JP6384135B2 - 冷却システム - Google Patents
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Description
従って、電動ポンプの回転数からポンプ内への空気の混入を判定した場合には、複数の電動ポンプの制御により空気の排出を良好に行える冷却システムが構成された。特に、電動ポンプにセンサレスブラシレス直流モータを用いた場合には、センサレスのため低回転に限界があり、冷媒に混入した空気が排出し難い不都合を招くものであったが、複数の電動ポンプを用いることにより低速回転を行わすとも良好に空気を排出できる。
前記混入判定処理部が、前記設定電力が複数の前記電動ポンプに供給された際の回転数を計測回転数として取得し、複数の前記電動ポンプのうち、取得した前記計測回転数が前記基準回転数より大きいものを前記混入状態として判定しても良い。
前記空気排出処理部は、前記混入判定処理部で混入状態と判定された前記電動ポンプのデューティ比を、前記混入判定処理部による処理により正常状態と判定された前記電動ポンプのデューティ比より低く設定しても良い。
〔冷却システムの構成〕
図1に示すように、乗用車等の車両に備えられるエンジンEのウォータジャケット1(熱源の一例)の冷却水(冷媒の一例)をラジエータ2(放熱器の一例)に送り、放熱の後にウォータジャケット1に戻す循環型の冷媒流路Rが構成されている。この冷媒流路Rに冷却水を循環させる2つの電動ポンプPを備え、これらを個別に制御するポンプ制御装置10を備えてエンジン冷却システムが構成されている。
このエンジン冷却システムでは、2つの電動ポンプPが等しい性能のものが使用されている。具体的には、2つの電動ポンプPの各々が、最高効率で駆動した際の消費電力と、効率循環量とが等しい性能のものが使用されている。また、電源11から電源ライン12を介して供給される電力を、各々の電動ポンプPのモータMに対し電力供給ライン13を介して個別に供給する電力供給部14を備えている。これらの電力供給部14は、PWM信号のデューティ比の設定により電圧を変更してモータMの回転数を調節するように機能する。
ポンプ制御装置10の第1の制御形態の通常駆動モードの概要を図2のフローチャートに示し、空気排出モードの概要を図3のフローチャートに示している。図2に示す通常駆動モードでは、循環量設定部10Aが温度センサTSで計測される冷却水の水温に基づいて冷媒流路Rに循環させる目標循環量を設定し、目標循環量と効率循環量とが比較され、この比較結果に基づいて電動ポンプPが制御される(#101〜#103ステップ)。
これにより、例えば、インペラWに付着する状態で空気が存在していても、その空気をインペラWから剥がし取るように分離して冷媒流路Rに送り出すことが可能となる。
この第2の実施形態では、通常駆動モードで電動ポンプPを駆動する際に、混入判定処理部10Cによる空気混入の判定を行い、この判定の後に、ユーザ等が人為的に空気排出モードを実行することにより空気の排出を実現するものである。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い。
2 放熱器(ラジエータ)
10 ポンプ制御装置
10C 混入判定処理部
10D 空気排出処理部
14 電力供給部
M ブラシレス直流モータ
P 電動ポンプ
R 冷媒流路
Rb 基準回転数
Rm 計測回転数
Claims (5)
- 熱源と放熱器との間に冷媒を循環させる冷媒流路に対して直列に配置される複数の電動ポンプと、複数の前記電動ポンプを個別に制御するポンプ制御装置とを備え、
前記ポンプ制御装置が、前記電動ポンプ内の冷媒に空気が混入しない正常状態と、前記電動ポンプ内の冷媒に空気が混入した混入状態と、において設定電力が供給された場合の前記電動ポンプの回転数の差から空気の混入の有無を複数の前記電動ポンプの各々に対して判定する混入判定処理部を備えると共に、複数の前記電動ポンプのうち前記混入判定処理部で混入状態と判定された電動ポンプを、複数の前記電動ポンプのうち前記混入判定処理部で正常状態と判定された電動ポンプの回転数より低回転で駆動する又は停止する又は逆転駆動する空気排出処理部を備えている冷却システム。 - 前記ポンプ制御装置が、設定された目標循環量に基づいて複数の前記電動ポンプの少なくとも1つを制御する通常駆動モードと、前記混入判定処理部での混入判定処理及び前記空気排出処理部での空気排出処理を制御する空気排出モードとを実行可能に構成されている請求項1記載の冷却システム。
- 前記ポンプ制御装置が、設定された目標循環量に基づいて複数の前記電動ポンプの少なくとも1つを制御しつつ前記混入判定処理部での混入判定処理を制御する通常駆動モードと、前記空気排出処理部での空気排出処理を制御する空気排出モードとを実行可能に構成されている請求項1記載の冷却システム。
- 前記ポンプ制御装置が、前記正常状態で前記設定電力が供給された際における複数の前記電動ポンプの回転数を基準回転数として記憶しており、
前記混入判定処理部が、前記設定電力が複数の前記電動ポンプに供給された際の回転数を計測回転数として取得し、複数の前記電動ポンプのうち、取得した前記計測回転数が前記基準回転数より大きいものを前記混入状態として判定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷却システム。 - 前記電動ポンプがブラシレス直流モータを備えて構成され、前記ポンプ制御装置がデューティ比の設定により前記ブラシレス直流モータの回転数を調節する電力供給部を備えて構成され、
前記空気排出処理部は、前記混入判定処理部で混入状態と判定された前記電動ポンプのデューティ比を、前記混入判定処理部による処理により正常状態と判定された前記電動ポンプのデューティ比より低く設定する請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷却システム。
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JP2014121560A JP6384135B2 (ja) | 2014-06-12 | 2014-06-12 | 冷却システム |
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- 2014-06-12 JP JP2014121560A patent/JP6384135B2/ja active Active
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