JP2014216114A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】受け皿や焼き網を用いずに調理用の加熱プレートに、被調理物を直接載置して加熱調理する調理器において、被調理物の調理用加熱プレート上での載置場所を制限しなくても、自動調理において、特に被調理物の裏面側を、良好な仕上がりに調理することができること。
【解決手段】誘導加熱されにくく、熱伝導性の高い材質で構成された調理用加熱プレート7のプレート本体16の温度を検知する、温度検知手段9を複数個設け、制御手段11は、複数の温度検知手段9が検知した、所定時間における温度のうち、最も低い温度を検知した温度検知手段の検知温度を採用し、加熱出力を制御することにより、被調理物4の載置場所に関わらず、被調理物4の裏面側の温度を検知することができるため、自動調理において、被調理物4の特に裏面側を、良好に焼き上げることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、受け皿や焼き網を用いずにプレートに被調理物を直接載置して加熱調理する誘導加熱調理器に関するものである。
従来のこの種の誘導加熱調理器は、例えば特許文献1にあるように、外郭を構成する本体と、被加熱調理容器を載置する天板と、前記天板の下方に位置し前記被加熱調理容器を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルの下方に位置するグリル装置と、前記グリル装置の上方もしくは後方に設けた排気筒と、前記グリル装置の開口を覆い開閉自在に配されたグリル扉とを備え、前記グリル装置は、上加熱体と下加熱体を配した両面焼きグリル装置であり、前記上加熱体と前記下加熱体を内蔵した調理庫と、前記下加熱体の上方を覆うように設けた底板と、前記底板に載置する調理用加熱プレートを配し、前記底板は略平面状態とし、耐熱性および絶縁性の高い結晶化ガラスなどで構成するとともに、前記下加熱体は誘導加熱を行うグリル加熱コイルで構成し、かつ前記グリル加熱コイルに誘導加熱を行うための高周波出力を供給する駆動回路を本体内に構成して前記調理用加熱プレートに直接調理物を載せて調理を行う加熱調理器であり、調理用加熱プレートの温度を検知する温度検知手段を設け、調理用加熱プレートの温度を調理に最適な温度にコントロールすることによってオート調理を可能とすることができるとされている。
特開2010−267422号公報
しかしながら、前記従来の方法では、底板を介して調理用加熱プレートの温度を検知する温度検知手段が一つの場合では、同じ被調理物であっても、被調理物の載置場所によって、温度検知手段が検知する温度に差が生じてしまう。図9、図10は、温度分布がほぼ均一である熱伝導性に優れた材質からなる調理用加熱プレート7を用いて、そのほぼ中央に位置し底板8の下方に設けた温度検知手段9一つを用いて、被調理物4をそれぞれ違う位置に載置した場合の図である。図11は、図9および図10において、所定の同火力で加熱した際の、図9および図10の温度検知手段9の検知温度と、図10における被調理物の裏面側の温度を表した図である。尚、図11の温度θ1は、メニュー、負荷量などに応じて予め設定されている所定の温度である。温度検知手段9で検知した温度が、所定の温度θ1に到達すると、下加熱手段のみ、または下加熱手段(加熱コイル)と上加熱手段の両方の加熱を制御することにより、所定の温度θ1を保つように温度調節(以下、温調という)して被調理物4を焼く。図9のように、温度検知手段9が一つで、その真上に被調理物4が載置されている場合では、上加熱手段からの熱は被調理物4によって遮られ、かつ被調理物4の裏面側が調理用加熱プレート7と接しているため、被調理物4が載置されていない空焼き状態に比べ、温度検知手段9が検知する検知温度の上昇スピードは遅くなり時間t2で所定の温度θ1に到達する(図11のa)。反対に、図10のように、温度検知手段9が一つで、その真上に被調理物4が載置されていない場合では、上加熱手段からの熱と下加熱手段からの熱で空焼き状態になるため、温度検知手段9が検知する温度上昇スピードは、被調理物4が温度検知手段の真上に載置されている場合に比べて早くなり、時間t1で所定の温度θ1に到達する(図11のb)。しかし、図10における被調理物4の裏面側の温度上昇スピードは、図11のaより遅くなる(図3のc)。その理由は、実際の被調理物4の裏面側の温度に比べ、空焼き状態である温度検知手段9の検知温
