JP2023092947A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023092947A
JP2023092947A JP2021208268A JP2021208268A JP2023092947A JP 2023092947 A JP2023092947 A JP 2023092947A JP 2021208268 A JP2021208268 A JP 2021208268A JP 2021208268 A JP2021208268 A JP 2021208268A JP 2023092947 A JP2023092947 A JP 2023092947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
air
blowing
blower
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021208268A
Other languages
English (en)
Inventor
和久 加藤
Kazuhisa Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2021208268A priority Critical patent/JP2023092947A/ja
Priority to CN202211630394.XA priority patent/CN116330858A/zh
Priority to US18/069,350 priority patent/US20230191805A1/en
Publication of JP2023092947A publication Critical patent/JP2023092947A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0022Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using convection means, e.g. by using a fan for blowing or sucking air
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】省スペース化を実現することができる印刷装置を提供する。【解決手段】送風部は、印刷後の媒体に送風可能である。送風部は、気体を送風可能な送風流路と、送風流路からの気体を印刷後の媒体に送風可能な送風口と、を有する。送風部は、キャリッジの走査方向に沿って延び、かつ、移動しないように設けられている。送風部は、平面視でキャリッジの移動領域の一部と重なる位置において、送風口の一部又は全部がキャリッジと印刷後の媒体との間に位置するように設けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、媒体に液体を吐出することにより印刷を行う印刷装置に関する。
例えば、特許文献1には、媒体を搬送方向に搬送し、走査方向に移動可能なキャリッジに搭載された印刷ヘッドから液体を媒体に吐出することにより媒体に印刷を行う印刷装置が開示されている。このような印刷装置において、印刷後の媒体を乾燥させるために、キャリッジよりも媒体の搬送方向の下流に、気体を送風する送風部が設けられている。
特開2012-206368号公報
しかしながら、このような印刷装置では、装置自体の省スペース化の要望があり、特に、媒体の搬送方向における構成の省スペース化を実現するために改良の余地があった。
上記課題を解決する印刷装置は、媒体を搬送方向に搬送するように構成される搬送部と、前記搬送部によって搬送される媒体を支持するように構成される支持部と、前記支持部に支持される媒体に液体を吐出することで印刷を行うように構成される印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを搭載し、走査方向に移動可能なキャリッジと、前記印刷ヘッドによって印刷された印刷後の媒体に送風可能な送風部と、を備え、前記支持部は、前記搬送部によって搬送される媒体を支持する支持面を有し、前記送風部は、気体を送風可能な送風流路と、前記送風流路からの気体を印刷後の媒体に送風可能な送風口と、を有し、前記送風部は、前記キャリッジの走査方向に沿って延び、かつ、移動しないように設けられており、前記送風部は、平面視で前記キャリッジの移動領域の一部と重なる位置において、前記送風口の一部又は全部が前記キャリッジと印刷後の媒体との間に位置するように設けられる。
印刷装置の斜視図である。 印刷装置を示す模式図である。 印刷装置を示す模式図である。 印刷装置を示す断面図である。 印刷装置を示す上面図である。 第2送風部を示す断面図である。 第1送風部及び第2送風部を示す断面図である。 第1送風部を示す斜視図である。 第1送風部を示す正面図である。 第1送風部及び第2送風部を示す断面図である。 排気部を示す断面図である。 保持部を示す上面図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して印刷装置の一実施形態について説明する。本実施形態の印刷装置は、シリアル方式のインクジェットプリンターである。図面では、印刷装置が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示し、水平面に沿う方向をX軸とY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。また、X軸と平行な方向を幅方向Xと示す場合があり、Y軸と平行な方向を搬送方向Yと示す場合があり、Z軸と平行な方向を鉛直方向Zと示す場合がある。
<印刷装置11の構成>
図1に示すように、印刷装置11は、筐体12を備える。筐体12は、印刷装置11の各種構成を収容する。筐体12は、ロール体Rを収容してもよい。ロール体Rは、長尺の媒体Mが円筒状に巻き重ねられている。
筐体12は、開口部13を備えてもよい。開口部13は、筐体12の前面に開口する。筐体12は、排出口14を備えてもよい。排出口14は、筐体12の前面において開口部13の上側に設けられる。排出口14は、印刷された媒体Mが排出される。
印刷装置11は、繰出部16を備えてもよい。繰出部16は、ロール体Rから媒体Mを繰り出す。繰出部16は、開口部13を通じて筐体12から引き出し可能である。繰出部16は、前板部17と、一対の支持壁18と、を備えてもよい。前板部17は、筐体12に収容された場合に印刷装置11の外装の一部を構成する。一対の支持壁18は、ロール体Rを回転自在に支持する。
印刷装置11は、収容部19を備えてもよい。収容部19は、鉛直方向Zの上側が開口した有底の箱体である。収容部19は、長尺の媒体Mから切り落とされた切断屑を収容可能である。収容部19は、筐体12に対して着脱可能に取り付けられてもよい。
<印刷装置11の内部構成>
図2に示すように、印刷装置11は、一点鎖線で示す搬送路20を備える。搬送路20は、媒体Mを搬送可能な通路である。搬送路20は、最上流に位置する繰出部16から、最下流に位置する排出口14まで続く。
印刷装置11は、搬送部21と、支持部22と、印刷部23と、送風部24と、切断部25と、を備える。搬送部21と、支持部22と、印刷部23と、送風部24と、切断部25とは、筐体12に収容される。
搬送部21は、搬送路20に沿って搬送方向Yに媒体Mを搬送するように構成される。搬送方向Yは、媒体Mの搬送方向であるといえる。搬送路20は、供給路20Aと、反転路20Bと、排出路20Cと、を含む。印刷部23によって印刷される位置を印刷位置P1とすると、供給路20Aは、繰出部16と印刷位置P1とを結ぶ通路である。反転路20Bは、供給路20Aから分岐する分岐点P2と、分岐点P2よりも上流で供給路20Aに合流する合流点P3とを結ぶ通路である。排出路20Cは、搬送路20において印刷位置P1と排出口14とを結ぶ通路である。
搬送部21は、ロール体Rから媒体Mを解いて搬送してもよい。搬送部21は、供給路20Aの上流から順に、供給ローラー対26、反転ローラー27、複数の従動ローラー28及び上流搬送ローラー対29を備えてもよい。従動ローラー28は、回転自在に設けられ、反転ローラー27との間に媒体Mを挟んで従動回転する。
搬送部21は、排出路20Cの上流から順に、下流搬送ローラー対30、第1ローラー対31及び第2ローラー対32を有する。第1ローラー対31は、搬送路20において切断部25よりも上流に位置する。第1ローラー対31は、駆動ローラー31Aと、従動ローラー31Bとを備える。第2ローラー対32は、搬送路20において切断部25よりも下流に位置する。このように、第1ローラー対31と第2ローラー対32とは、搬送方向Yにおいて切断部25を挟むように位置し、印刷後の媒体Mを押圧する。
供給ローラー対26、反転ローラー27、従動ローラー28、上流搬送ローラー対29、下流搬送ローラー対30、第1ローラー対31及び第2ローラー対32は、媒体Mを挟んだ状態で回転することにより媒体Mを搬送する。搬送部21は、正転駆動されることにより媒体Mを上流から下流に搬送し、逆転駆動されることにより媒体Mを下流から上流に搬送する。
支持部22は、搬送部21によって搬送される媒体Mを支持するように構成される。支持部22は、媒体Mのうち印刷部23によって印刷される部分を鉛直方向Zの下方から支持する。支持部22は、媒体Mを支持する支持面22Aを備える。支持面22Aは、鉛直方向Zに垂直に交わる面を有する。支持面22Aは、後述する印刷ヘッド35の鉛直方向Zの下方に位置する。
印刷装置11は、ガイド軸33を備える。ガイド軸33は、幅方向Xに延びるように設けられる。
印刷部23は、支持部22によって支持される媒体Mに印刷を行うように構成される。印刷部23は、キャリッジ34と、印刷ヘッド35と、を備える。キャリッジ34は、ガイド軸33に沿って幅方向Xに往復移動可能である。つまり、幅方向Xは、キャリッジ34が移動する走査方向に沿った方向であり、キャリッジ34が移動する走査方向の一例に相当する。
印刷ヘッド35は、キャリッジ34に搭載される。印刷ヘッド35は、キャリッジ34の下部に設けられる。印刷ヘッド35は、キャリッジ34の幅方向Xへの移動に伴って液体を吐出するシリアルヘッド型である。液体は、例えばインクであってもよい。液体は、例えば1種類の色であっても複数種類の色であってもよい。
