JP2019134348A - 画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読取対象の原稿において傾き補正を実施するか否かを判別することができる画像読取装置を提供する【解決手段】画像読取装置は、原稿の幅方向の端部を挟み込む1対のガイド板、原稿を挟み込んだ状態のガイド板間の幅をガイド幅として計測する原稿ガイド幅検知センサ、原稿を搬送する各種ローラ、原稿画像を読み取る表面読み取りユニットを有する。また、搬送される原稿の幅を原稿幅として検知し、搬送される原稿の傾き量を検知する画像処理部を有する。画像処理部は、また、検知した傾き量に応じて読み取った原稿画像を補正する。画像読取装置は、ガイド幅と原稿幅とを比較し、比較の結果に応じて傾き補正を実施するか否かを制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置の技術に関する。
複写機等に装着されるADF(Auto Document Feeder)を有する画像読取装置では、搬送ローラの摩耗などの要因により原稿が読み取りセンサに対して相対的に傾いた状態で原稿画像を読み取ることがある。
画像読取装置が傾いた状態の原稿の画像を読み取った場合、得られる画像データも傾いた状態となるため利用者にとっては好ましくない。このため読み取った画像データにおける傾きを補正する処理を行うことがある。ここで、この画像データの処理による傾き補正は、補正に使用する画像メモリの容量などから最大補正角度が存在するのが一般的である。
例えば、最大補正角度以上に原稿が傾いていた場合の処理方法としては、利用者が機器の設定を行い、当該設定により傾き補正を実施しないか、あるいは最大補正角度分まで補正する、という処理を選択可能とする方法が提案されている(特許文献1)。
特開2000−244728号公報
しかしながらこの方法を用いる場合、利用者は画像読み取りを実行するより前に傾き補正の機器設定を実施しなければならない。例えば、原稿先端が90[°]の角度ではなく斜めになっていたり、原稿にタブがついていたりといった場合など正常に傾き補正が行える可能性が低い原稿が読み取り対象であることがある。この場合には傾き補正は実施しない、といった作業を利用者が判断して行う必要がある。また、正常に傾き補正できる可能性が高い長方形の原稿の場合は傾き補正を実施する、といった作業も利用者が判断して行う必要がある。
このように利用者としては原稿から傾き補正を実施して問題ないか否かを推測して都度設定を行うこととなり、装置としての使い勝手が悪くなる、という課題がある。
本発明は、読取対象の原稿において傾き補正を実施するか否かを判別することができる画像読取装置を提供することを、主たる目的とする。
本発明の画像読取装置は、原稿トレイに載置された原稿の搬送方向に平行して配置され、当該原稿の幅方向の端部を挟み込む1対のガイド板と、前記原稿を挟み込んだ状態のガイド板間の幅をガイド幅として計測するガイド幅計測手段と、前記原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される原稿を読み取る読取手段と、前記搬送手段により搬送される原稿の幅を原稿幅として検知する原稿幅検知手段と、前記搬送手段により搬送される原稿の傾き量を検知する傾き検知手段と、前記読取手段が読み取った原稿画像を、前記傾き検知手段により検知した傾き量に応じて補正する傾き補正手段と、前記ガイド幅計測手段により検知されたガイド幅と、前記原稿幅検知手段により検知された原稿幅とを比較し、比較の結果に応じて前記傾き補正手段による傾き補正を実施するか否かを制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、読取対象の原稿において傾き補正を実施するか否かを判別することができる。
第1実施形態に係る画像読取装置の一例を示す断面図。 画像読取装置が有する制御部の構成の一例を示すブロック図。 画像読取装置を上から見た図。 (a)、(b)は、原稿傾きの検知方法を説明するための図。 画像読取装置による画像読み取り処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 原稿ガイド板に対して傾いて搬送される原稿とその検知主走査幅を示す図。 原稿の傾き角度と原稿ガイド幅と検知主走査幅の関係を示す表。 第2実施形態に係る画像読取装置による画像読み取り処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 傾いて搬送される原稿とその検知主走査幅を説明するための図。 第3実施形態に係る画像読取装置による画像読み取り処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 操作部の表示画面に表示される利用者への警告画面の一例を示す図。
以下、本発明を画像読取装置に適用した場合を例に挙げて、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
[画像読取装置及び画像形成装置の構成例]
図1は、ADFを含む画像読取装置の一例を示す断面図である。