度の方が、早くθ1に到達するため、到達後は温調にかかり、加熱が制御される。加熱が制御されることにより、調理用加熱プレート7の温度上昇は緩やかになり、被調理物4の裏面側の温度上昇スピードも遅くなる。被調理物4の裏面側の温度上昇スピードが遅くなると、同じ時間で調理した場合、被調理物4の裏面側の焼き具合が甘くなってしまう。以上の理由により、温度検知手段が検知する温度情報に基づいて加熱制御する自動調理において、温度検知手段が一つの場合では、被調理物の載置場所によって、特に被調理物の裏面側の焼き具合に差が生じるという課題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、受け皿や焼き網を用いずに調理用の加熱プレートに、被調理物を直接載置して加熱調理する誘導加熱調理器において、被調理物の調理用加熱プレート上での載置場所を制限しなくても、自動調理において、特に被調理物の裏面側を、良好な仕上がりに調理することができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、被調理物を載置し、誘導加熱されにくく、熱伝導性の高い材質で構成されたプレート本体と、前記プレートの裏面に密着して設けられ、誘導加熱される材質で構成された発熱体とを備えた調理用加熱プレートと、調理用加熱プレートの下方に設けた誘導加熱を行う加熱コイルで構成された下加熱手段及び、調理用加熱プレートの上方に設けた上加熱手段を内部に有するグリル装置と、下加熱手段の上方を覆うように設けた底板と、加熱コイルに誘導加熱を行うための高周波出力を供給する駆動回路と、下加熱手段及び上加熱手段の加熱出力を制御する制御手段と、底板を介して調理用加熱プレートのプレート本体の温度を検知する複数の温度検知手段とを備え、制御手段は、複数の温度検知手段が検知した、所定時間における温度のうち、最も低い温度を検知した温度検知手段の検知温度を採用し、加熱出力を制御することを特徴とする誘導加熱調理器である。これにより、被調理物の載置場所の制限がなくても、被調理物と調理用加熱プレートのプレート本体が接触する接触面の温度を検知することができ、その接触面の温度を検知した温度検知手段の検知温度を採用し、加熱制御を行うことにより、自動調理における被調理物の裏面側の焼き具合を良好に仕上げることができる。
本発明の誘導加熱調理器は、熱伝導性の高い調理用加熱プレートのプレート本体の温度を検知する複数の温度検知手段の検知温度のうち、最も低い温度を検知した温度検知手段の検知温度を採用し、加熱出力を制御することにより、被調理物の調理用加熱プレート上の載置場所に関わらず、被調理物の裏面側が生焼けになることを防ぎ、良好に焼き上げることができる。
本発明の実施の形態1における、誘導加熱調理器の概略構成図を示す図。 本発明の実施の形態1における、調理用加熱プレート7の平面図と断面図を表す図 本発明の実施の形態1における、誘導加熱調理器のグリル装置の斜視図 本発明の実施の形態1における、被調理物を調理用加熱プレートの中央に載置した図 図4における温度検知手段の検知温度を表す図 本発明の実施の形態2における、プレート本体16に設けられた発熱体と、温度検知手段の位置関係を表す図 本発明の実施の形態3における、調理用加熱プレートのプレート本体16の表面側が凹凸のある波型における、温度検知手段との位置関係を表す図 本発明の実施の形態3における、裏面側が表面側の凹凸形状に沿って略均肉化された凹凸のある波型である調理用加熱プレートと、温度検知手段との位置関係を表す図 従来の誘導加熱調理器における、被調理物が温度検知手段の真上に載置されている図 従来の誘導加熱調理器における、被調理物が温度検知手段の真上に載置されていない図 従来の誘導加熱調理器における、図9および図10において、同火力で加熱した際の、図9および図10の温度検知手段9の検知温度と、図10における被調理物の裏面側の温度を表した図
第1の発明は、被調理物を載置し、誘導加熱されにくく、熱伝導性の高い材質で構成されたプレート本体と、前記プレートの裏面に密着して設けられ、誘導加熱される材質で構成された発熱体とを備えた調理用加熱プレートと、調理用加熱プレートの下方に設けた誘導加熱を行う加熱コイルで構成された下加熱手段及び、調理用加熱プレートの上方に設けた上加熱手段を内部に有するグリル装置と、下加熱手段の上方を覆うように設けた底板と、加熱コイルに誘導加熱を行うための高周波出力を供給する駆動回路と、下加熱手段及び上加熱手段の加熱出力を制御する制御手段と、底板を介して調理用加熱プレートのプレート本体の温度を検知する複数の温度検知手段とを備え、制御手段は、複数の温度検知手段が検知した、所定時間における温度のうち、最も低い温度を検知