JP2008201512A - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008201512A
JP2008201512A JP2007037744A JP2007037744A JP2008201512A JP 2008201512 A JP2008201512 A JP 2008201512A JP 2007037744 A JP2007037744 A JP 2007037744A JP 2007037744 A JP2007037744 A JP 2007037744A JP 2008201512 A JP2008201512 A JP 2008201512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
information
paper information
unit
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007037744A
Other languages
English (en)
Inventor
So Ota
創 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007037744A priority Critical patent/JP2008201512A/ja
Publication of JP2008201512A publication Critical patent/JP2008201512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

【課題】用紙情報を検出する際の誤検出を低減させると共に、用紙収納手段が切替えられた場合でも1枚目の用紙から用紙の重送を判断できるものとし、重送を確実に判定する。
【解決手段】用紙搬送装置の用紙情報検出手段200を2つ設けると共に、重送判定手段310は、重送判定を給紙トレイ21の1枚目については、入力された用紙情報に基づいて行い、1枚目が重送でないときには、以降の重送判定を用紙情報検出手段200から得られた1枚目の用紙情報に基づいて行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、用紙搬送装置及び画像形成装置に係り、特に用紙を収納する複数の用紙収納手段と、夫々の用紙収納手段から用紙を1枚ずつ給紙する給紙手段と、用紙を搬送する搬送経路とを備える用紙搬送装置及びこれを使用した画像形成装置に関する。
近年、複写機、プリンタ等の画像形成装置は、高速化が進むことにより、印刷業界に進出し始めている状況にある。オフィスでのビジネス文書印刷においてもジャム等によるダウンタイム低減は重要な課題となっているが、大量印刷時に重送による未印刷用紙の混入はチェック作業を含め多大な損害となる。
そのため、画像形成装置で重送を防止して高速な文書印刷印を実現するため、次のような技術が提案されている。
特許文献1には、定着温度の可変設定等に利用される少なくとも紙厚を含む紙種の自動検出機能を持たせる上で、その検出結果を有効かつ確実に利用でき、画像形成プロセス上、時間やエネルギーの無駄をなくすため、給紙命令に先立つタイミングで、用紙収納部から分離給紙手段により1枚の用紙の先端部を所定量だけ給紙させて紙種検出手段により当該用紙の紙種を検出させ、給紙命令を受ける前に、紙種情報を取得するようにし、給紙命令を受ける前に画像形成手段の画像形成プロセスについて紙種情報を有効かつ確実に利用した適正な設定が可能となり、画像形成プロセス上、時間やエネルギーの無駄をなくすことができるものが記載されている。
特許文献2には、帯状の縦筋、印刷がある原稿があり、重送検出範囲に相対する位置にその帯状の縦筋や印刷があっても、それを避けて重送検出が行える設定が任意に行え、誤検出のない重送検出を行うため、前側板、後側板の間に、発光センサが搭載された移動体と受光センサが搭載された移動体を、それぞれ軸に原稿の主走査方向で移動可能に保持されている。移動体は、複数配置されたプーリ間に掛け回されたワイヤにそれぞれ固定され、両移動体は連動して同方向に移動可能とするものが記載されている。
特開2004−277057号公報 特開2003−146481号公報
ところで、画像形成装置において、大量の印刷を行うときには、用紙補給作業の効率化を図るため複数の給紙トレイから用紙が給紙されるのが一般的である。しかしながら、従来、先行する用紙の用紙情報と今回の用紙の用紙情報と比較して重送を検出するようにすることが一般的であり、1枚目の用紙について重送を検出するような制御を実施していなかった。このため、給紙を他の給紙トレイに切替えたときには、当該給紙トレイからの1枚目の用紙に対して重送の検出をすることができないという問題がある。
また、サイズの異なる用紙(例えば、A3とA4)を夫々給紙トレイに収納してサイズ混載の印刷を実施する場合や、紙種を異なる用紙(例えば、普通紙とコート紙)を夫々給紙トレイにセットして印刷する場合も重送を検出することはできなかった。
また、従来、用紙情報を検出する検出手段が用紙の搬送経路の搬送中心に1つだけ配設されることが一般的であるため、用紙の製紙過程でまれに発生する繊維のムラや異物の混入等により用紙の透過率が他の個所に比べ著しく変化してしまっている個所と用紙情報検出個所とが一致してしまった場合には、用紙が1枚であるにもかかわらず重送であると検出してしまうことがあった。
