JP2016179685A - 多層フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】金属板の表面に貼り合わせする際に、接着面と反対側の面が熱によって変形することを抑制することが可能な多層フィルムを提供する。
【解決手段】ポリエチレン系樹脂からなる接着性樹脂を含む第1フィルム2と、ポリエチレン系樹脂からなる熱溶着性樹脂を含む第2フィルム3と、が積層された、多層フィルム1を選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、多層フィルムに関する。
化粧鋼板等では、亜鉛めっき、電気亜鉛メッキ、Ni−Zn合金メッキなどのメッキ処理を施した鋼板、鉄板、銅板、アルミ板、あるいは、ブリキ、ステンレス鋼(SUS)、電解クロム酸処理鋼板(ティンフリースチール(TFS))、の表面に、貼り合わせ用のフィルムを積層した、貼り合わせ板が用いられている。ここで、弱電用等の化粧鋼板としては、AV機器カバー、パソコンやプリンター、複写機等のカバー、冷蔵庫外板、洗濯機外板などに用いられている。また、建材用等の化粧鋼板としては、ユニットバス、エクステリア部材、扉等の化粧鋼板などに用いられている。さらに、容器としては、コーヒー缶等の3ピース缶や、深絞り成形した2ピース缶、DI缶、DRD缶、お茶缶、ペール缶、角缶などに用いられている。
例えば、特許文献1には顔料が添加されたポリオレフィン系樹脂からなる不透明な基材シートとその上に順次積層された紫外線吸収剤を含む2液硬化型ポリエステル系接着剤層、絵柄印刷層、透明なポリエステル系樹脂層からなる化粧鋼板用ポリオレフィン系化粧シートが開示されている。
また、特許文献2には、多層フィルムとして、カルボキシル基含有ポリエチレン共重合体のフィルムを内外層とし、ポリプロピレン・ポリエチレンブロック共重合体を中間層とする三層複合フィルムが開示されている。
特許第4947479号公報 特開昭58−20646号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシートは、化粧鋼板用として使用され、ユニットバス内壁用等に用いられるが、表層にポリエステル樹脂層があり、パネルや天井パネルとの間の隙間を塞ぐ固定部材やゴム系のパッキンを使用しなければならないこと、また目地を塞ぐコーキング材との密着性が低いという問題があった。また、表層のポリエステル樹脂と基材のポリオレフィン樹脂は融点差があり、熱溶着させるには不向きであった。
また、特許文献2に開示された三層複合フィルムでは、内層及び外層として同一の樹脂からなるフィルムを使用しており、融点が同一となっている。このため、金属板と内層とが対向するように三層複合フィルムを貼り合わせする際に、外層のフィルムが熱により変形するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、金属板の表面に貼り合わせた多層フィルム同士が熱溶着し、板同士の隙間を埋めることができ、また溶着時の加熱におけるシワ等が発生しない材料を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を備える。
すなわち、請求項1に係る発明は、ポリエチレン系樹脂からなる接着性樹脂を含む第1フィルムと、ポリエチレン系樹脂からなる熱溶着性樹脂を含む第2フィルムと、が積層された、多層フィルムである。
また、請求項2に係る発明は、前記接着性樹脂の融点が、前記熱溶着性樹脂の融点よりも2〜50℃低い、請求項1に記載の多層フィルムである。
また、請求項3に係る発明は、前記接着性樹脂の融点が、85℃以上120℃以下である、請求項1又は2に記載の多層フィルムである。
また、請求項4に係る発明は、前記接着性樹脂が、金属架橋樹脂を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の多層フィルムである。
また、請求項5に係る発明は、当該多層フィルムの引張強度が、20MPa以上である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の多層フィルムである。
