JP6678468B2 - ノズル調整治具 - Google Patents

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Description

本発明は、切削装置に備えられる切削水ノズルや冷却水ノズルの位置を調整することができるノズル調整治具に関する。
例えば、IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハ等の被加工物は、スピンドルに装着され回転可能な切削ブレードを備えた切削装置によって切削され個々のデバイスに分割され、各種電子機器等に利用されている。切削加工において、回転する切削ブレードが被加工物と接触する加工点及びその周囲は、摩擦熱により温度が上昇する。加工点が高温になりすぎると、切削ブレードの異常磨耗、及び被加工物の焼けやチッピングが発生し加工品質が著しく悪化する。これらを防止するために、切削装置には加工点及びその周囲を冷却するための冷却水を供給する冷却水ノズルが設けられている。また、加工点には切削加工により切削屑や切り粉も生じてくるため、この切削屑等を水流により被加工物の上面から除去するための切削水を供給する切削水ノズルも切削装置には備えられている(例えば、特許文献1参照)。
切削装置における冷却水ノズルの配設位置が適切な位置となっていない場合には、加工点が十分に冷却されず、切削ブレードの破損や被加工物の品質劣化を生じさせることになる。また、切削装置における切削水ノズルの配設位置が適切でない場合には、切削屑等が被加工物上面から排出されずに被加工物上面に切削屑等が付着する。
特開2009−255222号公報
冷却水ノズルと切削水ノズルとは、いずれもスピンドルを支持するスピンドルハウジングに装着されるホイールカバーに配設されている。例えば、冷却水ノズルは、切削ブレードの切り刃の厚み方向に冷却水を噴射できるように、切削ブレードを挟むようにしてホイールカバーに配設されている。すなわち、冷却水ノズルは、その長手方向が切削ブレードの表面及び裏面に沿うようにホイールカバーに配設され、切削ブレードの面方向に冷却水ノズルの噴射口が複数に整列する状態となる。また、切削水ノズルは、切削ブレードの外周に噴射口が対向するようにホイールカバーに配設されることで、切削ブレードの外周方向から切削ブレードに向かって切削水を噴射できるようになっている。
しかし、切削装置の加工室内は狭く見えづらく、各ノズルの位置を精密に調整することは非常に難しく時間がかかっていた。
また、冷却水ノズルや切削水ノズルの位置によって加工結果、すなわち、被加工物におけるチッピングのサイズ等、切削ブレードにおけるブレードの磨耗量等に多少の差異がでてくるが、複数台の切削装置を用いて各被加工物に同様の切削加工を施したい場合に、各切削ブレードの位置を確認しながら、冷却水ノズルや切削水ノズルを各切削装置のいずれにおいても装置中の同位置に設定することは困難であった。
したがって、切削装置においては、冷却水ノズルや切削水ノズルの位置を、容易かつ正確に所望の位置にあるように調整し、また、複数台の切削装置のいずれにおいても装置中の同位置に冷却水ノズルや切削水ノズルを設定するという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削ブレードにより切削する切削手段とを少なくとも具備し、該切削手段は、該切削ブレードがボス部を有するマウントフランジを介してスピンドルに装着され該スピンドルがスピンドルハウジングによって回転可能に支持されたスピンドルユニットと、該スピンドルハウジングに装着され切削ブレードを取り付けるための開口部を備えるホイールカバーと、該ホイールカバーに位置を調整可能に取り付けられ該切削ブレードを挟むように該切削ブレードの表面側及び裏面側に配設され該切削ブレードへ冷却水を供給する一対の冷却水ノズルと、該ホイールカバーに位置及び角度を調整可能に取り付けられ該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードに向かって切削水を供給する切削水ノズルと、を備える切削装置において使用されるノズル調整治具であって、該ノズル調整治具は、該冷却水ノズルの高さを調整するための冷却水ノズル位置決め部を少なくとも有し、該チャックテーブル上に該ノズル調整治具を置いた状態で、該冷却水ノズルを該冷却水ノズル位置決め部の上面に当接させることで、該冷却水ノズルの位置を調整し、該冷却水ノズル位置決め部は、該ノズル調整治具内における位置を調整できることを特徴とするノズル調整治具である。
