JP2019147205A - 撮像画像形成ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】切削ブレードとノズルとを同じ撮像画像内に撮像することができる撮像画像形成ユニットを提供する。【解決手段】撮像画像形成ユニット60は、撮像素子を含む撮像手段61と、切削ブレード33の表面330または裏面331とブレードクーラーノズル41とに対面する第1の窓部62に撮像手段61から至る第1光路64aと、切削ブレード33の外周方向から切削ブレード33の外周先端とシャワーノズル42とに対面する第2の窓部63に撮像手段61から至る第2光路64bと、第1光路64aと第2光路64bとを切り替える切替手段65とを備えたため、1台の撮像画像形成ユニット60で、切削ブレード33とブレードクーラーノズル41とシャワーノズル42とを同じ撮像画像内に撮像することができる。よって、切削ブレード33の厚みや外周先端の位置を基準にして、容易にノズル調整をすることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、切削装置においてノズル手段の撮像画像及び切削ブレードの撮像画像を形成する撮像画像形成ユニットに関する。
複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成された被加工物は、切削ブレードを備える切削装置において個々のデバイスに分割され、分割されたデバイスは各種電子機器等に組み込まれて利用されている。切削装置は、ブレードクーラーノズルと、シャワーノズルとを備えており、被加工物を切削ブレードで切削する際には、ブレードクーラーノズルとシャワーノズルとから切削水を供給することで切削によって生じる加工熱を冷却するとともに切削によって生じた切削屑を被加工物の上面から排出している(例えば、下記の特許文献1を参照)。
切削ブレードに対するブレードクーラーノズルやシャワーノズルの位置によって加工精度が変わることから、切削ブレードの厚みや外径サイズ等に応じてブレードクーラーノズルやシャワーノズルの位置を調整する必要がある。特に、複数の切削装置を用いて複数の被加工物に同様の加工精度を求める場合は、切削加工中に切削ブレードの位置を把握しつつ、ブレードクーラーノズルやシャワーノズルの位置を調整することは難しく、全ての切削装置で同位置に設定することが困難であった。そこで、本出願人は、ブレードクーラーノズルとシャワーノズルとを高精度に所望の位置に調整することができるノズル調整治具を提案している(例えば、下記の特許文献2を参照)。
特開2010−245446号公報 特開2017−144511号公報
切削ブレードに対するブレードクーラーノズルやシャワーノズルの位置が重要であり、切削ブレードの厚みによってシャワーノズルのY方向位置を変える必要がある。切削ブレードの厚み方向中央とシャワーノズル噴出口中心とが合致した状態で切削液が供給されないと、被加工物に形成される切削溝の両側(ブレードの表裏面側)でチッピングの発生状態が変わってしまうし、切削ブレードに偏摩耗が発生するおそれがある。また、使用するフランジのサイズや被加工物の厚み、切り込み深さ等に基づいてブレードクーラーノズルの高さ位置、例えば、ブレードクーラーノズルがナットに当たらず、かつ、切削時に被加工物にも当たらない高さ位置に調整することも必要である。
上記したノズル調整治具では、切削ブレードの厚みの変化を把握して、切削ブレードの基準にしてブレードクーラーノズルやシャワーノズルの位置を調整できない。また、複数の切削装置で統一した加工精度を得るために、各切削装置におけるブレードクーラーノズルやシャワーノズルの位置を記録、保存及び管理したいという要望もある。切削装置の加工室内はスペースがないため、作業者が切削ブレードとブレードクーラーノズルやシャワーノズルの位置を目視で確認し、調整することは難しい上、作業者がカメラなどで切削ブレードを撮像することも困難である。
本発明の目的は、切削ブレードとノズルとを同じ撮像画像内に撮像することができる撮像画像形成ユニットを提供することである。
本発明は、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段で保持された被加工物を切削する切削ブレードと、該切削ブレードを表裏面側から挟んで該切削ブレードに切削液を供給する一対のブレードクーラーノズルと該切削ブレードの外周側から該切削ブレードに切削液を供給するシャワーノズルとを含むノズル手段と、を備えた切削装置において該ノズル手段と該切削ブレードとの撮像画像を形成する撮像画像形成ユニットであって、撮像素子を含む撮像手段と、該切削ブレードの表面または裏面と該ブレードクーラーノズルとに対面する第1の窓部に該撮像手段から至る第1光路と、該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードの外周先端と該シャワーノズルとに対面する第2の窓部に該撮像手段から至る第2光路と、該第1光路と該第2光路とを切り替える切替手段と、を備えた。
