JPH07103916B2 - ブレ−キパツド用保持ばね - Google Patents

ブレ−キパツド用保持ばね

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JPH07103916B2
JPH07103916B2 JP61212845A JP21284586A JPH07103916B2 JP H07103916 B2 JPH07103916 B2 JP H07103916B2 JP 61212845 A JP61212845 A JP 61212845A JP 21284586 A JP21284586 A JP 21284586A JP H07103916 B2 JPH07103916 B2 JP H07103916B2
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brake
spring arm
brake pad
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ルドルフ・テイール
ウルリヒ・クリムト
ダリボル・ツアフイスカ
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アルフレツド・デヴエス・ゲ−エムベ−ハ−
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D65/04Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
    • F16D65/092Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
    • F16D65/095Pivots or supporting members therefor
    • F16D65/097Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts
    • F16D65/0973Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts not subjected to brake forces
    • F16D65/0979Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts not subjected to brake forces acting on the rear side of the pad or an element affixed thereto, e.g. spring clips securing the pad to the brake piston or caliper

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ブレーキパッド用の保持ばねに係わり、特
に、自動車のスポット型のディスクブレーキに使用され
るブレーキパッド用保持ばねに関する。
[従来の技術およびその課題] この種の保持ばねは、本願出願人のアルフレッド・テヴ
ェス社におけるブレーキハンドブック(バルチェ出版
オット−ブルン 第8版)の第201頁から公知である。
この公知の保持ばねは、ブレーキ部材、特にブレーキの
ピストンに対し、間隙を存することなくブレーキパッド
を保持するために使用されている。しかしながら、公知
の保持ばねは、その組立て及び機能に関し、ある不具合
を有している。このことに関し、保持ばねの全体の長さ
について言及しなければならない。即ち、ブレーキパッ
ドを径方向に交換する場合において、保持ばねを備えた
内側のブレーキパッドは、そのキャリパ内の取付け位置
に組込めなければならないし、また、外側のブレーキパ
ッドの厚みは、保持ばねと長さよりも大きくなければな
らない。公知の保持ばねは、その機能を満たすため、そ
の長さが約25mm程要とするので、実際、摺動キャリパ
は、幾つかの場合のみに、このような組立てが可能とな
る。更に、公知の保持ばねの使用は、しばしば、例えば
ブレーキキャリア部材等の要素を必要とする。この要素
は、力線の方向が不所望に影響し、また、付加的な曲げ
モーメントが生起される等、内側に配置されるブレーキ
パッドの径方向の組立ての邪魔となる。
この発明は、キャリパがその取付け位置にある状態にお
いて、薄肉のブレーキパッドでも径方向に簡単に交換す
ることができるブレーキパッド用保持ばねを提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段、作用及び効果] 上記課題を解決する本発明のブレーキパッド用保持ばね
は、ブレーキパッドのバッキングプレートに固定される