印刷ヘッド35は、ノズル面36と、複数のノズル37とを備える。ノズル面36は、支持部22の支持面22Aに向かう面である。ノズル面36には、複数のノズル37が形成されている。複数のノズル37は、液体を吐出可能である。このように、印刷ヘッド35は、複数のノズル37から液体を媒体Mに吐出可能に構成される。つまり、印刷ヘッド35は、支持部22に支持される媒体Mに液体を吐出することにより印刷を行うように構成される。
印刷部23は、キャリッジモーター38を備える。キャリッジモーター38は、キャリッジ34に搭載されている。キャリッジモーター38は、キャリッジ34を幅方向Xに移動させるための駆動源である。
送風部24は、印刷後の媒体Mに送風可能である。送風部24は、搬送路20における印刷位置P1よりも下流であって且つ排出口14よりも上流に位置する。送風部24は、搬送路20を搬送される印刷後の媒体Mから鉛直方向Zの上方に位置する。送風部24は、印刷後の媒体Mに気体を送風することにより、印刷後の媒体Mを乾燥させるように構成される。
切断部25は、印刷後の媒体Mを切断するように構成される。切断部25は、搬送路20における印刷位置P1よりも下流であって且つ排出口14よりも上流に位置する。切断部25は、筐体12に取り付けられた状態にある収容部19の上方に位置する。また、切断部25は、送風部24の下方に位置するが、後述する送風口44よりも、搬送方向Yの下流に位置する。本実施形態において、切断部25は、媒体Mに関する処理を行う処理部の一例に相当する。
詳しくは、切断部25は、移動刃39と、固定刃40と、ガイド部材41と、を備える。移動刃39は、搬送路20と交差する幅方向Xに刃線が延びる。移動刃39は、固定刃40の刃線に沿って移動可能に取り付けられている。固定刃40は、搬送路20と交差する幅方向Xに刃線が延びる。ガイド部材41は、固定刃40の刃線に沿って延びるように設けられる。ガイド部材41は、移動刃39の移動をガイドする。切断部25は、搬送路20における固定刃40の刃先の位置で、移動刃39が固定刃40の刃線に沿う方向に往復移動することで、媒体Mを幅方向Xに亘って切断する。このように、切断部25は、第1ローラー対31及び第2ローラー対32によって押圧される印刷後の媒体Mを切断可能である。
印刷装置11は、制御部42を備える。制御部42は、印刷装置11における各機構の駆動を統括的に制御し、印刷装置11で実行される各種動作を制御してもよい。制御部42は、コンピュータープログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路等の1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはそれらの組み合わせを含んでもよい。プロセッサーは、CPU及びメモリーを含む。メモリーは、RAM及びROM等であり、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
<印刷部23の構成>
ここで、図3を参照して印刷部23について説明する。
図3に示すように、キャリッジ34の領域A0は、第1領域A1と、第2領域A2と、第3領域A3とに区分できる。第1領域A1と、第2領域A2と、第3領域A3とは、それぞれ異なる領域であり、平面視において搬送方向Yに区分された領域である。
第1領域A1は、領域A0のうち、搬送方向Yにおける中央に位置する領域である。第2領域A2は、領域A0のうち、第1領域A1よりも搬送方向Yにおける下流の領域である。つまり、第2領域A2は、第1領域A1よりも搬送方向Yにおける下流に位置し、領域A0のうち搬送方向Yにおける最下流に位置する。第3領域A3は、領域A0のうち、第1領域A1よりも搬送方向Yにおける上流の領域である。つまり、第3領域A3は、第1領域A1よりも搬送方向Yにおける上流に位置し、領域A0のうち搬送方向Yにおける最上流に位置する。
第1領域A1は、印刷ヘッド35を有する領域である。このように、印刷ヘッド35は、第2領域A2及び第3領域A3に搭載されずに第1領域A1に搭載される。印刷ヘッド35のノズル面36は、第1領域A1の底面となる。ノズル面36は、支持面22Aを含む基準面RPから鉛直方向Zに沿って第1距離D1に位置する。
第2領域A2は、図示しない供給流路と、制御基板と、を備える領域である。供給流路は、複数のノズル37に液体を供給するための流路である。制御基板は、キャリッジ34の制御を行うための電子部品が実装された基板である。
第2領域A2の底面34Aは、基準面RPから鉛直方向Zに沿って第2距離D2に位置する。第2距離D2は、第1距離D1よりも長い。つまり、第2領域A2の底面34Aは、第1領域A1におけるノズル面36よりも、鉛直方向Zに沿って支持面22Aからの距離が長い。これにより、第2領域A2の底面34Aの鉛直方向Zにおける下方には、第1領域A1のノズル面36の鉛直方向Zにおける下方よりも広いスペースが設けられる。このように、基準面RPを基準として、第2領域A2は、第1領域A1よりも遠い位置に設けられる。
第3領域A3は、キャリッジモーター38を備える領域である。第3領域A3の底面34Bは、基準面RPから鉛直方向Zに沿って第3距離D3に位置する。第3距離D3は、第1距離D1よりも長く、第2距離D2よりも短い。
<送風部24の構成>
次に、図3及び図4を参照して送風部24について説明する。図4は、キャリッジ34及び送風部24を幅方向Xからみた断面図である。図4においては、発明の理解を容易とするために、送風流路43の一部を省略する。
図3及び図4に示すように、送風部24は、印刷後の媒体Mを乾燥させるための気体を送風可能である。送風部24は、送風流路43と、送風口44と、を備える。送風流路43は、印刷後の媒体Mを乾燥させるための気体を送風可能な流路である。詳しくは後述するが、送風流路43は、幅方向Xに沿って延びるように設けられる。
送風口44は、送風部24における鉛直方向Zの下端部であって、かつ、送風部24における搬送方向Yの上流部に位置する。送風口44は、幅方向Xに沿って延びるように設けられる。送風口44は、送風流路43と連通している。送風口44は、印刷後の媒体Mに向かって開放する開口である。このように、送風口44は、送風流路43からの気体を印刷後の媒体Mに送風可能である。
図4に示すように、送風部24は、隔壁45を備える。隔壁45は、送風口44よりも、搬送方向Yの上流に位置する。隔壁45は、鉛直方向Zに沿って延びるように設けられる。特に、隔壁45は、送風口44よりも搬送方向Yの上流において、送風口44から鉛直方向Zの下方に延びるように設けられる。つまり、隔壁45は、送風口44から印刷後の媒体Mに向かって延びるように設けられる。隔壁45は、第1面45Aを備える。第1面45Aは、搬送方向Yの下流における面である。第1面45Aは、送風口44からの気体の送風を遮る。
このように、隔壁45は、送風部24が位置する領域と、キャリッジ34が位置する領域とを区画する。つまり、隔壁45は、送風口44からの気体の送風を遮り、送風口44から送風される気体が搬送方向Yの上流に向かい難くする機能を有する。隔壁45は、送風流路43及び送風口44を形成する部材としても用いられる。
隔壁45は、突出部46を備える。突出部46は、隔壁45の下端部45Bに設けられる。突出部46は、送風口44と印刷後の媒体Mとの間において、搬送方向Yの下流に突出している。
突出部46の上面46Aは、鉛直方向Zにおいて送風口44の一部の領域と対面するように位置する。これにより、突出部46は、送風口44から送風される気体を遮り、搬送方向Yの下流に案内する。つまり、突出部46は、送風口44から送風される気体が搬送方向Yの上流に向かい難くする返しとして機能する。
送風口44は、基準面RPから鉛直方向Zに沿って第4距離D4に位置する。第4距離D4は、第1距離D1よりも長い。つまり、送風口44は、基準面RPを基準として、ノズル面36よりも遠い位置に設けられる。また、第4距離D4は、第2距離D2よりも短い。
隔壁45の下端部45B及び突出部46は、基準面RPから鉛直方向Zに沿って第5距離D5に位置する。第5距離D5は、第1距離D1よりも長い。つまり、隔壁45及び突出部46は、基準面RPを基準として、ノズル面36よりも遠い位置に設けられる。また、第5距離D5は、第2距離D2よりも短い。
また、送風口44の一部の領域と、隔壁45と、突出部46とは、鉛直方向Zにおいて、キャリッジ34の第2領域A2と重なる位置に設けられる。第4距離D4及び第5距離D5は、第2距離D2よりも短い。このように、送風口44の一部の領域と、隔壁45の一部と、突出部46とは、キャリッジ34の第2領域A2における底面34Aと、印刷後の媒体Mとの間に位置する。つまり、送風部24は、送風口44の一部がキャリッジ34の第2領域A2と印刷後の媒体Mとの間に位置するように設けられる。
また、送風口44の一部の領域と、隔壁45と、突出部46とは、平面視において第2領域A2の一部の領域と重さなっているといえる。つまり、詳しく図5を参照して後述するが、送風部24は、平面視でキャリッジ34の移動領域MAの一部と重なるように設けられる。そして、送風部24は、平面視でキャリッジ34の移動領域MAの一部と重なる位置において、送風口44の一部がキャリッジ34の第2領域A2と印刷後の媒体Mとの間に位置するように設けられる。言い換えると、送風部24は、平面視で送風口44の一部がキャリッジ34の移動領域MAの一部と重なるように設けられる。
<キャリッジ34、送風部24及び切断部25の位置関係>
次に、図5を参照してキャリッジ34、送風部24及び切断部25の位置関係について説明する。図5は、キャリッジ34、送風部24及び切断部25を、鉛直方向Zの上方からみた図である。
図5に示すように、キャリッジ34は、ガイド軸33に沿って幅方向Xに往復移動可能である。キャリッジ34は、移動領域MAに亘って幅方向Xに移動可能である。キャリッジ34の移動領域MAは、幅方向Xにおいて、媒体Mの幅Wよりも長く、媒体Mを横断する範囲である。
送風部24は、キャリッジ34の印刷ヘッド35よりも搬送方向Yの下流に位置する。送風部24は、幅方向Xに延びるように設けられる。送風部24は、図示しない部材に固定されており、筐体12を基準として移動しないように設けられている。つまり、送風部24は、キャリッジ34の移動に伴って移動するものではない。
送風部24の一部は、平面視において、キャリッジ34の移動領域MAの一部と重なる。詳しくは、送風部24の一部は、平面視において、キャリッジ34の移動領域MAのうち、第2領域A2の一部の領域と重なる。このように、送風部24は、平面視においてキャリッジ34の移動領域MAの一部と重なるように設けられる。
