JP2017107766A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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増田 一郎
Ichiro Masuda
一郎 増田
隆司 須永
Takashi Sunaga
隆司 須永
杉本 芳之
Yoshiyuki Sugimoto
芳之 杉本
大久保 直也
Naoya Okubo
直也 大久保
導生 田仲
Michio Tanaka
導生 田仲
信夫 吉元
Nobuo Yoshimoto
信夫 吉元
裕司 横井川
Yuji Yokoigawa
裕司 横井川
晃一 星野
Koichi Hoshino
晃一 星野
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Abstract

【課題】調理物の低温調理が容易にできるグリルユニットを備えた誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】内部にグリルユニットを備えた誘導加熱調理器において、グリルユニットは、箱形形状の加熱室と、加熱室の底板に載置される磁性材の調理容器と、加熱室の底板の下に配置され、その底板に載置された磁性材の調理容器を誘導加熱し、調理容器内の調理物を調理する加熱コイルとを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、グリル調理機能を有するグリルユニットを備えた誘導加熱調理器に関するものである。
従来の誘導加熱調理器として、魚等の調理物を調理するためのグリルユニットを備えたものがある。このグリルユニットは、箱形形状の加熱室内の上部と下部とにそれぞれヒーターが配置されている。また、上下のヒーターの間であって、下ヒーターの上に調理物が載置される調理網が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−054221号公報
前述のグリルユニットにおいて、上下ヒーターのオン・オフ制御で加熱室内の温度を一定に保つこと、特に低温調理時の温度制御が難しく、調理物を上手く調理できないという課題があった。ヒーターの加熱電力は、通常、ヒーターに定格電力が供給される電流値の電流をオン・オフ制御し、この通電比率を調整することにより制御している。ヒーターへの電流をオン/オフする場合、オン/オフに対する加熱室内の温度上昇/低下の応答が緩やかなため、オンする時間及びオフする時間は数10秒程度としている。特に、加熱室内の温度を、低温調理時に対応して比較的低温に維持する場合、オン時間を短く、オフ時間を長く制御する必要があるが、加熱室内の温度は、ヒーターをオンしている間は上昇し、ヒーターをオフしている間は低下する。このように、加熱室内の温度を一定に保つことが困難であった。仮に、グリルユニットに代えて、誘導加熱調理器のトッププレート上に載置される調理容器を加熱することにより調理容器に収容される調理物を加熱するための加熱コイルで、調理物に対し低温調理を行う場合、この誘導加熱調理器側の加熱コイルを長時間占有してしまい、誘導加熱調理器の使い勝手が良くなかった。
本発明は、前述のような課題を解決するためになされたもので、調理物の低温調理が容易にできるグリルユニットを備えた誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、内部にグリルユニットを備えた誘導加熱調理器において、グリルユニットは、加熱室と、加熱室の底板に載置される磁性材の調理容器と、加熱室の底板の下に配置され、その底板に載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルとを備えたものである。
本発明によれば、グリルユニットに、加熱室の底板に載置される磁性材の調理容器と、加熱室の底板の下に配置された加熱コイルと、加熱室の底板の下に配置され、その底板に載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルとを備えている。これにより、ヒーターのオン・オフ制御のみで比較的に調理時間の長い低温調理あるいは保温調理を行う従来と比べ、加熱コイルでの低温調理あるいは保温調理を容易に行うことができる。このため、誘導加熱調理器側の加熱コイルを長時間占有することがなくなり、トッププレート上でのスペースの有効活用、即ち誘導加熱調理器で他の調理を行うことができ、誘導加熱調理器の使い勝手が向上する。