また、上記課題を解決するための本発明は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削ブレードにより切削する切削手段とを少なくとも具備し、該切削手段は、該切削ブレードがボス部を有するマウントフランジを介してスピンドルに装着され該スピンドルがスピンドルハウジングによって回転可能に支持されたスピンドルユニットと、該スピンドルハウジングに装着され切削ブレードを取り付けるための開口部を備えるホイールカバーと、該ホイールカバーに位置を調整可能に取り付けられ該切削ブレードを挟むように該切削ブレードの表面側及び裏面側に配設され該切削ブレードへ冷却水を供給する一対の冷却水ノズルと、該ホイールカバーに位置及び角度を調整可能に取り付けられ該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードに向かって切削水を供給する切削水ノズルと、を備える切削装置において使用されるノズル調整治具であって、該ノズル調整治具は、該切削水ノズルの高さ及び角度を調整するための切削水ノズル位置決め部を少なくとも有し、該チャックテーブル上に該ノズル調整治具を置いた状態で、該切削水ノズルを該切削水ノズル位置決め部の上面に当接させることで、該切削水ノズルの位置を調整し、該切削水ノズル位置決め部は、該ノズル調整治具内における位置を調整できることを特徴とするノズル調整治具である。
前記冷却水ノズルの位置を調整することを特徴とするノズル調整治具は、前記切削水ノズルの高さ及び角度を調整するための切削水ノズル位置決め部を有し、前記チャックテーブル上に該ノズル調整治具を置いた状態で、前記切削水ノズルを該切削水ノズル位置決め部の上面に当接させることで、該切削水ノズルの位置を調整できるものとすると好ましい。
前記冷却水ノズル位置決め部を備える前記ノズル調整治具において、前記切削水ノズル位置決め部は、前記ノズル調整治具内における位置を調整できると好ましい。
前記ノズル調整治具は、前記冷却水ノズルの高さ及び角度を調整するための冷却水ノズル位置決め部を有し、前記チャックテーブル上に該ノズル調整治具を置いた状態で、前記冷却水ノズルを該冷却水ノズル位置決め部の上面に当接させることで、該冷却水ノズルの位置を調整できるものとすると好ましい。
本発明に係るノズル調整治具は、被加工物を保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を切削ブレードにより切削する切削手段とを少なくとも具備し、切削手段は、切削ブレードがボス部を有するマウントフランジを介してスピンドルに装着されスピンドルがスピンドルハウジングによって回転可能に支持されたスピンドルユニットと、スピンドルハウジングに装着され切削ブレードを取り付けるための開口部を備
えるホイールカバーと、ホイールカバーに位置を調整可能に取り付けられ切削ブレードを挟むように切削ブレードの表面側及び裏面側に配設され切削ブレードへ冷却水を供給する一対の冷却水ノズルと、ホイールカバーに位置及び角度を調整可能に取り付けられ切削ブレードの外周方向から切削ブレードに向かって切削水を供給する切削水ノズルと、を備える切削装置において使用され、冷却水ノズルの高さを調整するための冷却水ノズル位置決め部を少なくとも有することにより、チャックテーブル上にノズル調整治具を置いた状態で、冷却水ノズルを冷却水ノズル位置決め部の上面に当接させることで、冷却水ノズルの位置を容易に調整することが可能となる。また、冷却水ノズル位置決め部は、ノズル調整治具内における位置を調整できることで、例えば、加工結果が良い場合の切削装置のホイールカバーにおける冷却水ノズルの位置(高さ)に合わせてノズル調整治具の冷却水ノズル位置決め部の高さ位置を調整し、この高さ位置の調整がなされたノズル調整治具を用いて、その他の同型の切削装置の冷却水ノズル位置決め部の高さ位置を調整することで、同型の複数台の切削装置のいずれにおいても、装置中の同じ高さ位置に冷却水ノズルを容易に設定することが可能となる。
本発明に係るノズル調整治具は、被加工物を保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を切削ブレードにより切削する切削手段とを少なくとも具備し、切削手段は、切削ブレードがボス部を有するマウントフランジを介してスピンドルに装着されスピンドルがスピンドルハウジングによって回転可能に支持されたスピンドルユニットと、スピンドルを収容するスピンドルハウジングに装着され切削ブレードを取り付けるための開口部を備えるホイールカバーと、ホイールカバーに位置を調整可能に取り付けられ切削ブレードを挟むように切削ブレードの表面側及び裏面側に配設され切削ブレードへ冷却水を供給する一対の冷却水ノズルと、ホイールカバーに位置及び角度を調整可能に取り付けられ切削ブレードの外周方向から切削ブレードに向かって切削水を供給する切削水ノズルと、を備える切削装置において使用され、切削水ノズルの高さ及び角度を調整するための切削水ノズル位置決め部を少なくとも有することにより、チャックテーブル上にノズル調整治具を置いた状態で、切削水ノズルを切削水ノズル位置決め部の上面に当接させることで、切削水ノズルの位置を容易に調整することが可能となる。また、切削水ノズル位置決め部は、ノズル調整治具内における位置を調整できることで、例えば、加工結果が良い場合の切削装置のホイールカバーにおける切削水ノズルの高さ位置及び角度に合わせてノズル調整治具の切削水ノズル位置決め部の高さ位置及び角度を調整し、この高さ位置及び角度の調整がなされたノズル調整治具を用いて、その他の同型の切削装置の切削水ノズル位置決め部の高さ位置及び角度を調整することで、同型の複数台の切削装置のいずれにおいても、装置中の同じ高さ位置及び角度に切削水ノズルを容易に設定することが可能となる。
