JP2516517Y2 - ドアユニット接続構造 - Google Patents

ドアユニット接続構造

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JP2516517Y2
JP2516517Y2 JP1937491U JP1937491U JP2516517Y2 JP 2516517 Y2 JP2516517 Y2 JP 2516517Y2 JP 1937491 U JP1937491 U JP 1937491U JP 1937491 U JP1937491 U JP 1937491U JP 2516517 Y2 JP2516517 Y2 JP 2516517Y2
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雅昭 清水
宜和 信時
弘 鈴木
幸治 佐野
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のドアトリムに
パワーウィンド等のスイッチユニットを簡単かつ確実に
組み付けることのできるユニット接続構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は、特開平2−127143号公報
に記載された従来例として、自動車のドアにパワーウィ
ンド用のスイッチユニットを組み付け接続する構造を示
したものである。
【0003】図で、40は、ドアフレーム、41は、該
ドアフレーム40のインナパネル42に図示しない防水
シートを介して組み付けるドアトリム、43は、該ドア
トリム41の肘置き部44に装着するスイットユニット
を示す。該ドアフレーム40内には、ワイヤハーネス4
5を配索して、インナパネル42の開口46からそのコ
ネクタ部47を導出させる。そして図5に示すように、
該コネクタ部47を、ドアトリム41の肘置き部44に
設けた挿入口48から導出させてスイッチユニット43
のコネクタ部49に接続し、該スイッチユニット43を
該挿入口48に嵌合係止させる。ドアトリム41は最後
にドアフレーム40に組み付けられる。
【0004】しかしながら、上記構造にあっては、ワイ
ヤハーネス45のコネクタ部47を狭い開口46や挿入
口48から導出させなければならず、接続作業が非常に
面倒であった。
【0005】図6は、同公報に記載されたフラットワイ
ヤハーネス一体式のスイッチユニット50を示すもので
ある。すなわち、フラットワイヤハーネス51の幹線部
52をインナパネル(図4の42参照)にコネクタ53
の接合により一括固定させ、スイッチユニット50をド
アトリム(41)の挿入口(48)に下から潜り通して
固定する。
【0006】この構造によれば、ドアフレーム(40)
へのワイヤハーネス51の配索作業は楽であるが、スイ
ッチユニット50をドアトリム(41)の挿入口(4
8)に下から潜り通さなければならず、またそのため
に、スイッチユニット50を接続する分岐線54に余長
を設けなければならなかった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した点
に鑑み、スイッチユニット等のユニットをワイヤハーネ
スに簡単かつ確実に接続でき、しかもワイヤハーネスの
余長等の無駄をなくしたユニット接続構造を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、自動車ドアのインナパネルに突設した一
対のガイドレールと、該ガイドレールに対する一対のス
ライド係合部と該スライド係合部に直交する両外壁面と
にそれぞればね部を突設し、ワイヤハーネスに接続され
た端子部を内側に設けてなるユニットホルダと、該端子
部に対する接続用端子部を有するユニットと、該ユニッ
トに対する挿入口と前記外壁面のばね部に対する当接部
とを有し、前記インナパネルに組み付けられるドアトリ
ムとにより構成されるユニット接続構造を基本とする。
【0009】
【作用】ガイドレールにユニットホルダのスライド係合
部を係合させ、ドアトリムをインナパネルに組み付ける
ことにより、該ユニットホルダは、該ガイドレールとド
アパネルと当接部とに弾性的に接触するばね部によって
前後左右遊動自在に保持される。そして、ドアトリムの
挿入口に上方からユニットを挿入することにより、該ば
ね部が該挿入口とユニットホルダとの芯ずれを吸収し、
該ユニットはスムーズにユニットホルダに挿着され、端
子部相互の確実な接続が行われる。
【0010】
【実施例】図1は、本考案に係るユニット接続構造の一
実施例を示す分解斜視図、図2は同じく全体説明図、図
3は、組付状態を示す図1のA−A相当断面図である。
図で、1は、ドアフレーム2のインナパネル、3は、ド
アトリム4の肘置き部、5は、フラットワイヤハーネス
6に接続され、該インナパネル1に取り付けられるのユ
ニットホルダ、7は、前記肘置き部3の挿入口8からユ
ニットホルダ5に挿着されるスイッチユニットを示す。
【0011】該インナパネル1の車室側壁面9には、ガ
イド溝10を有する断面コの字状の一対の合成樹脂ない
しは金属製のガイドレール11を対向させてネジ止め等
により固定してある。該ガイドレール11には、ユニッ
トホルダ5が係合される。
【0012】該ユニットホルダ5は、合成樹脂製のホル
ダ本体12と、該ホルダ本体12に装着されるコネクタ
部13とにより構成される。該ホルダ本体12は、長方
形状の基板部14の左右に前記ガイドレール11に対す
る一対のスライド係合部15を突出形成すると共に、該
基板部14上に略コの字上の枠部16を立設し、各スラ
イド係合部15,15の側端面と該スライド係合部15
に直交する基板部14ないしは枠部16の前後外壁面1
7に、すなわち該ホルダ本体12の四方に湾曲形状のば
ね片18を一体に突設させ、さらに該枠部16の厚肉な
後壁19に、枠部16内に臨む開口20(図3)を有す
るコネクタ収容室21を基板部14の底面側から開口形
成してなるものである。該コネクタ収容室21には、コ
ネクタ部13を挿着させる。
