JP2024019923A - 電池配線モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電線の位置を制限することを可能にした電池配線モジュールを提供する。【解決手段】電池配線モジュールは、電線収容部31を有するケース22と、電線収容部31を覆う蓋部70を有するカバー25と、を備える。カバー25は、蓋部70から延出する第1変位規制部71を有している。第1変位規制部71は、蓋部70に近づく方向への電線21の変位を規制する。【選択図】図3

Description

本開示は、電池配線モジュールに関するものである。
例えば特許文献1に開示されるように、電気自動車やハイブリッド自動車などの車両において、走行駆動用の電源として搭載される高電圧の電池には、電池配線モジュールが装着されている。電池配線モジュールは、電池に電気的に接続される電線と、電線を収容する電線収容部を有するケースと、電線収容部を覆うカバーとを備える。
特開2021-190156号公報
本発明者は、上記のような電池配線モジュールにおける電線の位置を如何に制限するかを検討していた。
本開示の目的は、電線の位置を制限することを可能にした電池配線モジュールを提供することにある。
本開示の電池配線モジュールは、電池に装着される電池配線モジュールであって、前記電池に電気的に接続される電線と、前記電線を収容する電線収容部を有するケースと、前記電線収容部を覆う蓋部を有するカバーと、を備え、前記カバーは、前記蓋部から延出する変位規制部を有し、前記変位規制部は、前記蓋部に近づく方向への前記電線の変位を規制する。
本開示の電池配線モジュールは、電線の位置を制限する効果を発揮する。
図1は、実施形態の電池配線モジュールの模式平面図である。 図2は、同形態の電池配線モジュールの一部を示す斜視図である。 図3は、同形態の電池配線モジュールの一部を示す分解斜視図である。 図4は、同形態の電池配線モジュールにおけるケースの一部を示す平面図である。 図5は、図4における5-5線断面図である。 図6は、同形態の電池配線モジュールにおけるカバーの組み付け時の様子を示す模式図である。 図7は、同形態の電池配線モジュールの一部を示す分解斜視図である。 図8は、同形態の電池配線モジュールにおけるカバーの組み付け時の様子を示す模式図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電池配線モジュールは、
[1]電池に装着される電池配線モジュールであって、前記電池に電気的に接続される電線と、前記電線を収容する電線収容部を有するケースと、前記電線収容部を覆う蓋部を有するカバーと、を備え、前記カバーは、前記蓋部から延出する変位規制部を有し、前記変位規制部は、前記蓋部に近づく方向への前記電線の変位を規制する。
この構成によれば、変位規制部によって電線の位置を制限しつつ、電線を電線収容部に収容できる。
[2]上記[1]において、前記電線収容部は、前記電線が導出されるスリットを有し、前記変位規制部は、前記スリットの一部を塞ぐように構成されていてもよい。
この構成によれば、電線が導出されるスリットの近傍において、電線の位置を変位規制部によって制限することが可能となる。
[3]上記[2]において、前記ケースは、前記ケースに取り付けられる電気部品と係合する係合部を有し、前記係合部は、前記電線収容部の外側において前記スリットに対向する位置に設けられ、前記係合部と前記スリットとの対向方向から見て、前記変位規制部の先端部の位置は、前記係合部よりも前記蓋部から離れた位置にあってもよい。
この構成によれば、変位規制部の先端部によって、電線の位置を係合部よりも蓋部から離れた位置に制限することが可能となる。これにより、係合部と係合する電気部品と電線との干渉を抑制することが可能となる。
[4]上記[2]または[3]において、前記電線収容部は、底壁と、前記底壁からそれぞれ延びるとともに互いに対向する第1側壁及び第2側壁と、を有し、前記第1側壁及び前記第2側壁において前記底壁とは反対側の端部をそれぞれの開放端部として、前記蓋部は、前記電線収容部における前記各開放端部側を覆っており、前記スリットは、前記第1側壁において前記開放端部から前記底壁に繋がる端部まで延びるように設けられていてもよい。
この構成によれば、電線収容部の第1側壁に設けられたスリットの近傍において、電線の位置を変位規制部によって制限することが可能となる。
[5]上記[4]において、前記カバーは、前記第1側壁の前記開放端部に当接する当接部を有していてもよい。
この構成によれば、カバーの当接部が第1側壁の開放端部に当接することで、カバーがそれ以上底壁に近づかないように構成できる。これにより、カバーが底壁側に押し込まれて電線が変位規制部と底壁とで挟まれることを回避可能となる。
[6]上記[5]において、前記当接部は、前記変位規制部を挟んだ両側に設けられる第1当接部と第2当接部とを含んでいてもよい。
この構成によれば、変位規制部の両側において、カバーの第1当接部及び第2当接部の各々が第1側壁の開放端部に当接される。このため、カバーの押し込みにより変位規制部が底壁に近づくことを、第1当接部及び第2当接部によって好適に抑制できる。
[7]上記[4]から[6]のいずれかにおいて、前記変位規制部は、前記スリット内に挿入される挿入部を有していてもよい。