上記撮像画像形成ユニットは、上記撮像手段で撮像した撮像画像を上記切削装置に送信する送信ケーブル接続部を更に備えた。
上記撮像画像形成ユニットは、上記撮像手段で撮像した撮像画像を記録媒体に記録する記録部に接続する接続部を更に備えた。
上記撮像画像形成ユニットは、上記第2の窓部に付着した切削液を除去する除去手段を更に備えた。
上記切削装置は、上記切削ブレードが一端に装着されるスピンドルと、該スピンドルを回転可能に収容するスピンドルハウジングとを備え、上記撮像画像形成ユニットは、上記撮像画像形成ユニットを該スピンドルハウジングに固定する固定部を更に備えた。
上記切削装置の上記保持手段は、被加工物を保持する保持面を有した保持テーブルを備え、上記撮像画像形成ユニットは、保持テーブルで保持される構成でもよい。
本発明に係る撮像画像形成ユニットは、撮像素子を含む撮像手段と、切削ブレードの表面または裏面とブレードクーラーノズルとに対面する第1の窓部に撮像手段から至る第1光路と、切削ブレードの外周方向から切削ブレードの外周先端とシャワーノズルとに対面する第2の窓部に撮像手段から至る第2光路と、第1光路と第2光路とを切り替える切替手段とを備えたため、1台の撮像画像形成ユニットで、切削ブレードとブレードクーラーノズルとシャワーノズルとを同じ撮像画像内に撮像することができる。したがって、本発明によれば、切削ブレードの厚みや位置を基準にして、容易にノズル調整を行うことができる。
上記撮像画像形成ユニットは、上記撮像手段で撮像した撮像画像を上記切削装置に送信する送信ケーブル接続部を更に備えたため、例えば撮像画像を表示モニタに表示しながら、ノズル調整をすることができる。
上記撮像画像形成ユニットは、上記撮像手段で撮像した撮像画像を記録媒体に記録する記録部に接続する接続部を更に備えたため、記録媒体に記録された撮像画像を例えば切削装置の管理記録用の画像データとして用いることができる。
上記撮像画像形成ユニットは、上記第2の窓部に付着した切削液を除去する除去手段を更に備えたため、常に第2の窓部から切削液を取り除くことができ、第2の窓部を通じて所望の撮像画像を鮮明に撮像することができる。
上記切削装置は、上記切削ブレードが一端に装着されるスピンドルと、該スピンドルを回転可能に収容するスピンドルハウジングとを備え、上記撮像画像形成ユニットは、上記撮像画像形成ユニットを該スピンドルハウジングに固定する固定部を更に備えたため、スピンドルハウジングに撮像画像形成ユニットを容易に固定でき、所望の撮像画像を撮像できる位置に撮像画像形成ユニットを位置づけることができる。
上記切削装置の上記保持手段は、被加工物を保持する保持面を有した保持テーブルを備え、上記撮像画像形成ユニットは、保持テーブルで保持される構成の場合でも、所望の撮像画像を撮像できる位置に撮像画像形成ユニットを位置づけることができる。
切削装置の一例の構成を示す斜視図である。 切削手段の構成を示す分解斜視図である。 ホイールカバー及びノズル手段の構成を示す斜視図である。 撮像画像形成ユニットの構成を示す斜視図である。 撮像画像形成ユニットの構成及び使用例を示す側面図である。 切削ブレードを正面側から撮像する状態を示す正面図である。 第1の窓部を通じて撮像された撮像画像が表示モニタに表示された状態を示す説明図である。 第2の窓部を通じて撮像された撮像画像が表示モニタに表示された状態を示す説明図である。
[切削装置]
図1に示す切削装置1は、被加工物を切削する切削装置の一例であり、装置ベース10を有し、装置ベース10の前部には、複数の被加工物を収容するカセット11を備えている。装置ベース10の上面には、カセット11から切削前の被加工物を搬出するとともにカセット11に切削後の被加工物を搬入する搬出入手段12と、被加工物が仮置きされる仮置き領域13と、切削された被加工物を洗浄する洗浄領域14とを備えている。
切削装置1は、被加工物を保持する保持手段20と、保持手段20で保持された被加工物を切削する切削ブレード33を含む切削手段30と、切削ブレード33を表裏面側から挟んで切削ブレード33に切削液を供給する一対のブレードクーラーノズル41と切削ブレード33の外周側から切削ブレード33に切削液を供給するシャワーノズル42とを含むノズル手段40と、切削ブレード33の周囲をカバーするホイールカバー50と、仮置き領域13と保持手段20との間で被加工物を搬送する第1の搬送手段15と、保持手段20から洗浄領域14に切削済みの被加工物を搬送する第2の搬送手段16とを備えている。