冷却水ノズルの位置を調整することを特徴とするノズル調整治具は、切削水ノズルの高さ及び角度を調整するための切削水ノズル位置決め部を有することで、チャックテーブル上にノズル調整治具を置いた状態で、切削水ノズルを切削水ノズル位置決め部の上面に当接させて、切削水ノズルの位置を容易に調整することが可能となる。
冷却水ノズル位置決め部はノズル調整治具内における位置を調整できるものとすることで、例えば、加工結果が良い場合の切削装置のホイールカバーにおける冷却水ノズルの位置(高さ)に合わせてノズル調整治具の冷却水ノズル位置決め部の高さ位置を調整し、この高さ位置の調整がなされたノズル調整治具を用いて、その他の同型の切削装置の冷却水ノズル位置決め部の高さ位置を調整することで、同型の複数台の切削装置のいずれにおいても、装置中の同じ高さ位置に冷却水ノズルを容易に設定することが可能となる。
切削水ノズル位置決め部はノズル調整治具内における位置を調整できるものとすることで、例えば、加工結果が良い場合の切削装置のホイールカバーにおける切削水ノズルの高さ位置及び角度に合わせてノズル調整治具の切削水ノズル位置決め部の高さ位置及び角度を調整し、この高さ位置及び角度の調整がなされたノズル調整治具を用いて、その他の同型の切削装置の切削水ノズル位置決め部の高さ位置及び角度を調整することで、同型の複数台の切削装置のいずれにおいても、装置中の同じ高さ位置及び角度に切削水ノズルを容易に設定することが可能となる。
切削装置の一例を示す斜視図である。 スピンドルユニットに切削ブレードを装着する状態を示す斜視図である。 ホイールカバーの一例を示す斜視図である。 図4(A)は、ノズル調整治具の一例を示す斜視図である。図4(B)は、ノズル調整治具の一例を示す正面図である。 ノズル調整治具により、冷却水ノズルの位置及び切削水ノズルの位置を調整している状態を示す正面図である。
図1に示す切削装置1は、被加工物を保持するチャックテーブル30と、チャックテーブル30に保持された被加工物を切削ブレード60により切削する切削手段6とを少なくとも具備し、切削手段6は、切削ブレード60がボス部612bを有するマウントフランジ612を介してスピンドル610に装着されスピンドル610がスピンドルハウジング611によって回転可能に支持されたスピンドルユニット61と、スピンドルハウジング611に装着され切削ブレード60を取り付けるための開口部62aを備えるホイールカバー62と、ホイールカバー62に位置を調整可能に取り付けられ切削ブレード60を挟むように切削ブレード60の表面60a側及び裏面60b側に配設され切削ブレード60へ冷却水を供給する一対の冷却水ノズル69と、ホイールカバー62に位置及び角度を調整可能に取り付けられ切削ブレード60の外周方向から切削ブレード60に向かって切削水を供給する切削水ノズル68とを備えている。
チャックテーブル30は、例えば、その外形が円形状であり、ポーラス部材などからなり被加工物を吸着する吸着部300と、吸着部300を支持する枠体301とを備える。吸着部300は図示しない吸引源に連通し、吸着部300の露出面であり枠体301の上面と面一に形成されている保持面300a上でウエーハWを吸引保持する。なお、保持面300aは、Z軸に対し直交する水平面となっている。チャックテーブル30は、回転手段31により回転可能に支持されており、かつ、図示しない切削送り手段によってX軸方向での移動が可能となっている。また、チャックテーブル30の周囲には、チャックテーブル30の径方向に移動でき被加工物を支持するリングフレーム等を固定する固定クランプ32が配設されている。なお、チャックテーブル30は、図示のような円形のポーラスチャックに限定されるものではなく、四角形状のジグ式のチャックテーブル等であってもよい。
図1、2に示すスピンドルユニット61は、例えば、チャックテーブル30の保持面300aに対して水平に配置された円柱状のスピンドルハウジング611と、スピンドルハウジング611中に回転可能に支持され軸方向がX軸方向に対し水平方向に直交する方向(Y軸方向)であるスピンドル610と、スピンドルハウジング611から−Y方向に突出したスピンドル610の先端部分に着脱可能に装着されたマウントフランジ612とを備える。マウントフランジ612は、フランジ部612aと、フランジ部612aから厚み方向(Y軸方向)に突出しその側面にネジが設けられたボス部612bとを備える。
切削ブレード60は、例えば、電鋳ハブブレードであり、円盤状に形成されたアルミニウム製の基台600と、基台600の外周部に固定した切り刃601とを備える。なお、切削ブレード60は、電鋳ハブブレードに限定されるものではなく、ダイヤモンド砥粒等を例えばレジン等の適宜のバインダーで固定し、環状に成型したワッシャー型のブレードであってもよい。