また、請求項6に係る発明は、熱機械分析(TMA)により、荷重9.8mN/mmを負荷しながら、昇温速度2℃/minで25〜100℃まで昇温するときに、寸法変化率が8%以下である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の多層フィルムである。
また、請求項7に係る発明は、熱機械分析(TMA)により、荷重9.8mN/mmを負荷しながら、昇温速度2℃/minで25〜130℃まで昇温するときに、当該多層フィルムが収縮変化しない、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の多層フィルムである。
また、請求項8に係る発明は、当該多層フィルムの表裏面の動摩擦係数が0.3以上2.5未満である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の多層フィルムである。
また、請求項9に係る発明は、当該多層フィルムにおける前記第2フィルム側の表面の表面粗さについて、十点平均粗さが0.3μm以上2μm以下である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の多層フィルムである。
また、請求項10に係る発明は、前記第1フィルム及び前記第2フィルムの少なくとも一方が、アンチブロッキング剤及びスリップ剤のいずれか一方又は両方を含む、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の多層フィルムである。
また、請求項11に係る発明は、当該多層フィルムの厚さが、20μm以上400μm以下である、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の多層フィルムである。
本発明の多層フィルムは、接着性樹脂を含む第1フィルムと、熱溶着性樹脂を含む第2フィルムと、が積層された構成であるため、木材や金属等の板と第1フィルムとが対向するようにして貼り合わせすることにより、接着面と反対側となる第2フィルムが熱変形することを抑制することができる。
本発明を適用した一実施形態である多層フィルムの構成の一例を示す模式断面図である。 本発明を適用した一実施形態である多層フィルムのTMAによる寸法変化率を示すグラフである。
以下、本発明を適用した一実施形態である多層フィルムについて詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
<多層フィルム>
先ず、本発明を適用した一実施形態である多層フィルム1の構成の一例について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した一実施形態である多層フィルム1の模式断面図である。図1に示すように、本実施形態の多層フィルム1は、第1フィルム2と第2フィルム3とを備え、第1フィルム2と第2フィルム3とが積層されて概略構成されている。本実施形態の多層フィルム1は、貼り合わせることによって表面保護フィルムの用途に用いることができる。
本実施形態の多層フィルム1の厚さは、特に限定されるものではなく、適宜選択することができるものである。ここで、本実施形態の多層フィルム1の厚さの上限値としては、具体的には、例えば、400μmとすることが好ましく、100μmとすることがより好ましい。厚さが上限値以下であることにより、貼り合わせ時の加熱を抑えられることで金属板の劣化の不具合を防止できる点、貼り合わせ時のフィルムの歪みを抑えられる点で好ましい。
一方、本実施形態の多層フィルム1の厚さの下限値としては、具体的には、例えば、20μmとすることが好ましく、30μmとすることがより好ましく、50μmとすることがさらに好ましい。厚さが下限値以上であることにより、擦れ等によりフィルムが貫通した穴あきを防止する点、接合部の加熱接着性が安定する点、防食性を付与する点で好ましい。
(第1フィルム)
第1フィルム2は、ポリエチレン系樹脂からなる接着性樹脂を含むフィルムである。第1フィルム2により、多層フィルム1を木材や金属等の板の表面に貼り合わせすることができる。
