JP5779513B2 - 電池配線モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池配線モジュールに関する。
電気自動車やハイブリット車用の電池モジュールは、内部に発電要素を有する扁平な形状の本体部と、正極及び負極の電極とを備える複数の単電池を重ねて配置されている。そして、隣り合う単電池の電極間が接続部材で接続されることにより複数の単電池が直列や並列に接続されている。
下記特許文献1には、接続部材と、単電池の電圧を測定するための電圧検知線と、接続部材と電圧検知線とを収容する基部とからなる電池配線モジュールが記載されている。この電池配線モジュールを単電池群に装着し、各接続部材に形成されている端子挿通孔に各単電池の電極端子を挿通させた上で、ナットを螺合させて締め付けることで、各単電池間が電気的に接続される。
特開2011ー008957号公報
ところで、特許文献1に開示の基部の一側壁には、収容された電圧検知線の上部を開閉可能に覆う蓋部が取り付けられており、電圧検知線を保護することができる。しかしながら、このような構成によると、基部内に配索された電圧検知線が浮き上がった状態で、蓋部を閉めた場合に当該電圧検知線が蓋部との間に挟み込まれる虞があった。このため、簡易な構成で当該検知線の挟み込みを防止することが要求されている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、簡易な構成で検知線が蓋部との間に挟み込まれるのを防止することが可能な電池配線モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べてなる単電池群に取り付けられる電池配線モジュールであって、前記電極端子に接続される複数個のバスバーと、前記バスバーを収容する複数のバスバー収容部と、前記単電池群の状態を検出するための複数の検知電線と、一対の溝壁部を有して前記バスバー収容部に沿って設けられ前記一対の溝壁部間に前記複数の検知電線を収容する電線収容溝と、前記電線収容溝を覆う蓋部と、前記蓋部の裏面側に突出すると共に前記一対の溝壁部に沿って設けられて、前記蓋部を閉じる時に前記電線収容溝内に収容された前記複数の検知電線の浮き上がりを規制する、一対の電線押し込みリブと、を備え、前記一対の溝壁部の双方又は一方には、前記電線収容溝の内方に突出して、前記複数の検知電線に対して前記電線収容溝の開口側から当接することにより前記複数の検知電線が前記電線収容溝から外れることを規制する電線押さえ片が形成されており、前記電線押し込みリブには前記電線押さえ片に対応する位置に、前記電線押さえ片との干渉を避ける切欠部が形成されている
本発明によれば、複数の検知電線が電線収容溝内に一括して収容されるので、1つの電線収容溝内に1つの検知電線を収容する場合に比べて、電線収容溝内へ検知電線を収容する作業の効率を向上させることができる。
また、検知電線60は、湾曲した状態の検知電線が弾性復帰する力によって溝壁部の内壁面に沿って上方に撓み変形し、検知電線が電線収容溝から外部へはみ出すことが懸念される。
そこで、本発明においては、蓋部の内面には、電線押し込みリブが形成されている。この蓋部閉じると、この電線押し込みリブが、電線収容溝から上方にはみ出した検知電線に上方から当接する。すると、この電線押し込みリブによって、検知電線は下方に押圧される。これにより、検知電線が、電線収容溝の内部に押し込まれるのである。
上記した一対の電線押し込みリブは、電線収容溝を構成する一対の溝壁部に沿うように形成されているので、溝壁部に沿って撓み変形した検知電線を、確実に電線収容溝の内部に押し込むことができる。
また、本発明によれば、電線押し込みリブが、電線押さえ片と干渉することが抑制される。この結果、電線押し込みリブと電線押さえ片との干渉を抑制するために、電線押し込みリブの高さ位置と電線押さえ片の高さ位置とを異なる位置に設定しなくてもよい。この結果、電池モジュールを低背化することができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記一対の溝壁部のうち前記バスバー収容部側に位置するバスバー側溝壁部には、前記複数の検知電線の少なくとも一つを前記バスバー収容部側に通すための電線挿通部が前記バスバー側溝壁部を切り欠いて設けられ、前記一対の電線押し込みリブのうち前記バスバー側溝壁部に沿うバスバー側電線押し込みリブは前記電線挿通部の両側縁部間に亘って形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、検知電線は、電線挿通部を通って、バスバー収容部から電線収容溝へと導かれる。本態様においては、一対の電線押し込みリブのうちバスバー側溝壁部に沿うバスバー側電線押し込みリブは電線挿通部の左右両側縁部間に渡って形成されている。このため、検知電線が電線押し込みリブによって下方に押圧されることにより、電線挿通部から電線収容溝へと、検知電線を確実に収容させることができる。