切削ブレード60が、ボス部612bに挿入され、ボス部612bのネジと螺合するナット613によって、ナット613とフランジ部612aとによりY軸方向両側から挟まれることで、切削ブレード60は、マウントフランジ612を介してスピンドル610に装着される。そして、スピンドルハウジング611内に収容される図示しないモータがスピンドル610を回転駆動することに伴って、切削ブレード60も高速回転する。
図1,3に示すホイールカバー62は、その略中央部に切削ブレード60を取り付けるための開口部62aを備えており、スピンドルハウジング611に装着することで、開口部62aに切削ブレード60を位置付け、切削ブレード60を上方から覆うことができる。開口部62aは、ホイールカバー62をスピンドルハウジング611に装着することで、開口部62aの中心がスピンドル610のY軸方向に延びる軸芯線上に位置するように、すなわち、スピンドル610の回転中心と開口部62aの中心とが一致するように、ホイールカバー62において形成されている。
図1,3に示すホイールカバー62の基部62bには、ブレード破損検出器620が接続されている。ブレード破損検出器620は、切削ブレード60の上部を挟み込むように対向配置された発光部620a及び図示しない受光部を有している。すなわち、図1,3に示す光ファイバー620cに接続された発光部620aの先端と、同じく光ファイバー620dに接続された図示しない受光部の先端とが、切削ブレード60の上部の外周を挟んで対向し光軸がY軸方向に向くように位置付けられており、発光部620aから射出された検査光は、切削ブレード60の切り刃601によって部分的に遮光されて受光部に受光される。よって、ブレード破損検出器620は、受光部における受光量(透過率)の増加に応じて、切削ブレード60の全損や欠け等の破損状態を検出する。ブレード破損検出器620は、調整ネジ620eによって切削ブレード60に対する上下位置が調整され、固定ネジ620fによって調整された位置で固定される。
基部62bの後方側(−X方向側)には、冷却水ブロック621が調整ネジ621cによりZ軸方向に移動可能に締結されている。冷却水ブロック621には、−Y方向側から見て略L字形状の一対の冷却水ノズル69が固定されている。一対の冷却水ノズル69には、冷却水ブロック621を通じて供給ホース621aから冷却水が供給される。一対の冷却水ノズル69は、冷却水ブロック621から下方に延びた後、切削ブレード60の下部を切削ブレード60の表面60a側及び裏面60b側から挟むようにして+X方向側に互いに平行に延びている。図3に示すように、一対の冷却水ノズル69の先端側の切削ブレード60に相対する位置には、冷却水を噴射するスリット69aが複数X軸方向に整列して設けられており、複数のスリット69aによって側方から冷却水が噴射されて、切削ブレード60と被加工物との加工点の冷却が行われる。
また、冷却水ブロック621の下端には、噴射された冷却水を−X方向側に導く一対の飛沫カバー621bが、一対の冷却水ノズル69のY軸方向外側に位置するように配設されている。
基部62bの+X方向側には、切削水ブロック622が、調整ネジ622aによりY軸方向にスライド移動可能に締結されている。切削水ブロック622には、切削ブレード60の外周方向から切削ブレード60に向かって切削水を供給する切削水ノズル68が配設されている。例えば、切削水ブロック622には、連結ブロック622bが調整ネジ622cによってZ軸方向にスライド移動可能に締結されている。調整ネジ622cは連結ブロック622bに形成された長孔に挿通されており、調整ネジ622cを緩めて連結ブロック622bを長孔に沿って動かすことで、連結ブロック622bはZ軸方向にスライド移動できる。連結ブロック622bの下部には、切削水ノズル68を支持し調整ネジ622eを介して矢印A方向に角度調整が可能である切削水ノズル支持具622dが締結されている。
切削水ノズル68には、切削水ブロック622及び切削水ノズル支持具622dを通じて供給ホース622fが連通しており、切削水ノズル68の先端(切削水噴射口)は切削ブレード60の切り刃601に向かって開口している。切削水ノズル68は、調整ネジ622eを緩めて、切削水ノズル支持具622dを所定の角度に至るように調整した後、調整ネジ622eを締めることで、切削ブレード60に対する切削水の外周方向からの噴射角度を定めることができる。切削水ノズル68によって外周方向から切削ブレード60に切削水が噴射されることで、回転する切削ブレード60に切削水が巻き込まれて、加工点に生じる切削屑等と共に−X方向側に押し出されることで、加工点の洗浄及び冷却が行われる。
図4(A)、(B)に示すノズル調整治具7は、図1に示す切削装置1のチャックテーブル30上にノズル調整治具7を置いた状態で、一対の冷却水ノズル69及び切削水ノズル68の位置を調整するために用いられる治具である。例えば、ノズル調整治具7は、冷却水ノズル69の高さを調整するための冷却水ノズル位置決め部71と、切削水ノズル68の高さ及び角度を調整するための切削水ノズル位置決め部72とを備えている。例えば、冷却水ノズル位置決め部71及び切削水ノズル位置決め部72は、半透明のエンプラ樹脂等を所定の形状に成型して各々製造される。