送風部24は、第1送風部47と、第2送風部48と、を備える。第1送風部47は、気体を送風可能である。第2送風部48は、印刷後の媒体Mを乾燥させるための気体を第1送風部47に送風可能である。これにより、第1送風部47は、第2送風部48からの気体を送風口44に送風可能である。送風口44は、第1送風部47からの気体を印刷後の媒体Mに送風可能である。
第1送風部47は、幅方向Xに延びるように設けられる。第1送風部47は、幅方向Xにおいて、媒体Mの幅Wよりも長く、媒体Mを横断するように設けられている。媒体Mの幅Wは、搬送路20を搬送可能な媒体Mの最大幅である。第1送風部47は、平面視でキャリッジ34の移動領域MAのうち第2領域A2において一部が重なるように位置する。また、第1送風部47は、キャリッジ34の移動領域MAのうち第1領域A1よりも搬送方向Yの下流に位置する。つまり、第1送風部47は、印刷ヘッド35よりも搬送方向Yにおける下流に位置する。第1送風部47は、切断部25よりも搬送方向Yの上流に位置する。
第2送風部48は、幅方向Xに延びるように設けられる。第2送風部48は、幅方向Xにおいて、媒体Mの幅Wよりも短く、媒体Mの幅Wの中心Cに達することなく、媒体Mを横断しないように設けられている。第2送風部48は、第1送風部47よりも搬送方向Yの下流に位置する。
第2送風部48は、搬送方向Yの下流からみて、第1重複領域DA1において第1送風部47と重なる位置に設けられる。第1重複領域DA1は、幅方向Xに沿う領域である。このように、第1送風部47と第2送風部48とは、第1重複領域DA1において搬送方向Yに向かい合う位置に設けられる。第1重複領域DA1が第1特定領域の一例に相当する。第2送風部48の一部は、幅方向Xにおいて切断部25と筐体12との間に位置する。
切断部25は、幅方向Xに延びるように設けられる。切断部25は、幅方向Xにおいて、媒体Mの幅Wよりも長く、媒体Mを横断するように設けられる。切断部25は、キャリッジ34よりも搬送方向Yの下流に位置する。切断部25は、第1送風部47のよりも搬送方向Yの下流に位置する。
印刷装置11は、排気部49を備える。排気部49は、気体を排気可能である。特に、排気部49は、媒体Mへの印刷が行われる印刷位置P1及び印刷後の媒体Mが搬送される領域における気体を排気可能である。
排気部49は、幅方向Xに延びるように設けられる。排気部49は、幅方向Xにおいて、媒体Mの幅Wよりも短く、媒体Mの幅Wの中心Cに達することなく、媒体Mを横断しないように設けられている。排気部49は、第1送風部47よりも搬送方向Yの下流に位置する。
排気部49は、搬送方向Yの下流からみて、第2重複領域DA2において第1送風部47と重なる位置に設けられる。第2重複領域DA2は、幅方向Xに沿う領域である。このように、第1送風部47と排気部49とは、第2重複領域DA2において、搬送方向Yに向かい合う位置に設けられる。排気部49は、幅方向Xにおいて、切断部25と筐体12との間において、切断部25を挟んで第2送風部48とは反対の位置に設けられる。第2重複領域DA2が第2特定領域の一例に相当する。
<第2送風部48の構成>
次に、図6及び図7を参照して第2送風部48について説明する。図6は、第2送風部48を鉛直方向Zの上方からみた断面図である。図面では、幅方向Xのうち、搬送方向Yの下流からみて右方向を第1幅方向X1と示し、搬送方向Yの下流からみて左方向を第2幅方向X2と示す場合がある。図7は、第1送風部47及び第2送風部48を第2幅方向X2の始点側からみた断面図である。
図6に示すように、第2送風部48は、管状であり、気体を送風可能な第2送風流路50を備える。第2送風流路50は、送風流路43に含まれる。第2送風流路50は、幅方向Xに延びるように設けられる。第2送風流路50は、第2送風部48の内壁によって形成される。
第2送風部48は、開口51を備える。開口51は、第2送風部48の一端部48Aに設けられる。開口51は、第2送風流路50に含まれる。開口51は、第2幅方向X2に向かって開放する。開口51は、不図示の流路を介して筐体12の外部から外気を取り込む。
第2送風部48は、連通口52を備える。連通口52は、第2送風部48の他端部48Bに設けられる。連通口52は、第2送風流路50に含まれる。連通口52は、第2送風部48において、搬送方向Yの上流に向かって開放する。連通口52は、第1重複領域DA1に位置する。連通口52は、第2送風流路50を第1送風部47の第1送風流路63に連通させる。
送風部24は、気流生成部53を備える。気流生成部53は、第2送風流路50において開口51の下流に位置してもよい。気流生成部53は、駆動に応じて気流を生成する。気流生成部53は、送風ファンであってもよい。気流生成部53は、第1幅方向X1に向かって気体を送風するように設けられる。気流生成部53は、開口51から第2送風流路50に気体を取り込み、第2送風流路50における気体を連通口52から送風する。
送風部24は、ヒーター54を備える。ヒーター54は、第2送風部48の第2送風流路50において、気流生成部53の下流に位置してもよい。ヒーター54は、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒーターである。PTCヒーターは、電流を流すことで発熱するヒーターであり、一定の温度まで上昇すると、その温度を保つことができるヒーターである。また、PTCヒーターは、小型化を実現可能なヒーターである。このように、ヒーター54は、第2送風流路50における気体の温度を上昇させる。これにより、ヒーター54は、印刷後の媒体Mの乾燥を促進させる。
第2送風部48は、搬送方向Yの下流における内壁55が第2送風部48の他端部48Bにおいて円弧形状となっている。第2送風流路50は、第1幅方向X1に進むにつれて、幅方向Xからみた第2送風流路50の幅が狭くなるように形成される。つまり、第2送風部48は、気流生成部53の駆動により開口51からの気体が第2送風流路50に沿って第1幅方向X1に向かって送風されるが、内壁55によって搬送方向Yの上流寄りに気体が案内される。
図6及び図7に示すように、第2送風部48は、傾斜面56を備える。傾斜面56は、第2送風部48の他端部48Bにおける内壁の底部に設けられる。傾斜面56は、第2送風部48の他端部48Bにおいて、搬送方向Yの上流に向かって連通口52まで下降するように傾斜する。つまり、第2送風流路50は、連通口52に向かって鉛直方向Zの下方に傾斜するように構成される。これにより、第2送風流路50は、傾斜面56に沿って連通口52まで下降するように気体を案内する。傾斜面56は、2段階で傾斜するが、これに限らない。
また、詳しく後述するが、第2送風流路50は、連通口52を介して第1送風部47の第1送風流路63と連通する。これにより、気流生成部53は、第2送風流路50における気体を、連通口52を介して第1送風部47に送風可能である。このように、気流生成部53は、第1送風部47及び第2送風部48における気流を生成するといえる。
第2送風部48は、幅方向Xからみた第2送風流路50の最小断面積が、幅方向Xからみた第2送風流路50の最大断面積の30%以上となるように構成され、より好ましくは幅方向Xからみた第2送風流路50の最大断面積の50%以上となるように構成される。また、第2送風部48は、搬送方向Yからみた連通口52の断面積が、幅方向Xからみた第2送風流路50の最大断面積の20%以上となるように構成される。また、第2送風流路50は、第1送風流路63よりも気体を送風する断面積が大きい。
<第1送風部47の構成>
次に、図7~図10を参照して第1送風部47について説明する。図8は、第1送風部47の斜視図である。図9は、第1送風部47を搬送方向Yの下流からみた正面図である。また、図9において、発明の理解を容易とするために、送風口44と連通口52とを互いに角度が異なる斜線により示している。図10は、第1送風部47及び第2送風部48を鉛直方向Zの上方からみた断面図である。
図7~図9に示すように、第1送風部47は、幅方向Xに延びるように設けられる。詳しくは、第1送風部47は、本体部61を備える。本体部61は、薄板形状である。本体部61は、幅方向X及び鉛直方向Zを含む面に沿うように設けられる。本体部61は、幅方向Xに延びるように設けられる。本体部61は、下端部61Aと、当接面61Bとを備える。本体部61は、第1重複領域DA1において、下端部61Aの搬送方向Yの下流に位置する当接面61Bが第2送風部48の外壁と当接するように設けられる。
第1送風部47は、傾斜部62を備える。傾斜部62は、薄板形状である。傾斜部62は、幅方向Xに延びるように設けられる。傾斜部62は、本体部61の下端部61Aに設けられる。傾斜部62は、搬送方向Yの上流に向かって下降するように傾斜する。
傾斜部62は、傾斜面62Aを備える。傾斜面62Aは、搬送方向Yの下流における面である。傾斜部62は、第1重複領域DA1において、連通口52よりもの搬送方向Yの上流に傾斜面62Aが位置するように設けられる。これにより、傾斜部62は、第2送風部48の連通口52からの気体を、鉛直方向Zの下方寄りに案内する。
第1送風部47は、上述した隔壁45を備える。隔壁45は、幅方向Xに延びるように設けられる。隔壁45は、傾斜部62の下端部62Bに設けられる。隔壁45は、上述した突出部46を備える。突出部46は、幅方向Xに延びるように設けられる。
第1送風部47は、気体を送風可能な第1送風流路63を備える。第1送風流路63は、送風流路43に含まれる。第1送風流路63は、幅方向Xに延びるように設けられる。第1送風流路63は、少なくとも傾斜部62の傾斜面62A及び隔壁45の第1面45Aによって形成される。第1送風流路63は、連通口52を介して第2送風流路50と連通する。第1送風流路63は、送風口44と連通する。このように、第1送風流路63は、第2送風流路50からの気体を送風口44に送風可能である。
第1送風部47は、上述の送風口44を備える。送風口44は、少なくとも隔壁45の第1面45Aにより形成される。送風口44は、幅方向Xに延びるように設けられる。また、送風口44は、後述する案内部64及び第2送風部48の外壁によっても形成される。送風口44は、第1送風流路63と連通する。
