JP4791813B2 - 切削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、切削ブレードを備えた切削装置、特に、切削ブレードの欠けや磨耗等の状態を検出する機能を有する切削装置に関するものである。
IC、LSI等のデバイスが複数形成されたウェーハは、高速回転する切削ブレードを用いて縦横に切削することにより個々のチップに分割され、各種電子機器に利用されている。
上記切削ブレードは、高速回転可能なスピンドルに装着されて使用されるもので、その外周には、切り刃部が形成されている。この切り刃部は、ダイヤモンド等からなる砥粒を電鋳、メタルボンド、レジンボンド等で固めて構成されるため、切削により経時的に劣化して欠けや磨耗が生じ、切削により形成される個々のデバイスの品質を低下させるという問題がある。
かかる問題を解決するために、本出願人は、切削ブレードを構成する切り刃部の外周縁部を撮像してその形状を確認し、許容できない欠け等が生じた際に直ちに切削ブレードを交換することができる装置を開発した(特許文献1参照)。かかる装置においては、発光素子において発せられた光を光ファイバ等の光伝送手段によって切削ブレードの近傍の出力端まで導いて切削ブレードに対して光を照射し、その反射光を光ファイバ等の光伝送手段によって受光素子まで導いて反射光を撮像することとしている。
特許第2627913号公報
しかし、切削ブレードによる切削時には、切削ブレードと被加工物との接触部に切削水を供給することが必要である。したがって、切削ブレードに光を照射して反射光を撮像する構成では、切削ブレードの高速回転により飛散する切削水の飛沫によって反射光が散乱し、取得した画像から切削ブレードを認識できない場合があるため、切削ブレードの欠けや磨耗等を検出することができないことがあった。
また、発光素子から発せられる光は、光ファイバによって切削ブレードの近傍まで導かれ、反射光も光ファイバによって受光素子まで導かれており、光ファイバは柔軟性に欠けるため、配線が困難であるという問題もある。また、切削ブレードを含む切削手段は切削時に移動するため、光ファイバも移動する構成となっているところ、柔軟性のない光ファイバは、移動の邪魔になるという問題もある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、光ファイバの配線に拘束されることなく、切削ブレードの状態を確実に把握できるように撮像することにある。
本発明は、被加工物を保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードを有する切削手段と、切削ブレードの切り刃部の状態を検出する切削ブレード検出手段とを少なくとも備えた切削装置に関するもので、切削手段は、切削ブレードに切削水を供給する切削水ノズルを有するブレードカバーを備え、切削ブレード検出手段は、切削ブレードの切り刃部に対して照射する光の光源と、発光した光が切削ブレードの切り刃部に照射されるように光を反射させる反射鏡とを含む発光手段と、発光手段と対面し切削ブレードの切り刃部を撮像する撮像素子と、顕微鏡と、発光手段から照射される光の進路上に位置して切削ブレードを含む像を反射させ顕微鏡に伝達する反射鏡とを含む撮像手段とを少なくとも有し、発光手段及び撮像手段は、ブレードカバーに装着され、撮像手段には、切削ブレードの切り刃部の欠けの大きさが許容値を超えているかどうかを判断する欠け判断部が接続され、光源には、光源を点滅させる点滅制御部が接続され、点滅制御部は、切削ブレードの切り刃部の直径をD[mm]、切削ブレードの回転数をM[rpm]、撮像手段によって取得される1画像における切削ブレードの切り刃部の外周縁部の幅をW[mm]とし、切削ブレードの切り刃部の外周縁部の全周を撮像するために必要な画像数Kを、
K≧πD/W
によって求め、
N及びnを0から任意の正の整数とし、該発光手段を発光させるタイミングTを、
T[秒]={60[秒]/M}N+{60[秒]/(MK)}n
によって求め、
nは0からKまで変化しうる
本発明では、発光手段と撮像手段とが対面する構成としたため、撮像時に発光手段を発光させて取得した画像においては、切削ブレードによって遮られる部分と遮られない部分とのコントラストが明確になり、たとえ飛散する切削水の飛沫があっても、切削ブレードの切り刃部の外周形状を明確に認識できる画像を取得することができる。また、発光手段及び撮像手段がブレードカバーに装着されることにより、光ファイバを使用する必要がなく、配線の必要がない。
切削ブレードの切り刃部の直径をD[mm]、切削ブレードの回転数をM[rpm]、撮像部によって取得される1画像における該切削ブレードの切り刃部の外周縁部の幅をW[mm]とし、点滅制御部が、切削ブレードの外周縁部の全周を撮像するために必要な画像数Kを、