本実施例の画像読取装置1000は、原稿の画像を読み取る画像読取部200、自動原稿給紙部(以下、ADFと称す)100を有する。また、画像読取装置1000は図示しないコントローラ300が接続される。
以下、ADF100の動作について、図1を参照しながら説明する。
[ADFの構成例]
ADF100を使用した片面原稿読み取り動作(以下、片面流し読みと称す)について説明する。
ADF100は、1枚以上の原稿シートで構成される原稿束Sを積載する原稿トレイ30、原稿の搬送開始前に原稿束Sが原稿トレイ30より突出して下流への進出を規制する分離パッド21及び分離ローラ2、給紙ローラ1を有する。
原稿トレイ30は、原稿検知センサ14が配置され、当該センサの検知結果に応じて原稿トレイ30上の原稿の有無が判別可能に構成される。例えば、原稿トレイ30には普通紙を最大100枚積載することが可能である。
給紙ローラ1は、原稿トレイ30に積載された原稿束Sの原稿面に落下して回転する。これにより、原稿束の最上面の原稿が所定の搬送方向に向けて給紙される。給紙ローラ1によって給紙された原稿は、分離ローラ2と分離パッド21の作用によって1枚に分離される。この分離は公知の分離技術によって実現される。
分離ローラ2と分離パッド21によって分離された原稿は、引抜ローラ3により、レジストローラ4へ向けて搬送される。レジストローラ4の下流側には、当該レジストローラ4を通過した原稿を表面流し読みガラス201方向へ搬送する給紙路が形成される。
レジストローラ4へ向けて搬送された原稿は、当該レジストローラ4に突き当てられる。これにより原稿はループ状のたわみが生じ、ループが形成されることで搬送時における原稿の傾きが解消される。
しかしながら、原稿の形状が長方形ではなく先端側が斜めになっているような場合には原稿の傾きが悪化してしまうことになる。また、レジストローラ4への原稿の突き当てにより原稿の傾きが解消した場合であっても、原稿読み取り位置までに原稿の傾きが再発生することがある。
例えば、原稿に張り付いた付箋や写真が原稿搬送路に引っかかった場合、レジストローラ4や読み取り上流ローラ5などにゆがみがあるためにまっすぐ搬送されない場合などが考えられる。
給紙路に送られた原稿は、読み取り上流ローラ5を介して画像読取位置に搬送される。
流し読みガラス201とリードローラ6の間を通過する原稿の表面はLED203a、203bで照射される。その反射光は、複数のミラー204a、204b、204cを介して屈曲されながら読取センサ208によって原稿の表面画像を1ラインずつ読み取られる(以下、表面読み取りと称す)。
読み取り下流ローラ7により搬送された原稿は、原稿の表面画像のみを読み取る場合には排紙センサ11を通過しながら排紙ローラ12によって原稿排紙トレイ13まで搬送される。原稿が原稿トレイ30上に複数枚有る場合には、最終原稿の読取及び原稿排紙トレイ13への排紙が終了するまで前述した処理を繰り返す。
原稿の裏面画像も読み取る場合には、表面画像を読み取り、原稿の後端が排紙センサ11を通過した後、排紙ローラ12を抜ける前に原稿を停止させる。そして排紙ローラ12を逆回転させることで、原稿をレジストローラ4へ向けて搬送し、前述した搬送と同じように搬送することで原稿の裏面を読み取ることができる。
裏面画像を読み取り完了後には、原稿の後端が排紙センサ11を通過した後に排紙ローラ12を抜ける前に原稿を停止させる。そして、再度原稿をレジストローラ4へ向けて搬送し、画像を読み取らずに原稿排紙トレイ13まで搬送する。原稿が原稿トレイ30上に複数枚有る場合には、最終原稿の読取及び原稿排紙トレイ13への排紙が終了するまで前述した処理を繰り返す。
[画像読取部の構成例]
画像読取部200は、原稿台ガラス209上に載置された原稿について、図1には図示しない光学系モータ226により移動可能に構成された表面読み取りユニット202を、図1の矢印に示す副走査方向に一定速度で移動する。この様にして画像読取部200は、原稿に記録された画像情報を1ラインずつ読取センサ208により読み取る(以下、固定読みと称す)。
また、表面読み取りユニット202をADF100の表面流し読みガラス201の中心位置(以下、表面流し読み原稿読取位置と称す)に移動し、原稿トレイ30に積載された原稿を給紙搬送し当該原稿の表面を読取センサ208により読み取る(片面流し読み)。
原稿トレイ30に積載された原稿の両面を読み取る場合、表面については片面流し読みと同様に読み取り、裏面については前述の通りADF100に搭載された裏面読み取りユニット102を介して読み取る(両面流し読み)。
図2は、画像読取装置1000が有する制御部の構成の一例を示すブロック図である。
リーダーADFコントローラ310は、中央演算処理装置であるリーダーADFコントローラ310用のCPU801、リードオンリーメモリであるROM802、ランダムアクセスメモリであるRAM803を有する。
なお、ROM802には、CPU801の制御プログラムが格納される。また、RAM803には、CPU801が使用する入力データや作業用データが格納される。
CPU801は、給紙ローラ1、分離ローラ2、引き抜きローラ3、レジストローラ4を回転駆動させる分離モータ820、読み取り上流ローラ5、リードローラ6、読み取り下流ローラ7、排紙ローラ12を駆動させる読取モータ821が接続される。CPU801は、これらの機能部を制御することにより原稿搬送機能を実現させる。
