JP2024022285A - 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 IGBTにおいて、IE効果が得るとともにラッチアップを抑制する。
【解決手段】 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであって、第1アクティブ領域(31)と、第2アクティブ領域(32)と、第1アクティブ領域と第2アクティブ領域の間に配置されているとともに複数のダミートレンチが配置されている非アクティブ領域(34)、を有する。第1境界ゲートトレンチ(14gx1)と第2境界ゲートトレンチ(14gx2)との間の領域であるホール蓄積領域(36)内に、・非アクティブ領域内に非コンタクトトレンチ間領域が複数配置されている、・非アクティブ領域内にコンタクトトレンチ間領域が少なくとも1つ配置されている、・ホール蓄積領域内において非コンタクトトレンチ間領域どうしが隣接していない、という条件を満たすようにトレンチ間領域が配置されている。
【選択図】図1

Description

本明細書に開示の技術は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタに関する。
特許文献1には、絶縁ゲート型トランジスタ(以下、IGBT:insulated gate bipolar transistorという)が開示されている。このIGBTでは、半導体基板の表面に複数のトレンチが設けられている。各トレンチ内に、ゲート電極とダミー電極が設けられている。ゲート電極は、エミッタ電極から独立した電位を有する。ダミー電極は、ゲート電極から独立した電位を有する。ゲート電極が設けられている領域(以下、アクティブ領域という)では、ゲート電極に所定電位が印加されたときにベース層内にチャネルが形成される。したがって、アクティブ領域は、IGBTとして機能する。ダミー電極が設けられている領域(以下、非アクティブ領域という)では、ベース層内にチャネルが形成されない。したがって、非アクティブ領域は、IGBTとして機能しない。非アクティブ領域内では、ベース層がエミッタ電極に接続されていない。
IGBTがオンしているときに、コレクタ層からドリフト層にホールが流入する。ドリフト層内に流入したホールは、ベース層を介してエミッタ電極へ流れる。非アクティブ領域ではベース層がエミッタ電極に接続されていないので、非アクティブ領域内ではホールがエミッタ電極へ流れない。このため、このIGBTでは、ドリフト層内にホールが蓄積され易い。したがって、いわゆるIE(injection enhanced)効果によりドリフト層の抵抗が低減される。このため、このIGBTのオン電圧は低い。
国際公開WO2017/033315号
IGBTがオンしているときにドリフト層内に蓄積されたホールは、IGBTがターンオフするときにベース層を介してエミッタ電極へ流れる。上述したように、特許文献1のIGBTでは、非アクティブ領域内のベース層がエミッタ電極に接続されていない。このため、IGBTがターンオフするときに、非アクティブ領域内のドリフト層内に存在しているホールが、アクティブ領域内の非アクティブ領域に隣接するベース層(すなわち、境界部のベース層)を介してエミッタ電極に流れる。このため、境界部のベース層にホール電流が集中し、ラッチアップが生じ易い。本明細書では、IE効果が得られるとともにラッチアップが生じ難いIGBTを提案する。
本明細書が開示する絶縁ゲート型バイポーラトランジスタは、間隔をあけて配置された複数のトレンチが上面に設けられた半導体基板と、前記半導体基板の前記上面に設けられたエミッタ電極と、前記半導体基板の下面に設けられたコレクタ電極と、前記各トレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、前記各トレンチ内に配置されているとともに前記ゲート絶縁膜によって前記半導体基板から絶縁されているトレンチ電極、を有する。前記複数のトレンチが、ゲートトレンチとダミートレンチを有する。前記ゲートトレンチ内の前記トレンチ電極が、前記エミッタ電極から独立した電位を有するゲート電極である。前記ダミートレンチ内の前記トレンチ電極が、前記ゲート電極から独立した電位を有するダミー電極である。前記半導体基板が、複数の前記ゲートトレンチが配置されている第1アクティブ領域と、複数の前記ゲートトレンチが配置されている第2アクティブ領域と、前記第1アクティブ領域と前記第2アクティブ領域の間に配置されているとともに複数の前記ダミートレンチが配置されている非アクティブ領域、を有する。