JP2022521901A - タンパク質キナーゼ阻害活性を有する新規なピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体およびこれを含む癌の予防、改善または治療用薬学組成物 - Google Patents

タンパク質キナーゼ阻害活性を有する新規なピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体およびこれを含む癌の予防、改善または治療用薬学組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、癌細胞に対する優れた抗増殖効能を示すピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物またはその立体異性体と、その製造方法およびこれを有効成分として含有する癌転移および増殖性疾患の予防、軽減または治療用薬学組成物、および癌細胞に対する抗癌組成物に関し、前記化合物は、優れた癌細胞抑制活性および抗増殖効能を示すので、癌細胞の阻害はもちろん、ひいては、癌転移および増殖性疾患の予防または癌の治療に有用である。

Description

本発明は、タンパク質キナーゼ阻害活性を有する新規なピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体、その薬学的に許容可能な塩、その水和物またはその立体異性体から選択された化合物、および前記化合物の製造方法、前記化合物を含む癌の予防、軽減または治療用薬学組成物に関する。
タンパク質キナーゼは、ATPのガンマリン酸基をタンパク質のチロシン、セリンおよびスレオニンのヒドロキシグループに伝達するリン酸化反応を触媒する酵素であって、細胞の代謝、遺伝子発現、細胞成長、分化および細胞***作用を担当し、細胞シグナル伝達に重要な役割を果たしている。
タンパク質キナーゼは、真核生物の遺伝体の約2%程度になり、人間の遺伝体には約518種が存在する。タンパク質キナーゼは、チロシンをリン酸化するチロシンタンパク質キナーゼとセリン、スレオニンをリン酸化するセリン/スレオニンキナーゼに分類される。その約90種以上はチロシンキナーゼであり、受容体チロシンキナーゼ(RTK)と、非受容体チロシンキナーゼ(NRTK)とに分けられる。受容体チロシンキナーゼは、細胞表面に成長因子を収容できるドメインを有しており、細胞質にチロシン残基をリン酸化できる活性部位を有している膜タンパク質である。非受容体チロシンキナーゼは、核と細胞質に存在する単一チロシンキナーゼドメインで、受容体の形状ではないが、シグナルを受けてチロシン残基をリン酸化させる。
タンパク質キナーゼは分子スイッチで、細胞内で活性と非活性状態との間の転移が円滑に調節されなければならない。異常に調節されると、細胞内のシグナル伝達を過度に活性化させて、統制不能の細胞***および増殖を誘導する。また、タンパク質キナーゼの遺伝子変異、増幅および過発現による異常な活性化は、多様な腫瘍の発生および進行に関連があり、癌細胞の成長と転移に決定的な役割を果たす。異常に調節される代表的なタンパク質キナーゼとしては、EGFR、VEGFR、PDGFRB、c-KIT、ABL1、SRC、BRAF、FGFR、BTK、SYK、ALK、MET、CDK、MEK、mTOR、JAK、LCK、PLK、RSK、LYN、FMS、TIE2、RET、AKT、MAP、FAK、DDR、FLT3、そしてFESなどがある。特に、受容体チロシンキナーゼは、細胞成長に対する外部シグナルと内部反応に対するシグナル伝達経路に主に関与するので、これを抑制して癌細胞成長の抑制および死滅も起こすことができる。
このような特徴により、キナーゼの活性抑制は抗癌剤開発のための主なターゲットとして注目されており、多様なキナーゼを標的として低分子有機化合物の開発研究が活発に進められている。
キナーゼ抑制剤としては、Bcr-AblおよびPDGFRチロシンキナーゼ阻害剤であるグリベック(Gleevec(登録商標):imatinib、Novartis)、Her-2抗体であるハーセプチン(Herceptin(登録商標):trastuzumab、Genentech)、EGFR阻害剤であるイレッサ(Iressa(登録商標):gefitinib、AstraZeneca)、Raf、VEGFR、KIT、RET、PDGFR-BおよびFLT-3阻害剤であるネクサバール(Nexavar(登録商標):sorafenib、bayer)、BRAF阻害剤であるゼルボラフ(Zelboraf(登録商標):vemurafenib、Roche)、EGFR抗体であるアービタックス(Erbitux(登録商標):cetuximab、Imclone)、EGFR阻害剤であるタルセバ(Tarceva(登録商標):erlotinib、Genentech/Roche)、そしてKDR阻害剤であるスーテント(Sutent(登録商標):sunitinib、Pfizer)などがあり、これらは、白血病、乳癌、非小細胞性肺癌、肝臓癌、悪性黒色腫、大膓癌などの抗癌治療剤としてFDAの承認を受けて、卓越した治療効能により1次標準療法として広く使用されている。その他にも、様々な化合物が臨床実験中にある。
一方、急性骨髄性白血病(Acute Myeloid Leukemia、AML)は致命的な血液疾患の一つであって、血液細胞が異常に分化しながら絶えず増殖する疾病である。急性骨髄性白血病(AML)患者の16%以上が点突然変異したRAS(small Gタンパク質)タンパク質を有しており、RAS同酵素の中でNRAS突然変異が大部分(10%以上)を占める。このような理由から、NRAS Gタンパク質は、AMLを治療するための有望な薬物標的として見なされてきた。原癌遺伝子であるRASが突然変異すると、持続的にRASが活性化(gain-of-function)し、RAS下位の多様なシグナル体系が活性化して癌細胞の成長が加速化される。
ここ40年間、RAS点突然変異種またはRAS下位の主要シグナル分子が標的として提案されたが、突然変異RASシグナル体系の複雑性と補償効果によってin vivo実験と臨床実験までつながることはできなかった。例えば、RAS下位の主要分子であるMEKを阻害するselumetinib(AZD6244)は、臨床2床でNRAS突然変異遺伝子を有するAML患者3名全員において治療効果を見せなかった。この他、標的を見つけるための試みとして、RNA interferenceスクリーニングによりKRAS突然変異と遺伝的に合成致死の関係にあるタンパク質(TBK1、STK33、そしてGATA2)を究明した。しかし、これも臨床的な治療効果を得ることができなかった。特に、STK33の場合、前臨床段階で細胞ベースの薬理学的スクリーニング(pharmacologic screening)によりKRAS突然変異と合成致死の原理を利用した治療戦略が成立できないことが裏付けられた。また、最近、細胞ベースの薬理学的スクリーニングによりRAS突然変異のシグナル伝達体系を選択的に阻害する化合物(GNF7)を確保し、前臨床白血病モデルにおける阻害効果を確認した。前記GNF7化合物の作用機序は、RAS突然変異の下位で特異的に細胞成長に寄与するGCKとACK1の両キナーゼを同時に阻害することである。これは、実際にNRAS突然変異を有するAML患者の細胞サンプルにおいてもその効能を示した。GCKとACK1の両キナーゼに対する阻害剤は、NRAS突然変異で誘発される癌疾患、例えば、黒色腫、大膓癌、甲状腺癌、多様な血液癌の治療に有効であると知られている。
国際特許出願WO2015-011597
Choi HG, Ren P, Adrian F, et al. A type-II kinase inhibitor capable of inhibiting the T315I "gatekeeper" mutant of Bcr-Abl. J. Med. Chem., 2010; 53(15): 5439-5448. Nonami, A.; Sattler, M.; Weisberg, E.; Liu, Q.; Zhang, J.; Patricelli, M. P.; Christie, A. L.; Saur, A. M.; Kohl, N. E.; Kung, A. L.; Yoon, H.; Sim, T.; Gray, N. S.; Griffin, J. D., Identification of novel therapeutic targets in acute leukemias with NRAS mutations using a pharmacologic approach. Blood 2015, 125 (20), 3133-43. Luo T, Masson K, Jaffe JD, et al. STK33 kinase inhibitor BRD-8899 has no effect on KRASdependent cancer cell viability. Proc Natl Acad Sci USA. 2012; 109(8): 2860-2865. Jain N, Curran E, Iyengar NM, et al. Phase II study of the oral MEK inhibitor selumetinib in advanced acute myelogenous leukemia:a University of Chicago phase II consortium trial. Clin Cancer Res. 2014; 20(2): 490-498. Johnson, D. B.; Smalley, K. S.; Sosman, J. A., Molecular pathways: targeting NRAS in melanoma and acute myelogenous leukemia. Clin Cancer Res 2014, 20(16), 4186-92. H Cho, I Shin, E Ju, et al. First SAR Study for Overriding NRAS Mutant Driven Acute Myeloid Leukemia. J. Med. Chem. 2018, 61 (18), 8353-8373.