この構成によれば、挿入部を含む変位規制部が、電線収容部の内側に位置しないように構成することが可能となる。これにより、電線収容部内におけるスペースの確保に寄与できる。
[8]上記[4]から[7]のいずれかにおいて、前記スリットは、前記第1側壁の前記開放端部に向かうにつれて幅が広がる傾斜部を有していてもよい。
この構成によれば、傾斜部によって電線をスリット内に入れやすくすることが可能となる。その結果、ケースに対する電線の組付性を向上させることが可能となる。
[9]上記[8]において、前記変位規制部は、前記電線収容部の内部側に位置する内側壁部を有し、前記内側壁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが対向する方向から見て、前記傾斜部に重なる位置に設けられていてもよい。
この構成によれば、電線が傾斜部と変位規制部とで挟み込まれることを内側壁部によって回避可能となる。
[10]上記[8]において、前記傾斜部を有する前記スリットは、前記電線収容部の長さ方向に沿って前記ケースに複数設けられ、前記変位規制部は、前記複数のスリットのそれぞれに対応して前記カバーに複数設けられ、前記電線収容部は、前記長さ方向の端部において電線導出部を有し、前記電線は、複数設けられ、前記複数の電線の各々の一端部は、前記複数のスリットの各々から個別に導出され、前記複数の電線の各々の他端部は、前記電線導出部からまとめて導出されていてもよい。
この構成によれば、各スリットがそれぞれ傾斜部を有するため、複数の電線の組付性を向上させることが可能となる。また、変位規制部が複数のスリットにそれぞれ対応して複数設けられるため、各スリットにおいて変位規制部にて電線の位置を制限することができる。
[11]上記[10]において、前記複数の変位規制部は、第1変位規制部と、第2変位規制部と、を含み、前記第1変位規制部は、前記スリット内に挿入される挿入部を有し、前記第2変位規制部は、前記電線収容部の内部側に位置する内側壁部を有し、前記内側壁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが対向する方向から見て、前記傾斜部に重なる位置に設けられ、前記第1変位規制部は、前記内側壁部を有しておらず、前記第1変位規制部は、前記複数のスリットのうち前記電線導出部に最も近いスリットに対応して設けられていてもよい。
この構成によれば、第2変位規制部が配置されるスリットにおいては、電線が傾斜部と変位規制部とで挟み込まれることを内側壁部によって回避可能となる。また、内側壁部を有しない第1変位規制部は、電線導出部に最も近いスリットに対応して設けられる。複数の電線のうち、電線導出部に最も近いスリットから導出される電線は、底壁の近くに配置されるため、当該スリットにおいては、電線が底壁から離れる方向に浮き上がりにくい。したがって、当該スリットに対応する第1変位規制部においては内側壁部を有しない構成とすることで、電線収容部内におけるスペースの確保に寄与できる。
[12]上記[11]において、前記第2変位規制部は、前記複数のスリットのうち前記電線導出部から最も遠いスリットに対応して設けられていてもよい。
この構成によれば、複数の電線のうち、電線導出部から最も遠いスリットから導出される電線は、電線収容部の底壁から離れて配置されるため、当該スリットにおいては、電線が底壁から離れる方向に浮き上がりやすい。したがって、当該スリットにおいては、電線が傾斜部と変位規制部とで挟み込まれるリスクが高くなる傾向にある。ここで、当該スリットに対応する第2変位規制部が内側壁部を有することで、電線が傾斜部と変位規制部とで挟み込まれることを内側壁部によって効果的に回避可能となる。
[13]上記[10]において、前記複数の変位規制部は、前記電線収容部の内部側に位置する内側壁部をそれぞれ有し、前記内側壁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが対向する方向から見て、前記傾斜部に重なる位置に設けられていてもよい。
この構成によれば、各スリットにおいて、電線が傾斜部と変位規制部とで挟み込まれることを内側壁部によって回避可能となる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の電池配線モジュールの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本明細書における「対向」とは、面同士又は部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。また、本明細書における「対向」とは、2つの部分の間に、2つの部分とは別の部材が介在している場合と、2つの部分の間に何も介在していない場合の両方を含む。
図1に示すように、本実施形態の電池配線モジュール10は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される電池11に装着されるものである。電池11は例えば二次電池である。電池11は、図示しない車両の走行用モータに電力を供給する。また、電池11は、充電状態や車両の運転状態に応じて走行用モータや発電用モータからの電力の供給を受ける。