保持手段20は、被加工物を保持する保持面21aを有した保持テーブル21を備えている。保持面21aには、図示しない吸引源が接続され保持面21aで被加工物を吸引保持することができる。保持テーブル21の外周側には、被加工物を支持するための環状のフレームが載置されるフレーム載置台22と、フレーム載置台22に載置されたフレームを固定するクランプ23とを備えている。保持テーブル21の周囲は、移動基台17によってカバーされており、保持テーブル21は、移動基台17とともに装置ベース10の内部に配設された移動手段により駆動されて切削送り方向(X軸方向)に移動可能となっている。
切削手段30は、図2に示すように、Y軸方向の軸心を有するスピンドル31と、スピンドル31を回転可能に収容するスピンドルハウジング32と、スピンドル31の一端に装着される切削ブレード33とを備えている。スピンドル31の一端には、開口31aが形成され、開口31aの内壁面31bには雌ネジが形成されている。
スピンドル31の一端に、後フランジ34が装着される。後フランジ34は、フランジ部340と、フランジ部340の表面からY軸方向前方側に突出したボス部341とを備えている。フランジ部340の中央には、フランジ部340を前後方向に貫通する開口34aが形成されている。フランジ部340の外周側の表面は、切削ブレード33の裏面331が当接する装着面となっている。ボス部341は、筒状に形成されており、その周面は、リング状のナット36を締め込むための雄ネジが設けられている。また、フランジ部340の裏面側には、スピンドル31の一端を嵌め込むことができる嵌合孔(図示せず)が形成されている。
切削ブレード33は、例えば、ダイヤモンド砥粒等をボンド材で結合して形成した円環状のワッシャーブレードである。切削ブレード33の厚み方向の厚みは、例えば15μm〜1mmの程度に形成されている。切削ブレード33の中央には、開口33aが形成されている。開口33aからボス部341を挿通して、フランジ部340の装着面に裏面331を当接させることにより、切削ブレード33は後フランジ34に装着される。切削ブレード33は、ワッシャーブレードに限定されず、円盤状の基台の外周に電鋳ブレードを有したハブブレードによって構成してもよい。
後フランジ34に切削ブレード33を装着した状態で、切削ブレード33の表面330には、円環状の前フランジ35が装着される。前フランジ35の中央には、開口35aが形成されており、この開口35aに後フランジ34のボス部341が嵌め込まれる。前フランジ35の外周側の裏面は、切削ブレード33の表面330と当接する装着面となっている。そして、前フランジ35の開口35aからボス部341が露出したら、ナット36でボス部341に締め込むとともに、開口35aから露出したスピンドル31の開口31aにボルト37を挿入して締結することで、切削ブレード33がスピンドル31に回転可能に装着される。
スピンドル31に装着された切削ブレード33は、図3に示すホイールカバー50によって周囲がカバーされる。ホイールカバー50には、ノズル手段40が取り付けられている。ホイールカバー50は、中央ブロック51aを有し、中央ブロック51aには、連結ブロック51bが連結されている。連結ブロック51bの下端には、略L字形状の一対のブレードクーラーノズル41が固定されている。一対のブレードクーラーノズル41は、図2に示した切削ブレード33の表面330側及び裏面331側から挟むようにして平行に延在している。対向するブレードクーラーノズル41の内側面に切削水を噴射するための噴射口41aがX軸方向に複数整列して形成されている。
連結ブロック51bの下端で、かつ、ブレードクーラーノズル41のY軸方向外側にノズル手段40から供給されて切削ブレード33の回転に連れ回る切削液の飛散を防止するための一対のカバー52が配設されている。連結ブロック51bの上端には、図示しない切削液供給源に接続されたホース57が接続されており、一対のブレードクーラーノズル41に向けてホース57から切削液が供給される。そして、複数の噴射口41aから切削液が噴射されることにより、切削ブレード33を伝って切削ブレード33と被加工物との加工点(実際に切削ブレード33と被加工物とが接触する領域)や被加工物上に切削液が供給され、加工点の冷却や被加工物上からの切削屑の除去が行われる。
連結ブロック51bには、ブレードクーラーノズル41のZ軸方向の高さ位置を調整するための高さ位置調整ネジ53が配設されている。高さ位置調整ネジ53は連結ブロック51bに形成された長孔に挿通されており、高さ位置調整ネジ53を緩めて連結ブロック51bを長孔に沿って動かすことによって、連結ブロック51bをZ軸方向に移動させブレードクーラーノズル41の高さ位置を調整することができる。
