JP2015510910A - 特定の腫瘍の処置のための、(rs)−s−シクロプロピル−s−(4−{[4−{[(1r,2r)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用 - Google Patents

特定の腫瘍の処置のための、(rs)−s−シクロプロピル−s−(4−{[4−{[(1r,2r)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、特定の腫瘍の処置のための、(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドおよび/または(S)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用に関する。

Description

本発明は、特定の腫瘍の処置のための、(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、特に(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用に関する。
サイクリン依存性キナーゼ(CDK)は、細胞周期の制御に重要な役割を果たし、それ故に、低分子阻害剤の設計のための特に重要な標的である酵素ファミリーの1つである。CDKの選択的阻害剤は、癌または細胞増殖障害により引き起こされる他の障害を処置するために使用され得る。
ピリミジンおよびその類縁体は、活性化合物として、例えば、2−アニリノピリミジンが殺真菌剤として(DE4029650)または置換ピリミジン誘導体が神経疾患または神経変性障害を処置するものとして(WO99/19305)、既に報告されている。高多様性のピリミジン誘導体、例えば、2−アミノ−4−置換ピリミジン(WO01/14375)プリン(WO99/02162)、5−シアノピリミジン(WO02/04429)、アニリノピリミジン(WO00/12486)および2−ヒドロキシ−3−N,N−ジメチルアミノプロポキシピリミジン(WO00/39101)が、CDK阻害剤として記載されている。
WO02/096888およびWO03/076437は、特に、CDK阻害活性を有するピリミジン誘導体を開示する。
活性なスルホキシミン化合物の例は、殺真菌剤としてのスルホンイミドイル(sulphonimidoyl)修飾されたトリアゾール(H. Kawanishi, H. Morimoto, T. Nakano, T. Watanabe, K. Oda, K. Tsujihara, Heterocycles 1998, 49, 181)または除草剤および農薬としてのアリールアルキルスルホキシミン(Shell International Research, Ger. P. 2 129 678)である。
WO2005/037800は、サイクリン依存性キナーゼの阻害剤としてスルホキシミン置換アニリノピリミジン誘導体を開示する。例として、ピリミジンの5位が置換されていないか、またはハロゲン、特に臭素で置換されている構造が挙げられている。開示されている具体的な構造はいずれも、5−トリフルオロメチル置換基を有していない。
新規のpan−CDK阻害剤およびその製造方法は、PCT出願のPCT/EP2009/007247に記載されており、該文献の開示は本願で引用されていて、その引用により本明細書中に包含させる。(RS)−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)−S−メチルスルホキシミドは、例示的化合物1である。
PCT/EP2011/054733は、種々の腫瘍処置のための、一群のpan−CDK阻害剤の使用に関する。(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドは、例示的化合物1である。
DE102010014427は、種々の腫瘍処置のための、上記の一群のpan−CDK阻害剤と他の腫瘍治療薬との併用に関する。(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドは例示的化合物1である。
これらの先行技術文献に基づき、本発明の目的は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌に罹患する患者に本発明の化合物を提供することであった。該化合物は、処置の中止に至るいかなる副作用も示すことなく腫瘍を少なくとも安定化する。
このことは、限られた範囲内でのみ予測可能であった。
この度、ヒトの特定の腫瘍タイプにおいて、化合物(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド(化合物A)、特に(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド(化合物A’)が実際に安定化をもたらし、副作用は容易に処置され得る程度でしか生じないことを見出した。