K≧πD/W
によって求め、N及びnを0から任意の正の整数まで増加させ、発光部を発光させる時点Tを、
T[秒]={60[秒]/M}N+{60[秒]/(MK)}n
によって求めるため、切削ブレードの切り刃部の外周縁部の全領域を明確に認識できる画像を取得することができる。また、N及びnを変数としたことにより、これらを柔軟に設定することで、撮像のタイミングを適宜調整することができる。
切削ブレードの切り刃部の欠けの大きさが許容値を超えているかどうかを判断する欠け判断部が撮像手段に接続されるため、欠けが許容値を超えている場合に直ちにその旨をオペレータに報知することができ、オペレータは直ちに切削ブレードを交換することができる。
図1に示す切削装置1は、被加工物を切削して個々のチップに分割する装置であり、その前面側には、オペレータが切削条件等の各種情報を入力するための操作手段2が設けられている。また、装置上部には、画像を含む各種情報を表示させることができる表示手段3を備えている。
切削される被加工物としては、表面に複数のデバイスが形成された図1に示すウェーハWが一例として挙げられる。このウェーハWを切削するにあたっては、ウェーハWがテープTに貼着され、テープTにはリング状のフレームFも貼着され、ウェーハWがテープTを介してフレームFと一体となった状態となる。こうしてテープTを介してフレームFに支持されたウェーハWは、ウェーハカセット4に複数収容される。
ウェーハカセット4の−Y方向側には、ウェーハカセット4から切削前のウェーハWを搬出すると共に切削済みのウェーハをウェーハカセット4に収納する機能を有する搬出入手段5が配設されている。ウェーハカセット4と搬出入手段5との間には、フレームFに支持されたウェーハWが一時的に載置される仮置き領域6が設けられており、ウェーハカセット6から搬出されたウェーハWは、仮置き領域6に載置される。
ウェーハカセット4から搬出され仮置き領域6に載置されたウェーハWは、フレームFと一体になった状態で搬送手段7によって保持され、その旋回によってチャックテーブル8に搬送される。
チャックテーブル8は、X軸方向に移動可能であると共に回転可能に構成されており、テープTを介してウェーハWを保持する。チャックテーブル8のX軸方向の移動経路の上方には、撮像部90によりウェーハを撮像して切削すべき領域を検出するアライメント手段9が配設されている。チャックテーブル8に保持されたウェーハWは、チャックテーブル8の+X方向の移動により撮像部90の直下に移動し、撮像部90によってその表面が撮像され、アライメント手段9によって切削すべき領域が検出される。その後、チャックテーブル8が更に+X方向に移動し、ウェーハWが切削手段10の作用を受ける。
切削手段10は、図2に示すように、ハウジング100と、ハウジング100によって回転可能に支持されたスピンドル101と、スピンドル101の先端部に装着される切削ブレード102と、装着された切削ブレード102を固定するナット103と、ブレードカバー104とから構成される。切削ブレード102の外周縁部には、切り刃部102aが固着されている。切り刃部102aは、ダイヤモンド等からなる砥粒を電鋳、メタルボンド、レジンボンド等で固めて構成される。スピンドル101に切削ブレード102を装着し、ナット103によって固定された状態を図3に示す。
切削ブレード102はブレードカバー104によって覆われている。ブレードカバー104は、スピンドルハウジング100に固定される固定ユニット105と、固定ユニット105に対して接近及び離反可能な可動ユニット106とから構成される。
可動ユニット106の下端には、切削ブレード102に対して切削水を供給する一対の切削水ノズル107を備えている。切削水ノズル107は、切削ブレード102を前方側(+Y方向側)及び後方側(−Y方向側)から挟むようにして2つ配設され、それぞれの切削水ノズル107には、上部に備えた2つの切削水流入部108から流入した切削水が供給され、その切削水が切削水ノズル107から切削ブレード102に向けて吐出される。また、可動ユニット106の前方側には、切削ブレード102の切り刃部102aに光を照射する発光手段109を備えている。
図2に示すように、固定ユニット105の可動ユニット106側の端部からは、ピストン110が突出しており、ピストン110の先端部には可動ユニット106が固定されている。固定ユニット105の−X方向側端部にはエアー流入口111a、111bが設けられており、エアー流入口111aにエアーを供給することにより、ピストン110が+X方向にスライドし、これに伴い可動ユニット106が+X方向に移動して、図2に示す如く解放状態となる。一方、エアー流入口111bにエアーを供給すると、図3に示すように、可動ユニット106が最も−X方向に位置するとなり、可動ユニット106と固定ユニット105とが密着して一体化され、2つの切削水ノズル107が切削ブレード102の前後に位置する状態となる。