締結部と、この締結部の両側からブレーキディスクのほ
ぼ周方向に向けて互いに逆方向に延びる第1,第2スプリ
ングアームと、この締結部からほぼ半径方向に延びる第
3スプリングアームとを備え、これらのスプリングアー
ムを介してブレーキパッドをブレーキ部材に保持する自
動車のスポットタイプディスクブレーキのブレーキパッ
ド用保持ばねであって、前記第3スプリングアームは、
バッキングプレートに対してほぼ平行な面内で湾曲する
湾曲部を備え、この湾曲部は前記第1スプリングアーム
側で前記締結部に結合される基端部と、前記第2スプリ
ングアーム側に配置される湾曲した中間部と、第1スプ
リングアームと第2スプリングアームとの間に配置され
てほぼ半径方向に延びる先端部とを有することを特徴と
する。
このブレーキパッド用保持ばねによると、半径方向に延
びる第3スプリングアームは、基端部と中間部との間の
部位、および、中間部と先端部との間の部位がそれぞれ
ばね腕として作用し、スペースを追加して設けることな
く、2倍の長さのスプリングアームを有する従来の保持
ばねと同様なばね力を発生する。これは、全体の長さを
実質的に減少させ、これにより、保持機能を損なうこと
なく、例えば約11mmのみの厚さを有するブレーキパッド
を径方向に沿って取付けることも可能となる。このブレ
ーキパッド用保持ばねにおいては、ブレーキパッドがブ
レーキキャリパと当接する方向に付勢され、これによ
り、ブレーキパッドのガタツキが防止され、それぞれの
部材の公差で形成される間隙が排除される。周方向に向
けて延びる第1,第2スプリングアームは、ブレーキパッ
ドを好適な部材すなわちピストンに保持する機能を有
し、これに対し、半径方向に延びる第3スプリングアー
ムは、ブレーキパッドをキャリパあるいはブレーキキャ
リヤに当接させた状態を保持するために必要な力を形成
する。この力は、ブレーキパッドをバッキングプレート
の面と平行に容易に移動できるように小さな付勢力に調
整しておく。
本発明の好ましい実施例によれば、第1,第2スプリング
アームは、接線方向に沿う接平面に対して5゜と15゜と
の間の角度に配置される。この配置により、これらの第
1,第2スプリングアームは、半径方向に作用する第3ス
プリングアームを支える。これは、第1,第2スプリング
アームがその傾斜位置により摩擦抵抗を調整されるた
め、増大した抵抗により、第3スプリングアームの弾性
を損なうことなく、この第3スプリングアームが作用す
る方向に沿って一定の力で下方にブレーキパッドを押付
けるからである。従来の保持ばねにおいては、中心位置
から僅かに偏位した状態に配置する場合は、スプリング
アームが外方に湾曲し、折れ曲る虞がある。スプリング
アームを逆に曲げ戻そうとすると、破損する可能性があ
る。したがって、本発明の好ましい実施例では、各スプ
リングアームのそれぞれの先端部は、バッキングプレー
トに向けて湾曲させている。これは、スプリングアーム
の曲り、およびピストンと固着するのを困難とする。更
に、これは、保持ばねの挿入を容易にする。
公知の保持ばねの支持点は、スプリングアームの領域に
規定されていないので、ピストンでの支持が不安定とな
り、この結果、保持ばねの不正確な引回し及びばね力を
生起することになる。それ故、この発明の好適な実施例
によれば、ピストンと当接するスプリングアームの部位
は、適切な形状、つまり、湾曲した形状を有しており、
ピストンの湾曲形状に対し、両者が点又は線接触のみす
るようになっている。このことは、(線の必要な切取り
を省略したための、少ない抵抗で)組立て中のスリップ
を改善し、また、ばね力及び保持ばねの引回しを正確に
決定しながら、ピストンでの支持を改善することができ
る。規定された3個の支持点ついて見ると、小さな変動
が生起される。このことは、上述した角度範囲に維持す
るため、周方向に延びるスプリングアームにとって特に
重要である。
爪形の保持ばねを、バッキングプレートに対し、切欠
爪、リベット、ねじ等の手段、あるいは、かしめ、スポ
ット溶接などの手段により固定することができる。ブレ
ーキパッドをその位置に固定するための付加的な手段
は、何等必要としない。例え、スプリングアームが破損
しても、ブレーキパッドは、残りのスプリングアームに
より、保持し続けられることになる。
上記目的を達成するために更に、ブレーキパッドのバッ
キングプレートに固定される締結部と、この締結部の両
側からブレーキディスクのほぼ周方向に向けて互いに逆
方向に延びる第1,第2スプリングアームと、この締結部
からほぼ半径方向に延びる第3スプリングアームとを備
え、これらのスプリングアームを介してブレーキパッド
をブレーキ部材に保持する自動車のスポットタイプディ
スクブレーキ用のブレーキパッド保持ばねであって、前