そこで、本発明の目的は、タンパク質キナーゼの阻害活性を有する新規なピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物を提供することである。
また、本発明の他の目的は、新規なピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、薬学的に許容可能なその塩、その水和物、その溶媒和物またはその立体異性体が有効成分として含有される癌疾患の治療、予防および軽減に有用な薬学組成物を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、新規なピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容される塩、その水和物、その溶媒和物またはその異性体が有効成分として含有するNRAS突然変異で誘発される癌疾患の治療剤を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、下記化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物を提供する。
Figure 2022521901000001
前記化学式1において、
Bは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;C-C10ヘテロシクリル基;または-C(O)-(C-C13アルキル)であり;
Aは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;C-C10ヘテロシクリル基;-C(O)-(C-C13アルキル);またはAは、Rと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を任意に含むことができ、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和、不飽和または芳香族環を形成し;
は、水素;C-C13アルキル基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロシクリル基であるか;またはRは、Aと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を任意に含むことができ、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和、不飽和または芳香族環を形成し;
およびRは、それぞれ水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;またはC-C10ヘテロシクリル基であり;
Yは、C-C10アリール基;または窒素(N)、酸素(O)および硫黄(S)原子から選択されたヘテロ原子が1~4個含まれた5員~9員のヘテロアリール基であり;
Lは、-NR-;-NRCH-;-NRC(O)-;-C(O)NR-;-NRC(O)NR-;-S(O)-;-NRS(O)-;および-S(O)NR-;からなる群より選択され;
は、水素;またはC-Cアルキル基であり;
前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基またはC-C10ヘテロシクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;カルボニル基(-(C=O)R);ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルキル基;ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルコキシ基;C-C10フェノキシ;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記RおよびRは、水素;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-Cアルキニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上を含み、
前記C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基は、N、O、およびSからなる群より選択された1種以上のヘテロ原子を含む。
本発明による化合物は、ABL1、FGFR2、TAOK2/TAO1、EPHA5、EPHB2、EPHB3、RET、LYNB、EPHA2、FRK/PTK5、EPHA8、LCK、EPHB4、FYN、KHS/MAP4K5、DDR1、EPHA3、P38a/MAPK14、EPHA4、FMS、EPHB1、HCK、FGFR1、ABL2/ARG、EPHA6、c-Src、ACK1、FLT4/VEGFR3、ERBB4/HER4、DDR2、KDR/VEGFR2、LYN、ZAK/MLTK、YES/YES1、BLK、FGR、MLCK2/MYLK2、TAOK1、BMX/ETK、BTK、EPHA1、JAK1、P38b/MAPK11、TIE2/TEK、FLT1/VEGFR1、TXK、SRMS、RAF1、SIK1、MLK3/MAP3K11、PEAK1、TRKA、EPHA7、GLK/MAP4K3、MLK2/MAP3K10、TEC、CSK、TRKC、FES/FPS、SIK2、FGFR3、BRK、YSK4/MAP3K19、ARAF、PDGFRb、TNK1、GCK/MAP4K2、PDGFRa、TNIK、TAK1、ERBB2/HER2、LIMK1、HIPK4、FER、EGFR、JAK2、HPK1/MAP4K1、TRKB、RIPK3、LOK/STK10、LIMK2、MLK1/MAP3K9、BRAF、MEKK3、MEK5、STK32B/YANK2、FGFR4、MEKK2、SLK/STK2、FLT3、PKAcg、TAOK3/JIK、TYRO3/SKY、SIK3、IR、LRRK2、PYK2、NEK11、p70S6K/RPS6KB1、またはLATS2など、タンパク質キナーゼの活性を阻害する能力に優れている。したがって、異常な細胞成長で誘発される癌疾患の治療、予防および軽減を目的として使用できる。
本発明による化合物、その薬学的に許容可能な塩、または水和物およびこれを有効成分として含む癌の予防または治療用薬学組成物は、低い細胞毒性を示しかつ、癌細胞に対して選択的に高い抑制活性および抗増殖効果を示すので、癌の予防または治療に有用に使用できる。
本発明による化合物の処置によって治療、予防および軽減できる癌疾患は、胃癌、肺癌、肝臓癌、大膓癌、小腸癌、膵臓癌、脳癌、骨癌、黒色腫、乳癌、硬化性腺症、子宮癌、子宮頸癌、頭頸部癌、食道癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、腎臓癌、肉腫、前立腺癌、尿道癌、膀胱癌、血液癌(白血病、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群を含む)、リンパ腫(ホジキン病、非ホジキンリンパ腫を含む)、乾癬、または線維腺腫などが含まれる。
特に、本発明による化合物は、GCKとACK1の両キナーゼに対する抑制活性に優れているので、NRAS突然変異で誘発される癌疾患、例えば、黒色腫、大膓癌、甲状腺癌、急性骨髄性白血病(AML)の治療に有効である。
他に明示されない限り、本明細書で使用された成分、反応条件、成分の含有量を表現するすべての数字、値および/または表現は、かかる数字が本質的に異なるものの中でかかる値を得るのに発生する測定の多様な不確実性が反映された近似値であるので、すべての場合、「約」という用語によって修飾されることが理解されなければならない。また、本記載において、数値範囲が開示される場合、このような範囲は連続的であり、他に指摘されない限り、かかる範囲の最小値から最大値が含まれた前記最大値までのすべての値を含む。さらに、このような範囲が整数を指す場合、他に指摘されない限り、最小値から最大値が含まれた前記最大値までを含むすべての整数が含まれる。
本明細書において、範囲が変数に対して記載される場合、前記変数は、前記範囲の記載された終了点を含む記載範囲内のすべての値を含むことが理解されるであろう。例えば、「5~10」の範囲は、5、6、7、8、9、および10の値だけでなく、6~10、7~10、6~9、7~9などの任意の下位範囲を含み、5.5、6.5、7.5、5.5~8.5および6.5~9などといった記載範囲の範疇に妥当な整数間の任意の値も含むことが理解されるであろう。また、例えば、「10%~30%」の範囲は、10%、11%、12%、13%などの値と30%までを含むすべての整数だけでなく、10%~15%、12%~18%、20%~30%などの任意の下位範囲を含み、10.5%、15.5%、25.5%などのように記載範囲の範疇内の妥当な整数間の任意の値も含むことが理解されるであろう。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明者らは、上記の問題点を解決するために研究を継続した結果、癌細胞に対する優れた阻害活性を示す抗癌化合物、特に、選択的なキナーゼ活性抑制剤として癌の予防または治療に有用なピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体、またはその製造方法およびこれを有効成分として含む癌の予防または治療用薬学組成物を開発した。
本発明の一側面は、下記化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物を提供する:
Figure 2022521901000002
前記化学式1において、
Bは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;C-C10ヘテロシクリル基;または-C(O)-(C-C13アルキル)であり;
Aは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;C-C10ヘテロシクリル基;-C(O)-(C-C13アルキル);またはAは、Rと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を任意に含むことができ、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和、不飽和または芳香族環を形成し;
は、水素;C-C13アルキル基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロシクリル基であるか;またはRは、Aと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を任意に含むことができ、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和、不飽和または芳香族環を形成し;
およびRは、それぞれ水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;またはC-C10ヘテロシクリル基であり;
Yは、C-C10アリール基;または窒素(N)、酸素(O)および硫黄(S)原子から選択されたヘテロ原子が1~4個含まれた5員~9員のヘテロアリール基であり;
Lは、-NR-;-NRCH-;-NRC(O)-;-C(O)NR-;-NRC(O)NR-;-S(O)-;-NRS(O)-;および-S(O)NR-;からなる群より選択され;
は、水素;またはC-Cアルキル基であり;
前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基またはC-C10ヘテロシクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;カルボニル基(-(C=O)R);ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルキル基;ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルコキシ基;C-C10フェノキシ;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記RおよびRは、水素;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-Cアルキニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上を含み、
前記C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基は、N、O、およびSからなる群より選択された1種以上のヘテロ原子を含む。
本発明の一側面において、前記化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物は、下記化学式2~9で表される化合物のいずれか1つの化合物である、化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物を提供する:
Figure 2022521901000003
Figure 2022521901000004
Figure 2022521901000005
Figure 2022521901000006
Figure 2022521901000007
Figure 2022521901000008
Figure 2022521901000009
Figure 2022521901000010
前記化学式2~9において、
Bは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;C-C10ヘテロシクリル基;または-C(O)-(C-C13アルキル)であり;
Aは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;C-C10ヘテロシクリル基;-C(O)-(C-C13アルキル);またはAは、Rと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を任意に含むことができ、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和、不飽和または芳香族環を形成し;
は、水素;C-C13アルキル基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロシクリル基であるか;またはRは、Aと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を任意に含むことができ、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和、不飽和または芳香族環を形成し;
およびRは、それぞれ水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;またはC-C10ヘテロシクリル基であり;
は、水素;またはC-Cアルキル基であり;
前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基またはC-C10ヘテロシクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;カルボニル基(-(C=O)R);ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルキル基;ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルコキシ基;C-C10フェノキシ;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記RおよびRは、水素;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-Cアルキニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上を含み、
前記C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基は、N、O、およびSからなる群より選択された1種以上のヘテロ原子を含む。
本発明の一側面において、Bは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;またはC-C10ヘテロアリール基であり;
Aは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基であり;またはAは、Rと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を含み、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和または不飽和環を形成し;
は、水素;C-C13アルキル基;またはRは、Aに連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を含み、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和または不飽和環を形成し、
およびRは、それぞれ水素;ハロゲン基;C-Cアルキル基;またはC-Cアルケニル基であり;
前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミド基(-(C=O)NR);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基またはC-C10ヘテロシクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;カルボニル基(-(C=O)R);ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルキル基;ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルコキシ基;C-C10フェノキシ;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記RおよびRは、水素;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-Cアルキニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上を含み、
前記C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基は、N、O、およびSからなる群より選択された1種以上のヘテロ原子を含む、
化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物を提供する。
