JP2017166340A - 電動ポンプ - Google Patents

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俊 相澤
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Abstract

【課題】電動モータがロック状態になった場合に、サーミスタを使用せずに過熱保護が可能な電動ポンプを提供する。【解決手段】駆動源によって駆動されるポンプ部と、流体が貯留される流体タンクから前記ポンプ部に前記流体を導くための吸入流路と、前記ポンプ部から被駆動部に前記流体を供給する吐出流路と、前記吐出流路と開放流路との間に設けられ、吐出流路側の前記流体の流圧が所定の圧力値以上となった際に、前記吸入流路の流体を前記開放流路に流すことで前記流圧を開放するリリーフ部と、前記駆動源の回転駆動を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、外的負荷により駆動源の駆動が制限されてから第1所定時間が経過した後に前記駆動源の回転駆動を停止する。【選択図】図4

Description

本発明は、電動ポンプに関する。
従来から、車両に搭載されているミッション等の油圧装置にオイルを供給するための車両用油圧回路が知られている。
また、近年、車両の静粛性向上や燃費改善のために、車両の一時停止時にエンジンを一旦オフする、所謂アイドルストップ機能を備えた車両が増えてきている。
このようなアイドルストップ機能を備えた車両に搭載される車両用油圧回路としては、車両のエンジンにより駆動され、油圧装置にオイルを供給する機械式ポンプと、エンジンを停止させた際に機械式ポンプに代わって油圧装置にオイルを供給する電動ポンプと、を備えている。
電動ポンプは、電動モータと、電動モータの駆動によりポンプタンク内のオイルを吸入し、油圧装置に吐出するポンプ部と、電動モータを回転駆動する制御装置と、を備えている。制御装置は、複数のスイッチング素子を備え、そのスイッチング素子をオン・オフさせることで電動モータに外部電源(例えば、バッテリ)から供給する電流の電流量を調整する。この電流量によって、電動モータの回転が制御され、電動ポンプから吐出されるオイルの流量が制御される。
また、電動ポンプには、電動ポンプの定格使用状態において内部の油圧が上昇することにより電動モータに流れる過電流を防止するリリーフバルブが備えられている。このリリーフバルブは、ポンプ部内の油圧を所定値以下に制御することで電動モータを過電流から保護する。
さらに、ポンプ部にコンタミが発生して電動ポンプの駆動が拘束された場合、電動モータのロータの回転が止まった状態(以下、「ロック状態」という。)で電動モータに電流が流れ続けてしまうことがある。このロック状態では、電動モータのロータが回転しないので、電動モータとしてブラシレス式を用いるような場合、ロータの磁極位置が検出できず、強制通電を繰り返し、スイッチング素子に過電流が流れる。また、電動モータの回転が止まっているため、ポンプ部内の油圧が上昇せずリリーフバルブが作動しない。したがって、強制通電を繰り返し、過電流が流れることでスイッチング素子が発熱し、破損に至る可能性がある。この問題を解決するために、スイッチング素子が実装された基板にサーミスタや温度センサを設置し、このサーミスタや温度センサの検知結果に基づいた温度が所定の閾値以上となった場合には、電動モータの駆動を停止する方法がある(特許文献1参照)。
特開2014−125955号公報
しかしながら、一般的なサーミスタでは、仕様における使用温度範囲を超える温度の測定を行うことができない。したがって、このサーミスタの使用温度範囲により電動ポンプの使用環境が制限されてしまう。また、サーミスタや温度センサを用いると、その分、回路構成が増えることになり、制御装置の体格が大きくなったり、コストUPに繋がるといった課題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電動モータの駆動が拘束された状態になった場合に、サーミスタや温度センサを使用せずに過熱保護が可能な電動ポンプを提供することである。
本発明の一態様は、駆動源によって駆動されるポンプ部と、流体が貯留される流体タンクから前記ポンプ部に前記流体を導くための吸入流路と、前記ポンプ部から被駆動部に前記流体を供給する吐出流路と、前記吐出流路と開放流路との間に設けられ、吐出流路側の前記流体の流圧が所定の圧力値以上となった際に、前記吸入流路の流体を前記開放流路に流すことで前記流圧を開放するリリーフ部と、前記駆動源の回転駆動を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、外的負荷により駆動源の駆動が制限されてから第1所定時間が経過した後に前記駆動源の回転駆動を停止する電動ポンプである。