Figure 2015510910
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド(化合物A)は、2種の立体異性体に分割され得る選択されたスルホキシミン置換アニリノピリミジン誘導体である。すなわち、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド(化合物A’)および
(S)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド(化合物A”)である。
化合物A’が好ましく、BAY1000394として臨床治験が行われている。
以下に化合物Aが述べられているとき、純粋な立体異性体A’およびA”ならびにこれらの2種の化合物の混合物の両方を意味すると理解される。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用を提供する。
本発明は、3日の処置期間および4日の非処置期間を含む、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用をさらに提供する。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用をさらに提供し、処置期間中、0.5mgないし20mgの1日投与量、好ましくは、1.0mgないし15mgの1日投与量が経口的に投与される。
他の抗過増殖性物質、細胞増殖抑制性物質または細胞毒性物質との併用療法においては、該投与量を減らす必要があり得る。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置用医薬を製造するための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用をさらに提供する。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置用医薬を製造するための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用をさらに提供し、該処置は3日の処置期間および4日の非処置期間を含む。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置用医薬を製造するための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用をさらに提供し、処置期間中、0.5mgないし20mgの1日投与量、好ましくは、1.0mgないし15mgの1日投与量が経口的に投与される。
他の抗過増殖性物質、細胞増殖抑制性物質または細胞毒性物質との併用療法においては、該投与量を減らす必要があり得る。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドをさらに提供する。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドをさらに提供し、該処置は3日の処置期間および4日の非処置期間を含む。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドをさらに提供し、処置期間中、0.5mgないし20mgの1日投与量、好ましくは、1.0mgないし15mgの1日投与量が経口的に投与される。
他の抗過増殖性物質、細胞増殖抑制性物質または細胞毒性物質との併用療法においては、該投与量を減らす必要があり得る。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドを含む薬剤および医薬製剤をさらに提供する。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドを含む薬剤および医薬製剤をさらに提供し、該処置は3日の処置期間および4日の非処置期間を含む。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドを含む薬剤および医薬製剤をさらに提供し、処置期間中、0.5mgないし20mgの1日投与量、好ましくは、1.0mgないし15mgの1日投与量が経口的に投与される。
他の抗過増殖性物質、細胞増殖抑制性物質または細胞毒性物質との併用療法においては、該投与量を減らす必要があり得る。
単剤療法および併用療法の両方において、好ましくは3日の処置期間および4日の非処置期間が含まれる。
しかしながら、処置プロトコールは、必要に応じて、患者の個々の病状および/または併用療法に用いられる薬物に合わせて適用される。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、
(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド、