CPU801は、分離モータ820を正転させることで給紙ローラ1、分離ローラ2、引き抜きローラ3、レジストローラ4を、原稿を下流へ送る方向へ回転させることができる。CPU801は、紙搬送路上の原稿端部を検知する分離後センサ15、レジセンサ17、リードセンサ18、排紙センサ11が接続される。
なお、分離モータ820、読取モータ821はパルスモータであり、CPU801は各モータの駆動パルス数を管理し、前述した搬送路上の各種センサによる原稿検知の状況と関連させることで搬送中の原稿の位置を監視して制御を行う。
図3は、画像読取装置1000を上から見た図である。
原稿トレイ30には、図3に示すように、当該原稿トレイ30上に載置された原稿の搬送方向に平行して配置され、原稿の幅方向の端部を両側から挟み込む1対のガイド板(原稿ガイド板31)が配置される。
CPU801は、図3に示す矢印Aで示される、原稿トレイ30上の原稿ガイド板31間の幅(ガイド幅)を原稿ガイド幅検知センサ10の値を参照することにより検知することができる。原稿ガイド幅検知センサ10は、ガイド幅計測手段として機能する。
例えば、利用者が原稿を原稿トレイ30上に設置して原稿ガイド板31を原稿の幅に合わせた場合、図3に示すように原稿幅=原稿ガイド板31間の幅=Aとなり、CPU801は原稿ガイド板31間の幅に応じて原稿の幅を検出することができる。
CPU801は、また、画像読取機能を実現するために、原稿表面に向けて光を照射するLED203、画像読取センサ208が接続される。画像読取センサ208によって読み取られた画像データは、画像処理部833を介してコントローラへ直接送られる構成となっている。
CPU801は、読みとった画像データを、画像ライン353を介してコントローラ300へ送信する。また、原稿画像データの先端の基準となる垂直同期信号および1ラインの画素先端の基準となる水平同期信号については、CPU801がタイミングを制御して、コントローラIF部354を介してコントローラ300へ通知される。
コントローラ300は、CPU901、ROM902、RAM903を有する。コントローラ300は、CPU801との間でコントローラIF354を介して画像読取制御に関するデータの授受を行う。
なお、画像データは、画像処理部833と画像処理部905の間の画像ライン353を介して行い、画像読取部200から受信したデータは画像メモリ906に格納される。
コントローラ300は、操作部904を有する。ユーザに対するインターフェース制御は、操作部904を介して、コントローラ300のCPU901によって行われる。
[傾き検知及び補正方法]
画像読取装置1000の原稿の傾きの検知及び補正方法について説明する。
画像処理部833は、所定区間において画像読取センサ208が読み取った画像から原稿端部の影の画像を検出することにより原稿の傾き量を計測する。CPU801は、画像処理部833から傾き量を受け取る。
また、画像処理部833は、アフィン変換を用いて、CPU801により設定される傾き量分読み取った画像を回転させる。なお、本実施形態ではメモリ容量の制約により5[°]未満の傾き補正を実施するものとする。このようにしてCPU801は、画像処理部833から出力する画像の傾き補正を実施することができる。
ここでアフィン変換について説明する。アフィン変換は、傾き量に応じた角度θを補正するための画素の位置(主走査(X)、副走査(Y))を算出する。x0およびy0は傾き補正されたデータを平行移動させるための移動量であり、画像の先端部および端部の出力位置を合わせることが可能となる。アフィン変換の一般式を式1として以下に示す。
X=xcosθ‐ysinθ+x0
Y=xsinθ+ycosθ+y0・・・(式1)
X:主走査方向の補正後の画素位置,Y:副走査方向の補正後の画素位置
x:補正前の主走査方向の画素位置,y:補正前の副走査方向の画素位置
x0:主走査方向の平行移動量(主走査傾き補正基準位置)
y0:副走査方向の平行移動量(副走査傾き補正基準位置)
θ:原稿先端から算出された傾き基づく角度
上記で述べたアフィン変換は,一般式であり集積回路で実現する際にcosθ≒1として下記に示す演算式(式2)が用いられている。
X=x‐ytanθ+x0
Y=xtanθ+y+y2・・・(式2)
X:主走査方向の補正後の画素位置,Y:副走査方向の補正後の画素位置
x:補正前の主走査方向の画素位置,y:補正前の副走査方向の画素位置
x0:主走査方向の平行移動量(主走査傾き補正基準位置)
y0:副走査方向の平行移動量(副走査傾き補正基準位置)
tanθ:原稿の傾き量
本実施形態では、原稿先端部の影による傾き検知、及び、アフィン変換による画像回転により傾き検知及び補正を行ったが、本発明はこの方法に限定されるものではなく別の方法を用いてもよい。
以下、画像読取装置1000の原稿の傾きを含む原稿主走査幅検知方法について図3、図4(a)、(b)を参照して説明する。
[原稿傾きを含む主走査幅検知方法]
図4は、原稿傾きの検知方法を説明するための図である。図4(a)は、原稿幅Aの原稿が給紙位置にある状態を示している。図4(b)は、原稿が給紙位置から搬送され、途中で角度θ分傾いた場合に検知する検知主走査幅Wを模式的に示している。
