JP2015194484A - 画像検査装置、画像形成システム及び画像検査プログラム - Google Patents

画像検査装置、画像形成システム及び画像検査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像検査に用いられる閾値をユーザの意図に沿った値に容易に変更できる画像検査装置、画像形成システム及び画像検査プログラムを提供する。【解決手段】閾値セットを構成する1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と読取部分画像の検査結果を示す検査結果画像とを含む閾値調整画面情報を出力し、閾値セットの調整入力が行われると調整後の閾値セットに基づいて読取部分画像を再検査し、調整後の閾値セットを構成する1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、調整後の閾値セットを用いた読取部分画像の再検査結果画像と、を含む閾値調整結果画面情報を出力し、閾値セット変更入力に基づいて、閾値セットを調整後の閾値セットに変更する。【選択図】図21

Description

本発明は、画像検査装置、画像形成システム及び画像検査プログラムに関する。
従来、印刷物の検品は人手によって行われてきたが、近年オフセット印刷の後処理として、検品を行う装置が用いられている。このような装置では、印刷物の読取画像の中から良品のものを人手によって選択して電子的に読み取ることにより基準となるマスター画像を生成し、このマスター画像と検査対象の印刷物の読取画像の対応する部分を比較し、これらの差分の程度により印刷物の欠陥を判別している。
しかし、近年普及が進んでいる電子写真などの無版印刷装置は少部印刷を得意としており、バリアブル印刷など毎ページ印刷内容の異なるケースも多く、オフセット印刷機のように印刷物からマスター画像を生成して比較対象とすることは非効率である。この問題に対応するため、印刷データからマスター画像を生成することが考えられる。これにより、バリアブル印刷に効率的に対応可能である。
このような画像の検査処理に際しては、上述した差分の程度に対して所定の閾値を設定することにより、印刷物が欠陥であるか否かを判定する。差分の程度とは、読取画像と、印刷データから生成されたマスター画像との位置合わせ及びサイズ合わせを行った上で、両画像を画素毎に比較した結果である。
このような欠陥の判定結果を、よりユーザの意図した結果とするためには、上述した所定の閾値をユーザの意図に沿った設定とする必要がある。ユーザによる閾値の変更に関する技術として、例えば、閾値が変更された場合に、変更後の閾値に応じた品質クラスの画像枚数を再計算して表示することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術を用いることにより、閾値を変更した場合に各品質クラスに含まれる画像枚数の変化を確認することはできる。しかしながら、どのような程度の画像の差分が欠陥と判定されるかの変化を確認することはできず、結果的に、ユーザの意図に沿った閾値の設定が困難である。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、画像検査に用いられる閾値をユーザの意図に沿った値に容易に変更できる画像検査装置、画像形成システム及び画像検査プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、画像形成出力された画像が読み取られた読取画像を取得する読取画像取得部と、前記画像形成出力された画像の生成元の印刷データに基づく基準画像を生成する基準画像生成部と、1種類以上の閾値で構成される閾値情報と、前記読取画像と前記基準画像との差分を示す差分画像とに基づいて、前記読取画像を検査し、当該読取画像上の欠陥部分を特定する画像検査部と、前記閾値情報を構成する前記1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、前記読取画像上の前記欠陥部分である読取部分画像の検査結果を示す検査結果画像と、を含む閾値調整画面情報を生成し、出力する画面情報生成部と、を備え、前記画像検査部は、前記1種類以上の閾値の少なくともいずれかの値を調整する前記閾値情報の調整入力が行われると、調整後の閾値情報と、前記読取画像上の前記欠陥部分である読取部分画像と前記基準画像上の前記欠陥部分に対応する部分である基準部分画像との差分を示す差分部分画像とに基づいて、前記読取部分画像を再検査し、前記画面情報生成部は、前記調整後の閾値情報を構成する前記1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、前記調整後の閾値情報を用いた前記読取部分画像の再検査結果を示す再検査結果画像と、を含む閾値調整結果画面情報を生成し、出力し、前記調整後の閾値情報に変更する閾値情報変更入力に基づいて、前記閾値情報を前記調整後の閾値情報に変更する閾値情報変更部を更に備える。
本発明によれば、画像検査に用いられる閾値をユーザの意図に沿った値に容易に変更できるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る画像検査装置を含む画像形成システムの構成を示す図である。 図2は、実施形態に係る画像検査装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係るDFE、エンジンコントローラ、プリントエンジン、画像検査装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る比較検査の態様を示す図である。 図5は、実施形態に係るプリントエンジンの構成を示す図である。 図6は、実施形態に係るマスター画像生成部の機能構成を示すブロック図である。 図7は、実施形態に係る検査動作を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る差分画像の例を示す図である。 図9は、実施形態に係る閾値判定済み差分画像の例を示す図である。 図10は、実施形態に係るラベリング済み差分画像の例を示す図である。 図11は、実施形態に係る欠陥発生部識別画像の例を示す図である。 図12は、実施形態に係るページ判定ログ情報の例を示す図である。 図13は、実施形態に係る欠陥ログ情報の例を示す図である。 図14は、実施形態に係る記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図15は、実施形態に係る閾値セットの一覧の例を示す図である。 図16は、実施形態に係る閾値セットに含まれる閾値の例を示す図である。 図17は、実施形態に係る閾値設定動作を示すフローチャートである。 図18は、実施形態に係る欠陥ログ一覧画面の例を示す図である。 図19は、実施形態に係る閾値選択画面の生成動作を示すフローチャートである。 図20は、実施形態に係る閾値選択画面の例を示す図である。 図21は、実施形態に係る閾値調整画面の例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、画像形成出力による出力結果を読み取った読取画像とマスター画像(基準画像の一例)とを比較することにより出力結果を検査する画像検査装置を含む画像検査システムにおいて、読取画像とマスター画像との差分値に対して適用する閾値の設定を容易化するための機能について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システムは、DFE(Digital Front End)1、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3、画像検査装置4及びインタフェース端末5を含む。DFE1は、受信した印刷ジョブに基づいて印刷出力するべき印刷データ、具体的には、出力対象画像であるビットマップデータを生成し、生成したビットマップデータをエンジンコントローラ2に出力する画像処理装置である。