前記蓋部は、前記バスバー収容部にヒンジを介して一体に設けられると共に、前記蓋部の前記ヒンジとは反対側に前記蓋部の閉蓋状態を保持するためのロック部が設けられていることが好ましい。
上記の態様によれば、これにより、蓋部をバスバー収容部と別体に設ける場合に比べて、部品点数を削減することができる。
前記バスバー収容部毎に分割された複数の接続ユニットを連結して構成されることが好ましい。
上記の態様によれば、比較的に小さな接続ユニットを金型で成形し、この接続ユニットを連結することにより、比較的に大きな電池配線モジュールを形成できる。これにより、1つの大きな電池配線モジュールを、1つの金型で成形する場合に比べて、金型が大型化することを抑制できる。この結果、電池配線モジュールの製造コストを低減させることができる。
前記検知電線の先端には前記バスバーに接続される電圧検知端子が接続されていることが好ましい。
上記の態様によれば、単電池の電圧をけんちすることができる。
本発明によれば、簡易な構成で検知線が蓋部との間に挟み込まれるのを防止することが可能な電池接続アセンブリを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電池配線モジュールが取り付けられた電池モジュールの平面図 電池配線モジュールの蓋部が開いた状態を示す電池モジュールの平面図 電池配線モジュールのうち1つの収容ユニット部分を拡大した平面図 同側面図 図1のA−A断面図
<実施形態>
本発明を電池モジュール10に適用した一実施形態を、図1ないし図5を参照しつつ説明する。電池モジュール10は、電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両(図示せず)に搭載されて、車両を駆動するための電源として使用される。電池モジュール10は、正極および負極の電極端子11を備えた複数の単電池12が並べて配された単電池群13を有する。複数の電極端子11間は、電池配線モジュール20によって電気的に接続されている。
なお、以下の説明において、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
(単電池12)
単電池12の内部には図示しない発電要素が収容されている。単電池12の上面には、長手方向(図2における上下方向)の両端部寄りの位置に、一対の電極端子11,11が上方に突出して形成されている。電極端子11の一方は正極端子であり、他方は負極端子である。正極端子を構成する電極端子11と、負極端子を構成する電極端子11とは同形、同大である。電極端子11は、金属製の端子台(図示せず)から上方に向かって丸棒状に突出する電極ポスト14を備え、その電極ポスト14の外面にはねじ山が形成されている。単電池12は、隣り合う電極端子11が異なる極性となるように配置されている。複数の単電池12は図2における左右方向に並べられて単電池群13を構成している。
(電池配線モジュール20)
電池配線モジュール20は、単電池12の正極および負極の電極端子11の電極ポスト14にそれぞれ挿通されて接続される一対の端子貫通孔22,22を有する金属製の複数のバスバー21と、バスバー21を保持するバスバー収容部32を有する合成樹脂製の樹脂プロテクタ30と、バスバー21に重ねて電気的に接続される電圧検知端子50と、電圧検知端子50に接続される検知電線60と、樹脂プロテクタ30の開放面を覆う蓋部40と、を備える。
(樹脂プロテクタ30)
樹脂プロテクタ30は、後述する接続ユニット31を複数個連結してなり、図2に示すように、単電池12の並び方向(図中左右方向)に細長い形状をなしている。
(バスバー21)
バスバー21は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等からなる金属製の板材を所定の形状にプレス加工することにより形成され、図4に示すように、全体として略長方形状をなしている。バスバー21の表面には、スズ、ニッケル等の金属がメッキされていてもよい。バスバー21には、電極端子11の電極ポスト14が挿通される円形状をなす一対の端子貫通孔22,22が、バスバー21を貫通して形成されている。この端子貫通孔22は、電極ポスト14の径よりも若干大きく設定されている。端子貫通孔22内に電極ポスト14が貫通された状態でナット(図示せず)が螺合されて、ナットと端子台との間にバスバー21が挟まれることにより、電極端子11とバスバー21とが電気的に接続される。
