JP3943172B2 - ドアスイッチの組付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のドアにパワーウインドスイッチを組み付ける際に、ワイヤハーネス側のコネクタとパワーウインドスイッチ側のコネクタとを結合するドアスイッチの組付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のドアはドアパネルの内面がドアトリムにより覆われており、ドアトリムにはパワーウインドスイッチ等の電装品が装着されている。また、ドアパネルとドアトリムの間にはボディ側と接続するワイヤハーネスが配設されている。そして、ドアパネルにドアトリムを組み付ける際には、先ずワイヤハーネス側のコネクタと電装品側のコネクタを手作業で結合し、その後にドアパネルにドアトリムを組み付けるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、電装品は予めドアトリムに装着されているので、例えばパワーウインドスイッチに関しては、先ずパワーウインドスイッチのコネクタをドアトリムの孔から取り出し、この取り出したコネクタをワイヤハーネス側のコネクタと結合し、その後にドアトリムをドアパネルに組み付けるという煩わしい組付作業が必要になっている。
【0004】
本発明の目的は、上述した問題点を解消し、スイッチの組付作業性を向上させ得るドアスイッチの組付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るドアスイッチの組付構造は、ワイヤハーネスを配設したドアの被組付部にスイッチを組み付ける際に、前記スイッチ側の第1のコネクタを前記被組付部の取付孔を覆う覆板に取り付け、前記被組付部側の第2のコネクタを前記取付孔の内方において外向きに移動自在に設け、前記覆板の一端部を前記取付孔の側壁に掛止し、前記覆板の他端部を前記掛止部を中心として前記被組付部に回動して押し付けることにより、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタを自動的に結合させるドアスイッチの組付構造において、前記第2のコネクタは、前記被組付部のブラケットに形成した孔に隙間を有して通す本体と、該本体の後端部に設け前記孔の径よりも大径のフランジと、前記本体の外周面から斜め後方に突出し前記ブラケットに係止して前記本体を移動自在に保持する複数の係止片とを有し、これらの係止片が前記ブラケットに係止した状態において、前記フランジが前記ブラケットから離れて位置するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は自動車ドアの斜視図、図2は要部拡大断面図であり、ドアパネル1の内面を覆うドアトリム2のアームレスト3には、アームレスト3の天板3aに設けられた組付孔3bを覆うためのカバー4が組み付けられ、カバー4にはパワーウインドスイッチ5が予め固定されている。ドアパネル1とドアトリム2の間にはスイッチ5、コーテシーランプ6、スピーカ7等の電装品に接続されたワイヤハーネス8が配設されている。カバー4には把手溝4aが一体に形成されており、カバー4の前端にはアームレスト3の天板3aに掛止されるフック部4bが設けられている。カバー4の把手溝4aの底部には突起4cが設けられ、この突起4cはドアパネル1に設けられたブラケット9に固定されるようになっている。
【0007】
スイッチ5の本体10の一部には第1のコネクタ11が取り付けられ、この第1のコネクタ11にはスイッチ5の接点と接続される図示しない接続端子が固定されている。第1のコネクタ11には嵌合孔12が設けられ、この嵌合孔12の一側壁には一対の案内溝13が形成され、これらの嵌合孔12と案内溝13の入口にはテーパ状の案内面14が形成されている。カバー4がアームレスト3に組み付けられた際に、嵌合孔12がほぼ真下を向くように第1のコネクタ11はスイッチ本体10に取り付けられている。
【0008】
この第1のコネクタ11には第2のコネクタ15が結合されるが、図3の平面図に示すように、ブラケット9にはカバー4の突起4cを固定するためのねじが螺合されるねじ孔9aと、第2のコネクタ15を取り付けるためのコネクタ取付孔9bが形成されている。ブラケット9に取り付けられた第2のコネクタ15の下方には、ワイヤハーネス8がほぼ真上を向くように配設され、このワイヤハーネス8は図示しない例えばバンドクリップ等の固定具により固定されている。ワイヤハーネス8に接続された図示しない接続端子は第2のコネクタ15に固定されており、第1のコネクタ11と第2のコネクタ15の結合によりワイヤハーネス8とスイッチ5の接点の接続が完成される。
【0009】
第2のコネクタ15は合成樹脂材料により形成され、図4の平面図、図5の左側面図、図6の背面図に示すように、第1のコネクタ11の嵌合孔12に嵌合する嵌合部21を備えている。嵌合部21の内部には端子収容孔22が設けられ、この端子収容孔22には上述した接続端子が収容されている。嵌合部21の下端にはフランジ23が設けられており、このフランジ23の大きさはブラケット9のコネクタ取付孔9bの径よりも大きくされ、フランジ23には嵌合部21の外面にそれぞれ臨む矩形孔23aが形成されている。嵌合部21の一面には、第1のコネクタ11の案内溝13に嵌合する一対の案内突起24が設けられ、これらの案内突起24の上端には傾斜面24aがそれぞれ形成されている。
【0010】
また、嵌合部21の各面には、嵌合部21をブラケット9に移動自在に係止するための可撓係止片25が形成されている。可撓係止片25には、嵌合部21から下方の斜め外方に向けて突設された可撓部25aと、可撓部25aの下部に形成されブラケット9に係止する係止部25bと、係止部25bの内方から下向きに形成されフランジ23の矩形孔23aの上方に位置する脚部25cとが備えられている。可撓部25aはコネクタ取付孔9bに挿通される際に内方へ撓むようにされ、係止部25bは可撓部25aが復元した際にブラケット9に係止されるようになっている。そして、脚部25cは係止部25bとブラケット9の間に距離Aを与える高さとされている。
【0011】
この第2のコネクタ15をブラケット9に取り付ける際には、図7に示すようにワイヤハーネス8を撓ませながら、嵌合部21をブラケット9のコネクタ取付孔9bに上向きに押し込む。これにより、可撓係止片25の可撓部25aはコネクタ取付孔9bの周壁に押圧されて内方に撓み、コネクタ取付孔9bを通過した後に復元し、係止部25bがブラケット9に係止する。この際に、脚部25cの下端はフランジ23の矩形孔23a内を移動し、可撓係止片25の移動を容易にする。
【0012】