図3、図4(a)に示すように、利用者が原稿幅Aの原稿を原稿トレイ30にセットして、原稿ガイド板31を原稿にぴったり合わせたとする。この場合、原稿ガイド板31間の幅(図3に示すA、及び、図4(a)に示すA)も原稿幅を表すことになる。以下この原稿ガイド板31間の幅Aを原稿ガイド幅と称す。
画像処理部833は、予めCPU801により設定された長さ(図4(b)に示す矢印の長さL)分画像を受け取った際に、原稿幅(図4(b)に示す矢印の長さW)を検知することができる。この原稿幅Wの算出は、例えば1ラインごとに原稿端部の影よるエッジが存在した主走査画素位置ごとに「1」を立てる(フラグを立てる)。そして、予め設定された長さ(ライン数)分画像を受け取った際に最終的に「1」が立っている幅を算出することで幅検知を実現することができる。
なお、本実施形態ではエッジを最初に発見した位置から100[mm]分の画像を読み取って幅検知を行うものとする。
図4においては、図に示す一点鎖線間の長さLが原稿幅Wに該当する。また、図4(b)では各点線間が画像読取センサ208における主走査位置を示している。図4(b)ではさらに、主走査位置ごとに原稿エッジが見つかった場合には「1」、見つからない場合には「0」とする場合を示している。
画像処理部833は、エッジが発見され「1」となっている画素数をカウントすることでエッジ有の幅を検知する。この検知方法を用いる場合、図4(b)において原稿が傾いて搬送される場合には傾きθ分が織り込まれた原稿主走査幅であるWが検知されることとなる。以下、この検知方法により検知した幅Wを検知主走査幅と称す。
検知主走査幅と原稿ガイド幅の関係について説明する。原稿ガイド幅Aは、原稿の傾き分が織り込まれない点で検知主走査幅Wとは異なる。
ここで、図4に示すように直角三角形を二つ作り図上の底辺をB、Cと定義した場合、傾きがない場合の原稿幅を示す原稿ガイド幅A、上記の方法で検知した検知主走査幅W及び原稿傾きθ、原稿幅検知長さLの間には以下に示す式3の関係が成立する。
W=B+C
=Asin(180−90−θ)°+L/tan(180−90−θ)°・・・(式3)
なお、本実施形態では、上記の原稿端部の影検出による幅検知を用いるが、本発明は影検出による幅検知に限定されるものではない。例えば、原稿搬送パス内に主走査方向に並んだ複数のフラグセンサを有し、原稿が所定のタイミングで主走査方向に並んだフラグセンサをONした個数によって原稿幅を検知する方法により原稿の幅を導出してもよい。この方法であっても原稿が傾いて搬送される場合には傾き分が織り込まれた原稿主走査幅が検知されることとなる。
以下、画像読取装置1000の画像読み取りジョブ実施時の傾き補正について図5、図6、図7を参照して説明する。
[画像読み取りジョブ時の傾き補正方法]
図5は、画像読取装置1000による画像読み取り処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図5に示す各処理は、主としてCPU801により実行される。
図6は、原稿ガイド板31に対して傾いて搬送される原稿とその検知主走査幅を示す図である。
図7は、原稿の傾き角度と原稿ガイド幅と検知主走査幅の関係を示す表である。
画像読取装置1000の利用者が原稿を原稿トレイ30に設置し、操作部904を操作して画像読取を実行したとして説明を進める。この場合CPU901は、CPU801に対して画像読取実行命令(ジョブ実行命令)を出力する。CPU801は、ジョブ実行命令を受け取ると、自動原稿給紙部(ADF)100の構成例で述べた原稿流し読みを開始する。
CPU801は、原稿トレイ30に設置された原稿の搬送を開始する(S101)。
CPU801は、読み取り位置近傍まで搬送した原稿の読み取り(原稿画像の読み取り)を開始する(S102)。
CPU801は、ステップS102の処理において読み取った原稿画像に対して、前述した画像処理部833の傾き検知機能を用いて傾きを検出し、検出結果に基づいて傾きが補正可能な角度であるか否かを判定する(S103)。
CPU801は、原稿画像の傾きが補正可能な5[°]未満だった場合(S103:No)、原稿ガイド幅検知センサ10により検知する原稿ガイド幅と原稿主走査幅検知方法により検知した検知主走査幅の比較を行う(S104)。この比較に際して、補正可能最大角度である5[°]の原稿傾きにより発生する、検知主走査幅における原稿ガイド幅からの増加幅をαとする。
ここで、検知主走査幅は、先端エッジ位置から100[mm]の位置までに主走査幅検知方法を用いて検知した幅であるとする。また、原稿ガイド幅は、利用者が原稿トレイ30に原稿をセットした際に原稿ガイド板31を原稿幅にぴったり合わせたものであり、ガイド板間の幅は原稿幅と同じであるとする。この場合、原稿傾きが5[°]である場合、原稿ガイド幅+α=検知主走査幅となる。
また、図6に示すように、先端から100[mm]位置までの検知主走査幅は黒矢印幅W=B+Cとなる。そのため、原稿傾きが5[°]である場合に生じる増加幅αは、原稿ガイド幅=原稿幅Aであることを用いて下記に示す式4として表すことができる。
α=B+C−A
=Asin(180−90−5)°+100/tan(180−90−5)°−A・・・(式4)