(接続ユニット31)
接続ユニット31は、複数個連結させることにより樹脂プロテクタ30を構成するものであって、図3の平面図に示すように、上方に開口すると共にバスバー21を収容し保持するバスバー収容部32と、バスバー21に重ねて設けられる電圧検知端子50に接続される検知電線60を収容するための電線収容溝33とが、樹脂プロテクタ30の長手方向に沿って設けられている。
バスバー収容部32は、隣り合うバスバー21を仕切る絶縁壁72が上方に立ち上がって、バスバー21が収容可能な大きさに形成されている。またこの絶縁壁72は、隣接する電極端子11の保護壁としても機能する。バスバー収容部32のうち図3中下側に位置する前壁32Aはその一部が切り欠かれており、後述するバレル保持部35に連結されている。
電線収容溝33は、一対の溝壁部33A,33Bおよび底部33Cを有して、バスバー収容部32の並び方向に沿って設けられている。電線収容溝33は上方に開口して形成されている。一対の溝壁部33A,33Bは、バスバー収容部32側に位置する内側溝壁部(バスバー側溝壁部)33Aと、バスバー収容部32と反対側に位置する外側溝壁部33Bとを備える。この電線収容溝33内には、複数の検知電線60が収容可能である。溝壁部33Aには、バスバー収容部32側(図3の上側)から検知電線60を電線収容溝33内に導入するための電線挿通部34が設けられており、この電線挿通部34とバスバー収容部32との間に、後述する電圧検知端子50の電線接続部52を保持する溝状のバレル保持部35が、電線収容溝33に対して垂直方向に延びて設けられて、これにより電線収容溝33とバスバー収容部32とが連結状態とされている。
電線収容溝33の一対の溝壁部33A,33Bのうち、電線挿通部34の近傍には、検知電線60を上方(開口側)から電線収容溝33内に保持する一対の電線押さえ片36A,36Bが、その先端部間に空隙を隔てて互いに対向するように、溝壁部33A,33Bの上端縁付近から突設されている。これら一対の電線押さえ片36A,36Bのうち、外側溝壁部33Bからバスバー収容部32側の内方(内側溝壁部33Aに向かう方向)に向けて突設されている一方の電線押さえ片36Bは、他方の押さえ片36A(バスバー収容部32側から外側溝壁部33Bに向けて突設されている電線押さえ片36A)よりもその長さが長く設定されている。これにより、一対の電線押さえ片36A,36B間の空隙は、電線収容溝33の幅方向における中心線よりも、バスバー収容部32側に片寄っている。
さらに、外側溝壁部33Bのうち、電線挿通部34を挟んで電線押さえ片36Bの反対側(図3中右側)には、対向する内側溝壁部33Aに向けて電線押さえ片39が突設されている。この電線押さえ片39は、その長さが上述した電線押さえ片36Bと同等の長さとされている。
バスバー収容部32のうち電線収容溝33とは反対側の絶縁壁72の端縁部には、各接続ユニット31の開放面全体を覆ってバスバー21および電極端子11を保護し、かつ、検知電線60のはみ出しを防止する板状の蓋部40が、ヒンジ41を介して開閉回動可能に設けられている。この蓋部40の図3中上側の端縁部付近にはロック部42が切り起こされるように設けられており(図5参照)、このロック部42が接続ユニット31の電線収容溝33側の外面(図3中下側の面)に設けられたロック受け部38に係止されることにより、バスバー収容部32および電線収容溝33をその開放面(上面)側から閉塞可能としている。
また、蓋部40のうち図3中左上の角部には、先端に爪部43Aを有する一対の嵌合片43が、隣り合う接続ユニット31の蓋部40に向けて(図3中左方向)延びるように設けられているとともに、同じく図3中右上の角部には隣接する接続ユニット31の蓋部40の嵌合片43を受け入れ可能な嵌合凹部44が蓋面から切り起こされて設けられている。上記嵌合片43が隣り合う接続ユニット31の嵌合凹部44内に嵌合し、爪部43Aが嵌合凹部44の端部に係止されることにより、隣り合う接続ユニット31の蓋部40同士が互いに連結された状態となる(図2参照)。
蓋部40の下面には、下方に突出する一対の電線押し込みリブ70が左右方向に延びて形成されている。一対の電線押し込みリブ70はそれぞれ、蓋部40が閉じられた状態で、内側溝壁部33Aの内面、及び外側溝壁部33Bの内面と沿うように形成されている。