前記半導体基板が、コレクタ層、ドリフト層、ベース層及び複数のエミッタ層を有する。前記コレクタ層は、前記第1アクティブ領域、前記第2アクティブ領域、及び、前記非アクティブ領域に跨って分布しており、前記コレクタ電極に接しているp型層である。前記ドリフト層は、前記第1アクティブ領域、前記第2アクティブ領域、及び、前記非アクティブ領域に跨って分布しており、前記コレクタ層の上部に配置されているn型層である。前記ベース層は、前記第1アクティブ領域、前記第2アクティブ領域、及び、前記非アクティブ領域に跨って分布しており、前記ドリフト層の上部に配置されており、前記各トレンチの間に位置するトレンチ間領域内に配置されているp型層である。複数の前記エミッタ層は、前記第1アクティブ領域内と前記第2アクティブ領域内の複数の前記トレンチ間領域内に配置されており、前記ゲート絶縁膜に接しており、前記エミッタ電極に接しており、前記ベース層によって前記ドリフト層から分離されているn型層である。前記第1アクティブ領域内及び前記第2アクティブ領域内の前記各トレンチ間領域では、前記ベース層が前記エミッタ電極に接している。前記第1アクティブ領域内の前記ゲートトレンチのうちで前記非アクティブ領域に最も近い第1境界ゲートトレンチと、前記第2アクティブ領域内の前記ゲートトレンチのうちで前記非アクティブ領域に最も近い第2境界ゲートトレンチとの間の領域であるホール蓄積領域内に、以下の条件、すなわち、
・前記非アクティブ領域内に、前記ベース層が前記エミッタ電極から絶縁されている前記トレンチ間領域である非コンタクトトレンチ間領域が複数配置されている、
・前記非アクティブ領域内に、前記ベース層が前記エミッタ電極に接している前記トレンチ間領域であるコンタクトトレンチ間領域が少なくとも1つ配置されている、
・前記ホール蓄積領域内において、前記非コンタクトトレンチ間領域どうしが隣接していない、
という条件を満たすように前記トレンチ間領域が配置されている。
なお、上記の「非コンタクトトレンチ間領域どうしが隣接」は、複数のコンタクトトレンチ間領域がトレンチを介して隣り合っていることを意味する。言い換えると、上記の「前記ホール蓄積領域内において、前記非コンタクトトレンチ間領域どうしが隣接していない、」は、複数のコンタクトトレンチ間領域がトレンチを介して隣り合っている箇所がホール蓄積領域内に存在しないことを意味する。
このIGBTがオンしている場合には、非アクティブ領域に配置された非コンタクトトレンチ間領域によって、ドリフト層内のホールがエミッタ電極へ流れることが抑制される。このため、IE効果によってドリフト層の抵抗が低減される。また、非アクティブ領域内には、非コンタクトトレンチ間領域どうしが隣接しないように、コンタクトトレンチ間領域が少なくとも1つ配置されている。このため、IGBTがターンオフするときには、ドリフト層に蓄積されているホールが、非アクティブ領域内のコンタクトトレンチ間領域のベース層を通ってエミッタ電極へ流れる。このため、非コンタクトトレンチ間領域の周辺のコンタクトトレンチ間領域のベース層におけるホール電流の集中が抑制される。このため、ラッチアップが抑制される。以上の通り、このIGBTは、IE効果が得られるとともにラッチアップが生じ難い。
実施例のIGBTの断面図。 比較例のIGBTの断面図。 実施例のIGBTのホール電流密度分布を示すグラフ。 比較例のIGBTのホール電流密度分布を示すグラフ。 コンタクトトレンチ間領域の数nごとに、ピークホール電流密度を示すグラフ。 第1変形例のIGBTの断面図。 第2変形例のIGBTの断面図。 第3変形例のIGBTの断面図。 第4変形例のIGBTの断面図。
上述したIGBTにおいて、前記第1境界ゲートトレンチの隣の前記ダミートレンチを第1境界ダミートレンチとしたときに、前記第1境界ゲートトレンチと前記第1境界ダミートレンチとの間の前記トレンチ間領域が前記コンタクトトレンチ間領域であってもよく、前記第1境界ダミートレンチとその隣の前記ダミートレンチとの間の前記トレンチ間領域が前記コンタクトトレンチ間領域であってもよい。また、前記第2境界ゲートトレンチの隣の前記ダミートレンチを第2境界ダミートレンチとしたときに、前記第2境界ゲートトレンチと前記第2境界ダミートレンチとの間の前記トレンチ間領域が前記コンタクトトレンチ間領域であってもよく、前記第2境界ダミートレンチとその隣の前記ダミートレンチとの間の前記トレンチ間領域が前記コンタクトトレンチ間領域であってもよい。