本発明は、前述の問題に鑑みてなされたものであり、用紙情報を検出する際の誤検出を低減させると共に、用紙収納手段が切替えられた場合でも1枚目の用紙から用紙の重送を判断できるものとし、重送を確実に判定することができる用紙搬送装置及びこれを使用した画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、用紙を収納する複数の用紙収納手段と、夫々の用紙収納手段から用紙を1枚ずつ給紙する給紙手段と、用紙が搬送される搬送経路とを備える用紙搬送装置において、前記用紙収納手段に対応する各用紙の用紙情報を設定する用紙情報設定手段と、前記用紙格納手段に対応する各用紙の用紙情報を記憶する用紙情報記憶手段と、搬送される用紙の用紙情報を前記搬送経路において検出する用紙情報検出手段と、前記用紙情報記憶手段からの用紙情報と、前記用紙情報検出手段からの用紙情報とを比較して用紙の重送を検出する重送判定手段と、前記用紙情報記憶手段の用紙情報を書き換える記憶制御手段と、を備え、前記記憶制御手段は、前記用紙格納手段からの1枚目の用紙が搬送されるとき、前記用紙情報設定手段からの用紙情報を前記用紙情報記憶手段に格納し、前記重送判定手段が、前記1枚目の用紙が重送ではない判断したとき、前記用紙情報検出手段からの用紙情報を前記用紙情報記憶手段に書き込むことを特徴とする用紙搬送装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の用紙搬送装置において、前記用紙情報検出手段は、搬送される用紙を挟んで配置される発光部と、受光部とを備えると共に、少なくとも2つの情報検出手段が用紙の搬送方向に垂直に搬送中心を挟んで所定距離だけ離して配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の用紙搬送装置において、前記用紙情報は光の透過率であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか記載の用紙搬送装置において、前記用紙情報検出手段の発光部は発光量を可変とする光量設定手段を備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか記載の用紙搬送装置において、前記用紙情報検出手段は、少なくとも2つの発光部が同等の発光量で発光するものであり、これらの発光部からの光を受け、受光部が出力する出力値の平均値から用紙情報が得られることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか記載の用紙搬送装置において、前記発光部の発光量、及び、前記用紙情報設定手段が設定する用紙情報は用紙の種類に対応して定められていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至5のいずれか記載の用紙搬送装置において、前記発光部の発光量、及び、前記用紙情報設定手段が設定する用紙情報は外部から入力される用紙種類情報に対応して設定されることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2乃至7のいずれか記載の用紙搬送装置において、前記用紙情報設定手段によって設定され用紙情報記憶手段に記憶される用紙情報が、用紙情報検出手段により検出された搬送される当初の用紙の用紙情報と著しく異なる場合、記録動作を開始せずに設定された用紙情報が間違っていないか外部に注意を促す警告を発する警告手段を備えることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至7のいずれか記載の用紙搬送装置において、前記用紙情報設定手段によって設定され用紙情報記憶手段に記憶される用紙情報が、用紙情報検出手段により検出された搬送される当初の用紙情報と著しく異なる場合、予め定められた発光量で前記発光手段を発光させ再度用紙情報の検出を行うことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1乃至9のいずれか記載の用紙搬送装置において、前記用紙情報検出手段は、所定時間に用紙を検出しないとき、ジャム信号を出力するジャム検出手段を兼ねることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれか記載の用紙搬送装置と、画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項12の発明は、請求項11記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は電子写真複写機であることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項11記載の画像形成装置において、前記画像形成装置はレーザビームプリンタであることを特徴とする。
本発明に係る用紙搬送装置及び画像形成装置によれば、用紙情報検出手段を複数設けたから用紙情報を検出する際の誤検出を低減させることができると共に、用紙情報設定手段で使用する用紙の用紙情報を用紙情報記憶手段に記憶させてこの用紙情報を重送検出に使用するから、用紙収納手段が切替えられた場合でも1枚目の用紙から用紙の重送を検出することができ、重送の見過ごしによる印刷効率の低下を防止することができるという効果がある。
以下本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の実施例に係る画像形成装置の概略図である。画像形成装置には、画像を形成する画像形成部1と、画像形成部1の下方に配置され用紙を供給する給紙部2と、画像形成部1の上方に配置され原稿に照明光を照射して画像を読み取る読取部3と、読取部3の上方に配置され原稿を自動供給する自動原稿搬送装置100とを備える。