電線押し込みリブ70には、上記した電線押さえ片との干渉を回避するための切欠部71が、電線押さえ片と対応する位置に形成されている。切欠部71の幅寸法は、電線押さえ片の幅寸法よりも大きく設定されている。
また、電線押し込みリブ70のうち、バスバー側溝壁部に沿うバスバー21側電線押し込みリブ70は、バスバー側溝壁部に形成された電線挿通部34の左右両側縁部間に亘って形成されている。
また、接続ユニット31のうち、バスバー収容部32と電線収容溝33との間の図3中左側の側壁からは、2つの板状の嵌合片45,46が隣り合う接続ユニット31に向けて(図3中左方向)伸びるように並んで設けられている。この2つの嵌合片45,46のうち一方の嵌合片45は、図4に示すように、その板面が接続ユニット31の開放面に沿う方向に向くように設けられているとともに、他方の嵌合片46は、その板面が接続ユニット31の開放面とは直交する方向に向くように設けられている。また、接続ユニット31のうち図3中右側の側壁には、隣り合う接続ユニット31の上記嵌合片45,46を受け入れ可能な2つの孔状の嵌合凹部47,48が設けられている。嵌合凹部47,48は、嵌合片45,46を先端が突き当たるまで挿しこんで嵌合させることができる深さ及び大きさに形成されている。嵌合片45,46を隣り合う接続ユニット31の嵌合凹部47,48内に嵌合することにより、隣り合う接続ユニット31同士が連結された状態となる(図2参照)。
(電圧検知端子50)
接続ユニット31のバスバー収容部32内には、バスバー21に重ねられて、単電池12の電圧を検知するための電圧検知端子50が配される。電圧検知端子50は、銅、銅合金、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。電圧検知端子50の表面は、スズ、ニッケル等の金属によってメッキされていてもよい。
本実施形態において電圧検知端子50は矩形をなしており、その中央付近には、正極または負極の電極端子11の電極ポスト14が挿通される端子挿通孔51が形成されている。また、図3中左下の端部には、電線60の露出された芯線にかしめ圧着される電線接続部52が延設されている。
電圧検知端子50は、電線接続部52が検知電線60の芯線に巻き付くようにかしめられることにより、検知電線60と電気的に接続される。また、電圧検知端子50は、図示しないナットとバスバー21との間に挟まれることにより、電極端子11に電気的に接続される。検知電線60の反対側の端部は、図示しないECU等に接続され、このECU等により、単電池12の電圧が検知される。
(電池モジュール10の組み立て工程)
続いて、電池モジュール10の組み付け工程の一例について説明する。電池モジュール10の組み立て工程は以下の記載に限定されない。上述した本実施形態の電池モジュール10を組み立てる際には、まず複数の接続ユニット31を互いに連結する。具体的には、各接続ユニット31の嵌合片45,46を隣り合う接続ユニット31の嵌合凹部47,48内に差し込み、所定の位置まで押し込む。また、蓋部40の嵌合片43を隣り合う接続ユニット31の蓋部40の嵌合凹部44内に押し込んで嵌合させる。これにより、樹脂プロテクタ30が完成し、電線収容溝33が連結状態とされるとともに、蓋部40はヒンジ41を介して樹脂プロテクタ30の開放面に対して一括に開閉可能とされる。
次に、バスバー21を樹脂プロテクタ30のバスバー収容部32内に収容する。そして、検知電線60を電線接続部52にかしめつけた状態の電圧検知端子50を、樹脂プロテクタ30のバスバー収容部32内の所定位置に収容して、バスバー21に重ね合わせる。そして、電線接続部52から導出された検知電線60を、電線挿通部34を通して電線収容溝33内に配設する。
このようにして組み立てられた本実施形態の電池配線モジュール20は、電極端子11を上に向けた状態で並べられた単電池群13の上面側に取り付けられる。すなわち、電極端子11をバスバー21の端子貫通孔22および電圧検知端子50の端子挿通孔51に挿通させつつ、電池配線モジュール20を単電池群13の上側に載置し、電極端子11に接続用のナット(図示せず)を締め付けて、隣り合う正極および負極の電極端子11、および、電極端子11と電圧検知端子50を電気的に接続する。
全ての接続が完了したら、最後に、蓋部40を、ヒンジ41を中心に回動させて樹脂プロテクタ30の開放面を閉じ、ロック部42とロック受け部38を係合させる。これにより、電池モジュール10が完成する。