本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器のグリルユニットを示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器のグリルユニットを示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器のグリルユニットを示す縦断面図である。 本発明の実施の形態4に係る誘導加熱調理器を示す斜視図である。 図5の誘導加熱調理器の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、それぞれの図面において、同じ部分または相当部分には同じ符号を付している。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器を示す斜視図である。
本実施の形態1に係る誘導加熱調理器100は、筐体1の上部に設けられたトッププレート2、筐体1内に配置された3つの加熱コイル、上面操作部6、前面操作部8、筐体1内に前面操作部8に隣接して設置されたグリルユニット20等を備えている。トッププレート2は、四辺形状に形成された非磁性材の結晶化ガラス板3と、結晶化ガラス板3の前後左右の周縁部にシリコン系接着剤等で固着されたステンレス製の枠体4とで構成されている。
トッププレート2の結晶化ガラス板3には、鍋等の載置位置を示す左加熱部5a、右加熱部5b及び中央加熱部5cが印刷等で表示されている。これらの左加熱部5a、右加熱部5b及び中央加熱部5cの真下には、3つの加熱コイルである左加熱コイル、右加熱コイル及び中央加熱コイルが配置されている。なお、本実施の形態1においては、3つの加熱コイルを備えた誘導加熱調理器100について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、中央加熱部5cの下に配置された中央加熱コイルに代えて、輻射式のラジエントヒーターを用いても良い。また、加熱コイルを3つとしているが、加熱コイルを2つあるいは4つとしても良い。
また、結晶化ガラス板3の前部には、左加熱部5a、右加熱部5b及び中央加熱部5cに対応して、それぞれ表示窓7a、7b、7cが設けられている。これらの表示窓7a、7b、7cの真下には、それぞれ液晶表示部が配置されている。この液晶表示部は、例えば、LCDあるいは有機電界発光(Electro Luminescence:EL)素子などにより構成されている。
上面操作部6は、トッププレート2の前側の枠体4に設けられ、左加熱部5a、右加熱部5b、中央加熱部5c及びグリルユニット20の火力をそれぞれ選択する火力選択スイッチ、調理開始スイッチ、調理のメニューを選択するメニュー選択スイッチ、調理する時間を設定する時間設定スイッチ等を備えている。これらのスイッチは、例えば、静電容量式のタッチスイッチで構成される。また、トッププレート2の後側の枠体4には、吸気口9及び排気口10が設けられている。
前面操作部8は、筐体1の前面に設けられている。この前面操作部8には、誘導加熱調理器100の電源を入り切りする電源スイッチ8a、左加熱部5a、右加熱部5b及び中央加熱部5cの火力をそれぞれ微調節する火力調節ダイヤル8b、8c、8d、左加熱部5a、右加熱部5b及び中央加熱部5cの加熱時間をそれぞれ設定するダイヤル式切りタイマー8eが設けられている。また、筐体1の前面には、グリルユニット20の開口部11が設けられている。この開口部11は、グリル扉21によって開閉される。
次に、グリルユニット20の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図2は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器のグリルユニットを示す縦断面図である。
グリルユニット20は、前述のグリル扉21と、グリル本体22と、磁性材により形成された調理容器23とを備えている。グリル扉21は、耐熱性のガラスで形成された覗き窓21aと(図1参照)、グリル扉21の前面の下端部に手前側に突出する取っ手部21bと、グリル扉21の裏面の下端部にグリル扉21を前後方向に移動させる摺動レール21cとを備えている(図1参照)。前述の調理容器23は、上部が開放された箱形状に形成されている。なお、図1及び図2では、調理容器23の形状を単に箱形状としたが、4つの側壁のうち短辺側の一方あるいは両方の側壁に取っ手部を設けても良い。