エンジンコントローラ2は、DFE1から受信したビットマップデータに基づいてプリントエンジン3を制御して画像形成出力を実行させる。また、エンジンコントローラ2は、DFE1から受信したビットマップデータを、プリントエンジン3による画像形成出力の結果を画像検査装置4が検査する際に参照するためのマスター画像の元となる情報として検査装置4に送信する。
プリントエンジン3は、エンジンコントローラ2の制御に従い、ビットマップデータに基づいて記録媒体である印刷用紙に対して画像形成出力を実行する画像形成装置である。尚、記録媒体としては、上述した印刷用紙の他、フィルム、プラスチック等のシート状の材料で、画像形成出力の対象物となるものであれば採用可能である。
画像検査装置4は、エンジンコントローラ2から入力されたビットマップデータに基づいてマスター画像を生成する。そして、画像検査装置4は、プリントエンジン3が出力した用紙を読取装置で読み取って生成した読取画像を上記生成したマスター画像と比較することにより、出力結果の検査を行う。
画像検査装置4は、出力結果に欠陥があると判断した場合、欠陥として判定されたページを示す情報をエンジンコントローラ2に通知する。これにより、エンジンコントローラ2によって欠陥ページの再印刷制御が実行される。
インタフェース端末5は、画像検査装置4による検査結果を確認するためのGUI(Graphical User Interface)や、検査におけるパラメータを設定するためのGUIを表示するための情報処理端末であり、PC(Personal Computer)等の一般的な情報処理端末によって実現される。本実施形態に係る閾値設定機能は、インタフェース端末5を介して実現される。
ここで、本実施形態に係るDFE1、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3、画像検査装置4及びインタフェース端末5を構成するハードウェアについて、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る画像検査装置4のハードウェア構成を示すブロック図である。図2においては、画像検査装置4のハードウェア構成を示すが、他の装置についても同様である。
図2に示すように、本実施形態に係る画像検査装置4は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバ等の情報処理装置と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係る画像検査装置4は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス90を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60、操作部70及び専用デバイス80が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像検査装置4全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。
I/F50は、バス90と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが画像検査装置4の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザが画像検査装置4に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
専用デバイス80は、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び画像検査装置4において、専用の機能を実現するためのハードウェアであり、プリントエンジン3の場合は、画像形成出力対象の用紙を搬送する搬送機構や、紙面上に画像形成出力を実行するプロッタ装置である。また、エンジンコントローラ2、画像検査装置4の場合は、高速に画像処理を行うための専用の演算装置である。このような演算装置は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成される。また、紙面上に出力された画像を読み取る読取装置も、専用デバイス80によって実現される。
このようなハードウェア構成において、ROM30に格納されているプログラムや、HDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体からRAM20に読み出されたプログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るDFE1、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3、検査装置4及びインタフェース端末5の機能を実現する機能ブロックが構成される。
図3は、本実施形態に係るDFE1、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び画像検査装置4の機能構成を示すブロック図である。図3においては、データの送受信を実線で、用紙の流れを破線で示している。図3に示すように、本実施形態に係るDFE1は、ジョブ情報処理部101及びRIP処理部102を含む。また、エンジンコントローラ2は、データ取得部201、エンジン制御部202、ビットマップ送信部203を含む。また、プリントエンジン3は、画像形成部301を含む。また、画像検査装置4は、画像読取部400、読取画像取得部401、マスター画像生成部402(基準画像生成部の一例)、差分画像生成部403、画像検査部404、画面情報生成部405、閾値情報変更部406及び記憶部407を含む。
ジョブ情報処理部101は、DFE1外部からネットワークを介して入力される印刷ジョブや、オペレータの操作によりDFE1内部に格納された画像データに基づいて生成される印刷ジョブに基づき、画像形成出力の実行を制御する。画像形成出力の実行に際して、ジョブ情報処理部101は、印刷ジョブに含まれる画像データに基づき、RIP処理部102にビットマップデータを生成させる。
RIP処理部102は、ジョブ情報処理部101の制御に従い、印刷ジョブに含まれる画像データに基づいてプリントエンジン3が画像形成出力を実行するためのビットマップデータを生成する。ビットマップデータは、画像形成出力するべき画像を構成する各画素の情報である。
本実施形態に係るプリントエンジン3は、CMYK(Cyan,Magenta,Yellow,blacK)各色二値の画像に基づいて画像形成出力を実行する。これに対して、一般的に、印刷ジョブに含まれる画像のデータは、一画素が256階調等の多階調で表現された多値画像である。そのため、RIP処理部102は、印刷ジョブに含まれる画像データを多値画像から少値画像に変換して、CMYK各色二値のビットマップデータを生成し、エンジンコントローラ2に送信する。
データ取得部201は、DFE1から入力されるビットマップデータを取得し、エンジン制御部202及びビットマップ送信部203夫々を動作させる。エンジン制御部202は、データ取得部201から転送されたビットマップデータに基づき、プリントエンジン3に画像形成出力を実行させる。ビットマップ送信部203は、データ取得部201が取得したビットマップデータを、マスター画像生成の為に画像検査装置4に送信する。