第1送風部47は、案内部64を備えてもよい。案内部64は、幅方向Xにおいて第1送風領域BA1に設けられる。案内部64は、幅方向Xにおいて第2送風領域BA2に設けられない。第1送風領域BA1は、連通口52と連通する。第2送風領域BA2は、連通口52と連通しない。第1送風領域BA1は、幅方向Xにおいて第2送風領域BA2よりも連通口52に近い領域である。
案内部64は、隔壁45の第1面45Aから搬送方向Yの下流に突出する。案内部64は、第1送風流路63に設けられる。案内部64は、幅方向Xに延びるように設けられる。案内部64は、上面64Aを備える。案内部64の上面64Aは、連通口52よりも鉛直方向Zの下方に位置する。案内部64の上面64Aは、連通口52からの気体を第1幅方向X1に案内する。これにより、案内部64は、連通口52からの気体を第1幅方向X1に案内する。
案内部64は、幅方向Xにおいて、連通口52から離れるにつれて下降するように傾斜する。つまり、案内部64は、幅方向Xにおいて連通口52から離れるにつれて印刷後の媒体Mに近づくように傾斜する。これにより、案内部64は、幅方向Xにおいて連通口52から離れるにつれて、連通口52からの気体を鉛直方向Zの下方に案内する。
図10に示すように、案内部64が位置しない第2送風領域BA2のうち一部の領域では、隔壁45の第1面45Aと第2送風部48とが第6距離D6だけ離れている。なお、案内部64が位置しない第2送風領域BA2のうち一部の領域では、第2送風部48が配置されなくてもよい。一方、案内部64が位置する第1送風領域BA1では、案内部64の端部と第2送風部48とが第7距離D7だけ離れている。第7距離D7は、第6距離D6よりも小さい。このように、案内部64は、連通口52からの気体を鉛直方向Zの下方への送風量を調整する機能を有する。
<排気部49の構成>
次に、図11及び図12を参照して排気部49について説明する。図11は、排気部49を鉛直方向Zの上方からみた断面図である。図12は、保持部77を鉛直方向Zの上方からみた上面図である。
図11に示すように、排気部49は、第3送風部71を備える。第3送風部71は、幅方向Xに延びるように設けられる。第3送風部71は、気体を送風可能である。
第3送風部71は、管状であり、気体を排気可能な排気流路72を備える。排気流路72は、幅方向Xに延びるように設けられる。排気流路72は、第3送風部71の内壁によって形成される。
第3送風部71は、吸気口73を備える。吸気口73は、第3送風部71の一端部71Aに設けられる。吸気口73は、排気流路72に含まれる。吸気口73は、第3送風部71において鉛直方向Zの下方に向かって開放する。特に、搬送路20を印刷後の媒体Mが搬送される場合、吸気口73は、印刷後の媒体Mに向かって開放する。つまり、吸気口73は、排気部49と印刷後の媒体Mとの間の気体を排気流路72に吸気可能に構成される。
また、吸気口73は、送風口44よりも搬送方向Yの下流に位置する。このため、吸気口73は、送風口44よりも搬送方向Yの下流に位置する場合、送風口44よりも搬送方向Yの上流に位置する場合よりも、送風口44からの気体を搬送方向Yの上流に向かい難くすることができる。
第3送風部71は、開口74を備える。開口74は、第3送風部71の他端部71Bに設けられる。開口74は、排気流路72に含まれる。開口74は、第1幅方向X1に向かって開放する。開口74は、不図示の流路を介して、排気流路72における気体を筐体12の外部に排気する。
排気部49は、排気流生成部75を備える。排気流生成部75は、排気流路72において開口74の上流に位置してもよい。排気流生成部75は、駆動に応じて気流を生成する。排気流生成部75は、送風ファンであってもよい。排気流生成部75は、第1幅方向X1に向かって気体を送風するように設けられる。排気流生成部75は、吸気口73から排気流路72に気体を吸気し、排気流路72における気体を開口74から排気させる。このように、排気流生成部75は、第3送風部71における気流を生成する。
第3送風部71は、搬送方向Yの下流における内壁76が第3送風部71の一端部71A側から他端部71B側に向かって、搬送方向Yの下流に傾斜する。排気流路72は、第3送風部71の他端部71Bに進むにつれて、幅方向Xからみた排気流路72の幅が広くなるように形成される。このように、第3送風部71は、排気流生成部75の駆動により吸気口73からの気体を排気流路72に沿って排気する。
<保持部77の構成>
また、印刷装置11は、保持部77を備える。保持部77は、少なくとも幅方向Xにおいて切断部25に沿って配置されており、排気部49の鉛直方向Zの下方に位置する。特に、保持部77は、少なくとも吸気口73の鉛直方向Zの下方に位置する。また、搬送路20を印刷後の媒体Mが搬送される場合、保持部77は、印刷後の媒体Mよりも鉛直方向Zの上方に位置する。つまり、保持部77は、吸気口73と印刷後の媒体Mとの間に位置する。
図12に示すように、保持部77は、第1ローラー対31の従動ローラー31Bを保持する。従動ローラー31Bは、回転軸31Cに回転可能に軸着される。保持部77は、回転軸31Cを保持することにより、従動ローラー31Bを回転可能に保持する。
従動ローラー31Bは、印刷ヘッド35よりも搬送方向Yにおける下流であって、かつ、切断部25よりも搬送方向Yにおける上流に位置する。保持部77は、従動ローラー31Bと同じように、印刷ヘッド35よりも搬送方向Yにおける下流であって、かつ、切断部25よりも搬送方向Yにおける上流に位置する。
駆動ローラー31Aと従動ローラー31Bとは、印刷後の媒体Mを搬送するためのローラーの一例である。駆動ローラー31Aと従動ローラー31Bとは、切断部25より切断される印刷後の媒体Mを押圧する。
保持部77は、貫通孔78を備える。貫通孔78は、鉛直方向Zに貫通する。つまり、貫通孔78は、吸気口73と印刷後の媒体Mとの間において吸気口73と印刷後の媒体Mとに向かう。貫通孔78は、従動ローラー31B及び回転軸31Cを保持するためではなく、吸気口73への吸気量の減少を抑制するために形成されている。貫通孔78は、1つであっても複数であってもよい。
<第1実施形態の作用>
第1実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、第2送風部48は、幅方向Xにおいて、切断部25と筐体12との間に位置する。排気部49は、幅方向Xにおいて、切断部25と筐体12との間において、切断部25を挟んだ第2送風部48とは反対に位置する。
そして、送風部24は、搬送方向Yにおいて、キャリッジ34の印刷ヘッド35の下流であって、切断部25の上流に位置する。特に、第1送風部47は、搬送方向Yにおいて、キャリッジ34の印刷ヘッド35の下流であって、切断部25の上流に位置する。
第1送風部47は、平面視において、キャリッジ34の移動領域MAの一部と重なるように位置する。詳しくは、第1送風部47は、平面視において、キャリッジ34の移動領域MAのうち、第2領域A2の一部と重なるように位置する。このような場合、図4に示すように、送風口44の一部は、キャリッジ34の第2領域A2と印刷後の媒体Mとの間に位置する。
このように、搬送方向Yにおいてキャリッジ34に近い位置に第1送風部47を配置することができる。特に、第2送風部48と排気部49とが幅方向Xにおいて切断部25と筐体12との間に位置することにより、搬送方向Yにおいてキャリッジ34に近い位置に第1送風部47を配置することができる。また、搬送方向Yにおいてキャリッジ34に近い位置に切断部25を配置することができる。
図6に示すように、気流生成部53の駆動により気流が生成される。詳しくは、気流生成部53の駆動により、筐体12の外部からの気体が開口51を介して第2送風流路50に流入する。開口51を介して第2送風流路50に流入した気体は、第2送風流路50に沿って第1幅方向X1に流れる。第2送風流路50を流れる気体の温度は、印刷後の媒体Mの乾燥を促進させるために、ヒーター54によって上昇する。
第2送風流路50に流入した気体は、第1幅方向X1に流れると、搬送方向Yの下流における内壁55に沿って搬送方向Yの上流寄りに送風方向を変える。更には、第2送風流路50に流入した気体は、第1幅方向X1に流れると、傾斜面56に沿って、鉛直方向Zの下方寄りに送風方向を変える。これにより、第2送風流路50において、第1幅方向X1に流れていた気体は、搬送方向Yの上流寄りであって、鉛直方向Zの下方寄りに送風方向を変える。そして、第2送風流路50における気体は、第2送風流路50の搬送方向Yの上流に位置する連通口52を介して、第1送風流路63に送風される。
幅方向Xにおいて切断部25と筐体12との間に第2送風部48の一部が位置するため、第2送風流路50のほうが第1送風流路63よりも、気体が送風される断面積を大きくすることができる。また、第2送風流路50及び連通口52において、気体を送風する下流では、気体が送風される断面積が小さくなる。この場合、第2送風流路50及び連通口52において気体が送風される断面積を調整することにより、第1送風流路63への気体の圧力損失が過度に増大されない。
図9に示すように、第1送風流路63において、連通口52を介して第2送風流路50から流入する気体は、第1幅方向X1ではあるが、搬送方向Yの上流寄りであって、鉛直方向Zの下方寄りの送風方向に流入する。第1送風流路63に流入した気体は、傾斜部62の傾斜面62Aにより、更に鉛直方向Zの下方寄りに送風方向を変える。
この場合、連通口52に近い第1送風領域BA1においては、案内部64により、送風口44から送風される気体の送風量を小さくし、第1幅方向X1に送風される気体の送風量を大きくすることができる。また、連通口52に近い第1送風領域BA1においては、第1送風流路63に流入した気体は、第1幅方向X1に進むにつれて、案内部64の上面64Aに沿って鉛直方向Zの下方に案内される。そして、連通口52から遠い第2送風領域BA2においては、案内部64が設けられておらず、送風口44から気体が送風される。
このように、連通口52に近い第1送風領域BA1と、連通口52から遠い第2送風領域BA2とにおいて、送風口44から送風される気体の送風量を調整することができる。例えば、第1送風領域BA1において、送風口44から送風される気体の送風量が大きくなり過ぎると、第2送風領域BA2において、送風口44から送風される気体の送風量が小さくなってしまう。一方、第1送風領域BA1において、送風口44から送風される気体の送風量が小さくなり過ぎると、第2送風領域BA2において、送風口44から送風される気体の送風量が大きくなってしまう。このように、案内部64が設けられることにより、送風口44から送風される気体の送風量を第1幅方向X1において均等化を図ることができる。