接着性樹脂に用いられるポリエチレン系樹脂としては、金属板の表面に貼り合わせすることができる樹脂であれば特に限定されないが、具体的には、例えば、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE樹脂)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE樹脂)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE樹脂)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE樹脂)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA樹脂)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA樹脂)等が挙げられる。
また、接着性樹脂に用いられるポリエチレン系樹脂は、上記ポリエチレン系樹脂に金属イオンを含むアイオノマー樹脂であってもよい。金属イオンとしては、亜鉛、マンガン、コバルト等の遷移金属イオン、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、及びカルシウム等のアルカリ土類金属イオン等が挙げられる。アイオノマー樹脂は、上記金属イオンを少なくとも1種類含む。
接着性樹脂は、上記ポリエチレン系樹脂及び上記アイオノマー樹脂のうち、少なくとも1種類含む。金属接着性樹脂は、アイオノマー樹脂を含むのが好ましい。これにより、金属板の表面に多層フィルム1を貼り合わせする際に、金属板との接着力を向上することができる。
接着性樹脂の融点は、後述する熱溶着性樹脂の融点よりも低いことが好ましい。具体的には、例えば、接着性樹脂の融点は、熱溶着性樹脂の融点よりも2〜50℃低いことが好ましく、5〜40℃低いことがより好ましく、10〜35℃低いことがより好ましい。なお、ここで「融点」とは2つ以上の融点ピークをもつ樹脂の場合、最も温度の高い融点を指す。以下同様である。これにより、多層フィルム1を木材や金属等の板の表面へ貼り合わせする際の加熱により、第2フィルム3が熱により変形するのを抑えることができ、さらに貼り合わせ時の圧着ロールへの巻き付きも抑えることができる。
また、接着性樹脂の融点の上限値としては、具体的には、例えば、120℃が好ましく、110℃がより好ましい。融点が上限値以下であることにより、木材や金属等の板の表面に貼り合わせする際の加熱温度が低い場合であっても、十分な接着力を得ることができる。
一方、接着性樹脂の融点の下限値としては、具体的には、例えば、85℃が好ましく、90℃がより好ましい。融点が下限値以上であることにより、製膜時の樹脂の熱劣化を抑えられ、滑り性も良好状態を維持することができる。
第1フィルム2の厚さは、特に限定されるものではなく、適宜選択することができるものである。ここで第1フィルム2の厚さの下限値としては、具体的には、例えば、多層フィルム1の厚さの3%とすることが好ましく、5%とすることがより好ましく、7%とすることがさらに好ましい。厚さが下限値以上であることにより、多層フィルム1を木材や金属等の板に接着させる際に、十分な接着力と安定性を得ることができる。これにより、例えば、多層フィルム1を木材や金属等の板の表面に貼り合わせする工程で圧着された際、圧力ばらつきによる樹脂流動により第1フィルム2の厚みが変化しても、第1フィルム2の厚みを好ましく保つことができる。これにより、曲げ加工された場合や、再加熱された場合であっても、第1フィルム2の接着力を維持することができる。
一方、第1フィルム2の厚さの上限値としては、具体的には、例えば、多層フィルム1の厚さの40%とすることが好ましく、25%とすることがより好ましい。厚さが上限値以下であることにより、十分な接着力を維持しつつ、多層フィルム1を薄型化することができる。
(第2フィルム)
第2フィルム3は、上記接着性樹脂よりも融点が高いポリエチレン系樹脂からなる熱溶着性樹脂を含むフィルムである。
熱溶着性樹脂に用いられるポリエチレン系樹脂としては、熱溶着によって接合可能な樹脂であれば特に限定されないが、具体的には、例えば、LDPE樹脂、L−LDPE樹脂、MDPE樹脂、HDPE樹脂等が挙げられる。熱溶着性樹脂は、具体的には、結晶化速度が遅い樹脂が好ましく、例えば、LDPE樹脂が好ましく、L−LDPE樹脂がより好ましい。これにより、貼り合わせ時や溶着時に過度に結晶化しないため、接合強度が保たれ、接合部での割れを防止できる。