例えば、ノズル調整治具7は、図4(A)、(B)に示す略直方体形状の基台7aを備えている。冷却水ノズル69の高さを調整するための冷却水ノズル位置決め部71は、例えば、略直方体状の形状を備えており、その上面71aには、X軸方向に互いに平行に延びる一対の嵌合溝710が形成されている。一対の嵌合溝710は、一対の冷却水ノズル69が冷却水ノズル位置決め部71の上面71aに当接された際に、各冷却水ノズル69がそれぞれの嵌合溝710に嵌る状態となるように、Y軸方向における互いの間隔が定められている。なお、冷却水ノズル位置決め部71の上面71aに、一対の嵌合溝710が形成されていなくてもよい。
冷却水ノズル位置決め部71は、例えば、基台7aの前面(−Y方向側)に配設された取り付けプレート73に、調整ネジ712によりZ軸方向に移動可能に締結されている。調整ネジ712は、冷却水ノズル位置決め部71の側面からY軸方向に貫通して形成された長孔に挿通されており、調整ネジ712を緩めて冷却水ノズル位置決め部71を長孔に沿ってZ軸方向にスライド移動させることで、基台7aに対する冷却水ノズル位置決め部71の高さ位置を変えることができる。なお、調整ネジ712の配設箇所は図示の例には限定されず、例えば、冷却水ノズル位置決め部71にもう一箇所長孔をY軸方向に向かって貫通形成し調整ネジ712を挿通させ、より正確に冷却水ノズル位置決め部71を長孔に沿ってZ軸方向に移動できるようにしてもよい。
切削水ノズル68の高さ及び角度を調整するための切削水ノズル位置決め部72は、例えば、全体が略L字状の形状を備えており、その上面72aには、例えば、段差が形成されている。本実施形態においては段差が1段であるが、2段以上あってもよい。このように、上面72aの高さ位置に違いを設け、切削水ノズル68を支持する切削水ノズル支持具622dの底面を上面72aに当接させることにより、切削水ノズル68の高さ位置を選択できるようになっている。切削水ノズル位置決め部72の上面72aからは、切削水ノズル支持具622dの角度を上面72aと共に規制する規制部720が立設されている。
切削水ノズル位置決め部72は、基台7aの前面(−Y方向側)に配設された取り付けプレート74に、調整ネジ721により矢印B方向に角度調整可能に締結されている。調整ネジ721は切削水ノズル位置決め部72の側面に形成された曲長孔に挿通されており、調整ネジ721を緩めて切削水ノズル位置決め部72を曲長孔に沿って移動させることで、切削水ノズル位置決め部72の基台7aに対する位置及び角度を変えることができる。また、切削水ノズル位置決め部72が締結されている取り付けプレート74が、調整ネジ741により基台7aに対してZ軸方向に移動可能に締結されていることにより、取り付けプレート74をZ軸方向に移動させることで、基台7aに対する冷却水ノズル位置決め部71のZ軸方向における高さ位置を調整できるようになっている。
以下に、図1、及び図4〜5を用いて、ノズル調整治具7により冷却水ノズル69の高さ位置や切削水ノズル68の高さ位置及び角度を調整する場合の、調整方法及びノズル調整治具7の各構成の動作について説明する。
まず、一対の冷却水ノズル69の高さ位置を調整する場合について、以下に説明していく。冷却水ノズル69の高さ位置を調整するにあたっては、図1に示すホイールカバー62において、冷却水ノズル69がどの高さ位置にある場合に良好な加工結果が得られるかを調べる実験をあらかじめ行う。例えば、被加工物のチッピングのサイズが小さくなったり、切削ブレード60のブレードの磨耗量が極端に多くならなかったりするときの条件を得るための実験を予め行う。そして、ホイールカバー62における冷却水ノズル69の適切な高さ位置を決定しておく。このホイールカバー62における冷却水ノズル69の適切な高さ位置は、例えば、上記実験において良好な加工結果が得られた場合における、チャックテーブル30の保持面300aから冷却水ノズル69までのZ軸方向における距離で定められる。なお、実験は、例えば、切削装置1を用いて、ダミーウエーハに対し切削加工を行うことにより行う。
次いで、ホイールカバー62における冷却水ノズル69の適切な高さ位置が決定された切削装置1を用いて、図4(A)、(B)に示すノズル調整治具7の調整を行う。すなわち、切削装置1のチャックテーブル30上にノズル調整治具7を冷却水ノズル位置決め部71の上面71aが上側を向くように置き、冷却水ノズル位置決め部71の上面71aが、先の実験により得られた良好な加工結果が得られた場合における冷却水ノズル69の適切な高さ位置に至るように、調整ネジ712を緩めて冷却水ノズル位置決め部71を長孔に沿ってZ軸方向にスライド移動させることで、ノズル調整治具7の調整を行う。
次いで、上述の実験に用いた切削装置1と同型の別の切削装置1の冷却水ノズル69の高さ位置を調整していく。まず、図1に示すチャックテーブル30をX軸方向に移動させ、切削手段6の下方に位置付ける。さらに、本実施形態においては図5に示すように、位置調整をより行いやすくするために、切削ブレード60をスピンドル610から取り外し、ホイールカバー62の開口部62aが空いている状態にする。なお、図5においては、ホイールカバー62が装着された状態となっているスピンドルハウジング611を備えるスピンドルユニット61については図示を省略している。また、冷却水ノズル69の高さ位置の調整時に切削ブレード60とノズル調整治具7とが接触するおそれがない場合は、切削ブレード60をスピンドル610から取り外さなくてもよい。