送風口44からの気体は、隔壁45の第1面45Aに沿って鉛直方向Zに下方に送風される。隔壁45は、送風口44の搬送方向Yの上流において、鉛直方向Zに下方に向かって延びるように設けられている。このため、送風口44からの気体は、送風口44よりも搬送方向Yの上流に流れ難くなっている。
また、送風口44からの気体は、隔壁45の下端部45Bにおいて、突出部46によって、送風口44よりも搬送方向Yの上流に流れ難くなっている。これにより、送風口44からの気体は、送風口44よりも搬送方向Yの上流における印刷ヘッド35に対して大きな影響を与えることはない。
第1送風部47は、搬送方向Yにおいて印刷ヘッド35よりも下流であって、かつ、切断部25よりも上流に位置する。このため、第1送風流路63のほうが第2送風流路50よりも、気体が送風される断面積を小さくすることにより、キャリッジ34、送風部24及び切断部25の位置について省スペース化を図ることができる。
図11に示すように、排気部49において、排気流生成部75の駆動により気流が生成される。詳しくは、排気流生成部75の駆動により、排気部49と印刷後の媒体Mとの間の気体が吸気口73を介して排気流路72に流入する。この場合、吸気口73と印刷後の媒体Mとの間に保持部77が位置するものの、保持部77の貫通孔78などを介して、排気部49と印刷後の媒体Mとの間の気体が吸気口73を介して排気流路72に流入する。
吸気口73を介して排気流路72に流入した気体は、排気流路72に沿って第1幅方向X1に流れる。排気流路72に流入した気体は、第1幅方向X1に流れると、搬送方向Yの下流における内壁76に沿って気体が送風される断面積が大きくなり、開口74から流出し、筐体12の外部に排気させる。
<第1実施形態の効果>
第1実施形態の効果について説明する。
(1)送風部24は、平面視でキャリッジ34の移動領域MAの一部と重なる位置において、送風口44の一部がキャリッジ34と印刷後の媒体Mとの間に位置するように設けられる。このため、送風口44をキャリッジ34に近づけることができる。つまり、送風部24をキャリッジ34に近づけることができる。これにより、送風部24とキャリッジ34との位置について搬送方向Yへの省スペース化を実現することができる。したがって、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(2)また、これに加えて、送風部24は、幅方向Xに沿って延び、かつ、移動しないように設けられている。このように、幅方向Xに移動可能なキャリッジ34に送風部24を搭載させずに、印刷後の媒体Mに送風させることができる。したがって、キャリッジ34の幅方向Xへの移動に影響を与えることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(3)送風口44は、基準面RPを基準として、ノズル面36よりも遠い位置に設けられる。このため、送風口44から送風される気体が、搬送方向Yにおける上流に流れ難くなる。これにより、搬送方向Yにおける上流において、印刷ヘッド35からの液体の吐出に大きな影響を与えることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(4)キャリッジ34は、印刷ヘッド35が搭載される第1領域A1と、第1領域A1よりも搬送方向Yにおける下流に位置する第2領域A2とを有する。基準面RPを基準として、第2領域A2のほうが第1領域A1よりも遠い位置となる。キャリッジ34の第2領域A2と印刷後の媒体Mとの間に送風口44の一部が位置する。このため、印刷ヘッド35が搭載されない第2領域A2と基準面RPとの間に距離を持たせることにより、第2領域A2と印刷後の媒体Mとの間に送風口44の一部が位置する空間を設けることができる。このように、印刷ヘッド35が搭載されない第2領域A2において送風口44をキャリッジ34に近づけることにより、送風部24とキャリッジ34との位置について搬送方向Yへの省スペース化を実現することができる。したがって、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(5)送風部24は、送風口44からの気体の送風を遮る隔壁45を有し、隔壁45は、送風口44よりも搬送方向Yにおける上流において、少なくとも送風口44から印刷後の媒体Mに向かって延びるように設けられる。このため、送風口44から送風される気体が、搬送方向Yにおける上流に流れ難くなる。これにより、搬送方向Yにおける上流において、印刷ヘッド35からの液体の吐出に大きな影響を与えることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(6)また、ヒーター54によって温度が上昇した気体が送風口44から送風されるが、送風口44から送風される気体が、搬送方向Yにおける上流に流れ難くなる。これにより、搬送方向Yにおける上流において、送風口44からの気体の送風によって印刷ヘッド35が温められることを抑制することができる。したがって、印刷ヘッド35への大きな影響を与えることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(7)隔壁45は、送風口44と印刷後の媒体Mとの間において、搬送方向Yの下流に突出する突出部46を有する。このため、送風口44から送風される気体が、突出部46によって搬送方向Yにおける下流に案内されることにより、より一層、搬送方向Yにおける上流に流れ難くなる。これにより、搬送方向Yにおける上流において、印刷ヘッド35からの液体の吐出に大きな影響を与えることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(8)突出部46は、基準面RPを基準として、ノズル面36よりも遠い位置に設けられる。このため、基準面RPを基準としてノズル面36よりも遠い位置において、送風口44から送風される気体が、突出部46によって搬送方向Yにおける下流に案内されることにより、より一層、搬送方向Yにおける上流に流れ難くなる。これにより、搬送方向Yにおける上流において、印刷ヘッド35からの液体の吐出に大きな影響を与えることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(9)送風部24は、第1送風流路63を有する第1送風部47と、第2送風流路50を有する第2送風部48とを備える。第2送風流路50は、第1送風流路63よりも気体を送風する断面積が大きく、連通口52を介して第1送風流路63に気体を送風可能である。第1送風部47は、搬送方向Yにおいて、印刷ヘッド35の下流であり、かつ、切断部25の上流に位置し、第2送風部48の一部は、幅方向Xにおいて筐体12と切断部25との間に位置する。第1送風部47と第2送風部48とは、幅方向Xに沿う第1重複領域DA1において、搬送方向Yに向かい合う位置に設けられ、第2送風流路50を第1送風流路63に連通させる連通口52は、第1重複領域DA1に位置する。このため、第1送風部47が、搬送方向Yにおいて、印刷ヘッド35の下流であり、かつ、切断部25の上流に位置し、搬送方向Yにおいてキャリッジ34と送風部24と切断部25とを近づけることができる。したがって、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(10)また、これに加えて、第1送風流路63よりも気体を送風する断面積が大きい第2送風部48が、幅方向Xにおいて筐体12と切断部25との間に位置する。これにより、第1送風流路63に送風する気体の送風量を確保しつつも、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(11)また、これに加えて、幅方向Xに沿う第1重複領域DA1において、第1送風部47と第2送風部48が搬送方向Yに向かい合い、連通口52を介して第2送風流路50から第1送風流路63に気体を送風することができる。これにより、第2送風流路50から第1送風流路63への圧力損失を過度に増大させることはない。したがって、送風口44から気体を送風するための圧力損失を過度に増大させることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(12)第2送風部48は、連通口52の断面積が、幅方向Xからみた第2送風流路50の最大断面積の20%以上となるように構成される。このため、第2送風流路50から第1送風流路63への圧力損失を過度に増大させることはない。したがって、送風口44から気体を送風するための圧力損失を過度に増大させることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(13)第2送風部48は、幅方向Xからみた第2送風流路50の最小断面積が、幅方向Xからみた第2送風流路50の最大断面積の30%以上となるように構成される。このため、第2送風流路50における圧力損失を過度に増大させることがない。したがって、送風口44から気体を送風するための圧力損失を過度に増大させることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(14)第2送風流路50における気体の温度を上昇させるヒーター54は、PTCヒーターであり、第2送風流路50に位置する。このため、部品点数を低減するとともに、ヒーター54の設置領域を低減することができ、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。また、これに加えて、ヒーター54の制御も容易となる。