画像形成部301は、エンジンコントローラ2から入力されるビットマップデータを取得し、印刷用紙に対して画像形成出力を実行し、印刷済みの用紙を出力する。本実施形態に係る画像形成部301は、電子写真方式の一般的な画像形成機構によって実現されるが、インクジェット方式等の他の画像形成機構を用いることも可能である。
画像読取部400は、画像形成部301によって印刷が実行されて出力された印刷用紙の紙面上に形成された画像を読み取り、読取画像を生成し、出力する。画像読取部400は、例えば、画像検査装置4内部において画像形成部301によって出力された印刷用紙を搬送する搬送経路に設置されたラインスキャナであり、搬送される印刷用紙の紙面上を走査することによって紙面上に形成された画像を読み取る。
画像読取部400によって生成された読取画像が画像検査装置4による検査の対象となる。読取画像は、画像形成出力によって出力された用紙の紙面を読み取って生成された画像であるため、出力結果を示す画像となる。読取画像取得部401は、印刷用紙の紙面が画像読取部400によって読み取られて生成された読取画像を取得する。読取画像取得部401が取得した読取画像は、差分画像生成部403に入力される。
マスター画像生成部402は、上述したようにエンジンコントローラ2から入力されたビットマップデータを取得し、マスター画像を生成する。マスター画像生成部402によるマスター画像の生成処理については後に詳述する。
差分画像生成部403は、読取画像取得部401から入力される読取画像とマスター画像生成部402が生成したマスター画像とを比較し、読取画像とマスター画像との差分を示す差分画像を生成する。差分画像生成部403は、膨大な計算量を迅速に処理するために上述したASICによって構成される。
差分画像生成部403においては、上述したようにRGB各色8bitで表現された200dpiの読取画像及びマスター画像を対応する画素毎に比較し、夫々の画素毎に上述したRGB各色8bitの画素値の差分値を算出する。差分画像は、各画像の差分値で構成される画像である。
画像検査部404は、閾値セット(閾値情報の一例)と差分画像とに基づいて、読取画像を検査し、当該読取画像上の欠陥部分を1以上特定する。閾値セットは、複数の閾値セット(複数の閾値情報の一例)のうち設定されている閾値セットである。また、閾値セットは、1種類以上の閾値で構成されており、閾値セット毎に、当該閾値セットを構成する1種類以上の閾値の値が異なる。1種類以上の閾値としては、例えば、濃度差分閾値、面積閾値、及びページ欠陥判定閾値などが挙げられる。尚、各閾値の詳細については、後述する。また、読取画像とマスター画像との比較に際して、差分画像生成部403は、図4に示すように、所定範囲毎に分割されたマスター画像を、分割された範囲に対応する読取画像に重ねわせて各画素の画素値、即ち濃度の差分算出を行う。
更に、差分画像生成部403は、分割された範囲を読取画像に重ね合わせる位置を縦横にずらしながら、即ち、読取画像から取得する画像の範囲を縦横にずらしながら、算出される差分値の合計値が最も小さくなる位置を正確な重ね合わせの位置として決定すると共に、その際に算出された各画素の差分値を比較結果として採用する。そのため、差分画像生成部403は、各画素の差分値と共に、位置合わせの位置として決定した際の縦横のずれ量を出力することが可能である。
図4に示すように方眼上に区切られている夫々のマスが、上述した各画素の差分値を合計する所定範囲である。また、図4に示す夫々の分割範囲のサイズは、例えば、上述したようにASICによって構成される差分画像生成部403が一度に画素値の比較を行うことが可能な範囲に基づいて決定される。
このような処理により、読取画像とマスター画像とが位置合わせされた上で差分値が算出される。このように算出された差分値が所定の閾値と比較されることにより、画像の欠陥が判定される。また、例えば、読取画像全体とマスター画像全体とで縮尺に差異があったとしても、図4に示すように範囲毎に分割して位置合わせを行うことにより、縮尺の際による影響を低減することが可能となる。
また、図4に示すように分割された夫々の範囲において、隣接する範囲の位置ずれ量は比較的近いことが予測される。従って、分割された夫々の範囲についての比較検査を行う際、隣接する領域の比較検査によって決定された位置ずれ量を中心として上述した縦横にずらしながらの計算を行うことにより、縦横にずらしながら計算を行う回数を少なくしても、正確な重ね合わせ位置による計算が実行される可能性が高く、全体として計算量を減らすことが出来る。
また、本実施形態に係る画面情報生成部405は、上述したように算出された差分値と比較される閾値の設定を容易に行うためのGUI(Graphical User Interface)を提供する機能を有する。この機能を実現する差分画像生成部403、画像検査部404、画面情報生成部405、閾値情報変更部406及び記憶部407については後に詳述する。
次に、プリントエンジン3及び画像検査装置4の機械的な構成及び用紙の搬送経路について、図5を参照して説明する。図5に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン3に含まれる画像形成部301は、無端状移動手段である搬送ベルト11に沿って各色の感光体ドラム12Y、12M、12C、12K(以降、総じて感光体ドラム12とする)が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ13から給紙される用紙(記録媒体の一例)に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである搬送ベルト11に沿って、この搬送ベルト11の搬送方向の上流側から順に、感光体ドラム12Y、12M、12C、12Kが配列されている。
各色の感光体ドラム12の表面においてトナーにより現像された各色の画像が、搬送ベルト11に重ね合わせられて転写されることによりフルカラーの画像が形成される。そのようにして搬送ベルト11上に形成されたフルカラー画像は、図中に破線で示す用紙の搬送経路と最も接近する位置において、転写ローラ14の機能により、経路上を搬送されてきた用紙の紙面上に転写される。
紙面上に画像が形成された用紙は更に搬送され、定着ローラ15にて画像を定着された後、画像検査装置4に搬送される。また、両面印刷の場合、片面上に画像が形成されて定着された用紙は反転パス16に搬送され、反転された上で再度転写ローラ14の転写位置に搬送される。
画像読取部400は、画像検査装置4内部における用紙の搬送経路において、画像形成部301から搬送された用紙の夫々の面を読み取り、読取画像を生成して画像検査装置4内部の情報処理装置によって構成される読取画像取得部401に出力する。また、画像読取部400によって紙面が読み取られた用紙は画像検査装置4内部を更に搬送され、排紙トレイ410に排出される。尚、図5においては、画像検査装置4における用紙の搬送経路において、用紙の片面側にのみ画像読取部400が設けられている場合を例としているが、用紙の両面の検査を可能とするため、用紙の両面側に夫々画像読取部400を配置しても良い。
次に、本実施形態に係るマスター画像生成部402の機能構成について説明する。図6は、マスター画像生成部402内部の構成を示すブロック図である。図6に示すように、マスター画像生成部402は、少値多値変換処理部421、解像度変換処理部422、色変換処理部423及び画像出力処理部424を含む。尚、本実施形態に係るマスター画像生成部402は、図2において説明した専用デバイス80、即ち、ASICとして構成されたハードウェアが、ソフトウェアの制御に従って動作することにより実現される。