ゲートトレンチとダミートレンチとの間のトレンチ間領域では、ホール電流密度が高くなり易い。これに対し、上記のように、第1境界ダミートレンチとその隣のダミートレンチとの間のトレンチ間領域、及び、第2境界ダミートレンチとその隣のダミートレンチとの間のトレンチ間領域をコンタクトトレンチ間領域とすることで、ゲートトレンチとダミートレンチとの間のトレンチ間領域におけるホール電流の集中を抑制できる。
上述したIGBTにおいて、前記半導体基板が、バリア層と下部ベース層を有していてもよい。前記バリア層は、前記第1アクティブ領域、前記第2アクティブ領域、及び、前記非アクティブ領域に跨って分布しており、前記ベース層の下部に配置されており、前記各トレンチ間領域内に配置されているn型層であってもよい。前記下部ベース層は、前記第1アクティブ領域、前記第2アクティブ領域、及び、前記非アクティブ領域に跨って分布しており、前記バリア層と前記ドリフト層の間に配置されており、前記各トレンチ間領域内に配置されているp型層であってもよい。
上述したIGBTにおいて、前記半導体基板が、前記エミッタ電極に接する位置から前記バリア層まで伸びているとともに前記エミッタ電極に対してショットキー接触しているn型の複数のピラー層を有していてもよい。
上述したIGBTにおいて、前記半導体基板が、前記コレクタ層に隣接する位置で前記コレクタ電極に接するn型のカソード層を有していてもよい。
図1に示す実施例のIGBTは、半導体基板12を有している。本実施例では、半導体基板12は、シリコンの単結晶により構成されている。但し、半導体基板12は、他の半導体材料(例えば、SiC、GaN等)により構成されていてもよい。半導体基板12の上面12aには、複数のトレンチ14が設けられている。各トレンチ14は、上面12aにおいてy方向(図1の紙面に対して垂直な方向)に沿って直線状に伸びている。すなわち、各トレンチ14は、互いに平行に伸びている。複数のトレンチ14は、上面12aにおいて、y方向に直交するx方向に間隔を空けて配列されている。以下では、一対のトレンチ14の間に位置する各半導体領域を、トレンチ間領域16という。
各トレンチ14の内面は、ゲート絶縁膜18によって覆われている。各トレンチ14内に、トレンチ電極20が配置されている。各トレンチ電極20は、ゲート絶縁膜18によって半導体基板12から絶縁されている。
半導体基板12の上部には、層間絶縁膜22とエミッタ電極24が設けられている。層間絶縁膜22は、各トレンチ電極20の上面を覆っている。エミッタ電極24は、半導体基板12の上面12aと層間絶縁膜22を覆っている。半導体基板12の下部には、コレクタ電極26が設けられている。コレクタ電極26は、半導体基板12の下面12bを覆っている。
複数のトレンチ電極20は、ゲート電極20gとダミー電極20dを有している。ゲート電極20gは、エミッタ電極24から絶縁されている。このため、ゲート電極20gの電位は、エミッタ電極24の電位から独立している。ゲート電極20gは、図示しない位置でゲートパッドに接続されている。ダミー電極20dは、ゲート電極20gから絶縁されている。このため、ダミー電極20dの電位は、ゲート電極20gの電位から独立している。ダミー電極20dは、図示しない位置(例えば、ダミー電極20dの端部)でエミッタ電極24に電気的に接続されている。したがって、ダミー電極20dは、エミッタ電極24と同じ電位(すなわち、0V)を有している。以下では、内部にゲート電極20gが設けられているトレンチ14を、ゲートトレンチ14gという。また、以下では、内部にダミー電極20dが設けられているトレンチ14を、ダミートレンチ14dという。
半導体基板12は、第1アクティブ領域31、第2アクティブ領域32、及び、非アクティブ領域34を有している。第1アクティブ領域31内には、複数のゲートトレンチ14gが配置されている。第2アクティブ領域32内には、複数のゲートトレンチ14gが配置されている。第1アクティブ領域31内及び第2アクティブ領域32内には、ダミートレンチ14dは配置されていない。したがって、第1アクティブ領域31内及び第2アクティブ領域32内の各トレンチ間領域16は、一対のゲートトレンチ14gの間に配置されている。非アクティブ領域34は、x方向において、第1アクティブ領域31と第2アクティブ領域32の間に配置されている。非アクティブ領域34内には、複数のダミートレンチ14dが配置されている。非アクティブ領域34内には、ゲートトレンチ14gが配置されていない。したがって、非アクティブ領域34内の各トレンチ間領域16は、一対のダミートレンチ14dの間に配置されている。