JP2010135191A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
揚げ物調理が付属の天ぷら鍋で行われているかどうかを正確に判定することにより揚げ物調理の失敗を防止する。
【解決手段】
トッププレート2と、トッププレート2の下方に設けられた加熱コイル3と、調理容器から放射される赤外線を検知する赤外線センサ17と、トッププレート2の下面に接して設けられ、調理容器の温度を検出する温度センサ15と、調理容器の底面に投光する赤外線発光手段と調理容器底面からの反射光を受光する赤外線受光手段と、赤外線受光手段の出力より調理容器の反射率を計測する反射率計測手段19と、温度センサ15の出力に基づいて加熱コイル3に供給する電力を制御する制御手段118と、調理容器の温度を設定するメニュー設定手段71とを備え、前記メニュー設定手段71による揚げ物調理において、前記反射率計測手段の出力から、前記調理容器が揚げ物調理用として誘導加熱調理器に付属する調理鍋30か否かを判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、トッププレート上に載置された鍋の温度をトッププレートを介して検知する温度検知手段を備えた誘導加熱調理器に関するものである。
従来のこの種の誘導加熱調理器は、調理メニューに揚げ物メニューを有し、操作部で「揚げ物」キーを選択すると、トッププレート上に載置された調理鍋の温度をトッププレートを介して検知する温度センサの出力から鍋内の油の温度が適温になるように制御している。
前記誘導加熱調理器で使用できる鍋には多くの種類があり、一般的には熱伝導性の良い鉄系鍋と、鉄系鍋よりは熱伝導性は劣るものの磁性体であるSUS系鍋が使用されている。
しかし、鉄系鍋の中には鍋の厚みやそり具合,大きさ,形状の異なるものがあり、SUS系鍋においても鉄系鍋と同様の相違があるほか、熱伝導性の悪いものや鍋底が内側に反ったものがあり、このような鍋を使用すると鍋底の温度を正確に検知できず、油の温度を適温に制御できない恐れがある。
そこで、揚げ物用の調理容器として材質や鍋底の形状,鍋の厚み等を管理した鍋を誘導加熱調理器に付属品としてセットで提供し、さらに、この鍋との組み合わせによる揚げ物メニュー用の制御プログラムを制御回路に組み込み、揚げ物調理が失敗なく美味しくできるようにしている。
そして、揚げ物調理時には加熱コイルに所定の電力を供給し、この時の入力電力モニター回路の出力と、インバータ手段の動作周波数と、トッププレート上に載置された鍋の温度をトッププレートを介して検知する温度センサ(サーミスタ)の出力から、調理容器が付属品の鍋か否かを判定し、付属品の鍋以外の鍋が使用されている場合はその旨報知して加熱動作を停止し、付属品以外の鍋の使用による調理の失敗を防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−77640号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、揚げ物調理を行う場合に、調理容器として付属品の鍋を使用しているか否かを検知するために、揚げ物調理の開始時に加熱コイルに所定の電力を供給し、この時の入力電力と加熱コイルに電力を供給するインバータ手段の動作周波数と、鍋の温度を検知するサーミスタの出力から検知するようにしているため、揚げ物調理を開始してからしばらく鍋を加熱しないと付属品の鍋か否かを判定することができず、時間がかかって使い勝手が悪いという欠点がある。
また、似たような材質や大きさの調理容器を付属品の鍋と誤判定することがあり、そのために前記した鍋の判定基準を厳しくすると、鍋の置き方や鍋の変形などにより付属品の鍋を使用していても付属品の鍋ではないと誤判定されてしまうことがあり、やはり、使い勝手が悪いものとなってしまう。
本発明は、上記した従来の課題を解決するためになされたもので、揚げ物調理が付属品の鍋で行われているか否かを正確に判定することができ、揚げ物調理の失敗を防止するものである。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、請求項1では、調理容器を載置するトッププレートと、該トッププレートの下方に設けられた加熱コイルと、前記調理容器の温度を検出する温度センサと、前記調理容器の底面に投光する赤外線発光手段と前記調理容器底面からの反射光を受光する赤外線受光手段と、前記赤外線受光手段の出力より前記調理容器の反射率を計測する反射率計測手段と、前記温度センサの出力に基づいて前記加熱コイルに供給する電力を制御する制御手段と、前記調理容器の温度を設定するメニュー設定手段とを備え、前記メニュー設定手段による揚げ物調理を選択したとき、前記反射率計測手段の出力から、前記調理容器が揚げ物調理用として誘導加熱調理器に付属する調理鍋か否かを判定するものである。