算出したαを長さ比較に用いると、長方形の定形原稿は、利用者が原稿ガイド板31を原稿にぴったり合わせた場合、原稿読み取り時に原稿が5[°]未満の傾きであれば、「原稿ガイド幅+α>検知主走査幅」の関係となる。そこで、増加幅αを用いて下記のように条件を分けて制御を行う。
CPU801は、「原稿ガイド幅+α>検知主走査幅」である場合(S104:No)、図7に示す(1)のような状態の長方形の定形原稿であると判断し、傾き補正を実施する(S105)。
CPU801は、「原稿ガイド幅+α≦検知主走査幅」である場合(S104:Yes)、図7に示す(4)のような状態の先端側に傾きがある定形でない原稿であると判断し、傾き補正を実施しない(S106)。
また、ステップS103の処理において原稿画像の傾きが傾き補正機能で補正しきれない5[°]以上だったとする(S103:Yes)。この場合、CPU801は、原稿ガイド幅検知センサ10により検知する原稿ガイド板31の幅と、先に述べた原稿主走査幅検知方法により検知した検知主走査幅との比較を行う(S107)。
なお、比較に際しては先と同じαを用いると、長方形の定形原稿は、原稿読み取り時に原稿が5[°]以上の傾きであれば「原稿ガイド幅+α≦検知主走査幅」の関係となる。そこで、下記のように比較を行う。
CPU801は、「原稿ガイド幅+α>検知主走査幅」である場合(S107:No)、図7に示す(3)のような状態の先端側に傾きがある定形でない原稿であると判断し、傾き補正を実施しない(S108)。
CPU801は、「原稿ガイド幅+α≦検知主走査幅」である場合(S107:Yes)、図7に示す(2)のような状態の長方形の定形原稿であると判断し、補正可能な最大角度である5[°]分の傾き補正を実施する(S109)。
CPU801は、原稿トレイ30上に原稿があるか否かの確認を行う(S110)。原稿ありの場合(S110:Yes)、再度原稿搬送開始からの制御を行う(ステップS101の処理に戻る)。
CPU801は、ステップS110の処理において原稿なしの場合(S110:No)、すべての原稿画像を読み終えたと判断してジョブを終了する。
仮に利用者が原稿ガイド板31をぴったり原稿幅に合わせなかった場合、原稿ガイド板31間の幅>原稿幅となる。この場合にはステップS104の処理においてはNo(原稿ガイド幅+α>検知主走査幅となる関係)となり、ステップS107の処理においてもNo(原稿ガイド幅+α>検知主走査幅となる関係)となる。
そのため、原稿傾き5[°]未満では傾き補正を実行する、原稿傾き5[°]以上では傾き補正は実行しない、という制御が実現される。
このように本実施形態に係る画像読取装置では、補正すべき定形原稿の原稿については傾き補正を実施し、先端が斜めになっているなど傾き補正実施することにより画像が悪化するおそれがある原稿については傾き補正を実施しない、という制御が可能になる。
具体的には、利用者がモード設定を実施することなく自動で、長方形の原稿であれば最大補正角度分傾き補正を実施し、傾き補正を実施するべきでない原稿であれば傾き補正を実施しない、という制御が可能になる。つまり、画像処理による原稿画像傾き補正に関して、長方形でない原稿を補正すると補正前よりも適切な画像でなくなる。長方形であるか否かを切り分けて自動で補正実施するか否かを切り替える制御が可能になる。
なお、傾き補正を実施するべきでない原稿とは、例えば先端側が一定角度以上斜めになっているなどにより、傾き補正で画像が良化するといえない原稿を指す。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る画像読取装置の構成について、第1実施形態に係る画像読取装置の構成と同じ部分は同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
以下、画像読取装置1000の画像読み取りジョブ実施時の傾き補正について、図8、図9を参照して説明する。
[画像読み取りジョブ時の傾き補正方法]
図8は、本実施形態に係る画像読取装置による画像読み取り処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図8に示す各処理は、主としてCPU801により実行される。
図9は、傾いて搬送される原稿とその検知主走査幅を説明するための図である。
画像読取装置1000の利用者が原稿を原稿トレイ30に設置し、操作部904を操作して画像読取を実行したとして説明を進める。この場合CPU901は、CPU801に対して画像読取実行命令(ジョブ実行命令)を出力する。CPU801は、ジョブ実行命令を受け取ると、自動原稿給紙部(ADF)100の構成例で述べた原稿流し読みを開始する。
CPU801は、原稿トレイ30に設置された原稿の搬送を開始する(S201)。
CPU801は、読み取り位置近傍まで搬送した原稿の読み取りを開始する(S202)。
CPU801は、ステップS202の処理において読み取った原稿画像に対して、前述した画像処理部833の傾き検知機能を用いて傾きを検出し、検出結果に基づいて通常の原稿であるか否かを判定する(S203)。
原稿が通常の形の場合、利用者が原稿ガイド板31を原稿に沿って正しくセットしていれば原稿ガイド幅=Aとなる。