連結ブロック51bと反対側の中央ブロック51aに連結ブロック51cが連結されている。連結ブロック51cの下端には、噴射口42aを有するシャワーノズル42が配設されている。噴射口42aの内径は、例えばφ1〜数mm程度に形成されている。連結ブロック51cの上端には、図示しない切削液供給源に接続されたホース58が接続されており、シャワーノズル42に向けてホース58から切削液が供給される。そして、被加工物の切削中、シャワーノズル42の噴射口42aから切削液が噴射されることにより、切削ブレード33や被加工物に切削液が供給される。
連結ブロック51cには、シャワーノズル42のZ軸方向の高さ位置を調整するための高さ位置調整ネジ54が配設されている。高さ位置調整ネジ54は連結ブロック51cに形成された長孔に挿通されており、高さ位置調整ネジ54を緩めて連結ブロック51cを長孔に沿って動かすことによって、連結ブロック51cをZ軸方向に移動させシャワーノズル42の高さ位置を調整することができる。また、連結ブロック51cの下部には、シャワーノズル42の噴射口42aの角度調整をするための角度調整ネジ55が配設されている。角度調整ネジ55を緩めてからシャワーノズル42の向きを所定の角度に調整し、その後角度調整ネジ55を締めることで切削ブレード33に対する切削液の外周方向からの噴射角度を設定することができる。さらに、連結ブロック51cの側面には、シャワーノズル42をY軸方向に移動させてシャワーノズル42のY軸方向の位置を調整するための位置調整ネジ56が配設されている。図示の例では、2つの位置調整ネジ56が、連結ブロック51cの側方に形成された2つの長孔にそれぞれ挿通されており、各位置調整ネジ56を緩めて連結ブロック51cを長孔に沿って動かすことによって、連結ブロック51cをY軸方向に移動させシャワーノズル42のY軸方向の位置を調整することができる。
図1に示す切削装置1は、後述する撮像画像形成ユニット60によって撮像される撮像画像や切削装置1の加工条件等が表示される表示モニタ18と、撮像画像を記録するための記録媒体を有する記録部19と、切削装置1の各種機構を制御する制御手段(図示せず)とを備えている。記録媒体としては、例えば、ハードディスク,USBメモリ,CD−R(DVD−R),フロッピーディスク等が含まれる。
[撮像画像形成ユニット]
図4に示す撮像画像形成ユニット60は、上記した切削装置1において、切削ブレード33、ブレードクーラーノズル41及びシャワーノズル42の状態の撮像画像を撮像するための撮像ユニットである。撮像画像形成ユニット60は、水平方向(図示の例ではX軸方向)に延在し撮像機構が内蔵された本体600を有している。本体600のX軸方向手前側には凹部が形成され、この凹部にZ軸方向に平行な第1の隔壁601とZ軸方向と直交するXY軸方向に平行な第2の隔壁602とが形成されている。なお、本体600は、例えば作業者によって持ち運び可能となっている。
図5に示すように、撮像画像形成ユニット60は、撮像素子を含む撮像手段61と、切削ブレード33の表面330または裏面331とブレードクーラーノズル41とに対面する第1の窓部62に撮像手段61から至る第1光路64aと、切削ブレード33の外周方向から切削ブレード33の外周先端とシャワーノズル42とに対面する第2の窓部63に撮像手段61から至る第2光路64bと、第1光路64aと第2光路64bとを切り替える切替手段65とを備えている。
第1の窓部62は、第1の隔壁601に取り付けられている。図5の例に示す第1の窓部62は、切削手段30の正面側、すなわち、切削ブレード33の表面330とブレードクーラーノズル41に向いている。また、第2の窓部63は、本体600の第2の隔壁602に取り付けられている。第2の窓部63は、切削手段30の下方側、すなわち、切削ブレード33の外周先端である刃先と図2に示したシャワーノズル42に向いている。なお、第1の窓部62及び第2の窓部63の材質、大きさ等は特に限定されない。
撮像手段61は、例えばCCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサからなる撮像素子が内蔵されたカメラ610と、ビームスプリッタ611と、集光レンズ612とを備えている。ビームスプリッタ611は、カメラ610と集光レンズ612との間に配設され、光源66から発光される光を反射させ集光レンズ612の光路上に導くことができる。集光レンズ612は、特に限定されず、例えば、広角レンズを用いることができる。広角レンズを用いることにより、第2の窓部63を通じて撮像した場合、広角歪(ボリューム歪像)によって図2に示したシャワーノズル42の噴射口42aも撮像可能となる。