(15)第2送風流路50は、連通口52に向かって鉛直方向Zの下方に傾斜するように構成される。このため、第2送風流路50において、第1送風流路63と連通する連通口52に向かって鉛直方向Zの下方に気体を送風することができる。これにより、第1送風流路63における鉛直方向Zの下方への気流を円滑に作り出すことができる。したがって、送風口44から気体を送風するための圧力損失を過度に増大させることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(16)第1送風部47は、第1送風流路63において連通口52からの気体を案内する案内部64を有し、案内部64は、幅方向Xに延び、かつ、幅方向Xにおいて連通口52から離れるにつれて印刷後の媒体Mに近づくように傾斜する。このため、第1送風流路63において、幅方向Xに連通口52からの気体が案内される。また、これに加えて、第1送風流路63において、幅方向Xにおいて連通口52から離れるにつれて印刷後の媒体Mに近づくように連通口52からの気体が案内される。これにより、幅方向Xにおいて、連通口52からの気体の送風量を均等化させることができ、更には、第1送風流路63における圧力損失を低減させることができる。したがって、送風口44から気体を送風するための圧力損失を過度に増大させることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(17)印刷ヘッド35から媒体Mに液体が吐出されると、印刷位置P1及び印刷位置P1よりも搬送方向Yの上流においては、気体に水分が比較的に多く含まれる。また、印刷後の媒体Mにも水分が含まれている。このような状況において、排気部49は、印刷後の媒体Mとの間の気体を排気することにより、印刷後の媒体Mの乾燥を促進することができる。また印刷ヘッド35から液体を吐出する際に生じたミストも気体と共に筐体12の外部に排気することができる。
排気部49は、筐体12と切断部25との間において、切断部25を挟んで第2送風部48とは反対の位置に設けられ、第1送風部47と排気部49とは、幅方向Xに沿う第2重複領域DA2において、搬送方向Yに向かい合う位置に設けられる。排気部49が、幅方向Xにおいて筐体12と切断部25との間において、切断部25を挟んで第2送風部48とは反対に位置する。これにより、印刷後の媒体Mを効率よく乾燥させることができるとともに、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
(18)第1ローラー対31の従動ローラー31Bを保持する保持部77は、印刷ヘッド35よりも搬送方向Yにおける下流であって、かつ、切断部25よりも搬送方向Yにおける上流に位置する。保持部77は、排気部49の吸気口73と印刷後の媒体Mとの間に位置し、吸気口73と印刷後の媒体Mとの間に設けられた貫通孔78を有する。このため、排気部49の吸気口73と印刷後の媒体Mとの間に保持部77が位置する場合であっても、保持部77に設けられた貫通孔78を介して、排気部49と印刷後の媒体Mとの間の気体を吸気口73から吸気することができる。このため、排気部49と印刷後の媒体Mとの間の気体を排気する効率を低下させることなく、印刷装置11の省スペース化を実現することができる。
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・印刷後の媒体Mを処理する処理部の一例として切断部25が採用されたが、これに限らない。例えば、処理部の一例として、スタッカーであってもよい。スタッカーは、排出される媒体Mを載置可能である。この場合、スタッカーは、スライド可能に構成されており、使用時には筐体12の外部に引き出され、未使用時には筐体12の内部に収容されてもよい。処理部の一例としては、媒体Mから画像を読み取る画像読取部であってもよい。つまり、処理部は、媒体Mに関する処理を行えばよく、印刷後の媒体Mであるか印刷に関係ない媒体Mであってもよい。
・保持部77に連通用の貫通孔78が設けられていなくてもよい。排気部49と印刷後の媒体Mとの間に保持部77が設けられなくてもよい。
・支持部22は、凹部を有する支持面22Aを有してもよい。この場合、支持面22Aは、媒体Mを支持する面を有していればよい。また、基準面RPは、支持面22Aの少なくとも一部の面を含めばよく、支持面22Aが媒体Mを支持する面を含むことが好ましい。
・キャリッジ34の領域A0を3つの領域に区分したが、これに限らず、2つ又は4つ以上の領域に区分してもよい。
・第2領域A2は、ノズル面36が設けられた第1領域A1よりも搬送方向Yの下流であれば、第1領域A1と隣り合っても隣り合わなくてもよい。
・第2領域A2は、印刷ヘッド35が搭載されない領域であればよく、例えばキャリッジモーター38が搭載される領域であってもよい。
・第2送風部48の一部が、搬送方向Yにおいて第1送風部47と重複する位置に位置してもよい。つまり、第2送風部48の一部は、幅方向Xにおいて筐体12と第1送風部47との間に位置してもよい。
・第2送風部48は、第1重複領域DA1とは別の領域に連通口を備えてもよい。具体的な一例をあげると、第2送風部48の一部が、筐体12と第1送風部47との間において第1送風部47の幅方向Xに位置する場合、第2送風部48は、第1重複領域DA1に加えて、第2送風部48の幅方向Xにおいて第1送風部47と向かい合う面に連通口を備えてもよい。この時、連通口は連続して形成されていてもよいし、複数に分割して形成されていてもよい。
・第2送風部48の全部が、幅方向Xにおいて筐体12と切断部25との間に位置してもよい。つまり、第2送風部48の一部又は全部は、幅方向Xにおいて筐体12と切断部25との間に位置すればよい。
・気流生成部53は、第2送風流路50の外部に設けられてもよい。この場合、第2送風部48は、開口51を介して気流生成部53からの気体を取り込めればよい。
・ヒーター54は、第2送風流路50の外部に設けられてもよい。ヒーター54は、気流の流れる方向において、気流生成部53よりも上流に設けられてもよい。
・案内部64の上面64Aは、第1送風領域BA1において、隔壁45からの距離が同じであったが、これに限らず、例えば、第1送風領域BA1において、第1幅方向X1に進むにつれて隔壁45からの距離が短くなってもよい。
・隔壁45の下端部45B及び突出部46は、基準面RPを基準として、ノズル面36と同じ距離であってもよく、ノズル面36よりも近い位置であってもよい。
・突出部46は、隔壁45の下端部45Bより鉛直方向Zの上方に設けられてもよい。また、突出部46は、鉛直方向Zにおいて隔壁45に複数設けられてもよい。
・第1送風部47は、第2送風部48の連通口52と連通する連通口を備えてもよい。つまり、第1送風部47は、第2送風部48の連通口52からの気体を取り入れることができれば、連通口としての構成を備えても備えなくてもよい。
・送風口44は、第2送風部48における構成を用いずに、第1送風部47における構成により形成されてもよい。つまり、送風口44は、全ての領域が第1送風部47のみにより形成されるか否かを問わず、第1送風部47における第1送風流路63と連通すればよい。
・媒体Mは、ロール体Rとして巻き重ねられた長尺の媒体ではなくてもよい。媒体Mは、用紙であってもよく、合成樹脂製のフィルムや布、不織布、ラミネート媒体などでもよい。
・液体は、媒体Mに付着することで、この媒体Mに記録することができるものであれば任意に選択することができる。例えば、インクは、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含み、水性インク、油性インク、ジェルインク、ホットメルトインク等の各種組成物を包含するものとする。
・印刷装置11は、プリンターに限定されず、捺染装置でもよい。また、印刷装置11は、記録機能に加え、スキャナー機構及びコピー機能を有する複合機でもよい。
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)媒体を搬送方向に搬送するように構成される搬送部と、前記搬送部によって搬送される媒体を支持するように構成される支持部と、前記支持部に支持される媒体に液体を吐出することで印刷を行うように構成される印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを搭載し、走査方向に移動可能なキャリッジと、前記印刷ヘッドによって印刷された印刷後の媒体に送風可能な送風部と、を備え、前記支持部は、前記搬送部によって搬送される媒体を支持する支持面を有し、前記送風部は、気体を送風可能な送風流路と、前記送風流路からの気体を印刷後の媒体に送風可能な送風口と、を有し、前記送風部は、前記キャリッジの走査方向に沿って延び、かつ、移動しないように設けられており、前記送風部は、平面視で前記キャリッジの移動領域の一部と重なる位置において、前記送風口の一部又は全部が前記キャリッジと印刷後の媒体との間に位置するように設けられる。
この構成によれば、送風口をキャリッジに近づけることができる。つまり、送風部をキャリッジに近づけることができる。これにより、送風部とキャリッジとの位置について媒体の搬送方向への省スペース化を実現することができる。したがって、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
また、これに加えて、送風部は、キャリッジの走査方向に沿って延び、かつ、移動しないように設けられている。このように、走査方向に移動可能なキャリッジに送風部を搭載させずに、印刷後の媒体に送風させることができる。したがって、キャリッジの走査方向への移動に影響を与えることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(B)前記印刷ヘッドは、前記支持面に向かうノズル面と、前記ノズル面において液体を吐出する複数のノズルと、を有し、前記送風口は、前記支持面を含む面を基準として、前記ノズル面よりも遠い位置に設けられてもよい。
この構成によれば、送風口から送風される気体が、媒体の搬送方向における上流に流れ難くなる。これにより、媒体の搬送方向における上流において、印刷ヘッドからの液体の吐出に大きな影響を与えることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(C)前記印刷ヘッドは、前記支持面に向かうノズル面と、前記ノズル面において液体を吐出する複数のノズルと、を有し、前記キャリッジは、平面視において、第1領域と、前記第1領域とは異なる第2領域とを有し、前記第2領域は、前記第1領域よりも媒体の搬送方向における下流に位置し、前記印刷ヘッドは、前記第2領域に搭載されずに前記第1領域に搭載され、前記キャリッジは、前記支持面を含む面を基準として、前記第2領域のほうが前記第1領域よりも遠い位置となるように設けられ、前記送風部は、前記送風口の一部又は全部が前記キャリッジの前記第2領域と印刷後の媒体との間に位置するように設けられてもよい。