また、熱溶着性樹脂の融点の上限値としては、具体的には、例えば、170℃が好ましく、140℃がより好ましく、130℃がさらに好ましい。融点が上限値以下であることにより、貼り合わせ時に軟化し、圧力を均一にする効果が得られる点、接合部を低温で融着でき、高い耐腐食性が得られる点、加工し易い柔軟が得られる点で好ましい。
一方、熱溶着性樹脂の融点の下限値としては、具体的には、例えば、90℃が好ましく、105℃がより好ましい。融点が下限値以上であることにより、打ち抜き加工でのフィルムの伸びによるヒゲの発生を抑制することができる点、溶着ムラや穴開きを抑制できる点で好ましい。
第2フィルム3に、アンチブロッキング剤及びスリップ剤のいずれか一方又は両方を添加してもよい。これにより、多層フィルム1の取り扱い時にフィルム同士の密着を防止し、滑りを良くすることができ、フィルムに掛かる張力を安定させ、貼り合わせ時の弛みや伸びを防止することができる。
アンチブロッキング剤としては、具体的には、例えば、シリカ、ケイ酸アルミニウム等の無機粒子、及びポリエチレンビーズ、アクリルビーズ、ポリテトラフルオロエチレン粒子等の有機粒子が挙げられる。アンチブロッキング剤の添加量としては、具体的には、例えば、添加する層の熱溶着性樹脂に対して0.001〜5質量%が好ましく、0.05〜3質量%がより好ましい。
スリップ剤としては、飽和脂肪酸アマイド(飽和脂肪酸アミド)、不飽和脂肪酸アマイド(不飽和脂肪酸アミド)などが挙げられ、具体的には、例えば、エルカ酸アミド、オレイン酸アミドなどが挙げられる。スリップ剤の添加量としては、具体的には、0.0005〜3質量%が好ましい。例えば、熱溶着性樹脂に対して0.001〜2質量%が好ましく、0.001〜1質量%がより好ましい。
多層フィルム1は、装飾処理を施してよい。その方法としては、第1フィルム2の上に着色した第2フィルム3を積層する、第2フィルム3の表面に絵柄を印刷し第1フィルム2に積層して用いる、等の処理方法が挙げられる。また、第2フィルム3は、第1フィルム2との接着面の反対側の面がエンボス加工し、凹凸模様を設けてもよい。
第1フィルム2の上に着色した第2フィルム3を積層する方法としては、ポリエチレン系樹脂からなる熱溶着性樹脂を用いた第2フィルムに、顔料又は染料を直接加えるか、顔料又は染料を含有する樹脂をマスターバッチとして加えて、均一にして着色した樹脂を押出形成してフィルム化して用いることができる。
着色剤としては特に限定されず、顔料、染料等の公知の着色剤を使用できる。例えば、酸化チタン、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料;イソインドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレンブルーRS、アニリンブラック等の有機顔料(染料も含む);アルミニウム、真鍮等の金属顔料;二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料などが挙げられる。好ましくは、水への溶解が生じないものが好ましく、特に酸化チタンが好ましい。
第2フィルム3の厚さは、特に限定されるものではなく、適宜選択することができるものである。ここで第2フィルム3の厚さの下限値としては、具体的には、例えば、多層フィルム1の厚さの60%とすることが好ましく、75%とすることがより好ましく、80%とすることがさらに好ましい。厚さが下限値以上であることにより、貼り合わせ時の圧力を均一に伝えることができ、ロールへのフィルムのトラレ、巻き付きも抑制できる。
一方、第2フィルム3の厚さの上限値としては、具体的には、例えば、多層フィルム1の厚さの95%とすることが好ましい。厚さが上限値以下であることにより、貼り合わせ時に第1フィルム2の流れ出しによる接着強度のばらつきを抑制できる。
本実施形態の多層フィルム1の引張強度は、20MPa以上であることが好ましく、25MPa以上であることがより好ましい。これにより、貼り合わせをする際に、張力の調整がしやすい。