また、本発明の一態様は、上述の電動ポンプであって、前記制御装置は、前記駆動源の回転駆動を停止してから第2所定時間を経過するまでは、前記駆動源の駆動を禁止する。
また、本発明の一態様は、上述の電動ポンプであって、前記制御装置は、前記駆動源の回転駆動を停止してから前記第2所定時間経過後に前記駆動源の駆動の禁止を解除する。
また、本発明の一態様は、上述の電動ポンプであって、前記所定の圧力値は、前記駆動源に流れる電流が所定の電流値を越えたときの前記吐出流路側の流圧である。
また、本発明の一態様は、上述の電動ポンプであって、前記制御装置は、前記駆動源に電流を供給するスイッチング素子をさらに備え、前記第1所定時間は、前記外的負荷により前記駆動源の駆動が制限されてから前記スイッチング素子の温度が動作限界温度に達するまでの時間である。
以上説明したように、本発明によれば、電動モータの駆動が拘束された状態になった場合に、サーミスタや温度センサを使用せずに過熱保護が可能な電動ポンプを提供することができる。
本実施形態の電動ポンプを備えた車両用油圧回路1の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態における制御装置50の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態における通電パターン#1〜#6を示す概略図である。 本実施形態における駆動制御部117の動作について説明する図である。 本実施形態における制御部51の処理の流れを説明する図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。
実施形態における電動ポンプは、駆動源によって駆動されるポンプ部と、流体が貯留される流体タンクからポンプ部に流体を導くための吸入流路と、ポンプ部から被駆動部に流体を供給する吐出流路と、吐出流路と開放流路との間に設けられ、吐出流路側の流体の流圧が所定の圧力値以上となった際に、吸入流路の流体をその開放流路に流すことで流圧を開放するリリーフ部と、駆動源の回転駆動を制御する制御装置と、を備える。そして、制御装置は、外的負荷により駆動源の駆動が制限されてから第1所定時間経過後に駆動源の回転駆動を停止する。
以下、実施形態の電動ポンプを、図面を用いて説明する。
図1は、実施形態の電動ポンプを備えた車両用油圧回路1の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、車両用油圧回路1は、ミッション3、オイルタンク(オイルサンプ)4、機械式ポンプ5、電動ポンプ6、第1吸入油路7、第1吐出油路8、第1リターン油路9及び接続部材2を備える。
ミッション3は、車両に搭載された被駆動部である。
機械式ポンプ5及び電動ポンプ6は、オイルタンク4に貯留されたオイルをミッション3に供給する。
機械式ポンプ5は不図示のエンジンに連結されており、このエンジンの駆動力を利用して駆動する。通常、車両用油圧回路1は、機械式ポンプ5をメインポンプとして使用し、ミッション3にオイルタンク4内のオイルを供給する。また、車両用油圧回路1は、エンジンが停止した際に機械式ポンプ5に代わって電動ポンプ6を制御装置50により駆動させ、ミッション3にオイルタンク4内のオイルを供給する。
第1吸入油路7は、機械式ポンプ5とオイルタンク4とを連結する。第1吐出油路8は、機械式ポンプ5とミッション3とを連結する。
第1リターン油路(システムリターン油路)9は、ミッション3とオイルタンク4とを連結する。したがって、通常時において、エンジンが駆動することで機械式ポンプ5が駆動すると、第1吸入油路7を介してオイルタンク4から機械式ポンプ5にオイルが吸入され、このオイルが第1吐出油路8を介してミッション3に圧送される。ミッション3で使用されたオイルは、第1リターン油路9を介してオイルタンク4に戻される。
接続部材2は、ミッション3側に設けられ、電動ポンプ6とミッション3とを連結する。接続部材2は、第2吸入油路10、第2吐出油路11、電動ポンプ6、第1リターン油路9及び第2リターン油路12を備えている。
第2吸入油路10は、電動ポンプ6とオイルタンク4とを連結する。第2吐出油路11は、電動ポンプ6と第1吐出油路8とを連結する。
第2リターン油路12は、電動ポンプ6と第1リターン油路9とを連結する。
エンジンの停止に伴い機械式ポンプ5が停止して電動ポンプ6が駆動されると、第2吸入油路10を介してオイルタンク4から電動ポンプ6のポンプ室24(後述する)にオイルが吸入され、このオイルが第2吐出油路11及び第1吐出油路8を介してミッション3に圧送される。