記第1,第2スプリングアームは、バッキングプレートに
対してほぼ平行な面内で湾曲する湾曲部を備え、これら
の湾曲部は前記締結部に結合される第1脚部と、この第
1脚部から延びて前記第3スプリングアーム側に開口し
た略U字形状を第1脚部と共に形成する第2脚部と、こ
の第2脚部の先端に配置されて前記ブレーキ部材に係合
する係合部とを有する保持ばねが提供される。
このブレーキパッド用保持ばねによると、第1,第2スプ
リングアームの第1脚部と第2脚部とがそれぞればね腕
として作用し、保持ばねの軸線方向の長さを更に減少し
て組立てに要するスペースを小さくすると共に、半径方
向に沿ってブレーキパッドを保持装置およびキャリパ上
に押付ける第3スプリングアームの作用をより効果的に
する。これにより、キャリパをその装着位置に配置した
状態で、ブレーキパッドを径方向に沿って交換すること
ができる。ブレーキパッドを所定位置に固定するための
手段を追加する必要がない。例えばスプリングアームの
いずれかが破損した場合でも、残りのスプリングアーム
でブレーキパッドを保持することができる。更に、この
保持ばねにおいても、低コストで簡単に製造をすること
ができる。
この発明の好適な実施例によれば、U字形又はV字形の
曲げ部を形成するスプリングアームの2個の脚部は、交
差方向つまり径方向に延びている。これにより、周方向
のスプリングアームに特に良好な弾性を確保することが
出来る。他の実施例において、周方向に延びるスプリン
グアームは、周方向に延びる端部を有しており、この端
部は、バッキングプレート上において、ピストンの中心
線の上方でピストンと当接し、正確なピストンの支持点
が得られるように配置されている。これにより、径方向
に働くスプリングアームは、ブレーキパッドを保持装置
及びブレーキキャリアに押し付けることに関し、更に助
けられることになる。
この発明の他の好適な実施例によれば、径方向に延びる
スプリングアームは、径方向に延びる端部を有してい
る。
明らかに、スプリングアームの全ての部分は、バッキン
グプレートに対し垂直に延びる面内に位置付けられてい
る。このことは、スプリングアームの簡単な曲成及び形
状に起因して、スプリングアームの製造を容易にし、ま
た、コスト的にスプリングアームを安価にできる。材料
の無駄は,非常に小さく抑えることができる。非常に好
適した実施例では、周方向に延びるスプリングアームの
端部に鼻部が設けられおり、この鼻部は、ブレーキパッ
ドのバッキングプレートを見えるようにし、また、周方
向の突部を形成する。この突部により、保持ばねは、ブ
レーキ部材での対応する溝などに係合させることができ
る。
[実施例] 第1図乃至第3図を参照すれば、スポットタイプのディ
スクブレーキに使用されるブレーキパッド2が示されて
いる。このブレーキパッド2は、金属製のバッキングプ
レート4を有しており、このバッキングプレート4の前
面には、(破線により示されている)摩擦ライニング6
が張付けられている。バッキングプレート4には、保持
ばね8が固定されている。
保持ばね8は、矩形形状をなした締結部10を有してお
り、この締結部10における下側の両角部は、切欠かれて
いる。締結部10は、2個の貫通孔12,14を有しており、
これら貫通孔12,14は、保持ばね8をバッキングプレー
ト4に固定するのに利用されている。この目的のため、
刻み目付きの爪部材,リベット及びねじなどを適当に使
用することができる。また、これらに限らず、かしめ、
又は、スポット溶接などの方法も適用することができ
る。
締結部10の両側部からは、第1及び第2スプリングアー
ム16,18が延びている。これら第1及び第2スプリング
アーム16,18は、中心軸線を有しており、これら中心軸
線は、中心点Mを通って延びるとともに、接平面に対し
て5゜乃至15゜、例えば7゜だけ傾いている。第1及び
第2スプリンアーム16,18は、幾つかの面で湾曲され、
U字形湾曲部20,24を形成している。これらU字形湾曲
部20,24は、特に、第2スプリングアーム18を示す第3
図から明らかである。これらU字形湾曲部20,24の先端
は、バッキングプレート4に向かって延び、約30゜の他
の湾曲部を形成している。これら湾曲部においては、支
持スポット26,28が設けられている。
この実施例において、第3スプリングアーム30は、S字
形部32を有しており、このS字形部32には、径方向に延
びる端部34が連なっている。S字形部32は、第2スプリ
ングアーム18において締結部10の近傍から延びている。
第2スプリングアーム18のU字形部24が曲げ加工により
形成されてなる保持ばね8を製造するに関し、S字形部
32を形成する部位は、締結部10の面に対し垂直に延びる
面内に配置されている。S字形部32の中間部36は、締結