また、本実施形態の多層フィルム1を、熱機械分析(TMA)により、荷重9.8mN/mmを負荷しながら、昇温速度2℃/minで25〜100℃まで昇温するときに、寸法変化率が8%以下であることが好ましく、5%以下であることがより好ましい。これにより、貼り合わせする際の多層フィルム1の寸法変化が小さいため、貼り合わせ適正に優れる。
また、本実施形態の多層フィルム1は、後述する製造方法において延伸処理を施さなくてもよい。延伸配向がなければ、上述のTMAにおいて、当該多層フィルム1の収縮を防止できる。これにより、寸法変化が安定しており、貼り合わせ適正に優れる。
また、本実施形態の多層フィルム1の表裏面の動摩擦係数(JIS K7125に基づいて測定)は、0.3以上2.5未満が好ましく、0.3以上1.0未満がより好ましい。
また、本実施形態の多層フィルム1における第2フィルム3側の表面のぬれ指数は、具体的には、例えば、25ダイン/cm以上50ダイン/cm以下、好ましくは30ダイン/cm以上43ダイン/cm以下である。これにより、多層フィルム1の取り扱い時にフィルム同士の密着を防止し滑りが良くなる。
濡れ指数を調整するために、コロナ処理やプラズマ処理、フレーム処理、紫外線照射処理を行ってもよい。
また、本実施形態の多層フィルム1における第2フィルム3側の表面には、上述したようにエンボス加工がされていてもよい。表面粗さは、具体的には、例えば、算術平均粗さが0.05μm以上0.3μm以下であり、最大高さが0.5μm以上2μm以下であり、かつ、十点平均粗さが0.3μm以上2μm以下である。
これにより、第2フィルム3に添加するアンチブロッキング剤、スリップ剤の量を減らすことができる。
また、表面粗さが上記最大値より小さくなることで、厚み変動による耐内容物性にばらつきが抑えられる。また、接合部において溶着時に空気の噛み込みによる溶着不良を防止できる。
さらに、表面粗さが上記最小値より大きいことで、十分な滑り性が得られ、貼り合わせ適性が優れる。
接着させる対象は、多層フィルム1を積層した板であってよい。また、例えば建装用の場合は、多層フィルムを必要の形状に切り抜き、窓枠を形成する木質フレームや金属フレームと熱溶着させることもできる。
<多層フィルムの製造方法>
次に、上述した多層フィルム1の製造方法について説明する。
本実施形態の多層フィルム1は、上述した第1フィルム2と、第2フィルム3とを別々に製造してから貼り合わせ機等により接合して製造してもよい。また、本実施形態の多層フィルム1は、上述した第1フィルム2と第2フィルム3とを、例えば、空冷式または水冷式共押出インフレーション法、共押出Tダイ法で製膜する方法で製造してもよい。なかでも、共押出Tダイ法で製膜する方法が、各層の厚さを制御する点で優れ好ましい。また、製膜の際にフィルムと凹凸を有するエンボスロールとを密着させることにより、多層フィルム1の表面にエンボス加工を施してもよい。
以上説明したように、本実施形態の多層フィルム1によれば、接着性樹脂を含む第1フィルム2と、熱溶着性樹脂を含む第2フィルム3と、が積層した構成であるため、木材や金属等の板と第1フィルム2とが対向するように多層フィルム1を貼り合わせすることにより、接着面と反対側の面となる第2フィルム3が、熱によって変形することを抑制することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、上述した多層フィルム1では、第1フィルム2と第2フィルム3とが積層された構成を一例として説明したが、第2フィルム3に隣接する位置であって第1フィルム2の反対側に、第3フィルムがさらに積層されていてもよい。
また、上述した多層フィルム1では、第2フィルム3にアンチブロッキング剤及びスリップ剤のいずれか一方又は両方が添加されている例について説明したが、第1フィルム2に、同様に、アンチブロッキング剤及びスリップ剤のいずれか一方又は両方が添加されていてもよい。
また、上述した多層フィルム1では、貼り合わせ対象となる板への貼り合わせの際に、熱による貼り合わせの例を説明したが、接着剤を用いても構わない。
接着剤は特に限定されないが、アクリル系、イソシアネート系、ウレタン系、ポリエステル系、アミド系等が挙げられる。また、分類としては、ドライラミネート接着剤でもよいし、硬化型接着剤でもよいし、ホットメルト系接着剤でも構わない。