また、接続部材2の第2吐出油路11の途中には、逆止弁13が設けられており、機械式ポンプ5を駆動させた際、機械式ポンプ5から圧送されたオイルが第2吐出油路11を逆流しないようになっている。また、機械式ポンプ5によって付与される油圧は、電動ポンプ6による油圧よりも高く設定されており、機械式ポンプ5が作動中に、電動ポンプ6が作動しても逆止弁13が開くことはなく、ミッション3には規定の油圧が付与されるようになっている。
以下に、本実施形態における電動ポンプ6について、説明する。
電動ポンプ6は、ポンプ部15、電動モータ14及び制御装置50を備える。
電動モータ14は、例えば樹脂により形成されたモータケース16と、モータケース16内にインサート成形によって固定されたステータ17と、ステータ17の径方向内側に、回転自在に設けられたロータ18と、を備えた所謂ブラシレスモータである。電動モータ14に電源装置90からの電力を供給することにより、ロータ18が回転する。ロータ18の回転軸19は、ポンプ部15内に向かって突出しており、このポンプ部15と連結されている。なお、詳細は図示しないが、制御装置50はモータケース16と一体成形された制御装置収納部に収納されるようになっている。
ポンプ部15は、電動モータ14に接続されている。ポンプ部15は、電動モータ14によって駆動される。すなわち、ポンプ部15は、電動モータ14に駆動されることにより、第2吸入油路10を介してオイルタンク4からオイルを吸入し、その吸入したオイルを第2吐出油路11及び第1吐出油路8を介してミッション3に圧送する。
ポンプ部15は、ポンプ本体21及びブラケット22を備える。
ポンプ本体21は、電動モータ14側に配置されており、電動モータ14の駆動によりオイルを吸入、吐出する。ブラケット22は、電動モータ14とは反対側に配置されており、接続部材2に電動ポンプ6を固定する。
ポンプ本体21は、電動モータ14及びブラケット22に挟持されるように固定されたポンプケース23を備えている。ポンプケース23は、例えばアルミダイキャストにより形成されている。ポンプケース23内には、略円筒状のポンプ室24が形成されており、ここに略リング状のアウタロータ25が回転自在に設けられている。
また、アウタロータ25の径方向内側には、インナロータ26が回転自在に設けられている。このインナロータ26には、電動モータ14の回転軸19の一端が固定されている。そして、これらアウタロータ25とインナロータ26とにより、いわゆるトロコイド式ポンプが構成される。すなわち、アウタロータ25の図示しない内歯と、インナロータ26の図示しない外歯とにより形成される空間の容積を変化させることで、オイルを吸入してこのオイルを吐出する作動室27が形成される。
ブラケット22は、吸入ポート28、吐出ポート29、開放ポート37及びリリーフバルブ42を備える。吸入ポート28は、ポンプ室24のオイル吸入側に対応する位置に形成されている。吐出ポート29は、ポンプ室24のオイル吐出側に対応する位置に、ブラケット22を厚さ方向に貫通するように形成されている。
開放ポート37は、ブラケット22の接続部材側端面22bにおける吸入ポート28に対応する位置に形成されている。開放ポート37は、リリーフバルブ42からオイルを排出するためのものであって、例えば、接続部材側端面22bの吸入ポート28に対応する位置にザグリ加工を施すことにより形成される。
リリーフバルブ42は、リリーフ孔34、弁体38及びコイルバネ39を備える。
リリーフ孔34には、吐出ポート29に対して連通する第1連通孔35と、開放ポート37とを連通する第2連通孔36が形成されている。
弁体38は、リリーフ孔34内に設けられている。弁体38は、コイルバネ39に接続されている。弁体38は、吐出ポート29を通流するオイルの圧力が所定の圧力以上になった場合に、コイルバネ39のバネ力に抗してスライド移動する。これにより、第2連通孔36が開放されてオイルの圧力が開放される。以下、この開放されるオイルの圧力を開放圧と称する場合がある。上記所定の圧力(開放圧)とは、電動モータに流れる電流が所定の電流値を超えたときの吐出ポート29を通流するオイルの圧力である。例えば、所定の電流値とは、相電流の最大値である。
これにより、吐出ポート29を通流するオイルの圧力が所定の圧力以上になった場合、吐出ポート29のオイルは、第1連通孔35、リリーフ孔34、第2連通孔36を介して開放ポート37に導かれる。これにより、リリーフバルブ42は、電動モータ14が回転駆動されている場合において、吐出ポート29を通流するオイルの余剰圧力を低減し、電動モータ14に過電流が流れることを防止する。
ブラケット22は、接続部材2に取り付けた状態で、接続部材2の第2吸入油路10と吸入ポート28とが同軸上に配置され、この第2吸入油路10と吸入ポート28とが吸入側ジョイントパイプ43を介して連結される。また、ブラケット22は、接続部材2の第2吐出油路11と吐出ポート29とが同軸上に配置され、これら第2吐出油路11と吐出ポート29とが吐出側ジョイントパイプ44を介して連結される。
