き出している
が、必ずしもその必要はなく、たとえば第10図および第
11図に示すように、係合突起48の頭部54の突出し方向を
ディスクロータ10の軸心と略平行な方向(裏金36の厚み
方向)に位置させてもよいし、あるいは、裏金の突出部
以外の部分に係合突起を設けることもでき、さらには、
裏金の摩擦材側と反対側の面に係合突起を設けることも
できる。上記係合突起48の頭部54の突出し方向をディス
クロータ10の軸心と略平行な方向に位置させた場合に
は、たとえば第10図および第11図に示すような摩耗警報
部材70が取り付けられる。
また、前述の実施例において、一方の係合穴60を第6
図中上方において開口する切欠とし且つ他方の係合穴62
を第6図中下方において開口する切欠としても差し支え
ない。すなわち、クレームにおける係合穴とは切欠をも
含んだ意味で用いられているのである。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において
種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第5図におけるパッドおよび摩耗警報部材のA
矢視図であって、要部を示す拡大図である。第2図は第
1図のII-II視断面の要部を示す図である。第3図は第
1図のIII-III視断面の要部を示す図である。第4図は
本考案が適用されたディスクブレーキの要部を示す断面
図である。第5図は第4図のV−V視断面図である。第
6図は第1図における摩耗警報部材の取付前の状態を示
す正面図である。第7図は第6図のVII-VII視断面図で
ある。第8図は摩耗警報部材の取付手順を説明するため
の図であって、第2図に対応する図である。第9図は本
考案の他の例を示す図であって、第3図における摩耗警
報部材に対応する図である。第10図は本考案の更に他の
例を示す図であって、第1図に相当する図である。第11
図は第10図のXI-XI視断面の要部を示す図である。第12
図および第13図は従来の摩耗警報部材の取付技術をそれ
ぞれ示す図であって、第3図に対応する図である。 10:ディスクロータ 32,34:パッド 36:裏金 48:係合突起 50:摩耗警報部材(U字状回曲部) 52:首部 54:頭部 56,58:対向部 60,62:係合穴 64,70:摩耗警報部材 66:第1U字状部(U字状回曲部)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏金を有してディスクロータに押圧される
    パッドと、該パッドの裏金の側部に取り付けられ、該パ
    ッドが許容限度まで摩耗したとき該ディスクロータと摺
    接して警報音を発する金属製かつ板状の摩耗警報部材と
    を備えたディスクブレーキにおいて、 前記パッドの裏金に、首部および該首部の先端から外周
    側へ突き出す頭部を有する係合突起を設ける一方、前記
    摩耗警報部材を、相対向する一対の対向部を有するU字
    状回曲部を備えて構成するとともに、該U字状回曲部の
    一対の対向部に、前記係合突起の頭部が通過可能な一対
    の係合穴を、両係合穴の重なり部分の該対向部の幅方向
    における寸法が該係合突起の頭部の前記首部からの突出
    し方向の幅寸法より小さくなるように、該対向部の幅方
    向において互いにずらして形成したことを特徴とするデ
    ィスクブレーキ。
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