、チャックテーブル30の保持面300a上に、先に調整した冷却水ノズル位置決め部71を上面71aが上側を向くように載置し、上面71a上の一対の嵌合溝710が、一対の冷却水ノズル69の直下に来るように、冷却水ノズル位置決め部71を位置付ける。この状態において、冷却水ノズル位置決め部71の上面71aの高さ位置は、一対の冷却水ノズル69の高さを合わせるための適切な高さ位置となっている。
ここで、切削装置1の一対の冷却水ノズル69の高さ位置が、例えば、冷却水ノズル位置決め部71の上面71aよりも高い位置にあるとする。この場合においては、図5に示す調整ネジ621cを緩めて、冷却水ブロック621を長孔に沿って下方に動かしていき、冷却水ブロック621に固定されている一対の冷却水ノズル69を、冷却水ノズル位置決め部71の上面71aに当接させる。本実施形態においては、各冷却水ノズル69が、上面71a上の一対の嵌合溝710にそれぞれが嵌合する状態となる。
上記のように、ノズル調整治具7は、冷却水ノズル69の高さを調整するための冷却水ノズル位置決め部71を少なくとも有することで、チャックテーブル30上にノズル調整治具7を置いた状態で、冷却水ノズル69を冷却水ノズル位置決め部71の上面71aに当接させることで、冷却水ノズル69の位置を容易に調整することが可能となる。
また、ノズル調整治具7内における冷却水ノズル位置決め部71の位置を調整できるものとすることで、加工結果が良い場合の切削装置1のホイールカバー62における冷却水ノズル69の高さ位置に合わせてノズル調整治具7の冷却水ノズル位置決め部71の高さ位置を調整し、この高さ位置の調整がなされたノズル調整治具7を用いて、その他の同型の別の切削装置1の冷却水ノズル69の高さ位置を調整することで、同型の複数台の切削装置1のいずれにおいても、装置中の同じ高さ位置に冷却水ノズル69を容易に設定することができる。
次に、切削水ノズル68の高さ位置及び角度を調整する場合について、以下に説明していく。切削水ノズル68の高さ位置及び角度を調整するにあたっては、図1に示すホイールカバー62において切削水ノズル68がどの高さ位置及び角度にある場合に、例えば切削屑等が被加工物上面から十分に除去されている状態となる等の良好な加工結果が得られるかについてのデータを得るための実験を予め行うことで、ホイールカバー62における切削水ノズル68の適切な高さ位置及び角度を決定しておく。このホイールカバー62における切削水ノズル68の適切な高さ位置は、例えば、上記実験において良好な加工結果が得られた場合における、チャックテーブル30の保持面300aから切削水ノズル68までのZ軸方向における距離、すなわち、本実施形態においては、チャックテーブル30の保持面300aから切削水ノズル68を支持する切削水ノズル支持具622dの底面までのZ軸方向における距離で定められる。また、ホイールカバー62における切削水ノズル68の適切な角度は、例えば、上記実験において良好な加工結果が得られた場合における、チャックテーブル30の保持面300aに対する切削水ノズル68の傾斜角度、すなわち、本実施形態においては、チャックテーブル30の保持面300aに対する切削水ノズル68を支持する切削水ノズル支持具622dの傾斜角度により定められる。なお、実験は、例えば、切削装置1を用いて、ダミーウエーハに対し切削加工を行うことにより行う。
次いで、ホイールカバー62における切削水ノズル68の適切な高さ位置及び角度が決定された切削装置1を用いて、ノズル調整治具7の調整を行う。すなわち、例えば、切削装置1のチャックテーブル30上にノズル調整治具7を切削水ノズル位置決め部72の上面72aが上側を向くように置き、切削水ノズル位置決め部72の高いほうの上面72aが、先の実験において得られた良好な加工結果が得られた場合における切削水ノズル68の適切な高さ位置に至るように、調整ネジ741を緩めて取り付けプレート74を長孔に沿ってZ軸方向にスライド移動させる。また、例えば、図4(A)、(B)に示す調整ネジ721を緩めて切削水ノズル位置決め部72を曲長孔に沿って移動させることで、切削水ノズル位置決め部72のチャックテーブル30の保持面300aに対する角度を変える。本実施形態においては、切削水ノズル支持具622dの底面を切削水ノズル位置決め部72の上面72aに当接させつつ、切削水ノズル支持具622dの背面622gに、切削水ノズル位置決め部72の規制部720の前面720aを当接させる。このような調整を行うことで、切削水ノズル位置決め部72のチャックテーブル30の保持面30aに対する高さ位置及び角度が適切な状態となる。