請求項2では、前記調理鍋が誘導加熱調理器に付属する揚げ物調理用の調理鍋と異なると判定したときには、揚げ物調理の運転を停止するとともに、報知するものである
本発明の誘導加熱調理器は、上記のように構成したことにより、揚げ物調理が誘導加熱調理器に付属する調理鍋で行われているか否かを正確に判定し、付属品以外の鍋による揚げ物調理の失敗を防ぐことができる。
また、付属品以外の鍋で揚げ物調理を行った場合には、揚げ物調理の運転を停止するとともに、報知するので、安全で使い易いものとなる。
以下、本発明の一実施例について、図1〜図6を参照して説明する。
図1は本発明の実施例を示す誘導加熱調理器の外観斜視図である。図1において、誘導加熱調理器の本体1の上面にはトッププレート2が水平に配置されている。
トッププレート2は、耐熱性の高い結晶化ガラス製の厚さ約4mmのもので構成され、鉄等の磁性体又はアルミ等の非磁性体よりなる鍋30等の調理容器を載置する。
トッププレート2下方で本体1内上部の左右及び中央後部には、環状に形成された加熱コイル3が夫々配置されており、トッププレート2に載置された鍋30等を誘導加熱する。
トッププレート2の前面側上面には、夫々の加熱コイル3に対応した上面操作部7a,7b,7cが設けられていて、加熱コイル3の通電状態の設定や操作を行う。また、各上面操作部7a,7b,7cに対応して上面表示部8a,8b,8cが上面操作部7a,7b,7cの近傍に設けられており、夫々の加熱コイル3の通電状態等を表示する。
上面操作部7aは、本体1右側の加熱コイル3の火力等の入力を行い、上面操作部7bは本体1中央後部の加熱コイル3の火力等の入力を行い、上面操作部7cは本体1左側の加熱コイル3の火力等の入力を行う。
本体1の後部右側には上方に向けて開口した吸気口4が設けられており、本体1内に設けられたファン(図示せず)により、吸気口4から吸気した冷却風を本体1内に設けられた制御基板(図示せず)や加熱コイル3等に流して冷却する。
本体1の後部左側には、本体1内部を冷却した冷却風を排気する排気口5が設けられている。
本体1の前面左部には、魚やピザ等を焼くグリル加熱手段6が設けられており、グリル加熱手段6は、前面が開口した箱型をしていて、内部の調理庫内にシーズヒータ等の発熱体と内部の温度を検出するサーミスタが設けられ、前面部はハンドル6aが取り付けられたグリルドア6bにより塞がれている。
グリルドア6bは、その裏側に受け皿が取り付けられており、調理庫内に前面開口部から出し入れ自在に収納され、受皿の上に載置された焼網の上に魚やピザ等の食材を載せて調理する。
本体1の前面右部には、本体1へ供給する電源の主電源スイッチ9と、グリル加熱手段6の加熱調理条件等を入力する前面操作部10が設けられている。
前面操作部10は、下方に設けられた回動軸を中心として操作パネル11の上方が前面側に倒れ、操作キー12が上方側に向かって露出する所謂カンガルーポケット形態のものである。
図2は誘導加熱調理器のトッププレート2を除いた上面図、図3は誘導加熱調理器の左右の加熱コイル3を主体とした構成を示すブロック図である。
左右及び中央後部に配設された加熱コイル3は、夫々環状の内側加熱コイル3aと、その外側に環状の隙間3bを設けて配置された環状の外側加熱コイル3cとで構成されている。
加熱コイル3に隙間3bを設ける理由は、内側加熱コイル3aと外側加熱コイル3cとで発生する磁束を分散させて鍋30の温度を均一化するためである。
なお、各加熱コイル3は隙間3bを設ける構成としたが、特にこれに限定されることはない。例えば内側加熱コイル3aと外側加熱コイル3cを隙間無く巻回した隙間3bの無い加熱コイル3とする構成であってもよい。
図3に示すように加熱コイル3は、コイルベース13上に設置されている。また、ギャップスペーサー14が、コイルベース13の外周縁部に取り付けられた支持部材16によりコイルベース13の外周から中心側に向けて適宜間隔を保持して設けられており、コイルベース13が複数のバネ(図示せず)によりトッププレート2方向に付勢されることにより、加熱コイル3がトッププレート2に対し略並行となり、かつ、トッププレート2に載置される鍋30と加熱コイル3とのギャップが一定に保持されている。