切替手段65は、ビームスプリッタ611から反射され集光レンズ612で集光された光を第1光路64aまたは第2光路64bに導くための切替ミラー650と、切替ミラー650の一端に配設された回転機構651とを備えている。回転機構651によって切替ミラー650を集光レンズ612の光路上に所定角度傾斜させて位置づけることにより、集光レンズ612で集光された光を切替ミラー650で反射させ第1光路64aに導くことができる。一方、回転機構651によって切替ミラー650を集光レンズ612の光路上から退避させることにより、集光レンズ612で集光された光を第2光路64bに導くことができる。第1光路64aには、切替ミラー650で反射された光を第1の窓部62に向けて直角に反射させる第1のミラー67aが配設されている。また、第2光路64bには、集光レンズ612で集光され第2光路64bに導かれた光を第2の窓部63に向けて直角に反射させる第2のミラー67bが配設されている。そして、切替手段65によって第1光路64aと第2光路64bとを選択的に切り替えることで、撮像手段61のカメラ610で第1の窓部62を通じて被写体(例えば切削手段30及びノズル手段40)を正面側から撮像することができるとともに、第2の窓部63を通じて被写体を下方側から撮像することができる。なお、本実施形態では、本体600内に光源66が内蔵されているが、光源66は必ずしもなくてもよく、装置内の光を利用して撮像してもよい。
撮像画像形成ユニット60は、撮像手段61で撮像した撮像画像を切削装置1に送信する送信ケーブル接続部80を更に備えている。送信ケーブル接続部80を切削装置1の接続端子18aに接続することにより第1の窓部62または第2の窓部63を通じて撮像された撮像画像を表示モニタ18に表示することができる。これにより、切削ブレード33とブレードクーラーノズル41とシャワーノズル42との位置を確認しながら、ブレードクーラーノズル41の高さ位置を調整することができるとともに、シャワーノズル42の高さ位置、角度及びY軸方向の位置を調整することが可能となる。
撮像画像形成ユニット60は、撮像手段61で撮像した撮像画像を記録媒体に記録する記録部19に接続する接続部81を更に備えている。接続部81を記録部19の接続端子19aに接続することによって記録部19の記録媒体に撮像画像を記録することができる。そのため、記録媒体に記録された撮像画像を切削装置1の管理記録用の画像データとして用いることができる。例えば、複数台の切削装置1においてブレードクーラーノズル41やシャワーノズル42の位置を同じ設定にする場合に有用である。
撮像画像形成ユニット60は、図4に示すように、第2の窓部63に付着した切削液を除去する除去手段70を更に備えている。除去手段70は、第2の隔壁602の外側においてZ軸方向に昇降可能に配設されている。除去手段70には、X軸方向と平行に複数のエアー噴射口71が整列して形成されている。各エアー噴射口71には、バルブ72を介して乾燥エアー供給源73が連通している。バルブ72を開くことにより、エアー噴射口71から乾燥エアーを噴射させて第2の窓部63に付着した切削液を除去することができる。ここで、第2の窓部63から撮像する際は、シャワーノズル42から切削液を噴射しながら切削液の切削ブレード33へのかかり具合を観察するために、第2の窓部63に付着した切削液を除去するためにエアブローするが、シャワーノズル42から切削液が噴射される方向に対向してエアブローすると、吹き飛ばされた切削液や噴射されたエアーが切削液とぶつかるおそれもあるため、本実施形態では、除去手段70を昇降可能な構成とすることで切削液と同じ向きにエアブローする構成となっている。これにより、常に第2の窓部63から切削液を取り除くことができるため、第2の窓部63を通じて所望の撮像画像を鮮明に撮像することができる。
本実施形態に示す撮像画像形成ユニット60では、第2の窓部63の両側を挟むようにして2つの除去手段70が配設されているため、上記した1つのスピンドル31を有する1軸構造の切削装置1だけでなく、2つのスピンドルを有する2軸構造の切削装置(図示せず)にも対応することができる。2軸構造の切削装置では、第1のスピンドルと第2のスピンドルとの回転方向が互いに逆向きとなる。シャワーノズルは切削ブレードの回転方向と同じ向きに切削液を噴射するため、第1のスピンドル側のシャワーノズルと第2のスピンドル側のシャワーノズルとの配置がスピンドルに対して左右対称となる。そのため、第2の窓部63を通じて第1のスピンドルを撮像する時は、第1のスピンドル側のシャワーノズルがある方の除去手段70を上昇させ、反対側の除去手段70は、除去した切削液の流れを邪魔しないように下方に退避させておく。一方、第2の窓部63を通じて第2のスピンドルの撮像する時は、第2のスピンドル側のシャワーノズルがある方の除去手段70を上昇させ、反対側の除去手段70は、上記同様に、除去した切削液の流れを邪魔しないように下方に退避させておく。また、本実施形態に示す除去手段70は、エアブローによって切削液を除去するように構成したが、例えばワイパー等で第2の窓部63に付着した切削液を物理的に取り除く機構で構成してもよい。