ここで、ブラケット22の接続部材側端面22bにおいて、同一位置に形成されている吸入ポート28と開放ポート37とは、接続部材2の第2吸入油路10と吸入ポート28とを吸入側ジョイントパイプ43を介して連結することにより、この吸入側ジョイントパイプ43が隔壁となって区画される。すなわち、開放ポート37は、吸入側ジョイントパイプ43の周囲に設けられた状態になる。
また、開放ポート37は、接続部材2にブラケット22を取り付けた状態で、接続部材2の第2リターン油路12と連結されるようになっている。
なお、第2リターン油路12は第1リターン油路9と連結されており、余剰オイルは、この第1リターン油路9を経由してオイルタンク4に戻されるようになっている。
図2は、本実施形態における制御装置50の概略構成の一例を示す図である。
制御装置50は、制御部51、インバータ回路52、シャント抵抗53、中性点生成回路54、ゲートドライバ回路56及び平滑コンデンサ57を備えている。
インバータ回路52は、電源装置90から供給される直流電力を交流電力に変換して電動モータ14に印加する。インバータ回路52は、図2に示すように、6つのスイッチング素子121UH、121UL、121VH、121VL、121WH、121WLを備えている。インバータ回路52は、スイッチング素子121UH〜121WLのオンとオフとを切り替えて直流電力を交流電力に変換する。なお、以下の説明において、スイッチング素子121UH〜121WLを総称して、スイッチング素子121と称する場合がある。
直列に接続されたスイッチング素子121UH、121ULと、直列に接続されたスイッチング素子121VH、121VLと、直列に接続されたスイッチング素子121WH、121WLとは、電源装置90の高電位側と接地電位との間に並列に接続されている。また、スイッチング素子121UH、121ULの接続点は、コイルUの一端に接続されている。スイッチング素子121VH、121VLの接続点、及びスイッチング素子121WH、121WLの接続点は、それぞれがコイルVの一端、コイルWの一端に接続されている。
各スイッチング素子121UH〜121WLは、例えば、FET(FieldEffectiveTransistor;電界効果トランジスタ)、あるいはIGBT(InsulatedGateBipolarTransistor;絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)である。各スイッチング素子121UH〜121WLは、還流ダイオードと並列に接続された構成を備えている。また、各スイッチング素子121UH〜121WLは、ゲートドライバ回路56を介して、制御部51から入力されるパルス幅変調信号(駆動信号)に基づいて、オンとオフとが切り替えられる。
シャント抵抗53は、インバータ回路52とグランドレベルとの間に接続されている。本実施形態では、シャント抵抗53を用いて、インバータ回路52に流れる電流、すなわち電動モータ14に供給又は電動モータ14を駆動するモータ電流を検出する。コンパレータは、シャント抵抗53の電位が基準電圧以上になると、制限(PWMをOFFする)する電流検出信号を制御部51に供給する。なお、シャント抵抗53は、電源装置90と、インバータ回路52との間に接続されていてもよい。また、本実施形態において、モータ電流を測定できればよく、例えば、シャント抵抗以外に代わって、電流プローブやホール素子を使用した電流センサ等を用いてもよい。
中性点生成回路54は、分圧回路によりモータ端子の等価中性点電位を生成し、回転磁極位置検出部113に入力する。
図2に戻って、本実施形態における制御装置50の説明を続ける。
平滑コンデンサ57は、電源装置90の高電位側と接地電位との間に、インバータ回路52と並列に接続され、電動モータ14の駆動に伴い生じる電圧の変化を抑制する。
制御部51は、上位ECU20から電動モータ14を駆動させることを指示するモータ駆動指令が供給されると、電動モータ14を回転駆動することで電動ポンプ6を駆動させる。一方、制御部51は、上位ECU20から電動モータ14の駆動を停止させることを指示するモータ停止指令が供給されると、電動モータ14の回転駆動を停止させることで電動ポンプ6の駆動を停止させる。制御部51は、電動モータ14の駆動が拘束された状態(ロック状態)であることを検知すると、所定時間経過後に電動モータ14の回転駆動の制御を停止する。ロック状態とは、電動モータ14に電流が流れているのに電動モータ14の回転が止められている状態である。例えば、ロック状態が引き起こされる場合とは、外的負荷により電動モータ14の駆動が制限される場合であり、例えば、ポンプ部15にコンタミが発生して電動ポンプ6の駆動が拘束されてしまう場合である。以下、本実施形態における制御部51について、具体的に説明する。