部10の長さを越えて周方向に延びている。第1及び第2
スプリングアーム16,18の端部と同様に、第3スプリン
グアーム30の端部は、幾つかの面で湾曲され、これら湾
曲は、第2図から明らかである。第3スプリングアーム
30の端部は、U字形をなしており、その先端は、38で示
されるように、バッキングプレート4に向かって延びて
いる。
第4図の実施例においては、締結部42及び周方向に延び
る第1及び第2スプリングアーム46,44に関し、保持ば
ね8と同様な保持ばね40が設けられている。しかしなが
ら、保持ばね8に対し、径方向に延びる第3スプリング
アーム50の曲げ部48は、締結部42の領域に設けられてお
り、この曲げ部48は、第3スプリングアーム50特有の異
なるばね形状となっている。
とりわけ、この発明の保持ばねは、ブレーキパッド2の
移動を可能とするので、この保持ばねにより適切なブレ
ーキ部材に対して保持されるバッキングプレート4の領
域での摩擦を低減する手段を導入することができる。こ
の目的のため、例えば、金属のシート片が使用され、こ
のシート片は、保持ばねの下のバッキングプレート4上
に載置されて、保持ばねに固定される。
第9図に示されているように、ブレーキディスクの内側
を囲むディスクブレーキは、キャリア102を備え、この
キャリア102は、車体に対して堅固に取付けられてお
り、また、このキャリア102には、ハウジング104が軸線
方向に摺動自在に支持されている。このハウジング104
は、(2点鎖線により示されている)ブレーキディスク
106の内縁及び2個のブレーキパッド108,110を囲んでい
る。これらブレーキパッド108,110は、ブレーキディス
ク106の両側に配置されている。ブレーキハウジング14
は、U字形状をなしており、径方向に延びる脚部112,11
4を備えている。これら脚部112,114は、軸線方向に延び
るブリッジ部116により相互に連結されている。内側の
脚部112内に、作動装置が配置されている。この作動装
置は、シリンダ孔118内に摺動自在に配置されたピスト
ン120を備え、このピストン120は、その開口端がブレー
キパッド108のバッキングプレート12に当接されてい
る。
ブレーキパッド108は、保持ばね124によってピストン12
0に連結されている。
保持ばね124を備えたブレーキパッド108は、第5図乃至
第8図に詳しく示されている。保持ばね124は、矩形形
状をなした締結部126を備え、この締結部126は、2個の
貫通孔128,130を有している。これら貫通孔128,130は、
保持ばね124をリベット132,134を介してバッキングプレ
ートに固定するのに利用される。尚、これらリベット13
2,134の代りに、かしめ又はスポット溶接などの他の固
定方法を用いることもできる。
締結部126の両側からは、第1及び第2スプリングアー
ム140,142が延びており、これら第1及び第2スプリン
グアーム140,142は、締結部126と一体に形成されてい
る。第1及び第2スプリングアーム140,142は、バッキ
ングプレート122に対してほぼ平行な面内で湾曲する湾
曲部146,144を備えている。これらの湾曲部144,146は、
締結部126に結合される第1脚部と、この第1脚部から
延びて上方に開口した略U字形状をこの第1脚部と共に
形成する第2脚部とで形成されている。各第2脚部の先
端からは、ピストン等のブレーキ部材に係合する係合部
148,150が延びている。第5図に示すように、これらの
係合部すなわち端部148,150はブレーキディスクの周方
向に延び、第1,第2脚部はこれらの端部148,150と交差
する方向すなわち周方向に対して横方向に延びている。
また、これら端部148,150は、取付け状態において、ピ
クトン120の水平中心線よりも上方に配置されている。
更に、端部148,150には、鼻部152,154が設けられてお
り、これは鼻部152,154は、バッキングプレート122を向
いている。端部148,150は、同様に突部156,158を形成し
ている。これら突部156,158は、ブレーキディスクの周
方向に延びるとともに、取付け状態において、対応する
バッキング部材、この場合、ピストン120の凹みに係合
されている。この目的のため、突部156,158には、交差
方向に延びる当接面160,162が形成されており、これら
当接面160,162は、ピストン120の環状溝184内で支持さ
れている。
第5図では右側に位置する第2スプリングアーム142か
らは、第3スプリングアーム164が径方向に延びてお
り、この第3スプリングアーム164は、S字形部166を有
している。このS字形部166の中間部168は、ブレーキデ
ィスクの周方向に延び、そして、この中間部166の両端
における脚部170,172は、径方向に延びている。脚部172