(実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の、作用、効果について説明する。本実施形態においては、電線収容溝33内に、複数の検知電線60が一括して収容されるので、1つの電線収容溝33内に1つの検知電線60が収容される場合に比べて、検知電線60を電線収容溝33内へ収容するための作業効率を向上させることができる。
また、樹脂プロテクタ30のバレル保持部35から導出された検知電線60は、電線挿通部34から電線収容溝33内に導入され、収容される。その場合、検知電線60が延びる方向は、例えば図3に示すように、電線挿通部34内においては電線収容溝33に対して垂直方向となる。このため、検知電線60は、電線挿通部34に対向する外側溝壁部33Bに突き当たるように延びた後に、横方向(図3においては左方向)に弾性変形して湾曲し、溝壁部33Bに沿うように配設される。
この場合、湾曲した状態の検知電線60が弾性復帰する力によって外側溝壁部33Bの内壁面に沿って上方に撓み変形し、検知電線60が電線収容溝33から外部へはみ出すことが懸念される。
そこで、本実施形態においては、蓋部40の内面には、電線押し込みリブ70が形成されている。蓋部を、ヒンジ41を中心として回動させると、この電線押し込みリブ70が、電線収容溝33から上方にはみ出した検知電線60に上方から当接する。すると、この電線押し込みリブ70によって、検知電線60は下方に押圧される。これにより、検知電線60が、電線収容溝33の内部に押し込まれるのである。
また、電線収容溝33の内部には、複数の検知電線60が収容されているので、複数の検知電線60の中には、他の検知電線60に押されることによって、内側溝壁部33Aの壁面に押圧され、内側溝壁部33Aの壁面に沿って上方にはみ出すおそれがある。
本実施形態においては、一対の電線押し込みリブ70のうちの一つは、内側溝壁部33Aに沿って形成されているので、上記と同様に、蓋部40を閉じることにより、検知電線60を上方から電線収容溝33の内部に押し込むことができる。
また、本実施形態によれば、バスバー側溝壁部には、複数の検知電線60の少なくとも一つをバスバー収容部32側に通すための電線挿通部34がバスバー側溝壁部を切り欠いて設けられている。検知電線60は、電線挿通部34を通って、バスバー収容部32から電線収容溝33へと導かれる。本実施形態においては、一対の電線押し込みリブ70のうちバスバー側溝壁部に沿うバスバー21側電線押し込みリブ70は電線挿通部34の左右両側縁部間に渡って形成されている。このため、検知電線60が電線押し込みリブ70によって下方に押圧されることにより、電線挿通部34から電線収容溝33へと、検知電線60を確実に収容させることができる。
また、本実施形態においては、内側溝壁部33A及び外側溝壁部33Bには、電線収容溝33の内方に突出して、複数の検知電線60に対して電線収容溝33の開口側(上側)から当接することにより複数の検知電線60が電線収容溝33から外れることを規制する電線押さえ片36A,36B,39が形成されている。この電線押さえ片36A,36B,39によって上方から当接されることにより、電線収容溝33内に収容された複数の検知電線60が、電線収容溝33からはみ出すことを抑制できる。
また、本実施形態によれば、蓋部40は、バスバー収容部32の絶縁壁72にヒンジ41を介して一体に設けられると共に、蓋部40のヒンジ41とは反対側に蓋部40の閉蓋状態を保持するためのロック部42が設けられている。これにより、蓋部40をバスバー収容部32と別体に設ける場合に比べて、部品点数を削減することができる。
更に、本実施形態によれば、電線押し込みリブ70には電線押さえ片36A,36B,39に対応する位置に、電線押さえ片36A,36B,39との干渉を避ける切欠部71が形成されている。これにより、電線押し込みリブ70が、電線押さえ片36A,36B,39と干渉することが抑制される。この結果、電線押し込みリブ70と電線押さえ片36A,36B,39との干渉を抑制するために、電線押し込みリブ70の高さ位置と電線押さえ片36A,36B,39の高さ位置とを異なる位置に設定しなくてもよい。この結果、電池モジュール10を低背化することができる。
また、本実施形態によれば、複数の接続ユニット31を連結することにより電池配線モジュール10が形成される。これにより、比較的に小さな接続ユニット31を金型(図示せず)で成形し、この接続ユニット31を連結することにより、比較的に大きな電池配線モジュール10を形成できる。これにより、1つの大きな電池配線モジュール10を、1つの金型で成形する場合に比べて、金型が大型化することを抑制できる。この結果、電池配線モジュール10の製造コストを低減させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)参考例として、電線押し込みリブ70の高さ位置と、電線押さえ片36A,36B,39との高さ位置とを異ならせる場合には、電線押し込みリブ70の切欠部71を省略してもよい。