次いで、上述の実験に用いた切削装置1と同型の別の切削装置1の切削水ノズル68の高さ位置及び角度を調整していく。まず、図1に示すチャックテーブル30をX軸方向に移動させ、切削手段6の下方に位置付ける。次いで、本実施形態においては、図5に示すように、調整をより行いやすくするために、切削ブレード60をスピンドル610から取り外し、ホイールカバー62の開口部62aが空いている状態にする。なお、冷却水ノズル69の高さ位置の調整時に切削ブレード60とノズル調整治具7とが接触するおそれがない場合は、切削ブレード60をスピンドル610から取り外さなくてもよい。
また、チャックテーブル30の保持面300a上に、先に調整した切削水ノズル位置決め部72を上面72aが上側を向くように載置し、高い方の上面72aが切削水ノズル68の直下、すなわち、本実施形態においては、切削水ノズル68を支持する切削水ノズル支持具622dの底面の直下に来るように、切削水ノズル位置決め部72を位置付ける。この状態において、切削水ノズル位置決め部72の上面72aの高さ位置は、切削水ノズル68の高さを合わせるための適切な高さ位置となっている。
ここで、切削装置1の切削水ノズル68の高さ位置が、例えば、切削水ノズル位置決め部72の上面72aよりも高い位置にあるとする。この場合においては、図5に示す調整ネジ622cを緩めて、連結ブロック622bを長孔に沿って下方に動かしていき、切削水ノズル支持具622dの底面を、切削水ノズル位置決め部72の高いほうの上面72aに当接させる。この状態において、切削水ノズル支持具622dの背面622g(図5においては、+X方向側を向いている面)が、切削水ノズル位置決め部72の規制部720の前面720a(図5においては、−X方向側に向いている面)に当接していない場合には、調整ネジ721を緩めて、切削水ノズル支持具622dを曲長孔に沿って動かしていき、切削水ノズル支持具622dの背面622gを、切削水ノズル位置決め部72の規制部720の前面720aを当接させる。
上記のように、ノズル調整治具7は、切削水ノズル68の高さ及び角度を調整するための切削水ノズル位置決め部72を有することで、チャックテーブル30上にノズル調整治具7を置いた状態で、切削水ノズル68を切削水ノズル位置決め部72の上面72aに当接させることで、切削水ノズル68の高さ位置及び角度を容易に調整することが可能となる。
また、ノズル調整治具7内における切削水ノズル位置決め部72の位置を調整可能とすることで、加工結果が良い場合の切削装置1のホイールカバー62における切削水ノズル68の高さ位置及び角度に合わせてノズル調整治具7の切削水ノズル位置決め部72の高さ位置及び角度を調整し、この調整がなされたノズル調整治具7を用いて、その他の同型の別の切削装置1の切削水ノズル68の高さ位置及び角度を調整することで、同型の複数台の切削装置1のいずれにおいても、装置中の同じ高さ位置及び角度に切削水ノズル68を容易に設定することができる。
なお、本発明に係るノズル調整治具7は上記実施形態に限定されるものではなく、また、添付図面に図示されているノズル調整治具7の各構成の配設位置や大きさ等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
例えば、被加工物がパッケージ基板であり、このパッケージ基板を切削し完全に切断する場合には、パッケージ基板の裏面にダイシングテープを貼着せずに、パッケージ基板の裏面を直にチャックテーブルの保持面に接触させた状態で吸引保持を行い、吸引保持されたパッケージ基板の切削を行っていくことが多い。この場合においては、本実施形態におけるように、加工結果が良い場合の切削装置1のホイールカバー62における冷却水ノズル69の位置(高さ)を決定する実験においては、チャックテーブル30の保持面300aから冷却水ノズル69までのZ軸方向における距離が基準となってくる。
しかし、被加工物が、半導体ウエーハ等である場合においては、ウエーハに貼着された粘着テープの粘着面の外周部をリングフレームに貼着することで、ウエーハを、粘着テープを介してリングフレームに支持された状態(フレームユニットとなった状態)とし、このフレームユニットの状態で、ウエーハに対する加工を行っていく場合が多い。よって、この場合は、加工結果が良い場合の切削装置1のホイールカバー62における冷却水ノズル69の位置(高さ)を決定する実験においては、チャックテーブル30の保持面300a上に載った状態となっている粘着テープの上面から冷却水ノズル69までのZ軸方向における距離が基準となってくる。したがって、この場合においては、チャックテーブル30上の粘着テープ越しにノズル調整治具7を置いた状態で、ノズル調整治具7による冷却水ノズル69等の調整が行われる。
また、チャックテーブル30の保持面300a上がノズル調整治具7の載置により傷付けられることを防ぐために、切削装置1において、チャックテーブル30の近傍に、チャックテーブル30の保持面300aとZ軸方向の高さ位置が同一となる保持面を備えた調整用のテーブルを配設することにより、ノズル調整治具7による冷却水ノズル69等の調整を、この調整用のテーブルで行うものとしてもよい。
1:切削装置
30:チャックテーブル 300:吸着部 300a:保持面 301:枠体
31:回転手段 32:固定クランプ
6:切削手段
60:切削ブレード 60a:切削ブレードの表面 60b:切削ブレードの裏面