各アクティブ領域31、32と非アクティブ領域34の境界部の各トレンチ間領域16は、ゲートトレンチ14gとダミートレンチ14dの間に配置されている。以下では、第1アクティブ領域31内のゲートトレンチ14gのうちで最も非アクティブ領域34に近い位置に配置されているゲートトレンチ14gを、第1境界ゲートトレンチ14gx1という。また、第2アクティブ領域32内のゲートトレンチ14gのうちで最も非アクティブ領域34に近い位置に配置されているゲートトレンチ14gを、第2境界ゲートトレンチ14gx2という。また、第1境界ゲートトレンチ14gx1と第2境界ゲートトレンチ14gx2の間の領域を、ホール蓄積領域36という。ホール蓄積領域36には、非アクティブ領域34が含まれる。また、第1境界ゲートトレンチ14gx1の隣のダミートレンチ14dを、第1境界ダミートレンチ14dx1という。また、第2境界ゲートトレンチ14gx2の隣のダミートレンチ14dを、第2境界ダミートレンチ14dx2という。
半導体基板12は、コレクタ層40、バッファ層42、ドリフト層44、ベース層46、及び、複数のエミッタ層48を有している。
コレクタ層40は、p型層であり、半導体基板12の下面12bを含む範囲に分布している。コレクタ層40は、第1アクティブ領域31、第2アクティブ領域32、及び、ホール蓄積領域36に跨って分布している。コレクタ層40は、下面12bにおいてコレクタ電極26にオーミック接触している。
バッファ層42は、n型層であり、コレクタ層40の上部に配置されている。バッファ層42は、第1アクティブ領域31、第2アクティブ領域32、及び、ホール蓄積領域36に跨って分布している。バッファ層42は、コレクタ層40に対して上側から接している。
ドリフト層44は、バッファ層42よりもn型不純物濃度が低いn型層である。ドリフト層44は、第1アクティブ領域31、第2アクティブ領域32、及び、ホール蓄積領域36に跨って分布している。ドリフト層44は、コレクタ層40及びバッファ層42の上部に配置されている。ドリフト層44は、バッファ層42に対して上側から接している。ドリフト層44は、バッファ層42に接する位置から各トレンチ14の下端に接する位置まで分布している。ドリフト層44は、各トレンチ14の底面及び側面において、ゲート絶縁膜18に接している。ドリフト層44の上端部は、各トレンチ間領域16内に位置している。
ベース層46は、p型層であり、ドリフト層44の上部に配置されている。ベース層46は、第1アクティブ領域31、第2アクティブ領域32、及び、ホール蓄積領域36に跨って分布している。ベース層46は、各トレンチ間領域16内に配置されている。ベース層46は、ドリフト層44に対して上側から接している。ベース層46は、ドリフト層44よりも上側のトレンチ14の側面において、ゲート絶縁膜18に接している。
各エミッタ層48は、n型層であり、対応するトレンチ間領域16内に配置されている。各トレンチ間領域16内に、2つのエミッタ層48が配置されている。各エミッタ層48は、各トレンチ14の上端部においてゲート絶縁膜18に接している。各エミッタ層48は、ベース層46よりも上側でゲート絶縁膜18に接している。各エミッタ層48は、ベース層46に接している。各エミッタ層48は、ベース層46によってドリフト層44から分離されている。各エミッタ層48は、上面12aを部分的に含む範囲に配置されている。各トレンチ間領域16内の2つのエミッタ層48の間の領域には、ベース層46が分布している。
複数のトレンチ間領域16には、上面が層間絶縁膜22によって覆われている非コンタクトトレンチ間領域と、上面が層間絶縁膜22によって覆われていないコンタクトトレンチ間領域が含まれる。非コンタクトトレンチ間領域では、層間絶縁膜22によってベース層46とエミッタ層48がエミッタ電極24から絶縁されている。コンタクトトレンチ間領域では、ベース層46とエミッタ層48がエミッタ電極24にオーミック接触している。