特に、
(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドと少なくとも1種のさらなる活性化合物との組合せ剤をさらに提供する。
本発明はまた、化合物Aの生理学的に許容される塩の使用を包含する。
本発明の化合物Aの生理学的に許容される塩としては、鉱酸、カルボン酸およびスルホン酸の酸付加塩、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸および安息香酸の塩が挙げられる。
本発明の化合物Aの生理学的に許容される塩はまた、一例として、好ましくは、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩およびカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム塩およびマグネシウム塩)およびアンモニアもしくは、一例として、好ましくはエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジメチルアミノエタノール、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホリン、アルギニン、リシン、エチレンジアミンおよびN−メチルピペリジンなどの1ないし16個の炭素原子を有する有機アミンより誘導されるアンモニウム塩などの通常の塩基の塩を包含する。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置および/または予防のための、化合物Aおよび少なくとも1種もしくはそれ以上のさらなる活性化合物を含む医薬をさらに提供する。
本発明の化合物Aは、全身的および/または局所的に作用し得る。この目的のために、該化合物は、例えば、経口的に、非経腸的に、経肺的に、経鼻的に、舌下的に、舌側に、頬側に、直腸的に、皮膚を介して、経皮的に、経結膜的に、経眼的になどの、またはインプラントもしくはステントとして、適当な方法にて投与され得る。
これらの投与経路では、本発明の化合物Aは適当な投与形態で投与され得る。
従来技術に従って作用し、本発明の化合物を迅速に、および/または修飾された形態にて送達する経口投与用投与形態であって、本発明の化合物を結晶形、および/または非晶質形態および/または溶解形態にて含む、例えば、錠剤(被覆されていない、または被覆された錠剤、例えば本発明の化合物の放出を遅延および制御するのに、腸溶性コーティング剤または遅延溶解性もしくは速溶性コーティング剤で被覆された錠剤)、フィルム/凍結乾燥体、カプセル(例えば、硬質ゼラチンカプセルまたは軟質ゼラチンカプセル)、糖衣錠、顆粒、ペレット、散剤、エマルジョン、懸濁液、エアロゾルまたは液剤が、経口投与に適する。
溶解剤、界面活性剤および/または1種もしくはそれ以上の風味剤を含むかまたはそれらから構成される溶液は、化合物Aに有利であることが見出されている。
好適な溶解剤は、マクロゴール、特にマクロゴール400である。
好適な界面活性剤は、ポリソルベート、特にポリソルベート20である。
好適な風味剤は、精油、特にメントールである。
薬物の濃度は、0.1mg/mlないし10mg/ml、好ましくは0.2mg/mlないし8mg/ml、特に好ましくは、0.3mg/mlないし6mg/ml、最も好ましくは、0.4mg/mlないし4mg/mlであり得る。
濃度0.2mg/mlおよび4.8mg/mlが例示される。
充填剤、崩壊剤および/または1種もしくはそれ以上の成形用添加剤を含むかまたはそれらから構成される錠剤はまた、化合物Aに有利であることが見出されている。
好適な充填剤は、特に顆粒形のマンニトールのようなポリオール、もしくは微結晶セルロースのようなセルロース誘導体である。
成形する際に好適な添加剤は、ステアリン酸塩、特にステアリン酸マグネシウムである。
好適な崩壊剤は、セルロース誘導体、特にクロスカルメロースである。
薬物の濃度は、0.1mg/錠ないし10mg/錠、好ましくは0.3mg/錠ないし8mg/錠、特に好ましくは0.4mg/錠ないし6mg/錠、最も好ましくは0.5mg/錠ないし5mg/錠であり得る。
濃度5mg/錠が例示される。
薬剤形態に製剤化前および製剤化のために、化合物Aは、好ましくは微粉化形態で存在する。
非経腸投与は、吸収工程を迂回して(例えば、静脈内、動脈内、心臓内、髄腔内もしくは脊椎内にて)、または吸収工程を伴って(例えば、筋肉内、皮下、皮内、経皮もしくは腹腔内にて)行われ得る。非経腸投与に適する投与形態は、液剤、懸濁液、エマルジョン、凍結乾燥体または滅菌散剤の形態の注射および点滴製剤である。
他の投与経路には、例えば、吸入用の医薬形態(とりわけ、粉末吸入器、噴霧器)、点鼻剤、点鼻液もしくは鼻腔用スプレー;舌側に、舌下的に、もしくは頬側に適用される錠剤、フィルム/ウェハーまたはカプセル、坐剤、耳または眼用調製物、膣用カプセル、水性懸濁液(ローション、振盪混合物)、親油性懸濁液、軟膏、クリーム、経皮性治療システム(例えば、パッチなど)、乳液、ペースト、泡沫剤、散布剤、インプラントまたはステントが適している。