このように、ブラケット9に取り付けられた第2のコネクタ15は、図8に示すように嵌合部21が上下方向に範囲Bにおいて移動自在とされ、前後左右方向には範囲Cにおいて移動自在とされている。また、第2のコネクタ15はフランジ23の側縁がブラケット9に当接するように移動することにより、範囲Dにおいて傾動自在とされている。従って、第2のコネクタ15の嵌合部21の上端は、全方向に移動が可能とされている。
【0013】
そして、スイッチ5を予め固定したカバー4をアームレスト3に組み付ける際には、図9に示すようにカバー4のフック部4bをアームレスト3の前方の天板3aに掛止し、カバー4の後方部をフック部4bを中心として回動しながら下方に押し込む。このとき、第2のコネクタ15の傾斜面24aに第1のコネクタ11の案内面14が当接し、嵌合部21が範囲D内で傾きながら第1のコネクタ11の嵌合孔12に嵌合し、これにより両コネクタ11、15の接続端子同士の接続が完了する。最後に、突起4cのねじ挿通孔にビスを通し、カバー4をブラケット9に固定する。
【0014】
この実施例では、第2のコネクタ15をブラケット9に対して移動自在に取り付けたので、カバー4をアームレスト3に組み付ける際に第1のコネクタ11と第2のコネクタ15を移動させながら容易に結合させることができる。また、カバー4にスイッチ5を予め固定し、カバー4のフック部4bを組付孔3bの側壁に掛止し、カバー4の他端部をアームレスト3に押し付けることにより、第1のコネクタ11と第2のコネクタ15を自動的に結合させるようにしたので、スイッチ5の組付作業性を向上させることができる。
【0015】
また、従来のように第2のコネクタ15をドアトリム2から取り出す必要がないので、ワイヤハーネス8の長さの無駄をなくすことができる。更に、第2のコネクタ15をブラケット9に移動自在に設けたので、取付誤差による第1のコネクタ11と第2のコネクタ15の間の応力の発生を防止することができ、双方のコネクタ11、15の耐久性を向上させることができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るドアスイッチの組付構造は、第2のコネクタを被組付部に対して移動自在に設けたので、スイッチを被組付部に組み付ける際にコネクタ同士を容易に結合させることができる。
【0017】
また、覆板の一端部を取付孔の側壁に掛止し、覆板の他端部を被組付部に回動しながら押し付けることにより、コネクタ同士を自動的に結合させるようにしたので、スイッチの組付作業性を向上させることができる。
【0018】
更に、スイッチを組み付ける際に第2のコネクタを取り出す必要がないので、ワイヤハーネスの余長の無駄をなくすことができる上に、ワイヤハーネスの余長の干渉による異音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアの斜視図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】ブラケットの平面図である。
【図4】第2のコネクタの平面図である。
【図5】右側面図である。
【図6】背面図である。
【図7】第2のコネクタをブラケットに取り付ける際の説明図である。
【図8】第2のコネクタの作用説明図である。
【図9】カバーをアームレストに組み付ける際の説明図である。
【符号の説明】
2 ドアトリム
3 アームレスト
3b 組付孔
4 カバー
4b フック部
5 パワーウインドスイッチ
9 ブラケット
9b コネクタ挿通孔
11 第1のコネクタ
15 第2のコネクタ
21 嵌合部
23 フランジ
25 可撓係止片
25a 可撓部
25b 係止部
25c 脚部
Claims (1)
- ワイヤハーネスを配設したドアの被組付部にスイッチを組み付ける際に、前記スイッチ側の第1のコネクタを前記被組付部の取付孔を覆う覆板に取り付け、前記被組付部側の第2のコネクタを前記取付孔の内方において外向きに移動自在に設け、前記覆板の一端部を前記取付孔の側壁に掛止し、前記覆板の他端部を前記掛止部を中心として前記被組付部に回動して押し付けることにより、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタを自動的に結合させるドアスイッチの組付構造において、前記第2のコネクタは、前記被組付部のブラケットに形成した孔に隙間を有して通す本体と、該本体の後端部に設け前記孔の径よりも大径のフランジと、前記本体の外周面から斜め後方に突出し前記ブラケットに係止して前記本体を移動自在に保持する複数の係止片とを有し、これらの係止片が前記ブラケットに係止した状態において、前記フランジが前記ブラケットから離れて位置するようにしたことを特徴とするドアスイッチの組付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29778296A JP3943172B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | ドアスイッチの組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29778296A JP3943172B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | ドアスイッチの組付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10125158A JPH10125158A (ja) | 1998-05-15 |
JP3943172B2 true JP3943172B2 (ja) | 2007-07-11 |
Family
ID=17851114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29778296A Expired - Lifetime JP3943172B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | ドアスイッチの組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3943172B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP29778296A patent/JP3943172B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10125158A (ja) | 1998-05-15 |
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