電池11は、複数の電池セル12を備える。電池11は、複数の電池セル12が一方向に複数並んで配置されることにより、例えば略直方体状をなしている。以降の説明では、電池セル12の並ぶ方向をX方向、X方向に直交する方向をY方向として説明する。また、X方向及びY方向に直交するZ方向を上下方向とし、電池11に対して電池配線モジュール10が装着される側を上方とする。すなわち、電池11は、上方側の側面において、電池配線モジュール10が装着されるモジュール装着面13を有している。
各電池セル12は、2つの電池端子14を有している。2つの電池端子14は、一方が正極側で、他方が負極側の端子である。各電池セル12がX方向に並べられたとき、2つの電池端子14は、電池セル12の上面にY方向に沿って並ぶ。
(電池配線モジュール10の構成)
電池配線モジュール10は、電池11に電気的に接続される複数の電線21と、各電線21を収容するケース22と、を備えている。また、電池配線モジュール10は、例えば、ケース22に支持された複数のバスバ23を備える。各バスバ23は、例えば、ケース22のY方向の両側において、X方向に沿って複数並んで配置されている。各バスバ23は、X方向に隣り合う電池端子14同士を接続する。バスバ23は、電池端子14と例えば溶接によって接続される。各バスバ23は、それぞれ対応する電線21に電気的に接続されている。各電線21は、例えば各バスバ23の電圧を検出するための検圧用の電線である。各電線21は、図示しない検圧用装置に接続するためのコネクタ24に接続されている。また、電池配線モジュール10は、ケース22の上方を覆うカバー25を備える。
(ケース22の構成)
ケース22は、合成樹脂などの絶縁体にて形成されている。ケース22は、第1バスバ保持部26と、第2バスバ保持部27とを有している。第1バスバ保持部26と第2バスバ保持部27とは、互いに形状が異なる。第1バスバ保持部26と第2バスバ保持部27とは、X方向において交互に複数並んでいる。第1バスバ保持部26と第2バスバ保持部27とがなす列は、X方向に並ぶバスバ23の2列にそれぞれ対応して2列設けられている。X方向に隣り合う一対の第1バスバ保持部26と第2バスバ保持部27とは、1つのバスバ23を保持する。各バスバ23は、X方向に隣り合う第1バスバ保持部26と第2バスバ保持部27とに跨がる態様で設けられている。
ケース22は、センサ収容部30を有している。センサ収容部30は、例えば複数設けられている。複数のセンサ収容部30のうちの少なくとも1つには、電池11の温度を検出するための温度センサ60が収容される。
図2、図3及び図4は、ケース22におけるセンサ収容部30の付近を示す図である。図4に示すように、ケース22は、X方向に延在する電線収容部31を有している。電線収容部31は、ケース22のY方向両側においてX方向に並ぶバスバ23の2つの列にそれぞれ対応して2つ設けられている。
電線収容部31は、底壁32と、Y方向に互いに対向する第1側壁33及び第2側壁34とを有している。底壁32の下面は、前記モジュール装着面13にZ方向に対向する。第1側壁33及び第2側壁34の各々は、底壁32から上方に延びている。電線21は、第1側壁33及び第2側壁34のY方向の間に収容される。なお、第1側壁33は、第2側壁34に対してY方向外側に位置する側壁である。第1バスバ保持部26及び第2バスバ保持部27は、電線収容部31のY方向外側に設けられている。
電線収容部31は、開口する上方側が前記カバー25にて覆われる。詳しくは、第1側壁33及び第2側壁34はそれぞれ、底壁32と繋がる端部とは反対側の端部である開放端部33a,34aを有している。カバー25は、電線収容部31における開放端部33a,34a側を覆っている。
図3及び図4に示すように、センサ収容部30は、X方向において互いに隣り合う1つの第1バスバ保持部26と1つの第2バスバ保持部27に跨がるように形成されている。なお、以下では、センサ収容部30が跨がる第1バスバ保持部26及び第2バスバ保持部27をそれぞれ第1バスバ保持部26a及び第2バスバ保持部27aとして説明する。また、第1バスバ保持部26a以外の第1バスバ保持部26を第1バスバ保持部26bとする。また、第2バスバ保持部27a以外の第2バスバ保持部27を第2バスバ保持部27bとする。
第1バスバ保持部26b及び第2バスバ保持部27bは、電線収容部31からY方向の外側に延出している。電線収容部31の第1側壁33において、複数の第2バスバ保持部27bにそれぞれ対応する位置には、開口部35が設けられている。第2バスバ保持部27bに保持されるバスバ23に接続される電線21の一端部は、電線収容部31の内部から開口部35を通じてY方向の外側に引き出される。
第1バスバ保持部26a及び第2バスバ保持部27aは、センサ収容部30からY方向の外側に延出している。電線収容部31の第1側壁33において、第2バスバ保持部27aに対応する位置には、スリット36が設けられている。第2バスバ保持部27aに保持されるバスバ23に接続される電線21の一端部は、電線収容部31の内部からスリット36を通じてY方向の外側に引き出される。
電線収容部31は、長さ方向の端部において電線導出部28(図1参照)を有している。各電線21において、バスバ23に接続される端部とは反対側の端部は、電線導出部28からケース22の外部にまとめて導出されるとともに、前記コネクタ24に接続される。