した温度検知手段の検知温度を採用し、加熱出力を制御することにより、被調理物の調理用加熱プレート上の載置場所に関わらず、調理用加熱プレートに接する被調理物の裏面側の温度を検知できるため、被調理物の裏面側の温度に基づいて加熱制御する自動調理において、被調理物の裏面側を良好に焼き上げることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の誘導加熱調理器を、前記温度検知手段は、前記調理用加熱プレートに設けられる、誘導加熱される材質で構成された発熱体が除かれた部分の下方に、設けることにより、温度検知手段が、発熱体自体の熱を直接検知してしまうことを防ぎ、被調理物が載置された調理用加熱プレートのプレート本体の温度を、より精度高く検知することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の誘導加熱調理器を、前記調理用加熱プレートは、被調理物を載置するプレート本体の表面側が凹凸のある波型であり、前記温度検知手段は、被調理物と接する調理用加熱プレートのプレート本体の表面側の凸部の下方に設けることにより、温度検知手段は、被調理物と接している調理用加熱プレートのプレート本体の表面側の凸部の温度、つまり被調理物の裏面側の温度を、より精度高く検知することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における、誘導加熱調理器の概略構成図を示すものである。
図3は、本発明の実施の形態1における、誘導加熱調理器のグリル装置の斜視図である。尚、調理用加熱プレート7のプレート本体16(図2で図示)の温度を検知する温度検
知手段9は、図1では3個、図3では9個図示しているが、複数個配され、対象の被調理物が載置される範囲で、被調理物の裏面側の温度を検知できるのであれば、図示された個数と配し方に限るものではない。図1において、本実施の形態1における誘導加熱調理器は、グリル装置1は、前面を開口した調理庫2を有し、開口を覆い開閉自在に配されたグリル扉3と、グリル装置1内部に被調理物4を上方より加熱する上加熱手段5と、下方より加熱する下加熱手段(加熱コイル)6が取り付けられている。上加熱手段5は赤外線ヒーターにより構成され、商用電源電圧を印加されると発熱し、被調理物4を加熱調理することができる。下加熱手段(加熱コイル)6の上方を覆うように設けた底板8と、底板8に被調理物4を直接載せて調理する調理用加熱プレート7を配し、調理用加熱プレート7は、グリル扉3の開閉と連動して調理庫2内に着脱される。底板8は略平面状とし、耐熱性および絶縁性の高い結晶化ガラスで構成する。温度検知手段9はサーミスタにより構成され、底板8の下方に設けられており、底板8を介して調理用加熱プレート7の温度を検知する。本実施の形態では、温度検知手段9をサーミスタにより構成するとしたが、これに限定するものではなく、例えば赤外線センサを用いれば、より精度良く、調理用加熱プレートの温度を検知することができる。検知された温度情報は、記憶手段14で記憶される。時計手段15は、時間を計測する。制御手段11は、記憶手段14の情報と、時計手段15からの時間情報に基づき、加熱制御手段13へ信号を送る。また、制御手段11は、操作部12からの情報を受信し、加熱制御手段13へ信号を送る。駆動回路10は、下加熱手段(加熱コイル)6に誘導加熱を行うための高周波出力を供給する。加熱制御手段13は、制御手段11からの情報に基づき、上加熱手段5および下加熱手段(加熱コイル)6の通電を制御するものである。
図2は、本発明の実施の形態1における、調理用加熱プレート7の平面図と断面図を表す図である。図2において、プレート本体16と発熱体17により調理用加熱プレートを構成している。プレート本体16の材料は、誘導加熱されにくく、熱伝導性の高いアルミであり、底面部分に発熱体17として、透磁率の高いステンレスをインサート成型することにより、調理用加熱プレートを誘導加熱するものである。なお、発熱体の数や大きさは、図示したものに限るものではなく、プレート本体が均一に加熱される構成であればよい。被調理物4を載置するプレート本体16は、熱伝導性のよいアルミで構成されるため、加熱ムラが少なく、加熱効率も良く、加熱の立ち上がりも早い。尚、材料については熱伝導性が高い銅などをベースに用いて、底面部分は透磁率の高い鉄などを使用してもよい。また、本実施の形態ではインサート成型したものを用いたが、カシメやねじ止め、溶接などで一体に固定されるものでもよい。