撮像画像形成ユニット60は、スピンドルハウジング32に撮像画像形成ユニット60を固定する固定部90を更に備えている。固定部90は、例えばマグネットによって構成されている。本実施形態に示す固定部90は、第2の隔壁602に連接するように本体600に取り付けられた着脱ブロック91の上端に配設されている。固定部90をスピンドルハウジング32の下部に磁力で固定することにより、撮像画像形成ユニット60をスピンドルハウジング32に容易に固定できる。これにより、撮像画像形成ユニット60を所望の撮像画像を撮像することができる位置、つまり、本体600の凹部に切削ブレード33,ブレードクーラーノズル41及びシャワーノズル42を位置づけることができる。
撮像画像形成ユニット60は、保持テーブル21の保持面21aに保持される構成でもよい。この場合、本体600から着脱ブロック91を取り外してから、本体600を保持テーブル21の保持面21aに載置したのち、本体600が保持面21aで吸引保持される。このように、撮像画像形成ユニット60を保持テーブル21で保持する場合であっても、撮像画像形成ユニット60を所望の撮像画像を撮像することができる位置に位置づけることができる。
次に、切削装置1における撮像画像形成ユニット60の使用例について説明する。本実施形態では、図5に示すように、固定部90によって撮像画像形成ユニット60をスピンドルハウジング32に固定して使用するものとする。
撮像画像形成ユニット60を用いて、第1の窓部62を通じて被写体を正面から撮像する際には、図6に示すように、あらかじめにホイールカバー50の連結ブロック51bを正面視左側に移動させて、中央ブロック51aから離間させておくとよい。図示する撮像領域Pは、第1の窓部62を通じて撮像手段61が撮像可能な範囲を示しており、撮像領域Pには切削ブレード33の表面330と、ブレードクーラーノズル41と、シャワーノズル42とが含まれている。例えば、シャワーノズル42の高さ位置や角度を調整する場合、ホース58を通じてシャワーノズル42から切削ブレード33の外周側から切削ブレード33に向けて切削液43を供給する。シャワーノズル42の噴射口42aから噴射された切削液43は、切削ブレード33の外周先端に接触する。切削液43の噴射中は、スピンドル31に対してシャワーノズル42と同じ方向(切削液43の噴射方向とエアブロー方向とが同じ方向)にある方の図4に示した除去手段70を使用する。すなわち、撮像対象となるスピンドル31側のシャワーノズル42がある方の除去手段70を上昇させ、反対側の除去手段70は下方に退避させておき、切削液43を噴射する向きと同じ方向に除去手段70のエアー噴射口71から乾燥エアーを噴射させ、第2の窓部63に付着した切削液43を除去する。切削液43を噴射しながら撮像する場合は、切削液43がスピンドル31の回転に連れ回って切削液43の切削ブレード33へのかかり具合が不鮮明となるのを防ぐため、スピンドル31を回転させないようにすることが好ましい。
図5に示した切替手段65は、回転機構651によって集光レンズ612の光路上において図5の点線で表示した所定角度傾斜した位置に切替ミラー650を移動させる。これにより、光源66から発光された光は、切替ミラー650で第1光路64aに誘導されて第1の窓部62を通過し、撮像領域Pで反射する。カメラ610の撮像素子が反射光を受光することにより、被写体像を光電変換して図7に示す撮像画像100を形成する。撮像画像100は、表示モニタ18に表示される。表示モニタ18には、撮像画像100のほかに、例えば、ブレードクーラーノズル41の高さを示す点線の2ライン間の距離(1mm)や、シャワーノズル42の噴射口42aの向きを示す角度θ(62.6°)も合わせて表示されている。切削ブレード33の刃先位置、ブレードクーラーノズル41の高さ位置、シャワーノズル42の高さ位置及び角度は、例えば切削装置1の制御手段によって撮像画像100に基づいて検出される。制御手段が撮像画像100内から切削ブレード33の刃先位置、ブレードクーラーノズル41の高さ位置、シャワーノズル42の高さ位置及び角度等を自動で識別する他、切削ブレード33の刃先の位置や、ブレードクーラーノズル41の高さ位置、シャワーノズル42の高さ位置は表示モニタ18上で作業者が指定し、制御手段が距離や角度を算出するようにしてもよい。