第1アクティブ領域31内及び第2アクティブ領域32内のトレンチ間領域16は、全て、コンタクトトレンチ間領域である。ホール蓄積領域36内には、トレンチ間領域16a~16gが存在している。第1境界ゲートトレンチ14gx1と第1境界ダミートレンチ14dx1の間のトレンチ間領域16aは、コンタクトトレンチ間領域である。また、第2境界ゲートトレンチ14gx2と第2境界ダミートレンチ14dx2の間のトレンチ間領域16gは、コンタクトトレンチ間領域である。非アクティブ領域34内のトレンチ間領域16b~16fには、コンタクトトレンチ間領域と非コンタクトトレンチ間領域が含まれる。第1境界ダミートレンチ14dx1とその隣のダミートレンチ14dの間のトレンチ間領域16bは、コンタクトトレンチ間領域である。トレンチ間領域16bの隣のトレンチ間領域16cは、非コンタクトトレンチ間領域である。トレンチ間領域16cの隣のトレンチ間領域16dは、コンタクトトレンチ間領域である。トレンチ間領域16dの隣のトレンチ間領域16eは、非コンタクトトレンチ間領域である。トレンチ間領域16eの隣のトレンチ間領域16f(すなわち、第2境界ダミートレンチ14dx2とその隣のダミートレンチ14dの間のトレンチ間領域16f)は、コンタクトトレンチ間領域である。このように、非アクティブ領域34内には、非コンタクトトレンチ間領域とコンタクトトレンチ間領域が交互に配置されている。このため、ホール蓄積領域36内においては、非コンタクトトレンチ間領域どうしが隣接していない。
次に、IGBT10の動作について説明する。IGBT10の動作時に、コレクタ電極26にエミッタ電極24よりも高い電位が印加される。また、ゲート電極20gの電位は、IGBT10の外部のゲート制御回路によって制御される。ゲート電極20gの電位は、0V(すなわち、エミッタ電極24と同電位)とそれよりも高い電位の間で制御される。ゲート電極20gの電位がゲート閾値よりも高い電位に制御されると、ベース層46のうちのゲート電極20gに対向する範囲にチャネルが形成される。ゲート電極20gは第1アクティブ領域31と第2アクティブ領域32内に配置されているので、第1アクティブ領域31と第2アクティブ領域32内のベース層46にチャネルが形成される。チャネルによって、エミッタ層48がドリフト層44に接続される。非アクティブ領域34内のダミー電極20dはエミッタ電極24に電気的に接続されているので、ダミー電極20dの電位はエミッタ電極24の電位に維持される。このため、非アクティブ領域34内にはチャネルが形成されない。第1アクティブ領域31と第2アクティブ領域32内でチャネルが形成されると、第1アクティブ領域31と第2アクティブ領域32内のエミッタ層48からチャネルを介してドリフト層44に電子が流入する。すると、コレクタ層40からバッファ層42を介してドリフト層44にホールが流入する。これにより、ドリフト層44の抵抗が低下し、電子がドリフト層44内を低損失で流れる。ドリフト層44内の電子は、バッファ層42を介してコレクタ層へ流れる。このように電子が流れることで、IGBTがオンする。また、ドリフト層44内に流入したホールは、ベース層46を介してエミッタ電極24へ流れる。但し、トレンチ間領域16c、16eが非コンタクトトレンチ間領域であるので、トレンチ間領域16c、16e内ではベース層46からエミッタ電極24へホールが流れない。このため、非アクティブ領域34内では、ホールがエミッタ電極24へ流れ難く、ドリフト層44内にホールが蓄積され易い。このように、非アクティブ領域34内に非コンタクトトレンチ間領域が設けられていることで、ドリフト層44内にホールが蓄積され易くなり、IE効果によってドリフト層44の抵抗を低減することができる。したがって、このIGBTのオン電圧は低い。
その後、ゲート電極20gの電位を0Vまで低下させると、チャネルが消失する。すると、電子の流れが停止し、IGBT10がターンオフする。IGBT10がターンオフすると、ドリフト層44内に存在しているホールが、ベース層46を介してエミッタ電極24へ排出される。このとき流れるホール電流が特定のトレンチ間領域16に集中すると、ラッチアップが生じる。
例えば、図2は、比較例として、トレンチ間領域16c~16eが非コンタクトトレンチ間領域である場合を示している。この場合、トレンチ間領域16c~16eの下部のドリフト層44に蓄積されていたホールが、矢印102に示すように、トレンチ間領域16c~16eに最も近いコンタクトトレンチ間領域であるトレンチ間領域16b、16fに向かって流れる。すなわち、ホール電流がトレンチ間領域16b、16fに集中する。すると、トレンチ間領域16b、16f内でベース層46の電位が上昇するので、トレンチ間領域16b、16f内でホールがベース層46からエミッタ層48に流入し易い。ベース層46からエミッタ層48に流入すると、ラッチアップが生じてIGBT10に高電流が流れ、IGBT10に高い負荷が加わる。