加熱コイル3は、表皮効果を抑制するためリッツ線を採用していて、後述するインバータ手段100により数十kHzの高周波で数百Vの電圧が印加され、鍋30に対して高周波磁界を印加して鍋30に渦電流を発生させ、鍋30を自己発熱させて加熱する。
左右に配設された加熱コイル3の中心部近傍には、サーミスタで構成された複数の温度センサ15の中の内側温度センサ15aがトッププレート2の下面に密着して設けられており、加熱コイル3の上方に載せられた鍋30の温度をトッププレート2を介して検知する。
また、同様に加熱コイル3の隙間3bには、加熱コイル3の中心から等距離で、かつ120度の等間隔でサーミスタで構成された外側温度センサ15b,15c,15dがギャップスペーサー14に緩衝材(図示せず)を介して設けられ、トッププレート2の下面に密着することにより、加熱コイル3の上方に載せられた鍋30の温度を検知する。
なお、外側温度センサ15b,15c,15dは、加熱コイル3の隙間3bに設ける構成としたが、特にこれに限定されることはない。例えば外側加熱コイル3cの外周近傍や、または、内側加熱コイル3aと外側加熱コイル3cを隙間無く巻回した隙間3bの無い加熱コイル3とした構成の外周近傍に設ける構成であってもよい。
また、外側温度センサ15b,15c,15dは3個に限定されることはなく、1個又は2個であっても、3個以上であってもよい。
左右に配設された加熱コイル3の中心部近傍の下方には、鍋30の底面から放射される赤外線をトッププレート2を通して受光し、その受光した赤外線のエネルギーから温度を検知する赤外線センサ17が設けられている。
赤外線センサ17は、熱型検出素子を使用した方式のセンサであり、その受光面17aは、内側加熱コイル3aの中心部近傍の位置で、加熱コイル3下方のトッププレート2の下面から約35mm離れた位置に設けられている。
また、受光面17aには検知する赤外線の視野角を制限するレンズや導光筒等(図示せず)が設けられ、図3に示すようにトッププレート2の下面の位置で10φから15φの温度検出スポット17bによって検出するような視野角としている。
左右に配設された加熱コイル3の隙間3bには、反射型フォトインタラプタ18がトッププレート2の下面から離れた位置に設けられている。
図4は反射型フォトインタラプタ18を説明する図である。図に示すように反射型フォトインタラプタ18は、赤外線発光手段としての赤外線LED18aと、赤外線受光手段としての赤外線フォトトランジスタ18bとを同一プラスチック部材に並べてモールド18cしている。
赤外線LED18aの発光面上にはプラスチックによるレンズが構成され、細いビームの赤外光を上方に照射する。
赤外線フォトトランジスタ18bの受光面上には可視光阻止のプラスチックによるレンズが構成され、先の照射赤外光の物体(鍋底面)での反射赤外光を狭い視野角で受光し、その受光量に比例した電流を出力する。
この反射型フォトインタラプタ18の赤外線フォトトランジスタ18bの出力から、反射率計測手段19でトッププレート2上に置かれた鍋30底面の反射率を計測する。
図5は上面操作部7aと上面表示部8aを説明する図である。
上面操作部7cと上面表示部8cの内容は、上面操作部7aと上面表示部8aの内容と同じものであるため説明は省略する。
上面表示部8aは、表示部81aと表示部81bに分けられ、表示部81aは、火力設定手段72で入力される火力やメニュー設定手段71で入力される調理メニュー等が表示される。
表示部81bは、メニュー設定手段71で設定された“揚げ物”や“ステーキ”メニュー等において、鍋30を予熱して鍋30の温度が適温に達した時に使用者に食材の投入タイミングを知らせることができるように「予熱中」と、「適温」の表示を行うことができる。
火力設定手段72で設定できる火力は、“とろ火”キー72a,“弱火”キー72b,“中火”キー72c,“強火”キー72dの四段階に分かれ、必要な火力を一回の操作で入力できるように火力に応じて個別にキーが設けられている。
矢印調整手段73は、火力設定手段72で入力できない火力、例えば“中火”キー72cにより中火に設定した後、さらに中火を上下に微調整する場合に使用する。
メニュー設定手段71は、自動調理の“炊飯”や、“揚げ物”,“湯沸し”,“炒めもの”,“ステーキ”等を設定するためのもので、メニュー設定手段71を押すことで表示部81aにメニューが表示され、メニュー設定手段71を押すたびにメニューが切り替わり表示される。これによって使用するメニューを選択する。