には、部分174が結合されており、この部分174は、中間
部168に対し、この中間部168のほぼ中央まで平行に延び
ている。部分176は、端部176に連なり、この端部176
は、ブレーキパッドの中心線上に配置されているととも
に、径方向に延びている。この端部176は、軸線方向に
突出する鼻部178を形成しており、この鼻部178は、ブレ
ーキパッド及びピストンの内壁のための当接面180,182
を有している。
第9図から明らかなように、端部176の鼻部178は、ピス
トン120の内壁に対し支持面180で支持されている。この
鼻部178は、組立て中のみ、バッキングプレートに対し
て支持される。作動状態において、約0.5mm乃至1mmの遊
びが生起される。第1及び第2スプリングアーム140,14
2の鼻部152,154は、ピストン120の内面に形成された環
状溝184に係合される。これは鼻部152,154がピストン12
0の中心線186よりも上方に配置されているので、ピスト
ン120の内壁によって鼻部152,154に力が作用され、そし
て、この力は、保持ばね124を押圧し、ブレーキパッド
をブレーキディスクの軸線方向に押圧する。これによ
り、第3スプリングアームの力の方向での摩擦抵抗を排
除することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係わる保持ばねを備え
たブレーキパッドの背面図、第2図は、第1図中A−A
線zに沿う保持ばねの断面図、第3図は、第1図中B−
B線に沿う保持ばねの断面図、第4図は、この発明の他
の実施例に係わる保持ばねを備えたブレーキパッドの背
面図、第5図は、また別の保持ばねを備えたブレーキパ
ッドの背面図、第6図は、第5図中A−A線に沿うブレ
ーキパッドの断面図、第7図は保持ばねの平面図、第8
図は、保持ばねの側面図、第9図は、ディスクブレーキ
全体の断面図である。 2,108,110……ブレーキパッド、4……バッキングプレ
ート、6……摩擦ライニング、8,40,124……保持ばね、
10,126……締結部、12,14,128,130……貫通孔、16,46,1
40……第1スプリングアーム、18,44,142……第2スプ
リングアーム、20,24……U字形湾曲部、30,50,164……
第3スプリングアーム、48……曲げ部、102……キャリ
ア、104……ハウジング、106……ブレーキディスク、11
2,114,170,172……脚部、120……ピストン、144,146…
…U字形部、148,150……端部、152,154,178……鼻部、
156,158……突部、160,162,180,182……当接面、166…
…S字形部、184……環状溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダリボル・ツアフイスカ ドイツ連邦共和国,6000 フランクフルト /マイン.ブルクシユトラーセ 6 (56)参考文献 特開 昭59−6438(JP,A) 実開 昭54−95684(JP,U)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキパッドのバッキングプレートに固
    定される締結部と、この締結部を両側からブレーキディ
    スクのほぼ周方向に向けて互いに逆方向に延びる第1,第
    2スプリングアームと、この締結部からほぼ半径方向に
    延びる第3スプリングアームとを備え、これらのスプリ
    ングアームを介してブレーキパッドをブレーキ部材に保
    持する自動車用スポットタイプディスクブレーキのブレ
    ーキパッド用保持ばねであって、 前記第3スプリングアーム(30,50)は、バッキングプ
    レート(4)に対してほぼ平行な面内で湾曲する湾曲部
    (32,48)を備え、この湾曲部(32,48)は前記第1スプ
    リングアーム(18,44)側で前記締結部(10,42)に結合
    される基端部と、前記第2スプリングアーム(16,46)
    側に配置される湾曲した中間部(36)と、第1スプリン
    グアーム(18,44)と第2スプリングアーム(16,46)と
    の間に配置されてほぼ半径方向に延びる先端部(34)と
    を有することを特徴とする保持ばね。
  2. 【請求項2】前記湾曲部(32)の基端部は、前記第1ス
    プリングアーム(18)を介して締結部(10)に結合され
    る特許請求の範囲第1項に記載の保持ばね。
  3. 【請求項3】前記湾曲部(48)の基端部は、前記第1ス
    プリングアーム(44)に隣接した位置で締結部(42)に
    直接結合される特許請求の範囲第1項に記載の保持ば
    ね。