少値多値変換処理部421は、有色/無色で表現された二値画像に対して少値/多値変換処理を実行して多値画像を生成する。本実施形態に係るビットマップデータは、プリントエンジン3に入力するための情報であり、プリントエンジンはCMYK(Cyan,Magenta,Yellow,blacK)各色二値の画像に基づいて画像形成出力を実行する。これに対して検査対象の画像である読取画像は、基本三原色であるRGB(Red,Green,Blue)各色多階調の多値画像であるため、少値多値変換処理部421により先ず二値画像が多値画像に変換される。多値画像としては、例えばCMYK各8bitで表現された画像を用いることができる。
少値多値変換処理部421は、少値/多値変換処理として、8bit拡張処理、平滑化処理を行う。8bit拡張処理は、0/1の1bitであるデータを8bit化し、「0」は「0」のまま、「1」は「255」に変換する処理である。平滑処理は、8bit化されたデータに対して平滑化フィルタを適用し、画像を平滑化する処理である。
尚、本実施形態においては、プリントエンジン3がCMYK各色二値の画像に基づいて画像形成出力を実行する場合を例とし、マスター画像生成部402に少値多値変換処理部421が含まれる場合を例とするが、これは一例である。即ち、プリントエンジン3が多値画像に基づいて画像形成出力を実行する場合は、少値多値変換処理部421は省略可能である。
また、プリントエンジン3が1bitではなく2bit等の少値の画像に基づいて画像形成出力を行う機能を有する場合もあり得る。その場合、8bit拡張処理の機能を変更することにより対応することができる。即ち、2bitの場合、階調値は0、1、2、3の4値である。従って、8bit拡張に際しては、「0」は「0」、「1」は「85」、「2」は「170」、「3」は「255」に変換する。
解像度変換処理部422は、少値多値変換処理部421によって生成された多値画像の解像度を、検査対象の画像である読取画像の解像度に合わせるように解像度変換を行う。本実施形態においては、画像読取部400は200dpiの読取画像を生成するため、解像度変換処理部422は、少値多値変換処理部421によって生成された多値画像の解像度を200dpiに変換する。また、本実施形態に係る解像度変換処理部422は、解像度変換に際して、画像形成部301によって出力される用紙の収縮等を考慮して予め定められた倍率に基づいて解像度変換後の画像のサイズを調整する。
色変換処理部423は、解像度変換処理部422によって解像度が変換された画像を取得して階調変換及び色表現形式の変換を行う。階調変換処理は、画像形成部301によって紙面上に形成される画像の色調及び画像読取部400によって読み取られて生成される画像の色調に、マスター画像の色調を合わせるための色調の変換処理である。
このような処理は、例えば、様々な階調色のカラーパッチを含む画像が画像形成部301によって紙面上に形成され、その用紙を読み取って生成された読取画像における各カラーパッチの階調値と、夫々のカラーパッチを形成するための元の画像における階調値とが関連付けられた階調変換テーブルを用いて行われる。即ち、色変換処理部423は、このような階調変換テーブルに基づき、解像度変換処理部422が出力した画像の各色の階調値を変換する。
色表現形式の変換処理は、CMYK形式の画像をRGB形式の画像に変換する処理である。上述したように、本実施形態に係る読取画像はRGB形式の画像であるため、色変換処理部423は、階調変換処理されたCMYK形式の画像をRGB形式に変換する。これにより、画素毎にRGB各色8bit(合計24bit)で表現された200dpiの多値画像が生成される。
画像出力処理部424は、色変換処理部423までの処理によって生成されたマスター画像を出力する。これにより、差分画像生成部403が、マスター画像生成部402からマスター画像を取得する。
次に、本実施形態に係る差分画像生成部403、画像検査部404、画面情報生成部405、閾値情報変更部406及び記憶部407の詳細について説明する。図7は、本実施形態に係る1ページ分の画像検査の動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず差分画像生成部403が、マスター画像生成部402からマスター画像を取得し(S801)、読取画像取得部401から読取画像を取得する(S802)。S801の処理とS802の処理とは前後関係に制約はないため、逆の順序で実行されても良いし並列して実行されても良い。
続いて、差分画像生成部403は、マスター画像及び読取画像を比較し、差分画像を生成する(S803)。
S803の処理により、読取画像を構成する各画素とマスター画像を構成する各画素との差分値を示す差分画像が生成され、生成された差分画像を画像検査部404が取得する。図8は、本実施形態に係る差分画像の例を示す図である。図8に示すように、差分画像を構成する画素は、上述した読取画像を構成する画素とマスター画像を構成する画素との差分値である。そして、画像検査部404は、取得した差分画像に基づき、画像検査を実行する(S804)。
S804においては。まず、画像検査部404は、差分画像を構成する各画素の値、即ち差分値を、設定されている閾値セットに含まれる濃度差分閾値と比較することにより、画素単位での欠陥判定を行う。濃度差分閾値による閾値判定により、図8に示すような差分画像に基づき、図9に示すような、各画素が閾値を超えたか否かが“0”若しくは“1”の1bitの値によって示された閾値判定済み差分画像が生成される。
図8及び図9の例においては、濃度差分閾値を「10」とし、図8に示すような各画素の値である差分値が「10」未満であれば“0”、「10」以上であれば“1”となるような処理を例としている。図9に示すような閾値判定済み差分画像において“1”となっている画素が、濃度差分閾値に基づいて欠陥として判定された画素である。
画像検査部404は、図9に示すような閾値判定済み差分画像において“1”の値の画素、即ち、差分値が閾値を超えた画素に着目し、所定範囲内に存在する複数の“1”の値の画素に同一のラベル情報を付与することにより、複数の画素を1つの画素群とする。この処理をラベリング処理と呼ぶ。
ラベリング処理の手法としては、例えば、“1”の値の画素の周囲の“0”の値の画素を“1”に変換する膨張処理を行った上で、上下左右斜めの方向に連続している“1”の値の画素に同一のラベル情報を付与する処理を用いることが出来る。これにより、極めて近傍に位置しているが、連続はしていない“1”の値の画素の領域を連結することが可能となる。近傍に位置しているが離れている“1”の画素を連結させるための膨張処理は1回に限らず、複数回繰り返しても良い。ラベリング処理により、図10に示すようなラベリング済み差分画像が生成される。
画像検査部404は、図10に示すようなラベリング済み差分画像における夫々の画素群の画素数、即ちラベリングされた領域の面積に着目し、夫々の画素群の画素数と設定されている閾値セットに含まれる面積閾値と比較することにより、画素群単位での欠陥判定を行う。
これにより、面積閾値以上の面積を有する画素群のみが残され、図11に示すように画素群が絞り込まれる。図10から図11の例においては、「H003」のラベル情報が付された画素群が、面積閾値未満の画素群であるとして除外されている。
図11に示すように、面積閾値判定による処理によって生成された情報は、欠陥として判定された部分を示す欠陥発生部識別画像となる。図11の例においては、「H001」、「H002」のラベル情報が付された画素群が欠陥として判定されている。