一方、検知される主走査幅は図9よりB+Cである。ここで傾きθは傾き検知によりわかっている。そのため、長方形の原稿であれば原稿ガイド幅と検知傾きθを用いて、下記の式5により先端から100[mm]の位置における検知主走査幅Wを予測することができる。
W=B+C
=Asin(180−90−θ)°+100/tan(180−90−θ)°・・・(式5)
この演算を原稿ごとに行って予測主走査幅を求め、実際に検知される検知主走査幅が予測主走査幅±1[mm]以内であったとする。この場合、原稿ガイド幅から予測した予測主走査幅は、検知される検知主走査幅とほぼ同じ(一致)であり(S203:Yes)、原稿は長方形であると判断して傾き補正を実施する(S205)。
また、そうでない場合、原稿ガイド幅から予測した予測主走査幅は検知される検知主走査幅と同じではない(一致していない)として(S203:No)、原稿は長方形でなく特殊な形であると判断して傾き補正を実施しない(S204)。
CPU801は、原稿トレイ30上に原稿があるか否かの確認を行う(S206)。
CPU801は、原稿ありの場合(S206:Yes)、再度原稿搬送開始からの制御を行う(ステップS201の処理に戻る)。
CPU801は、ステップS206の処理において原稿なしの場合(S206:No)、すべての原稿画像を読み終えたと判断してジョブを終了する。
このように本実施形態に係る画像読取装置では、補正すべき定形原稿の原稿については傾き補正を実施し、先端が斜めになっているなど傾き補正実施することにより画像が悪化するおそれがある原稿については傾き補正を実施しない制御が可能になる。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る画像読取装置の構成について、第1、第2実施形態に係る画像読取装置の構成と同じ部分は同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
以下、画像読取装置1000の画像読み取りジョブ実施時の傾き補正について、図6、図7、図10、図11を参照して説明する。
[画像読み取りジョブ時の傾き補正方法]
図10は、本実施形態に係る画像読取装置による画像読み取り処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図10に示す各処理は、主としてCPU801により実行される。
図11は、操作部904の表示画面に表示される利用者への警告画面の一例を示す図である。
画像読取装置1000の利用者が原稿を原稿トレイ30に設置し、操作部904を操作して画像読取を実行したとして説明を進める。この場合CPU901は、CPU801に対して画像読取実行命令(ジョブ実行命令)を出力する。CPU801は、ジョブ実行命令を受け取ると、自動原稿給紙部(ADF)100の構成例で述べた原稿流し読みを開始する。
CPU801は、原稿トレイ30に設置された原稿の搬送を開始する(S301)。
CPU801は、読み取り位置近傍まで搬送した原稿の読み取りを開始する(S302)。
CPU801は、前述した画像処理部833の主走査幅検知機能により原稿の主走査幅の検知を行い、検知した検知主走査幅が、所定範囲に収まっているか否かを確認する(S303)。
ここで、例えば検知した原稿主走査幅が搬送可能な幅である300[mm]以上の場合や、最小搬送可能幅である100[mm]以下である場合は明らかに異常な状態であるといえる。CPU801は、ステップS303の処理において検出幅が300[mm]以上、もしくは100[mm]以下であった場合、所定範囲外であると判断する(S303:Yes)。
CPU801は、検知した検知主走査幅が所定範囲外である場合(S303:Yes)、原稿を原稿排紙トレイ13へするよう制御し(S310)、CPU901に対して異常幅検知通知を出力する。
異常幅検知通知を受けたCPU901は、操作部904の表示画面上に例えば図11に示すような警告画面を表示する(S311)。
ここで、図11に示す警告画面について説明する。原稿先端にタブがついていたりギザギザになっていたりした場合や、表面流し読みガラス201が汚れている場合、画像処理部833が原稿先端のエッジをうまく検出できずに検知する検知主走査幅が異常になる可能性がある。このため利用者に対して警告画面で、原稿向きの変更、流し読みガラスの清掃を促している。
なお、本実施形態では検知主走査幅のみで状態を判定したが、他の方法で異常状態を検知してもよい。例えば、傾き角度が正常な搬送で想定できないほど傾いている場合、先端影が直線にならない場合、傾きと検知主走査幅と原稿ガイド幅の関係がおかしい場合などが考えられる。
これらの場合先ほどの利用者に対する警告に加え、原稿ガイド幅検知センサ10が正しく幅を検出できていない可能性がある。このため利用者に対して原稿ガイド幅検知センサ10の出力値調整モードの実施やセンサ交換を促す通知を行ってもよい。また、給紙ローラ1が耐久枚数を超え消耗していた場合には原稿傾きが大きくなる可能性がある。このため利用者に対して給紙ローラ1の交換を促す通知を行ってもよい。
CPU801は、ステップS303の処理において検出幅が300[mm]未満かつ100[mm]より大きい場合、所定範囲内であると判断する(S303:No)。