これに対し、図1のIGBT10では、非アクティブ領域34を含むホール蓄積領域36内において、複数の非コンタクトトレンチ間領域が隣接しないように配置されている。したがって、非アクティブ領域34内のドリフト層44に蓄積されていたホールは、矢印100に示すように、非コンタクトトレンチ間領域(すなわち、トレンチ間領域16c、16e)に隣接するコンタクトトレンチ間領域(すなわち、トレンチ間領域16b、16d、16f)を介してエミッタ電極24へ流れることができる。このように、実施例のIGBT10では、ターンオフ時にホール電流が分散して流れる。このため、特定のトレンチ間領域16にホール電流が集中することを抑制でき、ラッチアップを抑制することができる。
図3は、図1に示す実施例のIGBT10のターンオフ時に流れるホール電流の密度分布を示している。また、図4は、図2に示す比較例のIGBTのターンオフ時に流れるホール電流の密度分布を示している。図3、4を比較することで明らかなように、実施例のIGBT10では、トレンチ間領域16dにホール電流が流れることで、トレンチ間領域16b、16fにおけるホール電流密度を低減することができる。これによって、ホール電流のピーク値を低減することができる。
なお、図3に示すように、トレンチ間領域16a、16gでは、他のトレンチ間領域16に比べてホール電流密度が高くなる。トレンチ間領域16a、16gは、ゲート電極20gとダミー電極20dの間に位置している。ダミー電極20dは、エミッタ電極24の電位に固定されている。他方、ターンオフのタイミングにおいては、ゲート電極20gの電位はゲート閾値に近い電位を有している。このため、ターンオフのタイミングにおいては、ダミー電極20dの電位はゲート電極20gの電位よりも低い。したがって、トレンチ間領域16a、16gでは、ホール電流がダミー電極20dに近い領域に偏って流れ、ホール電流の密度が高くなり易い。このため、非アクティブ領域34内のドリフト層44に蓄積されたホールがトレンチ間領域16a、16gに流れると、トレンチ間領域16a、16gのホール電流密度が極めて高くなる。これに対し、図1に示すように、実施例のIGBTでは、トレンチ間領域16a、16gに対して非アクティブ領域34側で隣接するトレンチ間領域16b、16fがコンタクトトレンチ間領域となっている。このため、非アクティブ領域34内のドリフト層44に蓄積されたホールの多くがトレンチ間領域16b、16fに流れ、トレンチ間領域16a、16gにホール電流が集中することが抑制される。これにより、トレンチ間領域16a、16gにおけるラッチアップが抑制される。
図5は、トレンチ間領域16b~16fの中でコンタクトトレンチ間領域の数nを変更したときのホール電流密度のピーク値をシミュレーションした結果を示している。図5において、n=0はトレンチ間領域16b~16fが全て非コンタクトトレンチ間領域である場合を示している。n=2は、図2の場合を示している。n=3は、図1の場合を示している。n=4は、トレンチ間領域16b、16c、16e、16fがコンタクトトレンチ間領域であり、トレンチ間領域16dが非コンタクトトレンチ間領域である場合を示している。n=5は、トレンチ間領域16b~16fが全てコンタクトトレンチ間領域である場合を示している。図5に示すように、n=3の場合では、n=5の場合と略同等にホール電流密度のピーク値が低くなる。また、n=2の場合では、n=3の場合に比べてホール電流密度のピーク値が高くなる。
以上に説明したように、実施例のIGBT10によれば、IE効果によって低いオン電圧を実現できるとともに、ラッチアップを抑制することができる。
なお、上述した実施例では、非アクティブ領域34内に5つのトレンチ間領域16が配置されていたが、非アクティブ領域34内のトレンチ間領域16の数は5よりも多くてもよいし、5より少なくてもよい。また、上述した実施例では、ゲートトレンチ14gとダミートレンチ14dの間のトレンチ間領域16a、16gがコンタクトトレンチ間領域であった。しかしながら、ゲートトレンチ14gとダミートレンチ14dの間のトレンチ間領域16a、16gが非コンタクトトレンチ間領域であってもよい。この場合も、ホール蓄積領域36内で非コンタクトトレンチ間領域が隣接しないようにすることで、ラッチアップを抑制できる。
また、上述した実施例では、非アクティブ領域34内にエミッタ層48が設けられていたが、非アクティブ領域34内にエミッタ層48が設けられていなくてもよい。
また、上述した実施例では、ダミー電極20dがエミッタ電極24に電気的に接続されていた。しかしながら、ダミー電極20dの電位がゲート電極20gの電位から独立していれば、図9に示すように、ダミー電極20dがエミッタ電極24以外のパッドに電気的に接続されていてもよい。