(センサ収容部30の構成)
図2及び図4に示すように、ケース22は、第1バスバ保持部26aと第2バスバ保持部27aとに跨がって設けられる対向壁部37を有している。対向壁部37は、電線収容部31の第1側壁33のY方向外側に設けられている。対向壁部37は、例えば、第1側壁33に対して平行をなす。対向壁部37は、第1側壁33とY方向に対向している。第1バスバ保持部26aは、対向壁部37からY方向外側に延出している。
センサ収容部30は、第1側壁33と対向壁部37との間に設けられている。また、センサ収容部30は、第1バスバ保持部26aと電線収容部31との間に設けられている。センサ収容部30は、ばね支持部38を有している。ばね支持部38は、第1側壁33と対向壁部37とを繋ぐように形成されている。
図5に示すように、センサ収容部30には、温度センサ60及びばね部材61が収容されている。ばね部材61は、温度センサ60とばね部材61との間に設けられている。ばね部材61は、温度センサ60を下方に付勢する。温度センサ60は、例えばサーミスタである。温度センサ60は、温度検出面60aを有している。温度センサ60は、ばね部材61の付勢力によって、温度検出面60aが電池セル12の上面12aに押し付けられている。
図2及び図5に示すように、センサ収容部30は、温度センサ60を保持する保持片41を有している。保持片41は、電線収容部31のY方向外側に設けられている。保持片41は、第2バスバ保持部27aの基端部からZ方向上方に延びる延出部42と、延出部42の先端部からX方向に沿って突出する爪部43とを有している。延出部42は、X方向に撓むことが可能に形成されている。温度センサ60は、爪部43に対してZ方向上方に引っ掛かるようになっている。これにより、爪部43は、温度センサ60におけるZ方向上方への変位を規制する。保持片41の爪部43は、スリット36に対してその開口方向に対向する位置に設けられている。なお、スリット36の開口方向は、Y方向に沿った方向である。すなわち、保持片41の爪部43は、Y方向においてスリット36に対向している。
(スリット36の構成)
図3及び図6に示すように、スリット36は、直線部51と、傾斜部52とを有している。直線部51は、第1側壁33において、スリット36のZ方向の中間部から底壁32と繋がる下端部にわたって形成されている。傾斜部52は、第1側壁33において、直線部51の上端から開放端部33aにわたって形成されている。すなわち、本実施形態では、スリット36のおよそ下半分に直線部51が形成され、スリット36のおよそ上半分に傾斜部52が形成されている。直線部51は、X方向の幅がZ方向において一様をなす。傾斜部52は、開放端部33aに向かうにつれてX方向の幅が広がる形状をなす。傾斜部52におけるスリット36の端面は、例えば直線形状をなしている。
スリット36は、複数のセンサ収容部30にそれぞれ対応して複数設けられている。本実施形態のケース22は、2つのセンサ収容部30と、2つのスリット36を有している。図1に示すように、複数(本実施形態では2つ)のスリット36のうち、電線導出部28に最も近いスリット36を第1スリット36aとしている。また、複数(本実施形態では2つ)のスリット36のうち、電線導出部28から最も遠いスリット36を第2スリット36bとしている。
(カバー25の構成)
図2及び図3に示すように、カバー25は、合成樹脂などの絶縁体にて形成されている。カバー25は、電線収容部31を覆う蓋部70を有している。蓋部70は、例えば、Z方向に対して垂直な板状をなす。蓋部70の上面は、例えば、Z方向において第1側壁33の開放端部33aと同じ位置になるように構成されている。なお、カバー25は、蓋部70から延出するロック部70aを有している。ロック部70aは、第1側壁33に設けられた係止凸部33bに係止される。これにより、カバー25がケース22に固定される。
カバー25は、蓋部70からZ方向に沿って延出する第1変位規制部71及び第2変位規制部72を有している。第1変位規制部71は、第1スリット36aに対応して設けられている(図3参照)。第2変位規制部72は、第2スリット36bに対応して設けられている(図7参照)。
(第1変位規制部71の構成)
図3及び図5に示すように、第1変位規制部71は、第1スリット36a内に挿入される挿入部73を有している。挿入部73は、第1スリット36aの一部を塞ぐように構成されている。詳しくは、挿入部73は、第1スリット36aにおける傾斜部52の上端部から直線部51のZ方向の中間部までの範囲を塞いでいる。なお、第1スリット36aの開口方向、すなわちY方向から見た挿入部73の形状は、傾斜部52及び直線部51の形状に沿っている。すなわち、挿入部73は、第1スリット36aの形状に合わせて、下端側が先細りする形状をなしている。
図5に示すように、第1変位規制部71は、その延出方向における先端部71aを有している。第1変位規制部71において、先端部71aは、挿入部73の下端部と一致する。第1スリット36aにおいて、電線21は、第1変位規制部71の先端部71aと底壁32との間に形成される隙間から電線収容部31の外部に導出される。カバー25がケース22に組み付けられた状態において、Y方向から見たときの第1変位規制部71の先端部71aの位置は、保持片41の爪部43よりも蓋部70から離れた位置にある。すなわち、Y方向から見て、先端部71aは、爪部43よりもZ方向下方に位置している。
