JP2515412B2 - 車両用軌道及び車両 - Google Patents

車両用軌道及び車両

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JP2515412B2
JP2515412B2 JP1314064A JP31406489A JP2515412B2 JP 2515412 B2 JP2515412 B2 JP 2515412B2 JP 1314064 A JP1314064 A JP 1314064A JP 31406489 A JP31406489 A JP 31406489A JP 2515412 B2 JP2515412 B2 JP 2515412B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用軌道及び車両に関し、更に詳細には一
本の軌条上を自力で走行する車両用軌道及び車両に関す
る。
(従来の技術) 二本の軌条上を走行する車両は走行安定性が優れてい
るため、従来の交通システムの要をなす車両として汎用
されている。
しかし、かかる車両を走行させるには、二本の軌条を
敷設しなければならず、その敷設する面積を確保するこ
とは、最近の土地の値段の急騰や環境保全の意識の高ま
りと共に極めて困難になりつつある。
特に、この傾向は都市部ほど顕著であり、車両用軌道
の敷設費用が著しく高騰してきている。
一方、従来の二本の軌条に対して一本の軌条から成る
軌道方式、いわゆるモノレール方式の交通システムがあ
る。
(発明が解決しようとする課題) 前記モノレール方式によれば、従来の二本の軌道の軌
条を敷設する場合に比較して軌条の敷設面積を少なくす
ることができる。
しかしながら、モノレール方式の車両は、一般的に駆
動車輪によって軌条を挟みこんで走行するものであるた
め、軌条を幅広のコンクリート製等の頑強な構造としな
ければならず、前記頑強な軌条を支承するために支柱も
頑強に構築することを要する。
このため、軌条の敷設面積を充分に減少させることが
できず、軌道が高架である場合においても、軌道の下方
の土地は日光が遮断され易く有効な利用を図ることがで
きなかった。
そこで、本発明の目的は、軌道の敷設面積を可及的に
少なくすることができ、且つ軌道の下方の土地を有効に
利用することができる車両用軌道及び車両を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、前記目的を達成するためには、軌条をワ
イヤーロープで支承することが有効であると考えて検討
した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、所定間隔を置いて立設されている支
柱1の各支柱間に、車両8の駆動輪9が走行する軌条5
が架設されている車両用軌道において、該軌条5が載置
される部材であって、前記軌条5が架設される支柱1に
両端の各々が固定されて、前記支柱間に実質的に水平に
掛け渡された水平ロープ4と、前記水平ロープ4の下方
に配設され、水平ロープ4の両端が固定された支柱1
に、両端の各々が固定された軌条ロープ3と、前記水平
ロープ4と軌条ロープ3とを連結してトラス構造を形成
する剛性部材6とから成る軌条支承機構が設けられてい
ることを特徴とする車両用軌道にある。
かかる車両用軌道において、剛性体から成り且つ支柱
1の各々に支持固定されている枠体2と、前記枠体2の
間に架設され、車両8の傾き防止用の補助輪10(以下、
アイドラー輪10と称することがある)が走行する補助軌
条13とが設けられていることが、軌道を走行する車両の
安定性及び安全性を向上させることができる。
また、本発明は、前記車両用軌道を走行する車両8で
あって、該車両8の下部に車体を支持し且つ軌条5上を
走行する駆動輪9が設けられていると共に、補助軌条13
に沿って走行し車両8の傾きを防止するアイドラー輪10
が設けられていることを特徴とする車両にある。
(作用) 本発明の車両用軌道によれば、水平ロープ4とその下
方の軌条ロープ3とがトラス構造によって連結されてい
るため、水平ロープ4に添設される軌条5は実質的に水
平に支承され且つ加重等に対する耐久性も向上すること
ができる。
つまり、軌条5に加えられる加重に対して水平ロープ
4と軌条ロープ3とが恰も一枚の板状体の如く作用する
ことができるためである。
この様な構造は、柔構造であり且つ簡略化を図ること
ができる。しかも、水平ロープ4上に車両8の駆動輪9
が走行する軌条5が載置されているため、軌条ロープ3
と実質的に一体化されている水平ロープ4に対する、駆
動輪9との接触等に因る損傷を防止することができ、車