この構成によれば、印刷ヘッドが搭載されない第2領域と支持面を含む面との間に距離を持たせることにより、第2領域と印刷後の媒体との間に送風口の一部又は全部が位置する空間を設けることができる。このように、印刷ヘッドが搭載されない第2領域において送風口をキャリッジに近づけることにより、送風部とキャリッジとの位置について媒体の搬送方向への省スペース化を実現することができる。したがって、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(D)前記送風部は、前記送風口からの気体の送風を遮る隔壁を有し、前記隔壁は、前記送風口よりも媒体の搬送方向における上流において、少なくとも前記送風口から印刷後の媒体に向かって延びるように設けられてもよい。
この構成によれば、送風口から送風される気体が、媒体の搬送方向における上流に流れ難くなる。これにより、媒体の搬送方向における上流において、印刷ヘッドからの液体の吐出に大きな影響を与えることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(E)前記隔壁は、前記送風口と印刷後の媒体との間において、媒体の搬送方向の下流に突出する突出部を有してもよい。
この構成によれば、送風口から送風される気体が、突出部によって媒体の搬送方向における下流に案内されることにより、より一層、媒体の搬送方向における上流に流れ難くなる。これにより、媒体の搬送方向における上流において、印刷ヘッドからの液体の吐出に大きな影響を与えることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(F)前記印刷ヘッドは、前記支持面に向かうノズル面と、前記ノズル面において液体を吐出する複数のノズルと、を有し、前記突出部は、前記支持面を含む面を基準として、前記ノズル面よりも遠い位置に設けられてもよい。
この構成によれば、支持面を含む面を基準としてノズル面よりも遠い位置において、送風口から送風される気体が、突出部によって媒体の搬送方向における下流に案内されることにより、より一層、媒体の搬送方向における上流に流れ難くなる。これにより、媒体の搬送方向における上流において、印刷ヘッドからの液体の吐出に大きな影響を与えることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(G)前記突出部は、前記隔壁の下端に設けられてもよい。この構成によれば、(E)及び(F)と同じような効果を奏する。
(H)媒体を搬送方向に搬送するように構成される搬送部と、前記搬送部によって搬送される媒体に液体を吐出することで印刷を行うように構成される印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを搭載し、走査方向に移動可能なキャリッジと、前記印刷ヘッドによって印刷された印刷後の媒体に送風可能な送風部と、媒体に関する処理を行う処理部と、前記搬送部、前記印刷ヘッド、前記キャリッジ、前記送風部及び前記処理部を収容する筐体と、を備え、前記送風部は、気体を送風可能な第1送風部と、前記第1送風部に気体を送風可能な第2送風部と、前記第1送風部及び前記第2送風部における気流を生成する気流生成部と、前記第1送風部からの気体を印刷後の媒体に送風可能な送風口と、を有し、前記第1送風部は、前記送風口に気体を送風可能な第1送風流路を有し、前記第2送風部は、前記第1送風流路に気体を送風可能な第2送風流路と、前記第2送風流路を前記第1送風流路に連通させる連通口と、を有し、前記第2送風流路は、前記第1送風流路よりも気体を送風する断面積が大きく、前記第1送風部は、前記印刷ヘッドよりも媒体の搬送方向における下流であって、かつ、前記処理部よりも媒体の搬送方向における上流に位置し、前記第2送風部の一部又は全部は、前記キャリッジの走査方向に沿う方向において前記筐体と前記処理部との間に位置し、前記第1送風部と前記第2送風部とは、前記キャリッジの走査方向に沿う第1特定領域において、媒体の搬送方向に向かい合う位置に設けられ、前記連通口は、少なくとも前記第1特定領域に位置する。
この構成によれば、第1送風部が、媒体の搬送方向において、印刷ヘッドの下流であり、かつ、処理部の上流に位置し、搬送方向においてキャリッジと送風部と処理部とを近づけることができる。したがって、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
また、これに加えて、第1送風流路よりも気体を送風する断面積が大きい第2送風部が、キャリッジの走査方向に沿う方向において筐体と処理部との間に位置する。これにより、第1送風流路に送風する気体の送風量を確保しつつも、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
また、これに加えて、キャリッジの走査方向に沿う第1特定領域において、第1送風部と第2送風部が媒体の搬送方向に向かい合い、連通口を介して第2送風流路から第1送風流路に気体を送風することができる。これにより、第2送風流路から第1送風流路への圧力損失を過度に増大させることはない。したがって、送風口から気体を送風するための圧力損失を過度に増大させることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(I)前記第2送風部は、媒体の搬送方向からみた前記連通口の断面積が、前記キャリッジの走査方向に沿った方向からみた前記第2送風流路の最大断面積の20%以上となるように構成されてもよい。
この構成によれば、第2送風流路から第1送風流路への圧力損失を過度に増大させることはない。したがって、送風口から気体を送風するための圧力損失を過度に増大させることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(J)前記第2送風部は、前記キャリッジの走査方向に沿った方向からみた前記第2送風流路の最小断面積が、前記キャリッジの走査方向に沿った方向からみた前記第2送風流路の最大断面積の30%以上となるように構成されてもよい。
この構成によれば、第2送風流路における圧力損失を過度に増大させることがない。したがって、送風口から気体を送風するための圧力損失を過度に増大させることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(K)前記第1送風部の少なくとも一部は、平面視において前記キャリッジの移動領域の一部と重なる位置となるように設けられてもよい。
この構成によれば、第1送風部をキャリッジに近づけることができる。これにより、送風部とキャリッジとの位置について媒体の搬送方向への省スペース化を実現することができる。したがって、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(L)前記第1送風部は、前記送風口からの気体の送風を遮る隔壁を有し、前記隔壁は、前記送風口よりも媒体の搬送方向における上流において、少なくとも前記送風口から印刷後の媒体に向かって延びるように設けられてもよい。
この構成によれば、送風口から送風される気体が、媒体の搬送方向における上流に流れ難くなる。これにより、媒体の搬送方向における上流において、印刷ヘッドからの液体の吐出に大きな影響を与えることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(M)前記隔壁は、前記送風口と印刷後の媒体との間において、媒体の搬送方向の下流に突出する突出部を有してもよい。
この構成によれば、送風口から送風される気体が、突出部によって媒体の搬送方向における下流に案内されることにより、より一層、媒体の搬送方向における上流に流れ難くなる。これにより、媒体の搬送方向における上流において、印刷ヘッドからの液体の吐出に大きな影響を与えることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(N)前記第2送風流路における気体の温度を上昇させるヒーターを備え、前記ヒーターは、前記第2送風流路に位置するPTCヒーターであってもよい。
この構成によれば、部品点数を低減するとともに、ヒーターの設置領域を低減することができ、印刷装置の省スペース化を実現することができる。また、これに加えて、ヒーターの制御も容易となる。
(O)前記第2送風流路は、前記連通口に向かって鉛直方向の下方に傾斜するように構成されてもよい。
この構成によれば、第2送風流路において、第1送風流路と連通する連通口に向かって鉛直方向の下方に気体を送風することができる。これにより、第1送風流路における鉛直方向の下方への気流を円滑に作り出すことができる。したがって、送風口から気体を送風するための圧力損失を過度に増大させることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(P)前記第1送風部は、前記第1送風流路において前記連通口からの気体を案内する案内部を有し、前記案内部は、前記キャリッジの走査方向に沿う方向に延び、かつ、前記キャリッジの走査方向に沿う方向において前記連通口から離れるにつれて印刷後の媒体に近づくように傾斜してもよい。
この構成によれば、第1送風流路において、キャリッジの走査方向に沿う方向に連通口からの気体が案内される。また、これに加えて、第1送風流路において、キャリッジの走査方向に沿う方向において連通口から離れるにつれて印刷後の媒体に近づくように連通口からの気体が案内される。これにより、キャリッジの走査方向に沿う方向において、連通口からの気体の送風量を均等化させることができ、更には、第1送風流路における圧力損失を低減させることができる。したがって、送風口から気体を送風するための圧力損失を過度に増大させることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(Q)気体を排気する排気部を備え、前記排気部の一部又は全部は、前記筐体と前記処理部との間において、前記処理部を挟んで前記第2送風部とは反対の位置に設けられ、前記第1送風部と前記排気部とは、前記キャリッジの走査方向に沿う第2特定領域において、媒体の搬送方向に向かい合う位置に設けられてもよい。
この構成によれば、排気部が、キャリッジの走査方向に沿う方向において筐体と処理部との間において、処理部を挟んで第2送風部とは反対に位置する。これにより、印刷後の媒体Mを効率よく乾燥させることができるとともに、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