カバー25は、第1当接部74a及び第2当接部74bを有している。第1当接部74a及び第2当接部74bは、第1変位規制部71のX方向両側にそれぞれ設けられている。換言すると、第1変位規制部71は、X方向において第1当接部74aと第2当接部74bとの間に位置している。第1当接部74a及び第2当接部74bはそれぞれ、第1側壁33の開放端部33aに当接する。なお、Z方向における開放端部33aの位置は、第1当接部74a及び第2当接部74bと当接する各箇所において、蓋部70のZ方向の厚さ分だけ下方に下がっている。
(第2変位規制部72の構成)
図7及び図8に示すように、第2変位規制部72は、第1変位規制部71と同様の挿入部73と、内側壁部75とを有している。第2変位規制部72の挿入部73は、第2スリット36b内に挿入される。第2変位規制部72の挿入部73における形状等の構成は、第1変位規制部71の挿入部73と同様であるため、詳細な説明を省略する。
内側壁部75は、挿入部73からX方向の両側に延びている。内側壁部75は、挿入部73に対して一体に形成されている。第2変位規制部72において、挿入部73は、内側壁部75からY方向に突出するように形成されている。また、第2変位規制部72において、挿入部73の下端位置と内側壁部75の下端位置は一致している。
カバー25がケース22に組み付けられた状態において、内側壁部75は、電線収容部31の内部側に位置する。X方向において、内側壁部75のX方向の幅は、第2スリット36bにおける直線部51の幅よりも大きい。これにより、内側壁部75は、第2スリット36bの開口方向、すなわちY方向から見て、傾斜部52に重なる位置に配置される。
第2変位規制部72の延出方向における先端部72aは、第1変位規制部71の先端部71aと同様の構成をなす。すなわち、第2スリット36bにおいて、電線21は、第2変位規制部72の先端部72aと底壁32との間に形成される隙間から電線収容部31の外部に導出される。そして、カバー25がケース22に組み付けられた状態において、Y方向から見たときの第2変位規制部72の先端部72aの位置は、保持片41の爪部43よりも蓋部70から離れた位置にある。すなわち、Y方向から見て、先端部72aは、爪部43よりもZ方向下方に位置している。
なお、前述の第1当接部74a及び第2当接部74bは、第2変位規制部72のX方向の両側にもそれぞれ形成されている。すなわち、第2変位規制部72は、X方向において第1当接部74aと第2当接部74bとの間に位置している。
次に、電池配線モジュール10における、各電線21、カバー25及び温度センサ60の組み付け態様について説明する。
ケース22に複数の電線21を配置する際、電線導出部28に近いバスバ23に接続される電線21から順に組み付ける。したがって、電線導出部28に近いバスバ23に接続される電線21ほど、電線収容部31において底壁32の近くを通る。そして、電線導出部28から離れたバスバ23に接続される電線21は、先に配置された電線21の上に配置されることとなる。
ケース22に各電線21を配置した後、ケース22にカバー25を組み付ける。
ここで、図6は、カバー25の組み付け時において、第1スリット36aに第1変位規制部71が挿入される様子を示している。同図に示すように、第1スリット36aに通される電線21が、底壁32から離れる方向に浮き上がって、保持片41の爪部43よりも上側に位置する場合がある。この場合、第1変位規制部71が第1スリット36aにZ方向下方に挿入されると、第1変位規制部71の先端部71aが電線21に接触して、電線21を爪部43よりも下側に移動させる。
仮に、電線21が爪部43よりも上側に位置する状態で温度センサ60が組み付けられると、電線21が爪部43と温度センサ60とで挟み込まれるおそれがある。その点、本実施形態では、第1変位規制部71が、電線21が爪部43よりも上側に移動しないように規制する。このため、爪部43と温度センサ60とによる電線21の挟み込みの発生が抑制されるようになっている。
なお、第1スリット36aは、第2スリット36bよりも電線導出部28に近い位置にある。したがって、電線収容部31において、第1スリット36aに通される電線21の上には、他の電線21が配置されている。このため、第1スリット36aに通される電線21は、底壁32から離れる方向に浮き上がりにくくなっている。
一方、第2スリット36bは、第1スリット36aよりも電線導出部28から離れた位置にある。したがって、第2スリット36bに通される電線21は、電線収容部31において他の電線21の上に配置される。このため、第2スリット36bに通される電線21は、底壁32から離れる方向に浮き上がりやすくなっている。
図8は、カバー25の組み付け時において、第2スリット36bに第2変位規制部72が挿入される様子を示している。同図に示すように、第2スリット36bに通される電線21が、第2スリット36bの傾斜部52まで浮き上がってしまう場合がある。この場合、第2変位規制部72がZ方向下方に挿入されると、第2変位規制部72の内側壁部75の下端が電線21に接触して、電線21を下方に移動させる。このとき、内側壁部75によって下方に押される電線21は、第2スリット36bの傾斜部52に沿って下方に移動し、直線部51に入り込む。その後、電線21は、第2変位規制部72の先端部72aによって、爪部43よりも下側まで押し込まれる。