両用軌道のメンテナンスを容易とすることができる。
このため、本発明の車両用軌道は、従来のモノレール
に使用されている幅広のコンクリート製軌条の如く、広
い軌条敷設面積を必要とせず、軌条敷設面積を可及的に
少なくすることができる。
更に、軌道下方の土地に対する日光も遮光される部分
を可及的に少なくすることができるため、軌道下方の土
地を有効に利用することもできる。
また、本発明の車両用軌道を走行する車両8は、車両
8の下部に設けられている駆動輪9によって軌条5を自
力で走行することができ、且つ車両8の上部に設けられ
ているアイドラー車輪10が略水平に設けられている補助
軌条13に沿って走行するため、車両8の傾きを防止する
ことができる。
(実施例) 本発明を図面を用いて更に詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す正面図であり、支
柱1の上部に剛性体であるリング状の枠体2が支持・固
定されている。
本実施例においては、所定の間隔を置いて複数個の支
柱1が配設されており、複数個のリング状の枠体2が間
隔を置いてトンネル状に連ねられている。
この支柱1の上部平坦部には、軌条ロープとしての主
軌条ワイヤーロープ3と水平ロープとしての補助軌条ワ
イヤーロープ4とのワイヤーロープ群から成る軌条用ロ
ープが固定手段(図示せず)によって固定されており、
補助軌条ワイヤーロープ4は主軌条ワイヤーロープ3よ
りも細く実質的に水平に展張されている。
かかる軌条用ロープを構成する主軌条ワイヤーロープ
3と補助軌条ワイヤーロープ4とは、後述する様に、両
ロープ間に架け渡された剛性部材6に因り形成されるト
ラス構造によって一体化されている。このため、車両8
の駆動輪9が走行する軌条5に加えられる加重等を主軌
条ワイヤーロープ3と補助軌条ワイヤーロープ4とによ
って支承することができる。
この様に、同一太さの棒状体よりも高強度であるワイ
ヤーロープ群により、軌条5に加えられる加重等を支承
可能とすることができる。このため、本実施例では、従
来のモノレールにおいて採用されているコンクリート製
等の軌条を使用する場合に比較して、車両用軌道の構造
を著しく簡素化・軽量化できる。
本実施例の軌条5は、第1図に示す様に、その横断面
形状が凸状であって、主軌条ワイヤーロープ3と補助軌
条ワイヤーロープ4とから成る軌条用ロープによって、
車両8の駆動輪9を案内する凸部を上向きにして略水平
に支承されている。
また、軌条5を、水平ロープである補助軌条ワイヤー
ロープ4に載置することによって、補助軌条ワイヤーロ
ープ4と車両8の駆動輪9との直接の接触を防止し、主
軌条ワイヤーロープ3と実質的に一体化されている補助
軌条ワイヤーロープ4を保護することができる、また、
車両8の駆動輪9も特殊形状とすることを必要としな
い。
尚、かかる軌条5は支柱1の平坦部で支柱1に固定さ
れている。
ところで、一般的に、ロープの強度を向上するために
ロープを太くすることを要するが、ロープを太くする
程、ロープの自重が増加し水平に展張することが困難に
なる。
従って、軌条5に加えられる加重等の主たる担持体で
あって、高強力が要求される主軌条ワイヤーロープ3
は、太く且つ重くなる。このため、主軌条ワイヤーロー
プ3を展張すると、第2図に示す様に、どうしてもロー
プの下方が湾曲する。
一方、この様に湾曲した主軌条ワイヤーロープ3に直
接軌条5を載置すると、軌条5を略水平とすることが極
めて困難である。
この点、本実施例においては、太く且つ高強度の主軌
条ワイヤーロープ3と細く且つ実質的に水平に展張する
ことができる補助軌条ワイヤーロープ4とを支柱1の間
に展張し、第2図に示す様に、両テープの間には剛性体
である剛性部材6が架け渡されてトラス構造が形成され
ている。
この様な構造を採用することによって、略水平に展張
されている補助軌条ワイヤーロープ4で軌条5を略水平
に支承することができる。また、軌条5に加えられる加
重に対しては、主軌条ワイヤーロープ3の補助軌条ワイ
ヤーロープ4とが恰も一枚の板上体として作用するた
め、細い補助軌条ワイヤーロープ4が破断するという懸
念を解消することができる。
本実施例においては、前述した軌条5に対向して、横
断面形状が凸状の補助軌条13が軌条5の上方に設けられ
ている。
この補助軌条13は、リング状の枠体2の内側に固定さ
れており、略水平に展張されている補助ワイヤーロープ
によって凸部が下向きに支承されている。
本実施例の補助ワイヤーロープは主補助ワイヤーロー
プ11と副補助ワイヤーロープ12とから構成されており、
副補助ワイヤーロープ12は主補助ワイヤーロープ11より