本発明の一側面において、Bは、C-C10アリール基;C-C10シクリル基;またはC-C10ヘテロアリール基であり;
Aは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;またはAは、Rと連結された窒素原子と共に、N、O、NH、C=N、C=OまたはSOの少なくとも1種を含む4~7員(membered)飽和または不飽和環を形成し;
は、水素;またはRは、Aに連結された窒素原子と共に、N、O、NH、C=N、C=OまたはSOの少なくとも1種を含む4~7員(membered)飽和または不飽和環を形成し;
は、水素;ハロゲン基;C-Cアルキル基;またはC-Cアルケニル基であり;
は、C-Cアルキル基であり;
は、水素;またはC-Cアルキル基であり;
前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミド基(-(C=O)NR);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基またはC-C10ヘテロシクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;カルボニル基(-(C=O)R);ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルキル基;ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルコキシ基;C-C10フェノキシ;アミノ基(-NR);アミド基(-(C=O)NR);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
前記RおよびRは、水素;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-Cアルキニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上を含み、
前記C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基は、N、O、およびSからなる群より選択された1種以上のヘテロ原子を含む、
化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物を提供する。
本発明の一側面において、Bは、C-Cアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル;置換もしくは非置換のヘキサン;置換もしくは非置換のフラン;置換もしくは非置換のチオフェン;置換もしくは非置換のピリジン;置換もしくは非置換のベンゾフラン;置換もしくは非置換のベンゼン;置換もしくは非置換のナフタレン;置換もしくは非置換のアントラセン;または置換もしくは非置換のフェナトレンであり;Aは、水素;置換もしくは非置換のピリダジン;置換もしくは非置換のピラジン;置換もしくは非置換のイミダゾール;置換もしくは非置換のピラゾール;置換もしくは非置換のフラン;置換もしくは非置換のピリミジン;置換もしくは非置換のピロール;置換もしくは非置換のピリジン;置換もしくは非置換のシクロプロパン;置換もしくは非置換のシクロブタンであり;置換もしくは非置換のエタン;置換もしくは非置換のブタン;または置換もしくは非置換のペンタン;またはAは、Rと連結された窒素原子と共に連結された置換もしくは非置換のモルホリノ基であり;Rは、水素;またはRは、Aと連結された窒素原子と共に連結された置換もしくは非置換のモルホリノ基であり;Rは、水素;または置換もしくは非置換のC-Cアルキル基であり;Rは、水素;またはC-Cアルキル基であり;Rは、水素;またはC-Cアルキル基である;化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物を提供する。
本発明の一側面において、前記化合物は、下記の化合物番号1~55からなる群より選択されることを特徴とする、化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物を提供する:
(化合物番号1):N-(3-(2-(シクロプロピルアミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号2):N-(3-(2-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号3):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(メチルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号4):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(オキセテン-3-イルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号5):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((オキセテン-2-イルメチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号6):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((2-モルホリノエチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号7):N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-((2-(チアゾール-2-イル)エチル)アミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号8):N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-((2-(チオフェン-2-イル)エチル)アミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号9):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((2-(4-ニトロフェノキシ)エチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号10):N-(3-(2-((4-メトキシベンジル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号11):N-(3-(2-((2-((フラン-2-イルメチル)チオ)エチル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号12):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-モルホリノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号13):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号14):N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-(フェニルアミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号15):N,N-ジメチル-4-((7-メチル-6-(2-メチル-5-(3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド)フェニル)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリミド[3,4-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)ベンズアミド
(化合物番号16):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号17):N-(3-(2-((4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号18):N-(3-(2-((3-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号19):N-(3-(2-((4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号20):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-モルホリノピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号21):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号22):N-(3-(2-((2-メトキシ-4-モルホリノフェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号23):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)-3-(トリフルオルメチル)フェニル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号24):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンズアミド
(化合物番号25):5-メチル-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ニコチンアミド
(化合物番号26):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)チオフェン-3-カルボキサミド
(化合物番号27):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゾフラン-2-カルボキサミド
(化合物番号28):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-ナフタミド
(化合物番号29):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシ-6-カルボキサミド
(化合物番号30):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-(3-(トリフルオルメチル)フェニル)アセトアミド
(化合物番号31):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)アセトアミド
(化合物番号32):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンズアミド
(化合物番号33):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)プロピオンアミド
(化合物番号34):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-モルホリノベンズアミド
(化合物番号35):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ベンズアミド
(化合物番号36):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号37):3-(2,4-ジメチル-1H-イミダゾール-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号38):3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピペリジン3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号39):4-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチルl)ベンズアミド
(化合物番号40):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号41):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(モルホリノメチル)-3-(トリフルオルメチルl)ベンズアミド
(化合物番号42):4-((3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)メチル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号43):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)メタンスルホンアミド
(化合物番号44):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-ニトロベンズスルホンアミド
(化合物番号45):3-ブロモ-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリミジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド
(化合物番号46):4-フルオル-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド
(化合物番号47):1-シクロヘキシル-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア
(化合物番号48):1-(2,3-ジクロロフェニル)-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア
(化合物番号49):1-(2-メトキシフェニル)-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア
(化合物番号50):6-(5-(エチルアミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリジン-8(7H)-オン
(化合物番号51):6-(5-((4-フルオルベンジル)アミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
(化合物番号52):6-(5-(((5-ブロモフラン-2-イル)メチル)アミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
(化合物番号53):N-(3-(2-(シクロプロピルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
(化合物番号54):N-(4-メチル-3-(2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド、および
(化合物番号55):N-(3-(2-アミノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド。
本発明の置換基に関する定義において、用語「アルキル」は、脂肪族炭化水素ラジカルを意味する。アルキルは、アルケニルやアルキニル部位を含まない「飽和アルキル(saturated alkyl)」であるか、少なくとも1つのアルケニルまたはアルキニル部位を含む「不飽和アルキル(unsaturated alkyl)」であってもよい。「アルケニル(alkenyl)」は、少なくとも1つの炭素-炭素の二重結合を含むグループを意味し、「アルキニル(alkynyl)」は、少なくとも1つの炭素-炭素の三重結合を含むグループを意味する。アルキルは、単独でまたは組み合わせて使用される場合に、それぞれ環状、分枝状もしくは直鎖状であってもよい。
用語「アリール」は、単独でまたは他のラジカルと組み合わせて、芳香族、飽和または不飽和であり得る第2の5または6員性カルボサイクリック基と追加的に融合してもよい、炭素原子6個を含むカルボサイクリック芳香族単環式基を意味する。アリールの例としては、フェニル、インダニル、1-ナフチル、2-ナフチル、テトラヒドロナフチルなどを含むことができるが、これに限定されない。アリールは、芳香族環上の適正位置において他の基と連結可能である。
用語「アルコキシ」は、酸素原子を介して他の基に連結されたアルキル基(すなわち、-O-アルキル)を意味する。アルコキシ基は、置換されないか、1つ以上の適切な置換基で置換されていてもよい。アルコキシ基の例としては、(C1-C6)アルコキシ基、例えば、-O-メチル、-O-エチル、-O-プロピル、-O-イソプロピル、-O-2-メチル-1-プロピル、-O-2-メチル-2-プロピル、-O-2-メチル-1-ブチル、-O-3-メチル-1-ブチル、-O-2-メチル-3-ブチル、-O-2,2-ジメチル-1-プロピル、-O-2-メチル-1-ペンチル、3-O-メチル-1-ペンチル、-O-4-メチル-1-ペンチル、-O-2-メチル-2-ペンチル、-O-3-メチル-2-ペンチル、-O-4-メチル-2-ペンチル、-O-2,2-ジメチル-1-ブチル、-O-3,3-ジメチル-ブチル、-O-2-エチル-1-ブチル、-O-ブチル、-O-イソブチル、-O-t-ブチル、-O-ペンチル、-O-イソペンチル、-O-ネオペンチルおよび-O-ヘキシルを含むが、これに限定されない。
用語「フェノキシ」は、酸素原子を介して他の基に連結されたフェニル基(すなわち、-O-アリール)を意味する。フェノキシ基は、置換されないか、1つ以上のハロゲン;アルキル基;アリール基およびヘテロアリール基で置換されていてもよいが、これに限定されない。