この場合CPU801は、ステップS302の処理において読み取った原稿画像に対して、前述した画像処理部833の傾き検知機能を用いて傾きを検出する。そして傾きが補正可能な角度か否かの判定を行う(S304)。すなわち傾き補正可能な上限を超えているか否かを判定する。
CPU801は、ステップS304の処理において原稿画像の傾きが5[°]以上だった場合(S304:Yes)、原稿ガイド幅検知センサ10により検知する原稿ガイド板31の幅と、原稿主走査幅検知方法により検知した主走査幅の比較を行う(S307)。
この比較に際して、まず原稿の傾きが補正可能最大角度の5[°]における検知主走査幅に対する原稿ガイド幅からの増加幅をαとする。検知主走査幅は先端エッジ位置から100[mm]の位置までに前述の主走査幅検知方法を用いて検知した幅であるとする。
また、原稿ガイド幅は原稿ガイド幅から利用者は原稿トレイ30に原稿をセットした際に原稿ガイド板31を原稿幅にぴったり合わせたものであり、ガイド板間の幅は原稿幅と同じであるとする。また、ここで述べたαは、第1実施形態において説明した図6に示すαと同じである。
本実施形態ではさらに、原稿ガイド幅によらず常にα<βとなる定数βを定義し制御に用いることで、三角関数の計算なしに先端が傾いた原稿を検出する。
なお、ここではβは固定値とするが別の定義であってもよい。例えば、予め一定の原稿幅の範囲ごとにβの値を定義したテーブルを用意しておいてもよい。本実施形態におけるβの具体的な値は以下のように決定する。
図6に示すように、先端100[mm]位置までの主走査幅は前述した主走査幅検知方法を用いて黒矢印幅=B+Cとなり、原稿傾きが5[°]の傾きによる増加幅αは、原稿ガイド幅=原稿幅Aを用いて下記に示す式6として表すことができる。
α=B+C−A
=Asin(180−90−5)°+100/tan(180−90−5)°−A・・・(式6)
本実施形態では、原稿の搬送が可能な原稿幅300>A>100[mm]の範囲において増加幅αは大凡7.60<α<8.37[mm]となる。よってβを8.40[mm]と定義する。
これにより正常な長方形の原稿は、利用者が原稿ガイド板31を原稿にぴったりと合わせた場合、原稿サイズによって多少ばらつきが生じるが、原稿読み取り時に原稿が5[°]未満の傾きであればおおむね「原稿ガイド幅+β>検知主走査幅」の関係となる。
同じく、正常な長方形の原稿は、原稿読み取り時に原稿が5°以上の傾きであればおおむね「原稿ガイド幅+β<検知主走査幅」の関係となる。以上述べたβを用いて下記のように条件を分けて制御を行う。
CPU801は、「原稿ガイド幅+β<検知主走査幅」である場合(S307:Yes)、図7に示す(2)のように長方形の定形原稿であると判断し、傾き補正を実施する(S309)。
CPU801は、「原稿ガイド幅+β≧検知主走査幅」である場合(S307:No)、図7に示す(3)のように先端側に傾きがある定形でない原稿であると判断し、傾き補正を実施しない(S308)。
CPU801は、ステップS304の処理において、画像の傾きが5[°]未満だった場合(S304:No)、すなわち傾き補正機能で補正可能な角度であった場合、レジストローラ4に原稿を突き当てて傾きを補正する(S305)。具体的には、先端基準で傾き補正を実施する。
CPU801は、原稿トレイ30上に原稿があるか否かの確認を行う(S306)。原稿ありの場合(S306:Yes)、再度原稿搬送開始からの制御を行う(ステップS301の処理に戻る)。
CPU801は、ステップS306の処理において原稿なしの場合(S306:No)、すべての原稿画像を読み終えたと判断してジョブを終了する。
このように本実施形態に係る画像読取装置では、傾き検知による傾きが5[°]未満の場合には、レジストローラ4に突き当てる補正と同じように、常に先端を平行にする傾き補正を実施するように制御することができる。また、傾き検知による傾きが5[°]以上の場合で、先端が斜めになっているなど傾き補正実施することにより画像が重度に悪化するおそれがある原稿については傾き補正を実施しないように制御することができる。また、傾き検知による傾きが5[°]以上の場合で、長方形の定形原稿と予想される原稿については可能な分だけ傾き補正を実施するように制御することができる。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
1・・・給紙ローラ、2・・・分離ローラ 3・・・引き抜きローラ、4・・・レジストローラ、5・・・読み取り上流ローラ、6・・・リードローラ、7・・・読み取り下流ローラ、10・・・原稿ガイド幅検知センサ、11・・・排紙センサ、12・・・排紙ローラ、13・・・原稿排紙トレイ、14・・・原稿有無検知センサ、15・・・分離後センサ、17・・・レジセンサ、18・・・リードセンサ、21・・・分離パッド、30・・・原稿トレイ、31・・・原稿ガイド板、100・・・ADF、200・・・画像読取部、201・・・表面流し読みガラス、202・・・光学スキャナユニット、203・・・LED、204・・・ミラー、208・・・画像読取センサ、209・・・原稿台ガラス、300・・・コントローラ、310・・・リーダーADFコントローラ、353、354・・・コントローラIF、820・・・分離モータ、821・・・読取モータ、904・・・操作部、801、901・・・CPU、802、902・・・ROM、803、903・・・RAM、833、905・・・画像処理部、832、906・・・画像メモリ、1000・・・画像読取装置、S・・・原稿束。