画像形成部1は、画像形成装置の略中央に配置されている。画像形成部1には、作像部6が備えられている。作像部6には、ドラム状の感光体61が配置され、感光体61の周囲には、感光体61の表面の帯電処理を行う帯電部62、感光体61表面にレーザ光を照射する露光部7、感光体61の表面に形成された静電潜像を可視化する現像部63、及び感光体61表面に残留するトナーを除去回収するクリーニング部64が配置されている。
また、画像形成部1には、感光体61の作像したトナー像を用紙に転写する転写部51、トナー像を得た用紙上のトナーを一対のローラ間を通過して熱と圧力を加えることによってトナー像を定着処理する定着部52がそれぞれ配置されている。定着部52を通過した用紙は排紙ローラ53により排紙収納部4に排紙される。
給紙部2には、複数、本例では4つの用紙収納手段である給紙トレイ21a,21b,21c,21dが設けられており、各給紙トレイ21a,21b,21c,21dには同一の大きさの用紙が格納されている。
給紙トレイ21a,21b,21c,21dには、回動可能に支持された底板24a,24b,24c,24dが上昇して、最上位置に配置された用紙をピックアップローラ25a,25b,25c,25dが当接可能な位置まで押し上げる。そして、指定された給紙ローラ26の回転により、指定された給紙トレイの最上紙は給紙トレイ21から送り出され、レジストローラ23へと搬送される。レジストローラ23は用紙の搬送を一時止め、感光体61表面のトナー像と用紙の先端との位置関係が所定の位置になるよう、タイミングをとって回転が開始するよう制御される。
また、画像形成部1の上方には、原稿を読取る読取部3が配設されている、また、画像形成部1の側方には排紙収納部4が形成され、画像形成された用紙がスタックされる。
読取部3では、コンタクトガラス31上に載置される原稿の読み取走査を行うために、原稿照明用光源とミラーよりなる読取走行体32、33が往復移動する。この読取走行体32、33により走査された画像情報は、レンズ34の後方に設置されているCCD撮像素子35に画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、画像処理部(図示せず)によってデジタル化され画像処理される。
画像形成部1では、画像処理部によって処理された画像信号に基づいて、露光部7内のレーザダイオードLD(図示せず)の発光により感光体61の表面に静電潜像が形成される。LDからの光信号は、公知のポリゴンミラーやレンズを介して感光体61に至る。読取部3の上方には、原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置100が取り付けられるようになっている。
両面印刷時は、分岐爪91にて分岐され、反転両面部9で用紙が反転されてレジストローラ23まで搬送し、レジストローラ23で用紙のスキューが補正され、裏面画像形成動作に至る。
本実施例の画像形成装置は、上述したように原稿を読み取りデジタル化して用紙に複写するいわゆるデジタルコピー機としての機能の他に、図示せぬ制御部により原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能を有する多機能の画像形成装置である。上記コピー機としての設定は、オペレータが任意に設定可能な図示しない操作部で行う。また、どの機能によって形成された画像も全て排紙収納部4に排出される。
分岐爪91にて分岐され反転両面部9を経由して、用紙を反転させ反転排紙ローラ54を経由して排紙ローラ53から排出された場合、排紙収納部4にスタックされた用紙は画像面が下面になった状態であり、コピー、ファクシミリ、プリンタで扱う原稿の処理順が1ページから行われて印刷されても、排紙収納部4から取り出したときに1ページ目が最上になっており、改めてページを揃えるなどの作業から開放される。
次に実施の形態例に係る画像形成装置の用紙搬送装置について説明する。図2は実施の形態例に係る用紙搬送装置の構造を示す模式図、図3は用紙搬送装置の模式図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
本例では、用紙搬送装置には用紙情報検出手段200が配置されている。用紙情報検出手段200は、図2に示すように、給紙部2の上流、かつレジストローラ23の下流に配置される。図中符号27は搬送ローラを示している。用紙情報検出手段200は、発光部である発光素子210と、受光部である受光素子220とを備える。発光素子210と受光素子220とは搬送される用紙20を挟むように配置されている。
本例は、用紙情報検出手段200は搬送される用紙20の挙動が安定している搬送ローラ27の近辺に配設している。また、重送の検出は、画像形成の開始以前になされることが望ましく、本実施例では搬送経路上流に配設するものとしている。
また、本例では、用紙情報検出手段200は、2つ設けられ、2つの用紙情報検出手段200a,200bは、用紙20の搬送中心Oを挟んで搬送方向に垂直な直線上に一定距離Lだけ離して配置されている。搬送中心からの距離Lは、使用可能な最小サイズ紙を検出できる距離である。
そして、本例では、2つの発光素子の発光量を同等となるようにし、受光部の出力の平均値から用紙情報を検出することで誤検出の発生確率を低減させることができる。なお、この例では搬送方向に対して垂直方向の同一直線上に配設しているが、同一直線上に配置しないことにより、用紙の漉目をずらした位置に配置すると誤検出を低減させることができる。
次に本例に係る用紙搬送装置の制御について説明する。図4は用紙搬送装置の制御部を示すブロック図である。