用語「アミノ基」は、窒素原子を介して他の基に連結されたアルキル基(すなわち、-NH-または-N-アルキル)を意味する。アミン基は、置換されないか、1つ以上の適切な置換基で置換されていてもよい。アルコキシ基の例としては、アミン基の例としては(C1-C6)アミノ基、例えば、-NH-メチル、-NH-エチル、-NH-プロピル、-NH-イソプロピル、-NH-2-メチル-1-プロピル、-NH-2-メチル-2-プロピル、-NH-2-メチル-1-ブチル、-NH-3-メチル-1-ブチル、-NH-2-メチル-3-ブチル、-NH-2,2-ジメチル-1-プロピル、-NH-2-メチル-1-ペンチル、3-NH-メチル-1-ペンチル、-NH-4-メチル-1-ペンチル、-NH-2-メチル-2-ペンチル、-NH-3-メチル-2-ペンチル、-NH-4-メチル-2-ペンチル、-NH-2,2-ジメチル-1-ブチル、-NH-3,3-ジメチル-ブチル、-NH-2-エチル-1-ブチル、-NH-ブチル、-NH-イソブチル、-NH-t-ブチル、-NH-ペンチル、-NH-イソペンチル、-NH-ネオペンチル、-NH-ヘキシル、-N,N-ジメチル、-N-メチル-N-エチル、-N-メチル-N-プロピル、-N-メチル-イソプロピル、-N-メチル-N-ブチル、-N-メチル-N-イソブチル、-N-メチル-N-ペンチル、-N-メチル-N-イソペンチル、N-メチル-N-ヘキシル、N-メチル-N-イソヘキシル、-N,N-ジエチル、-N-エチル-N-プロピル、-N-エチル-N-イソプロピル、-N-エチル-N-ブチル、-N-エチル-N-イソブチル、-N-エチル-N-ペンチル、-N-エチル-N-イソペンチル、-N-エチル-N-ヘキシル、-N-エチル-N-イソヘキシル、-N,N-ジプロピル、-N-プロピル-N-イソプロピル、-N-プロピル-N-ブチル、-N-プロピル-N-イソブチル、-N-プロピル-N-ペンチル、-N-プロピル-N-イソペンチル、-N-プロピル-N-ヘキシル、-N-プロピル-N-イソヘキシル、-N,N-ジブチル、-N-ブチル-N-イソブチル、-N-ブチル-N-ペンチル、-N-ブチル-N-イソペンチル、-N-ブチル-N-ヘキシル、-N-ブチル-N-イソヘキシル、-N,N-ジペンチル、-N-ペンチル-N-ヘキシル、-N-ペンチル-N-イソヘキシル、-N,N-ジヘキシルを含むが、これに限定されない。
用語「ハロゲン基」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。
用語「ヘテロサイクル基」は、他に言及がなければ、N、O、およびSから構成された群より選択された1種以上のヘテロ原子を含むヘテロ芳香族化合物を意味する。好ましくは、前記ヘテロシクリル基は、ピロリジン、フラン基、モルホリン基、ピペラジンおよびピペリジン基を含むことができ、さらに好ましくは、ピロリジン基、ピペリジン基、ピペラジン基、およびモルホリン基を含むことができるが、これに限定されない。
用語「ヘテロアリール基」は、他に言及がなければ、N、O、およびSから構成された群より選択された1種以上のヘテロ原子を含むヘテロ芳香族化合物を意味する。好ましくは、前記ヘテロアリール基は、ピリジン基、ピラジン基、ピリミジン基、ピリダジン基、ピラゾール基、イミダゾール基、トリアゾール基、インドール基、オキサジアゾール基、チアジアゾール基、キノリン、イソキノリン基、イソキサゾール基、オキサゾール基、チアゾール基、ピロール基を含むことができるが、これに限定されない。
本発明による化合物として好ましい化合物の具体例は次の通りである:
(化合物番号1):N-(3-(2-(シクロプロピルアミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000011
(化合物番号2):N-(3-(2-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000012
(化合物番号3):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(メチルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000013
(化合物番号4):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(オキセテン-3-イルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000014
(化合物番号5):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((オキセテン-2-イルメチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000015
(化合物番号6):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((2-モルホリノエチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000016
(化合物番号7):N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-((2-(チアゾール-2-イル)エチル)アミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000017
(化合物番号8):N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-((2-(チオフェン-2-イル)エチル)アミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000018
(化合物番号9):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((2-(4-ニトロフェノキシ)エチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000019
(化合物番号10):N-(3-(2-((4-メトキシベンジル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000020
(化合物番号11):N-(3-(2-((2-((フラン-2-イルメチル)チオ)エチル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000021
(化合物番号12):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-モルホリノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000022
(化合物番号13):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000023
(化合物番号14):N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-(フェニルアミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000024
(化合物番号15):N,N-ジメチル-4-((7-メチル-6-(2-メチル-5-(3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド)フェニル)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリミド[3,4-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)ベンズアミド
Figure 2022521901000025
(化合物番号16):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000026
(化合物番号17):N-(3-(2-((4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000027
(化合物番号18):N-(3-(2-((3-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000028
(化合物番号19):N-(3-(2-((4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000029
(化合物番号20):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-モルホリノピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000030
(化合物番号21):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000031
(化合物番号22):N-(3-(2-((2-メトキシ-4-モルホリノフェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000032
(化合物番号23):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)-3-(トリフルオルメチル)フェニル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000033
(化合物番号24):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンズアミド
Figure 2022521901000034
(化合物番号25):5-メチル-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ニコチンアミド
Figure 2022521901000035
(化合物番号26):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)チオフェン-3-カルボキサミド
Figure 2022521901000036
(化合物番号27):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゾフラン-2-カルボキサミド
Figure 2022521901000037
(化合物番号28):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-ナフタミド
Figure 2022521901000038
(化合物番号29):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシ-6-カルボキサミド
Figure 2022521901000039
(化合物番号30):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-(3-(トリフルオルメチル)フェニル)アセトアミド
Figure 2022521901000040
(化合物番号31):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)アセトアミド
Figure 2022521901000041
(化合物番号32):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンズアミド
Figure 2022521901000042
(化合物番号33):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)プロピオンアミド
Figure 2022521901000043
(化合物番号34):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-モルホリノベンズアミド
Figure 2022521901000044
(化合物番号35):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000045
(化合物番号36):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000046
(化合物番号37):3-(2,4-ジメチル-1H-イミダゾール-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000047
(化合物番号38):3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピペリジン3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000048
(化合物番号39):4-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000049
(化合物番号40):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000050
(化合物番号41):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(モルホリノメチル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000051
(化合物番号42):4-((3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)メチル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000052
(化合物番号43):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)メタンスルホンアミド
Figure 2022521901000053
(化合物番号44):N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-ニトロベンズスルホンアミド
Figure 2022521901000054
(化合物番号45):3-ブロモ-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリミジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2022521901000055
(化合物番号46):4-フルオル-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2022521901000056
(化合物番号47):1-シクロヘキシル-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア
Figure 2022521901000057
(化合物番号48):1-(2,3-ジクロロフェニル)-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア
Figure 2022521901000058
(化合物番号49):1-(2-メトキシフェニル)-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア
Figure 2022521901000059
(化合物番号50):6-(5-(エチルアミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000060
(化合物番号51):6-(5-((4-フルオルベンジル)アミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000061
(化合物番号52):6-(5-(((5-ブロモフラン-2-イル)メチル)アミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000062
(化合物番号53):N-(3-(2-(シクロプロピルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000063
(化合物番号54):N-(4-メチル-3-(2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000064
(化合物番号55):N-(3-(2-アミノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000065
本発明による化学式1の化合物は、無機酸または有機酸から誘導された薬学的に許容可能な塩の形態で使用可能であり、好ましい塩としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、酢酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、リンゴ酸、マンデル酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パルミチン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸およびトルエンスルホン酸から構成された群より選択される1つ以上であってもよい。
本発明による化学式1の化合物またはその薬学的に許容可能な塩は、水和物および溶媒和物を含むことができる。前記水和物は、化学式1の化合物が水分子と結合して形成されたものを意味することができる。
本発明の他の側面は、活性成分として、本発明による化学式1の化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物またはその立体異性体から選択された化合物を含む、癌の予防、軽減または治療用薬学組成物を提供する。
本発明による薬学組成物は、タンパク質キナーゼの活性を阻害する能力に優れている。前記タンパク質キナーゼは、具体的には、ABL1、FGFR2、TAOK2/TAO1、EPHA5、EPHB2、EPHB3、RET、LYNB、EPHA2、FRK/PTK5、EPHA8、LCK、EPHB4、FYN、KHS/MAP4K5、DDR1、EPHA3、P38a/MAPK14、EPHA4、FMS、EPHB1、HCK、FGFR1、ABL2/ARG、EPHA6、c-Src、ACK1、FLT4/VEGFR3、ERBB4/HER4、DDR2、KDR/VEGFR2、LYN、ZAK/MLTK、YES/YES1、BLK、FGR、MLCK2/MYLK2、TAOK1、BMX/ETK、BTK、EPHA1、JAK1、P38b/MAPK11、TIE2/TEK、FLT1/VEGFR1、TXK、SRMS、RAF1、SIK1、MLK3/MAP3K11、PEAK1、TRKA、EPHA7、GLK/MAP4K3、MLK2/MAP3K10、TEC、CSK、TRKC、FES/FPS、SIK2、FGFR3、BRK、YSK4/MAP3K19、ARAF、PDGFRb、TNK1、GCK/MAP4K2、PDGFRa、TNIK、TAK1、ERBB2/HER2、LIMK1、HIPK4、FER、EGFR、JAK2、HPK1/MAP4K1、TRKB、RIPK3、LOK/STK10、LIMK2、MLK1/MAP3K9、BRAF、MEKK3、MEK5、STK32B/YANK2、FGFR4、MEKK2、SLK/STK2、FLT3、PKAcg、TAOK3/JIK、TYRO3/SKY、SIK3、IR、LRRK2、PYK2、NEK11、p70S6K/RPS6KB1、LATS2などが含まれる。