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、調理用加熱プレート7に被調理物4を直接載置し、グリル扉3を閉め、操作部12から調理メニューや火力などの情報を入力し、調理を開始する。入力された信号は、制御手段11で受信され、その信号が加熱制御手段13に送られ、その信号をもとに上加熱手段5と下加熱手段(加熱コイル)6への通電が開始される。通電が開始されると、上加熱手段5による放射熱と、下加熱手段(加熱コイル)6の電磁誘導により、調理用加熱プレート7に設けられる発熱体17が発熱することによる伝導熱により、調理用加熱プレート7のプレート本体16の温度が上昇する。調理用加熱プレート7のプレート本体16の温度は、調理開始後すぐに、複数の温度検知手段9により、底板8を介して検知される。図4は、3個の温度検知手段9b、9e、9hを用いた場合に、被調理物4が、温度検知手段9eの上に載置された図である。図5は、図4において、調理開始後、3個の温度検知手段でそれぞれ検知された検知温度を表す図である。尚、温度検知手段9bと、9hの検知温度は、調理用加熱プレートの温度分布が均一であり、ほぼ同じになるので、ここでは1本の検知温度として示している。記憶手段14は、時計手段15により計測される所定時間t2における、3個の温度検知手段で検知された、それぞれの検知温度θ2、θ3
を記憶する。制御手段11は、記憶手段14で記憶された検知温度のうち、最も低い検知温度を採用する。所定時間t2経過後は、その採用された検知温度(θ2)を検知する温度検知手段9eの情報に基づいて、上加熱手段5および下加熱手段(加熱コイル)6の通電を制御する信号を、加熱制御手段13へ送る。図5では、温度検知手段で検知された温度のうち、最も低い温度検知手段9eの検知温度に基づいて、調理メニューや調理コースなどにより予め決められた所定の温度(θ4)で温調するように、加熱制御手段13により加熱制御されている。尚、本実施の形態では、被調理物4の載置場所を温度検知手段9eの真上に載置したが、それに限るものではなく、図示はしないが、例えば、被調理物4の載置場所が、温度検知手段9bの上に載置された場合は、温度検知手段9bの検知温度が、所定時間t2における検知温度が最も小さくなるため、制御手段11は、所定時間t2経過後は、温度検知手段9bの検知温度に基づいて加熱制御することになる。なお、所定の温度θ4は温調温度に限らず、例えば次工程への切り替え温度であってもよい。
以上のように、本実施の形態では、調理用加熱プレートのプレート本体の温度を検知する温度検知手段を複数個設け、制御手段は、複数の温度検知手段が検知した、所定時間における温度のうち、最も低い温度を検知した温度検知手段の検知温度を採用し、加熱出力を制御することにより、被調理物の載置場所に関わらず、被調理物とプレート本体の接触面の温度を検知することができるため、その検知温度に基づいた加熱制御を行うことにより、被調理物の裏面側の焼き不足を防ぎ仕上がりよく調理することができる。
また、複数の温度検知手段のうち、少なくとも一つに、赤外線センサを使用することにより、底板を介して、直接的に、調理用加熱プレートのプレート本体の温度を検知することができるため、検知温度の精度がより向上することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における、調理用加熱プレートに設けられた発熱体17と、温度検知手段9の位置関係を表す図である。発熱体17とプレート本体16により調理用加熱プレートを構成している。温度検知手段9は、誘導加熱される材質で構成された発熱体が除かれた部分の下方に設けられている。なお、図6において、温度検知手段9と発熱体17の個数は図示したものに限らない。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
プレート本体16は、上加熱手段5からの放射熱と、下加熱手段(加熱コイル)6の電磁誘導により発熱した発熱体17からの伝導熱により加熱され温度が上昇することにより、被調理物が調理される。調理メニューや火力によって予め決められた所定の加熱制御を行うとき、下加熱手段(加熱コイル)6による誘導加熱により、発熱体17自体の温度がプレート本体16の温度より高くなる場合がある。そのような場合でも、温度検知手段9により、プレート本体16の温度をより正確に検知するには、発熱体17自体の温度を検知しないように、発熱体17が設けられていない下方に、温度検知手段9を配置する必要がある。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3における、調理用加熱プレートのプレート本体16の表面側が凹凸のある波型における、温度検知手段との位置関係を表す図である。図8は、本発明の実施の形態3における、裏面側が表面側の凹凸形状に沿って略均肉化された凹凸のある波型である調理用加熱プレートと、温度検知手段との位置関係を表す図である。