<多層フィルムの作製>
(実施例1)
第1フィルムとして、ポリエチレン系アイオノマー樹脂であるハイミラン(登録商標)(三井・デュポン ポリケミカル社製、銘柄:1652、融点:98℃、メルトフローレート(MFR):5.5g/10min、密度:0.94g/cm)を用意した。また、第2フィルムとして、L−LDPE樹脂であるユメリット(登録商標)(宇部丸善ポリエチレン社製、銘柄:1520F、融点:114℃、MFR:2g/10min、密度:0.915g/cm)を用意した。
なお、各樹脂の融点は、JIS K−7121に基づいて、示差走査熱量測定(DSC)により測定した。なお、2つ以上の融点ピークが検出されたものは、高温側を融点とした。以下において同じである。
ハイミランと、ユメリットと、を共押出Tダイ法で製膜することにより、多層フィルムを製造した。また、製膜の際に第2フィルムと凹凸を有するエンボスロールとを密着させることにより、多層フィルムの第2フィルム側の表面にエンボス加工を施した。製造した多層フィルムの厚さは70μm、第1フィルムの厚さは10μm、第2フィルムの厚さは60μmであった。
(実施例2)
第1フィルムとしてポリエチレン系アイオノマー樹脂であるハイミラン(登録商標)(三井・デュポン ポリケミカル社製、銘柄:1652、融点:98℃、MFR:5.5g/10min、密度:0.94g/cm)を用意した。また、第2フィルムとして、LDPE樹脂であるミラソン(登録商標)(三井・デュポン ポリケミカル社製、銘柄:F997、融点:108℃、MFR:5g/10min、密度:0.92g/cm)を用意した。
ハイミランと、ミラソンと、を共押出Tダイ法で製膜することにより、多層フィルムを製造した。また、製膜の際に第2フィルムと凹凸を有するエンボスロールとを密着させることにより、多層フィルムの第2フィルム側の表面にエンボス加工を施した。製造した多層フィルムの厚さは70μm、第1フィルムの厚さは11μm、第2フィルムの厚さは59μmであった。
(実施例3)
第1フィルムとして、ポリエチレン系アイオノマー樹脂であるハイミラン(登録商標)(三井・デュポン ポリケミカル社製、銘柄:1652、融点:98℃、MFR:5.5g/10min、密度:0.94g/cm)を用意した。また、第2フィルムとして、L−LDPE樹脂であるエリート(登録商標)(ダウケミカル社製、銘柄:5220G、融点:121℃、MFR:3.5g/10min、密度:0.915g/cm)を用意した。また、第2フィルムに添加するアンチブロッキング剤として天然シリカを10質量%、スリップ剤としてエルカ酸アミドを1.5質量%ずつ添加したLDPEベースのマスターバッチ、ユメリット(登録商標)(宇部丸善ポリエチレン社製、銘柄:82105M)を用意した。
ハイミランと、ユメリット(82105M)を3質量%配合したエリートと、を共押出Tダイ法で製膜することにより、多層フィルムを製造した。
また、製膜の際に第2フィルムと凹凸を有するエンボスロールとを密着させることにより、多層フィルムの第2フィルム側の表面にエンボス加工を施した。
製造した多層フィルムの厚さは70μm、第1フィルムの厚さは11μm、第2フィルムの厚さは59μmであった。
(実施例4)
第1フィルムとして、ポリエチレン系アイオノマー樹脂であるハイミラン(登録商標)(三井・デュポン ポリケミカル社製、銘柄:1652、融点:98℃、MFR:5.5g/10min、密度:0.94g/cm)を用意した。また、第2フィルムとして、L−LDPE樹脂であるエボリュー(登録商標)(プライムポリマー社製、銘柄:SP3530、融点:122℃、MFR:3.2g/10min、密度:0.931g/cm)を用意した。また、第2フィルムに添加するアンチブロッキング剤として平均粒子径5μmの合成ゼオライトを10質量%配合されたLLDPEベースのマスターバッチ、エボリュー(登録商標)(プライムポリマー社製、銘柄:EAZ−10、MFR:3.5g/10min)を用意した。
ハイミランと、エボリュー(EAZ−10)を3質量%配合したエボリュー(SP3530)と、を共押出Tダイ法で製膜することにより、多層フィルムを製造した。また、製膜の際に第2フィルムと凹凸を有するエンボスロールとを密着させることにより、多層フィルムの第2フィルム側の表面にエンボス加工を施した。