メニュー設定手段71で“揚げ物”を選択すると、次に油温を設定する必要があり、その場合矢印調整手段73を操作して150℃〜200℃の6段階の温度を設定することができる。例えばメニュー設定手段71で揚げ物を設定し、次に矢印調節手段73で油温を180℃に設定したとき、表示部81aは、図5に示すように「180」の数字と「揚げ物」の文字が表示される。
74は調理の開始や停止するための切・スタートキーである。
図6はインバータ手段100のブロック図である。左右の加熱コイル3による鍋30の加熱制御について図3,図6のブロック図を用いて説明する。
なお、グリル加熱部6の制御、および本体1中央後部の加熱コイル3の制御については本発明とは直接関係ないので説明を省略する。
制御手段118は、上面操作部7aのメニュー設定手段71や火力設定手段72の出力,加熱コイル3の近傍に設けられた内側温度センサ15aの出力,外側温度センサ15b,15c,15dの出力を入力している。
反射率計測手段19は、反射型フォトインタラプタ18の出力からトッププレート2上に置かれた鍋30底面の反射率を計測し、制御手段118に入力する。
前記した制御手段118は、誘導加熱調理器に付属する調理鍋30の反射率を予め計測して所定値として記憶しており、この所定値の反射率と反射率計測手段19で計測された反射率を比較する。
また、制御手段118は、上面操作部7aの設定内容と、各温度センサ15a,15b,15c,15dの検出温度および赤外線センサ17の検出温度に応じてインバータ手段100を制御し、加熱コイル3に流れる高周波電流を制御して鍋30を加熱制御する。
なお、複数の温度センサ15a,15b,15c,15dを設ける理由は、鍋30の温度を検出するのに鍋30底の変形により温度検出精度が低下するのを防ぐことを目的としており、複数の温度センサ15a,15b,15c,15dの検出する温度の最も高い温度を検出した値を判定用温度として用いる。
インバータ手段100の構成は、図6に示すように、交流電源117を整流手段102で直流電圧に変換し、スイッチング素子103,105の直列体で構成するスイッチング部に接続する。スイッチング素子103,105にはそれぞれ逆並列にダイオード104,106を接続し、スイッチング素子103,105の接続点と直流電圧の基準点間に加熱コイル3と共振コンデンサ107で構成する共振回路部を接続する。また、スイッチング素子103,105にはそれぞれスナバコンデンサ108,109を接続する。
スイッチング素子103,105をそれぞれ排他的に高周波でオンオフすることによって、加熱コイル3と共振コンデンサ107で構成する共振回路部に高周波共振電流を供給し、加熱コイル3近傍に配置した負荷を加熱する。
制御部110は、制御手段118から負荷に印加する目標となる電力レベル指示を入力し、インバータ手段100の出力電力が目標値になるようスイッチング部103,105を制御する。
入力電流変換手段112は交流電源117から入力する電流を検出する検出手段111の出力信号を適切なレベルに変換して制御部110に出力する。
入力電圧検出手段113は交流電源117の電圧を検出し適切なレベルに変換して制御部110に出力する。
インバータ電流検出手段115は共振回路部に流れる電流を検出する検出手段114の出力信号を適切なレベルに変換して制御部110に出力する。
制御部110はこれらの信号を入力し、負荷に投入される電力であるインバータ電力の計算,負荷の状態,加熱の適否等を判断し、スイッチング素子103,105を排他的にオンオフ制御するための信号を出力し、レベル変換部116によってスイッチング素子103,105に対して適切な駆動レベルに変換し、スイッチング素子103,105を駆動する。
また、制御部110はこれらの状態を制御手段118に出力する。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、揚げ物調理の動作を図7のフローチャートにより説明する。
使用者が本体1右側の加熱コイル3を使って揚げ物調理する場合について説明すると、最初に主電源スイッチ9をオンして電源を入れ、揚げ物調理をするときに使用する付属品の調理鍋30に油を入れ、本体1右側の加熱コイル3の中央に置き、表示部81aを見ながら上面操作部7aのメニュー設定手段71を操作して表示部81aに「揚げ物」を表示させ、矢印調整キー73を操作して油温を設定する。そして、設定温度を180℃に設定し、「180」を表示部81aに表示する。
なお、前記した付属品の調理鍋30とは、揚げ物調理が失敗無く行えるように材質(鉄,磁性ステンレス)や鍋底の形状,鍋の厚み等を管理したもので、誘導加熱調理器に付属品としてセットで提供され、揚げ物調理のみに使用するものであり、周囲に黒い塗装が施されている。