画像検査部404は、欠陥の種別毎に上述した処理を行う。欠陥の種別としては、例えば“点状欠陥”、“線状欠陥”、及び“面状欠陥”がある。そして、夫々の欠陥毎に上述した処理が実行されることにより、夫々の欠陥毎に図11に示す欠陥発生部識別画像が生成される。
そして画像検査部404は、夫々の欠陥種別毎の欠陥発生部識別画像において欠陥として示されている画素の差分値を取得した図8に示す差分画像から抽出し、欠陥種別に応じた係数を乗じた上で合算することにより、そのページの欠陥判定値を算出する。
画像検査部404は、ページ毎の欠陥判定値を設定されている閾値セットに含まれるページ欠陥判定閾値と比較することにより、各ページ単位での欠陥判定を行う。これにより、各ページが欠陥であるか否かが判定され、画像検査部404は、ページ毎の欠陥判定結果及び画素群毎の欠陥判定結果を得る。
尚、このような欠陥判定処理は、夫々のページを欠陥として判定するための閾値による判定の他、欠陥として判定される程の欠陥レベルではないが、欠陥候補として情報を保存しておくことを決定するための閾値による判定も実行される。この欠陥候補を決定するための閾値は、欠陥を判定するための閾値よりも厳しい値である。即ち、欠陥とは判定されなかった場合であっても欠陥候補とは判定される可能性がある。このような処理により、閾値の変更によって欠陥として判定される可能性のあるページの情報を記憶しておくことが出来る。
S804の処理が完了すると、画像検査部404が、記憶部407に、検査結果を記憶させる(S805)。上述したように、S805において記憶部407に記憶される検査結果は、欠陥として判定されたページ若しくは欠陥候補として判定されたページの情報である。続いて、エンジン制御部202が、画像検査部404のページ欠陥判定閾値による判定結果に基づいて再印刷要求等のエンジン制御を実行する(S806)。このような処理により、本実施形態に係る画像検査動作が完了する。
図12、及び図13は、画像検査部404によって記憶部407に記憶される検査結果を示す図である。図12は、各ページの欠陥判定結果を示すページ判定ログ情報を示す図であり、図13は、画素群毎の欠陥判定結果を示す欠陥ログ情報を示す図である。図12に示すように、ページ判定ログ情報においては、夫々のページを識別する“ページID”に、“位置ずれX方向”、“位置ずれY方向”、“欠陥発生画素数”、“欠陥候補画素数”及び“欠陥判別結果”が関連付けられている。
“位置ずれX方向”、“位置ずれY方向”は、読取画像とマスター画像との位置ずれ量を示す。“欠陥発生画素数”、“欠陥候補画素数”は、夫々面積閾値判定によって生成された欠陥発生識別画像において欠陥部分として特定されている画素の数である。“欠陥発生画素数”は、欠陥を判定するための閾値を適用した結果の画素数であり、“欠陥候補画素数”は、欠陥候補を判定するための閾値を適用した結果の画素数である。“欠陥判別結果”は、ページ欠陥判定閾値による判定結果である。
図13に示すように、欠陥ログ情報においては、“欠陥ID”に、“欠陥種別”、“判定結果”、“欠陥範囲”、“面積”、“欠陥判定値”が関連付けられている。図13に示す欠陥ログ情報は、図12に示すページ判定ログ情報の“ページID”毎に生成される。
“欠陥ID”は、夫々面積閾値判定によって生成された欠陥発生識別画像において欠陥部分として特定されている画素群を識別する識別情報であり、例えば、図11に示す「H001」、「H002」等の、ラベリング部434によって付されたラベル情報が用いられる。“欠陥種別”は、夫々の画素群が“点状欠陥”、“線状欠陥”、“面状欠陥”等のどの種別の欠陥として判定されたかを示す情報である。
“判定結果”は、夫々の画素群が欠陥を判定するための閾値によって判定されたのか、欠陥候補を判定するための閾値によって判定されたのかを示す情報である。“欠陥範囲”は、夫々の画素群のページにおける位置を示す座標の情報であり、画素群の外接矩形の左上の座標を“X1xxx,Y1xxx”で、右下の座標を“X2xxx,Y2xxx”で示した情報である。この“欠陥範囲”の情報により、読取画像における欠陥部分が特定される。
“面積”は、夫々の画素群に含まれる画素の数である。“欠陥判定値”は、前述の通り、夫々の画素群について、画像検査部404により算出される。記憶部407に記憶される検査結果には、図12、図13に示す情報の他、図14に示すように、画像検査部404が差分画像生成部403から取得した差分画像、読取画像、マスター画像が、ページID、ジョブIDと関連付けて記憶される。
次に、本実施形態に係る画像検査において用いられる閾値について説明する。上述したように、画像検査部404においては、画素閾値判定に用いる濃度差分閾値、面積閾値判定に用いる面積閾値、ページ閾値判定に用いるページ欠陥判定閾値等、複数の閾値が用いられる。そのため、画像検査部404において用いられる閾値は、閾値情報変更部406において、上記夫々の閾値が設定された閾値セットとして管理されている。
図15は、本実施形態に係る閾値情報変更部406が管理している閾値セットの一覧を示す図である。図15に示すように、本実施形態に係る閾値セットの一覧においては、夫々の閾値セットを識別する“セットID”、夫々のセットの“名称”及び“備考”の情報が関連付けられている。図15に示すように、本実施形態に係る閾値セットの一覧には、“厳しい”、“緩い”といった予め装置に登録されている設定値の他、“ユーザ設定1”のように、ユーザによって追加で設定された設定値が含まれる。
図16は、夫々の閾値セットに含まれる閾値の内容を示す図である。図16に示すように、本実施形態に係る閾値セットには、“点状欠陥の濃度差分閾値”や、“線状欠陥の面積閾値”のように、“点状欠陥”、“線状欠陥”、“面状欠陥”夫々についての濃度差分閾値及び面積閾値が含まれる。また、画像検査部404がページ欠陥値を算出する際の係数についても、“点状欠陥の欠陥判定係数”のように、夫々の欠陥種別毎に設定されている。
更に、図16に示すように、画像検査部404がページ毎の欠陥判定値と比較してページ毎の欠陥判定を行うためのページ欠陥判定閾値が設定されている。また、“線状欠陥/面状欠陥切替のアスペクト比”は、面積閾値判定の結果、線状欠陥のための閾値を用いて欠陥として判定された欠陥群を面状欠陥に切り替える場合や、面状欠陥のための閾値を用いて欠陥として判定された欠陥群を線状欠陥に切り替える場合のアスペクト比の閾値である。
“点状欠陥/面状欠陥の切替の面積”は、面積閾値判定の結果、点状欠陥のための閾値を用いて欠陥として判定された欠陥群を面状欠陥に切り替える場合や、面状欠陥のための閾値を用いて欠陥として判定された欠陥群を点状欠陥に切り替える場合の面積の閾値である。また、図16においては、“点状欠陥候補濃度差分閾値”と示されているように、“点状欠陥”、“線状欠陥”、“面状欠陥”夫々について、欠陥候補として記憶部407に保存することを判断するための濃度差分閾値、及び面積閾値、並びに画像検査部404がページ欠陥値を算出する際の係数が設定されている。
本実施形態に係る要旨は、図16に示す夫々の閾値の調整をユーザの意図に沿ったものとすることを容易化することにある。以下、本実施形態に係る閾値設定動作について説明する。図17は、本実施形態に係る閾値設定動作を示すフローチャートである。本実施形態に係る閾値設定動作は、画像検査装置4が、インタフェース端末5との間で通信することにより実行される。
図17に示すように、まずは、画像検査部404が、インタフェース端末5から図13に示す欠陥ログ情報のうち、読み込むべきログ情報を選択する条件を受け付ける(S1801)。S1801において受け付ける選択の条件は、例えば、図13に示すように画素群毎に記憶されている欠陥ログ情報のうち対象とする件数や、表示の際の優先順位等である。また、優先順位の条件としては、新しいものを優先、欠陥画素面積と面積閾値との差が小さいものを優先、ページ毎の欠陥判定値とページ欠陥判定閾値との差が小さいページに含まれる欠陥を優先、といった条件が用いられる。なお、S1801において受け付ける選択の条件は、全ての欠陥ログ情報を選択する条件であってもよい。
