JP2501114Y2 - ガス用安全弁 - Google Patents

ガス用安全弁

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JP2501114Y2
JP2501114Y2 JP1989097589U JP9758989U JP2501114Y2 JP 2501114 Y2 JP2501114 Y2 JP 2501114Y2 JP 1989097589 U JP1989097589 U JP 1989097589U JP 9758989 U JP9758989 U JP 9758989U JP 2501114 Y2 JP2501114 Y2 JP 2501114Y2
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則夫 来島
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株式会社ハーマン
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はガス供給経路内に設けられた弁体が一定以上
のガス流動圧にて移動されて弁孔を閉塞してガス供給を
遮断して安全を図るガス用安全弁に関し、詳しくはその
取り付け方向を限定されることなくどのような方向にも
取り付け得るようにしようとするとともにガス遮断性を
向上させようとする技術に係るものである。
[従来の技術] 従来、この種のガス用安全弁にあっては、第5図に示
すように弁の本体管a内に弁体bをガスの流れ方向に移
動自在に配設し、弁体bの外周にテーパー状の当接面c
を設け、本体管aの弁孔dにテーパー状の弁座面eを設
け、弁体bからガイド棒fを弁体bに突設し、このガイ
ド棒fをガイド孔gの移動方向にスライド自在に挿通
し、弁体bに一定以上のガス流動圧がかからない限り弁
体bを弁孔dから離して開弁状態を維持するばねhを設
けて形成されている。このガス用安全弁は通常弁体bが
ばねhにてガスの流れの上流側に押されており、弁体b
の当接面cと弁孔dの弁座面eとが離れており、第5図
(a)の矢印のようにガスが上流側から下流側に流れ
る。今、ガス用安全弁より下流側でガス漏れ等が生じる
と、大流量のガスが流れ、このガスにて弁体bがばねh
に抗して押され、弁体bの当接面cが弁座面eに当接さ
れて弁孔dが閉塞されてガスが流れなくなって安全性が
確保される。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このような構造であると、ガス栓の開栓時
の初期にでも弁体bがガスの流れに押されて弁体bが弁
孔dを閉塞することがある。つまり、ガス栓を開栓時の
初期に瞬間的にガスが多量に流れ、弁体bが押されて弁
体bで弁孔dが閉塞されるという誤動作を生じることが
ある。これをなくすためばねhのばね力により開栓初期
のガスの流れにより弁体bが作動しないようにしたもの
もあるが、この構造のものの場合ガス用安全弁の取り付
け方向を一定方向にしなければならないという問題があ
った。つまり、取り付け方向によりばねhの荷重がかか
ったりかからなかったりして誤動作する可能性がある。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本
考案の目的とするところはガス漏れ等の時にはシール用
弁体が動作して弁孔が閉じられて安全性が確保できるの
は勿論、開栓時に瞬間的にガスが多量に流れても弁孔が
閉じられることがないガス用安全弁を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案ガス用安全弁は、本体
管1内に弁孔2を設けると共に一定以上のガス流動圧が
かかったとき弁孔2を閉じるシール用弁体4をガスの流
れ方向に移動自在に配設し、弁孔2よりガスの流れの上
流側に弁受け5を配設し、シール用弁体4が弁孔2から
離間して弁受け5に当接するように付勢する第1ばね6
をシール用弁体4に設け、弁受け5の外周に本体管1内
が二重管状になるように仕切り管7を設けて仕切り管7
に弁受け5を取り付け、本体管1内面と仕切り管7外面
との間に第1流入路8を設けて仕切り管7の下流側に設
けた連通切欠9にて第1流入路8と上記弁孔2とを連通
させ、仕切り管7内面と弁受け5の外面との間に弁孔2
に連通する第2流入路10を設けて第2流入路10と第1流
入路8とを仕切り管7の上流側に設けたバイパス孔11に
て連通させ、通常第1流入路8の上流側に位置してバイ
パス孔11を閉じて第1流入路8に一定のガスを流入さ