600:基台 601:切り刃
61:スピンドルユニット 610:スピンドル 611:スピンドルハウジング
612:マウントフランジ 612a:フランジ部 612b:ボス部 613:ナット
62:ホイールカバー 62a:開口部 62b:基部
620:ブレード破損検出器 620a:発光部 620c、620d:光ファイバー
620e:調整ネジ 620f:固定ネジ
621:冷却水ブロック 621a:供給ホース 621b:一対の飛沫カバー
621c:調整ネジ
69:一対の冷却水ノズル 69a:スリット
622:切削水ブロック 622a、622c、622e:調整ネジ
622b:連結ブロック 622d:切削水ノズル支持具
622g:切削水ノズル支持具の背面 622f:供給ホース
68:切削水ノズル
7:ノズル調整治具 7a:基台
71:冷却水ノズル位置決め部 71a:冷却水ノズル位置決め部の上面
710:一対の嵌合溝 712:調整ネジ 73:取り付けプレート
72:切削水ノズル位置決め部 72a:切削水ノズル位置決め部の上面
720:規制部 720a:規制部の前面 721:調整ネジ
74:取り付けプレート 741:調整ネジ

Claims (5)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物を切削ブレードにより切削する切削手段とを少なくとも具備し、
    該切削手段は、該切削ブレードがボス部を有するマウントフランジを介してスピンドルに装着され該スピンドルがスピンドルハウジングによって回転可能に支持されたスピンドルユニットと、該スピンドルハウジングに装着され切削ブレードを取り付けるための開口部を備えるホイールカバーと、該ホイールカバーに位置を調整可能に取り付けられ該切削ブレードを挟むように該切削ブレードの表面側及び裏面側に配設され該切削ブレードへ冷却水を供給する一対の冷却水ノズルと、該ホイールカバーに位置及び角度を調整可能に取り付けられ該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードに向かって切削水を供給する切削水ノズルと、を備える切削装置において使用されるノズル調整治具であって、
    該ノズル調整治具は、
    該冷却水ノズルの高さを調整するための冷却水ノズル位置決め部を少なくとも有し、
    該チャックテーブル上に該ノズル調整治具を置いた状態で、該冷却水ノズルを該冷却水ノズル位置決め部の上面に当接させることで、該冷却水ノズルの位置を調整し、
    該冷却水ノズル位置決め部は、該ノズル調整治具内における位置を調整できることを特徴とするノズル調整治具。
  2. 被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物を切削ブレードにより切削する切削手段とを少なくとも具備し、
    該切削手段は、該切削ブレードがボス部を有するマウントフランジを介してスピンドルに装着され該スピンドルがスピンドルハウジングによって回転可能に支持されたスピンドルユニットと、該スピンドルハウジングに装着され切削ブレードを取り付けるための開口部を備えるホイールカバーと、該ホイールカバーに位置を調整可能に取り付けられ該切削ブレードを挟むように該切削ブレードの表面側及び裏面側に配設され該切削ブレードへ冷却水を供給する一対の冷却水ノズルと、該ホイールカバーに位置及び角度を調整可能に取り付けられ該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードに向かって切削水を供給する切削水ノズルと、を備える切削装置において使用されるノズル調整治具であって、
    該ノズル調整治具は、
    該切削水ノズルの高さ及び角度を調整するための切削水ノズル位置決め部を少なくとも有し、
    該チャックテーブル上に該ノズル調整治具を置いた状態で、該切削水ノズルを該切削水ノズル位置決め部の上面に当接させることで、該切削水ノズルの位置を調整し、
    該切削水ノズル位置決め部は、該ノズル調整治具内における位置を調整できることを特徴とするノズル調整治具。
  3. 前記ノズル調整治具は、
    前記切削水ノズルの高さ及び角度を調整するための切削水ノズル位置決め部を有し、
    前記チャックテーブル上に該ノズル調整治具を置いた状態で、前記切削水ノズルを該切削水ノズル位置決め部の上面に当接させることで、該切削水ノズルの位置を調整する、請求項1に記載のノズル調整治具。
  4. 前記切削水ノズル位置決め部は、前記ノズル調整治具内における位置を調整できる請求項3に記載のノズル調整治具。
  5. 前記ノズル調整治具は、
    前記冷却水ノズルの高さ及び角度を調整するための冷却水ノズル位置決め部を有し、
    前記チャックテーブル上に該ノズル調整治具を置いた状態で、前記冷却水ノズルを該冷却水ノズル位置決め部の上面に当接させることで、該冷却水ノズルの位置を調整する、請求項2に記載のノズル調整治具。
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