化合物Aは、上記の投与形態に変換され得る。
このことは、不活性な非毒性の薬学的に適当な助剤と混合することにより、それ自体公知の方法にて行われてもよい。これらの助剤は、とりわけ、担体(例えば、微結晶セルロース、ラクトース、マンニトール)、溶媒(例えば、液体ポリエチレングリコール)、乳化剤および分散剤または湿潤剤(例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、オレイン酸ポリオキシスルビタン)、結合剤(例えば、ポリビニルピロリドン)、合成および天然ポリマー(例えば、アルブミン)、安定化剤(例えば、アスコルビン酸などの抗酸化剤)、着色剤(例えば、酸化鉄などの無機顔料)および風味剤および/または矯臭剤である。
本発明は、化合物Aと、通常、1種もしくはそれ以上の不活性な非毒性の薬学的に適当な助剤とを含む薬剤、および上記の目的のためのその使用をさらに提供する。
医薬品への化合物Aの製剤化は、活性化合物を製薬技術にて一般的に使用される助剤を用いて所望の投与形態に変換することにより、それ自体公知の方法にて行われる。
好適な助剤は、例えば、担体物質、充填剤、崩壊剤、結合剤、保湿剤、平滑剤、吸収剤および吸着剤、希釈剤、溶媒、共溶媒、乳化剤、可溶化剤、矯味矯臭剤、着色剤、防腐剤、安定化剤、湿潤剤、浸透圧を改変するための塩または緩衝剤である。
この関連において、Remington's Pharmaceutical Science、第15版、Mack Publishing Company、East Pennsylvania (1980)を参考にすべきである。
医薬製剤は、
例えば、錠剤、被覆錠、ピル、坐剤、カプセル、経皮システムのような固体形態、または
例えば、軟膏、クリーム、ゲル、坐剤、エマルジョンのような半固体形態、または
例えば、液剤、チンキ剤、懸濁液またはエマルジョンのような液体形態
であってもよい。
本発明の目的のための助剤は、例えば、塩類、糖類(単糖、二糖、三糖、オリゴ糖および/または多糖類)、タンパク質、アミノ酸、ペプチド、脂肪、ワックス、油、炭化水素およびそれらの誘導体であってもよく、その助剤は天然起源であってもよく、または合成で、もしくは一部合成であってもよい。
特に、錠剤、被覆錠、カプセル、ピル、散剤、顆粒、トローチ、懸濁液、エマルジョンまたは液剤が経口投与に適する。
特に、懸濁液、エマルジョン、とりわけ液剤が非経腸投与に適する。
本発明は、甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための化合物A、特に化合物A’の使用に関する。
投与量および処置プロトコール:
投与量および処置プロトコールは、癌腫タイプおよび治療標的によって改変され得るし、また改変されなければならない。
一般的に、1日用量は、0.5mgないし20mgであり、複数の同一または異なる投与量単位、好ましくは2回に分けられてよい。
好ましい1日用量は、1.0mgないし15mgであり、複数の同一または異なる投与量単位、好ましくは2回に分けられてよい。
このことは、単剤療法ならびに他の抗過増殖性物質、細胞増殖抑制性物質または細胞毒性物質との併用療法に適用され、併用療法の場合、その用量を減らす必要があり得る。
処置は、2日以上ないし60日間行われてよく、その後2ないし30日間の非処置期間を置くのが好ましい。
好結果を得た処置プロトコールは、28日間の処置期間に続いて14日間の非処置期間を設けており、特に3日間の処置期間に続いて4日間の非処置期間を置いた。
処置は、少なくとも疾患が安定化し、かつ副作用が容易に処置可能であり、少なくとも容易に受忍される程度であるとき、成功とされる。
中皮腫患者における疾患の安定化は、2個の同一の投与量単位に分割された、1日用量2.4mg、9.6mgおよび19.2mgを用いて達成され得た。
ここでは、3日間の処置期間および4日間の非処置期間であった。
甲状腺癌患者における疾患の安定化は、2個の同一の投与量単位に分割された1日用量0.6mgを用いて達成され得た。
ここでは、28日間の処置期間および14日間の非処置期間であった。
甲状腺癌患者における疾患の安定化は、2個の投与量単位に分割された1日用量15mg(朝に5mg、夕方に10mg)を用いても達成され得た。
ここでは、3日間の処置期間および4日間の非処置期間であった。
食道扁平上皮細胞癌に罹患する患者における疾患の安定化は、2個の同一の投与量単位に分割された1日用量1mgを用いて達成され得た。
ここでは、28日間の処置期間および14日間の非処置期間であった。
胆管細胞癌に罹患する患者における疾患の安定化は、2個の同一の投与量単位に分割された1日用量10mgを用いて達成され得た。
ここでは、3日間の処置期間および4日間の非処置期間であった。