ここで、仮に、第2変位規制部72に内側壁部75が無い場合を考える。この場合、電線21が傾斜部52まで浮き上がっているとき、第2スリット36bに挿入部73を挿入しても、挿入部73の下端に電線21を接触させることができずに、電線21が傾斜部52と第2変位規制部72との間に挟み込まれるおそれがある。その点、本実施形態では、傾斜部52にある電線21を直線部51に案内する内側壁部75を第2変位規制部72が有する。このため、傾斜部52と第2変位規制部72とによる電線21の挟み込みを抑制することが可能となっている。
なお、第1スリット36aに対応する第1変位規制部71には、内側壁部75が設けられていない。前述のように、第1スリット36aに通される電線21は、底壁32から離れる方向に浮き上がりにくいため、当該電線21が第1スリット36aの傾斜部52まで浮き上がることが生じにくい。このため、第1変位規制部71においては内側壁部75を省略して、電線収容部31内におけるスペースを確保している。
本実施形態の効果について説明する。
(1)カバー25は、蓋部70から延出する第1変位規制部71及び第2変位規制部72を有している。そして、第1変位規制部71及び第2変位規制部72の各々は、蓋部70に近づく方向への電線21の変位を規制する。この構成によれば、第1変位規制部71及び第2変位規制部72によって電線21の位置が制限されるため、例えば、電線21と温度センサ60との干渉を抑制することが可能となる。
(2)電線収容部31は、電線21が導出されるスリット36を有している。そして、第1変位規制部71及び第2変位規制部72の各々は、スリット36の一部を塞ぐように構成されている。この構成によれば、電線21が導出されるスリット36の近傍において、電線21の位置を第1変位規制部71及び第2変位規制部72によって制限することが可能となる。
(3)ケース22は、ケース22に取り付けられる温度センサ60と係合する係合部としての爪部43を有している。爪部43は、電線収容部31の外側においてスリット36に対向する位置に設けられている。そして、爪部43とスリット36との対向方向であるY方向から見て、第1変位規制部71及び第2変位規制部72の各々の先端部71a,72aの位置は、爪部43よりも蓋部70から離れた位置にある。この構成によれば、第1変位規制部71及び第2変位規制部72の各々の先端部71a,72aによって、電線21の位置を爪部43よりも蓋部70から離れた位置に制限することが可能となる。これにより、爪部43と係合する温度センサ60と電線21との干渉を抑制することが可能となる。
(4)電線収容部31は、底壁32と、底壁32からそれぞれ延びるとともに互いに対向する第1側壁33及び第2側壁34と、を有している。蓋部70は、電線収容部31における開放端部33a,34a側を覆っている。そして、スリット36は、第1側壁33において開放端部33aから底壁32に繋がる端部まで延びるように設けられている。この構成によれば、電線収容部31の第1側壁33に設けられたスリット36の近傍において、電線21の位置を第1変位規制部71及び第2変位規制部72によって制限することが可能となる。
(5)カバー25は、第1側壁33の開放端部33aに当接する第1当接部74a及び第2当接部74bを有している。この構成によれば、第1当接部74a及び第2当接部74bの各々が第1側壁33の開放端部33aに当接することで、カバー25がそれ以上底壁32に近づかないように構成できる。これにより、カバー25が底壁32側に押し込まれて電線21が第1変位規制部71及び第2変位規制部72と底壁32とで挟まれることを回避可能となる。
(6)第1当接部74a及び第2当接部74bは、X方向において第1変位規制部71を挟んだ両側に設けられている。これにより、第1変位規制部71の両側において、第1当接部74a及び第2当接部74bの各々が第1側壁33の開放端部33aに当接される。また、第1当接部74a及び第2当接部74bは、X方向において第2変位規制部72を挟んだ両側に設けられている。これにより、第2変位規制部72の両側において、第1当接部74a及び第2当接部74bの各々が第1側壁33の開放端部33aに当接される。したがって、カバー25の押し込みにより第1変位規制部71及び第2変位規制部72が底壁32に近づくことを、第1当接部74a及び第2当接部74bによって好適に抑制できる。
(7)第1変位規制部71は、第1スリット36a内に挿入される挿入部73を有している。この構成によれば、挿入部73を含む第1変位規制部71が、電線収容部31の内側に位置しないように構成することが可能となる。これにより、電線収容部31内におけるスペースの確保に寄与できる。
(8)スリット36は、第1側壁33の開放端部33aに向かうにつれて幅が広がる傾斜部52を有している。この構成によれば、傾斜部52によって電線21をスリット36内に入れやすくすることが可能となる。その結果、ケース22に対する電線21の組付性を向上させることが可能となる。