用紙搬送装置の制御部300は、図4に示すように、前記用紙情報検出手段200からの用紙情報を受け、用紙20の重送を検出する重送判定手段310と、ユーザが前記各給紙トレイ21a,21b,21c,21dに対応する各用紙の用紙情報を設定する用紙情報設定手段320と、用紙情報設定手段320の設定に基づいて各給紙トレイ21a,21b,21c,21dに対応する各用紙の用紙情報を記憶する用紙情報記憶手段330と用紙情報記憶手段330が記憶する用紙情報の書き換え制御を行う記憶制御手段340と、重送検出時等に警告を発生する警告手段350と、前記用紙情報検出手段200の発光素子210の発光量を設定する光量設定手段360と、を備えてなる。
重送判定手段310は、用紙情報記憶手段330に格納された用紙情報と、用紙情報検出手段200で検出した用紙情報とに基づいて用紙の重送を判定する。即ち、重送判定手段310は、受光素子220の受光量から求めた透過率と、用紙情報記憶手段330が格納した透過率とを比較して、用紙情報検出手段200を通過した用紙が一枚であったか二枚であり重送であったかを判定する。
用紙情報設定手段320は、ユーザの操作で、例えば用紙の種類を指定することにより用紙の透過率についての情報を用紙情報の初期値として設定する。指定される用紙情報は、本例では用紙が一枚であるときと2枚であるときの透過率である。また、用紙情報設定手段320には、各用紙の種類別に発光素子210の発光量が設定される。
用紙情報設の例を表1に示す。この例では、用紙の種類を普通紙(45K)、第二原図、OHP用紙の三種類とし、発光量を透過率として指定している。
表1に示した例では、用紙種類を普通紙、第二原図、OHP用紙の3分類としているが、普通紙としてまとめている領域を紙厚によって細分化することができ、より高精度な重送判断を可能とすることができる。
また、表1に示した例では、発光量は、第二原図に対する発光量を1として相対的な値を示してある。また、2枚用紙が重なった重送状態では、用紙種類では透過率は約半分となることが実験等からわかっており、重送判断の閾値とすることができる。なお、OHP用紙は透過率が著しく高いため、重送判断の閾値も別途設定する必要がある。
用紙情報記憶手段330は、記憶制御手段340の制御に基づき発光素子210の発光量を記憶する。光量設定手段360は、この用紙情報記憶手段330が記憶した発光量に基づいて発光素子210を発光させる。また、重送判定手段310は、用紙情報記憶手段330の記憶した用紙情報である透過率と用紙情報検出手段200の検出値に基づいて重送の判定を行う。
光量設定手段360は、前記発光素子210の発光量を所定の範囲内で調整する。表1に示したように、透過率の値が用紙により著しく異なるため、用紙種類を大きく3分類としている。このため、光量設定手段360は、発光素子210の発光量を調整することができ、同一分類内の検出精度を高めることができる。また、透過率の高い用紙に対して発光素子210の発光量が多いと用紙情報設定手段320出力がオーバーフローする等の不具合が発生することがあるため、発光量を調整する光量設定手段360が必要となる場合がある。また、受光素子220の出力値を所定の範囲に収まるよう、発光素子210を調整することによってユーザが使用する全ての用紙種類に対応することが可能となる。
記憶制御手段340は、用紙情報記憶手段330の記憶内容を制御する。即ち、記憶制御手段340は、各給紙トレイ21a,21b,21c,21dの指定がされ、1枚目の用紙が通過するに際して、前記用紙情報設定手段320により指定された用紙の用紙情報である透過率を用紙情報記憶手段330に書き込む。
この値に基づいて、用紙情報設定手段320は、各給紙トレイ21a,21b,21c,21dからの1枚目の用紙については、ユーザが用紙情報設定手段320で設定した用紙情報と、用紙情報検出手段200で検出した用紙情報とを比較し、用紙の重送を判断する。
そして、記憶制御手段340は、重送判定手段310で1枚目の重送判定がなされた後、1枚目が重送でないとき、即ち正常に用紙が搬送されたときには、用紙情報検出手段200の検出値に基づいて求められた透過率を用紙情報として用紙情報記憶手段330に新たに記憶させる。
重送判定手段310の作用
前記重送判定手段310は、上述した重送の判定を行う他、用紙情報設定手段320からユーザが指定した用紙情報と、用紙情報検出手段200で検出された1枚目の用紙情報とが著しく異なる場合、記録動作を開始せずに警告手段350により、ユーザに注意を促すメッセージ等を表示する。これにより、ユーザの誤操作による重送誤検出を未然に防止することができる。
前記用紙情報設定手段320、及び警告手段350として以下に示す液晶表示式のタッチパネルを使用することができる。図5は用紙情報設定手段として使用される操作パネルの外観を示す模式図、図6は警告手段として私用される操作パネルの外観を示す模式図である。
操作パネル410には、液晶タッチパネル部420、テンキー部430、スタートボタン440が配置されている。本例では、液晶タッチパネル部420の表示を変更することにより、用紙情報設定手段320と、警告手段350との役割を実行させる。
操作パネル410を用紙情報設定手段320として使用するときには、図5に示すように、液晶タッチパネル部420に用紙種類選択画面を表示する。また、操作パネル410を警告手段350として使用するときには、図6に示すように、液晶タッチパネル部420に警告画面を表示する。なお、警告手段は、この操作パネル410での表示を行うことに代え専用の表示部を設けたり、は音声による警告を行う手段を設けたりすることができる。