化合物Aは、単独で、または要すれば、1種もしくはそれ以上の他の薬理学的に活性な物質と組み合わせて使用され、この組み合わせが望ましくない、および受忍されない副作用をもたらさない限り、使用され得る。従って、本発明はさらに、少なくとも1種の本発明の化合物と、特に上記の疾患の処置および/または予防のための、1種もしくはそれ以上のさらなる活性化合物を含む医薬を提供する。
例えば、化合物Aは、癌障害の処置のための既知の抗過増殖性、細胞増殖抑制性または細胞毒性物質と組み合わせられ得る。本発明の化合物と、癌療法にて慣用的に使用される他の物質との併用、あるいはまた放射線療法との併用が特に指示される。
例示され得る適当な組み合わせの活性化合物は、
アブラキサン、アフィニトール、アルデスロイキン、アレンドロン酸、アルファフェロン、アリトレチノイン、アロプリノール、アロプリム、アロキシ、アルトレタミン、アミノグルテチミド、アミホスチン、アムルビシン、アムサクリン、アナストロゾール、アンズメット、アラネスプ、アルグラビン、三酸化ヒ素、アロマシン、5−アザシチジン、アザチオプリン、BCGまたはタイスBCG、ベスタチン、ベタメタゾンアセテート、ベタメタゾンナトリウムホスフェート、ベキサロテン、ブレマイシンサルフェート、ブロクスウリジン、ボルテゾミブ、ブソルファン、カルシトニン、カムパス、カペシタビン、カルボプラチン、カソデックス、セフェゾン、セルモロイキン、セルビジン、クロラムブシル、シスプラチン、クラドリビン、クロドロン酸、シクロホスファミド、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダウノキソーム、デカドロン、デカドロンホスフェート、デレストゲン、デニロイキンジフチトックス、デポメドロール、デストレリン、デキスラゾキサン、ジエチルスチルベストロール、ジフルカン、ドセタキセル、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、ドロナビノール、DW−166HC、エリガード、エリテック、エレンス、エメンド、エピルビシン、エポチン−アルファ、エポゲン、エプタプラチン、エルガミソール、エストレース、エストラジオール、エストラムスチンナトリウムホスフェート、エチニルエストラジオール、エチオール、エチドロン酸、エトポホス、エトポシド、ファドロゾール、ファルストン、フィルグラスチム、フィナステリド、フリグラスチム、フロクリジン、フルコナゾール、フルダラビン、5−フルオロデオキシウリジンモノホスフェート、5−フルオルウラシル(5−FU)、フルオキシメステロン、フルタアミド、フルメスタン、ホステアビン、ホテムスチン、フルベストラン、ガンマガード、ゲムシタビン、ゲムツズマブ、グリベック、グリアデル、ゴセレリン、グラニセトロンヒドロクロリド、ヒストレリン、ヒカムチン、ヒドロコルトン、エリスロ−ヒドロキシノニルアデニン、ヒドロキシウレア、イブリツモマブチウレキセタン、イダルビシン、イフォスファミド、インターフェロン−アルファ、インターフェロン−アルファ−2、インターフェロン−アルファ−2α、インターフェロン−アルファ−2β、インターフェロン−アルファ−n1、インターフェロン−アルファ−n3、インターフェロン−ベータ、インターフェロン−ガンマ−1α、インターロイキン−2、イントロンA、イレッサ、イリノテカン、キトリル、ラパチニブ、レンチナンサルフェート、レトロゾール、ロイコボリン、リュープロリド、リュープロリドアセテート、レバミソール、レボ葉酸カルシウム塩、レボチロイド、レボキシル、ロムスチン、ロニダミン、マリノール、メクロレタミン、メコバラミン、メドロキシプロゲステロンアセテート、メゲストロールアセテート、メルファラン、メネスト、6−メルカプトプリン、メスナ、メトトレキセート、メトビックス、ミルテホシン、ミトシクリン、マイトマイシンC、ミトタン、ミトキサントロン、モデレナール、マイオセット、ネダプラチン、ニューラスタ、ニューメガ、ニューポジェン、ニルタアミド、ノルバデックス、NSC−631570、OCT−43、オクトレオチド、オンダンセトロンヒドロクロリド、オラプレッド、オキサリプラチン、パクリタキセル、ペジアプレッド、ペガスパルガーゼ、ペガシス、ペントスタチン、ピシバニル、ピロカルピンヒドロクロリド、ピラルビシン、プリカマイシン、ポルフィメルナトリウム、プレドニムスチン、プレドニソロン、プレドニゾン、プレマリン、プロカルバジン、プロクリト、ラルチトレックスド、RDEA119、レビフ、レニウム−186エチドロネート、リツキシマブ、ロフェロン−A、ロムルチド、サラゲン、サンドスタチン、サルグラモスチン、セムスチン、シゾフィラン、ソブゾキサン、ソル−メドロール、ストレプトゾシン、ストロンチウム−89クロリド、シントロイド、タモキシフェン、タムスロシン、タソネルミン、タストラクトン、タキソテル、テセロイキン、テモゾロミド、テニポシド、テストステロンプロピオネート、テストレッド、チオグアニン、チオテパ、チロトロピン、チルドロン酸、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ、タスツズマブ、トレオサルファン、トレチノイン、トレキサール、トリメチルメラミン、トリメトレキセート、トリプトレリンアセテート、トリプトレリンパモエート、UFT、ウリジン、バルルビシン、ベスナリノン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、ビルリジン、ジネカード、ジノスタチン−スチマラマー、ゾフラン;ABI−007、アコルビフェン、アクチムン、アフィニタック、アミノプテリン、アルゾキシフェン、アソプリスニル、アタメスタン、アトラセンタン、BAY43−9006(ソラフェニブ)、アバスチン、CCI−779、CDC−501、セレブレックス、セツキシマブ、クリスナトール、シプロテロンアセテート、デシタビン、DN−101、ドキソルビシン−MTC、dSLIM、デュタステライド、エドテカリン、エフロルニチン、エクサテカン、フェンレチニド、ヒスタミンジヒドロクロリド、ヒストレリンヒドロゲルインプラント、ホルミウム−166DOTMP、イバンドロン酸、インターフェロン−ガンマ、イントロン−PEG、イクサベピロン、キーホールリンペットヘモシアニン、L−651582、ランレオチド、ラソフォキシフェン、リブラ、ロナファルニブ、ミプロキシフェン、ミノドロネート、MS−209、リポソームMTP−PE、MX−6、ナファレリン、ネモルビシン(nemorubicin)、ネオバスタット、ノラトレキシド、オブリメルセン、オンコ−TCS、オシデン、パクリタキセルポリグルタメート、パミドロネートジナトリウム、PN−401、QS−21、クアゼパム、R−1549、ラロキシフェン、ランピルナス、13−シス−レチノイン酸、サトラプラチン、セオカルシトール、T−138067、テルセバ、タキソプレキシン、チモシン−アルファ−1、チアゾフリン、チピファルニブ、チラパザミン、TLK−286、トレミフェン、トランスMID−107R、バルスポドール、バプレオチド、バタラニブ、ボルテポルフィン、ベンフルニン、Z−100、ゾレドロン酸およびそれらの混合物であってよい。
好ましい態様において、化合物Aは、以下に例示する抗過増殖性物質と組み合わせることができる(ただし、以下は例示を意図するもので、制限的ではない。):
アブラキサン、アミノグルテチミド、L−アスパラギナーゼ、アザチオプリン、5−アザシチジン、ブレオマイシン、ブスルファン、カルボプラチン、カルムスチン、クロラムブシル、シスプラチン、コラスパーゼ、シクロホスファミド、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ジエチルスチルベストロール、2',2'−ジフルオロデオキシシチジン、ドセタキセル、ドキソルビシン(アドリアマイシン)、エピルビシン、エポチロンおよびその誘導体、エリスロ−ヒドロキシノニルアデニン、エチニルエストラジオール、エトポシド、フルダラビンホスフェート、5−フルオロデオキシウリジン、5−フルオロデオキシウリジンモノホスフェート、5−フルオロウラシル、フルオキシメステロン、フルタミド、ヘキサメチルメラミン、ヒドロキシウレア、ヒドロキシプロゲステロンカプロエート、イダルビシン、イホスファミド、インターフェロン、イリノテカン、ロイコボリン、ロムスチン、メクロレタミン、メドロキシプロゲステロンアセテート、メゲストロールアセテート、メルファラン、6−メルカプトプリン、メスナ、メトトレキセート、マイトマイシンC、ミトタン、ミトキサントロン、パクリタキセル、ペントスタチン、N−ホスホノアセチルL−アスパルテート(PALA)、プリカマイシン、プレドニソロン、プレドニソン、プロカルバジン、ラロキシフェン、セムスチン、ストレプトゾシン、タモシキフェン、テニポシド、テストステロンプロピオネート、チオグアニン、チオテパ、トポテカン、トリメチルメラミン、ウリジン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシンおよびビノレルビン。
化合物Aはまた、特に有望な方法として、抗体(例えば、アバスチン、リツキサン、エルビタックス、ヘルカプチン、セツキシマブ)および組換えタンパク質などの生物学的治療薬と組み合わせることもできる。
化合物Aはまた、例えば、アバスチン、アクシチニブ、レゴラフェニブ、レセンチン、ソラフェニブまたはスニチニブなどの血管形成に拮抗する他の治療剤と組み合わせて好ましい作用を達成し得る。プロテオソームおよびmTORの阻害剤、抗ホルモン剤、ならびにステロイド代謝酵素阻害剤との組み合わせが、その副作用の特徴が好ましい点で、特に適している。
一般に、化合物Aと、細胞増殖抑制性または細胞毒性作用を有する他の薬剤とを組み合わせて、
・ 個々の活性化合物での処置と比較して、腫瘍の増殖を鈍化させる活性、その大きさを縮小する活性、または完全にそれらを消滅させる活性を改善する;