グリル本体22は、外郭が板金製の筐体24により形成され、その筐体24内にヒーター25、加熱コイル27、防磁体29及びインバータ基板30を備えている。筐体24は、グリル扉21と対向する前面のうち、上半分がグリル開口部24aとして開口され、下半分は前面部24bによって塞がれている。グリル開口部24aは、グリルユニット20を正面から見て、左右方向に長い長方形状に形成されている。筐体24の背面部24cの上部には、誘導加熱調理器100の排気口10に延びる排気ダクト24dが設けられている。
また、筐体24には、内部に、調理容器23が載置される底板26を有する加熱室24eと、底板26の下に加熱コイル27、防磁体29及びインバータ基板30を備えた部品収納室24fとが設けられている。底板26は、例えば結晶化ガラス板により形成され、その上面とグリル開口部24aの底辺とが同一面上となっている。
加熱室24e内の上部には、ヒーター25が配置されている。このヒーター25は、シーズヒーターあるいはハロゲンヒーターで構成され、誘導加熱調理器100内に設けられたヒーター通電回路41からの電流により発熱する。部品収納室24fの上面を形成する底板26の下に加熱コイル27が配置されている。加熱コイル27は、コイル支持部28上に支持された状態で、防磁体29内に設置されている。コイル支持部28は、耐熱性を有する樹脂により円盤状に形成されている。防磁体29は、例えばアルミニウム等の非磁性材により形成され、円形の底部29aと、底部29aの外周部に周方向に設けられた側壁部29bとにより構成されている。
インバータ基板30は、筐体24の底面部24gのうち防磁体29の中央真下の位置に設置され、加熱コイル27からのリード線31が接続されている。インバータ基板30には、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )により構成され、加熱コイル27に高周波電流を供給するインバータ回路32、このインバータ回路32の動作時に発生する熱を放熱する放熱フィン(図示せず)等が実装されている。
図2に示す制御回路40は、例えば、マイクロコンピュータによって構成され、調理容器23に収容された調理物(魚を除く)をグリル調理する際には、その調理物に応じて設定された電力で調理されるように、ヒーター通電回路41を制御してヒーター25に通電させ、かつインバータ回路32を制御して加熱コイル27に高周波電流を供給させる。なお、制御回路40は、本発明の制御部に該当する。
また、制御回路40は、調理物が魚のグリル調理の場合には、例えば、調理開始時にヒーター通電回路41を介してヒーター25に通電すると共に、インバータ回路32を介して加熱コイル27に高周波電流を供給する。そして、制御回路40は、調理開始つまりヒーター25への通電開始から例えば5分の設定時間を経過したときに、ヒーター通電回路41によるヒーター25への通電を停止し、魚が収容された調理容器23が加熱コイル27により誘導加熱されるようにインバータ回路32のみを制御する。これにより、魚の上面に素早く焦げ目を付けることができる。
さらに、制御回路40は、低温調理(例えば80℃)あるいは保温調理(例えば60℃)の場合には、80℃あるいは60℃の調理温度が維持されるように、インバータ回路32のみを制御して加熱コイル27に高周波電流を供給させる。この場合は、煮豆調理に適している。ヒーターのオン・オフ制御と比較し、加熱コイル27は、例えば、高周波電流の周波数を制御することによりきめ細かい出力調整が可能なため、調理温度を精度よく維持することができる。
以上のように本実施の形態1によれば、グリルユニット20に、加熱室24eの底板26の下に形成された部品収納室24fに、加熱室24eの底板26に載置された磁性材の調理容器23を誘導加熱する加熱コイル27を備えている。
これにより、ヒーターのオン・オフ制御のみで比較的に調理時間の長い低温調理あるいは保温調理を行う従来と比べ、加熱コイル27での低温調理あるいは保温調理を容易に行うことができる。このため、誘導加熱調理器100側の加熱コイルを長時間占有することがなくなり、トッププレート2上でのスペースの有効活用、即ち誘導加熱調理器100で他の調理を行うことができ、誘導加熱調理器100の使い勝手が向上する。
また、比較的に調理時間の長い低温調理あるいは保温調理をグリルユニット20によって行うことで、トッププレート2上での調理時間の長い調理がなくなるので、料理中に鍋等の調理容器23をひっくり返すという危険性がなく、安全性の向上を図ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2は、加熱室24e内の温度を検出する温度センサーを設け、この温度センサーにより検出された加熱室24e内の温度変化から調理容器の蓋の有無を検知するようにしたものであり、以下、図3を用いて説明する。
図3は本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器のグリルユニットを示す縦断面図である。
本実施の形態2においては、筐体24の背面部24cのうち加熱室24e側の位置に、加熱室24e内の温度を検出する例えばサーミスタである温度センサー42が取り付けられている。つまり、この温度センサー42は、加熱室24eの背面部24cを貫通して、背面部24cに取り付けられている。また、温度センサー42により検出された加熱室24e内の温度は、制御回路40に入力される。また、本実施の形態2における調理容器23は、調理容器23の上部開口を覆う蓋23aを有している。なお、蓋23aは調理容器23から取り外しが可能である。
制御回路40は、調理開始時にインバータ回路32を介して加熱コイル27に高周波電流を供給し、温度センサー42により検出された調理開始から例えば5分の設定時間を経過するまでの加熱室24e内の温度変化から調理容器23の蓋23aの有無を検知する。加熱室24e内の温度変化は、蓋23aの有る調理容器23の場合、調理容器23のみからの放熱温度であり、蓋23aの無い調理容器23の場合は、調理容器23からの放熱温度に、調理容器23の調理物の加熱温度も加わる。従って、加熱室24e内の温度変化については、蓋23aの有る調理容器23の方が蓋23aの無い調理容器23よりも時間の経過に対する温度変化の勾配が小さくなる。制御回路40は、時間の経過に対する温度変化の勾配に基づいて蓋23aの有無を検知しており、例えば予め定められた閾温度変化勾配を記憶しており、温度センサー42により検出された調理開始から例えば5分の設定時間を経過するまでの加熱室24e内の温度変化の勾配が閾温度変化勾配よりも小さい場合に調理容器23の蓋23aを検知する方法が挙げられる。
この制御回路40は、温度変化から調理容器23の蓋23aを検知したときには、加熱コイル27への高周波電流の供給を継続し、調理容器23の蓋23aを検知しないときには、加熱コイル27への高周波電流の供給に加えて、ヒーター通電回路41を介してヒーター25に通電する。これは、蓋23aの無い調理容器23の場合、調理容器23内の調理物を上方からも加熱するためである。
なお、本実施の形態2における制御回路40は、実施の形態1と同様に、調理容器23に収容された調理物(魚を除く)をグリル調理する際には、その調理物に応じて設定された電力で調理されるように、ヒーター通電回路41を制御してヒーター25に通電させ、かつインバータ回路32を制御して加熱コイル27に高周波電流を供給させる。
また、本実施の形態2における制御回路40は、実施の形態1と同様に、調理物が魚のグリル調理の場合には、制御回路40は、ヒーター25への通電開始から例えば5分の設定時間を経過したときには、ヒーター通電回路41によるヒーター25への通電を停止し、魚が収容された調理容器23が加熱コイル27により誘導加熱されるようにインバータ回路32のみを制御する。
さらに、本実施の形態2における制御回路40は、実施の形態1と同様に、低温調理(例えば80℃)あるいは保温調理(例えば60℃)の場合には、80℃あるいは60℃の調理温度が維持されるように、インバータ回路32のみを制御して加熱コイル27に高周波電流を供給させる。
以上のように本実施の形態2によれば、調理容器23の蓋23aを検知したときには、加熱コイル27への高周波電流の供給を継続し、調理容器23の蓋23aを検知しないときには、加熱コイル27への高周波電流の供給に加えて、ヒーター通電回路41を介してヒーター25に通電するようにしている。これにより、魚等の調理物の他に、煮込み等の様々な調理ができる。また、グリルユニット20で煮込み等の調理物を調理できるので、誘導加熱調理器100で他の調理を行うことができ、誘導加熱調理器100の使い勝手が向上する。
実施の形態3.