Claims (14)

  1. 原稿トレイに載置された原稿の搬送方向に平行して配置され、当該原稿の幅方向の端部を挟み込む1対のガイド板と、
    前記原稿を挟み込んだ状態のガイド板間の幅をガイド幅として計測するガイド幅計測手段と、
    前記原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される原稿を読み取る読取手段と、
    前記搬送手段により搬送される原稿の幅を原稿幅として検知する原稿幅検知手段と、
    前記搬送手段により搬送される原稿の傾き量を検知する傾き検知手段と、
    前記読取手段が読み取った原稿画像を、前記傾き検知手段により検知した傾き量に応じて補正する傾き補正手段と、
    前記ガイド幅計測手段により検知されたガイド幅と、前記原稿幅検知手段により検知された原稿幅とを比較し、比較の結果に応じて前記傾き補正手段による傾き補正を実施するか否かを制御する制御手段と、を有することを特徴とする、
    画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記傾き検知手段が検知した傾き量が、予め設定された前記傾き補正手段が補正可能な傾き量を超えるか否かに応じて前記傾き補正手段による傾き補正を実施するか否かを制御することを特徴とする、
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記原稿が前記傾き補正手段が補正可能な傾き量だけ傾いて搬送された場合、前記原稿幅検知手段により検知されると予測される原稿幅を算出し、算出した結果と前記原稿幅検知手段による検知結果とを比較して、比較の結果に応じて前記傾き補正手段による傾き補正を実施するか否かを制御することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記傾き検知手段が検知した原稿傾き量が、前記傾き補正手段が補正可能な傾き量を超えない場合、前記傾き補正手段による補正を実施することを特徴とする、
    請求項1、2又は3に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記ガイド幅計測手段が検知したガイド幅と、前記傾き検知手段が検知した傾き量とに基づいて前記原稿の幅を予測し、予測した結果が前記原稿幅検知手段が検知した原稿幅と一致した場合、前記傾き補正手段による補正を実施することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  6. 前記画像読取装置の利用者に対して情報を通知する通知手段を有し、
    前記制御手段は、前記原稿幅検知手段が前記原稿幅を正常に検知できなかった場合、前記通知手段を介して前記利用者に対して所定の情報を通知することを特徴とする、
    請求項1乃至5いずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記画像読取装置の利用者に対して情報を通知する通知手段を有し、
    前記制御手段は、前記傾き検知手段が前記原稿の傾き量を正常に検知できなかった場合、前記通知手段を介して前記利用者に対して所定の情報を通知することを特徴とする、
    請求項1乃至5いずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記画像読取装置の利用者に対して情報を通知する通知手段を有し、
    前記制御手段は、前記ガイド幅計測手段が前記ガイド幅を正常に検知できなかった場合、前記通知手段を介して前記利用者に対して所定の情報を通知することを特徴とする、
    請求項1乃至5いずれか一項に記載の画像読取装置。
  9. 前記通知手段が通知する所定の情報は、前記利用者に対して装置の清掃を促す情報であることを特徴とする、
    請求項6、7又は8に記載の画像読取装置。
  10. 前記通知手段が通知する所定の情報は、前記利用者に対して前記搬送手段の交換を促す情報であることを特徴とする、
    請求項6、7又は8に記載の画像読取装置。
  11. 前記原稿幅検知手段の検知結果を調整する調整手段を有し、
    前記通知手段が通知する所定の情報は、前記調整手段による調整を促す情報であることを特徴とする、
    請求項6、7又は8に記載の画像読取装置。
  12. 前記通知手段が通知する所定の情報は、前記利用者に対して前記原稿の載置の向きの変更を促す情報であることを特徴とする、
    請求項6、7又は8に記載の画像読取装置。
  13. 前記原稿幅検知手段は、前記読取手段が読み取った原稿画像における原稿端部の影を検出することにより当該原稿の幅を導出することを特徴とする、
    請求項1に記載の画像読取装置。
  14. 請求項1乃至13いずれか一項に記載の画像読取装置を有することを特徴とする、
    画像形成装置。
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