したがって、本発明の薬学組成物は、異常な細胞成長で誘発される癌疾患の治療、予防および軽減を目的として使用できる。本発明の薬学組成物の処置によって、予防、治療または軽減できる癌疾患は、胃癌、肺癌、肝臓癌、大膓癌、小腸癌、膵臓癌、脳癌、骨癌、黒色腫、乳癌、硬化性腺症、子宮癌、子宮頸癌、頭頸部癌、食道癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、腎臓癌、肉腫、前立腺癌、尿道癌、膀胱癌、血液癌(白血病、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群を含む)、リンパ腫(ホジキン病、非ホジキンリンパ腫を含む)、乾癬、または線維腺腫などが含まれる。
特に、本発明の薬学組成物は、GCKとACK1の両キナーゼに対する阻害活性を有しているので、NRAS突然変異で誘発される癌疾患、例えば、黒色腫、大膓癌、甲状腺癌、多様な血液癌の治療に有効であることが知られている。また、前記化学式1で表される化合物は、NRAS突然変異細胞株(OCI-AML3)の増殖抑制活性を示しかつ、Ba/F3(Parental)細胞株に対しては抑制活性を示さないので、急性骨髄性白血病(AML)の治療剤として特に有効である。
好ましくは、前記癌は、タンパク質キナーゼによって媒介されて誘発されることを特徴とし、さらに好ましくは、前記タンパク質キナーゼは、GCKおよびACK1から1以上選択されるものであってもよい。
本発明の他の側面は、前記のいずれか1つの化合物が有効成分として含まれている、癌の予防、軽減または治療用薬学組成物を提供する。
本発明の他の側面において、前記癌がNRAS突然変異で誘発されることを特徴とする、癌の予防、軽減または治療用薬学組成物を提供する。
本発明の他の側面において、前記薬学組成物は、NRAS突然変異を有する患者に適用される、癌の予防、軽減または治療用薬学組成物を提供する。
本発明の他の側面において、前記癌は、黒色腫、大膓癌、甲状腺癌、および血液癌からなる群より選択される1以上である、癌の予防、軽減または治療用薬学組成物を提供する。
本発明の他の側面において、前記癌は、急性骨髄性白血病(AML)である、癌の予防、軽減または治療用薬学組成物を提供する。
本発明の他の側面において、前記薬学組成物は、NRAS G12Dを保有した患者に投与されることを特徴とする、癌の予防、軽減または治療用薬学組成物を提供する。
前記薬学組成物は、マウス、ウサギ、ラット、モルモット、またはハムスターのような実験動物またはヒトを含む霊長類などに適用可能であるが、これに限定されず、好ましくは、ヒトを含む霊長類、さらに好ましくは、ヒトに適用可能である。
本明細書において、「治療」は、症状の軽減または改善、疾患の範囲の減少、疾患進行の遅延または緩和、疾患状態の改善、軽減または安定化、部分的または完全な回復、生存の延長その他の有利な治療結果などをすべて含む意味で使われる。
また、本明細書において、癌の治療は、すべての癌細胞に対する治療を意味し、癌とは、内皮細胞の血管新生およびその有糸***(固形腫瘍、腫瘍転移および陽性腫瘍)も含む。例えば、癌とは、乳癌、卵巣癌、子宮頸癌、前立腺癌、精巣癌、泌尿生殖器官癌、食道癌、喉頭癌、膠芽腫、胃癌、皮膚癌、角化棘細胞腫、肺癌、扁平細胞癌腫、大細胞癌腫、小細胞癌腫、肺腺癌、骨癌、結腸癌、腺腫、膵臓癌、腺癌腫、甲状腺癌、濾胞状腺癌、未分化癌、乳頭癌、精上皮腫、黒色腫、肉腫、膀胱癌、肝臓癌および胆汁管癌、腎臓癌、骨髄性疾患、リンパ性疾患、ホジキン病、毛細胞癌、口腔癌、咽頭(喉頭)癌、***癌、舌癌、小腸癌、結腸-直膓癌、大膓癌、直膓癌、脳癌、中枢神経系癌、白血病、血管腫、トラコーマまたは化膿性肉芽種を含むことができるが、これに限定されない。
本発明の薬学組成物の使用態様および使用方法により、有効成分である前記化学式1で表される化合物、その薬学的に許容可能な塩、または水和物の含有量は、当業者の選択によって適宜調節して使用可能である。
一例として、前記薬学組成物は、前記化学式1で表される化合物、その薬学的に許容可能な塩、または水和物を、全体組成物の総重量に対して0.1~10重量%、さらに好ましくは0.5~5重量%の量で含むことができる。
前記化学式1で表される化合物、その薬学的に許容可能な塩、または水和物は、前記薬学組成物内に単独で含まれてもよいし、またはその他薬理学的に許容可能な担体、賦形剤、希釈剤または副成分と共に含まれてもよい。
前記薬学的に許容される担体、賦形剤または希釈剤の例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、マルチトール、デンプン、アカシアガム、アルギネート、ゼラチン、カルシウムホスフェート、カルシウムシリケート、セルロース、メチルセルロース、微晶質セルロース、ポリビニルピロリドン、水、メチルヒドロキシベンゾエート、プロピルヒドロキシベンゾエート、タルク、マグネシウムステアレートおよび鉱物油、プロピルヒドロキシベンゾエート、タルク、マグネシウムステアレートおよび鉱物油、デキストリン、カルシウムカーボネート、プロピレングリコール、リキッドパラフィンおよび生理食塩水からなる群より選択された1種以上が挙げられるが、これに限定されるものではなく、通常の担体、賦形剤または希釈剤とも使用可能である。また、前記薬学組成物は、通常の充填剤、増量剤、結合剤、崩壊剤、抗凝集剤、潤滑剤、湿潤剤、pH調整剤、営養剤、ビタミン、電解質、アルギン酸およびその塩、ペクチン酸およびその塩、保護性コロライド、グリセリン、香料、乳化剤または防腐剤などを追加的に含むことができる。
本発明による化学式1の化合物またはその薬学的に許容可能な塩は、癌または腫瘍を治療するための他の抗癌剤と共に併用投与することにより、抗癌剤の治療効果を強化させることができる。
具体的には、前記薬学組成物は、前記有効成分以外にも、癌の治療または予防に有効なものとして公知の1種以上の他の抗癌剤またはその他の治療剤をさらに含んで同時または異時に適用される併用療法で使用することができる。前記併用療法に適用可能な他の抗癌剤またはその他の治療剤は、例えば、グリベック(Gleevec(登録商標)、imatinib)、スーテント(Sutent(登録商標)、sunitinib)、ハーセプチン(Herceptin(登録商標)、Trastuzumab)、ベルケード(Velcade(登録商標)、Bortezomib)、デキサメタソン(dexamethasone)、ネクサバール(Nexavar(登録商標)、Sorafenib)、アロマターゼ阻害剤またはキナーゼ阻害剤からなる群より選択される1種以上の化合物を含むことができるが、これに限定されない。
前記薬学組成物の投与方法は、経口または非経口とも可能であり、一例としては、経口、経皮、皮下、静脈または筋肉を含んだ多様な経路を通して投与可能である。また、前記組成物の剤形は、使用方法により異なり、哺乳動物に投与された後、活性成分の迅速、遅速または遅延された放出を提供できるように、本発明の属する技術分野にてよく知られた方法を用いて剤形化される。一般的には、経口投与のための固形製剤には、錠剤(TABLETS)、丸薬、軟質または硬質カプセル剤(CAPSULES)、丸剤(PILLS)、散剤(POWDERS)および顆粒剤(GRANULES)などが含まれ、このような製剤は、1つ以上の賦形剤、例えば、デンプン、カルシウムカーボネート(calcium carbonate)、スクロース(sucrose)またはラクトース(lactose)、ゼラチンなどを混合して調剤可能である。また、単純な賦形剤のほか、マグネシウムステアレート、タルクのような潤滑剤も使用可能である。経口のための液状製剤としては、懸濁剤(SUSTESIONS)、内用液剤、乳剤(EMULSIONS)およびシロップ剤(SYRUPS)などが該当するが、よく使用される単純希釈剤である水、リキッドパラフィンのほか、様々な賦形剤、例えば、湿潤剤、甘味剤、芳香剤、保存剤などが含まれる。非経口投与のための形態は、クリーム(CREAM)、ローション剤(LOTIONS)、軟膏剤(ONITMENTS)、硬膏剤(PLASTERS)、液剤(LIQUIDS AND SOULTIONS)、エアロゾル剤(AEROSOLS)、流動エキス剤(FRUIDEXTRACTS)、エリキシル(ELIXIR)、針剤(INFUSIONS)、香り袋(SACHET)、パッチ剤(PATCH)または注射剤(INJECTIONS)などの形態であってもよいし、注射用剤形になる場合、好ましくは、等張性水溶液または懸濁液の形態になってもよい。
前記薬学組成物は、滅菌剤、防腐剤、安定化剤、水和剤または乳化促進剤、浸透圧調節のための塩および/または緩衝剤などの補助剤と、その他治療学的に有用な物質をさらに含有してもよいし、通常の混合、顆粒化またはコーティング方法によって製剤化することができ、その他にも当該技術分野における公知の適切な方法を用いて剤形化することができる。
また、前記薬学組成物の投与量は、投与方法、服用者の年齢、性別、患者の重症度、状態、体内での活性成分の吸収度、不活性率および併用される薬物を考慮して決定可能であり、1回または数回に分けて投与することができる。薬学組成物の有効成分として、好ましくは、ヒトを含めた哺乳類に1日ベースで0.001~100mg/kgの体重、好ましくは0.01~35mg/kgの体重の量で、1日1回または分割して経口または非経口経路で投与可能である。
本発明のさらに他の実施形態は、下記化学式1で表される化合物、その薬学的に許容可能な塩、または水和物を治療学的有効量で投与するステップを含む、癌の治療方法を提供する。
好ましくは、前記治療方法は、前記投与ステップの前に、前記癌の予防または治療を必要とする患者を確認するステップを追加的に含むことができる。
本発明の「治療学的有効量」は、癌の予防または治療に効果的な、哺乳類に対する有効成分の量を意味し、前記治療学的有効量は、疾患の種類、疾患の重症度、組成物に含有された有効成分および他の成分の種類および含有量、剤形の種類および患者の年齢、体重、一般の健康状態、性別および食事、投与時間、投与経路および組成物の血中清掃率、治療期間、同時使用される薬物を含めた多様な因子によって調節可能であるが、好ましくは、上述のように、1日ベースで0.001~100mg/kgの体重、好ましくは0.01~35mg/kgの体重の量で、1日1回または分割して経口または非経口経路で投与可能である。
また、本発明は、前記化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩または水和物の製造方法に関する。
以下、本発明を実施例および実験例により詳しく説明する。ただし、下記の実施例および実験例は本発明を例示するものに過ぎず、本発明の内容が下記の実施例によって限定されるものではない。
[実施例]化学式1のピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物の製造方法
実施例1:N-(3-(2-(シクロプロピルアミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000066
ステップ1:メチル5-ブロモ-2-(メチルチオ)ピリミジジン-4-カルボキシレート
Figure 2022521901000067
アセチルクロライド(1.1eq、10.5mL)を0℃でメタノール(200mL)に溶かした。0℃で10分間撹拌した後に、5-ブロモ-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-カルボキシリックアシッド(25g、1eq.)15分かけてゆっくり入れた。4時間還流、冷却する。反応終結後には加圧下に濃縮した。ジクロロメタンで希釈した後、ソジウムバイカーボネート飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。エチルアセテートとヘキサンを用いて固体化した後、フィルタして、黄色の目的化合物(20g、76%)を得た。1H-NMR: (400 MHz, CDCl3): δ (ppm): 8.68 (1H, s), 3.98 (3H, s), 2.54 (3H, s). LCMS (ESI): 263 (M + H)+.
ステップ2:トリメチル((2-メチル-5-ニトロフェニル)エチニル)シラン
Figure 2022521901000068
丸底フラスコに、2-ブロモ-1-メチル-4-ニトロベンゼン(15g、1eq)、ジイソプロピルエチルアミン(24mL、2eq)、Pd(PPh(4g、0.05eq)、ヨウ化第一銅(1.3g、0.1eq)とトリメチルシリアセチレン(12mL、1.2eq)を、ジメチルホルムアミド(50mL)を用いて溶かした。80℃で4時間撹拌した後、セライトで濾過した。この濾過液をエチルアセテートで希釈した後に塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。クロマトグラフィー方法(2%エチルアセテート/ヘキサン)で精製して、褐色の目標化合物(10.5g、65%)を得た。1H-NMR: (400 MHz, CD6CO): δ (ppm): 8.18 (1H, s), 8.14 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.58 (1H, d, J = 8.5 Hz), 2.54 (3H, s), 0.28 (9H, s).
ステップ3:2-エチニル-1-メチル-4-ニトロベンゼン
Figure 2022521901000069
丸底フラスコに、炭酸カリウム(15g、2.5eq)とメタノール(100mL)を入れて、トリメチル((2-メチル-5-ニトロフェニル)エチニル)シラン(10.0g、1eq)をゆっくり滴加した。反応終結後にセライトで濾過した。濾過液をエチルアセテートで希釈した後、アンモニウムクロライド飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。クロマトグラフィー方法(2%エチルアセテート/ヘキサン)で精製して、黒色の目標化合物(5.5g、80%)を得た。1H NMR (400 MHz, CD6CO): δ (ppm): 8.23 (1H, s), 8.15 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.57 (1H, d, J = 8.5 Hz), 4.13 (1H, s), 2.55 (3H, s).
ステップ4:メチル5-((2-メチル-5-ニトロフェニル)エチニル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-カルボキシレート
Figure 2022521901000070
丸底フラスコに、メチル5-ブロモ-2-(メチルチオ)ピリミジジン-4-カルボキシレート(5g、1eq.)、2-エチニル-1-メチル-4-ニトロベンゼン(4.5g、1.2eq.)、PdCl(PPh(670mg、0.05eq.)とヨウ化第一銅(362mg、0.1eq)を入れた。トリエチルアミンを溶媒に添加した後、80℃で25時間撹拌した。反応が終結すると、セライトで濾過した。この濾過液をジクロロメタンで希釈した後に塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。クロマトグラフィー方法(5%エチルアセテート/ヘキサン)で精製して、白色の目標化合物(5g、77%)を得た。1H-NMR: (400 MHz, CD6CO): δ (ppm): 9.06 (1H, s), 8.35 (1H, s), 8.19 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.64 (1H, d, J = 8.5 Hz), 4.02 (3H, s), 2.69 (3H, s), 2.63 (3H, s). LCMS (ESI): 344 (M + H)+.
ステップ5:5-((2-メチル-5-ニトロフェニル)エチニル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-カルボキシリックアシッド
Figure 2022521901000071
丸底フラスコに、メチル5-((2-メチル-5-ニトロフェニル)エチニル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-カルボキシレート(5g、1eq.)を入れて、テトラヒドロフラン(50mL)を入れて溶かした。0℃で2N水酸化ナトリウム飽和水溶液(40mL)をゆっくり滴加した。24時間撹拌した後、加圧下にテトラヒドロフランを除去した。塩化水素を用いてpHを3-4にし、この時生じた固体をフィルタし、水(2×50mL)で洗った。乾燥して、黄色の目標化合物(3.4g、97%)を得た。1H-NMR: (400 MHz, DMSO-d6): δ (ppm): 9.08 (1H, s), 8.27 (1H, s), 8.17 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.61 (1H, d, J = 8.5 Hz), 3.50 (1H, brs), 2.59 (3H, s), 2.57 (3H, s). LCMS (ESI): 330 (M + H)+.
ステップ6:6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-(メチルチオ)-8H-ピラノ[3,4-d]ピリミジン-8-オン
Figure 2022521901000072
丸底フラスコに、5-((2-メチル-5-ニトロフェニル)エチニル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-4-カルボキシリックアシッド(3.4g、1eq)を入れて、トルエン(25mL)を入れて溶かした。p-トルエンスルホニックアシッド1水和物(500mg、0.8eq)を入れて、110℃で7時間撹拌した。反応が終結すると、10%メタノール/ジクロロメタンで希釈した後、ソジウムバイカーボネート飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。クロマトグラフィー方法(50%エチルアセテート/ヘキサン)で精製して、黄色の目標化合物(2.4g、71%)を得た。1H-NMR: (400 MHz, CD6CO): δ (ppm): 9.20 (1H, s), 8.45 (1H, s), 8.29 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.71 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.18 (1H, s), 2.70 (3H, s), 2.68 (3H, s). LCMS (ESI): 330 (M + H)+.