なお、重送判定手段310は、重送検出を行う他、用紙情報設定手段320により設定され用紙情報記憶手段330に初期値として記憶されている用紙情報が、用紙情報検出手段により検出された搬送される1枚目の用紙情報と著しく異なる場合に、用紙種類毎に用意されている他の発光量で再度用紙情報検出を実施することによってユーザの手を煩わせずに印刷動作を継続するという制御を行うようにすることができる。
更に、重送判定手段310は、用紙情報検出手段200が所定時間以内に用紙を検出しない場合は、ジャム信号を出力するものすることができる。このようにすると、用紙情報検出手段200の用紙情報の検出を重送判断及びジャム検出の両方に使うことができる。
次に実施例に係る用紙搬送装置の動作について説明する。図7は実施例に係る用紙搬送装置の作動を示すフローチャートである。印刷を行うときには、オペレータは、まず使用する給紙トレイ21を指定し(ST1)、用紙情報を入力する(ST2)。この用紙情報の入力は、操作パネル410から用紙の種類を指定して行う。
すると、記憶制御手段340は、用紙情報記憶手段330に初期情報として、入寮区された用紙情報と発光量を設定する(ST3)。これにより、重送判定手段310は、設定された給紙トレイ21からの1枚目の用紙を、用紙情報記憶手段330に格納された用紙情報と、用紙情報検出手段200で得られた用紙情報とを比較することになる。また、光量設定手段360は、発光素子210を設定された光量で発光するようになる。
スタートボタン440が押下されると、指定された給紙トレイ21から1枚目の用紙が搬送され(ST4)、用紙情報検出手段200で用紙情報として透過率が得られると、重送判定手段310は、用紙情報記憶手段330に格納された用紙情報と、用紙情報検出手段200で得られた用紙情報とを比較し、搬送された用紙が1枚であるか、重送された2枚の用紙であるかを判定する(ST6)。
用紙が正常に搬送されたときには、記憶制御手段340は、用紙情報記憶手段330に記憶されていた、用紙情報設定手段320からの用紙情報に代え、用紙情報検出手段200からの用紙情報を記憶させ(ST7)、重送判定手段310は以後この新たに記憶された用紙情報に基づいて重送判定を行う(ST8)。
一方重送判定手段310は、重送の判定を行った際、用紙情報記憶手段330に格納された用紙情報と、用紙情報検出手段200で得られた用紙情報との差が予め定めた所定値より小さい場合には重送であるものとして、警報を発したり、用紙搬送装置を停止したりする等の指定された重送処理を行う。オペレータは、この処理を受け搬送装置の点検など所定の動作を行う。また、前記差が前記所定値より大きい場合には、異常警告を発し操作パネル410の液晶タッチパネル部420に図7に示す警告を発する。オペレータは、この警告を受け、再度設定を確認する。
なお、上記画像形成装置としては電子写真複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装置などがあり、それらの重送検出を高精度にすることが可能となる。
実施例に係る画像形成装置の概略構成図である。 用紙搬送装置の構造を示す模式図である。 用紙搬送装置の模式図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 用紙搬送装置の制御部を示すブロック図 用紙情報設定手段として使用される操作パネルの外観を示す模式図である。 警告手段として私用される操作パネルの外観を示す模式図である。 実施例に係る用紙搬送装置の作動を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成部
2 給紙部
3 読取部
4 排紙収納部
6 作像部
7 露光部
9 反転両面部
20 用紙
21 給紙トレイ
21a,21b,21c,21d 給紙トレイ
23 レジストローラ
24a,24b,24c,24d 底板
25a,25b,25c,25d ピックアップローラ
26 給紙ローラ
27 搬送ローラ
31 コンタクトガラス
32、33 読取走行体
34 レンズ
35 CCD撮像素子
51 転写部
52 定着部
53 排紙ローラ
54 反転排紙ローラ
61 感光体
62 帯電部
63 現像部
64 クリーニング部
91 分岐爪
100 自動原稿搬送装置
200 用紙情報検出手段
200a,200b 用紙情報検出手段
210 発光素子
220 受光素子
300 制御部
310 重送判定手段
320 用紙情報設定手段
330 用紙情報記憶手段
340 記憶制御手段
350 警告手段
360 光量設定手段
410 操作パネル
420 液晶タッチパネル部
430 テンキー部
440 スタートボタン

Claims (14)

  1. 用紙を収納する複数の用紙収納手段と、夫々の用紙収納手段から用紙を1枚ずつ給紙する給紙手段と、用紙が搬送される搬送経路とを備える用紙搬送装置において
    前記用紙収納手段に対応する各用紙の用紙情報を設定する用紙情報設定手段と、
    前記用紙格納手段に対応する各用紙の用紙情報を記憶する用紙情報記憶手段と、
    搬送される用紙の用紙情報を前記搬送経路において検出する用紙情報検出手段と、
    前記用紙情報記憶手段からの用紙情報と、前記用紙情報検出手段からの用紙情報とを比較して用紙の重送を検出する重送判定手段と、
    前記用紙情報記憶手段の用紙情報を書き換える記憶制御手段と、を備え、
    前記記憶制御手段は、
    前記用紙格納手段からの1枚目の用紙が搬送されるとき、前記用紙情報設定手段からの用紙情報を前記用紙情報記憶手段に格納し、
    前記重送判定手段が、前記1枚目の用紙が重送ではない判断したとき、前記用紙情報検出手段からの用紙情報を前記用紙情報記憶手段に書き込むことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記用紙情報検出手段は、搬送される用紙を挟んで配置される発光部と、受光部とを備えると共に、