(9)第2変位規制部72は、電線収容部31の内部側に位置する内側壁部75を有している。内側壁部75は、第1側壁33と第2側壁34との対向方向であるY方向から見て傾斜部52に重なる位置に配置されている。この構成によれば、電線21が傾斜部52と第2変位規制部72とで挟み込まれることを内側壁部75によって回避可能となる。
(10)傾斜部52を有するスリット36は、電線収容部31の長さ方向に沿ってケース22に複数設けられている。電線収容部31は、長さ方向の端部において電線導出部28を有している。複数の電線21の各々の一端部は、複数のスリット36の各々から個別に導出される。そして、複数の電線21の各々の他端部は、電線導出部28からまとめて導出されている。この構成によれば、複数の電線21にそれぞれ対応する複数のスリット36が傾斜部52をそれぞれ有する。このため、各電線21の組付性を向上させることが可能となる。
(11)第1変位規制部71は、複数のスリット36のうち電線導出部28に最も近い第1スリット36aに対応して設けられている。そして、第1変位規制部71は、第1スリット36a内に挿入される挿入部73を有し、かつ、第2変位規制部72が有するような内側壁部75を有していない。第1スリット36aから導出される電線21は、電線収容部31の底壁32の近くに配置されるため、当該電線21は底壁32から離れる方向に浮き上がりにくい。したがって、第1スリット36aにおいては、傾斜部52と第1変位規制部71との間における電線21の挟み込みが生じにくいため、第1変位規制部71から内側壁部75を省略して、電線収容部31内におけるスペースの確保に寄与できる。
(12)第2変位規制部72は、複数のスリット36のうち電線導出部28から最も遠い第2スリット36bに対応して設けられている。第2スリット36bから導出される電線21は、底壁32から離れる方向に浮き上がりやすい。したがって、第2スリット36bにおいては、電線21が傾斜部52の位置まで上がりやすい。そこで、第2スリット36bに対応する第2変位規制部72が内側壁部75を有することで、電線21が傾斜部52と第2変位規制部72とで挟み込まれることを内側壁部75によって効果的に回避可能となる。
(変更例)
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、第2変位規制部72を第1変位規制部71に変更してもよい。
・上記実施形態において、第1変位規制部71を第2変位規制部72に変更してもよい。すなわち、複数のスリット36にそれぞれ対応して設けられる変位規制部を全て、内側壁部75を有する第2変位規制部72に変更してもよい。この構成によれば、各スリット36において、電線21が傾斜部52と第2変位規制部72とで挟み込まれることを内側壁部75によって回避可能となる。
・上記実施形態では、センサ収容部30の数、及びそれに対応するスリット36の数をそれぞれ2つとしたが、これに限らず、センサ収容部30の数及びスリット36の数をそれぞれ1つ、または3つ以上としてもよい。
・第2変位規制部72の形状は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態の第2変位規制部72から挿入部73を省略し、第2変位規制部72を板状の内側壁部75のみで形成してもよい。また、第1変位規制部71を板状の内側壁部75のみで形成してもよい。
・上記実施形態の第1変位規制部71及び第2変位規制部72は、スリット36の一部分を塞ぐ位置に設けられる。しかしながら、これ以外に例えば、第1変位規制部71及び第2変位規制部72を、電線収容部31内におけるスリット36を塞がない位置に設けてもよい。また、蓋部70から延出し、蓋部70に近づく方向への電線21の変位を規制する変位規制部を、開口部35に対応する位置に設けてもよい。
・上記実施形態では、ケース22に取り付けられ爪部43に係合される電気部品として、温度センサ60を例に挙げたが、電気部品としては温度センサ60以外の部品であってもよい。
・上記実施形態において、第1当接部74a及び第2当接部74bの一方を省略してもよい。すなわち、第1側壁33の開放端部33aに当接する当接部は、第1変位規制部71及び第2変位規制部72の少なくとも一方において、X方向の一方側のみに設けられるものであってもよい。
・Y方向から見た、傾斜部52におけるスリット36の端面の形状を、例えば湾曲状に変更してもよい。
・各スリット36において傾斜部52を省略し、各スリット36が直線部51のみで形成される構成としてもよい。
・上記実施形態のセンサ収容部30は、第1バスバ保持部26a及び第2バスバ保持部27aに跨がって設けられたが、ケース22におけるセンサ収容部30の配置位置は、上記実施形態に特に限定されるものではない。
・カバー25は、ケース22に一体に形成されていてもよい。
・今回開示された実施形態及び変更例はすべての点で例示であって、本発明はこれらの例示に限定されるものではない。すなわち、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 電池配線モジュール
11 電池
12 電池セル
12a 上面
13 モジュール装着面
14 電池端子
21 電線
22 ケース
23 バスバ
24 コネクタ
25 カバー
26(26a,26b) 第1バスバ保持部
27(27a,27b) 第2バスバ保持部
28 電線導出部
30 センサ収容部
31 電線収容部
32 底壁
33 第1側壁
33a 開放端部