ステップ7:6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-(メチルチオ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000073
丸底フラスコに、6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-(メチルチオ)-8H-ピラノ[3,4-d]ピリミジン-8-オン(2.4g、1eq.)、酢酸(25mL)、酢酸アンモニウム(5.6g、10eq)を入れて、90℃、12時間撹拌した。加圧下に酢酸を除去した後、20%イソプロパノール/クロロホルムで希釈した。ソジウムバイカーボネート飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮して、褐色の目標化合物(2.2g、92%)を得た。1H-NMR: (400 MHz, DMSO-d6): δ (ppm): 12.34 (1H, brs), 9.22 (1H, s), 8.72 (1H, s), 8.23 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.63 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.67 (1H, s), 2.63 (3H, s), 2.44 (3H, s). LCMS (ESI): 329 (M + H)+.
ステップ8:7-メチル-6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-(メチルチオール)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000074
丸底フラスコに、6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-(メチルチオ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン(3.3g、1eq)、ヨウ化メチル(2mL、3eq)、炭酸カリウム(5.5g、4eq)とアセトニトリル(50mL)を入れた。80℃で2時間撹拌した。反応が終結すると、セライトで濾過し、20%イソプロパノール/クロロホルムで洗った。減圧下に濃縮し、クロマトグラフィー方法(2%メタノール/ジクロロメタン)で精製して、黄色の目標化合物(2.7g、75%)を得た。LCMS (ESI): 343 (M + H)+.
ステップ9:6-(5-アミノ-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-(メチルチオ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000075
丸底フラスコに、7-メチル-6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-(メチルチオール)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン(300mg、1eq)、鉄(500mg、10eq)、テトラヒドロフラン:メタノール(2:1、15mL)と塩化アンモニウム水溶液(5mL)を入れた。80℃で1時間撹拌した。反応が終結すると、セライトで濾過し、20%イソプロパノール/クロロホルムで洗った。ソジウムバイカーボネート飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。エチルエーテルを用いて固体化し、フィルタし、乾燥して、黄色の目標化合物(191mg、70%)を得た。LCMS (ESI): 313 (M + H)+.
ステップ10:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(メチルチオ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000076
丸底フラスコに、6-(5-アミノ-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-(メチルチオ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン(100mg、1eq)、ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL、3eq)とテトラヒドロフラン:ジクロロメタン(4:1、15mL)を入れた。0℃で3-トリフルオルメチルベンゾイッククロライド(0.06ml、1.5eq)を入れて、常温で2時間撹拌した。反応が終結すると、ジクロロメタンで希釈した後、ソジウムバイカーボネート飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。エチルエーテルを用いて固体化し、フィルタし、乾燥して、黄色の目標化合物(130mg、85%)を得た。LCMS (ESI): 485 (M + H)+.
ステップ11:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(メチルスルホニル)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000077
丸底フラスコに、N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(メチルチオ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド(100mg、1eq)とジクロロメタン(10mL)を入れた。0℃で3-クロロパーベンゾイックアシッド(70mg、2.5eq)を入れて、常温で1時間撹拌した。反応が終結すると、20%イソプロパノール/クロロホルムで希釈した後、ソジウムバイカーボネート飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。エチルエーテルを用いて固体化し、フィルタし、乾燥して、黄色の目標化合物(80mg、75%)を得た。LCMS (ESI): 517 (M + H)+.
ステップ12:N-(3-(2-(シクロプロピルアミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000078
丸底フラスコに、N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(メチルスルホニル)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド(50mg、1eq)、シクロプロピルアミン(2eq)とジメチルホルムアミド(2mL)を入れた。80℃で2時間撹拌した。反応が終結すると、加圧下に濃縮し、クロマトグラフィー方法で精製して、黄色の目標化合物を得た。LCMS (ESI): 494 (M + H)+.
実施例2:N-(3-(2-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000079
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりに2-アミノエタノールを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 498 (M + H)+.
実施例3:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(メチルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000080
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりにメチルアミンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 468 (M + H)+.
実施例4:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(オキセテン-3-イルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000081
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりにオキセテン-3-アミンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 510 (M + H)+.
実施例5:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((オキセテン-2-イルメチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000082
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりにオキセテン-3-イルメタンアミンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 524 (M + H)+.
実施例6:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((2-モルホリノエチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000083
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりに2-モルホリノエタン-1-アミンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 567 (M + H)+.
実施例7:N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-((2-(チアゾール-2-イル)エチル)アミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000084
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりに2-(チアゾール-2-イル)エタン-1-アミンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 565 (M + H)+.
実施例8:N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-((2-(チオフェン-2-イル)エチル)アミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000085
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりに2-(チオフェン-2-イル)エタン-1-アミンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 564 (M + H)+.
実施例9:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((2-(4-ニトロフェノキシ)エチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000086
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりに2-(4-ニトロフェノキシ)エタン-1-アミンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 619 (M + H)+.
実施例10:N-(3-(2-((4-メトキシベンジル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000087
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりに(4-メトキシフェニル)メタンアミンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 574 (M + H)+.
実施例11:N-(3-(2-((2-((フラン-2-イルメチル)チオ)エチル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000088
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりに2-((フラン-2-イルメチル)チオ)エタン-1-アミンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 594 (M + H)+.
実施例12:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-モルホリノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000089
ステップ12において、シクロプロピルアミンの代わりにモルホリンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 524 (M + H)+.
実施例13:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000090
丸底フラスコに、ステップ11のN-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(メチルスルホニル)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド(50mg、1eq)、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミド(2eq)、セシウムカーボネート(3eq)とジメチルホルムアミド(2mL)を入れた。80℃で2時間撹拌した。反応が終結すると、加圧下に濃縮して、クロマトグラフィー方法で精製して、黄色の目標化合物を得た。LCMS (ESI): 545 (M + H)+.
実施例14:N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-(フェニルアミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000091
実施例13において、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミドの代わりにN-フェニルホルムアミドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 530 (M + H)+.
実施例15:N,N-ジメチル-4-((7-メチル-6-(2-メチル-5-(3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド)フェニル)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリミド[3,4-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)ベンズアミド
Figure 2022521901000092
実施例13において、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミドの代わりに4-ホルムアミド-N,N-ジメチルベンズアミドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 601 (M + H)+.
実施例16:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000093
実施例13において、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミドの代わりにN-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ホルムアミドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 534 (M + H)+.
実施例17:N-(3-(2-((4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000094
実施例13において、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミドの代わりにN-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)ホルムアミドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 642 (M + H)+.
実施例18:N-(3-(2-((3-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000095
実施例13において、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミドの代わりにN-(3-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)ホルムアミドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 642 (M + H)+.
実施例19:N-(3-(2-((4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000096
実施例13において、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミドの代わりにN-(4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル)ホルムアミドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 630 (M + H)+.
実施例20:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-モルホリノピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000097
実施例13において、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミドの代わりにN-(6-モルホリノピリジン-3-イル)ホルムアミドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 616 (M + H)+.
実施例21:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000098
実施例13において、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミドの代わりにN-(6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ホルムアミドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 712 (M + H)+.
実施例22:N-(3-(2-((2-メトキシ-4-モルホリノフェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000099
実施例13において、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミドの代わりにN-(2-メトキシ-4-モルホリノフェニル)ホルムアミドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 645 (M + H)+.
実施例23:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)-3-(トリフルオルメチル)フェニル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000100
実施例13において、N-(6-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミドの代わりにN-(4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)-3-(トリフルオルメチル)フェニル)ホルムアミドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 710 (M + H)+.
実施例24:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンズアミド
Figure 2022521901000101
ステップ1:7-メチル-6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-(メチルスルホニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000102
ステップ8の7-メチル-6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-(メチルチオール)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン(1.0g、1eq)をジクロロメタン(10mL)に溶かした。0℃で3-クロロパーベンゾイックアシッド(1.6g、3eq.)を入れて、常温で24時間撹拌した。反応が終結すると、10%メタノール/ジクロロメタンで希釈した後、ソジウムバイカーボネート飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。クロマトグラフィー方法(0-10%メタノール/ジクロロメタン)で精製して、黄色の目標化合物(550mg、50%)を得た。LCMS (ESI): 375 (M + H)+.
ステップ2:7-メチル-6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000103
丸底フラスコに、7-メチル-6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-(メチルスルホニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン(400mg、1eq.)、N-(6-メチルピリミジン-3-イル)ホルムアミド(225mg、1.5eq.)、セシウムカーボネート(1.81g、5eq.)とジメチルスルホキシド(3mL)を入れた。90℃で2時間撹拌した。反応が終結すると、セライトで濾過した。この濾過液をエチルアセテートで希釈した後に塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。クロマトグラフィー方法(0-10%メタノール/ジクロロメタン)で精製して、黄色の目標化合物(120mg、28%)を得た。LCMS (ESI): 403 (M + H)+.
ステップ3:6-(5-アミノ-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000104
丸底フラスコに、7-メチル-6-(2-メチル-5-ニトロフェニル)-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン(120mg、1eq)、鉄(168mg、10eq.)、塩化アンモニウム(318mg、10eq.)とテトラヒドロフラン:メタノール:水(2:1:1、3mL)を入れた。80℃で1時間撹拌した。反応が終結すると、セライトで濾過した。20%メタノール/ジクロロメタンで洗い、この濾過液をソジウムバイカーボネート飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。クロマトグラフィー方法(0-10%メタノール/ジクロロメタン)で精製して、黄色の目標化合物(95mg、85%)を得た。LCMS (ESI): 473 (M + H)+.
ステップ4:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンズアミド
Figure 2022521901000105
丸底フラスコに、6-(5-アミノ-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン(50mg、1eq)、ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、3eq)とテトラヒドロフラン:ジクロロメタン(4:1、3mL)を入れた。0℃でベンゾイッククロライド(0.03ml、1.5eq)を入れて、常温で2時間撹拌した。反応が終結すると、ジクロロメタンで希釈した後、ソジウムバイカーボネート飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。クロマトグラフィー方法(0-10%メタノール/ジクロロメタン)で精製した。LCMS (ESI): 477 (M + H)+.
実施例25:5-メチル-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ニコチンアミド
Figure 2022521901000106
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに5-メチルニコチノイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 492 (M + H)+.
実施例26:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)チオフェン-3-カルボキサミド
Figure 2022521901000107
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりにチオフェン-3-カルボニルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 483 (M + H)+.
実施例27:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゾフラン-2-カルボキサミド
Figure 2022521901000108
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりにベンゾフラン-2-カルボニルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 517 (M + H)+.