製造した多層フィルムの厚さは70μm、第1フィルムの厚さは11μm、第2フィルムの厚さは59μmであった。
(実施例5)
第1フィルムとして、L−LDPE樹脂であるウルトゼックス(登録商標)(プライムポリマー社製、銘柄:2520F、融点:118℃、MFR=2.5g/10min、密度:0.922g/cm)を用意した。第2フィルムとして、L−LDPE樹脂であるウルトゼックス(登録商標)(プライムポリマー社製、銘柄:2022L、融点:120℃、MFR=2.0g/10min、密度:0.919g/cm)を用意した。
また、実施例5では、第2フィルムに隣接する位置であって第1フィルムの反対側に、第3フィルムを積層した。第3フィルムとして、L−LDPE樹脂であるウルトゼックス(登録商標)(プライムポリマー社製、銘柄:2022L、融点:120℃、MFR=2.0g/10min、密度:0.919g/cm)を用意した。
さらに、第1および第3フィルムに添加するアンチブロッキング剤として平均粒子径5μmの合成ゼオライトを10質量%配合されたLLDPEベースのマスターバッチ、エボリュー(登録商標)(プライムポリマー社製、銘柄:EAZ−10、MFR:3.5g/10min)を用意した。
第1フィルムとしてエボリュー(EAZ−10)を3質量%配合したウルトゼックス(2520F)と、第2フィルムとしてウルトゼックス(2022L)と、第3フィルムとしてエボリュー(EAZ−10)を2質量%配合したウルトゼックス(2022L)と、を共押出Tダイ法で製膜し、延伸処理することにより、多層フィルムを製造した。製膜後、第1フィルムに対してはコロナ処理を施した。
製造した多層フィルムの厚さは70μm、第1フィルムの厚さは10μm、第2フィルムの厚さは50μm、第3フィルムの厚さは10μmであった。コロナ処理を施した第1フィルム面の濡れ指数は42ダインであった。
(比較例1)
第1フィルム及び第2フィルムとして、ポリプロピレン樹脂(PP樹脂)であるノーブレン(登録商標)(住友化学社製、銘柄:FS2011DG3、融点:158℃、MFR:2.5g/10min、密度:0.9g/cm)を用意した。
第1フィルムと、第2フィルムにノーブレン(FS2011DG3)を用い、共押出Tダイ法で製膜し、延伸することにより、多層フィルムを製造した。ここで、製膜する際に、第1フィルムに対してはコロナ処理を施した。製造した多層フィルムの厚さは70μmであった。
<貼り合わせ試験>
実施例1〜5、比較例1の多層フィルムを、鋼板と第1フィルムが対向するように、鋼板に熱ラミネートした。貼り合わせ温度は190℃で行った。
表1に貼り合わせの結果を示す。「融点の差」は、第1フィルムに含まれる接着性樹脂の融点が、第2フィルムに含まれる熱溶着性樹脂の融点に対して何度低いかを示している。また、「結果」において、貼り合わせ後に第2フィルムがほとんど変形しなかった多層フィルムを「◎」とし、貼り合わせ後に第2フィルムに少し変形が見られたものを「○」とし、貼り合わせ後に第2フィルムが大きく変形した、または接着強度が低かった多層フィルムを「×」とした。
Figure 2016179685
実施例1〜5のように、接着性樹脂の融点が熱溶着性樹脂の融点よりも2〜50℃低い多層フィルムでは、貼り合わせ後に第2フィルムがほとんど変形しなかった。一方、比較例1のように、接着性樹脂の融点が熱溶着性樹脂の融点とほぼ同じである多層フィルムでは、貼り合わせ後に第2フィルムが大きく変形した。
以上の結果から、接着性樹脂の融点を熱溶着性樹脂の融点よりも2〜50℃低くすることで、貼り合わせする際に、第2フィルムが熱により変形するのを抑えることができることを確認した。
<引っ張り試験>
実施例1〜5、比較例1の多層フィルムに対して、引っ張り試験を行った。引っ張り試験は、JIS Z1702に基づいて、MD方向およびTD方向の両方向に対して行った。
表2に、各多層フィルムの引張強度を示す。実施例1〜5の多層フィルムの引張強度は、20MPa以上であった。
Figure 2016179685
<熱機械分析>