閾値の設定に際しては、上述した欠陥画素面積やページ毎の欠陥判定値が閾値に近いもの、即ち、閾値の設定によって欠陥と判定されるか否かが変化しやすいものを優先的にユーザに提示することにより、より精細な閾値設定が可能となる。従って、上述したように閾値との差が小さい欠陥画素群を優先して表示することにより、ユーザによる欠陥の選択の利便性を向上することが可能である。
このようにしてインタフェース端末5から欠陥ログ情報の選択条件を受け付けると、画像検査部404は、設定された条件に従って記憶部407から欠陥ログ情報を読み込む(S1802)。条件に適応する欠陥ログ情報を読み込んだ画像検査部404は、図13に示す“欠陥範囲”の情報に基づいて読取部分画像を生成する(S1803)。つまり、画像検査部404は、読取画像上の欠陥部分である読取部分画像を生成する。詳細には、画像検査部404は、読み込んだ欠陥ログ情報それぞれが示す欠陥部分の読取部分画像を生成する。
S1803において、画像検査部404は、“欠陥範囲”の情報に基づき、欠陥判定された矩形部分が中心となるように、対象の読取画像から予め設定されたサイズの範囲を抜き出して読取部分画像を生成する。この時抜き出した範囲の左上の座標が(PPX,PPY)であり、予め設定されたサイズのX方向がSPX、Y方向がSPYである。
読取部分画像を生成した画像検査部404は、生成した読取部分画像に基づいて欠陥判別画像(検査結果画像の一例)を生成する(S1804)。S1804において、画像検査部404は、“判定結果”の情報に基づき、“欠陥”と判定されているものについては、“欠陥範囲”で示される矩形部分を読取部分画像上で赤い枠で囲うことにより、欠陥判別画像を生成する。また、“候補”と判定されているものについては、“欠陥範囲”で示される矩形部分を読取部分画像上で青い枠で囲うことにより、欠陥判別画像を生成する。尚、“欠陥範囲”によって示される範囲の大きさが予め設定されたサイズSPX、SPYよりも大きい場合、赤枠、青枠で囲む範囲の最大値をSPX、SPYとする。
次に、画像検査部404は、S1803において生成した読取部分画像に対応するマスター画像の部分であるマスター部分画像(基準部分画像の一例)を生成する(S1805)。つまり、マスター部分画像は、読取部分画像を生成した読取画像上の欠陥部分に対応するマスター画像上の部分の画像である。S1805において、画像検査部404は、上述したPPX、PPY、SPX、SPYの情報を図12に示す“位置ずれX方向”、“位置ずれY方向”の情報で修正することによりマスター画像における対応部分の座標を求め、マスター画像から対応する部分を抜き出すことによりマスター部分画像を生成する。
S1805までの処理が終了すると、画面情報生成部405は、図18に示すような欠陥ログ一覧画面(欠陥部分選択画面情報の一例)を生成し、インタフェース端末5に表示させるために出力する(S1806)。図18に示すように、本実施形態に係る欠陥ログ一覧画面においては、図13に示す情報の他、S1804において生成された欠陥判別画像や、その欠陥が含まれるページを示す“ページID”や、そのページが含まれるジョブを示す“ジョブID”が表示される。つまり、欠陥ログ一覧画面では、画像検査部404により生成された欠陥判別画像が並べられている。また、閾値設定において用いる欠陥を選択するためのチェックボックスが“選択”として表示される。尚、図18においては、赤い枠を破線で、青い枠を一点鎖線で示している。
ユーザは、インタフェース端末5を操作して図18に示す“選択”欄のチェックボックスをチェックすることにより、図18に示すような欠陥ログ一覧画面において閾値設定の際に参照する欠陥を選択し、“検査閾値調整”のボタンを押下すると、選択された欠陥の欠陥IDが画像検査装置4に通知される。これにより、画像検査部404が、欠陥ログ一覧画面において欠陥判別画像として表示された1以上の欠陥部分の少なくともいずれかを選択する欠陥部分選択入力を受け付ける(S1807)。
欠陥部分選択入力を画像検査部404が受け付けると、画面情報生成部405は、閾値選択画面(閾値選択画面情報の一例)を生成してインタフェース端末5に表示させるために出力する(S1808)。閾値選択画面は、複数の閾値セットそれぞれに、選択された欠陥IDが示す欠陥部分の読取部分画像の当該閾値セットに基づく検査結果を示す閾値別欠陥判別画像(閾値別検査結果画像の一例)を対応付けた画面である。
図19は、図17のS1808における閾値選択画面の生成動作を示すフローチャートである。まず、画像検査部404は、S1807において選択された欠陥IDのうち1つを選択する(S2101)。
続いて閾値情報変更部406は、図15に示す閾値セットから1つを選択して閾値設定を行う(S2102)。S2102の閾値設定は、閾値セットに含まれる画素差分閾値及び面積閾値の設定である。閾値設定が完了すると、画像検査部404が、S2101において選択した欠陥IDの欠陥部分の読取部分画像及びマスター部分画像を差分画像生成部403に入力する。これにより、差分画像生成部403が、当該読取部分画像と当該マスター部分画像との差分を示す差分部分画像を生成するので、画像検査部404は、差分画像生成部403から当該差分部分画像を取得し、当該差分部分画像とS2102で設定された閾値セットとに基づいて、読取部分画像を検査する(S2103)。なお、差分画像生成部403による差分部分画像の生成手法は差分画像の生成手法と同様であり、画像検査部404による読取部分画像の検査手法は読取画像の検査手法における面積閾値判定と同様である。
図13に示すように保存されている欠陥ログ情報は、検査において欠陥若しくは欠陥の候補として判定された部分が“欠陥範囲”として指定された情報である。しかしながら、それは検査の際に用いられた閾値での判定結果である。従って、S2102において設定された閾値セットの判定結果が、同様の欠陥になるとは限らない。
S2103における画像検査結果は、面積閾値判定による判定結果である。従って、S2103における画像検査結果は、当初の検査においては欠陥若しくは欠陥候補として判定された読取画像の欠陥部分について、他の閾値セットを適用した場合の判定結果である。そして画像検査部404は、画像検査結果に従って閾値別欠陥判別画像を生成する(S2104)。
S2104において画像検査部404は、対象の読取部分画像において欠陥として判定された部分があれば、その部分を赤枠で囲うことにより閾値別欠陥判別画像を生成する。また、対象の読取部分画像において欠陥候補として判定された部分があれば、その部分を青枠で囲うことにより閾値別欠陥判別画像を生成する。
閾値情報変更部406、差分画像生成部403、及び画像検査部404は、図15に示す閾値セットの全てについて処理が終了するまでS2102からの処理を繰り返す(S2105/NO)。つまり、画像検査部404は、複数の閾値セットそれぞれ毎に、当該閾値セットと差分部分画像とに基づいて、読取部分画像を検査する。
全ての閾値セットについて処理を完了した閾値情報変更部406、差分画像生成部403、及び画像検査部404は、S1807において指定された欠陥IDの全てについて処理が終了するまで、S2101からの処理を繰り返す(S2106/NO)。つまり、画像検査部404は、欠陥部分選択入力が行われると、複数の閾値セットそれぞれ毎に、当該閾値情報と、欠陥部分選択入力で選択された欠陥部分の差分部分画像とに基づいて、当該欠陥部分の読取部分画像を検査する。