    少なくとも2つの情報検出手段が用紙の搬送方向に垂直に搬送中心を挟んで所定距離だけ離して配置されていることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 前記用紙情報は光の透過率であることを特徴とする請求項1又は2記載の用紙搬送装置。
  4. 前記用紙情報検出手段の発光部は発光量を可変とする光量設定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の用紙搬送装置。
  5. 前記用紙情報検出手段は、少なくとも2つの発光部が同等の発光量で発光するものであり、これらの発光部からの光を受け、受光部が出力する出力値の平均値から用紙情報が得られることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の用紙搬送装置。
  6. 前記発光部の発光量、及び、前記用紙情報設定手段が設定する用紙情報は用紙の種類に対応して定められていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の用紙搬送装置。
  7. 前記発光部の発光量、及び、前記用紙情報設定手段が設定する用紙情報は外部から入力される用紙種類情報に対応して設定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の用紙搬送装置。
  8. 前記用紙情報設定手段によって設定され用紙情報記憶手段に記憶される用紙情報が、用紙情報検出手段により検出された搬送される当初の用紙の用紙情報と著しく異なる場合、記録動作を開始せずに設定された用紙情報が間違っていないか外部に注意を促す警告を発する警告手段を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の用紙搬送装置。
  9. 前記用紙情報設定手段によって設定され用紙情報記憶手段に記憶される用紙情報が、用紙情報検出手段により検出された搬送される当初の用紙情報と著しく異なる場合、予め定められた発光量で前記発光手段を発光させ再度用紙情報の検出を行うことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか記載の用紙搬送装置。
  10. 前記用紙情報検出手段は、所定時間に用紙を検出しないとき、ジャム信号を出力するジャム検出手段を兼ねることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載の用紙搬送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか記載の用紙搬送装置と、画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記画像形成装置は電子写真複写機であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成装置はレーザビームプリンタであることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成装置はファクシミリ装置であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。

JP2007037744A 2007-02-19 2007-02-19 用紙搬送装置及び画像形成装置 Pending JP2008201512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007037744A JP2008201512A (ja) 2007-02-19 2007-02-19 用紙搬送装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007037744A JP2008201512A (ja) 2007-02-19 2007-02-19 用紙搬送装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008201512A true JP2008201512A (ja) 2008-09-04

Family

ID=39779413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007037744A Pending JP2008201512A (ja) 2007-02-19 2007-02-19 用紙搬送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008201512A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013177223A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Riso Kagaku Corp 印刷装置
JP2020121877A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 株式会社Pfu 重送検出装置、制御方法及び制御プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5939645A (ja) * 1982-08-26 1984-03-05 Canon Inc 重送検出装置
JPH0464551A (ja) * 1990-07-02 1992-02-28 Komori Corp 給紙用紙の重複検出方法および装置