固定ユニット105の下部には、洗浄水を噴出する一対の洗浄水ノズル112が配設されている。洗浄水ノズル112は、それぞれが2つの切削水ノズル107の−X方向の延長線上に位置している。洗浄水ノズル112には、固定ユニット105の上部に設けられた洗浄水流入部113から流入する洗浄水が供給されて噴出される。
固定ユニット105の上部には、撮像手段114が収容されている。撮像手段114は、ブラケット115によって支持されており、ブラケット115と位置調整部116とによって基台117が挟持されている、位置調整部116は、基台117に形成された縦長の細孔117aを摺動可能であり、位置調整部116を上下方向に摺動させることにより、撮像手段114の上下方向の位置を調整することができる。発光手段109と撮像手段114とで、切削ブレード102の切り刃部102aの状態を検出する切削ブレード検出手段132が構成される。
図4に示すように、発光手段109は点滅制御部118に接続されており、点滅制御部118において定められたタイミングで点滅する。点滅制御部118は、スピンドル101の回転数を求めることができる回転数検出部119と接続されており、点滅制御部118では、スピンドル101の回転数に応じて発光手段109における点滅のタイミングを制御することができる。
発光手段109は、LED等の光源120を備えており、その下方には集光レンズ121及び反射鏡122が配設されている。集光レンズ121において集光され反射鏡122で反射された光は、水平方向(−Y方向)に進行し、切削ブレード102の切り刃部102a及び撮像手段114に向けられる。
撮像手段114においては、発光手段109から進行する光の進路上に反射鏡123が配設されており、反射鏡123で反射して上昇する光の進路上には凸レンズ124、125を備えた顕微鏡126が配設されている。顕微鏡126の上方にはCCDカメラ等の撮像素子を含む撮像カメラ127が配設されており、顕微鏡126において拡大された像が撮像素子において電気信号に変換される。
撮像カメラ127は、画像処理部128に接続されており、撮像カメラ127から画像処理部128に転送された画像情報には、画像処理部128において処理が施される。画像処理部128には、図1に示した表示手段3が接続されており、画像処理部128において処理した画像を表示手段3に表示させることができる。また、画像処理部128は、取得した画像に基づき切削ブレード102の切り刃部102aの磨耗の量が所定の許容値を超えているかどうかを判断する磨耗判断部129と、取得した画像に基づき切削ブレード102の切り刃部102aの欠けの大きさが所定の許容値を超えているかどうかを判断する欠け判断部130とに接続されている。
発光手段109と撮像手段114との間には、切削ブレード102に対して上方から高圧エアーを吹きかける高圧エアー噴出手段131が配設されており、切削ブレード102に付着する切削屑や切削水を高圧エアーの噴出により除去することができる。
図1に戻って説明すると、アライメント手段9によってウェーハWの切削すべき領域が検出された後、チャックテーブル8と共にウェーハWがX軸方向に移動しながら、切削ブレード102の高速回転を伴って切削手段10が下降すると、アライメント手段9によって検出された領域に切削ブレード102の切り刃部102aが切り込んで切削が行われる。切削中は、切削水ノズル107からウェーハWに対して切削水が供給される。また、切削手段10をY軸方向にインデックス送りしながらウェーハWをX軸方向に移動させ、更にチャックテーブル8を90度回転させてから同様の切削を行うと、ウェーハWが縦横に切削されて個々のデバイスに分割される。
図4に示すように、光源120から発せられた光は、集光レンズ121で集光された後に反射鏡122において反射し、切削ブレード102の切り刃部102aに向けて照射される。また、発光手段109を構成する反射鏡122で反射した光の進路上には、切削ブレード102の切り刃部102aがあるため、撮像手段114を構成する反射鏡123で反射する像には切削ブレード102の切り刃部102aが含まれ、その像が顕微鏡126において拡大されて撮像カメラ127によって撮像され、取得された画像には切り刃部102aが映る。光源120が発光するタイミングは点滅制御部118によって制御することができ、発光手段109は、撮像手段114による撮像時のフラッシュとして機能する。ウェーハの切削中は、光源120が定期的に発光すると共に、光源120が発光したタイミングで撮像手段114が切り刃部102aの外周縁部102bを含む領域を撮像する。撮像時に光源120を発光させて取得した画像においては、切削ブレード102によって遮られる部分と遮られない部分とのコントラストが明確になるため、飛散する切削水の飛沫もいっしょに撮像されたとしても、切削ブレード102の外周縁部102bを明確に認識できる画像が撮像カメラ127によって取得される。