実施例28:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-ナフタミド
Figure 2022521901000109
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに2-ナフトイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 527 (M + H)+.
実施例29:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシ-6-カルボキサミド
Figure 2022521901000110
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシ-6-カルボニルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 535 (M + H)+.
実施例30:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-(3-(トリフルオルメチル)フェニル)アセトアミド
Figure 2022521901000111
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに2-(3-(トリフルオルメチル)フェニル)アセチルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 559 (M + H)+.
実施例31:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)アセトアミド
Figure 2022521901000112
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりにアセチルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 415 (M + H)+.
実施例32:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンズアミド
Figure 2022521901000113
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンゾイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 575 (M + H)+.
実施例33:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)プロピオンアミド
Figure 2022521901000114
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりにプロピオニルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 429 (M + H)+.
実施例34:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-モルホリノベンズアミド
Figure 2022521901000115
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに4-モルホリノベンゾイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 562 (M + H)+.
実施例35:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000116
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ベンゾイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 589 (M + H)+.
実施例36:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000117
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに3-(4-メチルピペラジン-1-イル)-5-(トリフルオルメチル)ベンゾイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 643 (M + H)+.
実施例37:3-(2,4-ジメチル-1H-イミダゾール-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000118
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに3-(2,4-ジメチル-1H-イミダゾール-1-イル)-5-(トリフルオルメチル)ベンゾイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 639 (M + H)+.
実施例38:3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピペリジン3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000119
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-5-(トリフルオルメチル)ベンゾイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 644 (M + H)+.
実施例39:4-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチルl)ベンズアミド
Figure 2022521901000120
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに4-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)-3-(トリフルオルメチル)ベンゾイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 625 (M + H)+.
実施例40:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000121
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオルメチル)ベンゾイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 643 (M + H)+.
実施例41:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(モルホリノメチル)-3-(トリフルオルメチルl)ベンズアミド
Figure 2022521901000122
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに4-(モルホリノメチル)-3-(トリフルオルメチル)ベンゾイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 644 (M + H)+.
実施例42:4-((3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)メチル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000123
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに4-((3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)メチル)-3-(トリフルオルメチル)ベンゾイルクロライドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 671 (M + H)+.
実施例43:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)メタンスルホンアミド
Figure 2022521901000124
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりにメタンスルホニッククロライドを用い、ジイソプロピルエチルアミンの代わりにピリジンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 451 (M + H)+.
実施例44:N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-ニトロベンズスルホンアミド
Figure 2022521901000125
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに2-ニトロベンゼンスルホニルクロライドを用い、ジイソプロピルエチルアミンの代わりにピリジンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 558 (M + H)+.
実施例45:3-ブロモ-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリミジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2022521901000126
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに3-ブロモベンゼンスルホニルクロライドを用い、ジイソプロピルエチルアミンの代わりにピリジンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 591 (M + H)+.
実施例46:4-フルオル-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2022521901000127
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに4-フルオルベンゼンスルホニルクロライドを用い、ジイソプロピルエチルアミンの代わりにピリジンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 531 (M + H)+.
実施例47:1-シクロヘキシル-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア
Figure 2022521901000128
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりにイソシアナトシクロヘキサンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 498 (M + H)+.
実施例48:1-(2,3-ジクロロフェニル)-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア
Figure 2022521901000129
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに1,2-ジクロロ-3-イソシアナトベンゼンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 560 (M + H)+.
実施例49:1-(2-メトキシフェニル)-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア
Figure 2022521901000130
実施例24のステップ4において、ベンゾイッククロライドの代わりに1-イソシアナト-2-メトキシベンゼンを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 522 (M + H)+.
実施例50:6-(5-(エチルアミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000131
丸底フラスコに、実施例24のステップ3の化合物である6-(5-アミノ-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン(50mg、1eq)、アセティックアシッド(1滴)とアセタールアルデヒド(3eq)をジクロロメタン3mLに溶かした。常温で10分間撹拌した後、0℃でソジウムトリアセトキシボロハイドライド(85mg、3eq)を入れて、常温で6時間撹拌した。反応が終結すると、ジクロロメタンで希釈した後、塩化アンモニウム飽和水溶液で洗い、その後、塩水で拭き取った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。クロマトグラフィー方法で精製して、目標化合物を得た。LCMS (ESI): 401 (M + H)+.
実施例51:6-(5-((4-フルオルベンジル)アミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000132
実施例50において、アセタールアルデヒドの代わりに4-フルオルベンゼンアルデヒドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 481 (M + H)+.
実施例52:6-(5-(((5-ブロモフラン-2-イル)メチル)アミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン
Figure 2022521901000133
実施例50において、アセタールアルデヒドの代わりに5-ブロモフラン-2-カルバルデヒドを用いたことを除き、実験方法は同様である。LCMS (ESI): 531 (M + H)+.
実施例53:N-(3-(2-(シクロプロピルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000134
実施例1において、ステップ7のメチル化を進行させないことを除き、実施例1の化合物と実験方法は同様である。LCMS (ESI): 480 (M + H)+.
実施例54:N-(4-メチル-3-(2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000135
実施例1において、ステップ7のメチル化を進行させないことを除き、実施例13の化合物と実験方法は同様である。LCMS (ESI): 531 (M + H)+.
実施例55:N-(3-(2-アミノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド
Figure 2022521901000136
実施例53において、シクロプロピルアミンの代わりにアンモニアテトラヒドロフラン溶液を用いたことを除き、実施例53の化合物と実験方法は同様である。LCMS (ESI): 440 (M + H)+.
[実験例]
実験例1.キナーゼ阻害活性の測定
本発明の化合物に対するタンパク質キナーゼの阻害活性(%阻害能)を測定するために、下記表1に示したキナーゼパネル(full kinase panel)で生化学的アッセイを行った。
実験化合物としては化合物番号55を使用した。実験化合物を1μMの単一濃度で処理時にキナーゼの阻害効能を測定して、残留%酵素活性値を算出した。算出された残留%酵素活性値が30%以下(すなわち70%以上阻害された場合)のキナーゼを下記のように示した。
<70%以上の阻害能を有するキナーゼ>
ABL1、ABL2、ACK1、ARAF、BLK、BMX、BRK、c-Src、CSK、DDR1、DDR2、EPHA1、EPHA2、EPHA3、EPHA4、EPHA5、EPHA6、EPHA7、EPHA8、EPHB1、EPHB2、EPHB3、EPHB4、FGFR1、FGFR2、FGFR4、FLT1、FLT4、FMS、FRK、FYN、GCK、HCK、JAK1、JAK2、KDR、KHS、LCK、LYN、LYNB、p38a、p38b、PDGFRa、PDGFRb、PEAK1、RAF1、RET、RIPK3、SRMS、TAOK2、TIE2、TXK、TYK2、YES、YSK4、ZAK
実験例2.GCKおよびACK1キナーゼ抑制活性
本発明の化合物に対して、GCKおよびACK1の両キナーゼに対する阻害能を測定してIC50値を算出した。算出したIC50値は下記表1に示した。
Figure 2022521901000137
実験例3.増殖抑制活性
本発明の化合物に対して、mt-NRAS(G12D)Ba/F3、OCI-AML3(mt-NRAS)細胞株における増殖抑制能を測定してGI50値を算出した。算出したGI50値は下記表2に示した。
Figure 2022521901000138
前記表2の結果によれば、本発明の化合物は、NRAS突然変異遺伝子を有するヒト急性骨髄性白血病細胞株(OCI-AML3)に対する増殖抑制活性を有し、その効果が著しいことが分かる。したがって、本発明の化合物は、急性骨髄性白血病(AML)の治療剤として特に有効であることが分かる。
[製剤例]
一方、本発明による前記化学式1で表される新規化合物は、目的によって多様な形態に製剤化可能である。以下、本発明による前記化学式1で表される化合物を活性成分として含有させたいくつかの製剤化方法を例示したもので、本発明がこれに限定されるものではない。
製剤例1:錠剤(直接加圧)
活性成分5.0mgを篩にかけた後、ラクトース14.1mg、クロスポビドンUSNF0.8mgおよびマグネシウムステアレート0.1mgを混合し、加圧して錠剤にした。
製剤例2:錠剤(湿式造粒)
活性成分5.0mgを篩にかけた後、ラクトース16.0mgとデンプン4.0mgを混合した。ポリソルベート80 0.3mgを純粋な水に溶かした後、この溶液の適量を添加した後、微粒化した。乾燥後に微粒を篩にかけた後、コルロイダルシリコンジオキシド2.7mgおよびマグネシウムステアレート2.0mgと混合した。微粒を加圧して錠剤にした。
製剤例3:粉末とカプセル剤
活性成分5.0mgを篩にかけた後に、ラクトース14.8mg、ポリビニルピロリドン10.0mg、マグネシウムステアレート0.2mgと共に混合した。混合物を適当な装置を用いて硬いNo.5のゼラチンカプセルに満たした。
製剤例4:注射剤
活性成分として100mgを含有させ、その他にも、マンニトール180mg、NaHPO・12HO26mgおよび蒸留水2974mgを含有させて注射剤を製造した。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施可能であることを理解することができる。そのため、以上に述べた実施例はあらゆる面で例示的であり、限定的ではないと理解しなければならない。

Claims (13)

  1. 下記化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物:
    Figure 2022521901000139
    前記化学式1において、
    Bは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;C-C10ヘテロシクリル基;または-C(O)-(C-C13アルキル)であり;
    Aは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;C-C10ヘテロシクリル基;-C(O)-(C-C13アルキル);またはAは、Rと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を任意に含むことができ、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和、不飽和または芳香族環を形成し;
    は、水素;C-C13アルキル基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロシクリル基であるか;またはRは、Aと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を任意に含むことができ、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和、不飽和または芳香族環を形成し;
    およびRは、それぞれ水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;またはC-C10ヘテロシクリル基であり;
    Yは、C-C10アリール基;または窒素(N)、酸素(O)および硫黄(S)原子から選択されたヘテロ原子が1~4個含まれた5員~9員のヘテロアリール基であり;
    Lは、-NR-;-NRCH-;-NRC(O)-;-C(O)NR-;-NRC(O)NR-;-S(O)-;-NRS(O)-;および-S(O)NR-;からなる群より選択され;
    は、水素;またはC-Cアルキル基であり;
    前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
    前記C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基またはC-C10ヘテロシクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;カルボニル基(-(C=O)R);ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルキル基;ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルコキシ基;C-C10フェノキシ;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
    前記RおよびRは、水素;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-Cアルキニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上を含み、
    前記C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基は、N、O、およびSからなる群より選択された1種以上のヘテロ原子を含む。
  2. 前記化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物は、下記化学式2~9で表される化合物のいずれか1つの化合物である、
    請求項1に記載の化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物:
    Figure 2022521901000140
    Figure 2022521901000141
    Figure 2022521901000142
    Figure 2022521901000143
    Figure 2022521901000144
    Figure 2022521901000145
    Figure 2022521901000146
    Figure 2022521901000147
    前記化学式2~9において、
    Bは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;C-C10ヘテロシクリル基;または-C(O)-(C-C13アルキル)であり;
    Aは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;C-C10ヘテロシクリル基;-C(O)-(C-C13アルキル);またはAは、Rと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を任意に含むことができ、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和、不飽和または芳香族環を形成し;