制御部51は、モータ相電流推定部112、回転磁極位置検出部113、励磁信号出力部114及び通電制御部115を備えている。なお、制御部51は、CPUや、メモリ等を用いて構成し、メモリに記憶されているプログラムをCPUに実行させて各機能部として動作させるようにしてもよい。
モータ相電流推定部112には、コンパレータからシャント抵抗53による電流検出信号が供給される。モータ相電流推定部112は、コンパレータから供給された電流検出信号から、電動モータ14のコイルに流れるモータ相電流値を推定する。モータ相電流推定部112は、推定したモータ相電流値を通電制御部115に出力する。
回転磁極位置検出部113は、中性点生成回路54から入力される信号に基づいて、電動モータ14のロータの位置(電気角)を算出し、算出したロータ位置を示す信号を通電制御部115及び励磁信号出力部114に出力する。また、回転磁極位置検出部113は、算出したロータ位置の変化量からロータの回転速度を算出し、算出した回転速度を通電制御部115に出力する。
励磁信号出力部114は、インバータ回路52に通電する通電パターン、及びパルス幅変調信号におけるデューティ比を示す駆動指令信号が制御部51から供給される。励磁信号出力部114は、制御部51から供給される通電パターン及び駆動指令信号に基づいて、インバータ回路52が備える各スイッチング素子121UH〜121WLのオンとオフとの切替えを指示する駆動信号を、ゲートドライバ回路56を介してインバータ回路52に出力する。
通電制御部115は、判定部116及び駆動制御部117を備える。
判定部116は、回転磁極位置検出部113から供給される回転速度に基づいて、電動モータ14がロック状態か否かを判定する。例えば、判定部116は、電動モータ14の駆動制御が行われている際に、回転磁極位置検出部113から供給される回転速度が所定の時間内に所定の閾値以下である場合には、電動モータ14がロック状態であると判定する。なお、本実施形態において、判定部116は、電動モータ14の駆動制御が行われていることを判定する方法には特に限定されないが、例えば、以下の3点の場合において、電動モータ14の駆動制御が行われていると判定する。
・上位ECU20からモータ駆動指令が供給されていることを検知した場合。
・モータ相電流推定部112から供給されるモータ相電流値が所定値を超えている場合。
・励磁信号出力部114から駆動信号が出力されている場合。
判定部116は、電動モータ14がロック状態であると判定した場合には、電動モータ14がロック状態であることを示すロック状態信号を駆動制御部117に供給する。判定部116は、電動モータ14がロック状態ではないと判定した場合には、電動モータ14がロック状態ではないことを示す通常状態信号を駆動制御部117に供給する。
駆動制御部117は、上位ECU20からモータ駆動指令が供給されると、モータ相電流推定部112から供給されるモータ相電流値に基づいてパルス幅変調信号のデューティ比を算出する。また、駆動制御部117は、予め定められた複数の通電パターンのうちいずれかを選択する。そして、通電制御部115は、選択した通電パターンと、算出したデューティ比を示す駆動指令信号とを励磁信号出力部114に出力する。例えば、駆動制御部117は、モータ相電流推定部112から出力されるモータ相電流値が所定の値になるように、デューティ比を算出する。
例えば、予め定められた複数の通電パターンとは、図3に示す6つの通電パターンである。図3は、本実施形態における通電パターン#1〜#6を示す概略図である。同図に示すように、通電パターン#1〜#6は、電動モータ14のロータを駆動できるパターンになっている。
通電パターン#1は、U相のコイルUからV相のコイルVに電流を流すUV通電を行う。U相がN極磁化され、V相がS極磁化される。
通電パターン#2は、U相のコイルUからW相のコイルWに電流を流すUW通電を行う。U相がN極磁化され、W相がS極磁化される。
通電パターン#3は、V相のコイルVからW相のコイルWに電流を流すVW通電を行う。V相がN極磁化され、W相がS極磁化される。
通電パターン#4は、V相のコイルVからU相のコイルUに電流を流すVU通電を行う。V相がN極磁化され、U相がS極磁化される。
通電パターン#5は、W相のコイルWからU相のコイルUに電流を流すWU通電を行う。W相がN極磁化され、U相がS極磁化される。
通電パターン#6は、W相のコイルWからV相のコイルVに電流を流すWV通電を行う。W相がN極磁化され、V相がS極磁化される。