全ての閾値セットについて処理が完了すると、画面情報生成部405は、全ての処理によって生成された閾値別欠陥判別画像を用いて図20に示すような閾値選択画面を生成する(S2107)。
図20は、本実施形態に係る閾値選択画面の例を示す図である。図20に示すように、本実施形態に係る閾値選択画面は、S1807において選択された欠陥IDのIDを振り直した欠陥画像IDと閾値セットのマトリクス表示となっている。
図20に示すように、行方向には“欠陥画像ID1”、“欠陥画像ID2”、“欠陥画像ID3”、“欠陥画像ID4”、“欠陥画像ID5”・・・のように、S1807において選択された欠陥IDに基づく欠陥画像IDが複数表示されている。これに対して、列方向には、最も上段の“マスター部分画像”よりも下の行において、夫々の閾値セットが設定されている。そして、夫々の行に表示されている“欠陥画像ID1”、“欠陥画像ID2”、“欠陥画像ID3”、“欠陥画像ID4”、“欠陥画像ID5”・・・の閾値別欠陥判別画像には、対応する行の閾値セットによって検査された場合の検査結果が、赤枠や青枠によって示されている。なお、行方向の欠陥画像ID(閾値別欠陥判別画像)の並びは、当該欠陥画像IDが示す欠陥部分の差分部分画像と設定されている閾値情報との差が小さい順となっている。
即ち、“厳しい”の閾値セットの行の場合、“厳しい”の閾値セットによって欠陥であると判定された閾値別欠陥判別画像のセルは、欠陥部分が赤枠で囲われた閾値別欠陥判別画像となっている。また、“厳しい”の閾値セットによって欠陥候補であると判定された閾値別欠陥判別画像のセルは、欠陥部分が青枠で囲われた閾値別欠陥判別画像となっている。尚、図20においても、図18と同様に、赤枠を破線で、青枠を一点鎖線で示している。
尚、図20に示すマトリクス表示の1セル分の閾値別欠陥判別画像は、S2104で生成され、S2105の処理が完了すると(S2105/YES)、図20に示すマトリクス表示の1列分の閾値別欠陥判別画像が生成され、S2106の処理が完了すると(S2106/YES)、図20に示すマトリクス表示の全列分の閾値別欠陥判別画像が生成される。
図20に示すように、夫々の閾値セットの行にはラジオボタン20aが表示されている。ユーザがインタフェース端末5を操作してこのラジオボタン20aをチェックした上で、図20に示す“検査閾値調整”ボタンを押下することにより、画面情報生成部405は、図21に示すような閾値調整画面(閾値調整画面情報の一例)を生成してインタフェース端末5に表示させるために出力する。つまり、画面情報生成部405は、複数の閾値セットのうちいずれかの閾値セットを選択する閾値情報選択入力が行われると、閾値調整画面を生成する。
図21に示すように、閾値調整画面においては、“欠陥画像ID1”、“欠陥画像ID2”、“欠陥画像ID3”、“欠陥画像ID4”、“欠陥画像ID5”・・・の閾値別欠陥判別画像が表示されている。これらの閾値別欠陥判別画像は、閾値選択画面のラジオボタン20aによって選択された行の閾値別欠陥判別画像である。また、図21に示すように、閾値調整画面においては、図16において説明した夫々の閾値が“点状欠陥の濃度差分閾値”、“点状欠陥の面積差分閾値”・・・のように表示されており、閾値選択画面のラジオボタン20aによって選択された行に対応する閾値セットの値がデフォルトで表示されている。つまり、閾値調整画面情報は、閾値情報選択入力で選択された閾値セットを構成する1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、当該閾値情報選択入力で選択された閾値セットを用いた読取部分画像の閾値別検査結果画像と、を含む画面である。なお、閾値情報選択入力で選択された閾値セットが設定されている閾値セットの場合、閾値調整画面情報は、当該閾値セットを構成する1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、読取画像上の欠陥部分である読取部分画像の検査結果画像と、を含む画面であってもよい。この場合、検査結果画像は、欠陥部分選択入力で選択された欠陥部分の読取部分画像の検査結果画像である。
ユーザは、インタフェース端末5を操作することにより、図21に示すように表示された夫々の閾値の値を調整することが可能である。ユーザがインタフェース端末5を操作することにより夫々の閾値の値を調整した上で“検査閾値変更”のボタンを押下すると、調整後の閾値の値及び調整対象の閾値セットを示すセットIDが閾値調整指令としてインタフェース端末5から画像検査装置4に送信される。これにより、閾値情報変更部406が閾値セットの調整入力を受け付ける(S1809)。
閾値セットの調整入力を受け付けた閾値情報変更部406は、受け付けた調整後の閾値セットを設定し、画像検査部404は、設定された閾値セットと、S1807において選択された欠陥IDが示す欠陥部分の差分部分画像とに基づいて、当該欠陥部分の読取部分画像を再検査する。具体的には、画像検査部404は、設定された閾値セットと、S1807において選択された欠陥IDが示す欠陥部分の読取部分画像とを対象に、図19において説明した動作を再度実行する(S1810)。これにより、図21に示す“欠陥画像ID1”、“欠陥画像ID2”、“欠陥画像ID3”、“欠陥画像ID4”、“欠陥画像ID5”・・・の各読取部分画像について画像検査が再度実行され、再検査の閾値別欠陥判別画像である再検査欠陥判別画像(再検査結果画像の一例)が生成される(S1811)。
夫々の再検査欠陥判別画像が生成されると、画面情報生成部405は、は、図21に示す“欠陥画像ID1”、“欠陥画像ID2”、“欠陥画像ID3”、“欠陥画像ID4”、“欠陥画像ID5”・・・の各閾値別欠陥判別画像を更新するために、閾値調整結果画面(閾値調整結果画面情報の一例)を生成してインタフェース端末5に表示させるために出力する。これにより、インタフェース端末5は、図21に示す閾値調整画面を閾値調整結果画面に更新する(S1812)。閾値調整結果画面は、調整後の閾値セットを構成する1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、調整後の閾値セットを用いた読取部分画像の再検査結果画像と、を含む画面である。これにより、ユーザは、閾値の調整によって画像検査の結果がどのように変化したかをリアルタイムに認識することが可能となる。
このような処理によりユーザの意図するように閾値が調整された状態で図21に示す“検査閾値変更”ボタンが押下されると、図20に示すラジオボタンによって選択された閾値セットを調整後の閾値セットに変更する閾値情報変更入力がインタフェース端末5から画像検査装置4に対して送信される。これにより、閾値情報変更部406が閾値情報変更入力を受け付ける(S1813)。閾値情報変更入力には、閾値設定を変更する対象の閾値セットのセットID及び変更後の閾値が含まれる。
閾値情報変更入力を受け付けた閾値情報変更部406は、閾値情報変更入力において指定されているセットIDに係る閾値の値を、同じく閾値情報変更入力に含まれる変更後の閾値で上書きすることにより、閾値セットを調整後の閾値セットに変更し、記録する(S1814)。これにより、インタフェース端末5の表示は、図20に示す閾値選択画面に戻る。なお、閾値選択画面においてラジオボタンで選択された閾値セットの“欠陥画像ID1”、“欠陥画像ID2”、“欠陥画像ID3”、“欠陥画像ID4”、“欠陥画像ID5”・・・の各閾値別欠陥判別画像は、S1811において生成された再検査欠陥判別画像に更新される。