    は、水素;C-C13アルキル基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロシクリル基であるか;またはRは、Aと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を任意に含むことができ、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和、不飽和または芳香族環を形成し;
    およびRは、それぞれ水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;またはC-C10ヘテロシクリル基であり;
    は、水素;またはC-Cアルキル基であり;
    前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
    前記C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基またはC-C10ヘテロシクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;カルボニル基(-(C=O)R);ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルキル基;ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルコキシ基;C-C10フェノキシ;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
    前記RおよびRは、水素;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-Cアルキニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上を含み、
    前記C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基は、N、O、およびSからなる群より選択された1種以上のヘテロ原子を含む。
  3. Bは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;またはC-C10ヘテロアリール基であり;
    Aは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基であり;またはAは、Rと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を含み、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和または不飽和環を形成し;
    は、水素;C-C13アルキル基;またはRは、Aに連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を含み、C-C13アルキル基、C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基、ヒドロキシル基、ハライド基およびシアノ基の少なくとも1種で任意に置換されていてもよい4~7員(membered)飽和または不飽和環を形成し、
    およびRは、それぞれ水素;ハロゲン基;C-Cアルキル基;またはC-Cアルケニル基であり;
    前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミド基(-(C=O)NR);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
    前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
    前記C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基またはC-C10ヘテロシクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;カルボニル基(-(C=O)R);ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルキル基;ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルコキシ基;C-C10フェノキシ;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
    前記RおよびRは、水素;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-Cアルキニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上を含み、
    前記C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基は、N、O、およびSからなる群より選択された1種以上のヘテロ原子を含む、
    請求項2に記載の化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物。
  4. Bは、C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;またはC-C10ヘテロアリール基であり;
    Aは、水素;C-C13アルキル基;C-C10アリール基;C-C10シクリル基;C-C10ヘテロアリール基;またはAは、Rと連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を含む4~7員(membered)飽和または不飽和環を形成し;
    は、水素;C-C13アルキル基;C-C10シクリル基;またはRは、Aに連結された窒素原子と共に、N、O、S、NH、C=N、C=O、-NHC(O)-、-NHC(O)NH-、-NHS(O)-、またはSOの少なくとも1種を含む4~7員(membered)飽和または不飽和環を形成し;
    は、水素;ハロゲン基;C-Cアルキル基;またはC-Cアルケニル基であり;
    は、C-Cアルキル基であり;
    は、水素;またはC-Cアルキル基であり;
    前記C-Cアルキル基、C-C13アルキル基またはC-C10シクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;C-C13アルキル基;C-Cアルコキシ基;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
    前記C-C10アリール基、C-C10ヘテロアリール基またはC-C10ヘテロシクリル基は、水素;ヒドロキシ基;ハロゲン基;カルボニル基(-(C=O)R);ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルキル基;ハロゲンまたはC-C10ヘテロシクリル基で置換もしくは非置換のC-Cアルコキシ基;C-C10フェノキシ;アミノ基(-NR);ニトロ基(-N(O));アミド基(-(C=O)NR);カルボン酸基(-C(O)OH);ニトリル基(-CN);ウレア基(-NR(C=O)NR-);スルホンアミド基(-NHS(O)-);スルフィド基(-S-);スルホン基(-S(O)-);ホスフィリル基(-P(O)R);C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上の置換基を含み、
    前記RおよびRは、水素;C-Cアルキル基;C-Cアルケニル基;C-Cアルキニル基;C-C10アリール基;C-C10ヘテロアリール基;およびC-C10ヘテロシクリル基からなる群より選択される1以上を含み、
    前記C-C10ヘテロアリール基およびC-C10ヘテロシクリル基は、N、O、およびSからなる群より選択された1種以上のヘテロ原子を含む、
    請求項2に記載の化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物。
  5. Bは、C-Cアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル;置換もしくは非置換のヘキサン;置換もしくは非置換のフラン;置換もしくは非置換のチオフェン;置換もしくは非置換のピリジン;置換もしくは非置換のベンゾフラン;置換もしくは非置換のベンゼン;置換もしくは非置換のナフタレン;置換もしくは非置換のアントラセン;または置換もしくは非置換のフェナトレンであり;
    Aは、水素;置換もしくは非置換のピリダジン;置換もしくは非置換のピラジン;置換もしくは非置換のイミダゾール;置換もしくは非置換のピラゾール;置換もしくは非置換のフラン;置換もしくは非置換のピリミジン;置換もしくは非置換のピロール;置換もしくは非置換のピリジン;置換もしくは非置換のシクロプロパン;置換もしくは非置換のシクロブタンであり;置換もしくは非置換のエタン;置換もしくは非置換のブタン;または置換もしくは非置換のペンタン;またはAは、Rと連結された窒素原子と共に連結された置換もしくは非置換のモルホリノ基であり;
    は、水素;またはRは、Aと連結された窒素原子と共に連結された置換もしくは非置換のモルホリノ基であり;
    は、水素;または置換もしくは非置換のC-Cアルキル基であり;
    は、水素;またはC-Cアルキル基であり;
    は、水素;またはC-Cアルキル基である;
    請求項2に記載の化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物。
  6. 前記化合物は、下記の化合物番号1~55からなる群より選択されるいずれか1つであることを特徴とする、請求項1に記載の化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物:
    (化合物番号1)N-(3-(2-(シクロプロピルアミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号2)N-(3-(2-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号3)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(メチルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号4)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-(オキセテン-3-イルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号5)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((オキセテン-2-イルメチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号6)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((2-モルホリノエチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号7)N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-((2-(チアゾール-2-イル)エチル)アミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号8)N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-((2-(チオフェン-2-イル)エチル)アミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号9)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((2-(4-ニトロフェノキシ)エチル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号10)N-(3-(2-((4-メトキシベンジル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号11)N-(3-(2-((2-((フラン-2-イルメチル)チオ)エチル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号12)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-モルホリノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号13)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号14)N-(4-メチル-3-(7-メチル-8-オキソ-2-(フェニルアミノ)-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号15)N,N-ジメチル-4-((7-メチル-6-(2-メチル-5-(3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド)フェニル)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリミド[3,4-d]ピリミジン-2-イル)アミノ)ベンズアミド;
    (化合物番号16)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号17)N-(3-(2-((4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号18)N-(3-(2-((3-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号19)N-(3-(2-((4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号20)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-モルホリノピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号21)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号22)N-(3-(2-((2-メトキシ-4-モルホリノフェニル)アミノ)-7-メチル-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号23)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)-3-(トリフルオルメチル)フェニル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号24)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンズアミド;
    (化合物番号25)5-メチル-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ニコチンアミド;
    (化合物番号26)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)チオフェン-3-カルボキサミド;
    (化合物番号27)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゾフラン-2-カルボキサミド;
    (化合物番号28)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-ナフタミド;
    (化合物番号29)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシ-6-カルボキサミド;
    (化合物番号30)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-(3-(トリフルオルメチル)フェニル)アセトアミド;
    (化合物番号31)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)アセトアミド;
    (化合物番号32)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンズアミド;
    (化合物番号33)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)プロピオンアミド;
    (化合物番号34)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-モルホリノベンズアミド;
    (化合物番号35)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ベンズアミド;
    (化合物番号36)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号37)3-(2,4-ジメチル-1H-イミダゾール-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号38)3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピペリジン3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-5-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号39)4-(4-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチルl)ベンズアミド;
    (化合物番号40)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号41)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-4-(モルホリノメチル)-3-(トリフルオルメチルl)ベンズアミド;
    (化合物番号42)4-((3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)メチル)-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号43)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)メタンスルホンアミド;
    (化合物番号44)N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-2-ニトロベンズスルホンアミド;
    (化合物番号45)3-ブロモ-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリミジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド;
    (化合物番号46)4-フルオル-N-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド;
    (化合物番号47)1-シクロヘキシル-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア;
    (化合物番号48)1-(2,3-ジクロロフェニル)-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア;
    (化合物番号49)1-(2-メトキシフェニル)-3-(4-メチル-3-(7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)ウレア;
    (化合物番号50)6-(5-(エチルアミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリジン-8(7H)-オン;
    (化合物番号51)6-(5-((4-フルオルベンジル)アミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン;
    (化合物番号52)6-(5-(((5-ブロモフラン-2-イル)メチル)アミノ)-2-メチルフェニル)-7-メチル-2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリミジン-8(7H)-オン;
    (化合物番号53)N-(3-(2-(シクロプロピルアミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4-メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;
    (化合物番号54)N-(4-メチル-3-(2-((6-メチルピリジン-3-イル)アミノ)-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)フェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド;および
    (化合物番号55)N-(3-(2-アミノ-8-オキソ-7,8-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)-4メチルフェニル)-3-(トリフルオルメチル)ベンズアミド。
  7. 前記薬学的に許容可能な塩は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、酢酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、リンゴ酸、マンデル酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パルミチン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸およびトルエンスルホン酸から構成された群より選択される無機酸または有機酸の塩である、
    請求項1に記載の化学式1で表されるピリド[3,4-d]ピリミジン-8-オン誘導体化合物、その薬学的に許容可能な塩、その水和物およびその立体異性体から選択された化合物。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の化合物が有効成分として含まれている、癌の予防、軽減または治療用薬学組成物。
  9. 前記癌がNRAS突然変異で誘発されることを特徴とする、請求項8に記載の癌の予防、軽減または治療用薬学組成物。
  10. 前記薬学組成物は、NRAS突然変異を有する患者に適用される、請求項8に記載の癌の予防、軽減または治療用薬学組成物。
  11. 前記癌は、黒色腫、大膓癌、甲状腺癌、および血液癌からなる群より選択される1以上である、請求項8に記載の癌の予防、軽減または治療用薬学組成物。
  12. 前記癌は、急性骨髄性白血病(AML)である、請求項8に記載の癌の予防、軽減または治療用薬学組成物。
  13. 前記薬学組成物は、NRAS G12Dを保有した患者に投与されることを特徴とする、請求項8に記載の癌の予防、軽減または治療用薬学組成物。
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