JPH06298402A (ja) * 1993-04-16 1994-10-25 Toshiba Corp 紙葉類給送装置
JPH09301576A (ja) * 1996-05-15 1997-11-25 Nec Robotics Eng Ltd 紙葉類搬送装置
JP2006188359A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Ricoh Co Ltd シート種類判別装置及び画像形成装置
JP2006256804A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 媒体識別装置およびシート搬送装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5939645A (ja) * 1982-08-26 1984-03-05 Canon Inc 重送検出装置
JPH0464551A (ja) * 1990-07-02 1992-02-28 Komori Corp 給紙用紙の重複検出方法および装置
JPH06298402A (ja) * 1993-04-16 1994-10-25 Toshiba Corp 紙葉類給送装置
JPH09301576A (ja) * 1996-05-15 1997-11-25 Nec Robotics Eng Ltd 紙葉類搬送装置
JP2006188359A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Ricoh Co Ltd シート種類判別装置及び画像形成装置
JP2006256804A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 媒体識別装置およびシート搬送装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013177223A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Riso Kagaku Corp 印刷装置
JP2020121877A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 株式会社Pfu 重送検出装置、制御方法及び制御プログラム
JP7133492B2 (ja) 2019-01-31 2022-09-08 株式会社Pfu 重送検出装置、制御方法及び制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7959151B2 (en) Image forming apparatus and recording medium conveying device included in the image forming apparatus
US7443490B2 (en) Medium discrimination device, image forming apparatus, and program having simplified mechanism
EP1256851A1 (en) Image forming apparatus capable of determining type of recording sheet to prevent sheet jam
US20100310261A1 (en) Image forming apparatus and sheet conveying method for the image forming apparatus
JP4747037B2 (ja) 画像形成装置
JP2013082539A (ja) 給紙装置、原稿搬送装置、画像形成装置
JP4801384B2 (ja) 画像形成装置
JP2006347645A (ja) 画像形成装置
JP4898553B2 (ja) 重送検知装置、画像形成装置
JP2008201512A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2012116580A (ja) 画像形成装置
JP2011121777A (ja) 給紙搬送装置
JP6901699B2 (ja) 原稿搬送装置、及び、画像形成装置
JP2012008331A (ja) 画像形成装置
JP2007003735A (ja) 画像形成装置
JP4604990B2 (ja) 画像読取り装置
JP2009001394A (ja) 画像形成装置
JP4732274B2 (ja) 媒体搬送装置、画像形成装置
JP4108552B2 (ja) 画像形成装置及び電子機器
JP2020152467A (ja) シート搬送装置、及び、画像形成装置
JP2014166735A (ja) 画像形成装置
JP2007003736A (ja) 画像形成装置
JP2022181375A (ja) 検知装置、及び、画像形成装置
JP6579437B2 (ja) 原稿搬送装置、及び、画像形成装置
JP5633421B2 (ja) 画像形成装及び画像形成装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20091021

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110608

A02 Decision of refusal

Effective date: 20111017

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02