実施例1〜5、比較例1の多層フィルムに対して、熱機械分析(TMA)を行った。TMAは、セイコーインスツル社製、EXSTAR6000を用いて行った。TMAは、荷重9.8mN/mmを負荷しながら、昇温速度2℃/minで25〜130℃まで昇温することにより行った。
図3に、各多層フィルムの各温度における寸法変化率を示す。実施例1〜5の多層フィルムは、25〜100℃まで昇温したときの寸法変化率が8%以下であった。また、実施例1、3〜5の多層フィルムは、TMA中に、収縮しなかった。
<動摩擦係数の測定>
実施例1〜5、比較例1の多層フィルムに対して、動摩擦係数の測定を行った。動摩擦係数の測定は、JIS K7125(重り:201g、速度:100mm/mim)に基づいて行った。動摩擦係数の測定は、多層フィルムの表裏面における動摩擦係数の測定を行った。
表3に、各多層フィルムの表裏面における動摩擦係数を示す。実施例1〜5の多層フィルムでは、動摩擦係数が0.3以上2.5未満であった。
Figure 2016179685
<表面粗さの測定>
実施例1〜5、比較例1の多層フィルムに対して、第2フィルム側の表面の表面粗さの測定を行った。表面粗さの測定は、東京精密社製、HandySurf E35Bを用いて行った。
表4に各多層フィルムにおける、第2フィルム側の表面の表面粗さについて、算術平均粗さ(Ra)、最大高さ(Ry)、十点平均粗さ(Rz)を示す。
Figure 2016179685
実施例1〜5の多層フィルムの第2フィルム側の表面の表面粗さについて、Raが0.05〜0.3μm、Ryが0.5〜2μm、Rzが0.3μm〜2μmの範囲にあることを確認した。
1…多層フィルム
2…第1フィルム
3…第2フィルム

Claims (11)

  1. ポリエチレン系樹脂からなる接着性樹脂を含む第1フィルムと、ポリエチレン系樹脂からなる熱溶着性樹脂を含む第2フィルムと、が積層された、多層フィルム。
  2. 前記接着性樹脂の融点が、前記熱溶着性樹脂の融点よりも2〜50℃低い、請求項1に記載の多層フィルム。
  3. 前記接着性樹脂の融点が、85℃以上120℃以下である、請求項1又は2に記載の多層フィルム。
  4. 前記接着性樹脂が、金属架橋樹脂を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の多層フィルム。
  5. 当該多層フィルムの引張強度が、20MPa以上である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の多層フィルム。
  6. 熱機械分析(TMA)により、荷重9.8mN/mmを負荷しながら、昇温速度2℃/minで25〜100℃まで昇温するときに、寸法変化率が8%以下である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の多層フィルム。
  7. 熱機械分析(TMA)により、荷重9.8mN/mmを負荷しながら、昇温速度2℃/minで25〜130℃まで昇温するときに、当該多層フィルムが収縮変化しない、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の多層フィルム。
  8. 当該多層フィルムの表裏面の動摩擦係数が0.3以上2.5未満である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の多層フィルム。
  9. 当該多層フィルムにおける前記第2フィルム側の表面の表面粗さについて、十点平均粗さが0.3μm以上2μm以下である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の多層フィルム。
  10. 前記第1フィルム及び前記第2フィルムの少なくとも一方が、アンチブロッキング剤及びスリップ剤のいずれか一方又は両方を含む、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の多層フィルム。
  11. 当該多層フィルムの厚さが、20μm以上400μm以下である、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の多層フィルム。
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