次に、切・スタートキー74を操作して温度制御を開始する。
温度制御を開始すると、S01で反射型フォトインタラプタ18の出力から、反射率計測手段19により調理鍋30の反射率を計測し、S02に移行する。
制御手段118には、予め付属品の調理鍋30の反射率を所定値として記憶しており、S02で両者の反射率を比較して、その反射率が前記所定値以内であれば付属品の調理鍋30が使用されていると判定し、S03に移行する。
一方、調理鍋30の反射率が所定値以外であれば付属品の調理鍋30が使用されていないと判定し、揚げ物調理の温度制御を終了し運転を停止する。そして、使用者に表示や音で報知する。
以後、付属品の調理鍋30が使用されていることが確認された場合には、通常の揚げ物モードに沿って調理鍋30が右側の加熱コイル3により180℃になるように制御手段118により制御されて調理が行われ、揚げ物調理が終了すれば、主電源スイッチ9をオフする。
なお、この通常の揚げ物及びその他の調理については、特に本実施例には関係ないので説明を省略する。
以上説明したように、本実施例によれば、メニュー設定手段71によって揚げ物調理を選択した場合、付属の調理鍋30に油を入れて加熱コイル3のあるトッププレート2上に載置し、切・スタートキー74を操作して温度制御を開始すると、反射型フォトインタラプタ18の出力から、反射率計測手段19により調理鍋30の反射率を計測し、制御手段118により予め付属品の調理鍋30の反射率を所定値として記憶してある反射率と比較し、その反射率が前記所定値以内であれば付属品の調理鍋30が使用されていると判定し、所定値以外であれば付属品の調理鍋30が使用されていないと判定し、揚げ物調理の温度制御を終了し運転を停止するので、調理鍋30の油温が上がる前に付属品の調理鍋30か否かを判定することができ、従来のように、揚げ物調理を開始してからしばらく調理鍋を加熱しないと付属品の鍋か否かを判定することができず、時間がかかって使い勝手が悪いという欠点を解決することができる。
また、制御手段118に予め付属品の調理鍋30の反射率を所定値として記憶しておくので、この反射率の値を適宜設定することにより、似たような材質や大きさの調理容器を付属品の鍋と誤判定することがなくなり、さらに、鍋の置き方や鍋の変形などにより付属品の鍋を使用していても付属品の鍋ではないと誤判定されてしまうことがなくなり、使い勝手がよくなるものである。
本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の外観斜視図である。 同じく誘導加熱調理器のトッププレートを除いた上面図である。 同じく誘導加熱調理器の左右の加熱コイルを主体とした構成を示すブロック図である。 反射型フォトインタラプタを説明する図である。 本発明の上面操作部と上面表示部を説明する図である。 本発明のインバータ手段のブロック図である。 本発明の誘導加熱調理器の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
2 トッププレート
3 加熱コイル
15 温度センサ
17 赤外線センサ
18a 赤外線LED
18b 赤外線フォトトランジスタ
19 反射率計測手段
71 メニュー設定手段
118 制御手段

Claims (2)

  1. 調理容器を載置するトッププレートと、該トッププレートの下方に設けられた加熱コイルと、前記調理容器の温度を検出する温度センサと、前記調理容器の底面に投光する赤外線発光手段と前記調理容器底面からの反射光を受光する赤外線受光手段と、前記赤外線受光手段の出力より前記調理容器の反射率を計測する反射率計測手段と、前記温度センサの出力に基づいて前記加熱コイルに供給する電力を制御する制御手段と、前記調理容器の温度を設定するメニュー設定手段とを備え、前記メニュー設定手段による揚げ物調理を選択したとき、前記反射率計測手段の出力から、前記調理容器が揚げ物調理用として誘導加熱調理器に付属する調理鍋か否かを判定することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 請求項1記載の誘導加熱調理器において、前記調理鍋が誘導加熱調理器に付属する揚げ物調理用の調理鍋と異なると判定したときには、揚げ物調理の運転を停止するとともに、報知するように構成したことを特徴とする誘導加熱調理器。
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