撮像カメラ127によって取得された画像には、必要に応じて画像処理部128において2値化処理等をくわえた後に、表示手段3にその画像が表示され、オペレータは、その画像を見ることにより、切り刃部102aの欠けの状態を把握することができる。
点滅制御部118では、回転数検出部119から転送されるスピンドル101の回転数に関する情報に基づき、光源120の発光タイミングを算出する。具体的には、例えば以下のような処理を行う。
図4に示すように、オペレータによって操作手段2(図1参照)から入力され予めメモリ等に記憶された切削ブレード102の切り刃部102aの直径をD[mm]とし、回転数検出部119により検出された切削ブレード102の回転数をM[rpm]とする。また、撮像手段114による一度の撮像により取得される画像に映る切削ブレード102の外周縁部102bの幅をW[mm]とし、点滅制御部118では、これらの値を下記の式(1)に代入し、外周縁部102bの全領域を撮像するために必要な画像数Kを求める。
K≧πD/W・・・(1)
更に、点滅制御部118は、下記の式(2)により、光源120を発光させるタイミングTを求める。
T[秒]={60[秒]/M}N+{60[秒]/(MK)}n・・・(2)
切削ブレード102の回転における原点を設定すると、上記式(2)における第1項の{60[秒]/M}Nは、切削ブレード102がその原点に位置するタイミングである。ここで、Nは、0から任意の正の整数まで増加する変数であり、切削ブレード102が1回転するごとに、例えば1ずつ増加させていく。
一方、上記式(2)における第2項の{60[秒]/(MK)}nは、切削ブレード102が上記原点からの変位位置に位置するタイミングである。nは、0から式(1)によって求めたK(正の整数)まで、例えば1ずつ増加させる。
例えば、N=0である間にnを0からKまで増加させると、N=0における切削ブレード102の1回転中において、K回の撮像が行われ、これによって、切削ブレード102の外周縁部102bの全領域を撮像することができる。また、N=1、N=2、N=3、・・・、N=Kと増加させると、撮像の間隔が広がる。そしてnをn=1、n=2、・・・、n=Kと増加させることにより、切削ブレード102がN回転するごとに隣接する領域が次々と撮像されてK回の撮像が行われ、常に切削ブレード102の外周縁部102bの全領域を撮像することができる。なお、N及びnは変数であるため、これらを柔軟に設定することで、撮像のタイミングを適宜調整することができる。例えば、Nの値を偶数のみにすれば、1周おきに外周縁部102の全領域が撮像されるようになる。また、nを特定の値に固定した場合は、外周縁部102bの特定の領域のみを撮像し続けることができる。
上記式(1)及び式(2)によって発光部107aを発光させる時点を求め、例えば点滅制御部118による制御の下で光源120の発光の時点と同時に撮像手段114によって撮像を行うと、切削ブレード102の外周縁部102bの全領域を明確に認識できる画像を取得することができるため、もれなく切削ブレード102の欠けや磨耗の有無を判断することが可能となる。
画像処理部128にて2値化された画像は、CPUやメモリを有する欠け判断部130及び磨耗判断部129に転送される。欠け判断部129では、切削ブレード102の切り刃部102aに生じている欠けの大きさや程度を判断し、欠けが許容値を超えているかどうかを判断する。磨耗判断部129は、切削ブレード102の切り刃部102aに生じていでる磨耗の大きさや程度を判断し、磨耗が許容値を超えているかどうかを判断する。具体的には、以下のような処理を行う。
欠け判断部130では、2値化画像のうち切削ブレード102の切り刃部102aが占める面積を画素数により算出してメモリに記憶する。この処理は、撮像したすべての画像について行ってもよいし、一部の画像のみを抽出するようにしてもよい。
切削ブレード102の欠けを検出する場合は、求めたすべての面積の値を比較し、その中から最大値と最小値を求め、最大値と最小値との差を求める。この差の値は、切削ブレード102の外周縁部102bに生じている欠けの大きさを示す。すなわち、欠けが全くない場合は、最大値と最小値との差が0になる。