本実施の形態3は、調理容器23の底部に水を貯める凹部を設け、この調理容器23を蒸し器として使用できるようにしたものであり、以下、図4を用いて説明する。
図4は本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器のグリルユニットを示す縦断面図である。
本実施の形態3においては、調理容器23は、前述したように、磁性材からなり、上部が開放された箱形状に形成されている。例えば、加熱室24eのグリル開口部24a側から見て、底部23bの前後の両端に底部23bから下方へ凹んで形成された凹部23cが設けられている。この凹部23cは、加熱室24eのグリル開口部24a側から見て、底部23bの左右の両端まで延びている。
なお、本実施の形態3では、底部23bの前後の両端に凹部23cを設けているが、これに限定されるものではない。例えば、加熱室24eのグリル開口部24a側から見て、底部23bの左右の両端に底部23bから下方へ凹んで形成された凹部23cを設けても良い。この場合の凹部23cは、加熱室24eのグリル開口部24a側から見て、底部23bの前後の両端まで延びるように形成される。
凹部23cに水の入った調理容器23を、加熱室24e内で加熱する場合、加熱コイル27によって誘導加熱する。つまり、この調理容器23を蒸し器として使用する。例えば、調理容器23を蒸し器として使用した場合、茶碗蒸し調理ができる。
以上のように、本実施の形態3においては、調理容器23を蒸し器として使用できるので、グリルユニット20での調理範囲がさらに広がり、使い勝手の良いグリルユニット20を備えた誘導加熱調理器100を提供できる。
実施の形態4.
図5は本発明の実施の形態4に係る誘導加熱調理器を示す斜視図、図6は図5の誘導加熱調理器の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態4に係る誘導加熱調理器100は、前述したように、トッププレート2の下、即ち、左加熱部5a、右加熱部5b及び中央加熱部5cの真下に、左加熱コイル51a、右加熱コイル51b(第2の加熱コイル)及び中央加熱コイル51cが配置されている。これらの左加熱コイル51a、右加熱コイル51b及び中央加熱コイル51cには、それぞれ左インバータ回路50a、右インバータ回路50b及び中央インバータ回路50cが接続されている。
上面操作部6には、前述した火力選択スイッチ6a、調理開始スイッチ6b、メニュー選択スイッチ6c、時間設定スイッチ6dの他に、右加熱コイル51bとグリルユニット20とを使用して1つの調理を行う複合調理を選択する複合調理スイッチ6eが設けられている。制御回路40には、複合調理において、例えば右加熱コイル51bによる調理容器60(図5参照)の誘導加熱が終了した際に、その旨及び同一の調理容器60をグリルユニット20の加熱室24e内へのセットを促す音声又は音で報知する報知部52が接続されている。
制御回路40は、上面操作部6の複合調理スイッチ6eが操作されたときに、右加熱コイル51bに高周波電流が供給されるように右インバータ回路50bを制御し、調理容器60を誘導加熱させる。右加熱コイル51bにおける調理容器60の調理物の調理が終了すると、制御回路40は、報知部52を通じて、その旨及び同一の調理容器60をグリルユニット20の加熱室24e内にセットするように音声又は音で報知する。そして、制御回路40は、グリルユニット20の加熱コイル27に高周波電流を供給して、加熱室24e内に収容された同一の調理容器60を誘導加熱し、調理容器60の調理物の調理を引き続き行う。
以上のように本実施の形態4によれば、上面操作部6の複合調理スイッチ6eが操作されたときに、右加熱コイル51bに高周波電流を供給してトッププレート2上の調理容器60を誘導加熱し、その後、グリルユニット20の加熱コイル27に高周波電流を供給して同一の調理容器60を誘導加熱するようにしている。これにより、調理物の連動調理ができ、誘導加熱調理器100の使い勝手、調理性能の改善を図ることができる。
なお、本実施の形態4では、先ず右加熱コイル51bで調理容器60を誘導加熱し、その後にグリルユニット20の加熱コイル27で同一の調理容器60を誘導加熱するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、先ず右加熱コイル51bに代えて左加熱コイル51a(第2の加熱コイル)で調理容器60を誘導加熱するようにしても良いし、また、グリルユニット20の加熱コイル27に代えて、ヒーター25で同一の調理容器60を加熱するようにしても良い。さらに、加熱コイル27とヒーター25とで同一の調理容器60を加熱するようにしても良い。