せ、且つ一定以上のガスの流動圧にて押されて第1流入
路8を閉じてバイパス孔11を開く流量設定用弁体12を第
1流入路8に設け、通常流量設定用弁体12が第1流入路
8の上流側に位置するように流量設定用弁体12を復帰さ
せる第2ばね13を第1流入路8に設けた。
[作用] 通常、流量設定用弁体12で流量制限されて第1流入路
8にガスが流入し、第1流入路8から連通切欠9、弁孔
2を介して流れている。今、ガスの流れの下流側でガス
漏れが生じた場合、ガスの流れる流量が増加して流量設
定用弁体12が第2ばね13に抗して押されて第1流入路8
が閉じられると共にバイパス孔11が開かれ、第2流入路
8にガスが流入して第1ばね6に抗してシール用弁体4
が押されてシール用弁体4で弁孔2が閉じられてガスの
流れが遮断される。また開栓時の初期にも瞬間的に多量
のガスが流れ、流量設定用弁体12が上記のように作動し
て第2流入路8にガスが流れるが、多量にガスが流れる
のが瞬間的であるためシール用弁体4が作動するまでに
ガスの流れが通常の状態に戻り、弁孔2を閉塞するよう
な誤動作をすることがない。
[実施例] 第1図はガスコンセントのようなガス用開閉器Aを示
しており、床に埋設する横型にしたり、壁に埋設する縦
型にすることができる。筒状の器具本体15の中央部に閉
子孔16を穿孔して閉子17を回動自在に装着してある。18
は閉子17の操作具であり、操作具18を回せば回転子14を
介して閉子17は閉子孔16内で回転し、閉子17に設けられ
た導通孔19により管路が開閉される。器具本体15のガス
流出側端部に上方に向けてソケット(図示せず)接続用
のプラグ20が連結されている。器具本体15のガス流入側
端部にはガス用安全弁Bを内蔵させてフランジ管21が接
続されている。フランジ管21の側端部にガス管(図示せ
ず)接続用テーパーねじを形成してある。
第2図に示すようにガス用安全弁Bはフランジ管21内
に組み込まれており、筒型の本体管1が流入側部材1aと
流出側部材1bとで構成されている。本体管1の流出側部
材1bの入口側には弁孔2を設けてあり、弁孔2の外周に
は流出側に向けて徐々に径が細くなるテーパー状の弁座
面22を形成してある。本体管1の流出側部材1bの弁孔2
より流出側にはガイド部材23を装着してある。このガイ
ド部材23は外周の嵌着筒23bと、センターのガイド筒23a
と、嵌着筒23bとガイド筒23aとを連結する放射状の連結
部23cとで構成され、嵌着筒23bとガイド筒23aと連結部2
3cとの間の隙間がガス流出路24となっている。ガイド筒
23aの内周がガイド孔25となっている。本体管1内に移
動自在に内装されるシール用弁体4は合成樹脂、ゴム及
びこれらに金属芯を入れた複合部材等にて円盤状に形成
され、弁体4の外周には外方に凸となった円弧面を持ち
且つテーパー状の当接面26を設けてあり、弁体4で弁孔
2を閉塞したとき当接面26が弁座面22に当接するように
なっている。この弁体4の中央部にはガイド棒27を突設
してあり、ガイド棒27は上記ガイド孔25に摺動自在に挿
通してある。流出側部材1bより流入側部材1bの内周に沿
うように仕切り管7を連出してあって、仕切り管7にて
流入側部材1bの部分を二重管の構造にしてある。仕切り
管7の内周には弁受け5を一体に取り付けてあり、シー
ル用弁体4のガイド棒27の外周でガイド部材23とシール
用弁体4との間に第1ばね6を介装してあって、第1ば
ね6にてシール用弁体4が弁受け5に当接するように付
勢してある。本体管1の流入側部材1bと仕切り管7との
間には第1流入路8を設けてあり、第1流入路8の下流
側と弁孔2とが連通切欠9にて連通している。仕切り管
7と弁受け5との間には第2流入路10を設けてあり、第
1流入路8の上流側と第2流入路10とがバイパス孔11に
て連通している。仕切り管7の外周には断面L字状の流
量設定用弁体12を仕切り管7の長手方向に摺動自在に装
着してあり、第1流入路8に内装した第2ばね13にて第
1流入路8の上流側に流量設定用弁体12を付勢してあ
る。第1流入路8には段部28を設けてあって、段部28よ
り上流側に流量設定用弁体12が位置するとき流量設定用
弁体12の外周に流入隙間29が形成されると共にバイパス
孔11が閉塞されるようになっている。
上記のように構成せるガス用安全弁Bは次のように動
作する。通常の状態でガスが流れているときには第3図
(a)に示すように第2ばね13にて流量設定用弁体12が
第1流入路8の上流側に位置しており、流量設定用弁体
12にてバイパス孔11が閉塞されている。この状態でガス