次に、その求めた差が所定の許容値以下かどうかを判断する。所定の許容値は、図1に示した操作手段2から入力してメモリに記憶させておくことができる。欠け判断部130は、最大値と最小値との差が許容値以下であれば、欠けがないか、あったとしても切削に支障がない程度であるとしてそのまま切削を続行する。一方、最大値と最小値との差が許容値を越えている場合は、そのまま切削を続行するとデバイスの品質を低下させるおそれがあるため、欠け判断部130は、その旨をオペレータに報知する。報知の方法としては、音を鳴らす、表示手段3に表示させる等がある。報知を受けたオペレータは、切削を中断して切削ブレードを新しいものに交換することにより、品質の低いデバイスが形成されるのを事前に回避することができる。
磨耗判断部129において、切削ブレード102の切り刃部102aの磨耗量が所定の許容値を超えているかどうかを判断する場合は、磨耗がない未使用の切削ブレードの切り刃部の外周縁部を予め撮像して2値化し、その2値化画像のうち切削ブレードが占める領域の面積をメモリに記憶しておく。そして、その求めた面積と、定期的にまたは常時切削中における切削ブレード102の切り刃部102aを撮像し、撮像により取得して2値化した2値化画像における切削ブレード102が占める面積と、画像中における未使用の切削ブレードが占める面積との差を逐一求め、その差が予め入力されメモリに記憶された許容値未満であれば、磨耗が許容範囲内であると判断する。一方、その差がメモリに記憶された許容値以上である場合は、磨耗が許容範囲を越えたと判断し、オペレータに報知する。報知を受けたオペレータは、切削を中断して切削ブレードを新しいものに交換することにより、品質の低いデバイスが形成されるのを事前に回避することができる。
本発明に係る切削装置の一例を示す斜視図である。 同切削装置を構成する切削手段の一例を示す分解斜視図である。 切削手段を示す斜視図である。 切削ブレード検出手段の構成の一例を略示的に示す断面図である。
1:切削装置
2:操作手段 3:表示手段 4:ウェーハカセット 5:搬出入手段 6:仮置き領域
7:搬送手段 8:チャックテーブル
9:アライメント手段
90:撮像部
10:切削手段
100:ハウジング 101:スピンドル
102:切削ブレード
102a:切り刃部 102b:外周縁部
103:ナット
104:ブレードカバー 105:固定ユニット 106:可動ユニット
107:切削水ノズル 108:切削水流入部 109:発光手段
110:ピストン 111a、111b:エアー流入口 112:洗浄水ノズル
113:洗浄水流入部 114:撮像手段 115:ブラケット 116:位置調整部
117:基台 117a:細孔 118:点滅制御部 119:回転数検出部
120:光源 121:集光レンズ 122、123:反射鏡
124、125:凸レンズ 126:顕微鏡 127:撮像カメラ 128:画像処理部129:磨耗判断部 130:欠け判断部 131:高圧エアー噴出手段
132:切削ブレード検出手段

Claims (1)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードを有する切削手段と、該切削ブレードの切り刃部の状態を検出する切削ブレード検出手段とを少なくとも備えた切削装置であって、
    該切削手段は、該切削ブレードに切削水を供給する切削水ノズルを有するブレードカバーを備え、
    該切削ブレード検出手段は、
    該切削ブレードの切り刃部に対して照射する光の光源と、発光した光が該切削ブレードの切り刃部に照射されるように該光を反射させる反射鏡とを含む発光手段と、
    該発光手段と対面し該切削ブレードの切り刃部を撮像する撮像素子と、顕微鏡と、該発光手段から照射される光の進路上に位置して該切削ブレードを含む像を反射させ該顕微鏡に伝達する反射鏡とを含む撮像手段と
    を少なくとも有し、
    該発光手段及び該撮像手段は、該ブレードカバーに装着され、
    撮像手段には、該切削ブレードの切り刃部の欠けの大きさが許容値を超えているかどうかを判断する欠け判断部が接続され、
    該光源には、該光源を点滅させる点滅制御部が接続され、該点滅制御部は、該切削ブレードの切り刃部の直径をD[mm]、該切削ブレードの回転数をM[rpm]、該撮像手段によって取得される1画像における該切削ブレードの切り刃部の外周縁部の幅をW[mm]とし、該切削ブレードの切り刃部の外周縁部の全周を撮像するために必要な画像数Kを、
    K≧πD/W
    によって求め、
    N及びnを0から任意の正の整数とし、該発光手段を発光させるタイミングTを、
    T[秒]={60[秒]/M}N+{60[秒]/(MK)}n
    によって求め、
    nは0からKまで変化しうる
    切削装置。
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