撮像画像100に写し出されたシャワーノズル42の角度θが所定の角度となっていない場合、作業者は撮像画像100を視認しつつ、角度調整ネジ55によって角度調整ネジ55を緩めてからシャワーノズル42の向きを所定の角度θに調整し、その後角度調整ネジ55を締めることにより、シャワーノズル42の角度調整をする。また、例えば、シャワーノズル42の高さ位置が切削ブレード33の刃先に対して高くなっている場合、作業者は撮像画像100を視認しつつ、高さ位置調整ネジ54により連結ブロック51cとともにシャワーノズル42を下げて所定の高さ位置に調整する。
また、例えば、撮像画像100に写し出されたブレードクーラーノズル41の高さ位置が切削ブレード33の刃先先端よりも低い場合、作業者は撮像画像100を視認しつつ、高さ位置調整ネジ53により連結ブロック51bとともにブレードクーラーノズル41を上げて所定の高さ位置に調整する。ここで、ブレードクーラーノズル41の所望の高さとしては、ブレードクーラーノズル41がナット36に干渉しないようにナット36の外周縁よりも下側で、かつ、切削ブレード33が摩耗して刃先出しが短くなってもブレードクーラーノズル42が被加工物の上面に接触するのを防止するために、図7の一方の点線S1で示すブレードクーラーノズル41の下端が他方の点線S2で示す前フランジ35の外周縁よりも上側になるように調整する。また、ブレードクーラーノズル41の高さ位置を調整する際には、ブレードクーラーノズル41から切削液を噴射しなくてもよい。ブレードクーラーノズル41によって、切削ブレード33の表裏面に向けて噴射された切削液は、フランジや切削ブレード33を伝って加工点に供給されるため、ブレードクーラーノズル41自体がナット36や被加工物に接触しない位置であればよい。したがって、ブレードクーラーノズル41から切削ブレード33に切削液を供給しながらブレードクーラーノズル41の位置を調整する必要はない。
撮像画像形成ユニット60を用いて、第2の窓部63を通じて被写体を下方から撮像する際には、図5に示した切替手段65は、回転機構651によって切替ミラー650を集光レンズ612の光路上から図5に実線で示す位置へと退避させる。これにより、光源66から発光された光は、第2光路64bに誘導されて第2の窓部63を通過し、切削ブレード33の刃先及びシャワーノズル42の下方側で反射する。カメラ610の撮像素子が反射光を受光することによって、被写体像を光電変換して図8に示す撮像画像200を形成する。撮像画像200は、表示モニタ18に表示される。表示モニタ18には、撮像画像200のほかに、例えば、切削ブレード33の中心とシャワーノズル42の噴射口42aの中心との位置ずれ量を示す距離(0.1mm)も合わせて表示されている。シャワーノズル42のY軸方向の位置は、例えば、切削装置1の制御手段によって撮像画像200に基づいて検出される。なお、制御手段が自動判別する他、シャワーノズル42のY軸方向の位置は、表示モニタ18上で作業者が所定値に指定して制御手段で算出するようにしてもよい。
本実施形態では、撮像画像200に写し出されたシャワーノズル42の噴射口42aの中心を通る中心線L1と、切削ブレード33の厚み方向の中心を通る中心線L2とがずれていることから、作業者は撮像画像200を視認しつつ、図3に示した位置調整ネジ56を緩めてからシャワーノズル42をY軸方向に移動させて、中心線L1と中心線L2とが合致するようにシャワーノズル42のY軸方向の位置を調整する。その後は位置調整ネジ56を締める。
シャワーノズル42の位置や角度を調整する際には、シャワーノズル42の噴射口42aから切削液を噴射している状態が望ましい。シャワーノズル42の中心が切削ブレード33の中心からずれると、切削ブレード33の表裏面側に供給される切削液の水量バランスが崩れて切削ブレード33の曲がり(蛇行)が発生するおそれがあるため、実際に噴射口42aから切削液を噴射した状態をカメラ610で撮像することで、シャワーノズル42の位置調整を精度よく行うことができる。なお、シャワーノズル42から切削液を噴射しつつノズル調整してもよいし、一度シャワーノズル42の位置や角度を調整した後、切削液が噴射された状態を撮像手段61で再度撮像して確認してもよい。
