JP2017029157A5 - - Google Patents

Claims (21)

1. 第一及び第二のポリペプチド鎖を含む結合タンパク質であって、前記第一のポリペプチド鎖は、第一のＶＤ１−（Ｘ１）ｎ−ＶＤ２−Ｃ−（Ｘ２）ｎ
   （ＶＤ１は第一の重鎖可変ドメインであり、
   ＶＤ２は第二の重鎖可変ドメインであり、
   Ｃは重鎖定常ドメインであり、
   Ｘ１はリンカーであり（但し、ＣＨ１ではない。）、
   Ｘ２はＦｃ領域である。）
   を含み、前記第二のポリペプチド鎖は、第二のＶＤ１−（Ｘ１）ｎ−ＶＤ２−Ｃ−（Ｘ２）ｎ
   （ＶＤ１は第一の軽鎖可変ドメインであり、
   ＶＤ２は第二の軽鎖可変ドメインであり、
   Ｃは軽鎖定常ドメインであり、
   Ｘ１はリンカーであり（但し、ＣＨ１ではない。）、
   Ｘ２はＦｃ領域を含まず、
   ｎは０又は１である。）
   を含み、
   前記結合タンパク質は、ＩＬ−１アルファ及びＩＬ−１ベータに結合することができ、
   ＶＤ１重鎖可変ドメイン及びＶＤ１軽鎖可変ドメイン、又は、ＶＤ２重鎖可変ドメイン及びＶＤ２軽鎖可変ドメインのいずれかが、ＩＬ−１ベータに結合する抗原結合ドメインを形成し、配列番号３０及び３１又は配列番号３２及び３３のアミノ酸配列を含み、
   ＶＤ１又はＶＤ２重鎖可変ドメイン及び軽鎖可変ドメインの他方が、ＩＬ−１アルファ抗原に結合する抗原結合ドメインを形成し、
   第一のポリペプチド鎖におけるＣ−（Ｘ２）ｎが、配列番号４９を含み、第二のポリペプチド鎖におけるＣ−（Ｘ２）ｎが配列番号５０を含む、結合タンパク質。
2. Ｘ１が、配列番号１〜２９からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項１に記載の結合タンパク質。
3. ２つの第一のポリペプチド鎖及び２つの第二のポリペプチド鎖を含む、請求項１又は２に記載の結合タンパク質。
4. ４つのポリペプチド鎖を含む、２つの抗原に結合することができる結合タンパク質であって、２つのポリペプチド鎖は、ＶＤ１−（Ｘ１）ｎ−ＶＤ２−Ｃ−（Ｘ２）ｎ
   （ＶＤ１は第一の重鎖可変ドメインであり、
   ＶＤ２は第二の重鎖可変ドメインであり、
   Ｘ１はリンカーであり（但し、ＣＨ１ではない。）、
   Ｃ−（Ｘ２）ｎは、配列番号４９を含む）
   を含み、２つのポリペプチド鎖は、ＶＤ１−（Ｘ１）ｎ−ＶＤ２−Ｃ−（Ｘ２）ｎ
   （ＶＤ１は第一の軽鎖可変ドメインであり、
   ＶＤ２は第二の軽鎖可変ドメインであり、
   Ｘ１はリンカーであり（但し、ＣＨ１ではない。）、
   Ｃ−（Ｘ２）ｎは配列番号５０を含み、
   ｎは０又は１である。）
   を含み、
   前記結合タンパク質は、ＩＬ−１アルファ及びＩＬ−１ベータに結合し、
   前記ＶＤ１重鎖可変ドメイン及びＶＤ１軽鎖可変ドメインは、ＩＬ−１ベータに結合する抗原結合ドメインを形成し、配列番号３０及び３１又は配列番号３２及び３３のアミノ酸配列を含み、
   前記ＶＤ２重鎖可変ドメイン及びＶＤ２軽鎖可変ドメインは、ＩＬ−１アルファ抗原に結合する抗原結合ドメインを形成する、結合タンパク質。
5. 結合タンパク質が、表面プラズモン共鳴によって測定された場合に、少なくとも１０^２Ｍ^−１ｓ^−１；少なくとも１０^３Ｍ^−１ｓ^−１；少なくとも１０^４Ｍ^−１ｓ^−１；少なくとも１０^５Ｍ^−１ｓ^−１；及び少なくとも１０^６Ｍ^−１ｓ^−１からなる群から選択される１つ以上の標的への結合速度定数（Ｋｏｎ）を有する、請求項１〜４のいずれか１項に記載の結合タンパク質。
6. 結合タンパク質が、表面プラズモン共鳴によって測定された場合に、最大１０^−３ｓ^−１；最大１０^−４ｓ^−１；最大１０^−５ｓ^−１；及び最大１０^−６ｓ^−１からなる群から選択される１つ以上の標的への解離速度定数（Ｋｏｆｆ）を有する、請求項１〜４のいずれか１項に記載の結合タンパク質。
7. １つ以上の標的に対して、最大１０^−７Ｍ；最大１０^−８Ｍ；最大１０^−９Ｍ；最大１０^−１０Ｍ；最大１０^−１１Ｍ；最大１０^−１２Ｍ；及び最大１０^−１３Ｍからなる群から選択される解離定数（Ｋ_Ｄ）を有する、請求項１〜４のいずれか１項に記載の結合タンパク質。
8. 請求項１〜４のいずれか１項に記載の結合タンパク質アミノ酸配列をコードする単離された核酸。
9. 請求項８に記載の単離された核酸を含むベクター。
10. 請求項９に記載のベクターを含み、ヒト細胞ではない、宿主細胞。
11. 宿主細胞がＣＨＯ細胞である、請求項１０に記載の宿主細胞。
12. 宿主細胞がＣＯＳである、請求項１０に記載の宿主細胞。
13. 結合タンパク質を産生するのに十分な条件下で、請求項１０〜１２のいずれか１項に記載の宿主細胞を培地中において培養することを含む、結合タンパク質を生産する方法。
14. 生産された結合タンパク質の５０％〜７５％が、二重特異的四価結合タンパク質である、請求項１３に記載の方法。
15. 生産された結合タンパク質の７５％〜９０％が、二重特異的四価結合タンパク質である、請求項１３に記載の方法。
16. 生産された結合タンパク質の９０％〜９５％が、二重特異的四価結合タンパク質である、請求項１３に記載の方法。
17. 請求項１〜４のいずれか１項に記載の結合タンパク質及び医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
18. 少なくとも１つの追加の治療剤をさらに含む、請求項１７に記載の医薬組成物。
19. 請求項１〜４のいずれか１項に記載の結合タンパク質を含む、対象における疾病又は疾患を治療するための医薬組成物。
20. 疾病又は疾患が、変形性関節症である、請求項１９に記載の医薬組成物。
21. 変形性関節症を治療するための医薬の製造における、請求項１〜４のいずれか１項に記載の結合タンパク質の使用。