このように、駆動制御部117は、上位ECU20からモータ駆動指令が出力されると、電動モータ14を回転させる駆動制御を行うことで、電動ポンプ6を駆動させミッション3にオイルを供給する。一方、駆動制御部117は、上位ECU20からモータ停止指令が出力されると、電動モータ14の駆動制御を停止することで、電動ポンプ6の駆動を停止させる。そして、電動ポンプ6の駆動の停止とともに、機械式ポンプ5が駆動され、機械式ポンプ5によりミッション3にオイルが供給される。
また、駆動制御部117は、電動モータ14を回転させる駆動制御を行っている場合に、判定部116からのロック状態信号の出力が第1所定時間T継続すると、電動モータ14の駆動制御を停止する。すなわち、駆動制御部117は、電動モータ14を回転させる駆動制御を行っている場合に、電動モータ14のロック状態が第1所定時間T継続すると、電動モータ14への通電を停止する。これは、外的負荷により電動モータ14の駆動が制限されることで電動モータ14がロック状態となった場合に、インバータ回路52に過電流が流れることでスイッチング素子121が過熱し、破損してしまうことを防止するためである。
また、駆動制御部117は、電動モータ14のロック状態が第1所定時間T継続したことで電動モータ14の駆動制御を停止してから第2所定時間Tが経過するまでは、電動モータ14の駆動制御を行わないようにしてもよい。すなわち、駆動制御部117は、電動モータ14のロック状態が第1所定時間T継続した場合には、第2所定時間Tの間、電動モータ14の駆動制御を停止してもよい。そして、駆動制御部117は、電動モータ14の駆動制御を停止してから第2所定時間T経過後には、電動モータ14の駆動制御が可能とする。すなわち、駆動制御部117は、電動モータ14の駆動制御を停止してから第2所定時間Tの間においてはモータ駆動信号の受け付けを禁止し、第2所定時間T経過後においてはモータ駆動信号の受け付け禁止を解除する。したがって、駆動制御部117は、電動モータ14の駆動制御を停止してから第2所定時間T経過後に、上位ECU20からモータ駆動指令が出力されると、電動モータ14を回転させる駆動制御を行う。
以下に、本実施形態における駆動制御部117の動作について、具体的に説明する。図4は、本実施形態における駆動制御部117の動作について説明する図である。
図4に示すように、縦軸がスイッチング素子121の温度tを示し、横軸が時間Tを示す。例えば、駆動制御部117は、時間T=0において判定部116からモータ駆動信号が出力された場合、自装置内の第1タイマ(不図示)による第1所定時間Tの計時を開始する。この第1タイマの計時を実行している間、駆動制御部117は、電動モータ14の駆動制御を行っている。駆動制御部117は、第1タイマが第1所定時間Tの計時を実行している場合に、判定部116から通常状態信号が出力された場合には第1タイマによる計時を停止し、第1タイマの計時時間をリセットする。
駆動制御部117は、第1タイマによる第1所定時間Tの計時が完了した場合には、電動モータ14の駆動制御を停止する。ここで、第1所定時間Tは、スイッチング素子121の温度tに対応した時間である。例えば、スイッチング素子121の温度tは、スイッチング素子121の動作限界温度(動作温度範囲の上限値)である。すなわち、第1所定時間Tは、拘束電流が電動モータ14に流れてからスイッチング素子121の温度が動作限界温度に達するまでの時間である。拘束電流とは、電動モータ14がロック状態のときに電動モータ14に流れる電流である。これにより、制御装置50は、サーミスタや温度センサを使用せずにインバータ回路52のスイッチング素子121が動作限界温度以上になることを防止することができる。すなわち、制御装置50は、サーミスタや温度センサを使用せずにインバータ回路52のスイッチング素子121の過熱保護が可能となる。
駆動制御部117は、第1タイマによる第1所定時間Tの計時が完了すると、電動モータ14の駆動制御を停止するともに、第2タイマによる第2所定時間Tの計時を開始する。この第2タイマの計時を実行している間、駆動制御部117は、電動モータ14の駆動制御を停止する。すなわち、駆動制御部117は、第2タイマが第2所定時間Tの計時を実行している場合に、判定部116から通常状態信号や上位ECU20からモータ駆動信号が出力されても、電動モータ14の駆動制御を指令しない。これにより、制御装置50は、インバータ回路52のスイッチング素子121の温度が十分に低下させることができる。
駆動制御部117は、第2タイマによる第2所定時間Tの計時が完了した場合には、電動モータ14の駆動制御を実行可能とする。ここで、第2所定時間Tは、スイッチング素子121の温度tに対応した時間である。例えば、スイッチング素子121の温度tは、電動モータ14がロック状態ではなく回転しているときのスイッチング素子121の温度である。すなわち、第2所定時間Tは、電動モータ14の駆動制御が停止されている場合において、スイッチング素子121の温度が温度tから温度t(t<t)に低下するまでの時間である。これにより、制御装置50は、インバータ回路52のスイッチング素子121の温度が十分に低下した場合に、電動モータ14を駆動可能となるため、電動モータ14に対する過剰な保護を防止し、電動モータ14に対して効率のよい駆動制御を行うことができる。
以下に、本実施形態における電動ポンプ6の処理の流れについて、説明する。図5は、本実施形態における制御部51の処理の流れを説明する図である。
制御部51は、エンジンが停止されると、上位ECU20からモータ駆動指令が出力される(ステップS101)。車両のミッション3を駆動させる場合、不図示のエンジンが駆動している間は、機械式ポンプ5が作動される。つまり、エンジンの動力が機械式ポンプ5に伝達されてこの機械式ポンプ5が駆動し、オイルタンク4から第1吸入油路7を介してオイルが吸入される。機械式ポンプ5に吸入されたオイルは、第1吐出油路8を介してミッション3に圧送される。ミッション3で使用されたオイルは、第1リターン油路9を介してオイルタンク4に戻される。
一方、例えば、アイドルストップ等によりエンジンが停止された際には、電動ポンプ6は、上位ECU20から供給されるモータ駆動指令に基づいてミッション3にオイルを供給する。制御装置50は、上位ECU20からモータ駆動指令が出力されると、電動モータ14を駆動させる駆動信号をインバータ回路52に出力することで、電源装置90から電流が出力されて電動モータ14が駆動する(ステップS102)。電動モータ14が回転すると、この電動モータ14の回転軸19に連結されているポンプ部15のインナロータ26、アウタロータ25が回転する。すると、オイルタンク4のオイルが、第2吸入油路10、吸入ポート28を介してポンプ本体21に吸入される。
そして、吐出ポート29、第2吐出油路11にオイルが圧送され、その油圧により逆止弁13を開放させ、第1吐出油路8を介してミッション3にオイルが圧送される。ミッション3で使用されたオイルは、機械式ポンプ5の駆動時と同様、第1リターン油路9を介してオイルタンク4に戻される。
判定部116は、回転磁極位置検出部113から出力される回転速度に基づいて、電動モータ14がロック状態か否かを判定する(ステップS103)。例えば、判定部116は、電動モータ14の駆動制御が行われている際に、回転磁極位置検出部113から出力される回転速度が所定の時間内に所定の閾値以下である場合には、電動モータ14がロック状態であると判定する。判定部116は、電動モータ14がロック状態であると判定した場合には、電動モータ14がロック状態であることを示すロック状態信号を駆動制御部117に出力する。一方、判定部116は、電動モータ14がロック状態ではないと判定した場合には、電動モータ14がロック状態ではないことを示す通常状態信号を駆動制御部117に出力する。
駆動制御部117は、電動モータ14のロック状態が第1所定時間T継続したか否かを判定する(ステップS104)。例えば、駆動制御部117は、判定部116からのロック状態信号の出力が第1所定時間T継続した場合には、電動モータ14の駆動制御を停止する(ステップS105)。そして、駆動制御部117は、第2所定時間Tが経過するまでは、電動モータ14の駆動を禁止する(ステップS106)。これにより、電動モータ14がロック状態になった場合に、スイッチング素子121が過熱され破損することを防止することができる。駆動制御部117は、判定部116からのロック状態信号の出力が第1所定時間T継続していない場合には、ステップS103の処理に戻る。
駆動制御部117は、電動モータ14に対する駆動制御を停止してから第2所定時間Tが継続したか否かを判定する(ステップS107)。駆動制御部117は、電動モータ14に対する駆動制御を停止してから第2所定時間Tが継続したと判定した場合には、電動モータ14の駆動禁止を解除する(ステップS108)。
また、ステップS103の処理において、電動モータ14がロック状態ではないと判定された場合、吐出ポート29を通流するオイルの圧力が所定値以上になると(ステップS109)、リリーフバルブ42が作動し、吐出ポート29のオイルがリリーフバルブ42を介して開放ポート37に導かれる(ステップ110)。そして、開放ポート37に導かれたオイルは、第2リターン油路12、第1リターン油路9を介してオイルタンク4に戻される。これにより、リリーフバルブ42は、電動モータ14が回転駆動されている場合において、吐出ポート29を通流するオイルの余剰圧力を低減し、電動モータ14に過電流が流れることを防止する。