このように、本発明に係る撮像画像形成ユニット60は、撮像素子を含む撮像手段61と、切削ブレード33の表面330または裏面331とブレードクーラーノズル41とに対面する第1の窓部62に撮像手段61から至る第1光路64aと、切削ブレード33の外周方向から切削ブレード33の外周先端とシャワーノズル42とに対面する第2の窓部63に撮像手段61から至る第2光路64bと、第1光路64aと第2光路64bとを切り替える切替手段65とを備えたため、1台の撮像画像形成ユニット60で、切削ブレード33とブレードクーラーノズル41とシャワーノズル42とを同じ撮像画像内に撮像することができる。したがって、本発明によれば、切削ブレード33の厚みや位置を基準にして、容易にノズル調整をすることができる。
なお、ノズル調整の順番は、特に限定されない。ブレードクーラーノズル41の位置を調整してから、シャワーノズル42の位置や角度を調整してもよいし、シャワーノズル42の位置や角度を調整してから、ブレードクーラーノズル41の位置を調整してもよい。
上記実施形態で示した撮像画像100,200は、ノズル調整の際に用いたが、例えば、定期的にブレードクーラーノズル41及びシャワーノズル42を撮像して撮像画像を記録部19に記録してもよい。記録部19の記録媒体に第1の窓部62または第2の窓部63を通じて撮像した撮像画像を記録しておけば、例えば切削装置1の管理記録用の画像データとして用いることができる。記録媒体に記録された撮像画像を利用して、複数の切削装置1におけるブレードクーラーノズル41やシャワーノズル42の位置を同じ設定にすることができる。
上記実施形態に示した撮像画像形成ユニット60は、切削装置1とは独立した構成としたが、装置内に撮像画像形成ユニット60を組み込んでもよい。
1:切削装置 10:装置ベース 11:カセット 12:搬出入手段
13:仮置き領域 14:洗浄領域 15:第1の搬送手段 16:第2の搬送手段
17:移動基台 18:表示モニタ 19:記録部
20:保持手段 21:保持テーブル 21a:保持面 22:フレーム載置台
23:クランプ部
30:切削手段 31:スピンドル 32:スピンドルハウジング 33:切削ブレード
34:後フランジ 35:前フランジ 36:ナット 37:ボルト
40:ノズル手段 41:ブレードクーラーノズル 42:シャワーノズル
43:切削液
50:ホイールカバー 51a:中央ブロック 51b,51c:連結ブロック
52:カバー 53,54:高さ位置調整ネジ 55:角度調整ネジ
56:位置調整ネジ 57,58:ホース
60:撮像画像形成ユニット 600:本体 601:第1の隔壁 602:第2の隔壁
61:撮像手段 62:第1の窓部 63:第2の窓部
64a:第1光路 64b:第2光路 65:切替手段 66:光源
67a:第1のミラー 67b:第2のミラー
70:除去手段 71:エアー噴射口 72:バルブ 73:乾燥エアー供給源
80:送信ケーブル接続部 81:接続部
90:固定部 91:着脱ブロック

Claims (6)

  1. 被加工物を保持する保持手段と、該保持手段で保持された被加工物を切削する切削ブレードと、該切削ブレードを表裏面側から挟んで該切削ブレードに切削液を供給する一対のブレードクーラーノズルと該切削ブレードの外周側から該切削ブレードに切削液を供給するシャワーノズルとを含むノズル手段と、を備えた切削装置において該ノズル手段と該切削ブレードとの撮像画像を形成する撮像画像形成ユニットであって、
    撮像素子を含む撮像手段と、
    該切削ブレードの表面または裏面と該ブレードクーラーノズルとに対面する第1の窓部に該撮像手段から至る第1光路と、
    該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードの外周先端と該シャワーノズルとに対面する第2の窓部に該撮像手段から至る第2光路と、
    該第1光路と該第2光路とを切り替える切替手段と、を備えた撮像画像形成ユニット。
  2. 前記撮像手段で撮像した撮像画像を前記切削装置に送信する送信ケーブル接続部を更に備えた、請求項1に記載の撮像画像形成ユニット。
  3. 前記撮像手段で撮像した撮像画像を記録媒体に記録する記録部に接続する接続部を更に備えた、請求項1または2に記載の撮像画像形成ユニット。
  4. 前記第2の窓部に付着した切削液を除去する除去手段を更に備えた、請求項1〜3に記載の撮像画像形成ユニット。
  5. 前記切削装置は、前記切削ブレードが一端に装着されるスピンドルと、該スピンドルを回転可能に収容するスピンドルハウジングとを備え、
    前記撮像画像形成ユニットを該スピンドルハウジングに固定する固定部を更に備えた、請求項1〜4に記載の撮像画像形成ユニット。
  6. 前記切削装置の前記保持手段は、被加工物を保持する保持面を有した保持テーブルを備え、
    前記撮像画像形成ユニットは、該保持テーブルで保持される、請求項1〜4に記載の撮像画像形成ユニット。
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