また、図6に示すように、ベース層46内にn型のバリア層50が設けられており、バリア層50によってベース層46が上部ベース層46aと下部ベース層46bに分割されていてもよい。上部ベース層46aは、第1アクティブ領域31、第2アクティブ領域32、及び、ホール蓄積領域36に跨って分布している。上部ベース層46aは、各トレンチ間領域16内に配置されている。バリア層50は、第1アクティブ領域31、第2アクティブ領域32、及び、ホール蓄積領域36に跨って分布している。バリア層50は、上部ベース層46aの下部に配置されている。バリア層50は、各トレンチ間領域16内に配置されている。下部ベース層46bは、第1アクティブ領域31、第2アクティブ領域32、及び、ホール蓄積領域36に跨って分布している。下部ベース層46bは、バリア層50とドリフト層44の間に配置されている。下部ベース層46bは、各トレンチ間領域16内に配置されている。この構成では、IGBTがオンしているときに、ドリフト層44内のホールが下部ベース層46b、バリア層50、及び、上部ベース層46aを介してエミッタ電極24へ流れる。この構成では、バリア層50によってホールの流れが抑制されるので、ドリフト層44によりホールが蓄積され易い。したがって、この構成によれば、IGBTのオン電圧をより低減することができる。
また、バリア層50を設ける場合には、図7に示すように、n型の複数のピラー層52を設けてもよい。各ピラー層52は、対応するトレンチ間領域16内に配置されている。各ピラー層52は、エミッタ電極24に接する位置からバリア層50まで伸びている。各ピラー層52は、エミッタ電極24に対してショットキー接触している。この構成によれば、IGBTのオン電圧をより効果的に低減することができる。
また、図8に示すように、半導体基板12内にn型のカソード層60を設けてもよい。カソード層60は、バッファ層42の下部に配置されている。カソード層60のn型不純物濃度は、バッファ層42のn型不純物濃度よりも高い。カソード層60は、コレクタ層40に隣接する位置でコレクタ電極26にオーミック接触している。この構成によれば、エミッタ電極24とコレクタ電極26の間に、ベース層46、ドリフト層44、バッファ層42、及び、カソード層60によってpnダイオードが構成される。pnダイオードは、いわゆる還流ダイオードとして機能することが可能であり、エミッタ電極24にコレクタ電極26よりも高い電位が印加されたときにオンする。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの1つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
14d:ダミートレンチ、14g:ゲートトレンチ、16:トレンチ間領域、22:層間絶縁膜、24:エミッタ電極、31:第1アクティブ領域、32:第2アクティブ領域、34:非アクティブ領域、36:ホール蓄積領域、46:ベース層

Claims (5)

  1. 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであって、
    間隔をあけて配置された複数のトレンチ(14)が上面に設けられた半導体基板(12)と、
    前記半導体基板の前記上面に設けられたエミッタ電極(24)と、
    前記半導体基板の下面に設けられたコレクタ電極(26)と、
    前記各トレンチの内面を覆うゲート絶縁膜(18)と、
    前記各トレンチ内に配置されており、前記ゲート絶縁膜によって前記半導体基板から絶縁されているトレンチ電極(20)、
    を有し、
    前記複数のトレンチが、ゲートトレンチ(14g)とダミートレンチ(14d)を有し、
    前記ゲートトレンチ内の前記トレンチ電極が、前記エミッタ電極から独立した電位を有するゲート電極(20g)であり、
    前記ダミートレンチ内の前記トレンチ電極が、前記ゲート電極から独立した電位を有するダミー電極(20d)であり、
    前記半導体基板が、
    複数の前記ゲートトレンチが配置されている第1アクティブ領域(31)と、
    複数の前記ゲートトレンチが配置されている第2アクティブ領域(32)と、
    前記第1アクティブ領域と前記第2アクティブ領域の間に配置されており、複数の前記ダミートレンチが配置されている非アクティブ領域(34)、
    を有し、
    前記半導体基板が、