33b 係止凸部
34 第2側壁
34a 開放端部
35 開口部
36 スリット
36a 第1スリット(スリット)
36b 第2スリット(スリット)
37 対向壁部
38 ばね支持部
41 保持片
42 延出部
43 爪部(係合部)
51 直線部
52 傾斜部
60 温度センサ(電気部品)
60a 温度検出面
61 ばね部材
70 蓋部
70a ロック部
71 第1変位規制部(変位規制部)
71a 先端部
72 第2変位規制部(変位規制部)
72a 先端部
73 挿入部
74a 第1当接部(当接部)
74b 第2当接部(当接部)
75 内側壁部
X 方向
Y 方向(係合部とスリットとの対向方向、第1側壁と第2側壁との対向方向)
Z 方向

Claims (13)

  1. 電池に装着される電池配線モジュールであって、
    前記電池に電気的に接続される電線と、
    前記電線を収容する電線収容部を有するケースと、
    前記電線収容部を覆う蓋部を有するカバーと、を備え、
    前記カバーは、前記蓋部から延出する変位規制部を有し、
    前記変位規制部は、前記蓋部に近づく方向への前記電線の変位を規制する、
    電池配線モジュール。
  2. 前記電線収容部は、前記電線が導出されるスリットを有し、
    前記変位規制部は、前記スリットの一部を塞ぐように構成されている、
    請求項1に記載の電池配線モジュール。
  3. 前記ケースは、前記ケースに取り付けられる電気部品と係合する係合部を有し、
    前記係合部は、前記電線収容部の外側において前記スリットに対向する位置に設けられ、
    前記係合部と前記スリットとの対向方向から見て、前記変位規制部の先端部の位置は、前記係合部よりも前記蓋部から離れた位置にある、
    請求項2に記載の電池配線モジュール。
  4. 前記電線収容部は、底壁と、前記底壁からそれぞれ延びるとともに互いに対向する第1側壁及び第2側壁と、を有し、
    前記第1側壁及び前記第2側壁において前記底壁とは反対側の端部をそれぞれの開放端部として、前記蓋部は、前記電線収容部における前記各開放端部側を覆っており、
    前記スリットは、前記第1側壁において前記開放端部から前記底壁に繋がる端部まで延びるように設けられている、
    請求項2に記載の電池配線モジュール。
  5. 前記カバーは、前記第1側壁の前記開放端部に当接する当接部を有している、
    請求項4に記載の電池配線モジュール。
  6. 前記当接部は、前記変位規制部を挟んだ両側に設けられる第1当接部と第2当接部とを含む、
    請求項5に記載の電池配線モジュール。
  7. 前記変位規制部は、前記スリット内に挿入される挿入部を有している、
    請求項4に記載の電池配線モジュール。
  8. 前記スリットは、前記第1側壁の前記開放端部に向かうにつれて幅が広がる傾斜部を有している、
    請求項4に記載の電池配線モジュール。
  9. 前記変位規制部は、前記電線収容部の内部側に位置する内側壁部を有し、
    前記内側壁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが対向する方向から見て、前記傾斜部に重なる位置に設けられている、
    請求項8に記載の電池配線モジュール。
  10. 前記傾斜部を有する前記スリットは、前記電線収容部の長さ方向に沿って前記ケースに複数設けられ、
    前記変位規制部は、前記複数のスリットのそれぞれに対応して前記カバーに複数設けられ、
    前記電線収容部は、前記長さ方向の端部において電線導出部を有し、
    前記電線は、複数設けられ、
    前記複数の電線の各々の一端部は、前記複数のスリットの各々から個別に導出され、
    前記複数の電線の各々の他端部は、前記電線導出部からまとめて導出されている、
    請求項8に記載の電池配線モジュール。
  11. 前記複数の変位規制部は、第1変位規制部と、第2変位規制部と、を含み、
    前記第1変位規制部は、前記スリット内に挿入される挿入部を有し、
    前記第2変位規制部は、前記電線収容部の内部側に位置する内側壁部を有し、
    前記内側壁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが対向する方向から見て、前記傾斜部に重なる位置に設けられ、
    前記第1変位規制部は、前記内側壁部を有しておらず、
    前記第1変位規制部は、前記複数のスリットのうち前記電線導出部に最も近いスリットに対応して設けられている、
    請求項10に記載の電池配線モジュール。
  12. 前記第2変位規制部は、前記複数のスリットのうち前記電線導出部から最も遠いスリットに対応して設けられている、
    請求項11に記載の電池配線モジュール。
  13. 前記複数の変位規制部は、前記電線収容部の内部側に位置する内側壁部をそれぞれ有し、
    前記内側壁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが対向する方向から見て、前記傾斜部に重なる位置に設けられている、
    請求項10に記載の電池配線モジュール。
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