・ 単剤療法での投与量よりも低い投与量で化学療法剤を使用できる;
・ 単剤投与と比較して副作用の少ない、より耐容性の療法とすることができる;
・ より広範囲の腫瘍を処置できる;
・ 療法に対してより速い応答を達成できる;
・ 現在の標準的な療法と比較して患者の生存期間を延長できる;
ことが追求され得る。
さらに、本発明の化合物はまた、放射線療法および/または外科的介入と組み合わせて利用され得る。
本発明の化合物の製造
本発明の化合物の製造は、PCT/EP2009/007247に包括的に記載されており、その開示は本明細書に引用されており、該引用により本明細書中に包含される。
同様に、本発明の化合物のさらに発展した製造を開示するPCT/EP2011/066295の開示は、本明細書にて引用されており、該引用により本明細書中に包含される。
実施例1:
中皮腫患者における臨床治験
患者:
患者1010、年齢:66歳、男性、類上皮性中皮腫、臨床治験への登録時進行性疾患、アリムタおよびシスプラチン、ゲムシタビン、ドキソルビシン、デカビン(dekabine)の全身投与による前処置
患者1016、年齢:55歳、女性、類上皮性中皮腫、ステージIV、臨床治験への登録時進行性疾患、アリムタおよびシスプラチン、アリムタおよびカルボプラチン、アリムタおよびカルボプラチンおよびアバスチン、アバスチン、アリムタ、ゲムシタビンの全身投与による前処置
患者1023、年齢:69歳、男性、胸膜中皮腫、ステージIV、臨床治験への登録時進行性疾患、シスプラチンおよびアリムタの全身投与による前処置
患者1024、年齢:50歳、男性、胸膜中皮腫、ステージIV臨床治験への登録時進行性疾患、シスプラチンおよびアリムタおよびアバスチン、アバスチン、カルボプラチンおよびアリムタおよびドキソルビシンおよびデカビン(dekapine)の全身投与による前処置。
投与形態:
経口。
製剤:
2種の有効性成分含量の経口液剤、成分:微粉化BAY1000394(0.2mg/mlおよび4.8mg/ml)、レボメントール(別名:l−メントール、風味剤)、マクロゴール(400)(別名:ポリエチレングリコール(400)、可溶化剤)、ポリソルベート20(界面活性剤)。
投与量および処置プロトコール:
1.2mg(患者1010)、4.8mg(患者1016)および9.6mg(患者1023および1024)を1日2回投与、3日間の処置期間および4日間の非処置期間の投与プロトコール、疾患の進行まで長期的処置。
有意な結果:
患者1010は、RECIST 1.1により、疾患の安定化を達成し、約4ヶ月間処置された。
患者1016は、RECIST 1.1により、疾患の安定化を達成し、3ヶ月間以上処置された。
患者1023は、RECIST 1.1により、疾患の安定化を達成し、約2ヶ月間処置された。
患者1024は、RECIST 1.1により、疾患の安定化を達成し、約2ヶ月間処置された。
実施例2:
甲状腺癌患者における臨床治験
患者:
患者2006、臨床研究 14856、年齢:43歳、男性、甲状腺乳頭癌 ステージIV、臨床治験への登録時進行性疾患、17−AAG、スーテント(Sutent)、ソラフェニブ、エルロチニブおよびテムシロリムスの全身投与のより前処置
患者1030、臨床研究 14484、年齢:52歳、女性、甲状腺癌 ステージIV、臨床治験への登録時進行性疾患、アドリアマイシンおよびシスプラチン/カルボプラチン、カルボプラチンおよびタキソール、ネクサバール、スーテントの全身投与により前処置。
投与形態:
経口。
製剤:
患者2006:経口液剤、成分:微粉化BAY1000394(0.2mg/ml)、レボメントール(別名:l−メントール、風味剤)、マクロゴール(400)(別名:ポリエチレングリコール(400)、可溶化剤)、ポリソルベート20(界面活性剤)
患者1030:錠剤、成分:BAY1000394 微粉化 5mg/錠、顆粒状マンニトール(充填剤)、微結晶セルロース(充填剤)、クロスカルメロース(崩壊剤)、ステアリン酸マグネシウム(圧縮成形助剤)、レッドラッカー(被覆剤)。
投与量および処置プロトコール
患者2006:0.3mgを1日2回投与、28日間の処置期間および14日間の非処置期間の投与プロトコール、疾患の進行まで長期的処置。
患者1030:5mgを朝に、10mgを夕方に投与、3日間の処置期間および4日間の非処置期間の投与プロトコール、疾患の進行まで長期的処置。
有意な結果:
患者2006:患者は、RECIST 1.1により、疾患の安定化を達成し、約2ヶ月間処置された。
患者1030:患者は、RECIST 1.1により、疾患の安定化を達成し、3ヶ月以上処置された。
実施例3:
食道扁平上皮細胞癌患者における臨床治験:
患者3002、年齢:61歳、女性、食道扁平上皮細胞癌 ステージIV、臨床治験への登録時進行性疾患、シスプラチンおよびゼローダの全身投与により前処置。
投与形態:
経口。
製剤:
経口液剤、成分:微粉化 BAY1000394(0.2mg/ml)、レボメントール(別名:l−メントール、風味剤)、マクロゴール(400)(別名:ポリエチレングリコール(400)、可溶化剤)、ポリソルベート20(界面活性剤)。
投与量および処置プロトコール:
0.5mgを1日2回投与、28日間の処置期間および14日間の非処置期間の投与プロトコール、疾患の進行まで長期的処置。
有意な結果:
患者は、RECIST 1.1により、疾患の安定化を達成し、2ヶ月以上処置された。
実施例4:
胆管細胞癌患者における臨床治験:
患者:
患者1026、年齢:62歳、女性、胆管細胞癌 ステージIV、臨床治験への登録時進行性疾患、シスプラチン/オキサリプラチンおよびジェムザール、5−フルオロウラシルおよびフォリン酸の全身投与により前処置。
投与形態:
経口。
製剤
錠剤、成分:BAY1000394 微粉化 5mg/錠、顆粒状マンニトール(充填剤)、微結晶セルロース(充填剤)、クロスカルメロース(崩壊剤)、ステアリン酸マグネシウム(圧縮成形助剤)、レッドラッカー(被覆剤)。
投与量および処置プロトコール:
5mgを1日2回投与、3日間の処置期間および4日間の非処置期間の投与プロトコール、疾患の進行まで長期的処置。
有意な結果:
患者は、RECIST 1.1により、疾患の安定化を達成し、4ヶ月以上処置された。

Claims (16)

  1. 甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用。
  2. 甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用。
  3. 甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置用医薬の製造のための、(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用。
  4. 甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置用医薬の製造のための、(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドの使用。
  5. 中皮腫を処置することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 3日の処置期間および4日の非処置期間を含むことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の使用。
  7. 処置期間中に、1.0mgないし15mgの1日投与量を経口的に投与することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の使用。
  8. 甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド。
  9. 甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミド。
  10. 甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドを含む医薬または医薬製剤。
  11. 甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドを含む医薬または医薬製剤。
  12. 3日の処置期間および4日の非処置期間を含むことを特徴とする、請求項8もしくは9に記載の化合物または請求項10もしくは11に記載の医薬もしくは医薬製剤。
  13. 中皮腫を処置することを特徴とする、請求項8もしくは9に記載の化合物または請求項10もしくは11に記載の医薬もしくは医薬製剤。
  14. 処置期間中に、1.0mgないし15mgの1日投与量を経口的に投与することを特徴とする、請求項8、9および13のいずれかに一項に記載の化合物、または請求項10、11および13のいずれか一項に記載の医薬もしくは医薬製剤。
  15. 甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、(RS)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドと少なくとも1種のさらなる活性化合物との組合せ剤。
  16. 甲状腺癌、中皮腫、食道扁平上皮細胞癌または胆管細胞癌の処置のための、(R)−S−シクロプロピル−S−(4−{[4−{[(1R, 2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル]オキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}フェニル)スルホキシミドと少なくとも1種のさらなる活性化合物との組合せ剤。
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