図7や図8のように、プレート本体16の表面側を、凹凸のある波型にすることにより、調理中に被調理物から出る油や水分が、被調理物に再付着することを防ぐ効果がある。
また、図8のように、調理用加熱プレートの裏面側も表面側の凹凸形状に沿って略均肉化された凹凸のある波型にすることにより、調理用加熱プレートの重量を軽減し、使い勝手を向上させ、またヒートマスが小さくなるため、プレート本体16の温度の立ち上がりが速くなり、調理時間を短縮できる利点がある。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
図7、図8のような、表面側が凹凸のある波型のプレート本体16の場合、被調理物はプレート本体16の表面側の凸部に接して載置されるため、被調理物の裏面側の温度を検知するには、プレート本体16の凸部の温度を検知する必要がある。そのためには、温度検知手段9を、調理用加熱プレートの表面側の凸部の下方に設けることにより、実際に被調理物が接している被調理物の裏面側の温度を検知することができる。なお、図8のように、裏面側が凹凸のある波型の場合、プレート本体16の裏面側の、温度検知手段の上方に位置する部分のみ、底板8方向に***させた形状にすることにより(図示していない)、温度検知手段9がプレート本体16の温度を検知しやすくなる形状であってもよい。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、受け皿や焼き網を用いずにプレートに被調理物を直接載置して、加熱調理する誘導加熱調理器において、調理用加熱プレートのプレート本体の温度を検知する温度検知手段を複数個設け、複数の温度検知手段が検知した、所定時間における温度のうち、最も低い温度を検知した温度検知手段の検知温度を採用し、加熱出力を制御することにより、被調理物の載置場所に関わらず、被調理物の裏面側の温度を検知することができるので、自動調理における、被調理物の裏面側の生焼けを防ぎ、良好に焼き上げることができるので、組み込み式、又は置き台の上で使用する据え置き型等で、家庭用又は業務用のグリル装置を備えた誘導加熱調理器に適用できる。
1 グリル装置
2 調理庫
3 グリル扉
4 被調理物
5 上加熱手段
6 下加熱手段(加熱コイル)
7 調理用加熱プレート
8 底板
9 温度検知手段
10 駆動回路
11 制御手段
12 操作部
13 加熱制御手段
14 記憶手段
15 時計手段
16 プレート本体
17 発熱体

Claims (3)

  1. 調理庫内に被調理物を載置し、誘導加熱されにくく、熱伝導性の高い材質で構成されたプレート本体と、前記プレート本体の裏面に密着して設けられ、誘導加熱される材質で構成された発熱体とを備えた調理用加熱プレート、前記調理用加熱プレートの下方に設けた誘導加熱を行う加熱コイルで構成された下加熱手段、及び前記調理用加熱プレートの上方に設け前記被調理物を上方より加熱する上加熱手段を内部に有するグリル装置を備え、前記グリル装置には、前記下加熱手段の上方を覆うように設けた底板を備え、外郭を構成する本体内には、前記加熱コイルに誘導加熱を行うための高周波電流を供給する駆動回路と、前記下加熱手段及び前記上加熱手段の加熱出力を制御する制御手段とを備え、前記下加熱手段には、前記底板を介して前記調理用加熱プレートの前記プレート本体の温度を検知する複数の温度検知手段を備え、前記制御手段は、所定の加熱出力で加熱を開始し、複数の前記温度検知手段が検知した、所定時間における温度のうち、最も低い温度を検知した前記温度検知手段の検知温度を採用し、加熱出力を制御する誘導加熱調理器。
  2. 前記温度検知手段は、前記調理用加熱プレートに設けられる、前記発熱体部分が除かれた部分の下方に、設けられた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記調理用加熱プレートは、前記プレート本体の表面側が凹凸のある波型であり、前記温度検知手段は、被調理物と接する前記調理用加熱プレートの表面側の凸部の下方に設けられた請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
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