【0013】該コネクタ部13は、合成樹脂製のハウジ
ング22と該ハウジング22に挿入係止される接触端子
23とにより構成される。該ハウジング22には、複数
の端子収容室24を並設してあり、該端子収容室24の
上部には、前記コネクタ収容室21の開口20に対応し
た開口25を設けてある。該接触端子23は、一方に電
線圧着部26、他方に弾性接触部27を形成したもので
あり、該電線圧着部26には、フラットワイヤハーネス
6を構成する分岐線28を接続してある。該フラットワ
イヤハーネス6の中間部には、図示しないパワーウィン
ドモータやドアミラー、カーテシランプといった各種補
機用のコネクタ29(図1)を接続してあり、前記イン
ナパネル1には、該補機用コネクタ29を挿入接続させ
る開口30を設けてある。
【0014】そして前記ガイドレール11のガイド溝1
0にユニットホルダ5のスライド係合部15を差し込
み、補機用コネクタ29を、インナパネル1の開口30
に臨む図示しない相手側コネクタに接続することによ
り、フラットワイヤハーネス6及び該ユニットホルダ5
が仮固定される。該スライド係合部15に設けた左右の
ばね片18,18はガイドレール11内で該ユニットホ
ルダ5を左右方向に遊動可能に支持させる。そしてイン
ナパネル1にドアトリム4を組み付けることにより、該
ユニットホルダ5上に肘置き部3の挿入口8が位置す
る。
【0015】該肘置き部3の内側面には、ユニットホル
ダ5の前端のばね片18に対する当接部31を突設して
あり、ドアトリム4の組付によって、ユニットホルダ5
の前後のばね片18,18は、インナパネル1と該当接
部31とに押接される。従って、該ユニットホルダ5は
前後左右に遊動可能に自動調芯される。そして、肘置き
部3の挿入口8にスイッチユニット7を挿入する。
【0016】該スイッチユニット7は、長方形箱状のハ
ウジング32内に配線板33(図3)を設け、該配線板
33から上方に一方のフレキシブルプリント基板34を
配索して、ハウジング上部に該フレキシブル基板34に
接続した押ボタン部35を配設すると共に、該配線板3
3に接続した他方のフレキシブル基板36を外部へ導出
させ、前記ユニットホルダの端子部に対する該フレキシ
ブル基板36の先端側端子部37を該ハウジング32の
外壁面38に固着してなるものである。
【0017】該スイッチユニット7は前記挿入口8から
ユニットホルダ5の枠部16内に挿着され、端子部2
3,37が相互に接続する。ここで例え挿入口8とユニ
ットホルダ5の芯がずれていても、スイッチユニット7
はばね片18により自動調芯されスムーズに挿着され
る。
【0018】
【考案の効果】以上の如くに、本考案によれば、従来の
ドアユニットを接続するワイヤハーネスに余長を設ける
という無駄がなくなると共に、ユニットをドアトリムの
挿入口に上方から挿入する構造ゆえに作業が楽になり、
しかもホルダがユニットを自動調芯して挿入口とホルダ
間の芯ずれを吸収するから、スムーズな挿着と確実な電
気的接続が行われ、装着作業性が一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るユニット接続構造の一実施例を示
す分解斜視図である。
【図2】同じく自動車ドアへの取付状態の概要を示す分
解斜視図である。
【図3】組付状態を示す図1のA−A相当断面図であ
る。
【図4】従来のユニット接続構造の概要を示す分解斜視
図である。
【図5】同じく要部分解斜視図である。
【図6】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 インナパネル 4 ドアトリム 5 ユニットホルダ 6 フラットワイヤハーネス 7 スイッチユニット 8 挿入口 11 ガイドレール 15 スライド係合部 17 外壁面 18 ばね片 23 接触端子 31 当接部 37 端子部
フロントページの続き (72)考案者 信時 宜和 広島県安芸郡府中町新地3−1 マツダ 株式会社内 (72)考案者 鈴木 弘 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢 崎部品株式会社内 (72)考案者 佐野 幸治 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢 崎部品株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−113419(JP,U) 実開 昭60−117622(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ドアのインナパネルに突設した一
    対のガイドレールと、該ガイドレールに対する一対のス
    ライド係合部と該スライド係合部に直交する両外壁面と
    にそれぞればね部を突設し、ワイヤハーネスに接続され
    た端子部を内側に設けてなるユニットホルダと、該端子
    部に対する接続用端子部を有するユニットと、該ユニッ
    トに対する挿入口と前記外壁面のばね部に対する当接部
    とを有し、前記インナパネルに組み付けられるドアトリ
    ムとにより構成されることを特徴とするドアユニット接
    続構造。
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KR1019910021862A KR960010205B1 (ko) 1990-11-30 1991-11-30 차량용 전기배삭(配索)구조
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JP2001039238A (ja) * 1999-07-29 2001-02-13 Yazaki Corp 自動車用フラット回路体配索構造
JP3897728B2 (ja) * 2003-04-22 2007-03-28 アイシン精機株式会社 車両用ドアハンドル装置

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