1 筐体、2 トッププレート、3 結晶化ガラス板、4 枠体、5a 左加熱部、5b 右加熱部、5c 中央加熱部、6 上面操作部、6a 火力選択スイッチ、6b 調理開始スイッチ、6c メニュー選択スイッチ、6d 時間設定スイッチ、6e 複合調理スイッチ、7a、7b、7c 表示窓、8 前面操作部、8a 電源スイッチ、8b、8c、8d 火力調節ダイヤル、8e ダイヤル式切りタイマー、9 吸気口、10 排気口、11 開口部、20 グリルユニット、21 グリル扉、21a 覗き窓、21b 取っ手部、21c 摺動レール、22 グリル本体、23 調理容器、23a 蓋、23b 底部、23c 凹部、24 筐体、24a グリル開口部、24b 前面部、24c 背面部、24d 排気ダクト、24e 加熱室、24f 部品収納室、24g 底面部、25 ヒーター、26 底板、27 加熱コイル、28 コイル支持部、29 防磁体、29a 底部、29b 側壁部、30 インバータ基板、31 リード線、32 インバータ回路、40 制御回路、41 ヒーター通電回路、42 温度センサー、50a 左インバータ回路、50b 右インバータ回路、50c 中央インバータ回路、51a 左加熱コイル、51b 右加熱コイル、51c 中央加熱コイル、52 報知部、60 調理容器、100 誘導加熱調理器。

Claims (6)

  1. 内部にグリルユニットを備えた誘導加熱調理器において、
    前記グリルユニットは、
    加熱室と、
    前記加熱室の底板に載置される磁性材の調理容器と、
    前記加熱室の底板の下に配置され、当該底板に載置された前記調理容器を誘導加熱する加熱コイルと
    を備えたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記グリルユニットは、前記加熱室内の上部に配置されたヒーターを有し、
    前記ヒーターに通電すると共に、前記加熱コイルに高周波電流を供給し、ヒーターへの通電開始から設定時間を経過したときに前記ヒーターへの通電を停止する制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記調理容器は、当該調理容器の上部開口を覆う蓋を有し、
    前記グリルユニットは、前記加熱室内の温度を検出する温度センサーを有し、
    調理開始時に前記加熱コイルに高周波電流を供給し、前記温度センサーにより検出された調理開始から設定時間を経過するまでの加熱室内の温度変化から前記調理容器の蓋の有無を検知する制御部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記グリルユニットは、前記加熱室内の上部に配置されたヒーターを有し、
    前記制御部は、前記調理容器の蓋を検知したときには、前記加熱コイルへの高周波電流の供給を継続し、前記調理容器の蓋を検知しないときには、前記加熱コイルへの高周波電流の供給に加えて、前記ヒーターに通電することを特徴とする請求項3記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記調理容器の底部に水を貯める凹部を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の誘導加熱調理器。
  6. 筐体の上部に設けられたトッププレートと、
    前記トッププレートの下に配置された第2の加熱コイルと、
    前記加熱コイルと前記グリルユニットとを使用して1つの調理を行う複合調理を選択する複合調理スイッチを有する操作部と
    を備え、
    前記制御部は、前記操作部の複合調理スイッチが操作されたときに、前記第2の加熱コイルに高周波電流を供給して前記トッププレートに載置された前記調理容器を誘導加熱し、その後、前記グリルユニットの加熱コイルに高周波電流を供給して同一の前記調理容器を誘導加熱することを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の誘導加熱調理器。
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