  4. 【請求項4】前記第1,第2スプリングアーム(18,16)
    は、接線方向に沿う平面対して、ほぼ5゜と15゜との間
    の角度に配置される特許請求の範囲第1項から第3項の
    いずれか1に記載の保持ばね。
  5. 【請求項5】前記第1,第2,第3スプリングアーム(18,1
    6,30)のぞれぞれの先端部は、バッキングプレート
    (4)に向けて湾曲する特許請求の範囲第1項から第4
    項のいずれか1に記載の保持ばね。
  6. 【請求項6】前記スプリングアーム(16,18,30)のぞれ
    ぞれの端部は、前記締結部(10)の外方に突出して前記
    ブレーキ部材に係合する膨出部(26,28,38)を有する特
    許請求の範囲第1項から第5項のいずれか1に記載の保
    持ばね。
  7. 【請求項7】前記湾曲部(32)は、前記先端部と基端部
    との間で略S字状に形成され、前記中間部(36)と基端
    部との間が、周方向に沿う締結部(10)の幅にほぼ等し
    く形成されている特許請求の範囲第1項から第6項のい
    ずれか1に記載の保持ばね。
  8. 【請求項8】ブレーキパッドのバッキングプレートに固
    定される締結部と、この締結部の両側からブレーキディ
    スクのほぼ周方向に向けて互いに逆方向に延びる第1,第
    2スプリングアームと、この締結部からほぼ半径方向に
    延びる第3スプリングアームとを備え、これらのスプリ
    ングアームを介してブレーキパッドをブレーキ部材に保
    持する自動車用スポットタイプディスクブレーキのブレ
    ーキパッド用保持ばねであって、 前記第1,第2スプリングアーム(140,142)は、バッキ
    ングプレート(122)に対してほぼ平行な面内で湾曲す
    る湾曲部(146,144)を備え、これらの湾曲部(144,14
    6)は前記締結部(126)に結合される第1脚部と、この
    第1脚部から延びて前記第3スプリングアーム側に開口
    した略U字形状を第1脚部と共に形成する第2脚部と、
    この第2脚部の先端に配置されて前記ブレーキ部材に係
    合する係合部(148,150)とを有することを特徴とする
    保持ばね。
  9. 【請求項9】前記第1脚部と第2脚部とは、周方向に対
    して横方向に延びる特許請求の範囲第8項に記載の保持
    ばね。
  10. 【請求項10】前記第1,第2スプリングアーム(140,14
    2)の係合部(148,150)は、ほぼ周方向に延び、これら
    の係合部は、ブレーキピストン(120)の中心線(186)
    よりも上側でこのブレーキピストンに当接するようにバ
    ッキングプレート(122)に配置される特許請求の範囲
    第8項又は第9項に記載の保持ばね。
  11. 【請求項11】前記第3スプリングアーム(164)は、
    半径方向に延びる先端部(176)を有する特許請求の範
    囲第8項から第10項のいずれか1に記載の保持ばね。
  12. 【請求項12】前記第1,第2,第3スプリングアーム(14
    0,142,164)の全ての部分は、バッキングプレートにほ
    ぼ垂直な平面内に配置される特許請求の範囲第8項から
    第11項のいずれか1に記載の保持ばね。
  13. 【請求項13】前記第1,第2スプリングアーム(140,14
    2)の係合部(148,150)は、軸方向に突出するノーズ部
    (152,154)を有する特許請求の範囲第8項から第12項
    のいずれか1に記載の保持ばね。
  14. 【請求項14】前記第3スプリングアーム(164)は、
    軸方向に突出するノーズ部(178)を有する特許請求の
    範囲第8項から第13項のいずれか1に記載の保持ばね。
JP61212845A 1985-09-11 1986-09-11 ブレ−キパツド用保持ばね Expired - Lifetime JPH07103916B2 (ja)

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KR940001994B1 (ko) 1994-03-12
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JPS6262027A (ja) 1987-03-18
GB8620267D0 (en) 1986-10-01
EP0218074A1 (en) 1987-04-15
KR870003325A (ko) 1987-04-16
GB2180308B (en) 1989-09-06
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