が流れると、流入隙間29から第1流入路8にガスが流入
し、第1流入路8から連通切欠9を介して弁孔2にガス
が流れ、ガス流出路24からガスが流出する。今、ガス管
破れやガス管外れ等でガス漏れが生じた場合、ガスの流
量が多くなってガスの流動圧が上がると、第3図(b)
に示すように第2ばね13に抗して流量設定用弁体12がガ
スの流動圧にて押され、流量設定用弁体12が段部28に当
たって第1流入路8が閉じられると共にバイパス孔11が
開放され、バイパス孔11から第2流入路10にガスが流入
し、このガスの流動圧にてシール用弁体4が押され、第
3図(c)に示すようにシール用弁体4が第1ばね6に
抗して移動してシール用弁体4にて弁孔2を閉塞して当
接面26が弁座面22に当接してガスの流れが遮断される。
また開栓時初期にも瞬間的にガスの流量が多くなり、流
量設定用弁体12が押されてバイパス孔11から第2流入路
13にガスが流入するが、ガスの流量が多くなるのは瞬間
的であって、第3図(b)に示す状態からシール用弁体
4が押されるまで至らず、シール用弁体4で弁孔2を閉
塞するというような誤動作をすることがない。
またシール用弁体4のガイド棒27は開成状態の閉子17
の導通孔19内に進入していて、操作具18を回転させて閉
子17を閉じることで、閉子17に形成されたカム面30にて
第4図(a)(b)(c)にようにガイド棒27を押して
シール用弁体4を弁孔2から離してリセットすると共に
閉子17にてガス経路を閉じるのである。
[考案の効果] 本考案は叙述の如く構成されているので、ガスの流れ
の下流側でガス漏れが生じた場合、ガスの流れる流量が
増加して流量設定用弁体が第2ばねに抗して押されて第
1流入路が閉じられると共にバイパス孔が開かれ、第2
流入路にガスが流入して第1ばねに抗してシール用弁体
が押されてシール用弁体で弁孔が閉じられてガスの流れ
が遮断されるものであって、ガスの漏れのときには確実
に遮断して安全性を確保できるものであり、また開栓時
の初期にも瞬間的に多量のガスが流れ、流量設定用弁が
上記のように作動して第2流入路にガスが流れるが、多
量にガスが流れるのが瞬間的であるためシール用弁体が
作動するまでにガスの流れが通常の状態に戻り、弁孔を
閉塞するような誤動作をすることがないものであり、し
かも開栓時初期のガスの流れにて弁体が誤動作するのを
防止する機構は取り付け方向に関係ないので取り付け方
向の制限等を受けないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は同上のガ
ス用安全弁の断面図、第3図(a)(b)(c)は同上
の動作を説明する断面図、第4図(a)(b)(c)は
同上のリセット作用を示す説明図、第5図(a)は従来
例の断面図、第5図(b)は第5図(a)の左側面図、
第5図(c)は第5図(a)の右側面図であって、1は
本体管、2は弁孔、4はシール用弁体、5は弁受け、6
は第1ばね、7は仕切り管、8は第1流入路、9は連通
切欠、10は第2流入路、11はバイパス孔、12は流量設定
用弁体、13は第2ばねである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体管内に弁孔を設けると共に一定以上の
    ガス流動圧がかかったとき弁孔を閉じるシール用弁体を
    ガスの流れ方向に移動自在に配設し、弁孔よりガスの流
    れの上流側に弁受けを配設し、シール用弁体が弁孔から
    離間して弁受けに当接するように付勢する第1ばねをシ
    ール用弁体に設け、弁受けの外周に本体管内が二重管状
    になるように仕切り管を設けて仕切り管に弁受けを取り
    付け、本体管内面と仕切り管外面との間に第1流入路を
    設けて仕切り管の下流側に設けた連通切欠にて第1流入
    路と上記弁孔とを連通させ、仕切り管内面と弁受けの外
    面との間に弁孔に連通する第2流入路を設けて第2流入
    路と第1流入路とを仕切り管の上流側に設けたバイパス
    孔にて連通させ、通常第1流入路の上流側に位置してバ
    イパス孔を閉じて第1流入路に一定のガスを流入させ、
    且つ一定以上のガスの流動圧にて押されて第1流入路を
    閉じてバイパス孔を開く流量設定用弁体を第1流入路に
    設け、通常流量設定用弁体が第1流入路の上流側に位置
    するように流量設定用弁体を復帰させる第2ばねを第1
    流入路に設けて成るガス用安全弁。
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