    前記第1アクティブ領域、前記第2アクティブ領域、及び、前記非アクティブ領域に跨って分布しており、前記コレクタ電極に接しているp型のコレクタ層(40)と、
    前記第1アクティブ領域、前記第2アクティブ領域、及び、前記非アクティブ領域に跨って分布しており、前記コレクタ層の上部に配置されているn型のドリフト層(44)と、
    前記第1アクティブ領域、前記第2アクティブ領域、及び、前記非アクティブ領域に跨って分布しており、前記ドリフト層の上部に配置されており、前記各トレンチの間に位置するトレンチ間領域(16)内に配置されているp型のベース層(46)と、
    前記第1アクティブ領域内と前記第2アクティブ領域内の複数の前記トレンチ間領域内に配置されており、前記ゲート絶縁膜に接しており、前記エミッタ電極に接しており、前記ベース層によって前記ドリフト層から分離されているn型の複数のエミッタ層(48)、
    を有し、
    前記第1アクティブ領域内及び前記第2アクティブ領域内の前記各トレンチ間領域では、前記ベース層が前記エミッタ電極に接しており、
    前記第1アクティブ領域内の前記ゲートトレンチのうちで前記非アクティブ領域に最も近い第1境界ゲートトレンチ(14gx1)と、前記第2アクティブ領域内の前記ゲートトレンチのうちで前記非アクティブ領域に最も近い第2境界ゲートトレンチ(14gx2)との間の領域であるホール蓄積領域(36)内に、以下の条件、すなわち、
    ・前記非アクティブ領域内に、前記ベース層が前記エミッタ電極から絶縁されている前記トレンチ間領域である非コンタクトトレンチ間領域が複数配置されている、
    ・前記非アクティブ領域内に、前記ベース層が前記エミッタ電極に接している前記トレンチ間領域であるコンタクトトレンチ間領域が少なくとも1つ配置されている、
    ・前記ホール蓄積領域内において、前記非コンタクトトレンチ間領域どうしが隣接していない、
    という条件を満たすように前記トレンチ間領域が配置されている、
    絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
  2. 前記第1境界ゲートトレンチの隣の前記ダミートレンチを第1境界ダミートレンチ(14dx1)としたときに、前記第1境界ゲートトレンチと前記第1境界ダミートレンチとの間の前記トレンチ間領域が前記コンタクトトレンチ間領域であり、前記第1境界ダミートレンチとその隣の前記ダミートレンチとの間の前記トレンチ間領域が前記コンタクトトレンチ間領域であり、
    前記第2境界ゲートトレンチの隣の前記ダミートレンチを第2境界ダミートレンチ(14dx2)としたときに、前記第2境界ゲートトレンチと前記第2境界ダミートレンチとの間の前記トレンチ間領域が前記コンタクトトレンチ間領域であり、前記第2境界ダミートレンチとその隣の前記ダミートレンチとの間の前記トレンチ間領域が前記コンタクトトレンチ間領域である、
    請求項1に記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
  3. 前記半導体基板が、
    前記第1アクティブ領域、前記第2アクティブ領域、及び、前記非アクティブ領域に跨って分布しており、前記ベース層の下部に配置されており、前記各トレンチ間領域内に配置されているn型のバリア層(50)と、
    前記第1アクティブ領域、前記第2アクティブ領域、及び、前記非アクティブ領域に跨って分布しており、前記バリア層と前記ドリフト層の間に配置されており、前記各トレンチ間領域内に配置されているp型の下部ベース層(46b)、
    を有する、
    請求項1または2に記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
  4. 前記半導体基板が、前記エミッタ電極に接する位置から前記バリア層まで伸びているとともに前記エミッタ電極に対してショットキー接触しているn型の複数のピラー層(52)を有する、請求項3に記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
  5. 前記半導体基板が、前記コレクタ層に隣接する位置で前記コレクタ電極に接するn型のカソード層(60)を有する、請求項1または2に記載の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ。
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