(2)蓋部40は、ヒンジ41を介して一体とせずに、別体で設ける構成としてもよい。
(3)樹脂プロテクタ30は、合成樹脂からなる1つの樹脂プレートに複数のバスバー21が保持される構成としてもよい。
(4)電圧検知端子50は必ずしも必要ではなく、例えば検知電線60をバスバー21に直接溶接したり、バスバー21に設けた挟持部に挟持したりしてもよく、要は検知電線60とバスバー21とが導通可能な構成であればどのような構成でもよい。また、検知電線60は必ずしも電圧を検知するための電線でなくてもよく、例えば温度センサに接続される温度検知用の電線であってもよい。
(5)電線押さえ片36A,36B,39は各接続ユニット31にいくつ設けてもよい。また、その位置についても上記実施形態に限るものではない。
(6)上記実施形態では、電線押さえ片は一対のもの(36A,36B)と片方のもの(39)の2種類を設ける構成としたが、どちらか1種類を設ける構成としてもよい。
(7)本実施形態においては、複数の単電池12は直列に接続される構成としたが、これに限られず、複数の単電池群13は並列に接続される構成としてもよい。
10…電池モジュール
11…電極端子
12…単電池
13…単電池群
14…電極端子
20…電池配線モジュール
21…バスバー
30…樹脂プロテクタ
31…接続ユニット
32…バスバー収容部
33…電線収容溝
33A…外側溝壁部(バスバー側溝壁部)
33B…内側溝壁部
34…電線挿通部
36A,36B,39…電線押さえ片
40…蓋部
41…ヒンジ
42…ロック部
50…電圧検知端子
52…電線接続部
60…検知電線
70…電線押し込みリブ
71…切欠部

Claims (5)

  1. 正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べてなる単電池群に取り付けられる電池配線モジュールであって、
    前記電極端子に接続される複数個のバスバーと、
    前記バスバーを収容する複数のバスバー収容部と、
    前記単電池群の状態を検出するための複数の検知電線と、
    一対の溝壁部を有して前記バスバー収容部に沿って設けられ前記一対の溝壁部間に前記複数の検知電線を収容する電線収容溝と、
    前記電線収容溝を覆う蓋部と、
    前記蓋部の裏面側に突出すると共に前記一対の溝壁部に沿って設けられて、前記蓋部を閉じる時に前記電線収容溝内に収容された前記複数の検知電線の浮き上がりを規制する、一対の電線押し込みリブと、を備え
    前記一対の溝壁部の双方又は一方には、前記電線収容溝の内方に突出して、前記複数の検知電線に対して前記電線収容溝の開口側から当接することにより前記複数の検知電線が前記電線収容溝から外れることを規制する電線押さえ片が形成されており、
    前記電線押し込みリブには前記電線押さえ片に対応する位置に、前記電線押さえ片との干渉を避ける切欠部が形成されている電池配線モジュール。
  2. 前記一対の溝壁部のうち前記バスバー収容部側に位置するバスバー側溝壁部には、前記複数の検知電線の少なくとも一つを前記バスバー収容部側に通すための電線挿通部が前記バスバー側溝壁部を切り欠いて設けられ、前記一対の電線押し込みリブのうち前記バスバー側溝壁部に沿うバスバー側電線押し込みリブは前記電線挿通部の両側縁部間に亘って形成されている請求項1に記載の電池配線モジュール。
  3. 前記蓋部は、前記バスバー収容部にヒンジを介して一体に設けられると共に、前記蓋部の前記ヒンジとは反対側に前記蓋部の閉蓋状態を保持するためのロック部が設けられている請求項1または請求項2に記載の電池配線モジュール。
  4. 前記バスバー収容部毎に分割された複数の接続ユニットを連結して構成される請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電池配線モジュール。
  5. 前記検知電線の先端には前記バスバーに接続される電圧検知端子が接続されている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電池配線モジュール。
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