(R)印刷後の媒体を搬送するためのローラーと、前記ローラーを保持する保持部と、を備え、前記排気部は、気体を排気可能な排気流路と、前記排気流路における気体を排気させる排気流生成部と、印刷後の媒体との間の気体を前記排気流路に吸気可能な吸気口と、を有し、前記保持部は、前記印刷ヘッドよりも媒体の搬送方向における下流であって、かつ、前記処理部よりも媒体の搬送方向における上流に位置し、前記ローラーは、前記処理部によって媒体に関する処理が行われる印刷後の媒体を押圧し、前記保持部は、前記吸気口と印刷後の媒体との間に位置し、前記保持部は、前記吸気口と印刷後の媒体との間に設けられた貫通孔を有してもよい。
この構成によれば、排気部の吸気口と印刷後の媒体との間に保持部が位置する場合であっても、保持部に設けられた貫通孔を介して、排気部と印刷後の媒体との間の気体を吸気口から吸気することができる。このため、排気部と印刷後の媒体との間の気体を排気する効率を低下させることなく、印刷装置の省スペース化を実現することができる。
A0…領域、A1…第1領域、A2…第2領域、A3…第3領域、BA1…第1送風領域、BA2…第2送風領域、D1…第1距離、D2…第2距離、D3…第3距離、D4…第4距離、D5…第5距離、D6…第6距離、D7…第7距離、DA1…第1重複領域、DA2…第2重複領域、M…媒体、MA…移動領域、P1…印刷位置、P2…分岐点、P3…合流点、R…ロール体、RP…基準面、X…幅方向、Y…搬送方向、Z…鉛直方向、11…印刷装置、12…筐体、13…開口部、14…排出口、16…繰出部、17…前板部、18…支持壁、19…収容部、20…搬送路、20A…供給路、20B…反転路、20C…排出路、21…搬送部、22…支持部、22A…支持面、23…印刷部、24…送風部、25…切断部、26…供給ローラー対、27…反転ローラー、28…従動ローラー、29…上流搬送ローラー対、30…下流搬送ローラー対、31…第1ローラー対、31A…駆動ローラー、31B…従動ローラー、31C…回転軸、32…第2ローラー対、33…ガイド軸、34…キャリッジ、34A,34B…底面、35…印刷ヘッド、36…ノズル面、37…ノズル、38…キャリッジモーター、39…移動刃、40…固定刃、41…ガイド部材、42…制御部、43…送風流路、44…送風口、45…隔壁、45A…第1面、45B…下端部、46…突出部、46A…上面、47…第1送風部、48…第2送風部、48A…一端部、48B…他端部、49…排気部、50…第2送風流路、51…開口、52…連通口、53…気流生成部、54…ヒーター、55…内壁、56…傾斜面、61…本体部、61A…下端部、61B…当接面、62…傾斜部、62A…傾斜面、62B…下端部、63…第1送風流路、64…案内部、64A…上面、71…第3送風部、71A…一端部、71B…他端部、72…排気流路、73…吸気口、74…開口、75…排気流生成部、76…内壁、77…保持部、78…貫通孔

Claims (7)

  1. 媒体を搬送方向に搬送するように構成される搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される媒体を支持するように構成される支持部と、
    前記支持部に支持される媒体に液体を吐出することで印刷を行うように構成される印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドを搭載し、走査方向に移動可能なキャリッジと、
    前記印刷ヘッドによって印刷された印刷後の媒体に送風可能な送風部と、
    を備え、
    前記支持部は、前記搬送部によって搬送される媒体を支持する支持面を有し、
    前記送風部は、気体を送風可能な送風流路と、前記送風流路からの気体を印刷後の媒体に送風可能な送風口と、を有し、
    前記送風部は、前記キャリッジの走査方向に沿って延び、かつ、移動しないように設けられており、
    前記送風部は、平面視で前記キャリッジの移動領域の一部と重なる位置において、前記送風口の一部又は全部が前記キャリッジと印刷後の媒体との間に位置するように設けられる、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記印刷ヘッドは、前記支持面に向かうノズル面と、前記ノズル面において液体を吐出する複数のノズルと、を有し、
    前記送風口は、前記支持面を含む面を基準として、前記ノズル面よりも遠い位置に設けられる、
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷装置において、
    前記印刷ヘッドは、前記支持面に向かうノズル面と、前記ノズル面において液体を吐出する複数のノズルと、を有し、
    前記キャリッジは、平面視において、第1領域と、前記第1領域とは異なる第2領域とを有し、
    前記第2領域は、前記第1領域よりも媒体の搬送方向における下流に位置し、
    前記印刷ヘッドは、前記第2領域に搭載されずに前記第1領域に搭載され、
    前記キャリッジは、前記支持面を含む面を基準として、前記第2領域のほうが前記第1領域よりも遠い位置となるように設けられ、
    前記送風部は、前記送風口の一部又は全部が前記キャリッジの前記第2領域と印刷後の媒体との間に位置するように設けられる、
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1~請求項3のうち何れか一項に記載の印刷装置において、
    前記送風部は、前記送風口からの気体の送風を遮る隔壁を有し、
    前記隔壁は、前記送風口よりも媒体の搬送方向における上流において、少なくとも前記送風口から印刷後の媒体に向かって延びるように設けられる、
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4に記載の印刷装置において、
    前記隔壁は、前記送風口と印刷後の媒体との間において、媒体の搬送方向の下流に突出する突出部を有する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項5に記載の印刷装置において、
    前記印刷ヘッドは、前記支持面に向かうノズル面と、前記ノズル面において液体を吐出する複数のノズルと、を有し、
    前記突出部は、前記支持面を含む面を基準として、前記ノズル面よりも遠い位置に設けられる、
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の印刷装置において、
    前記突出部は、前記隔壁の下端に設けられる、
    ことを特徴とする印刷装置。
JP2021208268A 2021-12-22 2021-12-22 印刷装置 Pending JP2023092947A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021208268A JP2023092947A (ja) 2021-12-22 2021-12-22 印刷装置
CN202211630394.XA CN116330858A (zh) 2021-12-22 2022-12-19 印刷装置
US18/069,350 US20230191805A1 (en) 2021-12-22 2022-12-21 Printing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021208268A JP2023092947A (ja) 2021-12-22 2021-12-22 印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023092947A true JP2023092947A (ja) 2023-07-04

Family

ID=86767124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021208268A Pending JP2023092947A (ja) 2021-12-22 2021-12-22 印刷装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230191805A1 (ja)
JP (1) JP2023092947A (ja)
CN (1) CN116330858A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN116330858A (zh) 2023-06-27
US20230191805A1 (en) 2023-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5469857B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP5378733B2 (ja) ヘッドユニット
JP6498522B2 (ja) 印刷装置
JP2023079840A (ja) 印刷装置および印刷方法
US8177316B2 (en) Ink jet printing device
JP5671515B2 (ja) インクジェットプリンタのインク乾燥装置
JP5328329B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2016124250A (ja) 印刷装置
JP7196947B2 (ja) 記録装置、記録システム
JP4773381B2 (ja) インクジェット印字装置
JP6604858B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP2023092947A (ja) 印刷装置
CN111086325B (zh) 印刷装置
JP2023092948A (ja) 印刷装置
JP2020026081A (ja) 記録装置、その制御方法、及びプログラム
JP2010000711A (ja) 印刷装置
CN111216460B (zh) 介质加热装置及印刷装置
JP4916184B2 (ja) 印字装置
JP7039329B2 (ja) 記録装置
JP6790472B2 (ja) 液体吐出装置
KR102376421B1 (ko) 싱글 패스 잉크젯 프린터용 인쇄매체 안내장치
JP5329026B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2012218416A (ja) 記録装置
JP2021126862A (ja) 印刷装置
JP2021059073A (ja) 印刷装置