も細く略水平に展張されている。
これらの両ロープは、副補助ワイヤーロープ12よりも
上方に主補助ワイヤーロープ11が位置するように配設さ
れ、両ロープは共にリング状枠体2の内側に固定されて
いる。
また、両ロープ間には剛性体である剛性部材15が、第
2図に示す軌条用ロープの様に、トラス構造を形成す
る。
尚、本実施例の補助ワイヤーロープの場合は、第2図
に示すワイヤーロープとは位置が逆となり、略水平に展
張されている細い副補助ワイヤーロープ12の上方に太い
主補助ワイヤーロープ11が位置する。
更に、本実施例においては、リング状枠体2の側面側
に補強ワイヤーロープ14、14・・が設けられている。か
かる補助ワイヤーロープ14、14・・は、複数個の支柱1
を配列することによって、トンネル状に配列される複数
個のリング状枠体2を連結して補強するためのものであ
る。
これまで述べてきた第1図に示す車両用軌道を走行す
る車両を第1図に併せて示す。
かかる車両8は、車両8の下部に車体を支持しつつ軌
条5上を走行する駆動輪9が設けられ、且つ車両8の上
部に補助軌条13の凸部に沿って走行するアイドラー輪10
が設けられている。
この様な車両8によれば、駆動輪9によって自力で走
行することができ、走行中に車両8の傾きをアイドラー
輪10が防止するため、安定して車両8は走行することが
できる。
以上、述べてきた実施例においては、リング状の枠体
を使用してきたが、三角形の形状の枠体も使用すること
ができ、地形等によって任意の形状とすることができ
る。
更に、軌条5の側面等に強度的に問題のない限り間欠
的に切欠部を形成し軌道の軽量化等を図ってもよい。
また、本実施例の車両用軌道には、磁気等によって浮
遊する浮遊型車両も使用することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、軌道下方の土地に対して遮光するこ
とが少なく且つ軌道敷設用の土地も可及的に少なくする
ことができるため、ビルの屋上や森林の上部等の空間を
有効に利用することができる。
また、従来のモノレール等に比較して本発明の車両用
軌道は軽量で且つ支柱等の数も少なくてすみ、且つ前記
軌道を走行することのできる本発明の車両用軌道及び車
両は都市交通用として好適である。
尚、本発明の車両用軌道及び車両を玩具や遊園地等の
乗物に適用しても、従来の車両用軌道や車両とは構造が
異なっており、子供や来園者の興味を充分に引くことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、及び第2図は
本発明で採用することができる軌条ロープの配設構造を
説明する説明図を各々示す。 図において、 1……支柱、2……枠体、 3……主軌条ワイヤーロープ(軌条ロープ)、 4……補助軌条ワイヤーロープ(水平ロープ)、5……
軌条、 6……水平ロープ4と軌条ロープ3とを連結する剛性部
材、 8……車両、9……駆動輪、10……アイドラー輪(補助
輪)、 13……補助軌条。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔を置いて立設されている支柱1の
    各支柱間に、車両8の駆動輪9が走行する軌条5が架設
    されている車両用軌道において、 該軌条5が載置される部材であって、前記軌条5が架設
    される支柱1に両端の各々が固定されて、前記支柱間に
    実質的に水平に掛け渡された水平ロープ4と、 前記水平ロープ4の下方に配設され、水平ロープ4の両
    端が固定された支柱1に、両端の各々が固定された軌条
    ロープ3と、 前記水平ロープ4と軌条ロープ3とを連結してトラス構
    造を形成する剛性部材6とから成る軌条支承機構が設け
    られていることを特徴とする車両用軌道。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用軌道に、剛性体から
    成り且つ支柱1の各々に支持固定されている枠体2と、
    前記枠体2の間に架設され、車両8の傾き防止用の補助
    輪10が走行する補助軌条13とが設けられていることを特
    徴とする車両用軌道。
  3. 【請求項3】請求項2記載の車両用軌道を走行する車両
    8であって、該車両8の下部に車体を支持し且つ軌条5
    上を走行する駆動輪9が設けられていると共に、補助軌
    条13に沿って走行し車両8の傾きを防止する補助輪10が
    設けられていることを特徴とする車両。
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