上述したように、本実施形態における電動ポンプ6は、外的負荷により電動モータ14の駆動が制限されてから第1所定時間T経過後に電動モータ14の回転駆動を停止する。これにより、電動ポンプ6は、サーミスタや温度センサを使用せずに、電動モータ14がロック状態になることにより引き起こされる過熱によるスイッチング素子121の破損を防止することができる。
また、上述した実施形態において、制御装置50は、電動モータ14の回転駆動を停止してから第2所定時間Tを経過するまでは、電動モータ14の駆動を禁止する。これにより、制御装置50は、電動モータ14の駆動と停止とが短時間に繰り替えされることを防止することができる。
また、上述した実施形態において、制御装置50は、電動モータ14の回転駆動を停止してから第2所定時間経過T後に電動モータ14の駆動の禁止を解除する。これにより、制御装置50は、スイッチング素子121の温度が十分に低下した後で電動モータ14を駆動することができるため、スイッチング素子121の破損を防止することができる。
また、上述した実施形態において、リリーフバルブ42は、吐出ポート29を通流するオイルの圧力が所定の圧力以上になると、そのオイルの圧力を開放する。そして、その所定の圧力は、電動モータ14に流れる電流が所定の電流値を越えたときの吐出ポート29の流圧である。所定の電流値とは、相電流の最大値である。これにより、電動ポンプ6は、電動モータ14がロック状態ではない場合において、吐出ポート29を通流するオイルの余剰圧力を低減し、電動モータ14に過電流が流れることを防止することができる。
また、上述した実施形態において、第1所定時間Tは、外的負荷により電動モータ14の駆動が制限されてからスイッチング素子121の温度が動作限界温度に達するまでの時間である。これにより、電動ポンプ6は、サーミスタや温度センサを使用せずに、電動モータ14がロック状態になることにより引き起こされる過熱によるスイッチング素子121の破損を防止可能となる。
上述の実施形態において、判定部116は、回転磁極位置検出部113から供給される回転速度が所定の時間内に所定の閾値以下である場合には、電動モータ14がロック状態であると判定したが、これに限定されない。例えば、判定部116は、中性点生成回路54から入力される信号に基づいて電動モータ14がロック状態か否かを判定してもよい。また、判定部116は、パルス信号に基づいて算出される電動モータ14の回転数が所定の時間内に所定の閾値以下である場合には、電動モータ14がロック状態であると判定してもよい。
上述した実施形態における制御部51をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1 車両用油圧回路
2 接続部材
3 ミッション
4 オイルタンク
5 機械式ポンプ
6 電動ポンプ
7 第1吸入油路
8 第1吐出油路
9 第1リターン油路
15 ポンプ部
14 電動モータ
50 制御装置
51 制御部
115 通電制御部
116 判定部
117 駆動制御部

Claims (5)

  1. 駆動源によって駆動されるポンプ部と、
    流体が貯留される流体タンクから前記ポンプ部に前記流体を導くための吸入流路と、
    前記ポンプ部から被駆動部に前記流体を供給する吐出流路と、
    前記吐出流路と開放流路との間に設けられ、吐出流路側の前記流体の流圧が所定の圧力値以上となった際に、前記吸入流路の流体を前記開放流路に流すことで前記流圧を開放するリリーフ部と、
    前記駆動源の回転駆動を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、外的負荷により駆動源の駆動が制限されてから第1所定時間が経過した後に前記駆動源の回転駆動を停止する電動ポンプ。
  2. 前記制御装置は、前記駆動源の回転駆動を停止してから第2所定時間を経過するまでは、前記駆動源の駆動を禁止する請求項1に記載の電動ポンプ。
  3. 前記制御装置は、前記駆動源の回転駆動を停止してから前記第2所定時間が経過した後に前記駆動源の駆動の禁止を解除する請求項2に記載の電動ポンプ。
  4. 前記所定の圧力値は、前記駆動源に流れる電流が所定の電流値を越えたときの前記吐出流路側の流圧である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
  5. 前記制御装置は、前記駆動源に電流を供給するスイッチング素子をさらに備え、
    前記第1所定時間は、前記外的負荷により前記駆動源の駆動が制限されてから前記スイッチング素子の温度が動作限界温度に達するまでの時間である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
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