そして、図20に示す閾値選択画面においていずれかの閾値セットのラジオボタンが選択された状態で図20に示す“検査閾値選択”のボタンが押下されると、選択されたラジオボタンの閾値セットを以降の検査における閾値として選択することを命令する閾値選択指令がインタフェース端末5から画像検査装置4に対して送信される。これにより、閾値情報変更部406が閾値選択指令を受け付ける(S1815)。閾値選択指令には、以降の検査における閾値として選択する対象の閾値セットのセットIDが含まれる。
閾値選択指令を受け付けた閾値情報変更部406は、閾値選択指令において指定されているセットIDに係る閾値セットを以降の検査において用いるように閾値の選択を記憶する(S1816)。これにより、それ以降に図7に示す動作が実行される場合には、S1815において受け付けられた閾値選択指令において指定されているセットIDに係る閾値セットの閾値が用いられる。このような動作により、本実施形態に係る閾値設定動作が完了する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像検査装置4においては、読取画像の検査において欠陥として判定された部分を示す情報を記憶し、図20に示すように、閾値選択画面においては、欠陥として判定された部分を表示させる。そして、閾値セットの調整入力を受け付けた場合には、調整後の閾値による判定結果を生成して表示させる。これにより、閾値の調整によって、どのような欠陥の判定結果が変化するかをユーザに対してわかり易く提示することができるため、画像検査に用いられる閾値をユーザの意図に沿った値に容易に変更できる。
また、本実施形態に係る画像検査装置4においては、図20に示すように、欠陥として判定された部分が複数表示され、夫々の部分について同一の閾値設定に基づく判定結果が表示される。そのため、ある閾値の設定によって、どのような欠陥の判定結果が変化するかをユーザに対してよりわかり易く提示することができる。
また、本実施形態に係る画像検査装置4においては、図20に示すように、欠陥として判定された部分について、異なる複数の閾値設定を適用した場合の欠陥の判定結果が表示される。そのため、様々な閾値の設定によって、画像の差分がどのように欠陥判定されるかをユーザに対してわかり易く提示することができる。
また、本実施形態に係る画像検査装置4においては、図18において説明したように、欠陥画素面積やページ毎の欠陥判定値が閾値に近いものを上位に表示させる。そのため、閾値を調整した場合に判定結果が変化しやすいものをユーザに選択させることができ、より精細な閾値設定を実現することが出来る。
尚、上記実施形態においては、図21に示すように、濃度差分閾値及び面積差分閾値の調整を例として説明した。しかしながらこれは一例であり、図16に示すように、閾値セットに含まれる閾値であればすべて調整の対象として選択し得る。他方、本実施形態に係る画像検査装置4においては、図20に示すように、欠陥として判定された部分を抽出してユーザに提示するため、夫々の部分の欠陥判定に関わる濃度差分閾値及び面積差分閾値の調整において特に有効である。
上述したように、図18、図20、図21に示すような画面はインタフェース端末5に表示される。これは、例えばインタフェース端末5に予めインストールされている専用のアプリケーションによって実現される。この他、例えば画像検査装置4においてHTML形式等の表示用の情報が生成されてインタフェース端末5に送信され、インタフェース端末5にインストールされているインターネットブラウザ等の汎用アプリケーションを介して図18、図20、図21に示すような画面が表示されても良い。
いずれの場合においても、記憶部407に記憶されている読取画像、マスター画像及び図12、図13に示すような情報に基づいて画像検査部404が情報を生成することにより、図18、図20、図21に示すような画面表示が実現され、ユーザの意図に沿った閾値設定を容易化することが可能となる。
また、上記実施形態においては、図3において説明したように、画像検査装置4がエンジンコントローラ2からビットマップデータを取得してマスター画像を生成する場合を例として説明した。しかしながらこれは一例である。即ち、バリアブル印刷の場合に限らず、読取画像とマスター画像とを比較することにより読取画像の検査を行う場合における閾値設定の方法として本実施形態を適用することにより、上述したような、ユーザの意図に沿った閾値設定を容易化できるという効果を得ることが可能である。
1 DFE
2 エンジンコントローラ
3 プリントエンジン
4 画像検査装置
5 インタフェース端末
10 CPU
11 搬送ベルト
12、12Y、12M、12C、12K 感光体ドラム
13 給紙トレイ
14 転写ローラ
15 定着ローラ
16 反転パス
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 専用デバイス
90 バス
101 ジョブ情報処理部
102 RIP処理部
201 データ取得部
202 エンジン制御部
203 ビットマップ送信部
301 画像形成部
400 画像読取部
401 読取画像取得部
402 マスター画像生成部
403 差分画像生成部
404 画像検査部
405 画面情報生成部
406 閾値情報変更部
407 記憶部
410 排紙トレイ
421 少値多値変換処理部
422 解像度変換処理部
423 色変換処理部
424 画像出力処理部
特開2005−205797号公報

Claims (9)

  1. 画像形成出力された画像が読み取られた読取画像を取得する読取画像取得部と、
    前記画像形成出力された画像の生成元の印刷データに基づく基準画像を生成する基準画像生成部と、
    1種類以上の閾値で構成される閾値情報と、前記読取画像と前記基準画像との差分を示す差分画像とに基づいて、前記読取画像を検査し、当該読取画像上の欠陥部分を特定する画像検査部と、
    前記閾値情報を構成する前記1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、前記読取画像上の前記欠陥部分である読取部分画像の検査結果を示す検査結果画像と、を含む閾値調整画面情報を生成し、出力する画面情報生成部と、を備え、
    前記画像検査部は、前記1種類以上の閾値の少なくともいずれかの値を調整する前記閾値情報の調整入力が行われると、調整後の閾値情報と、前記読取画像上の前記欠陥部分である読取部分画像と前記基準画像上の前記欠陥部分に対応する部分である基準部分画像との差分を示す差分部分画像とに基づいて、前記読取部分画像を再検査し、
    前記画面情報生成部は、前記調整後の閾値情報を構成する前記1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、前記調整後の閾値情報を用いた前記読取部分画像の再検査結果を示す再検査結果画像と、を含む閾値調整結果画面情報を生成し、出力し、
    前記調整後の閾値情報に変更する閾値情報変更入力に基づいて、前記閾値情報を前記調整後の閾値情報に変更する閾値情報変更部を更に備える画像検査装置。
  2. 前記画像検査部は、前記読取画像上の欠陥部分を1以上特定し、
    前記閾値調整画面情報は、前記1以上の欠陥部分の少なくともいずれかを選択する欠陥部分選択入力で選択された欠陥部分の読取部分画像の検査結果画像を含む請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記閾値情報は、複数の閾値情報のうち有効な値が設定されている閾値情報であり、
    前記画面情報生成部は、前記1以上の欠陥部分の読取部分画像の検査結果画像を並べた欠陥部分選択画面情報を生成して、出力し、
    前記画像検査部は、前記欠陥部分選択入力が行われると、前記複数の閾値情報それぞれ毎に、当該閾値情報と、前記欠陥部分選択入力で選択された欠陥部分の差分部分画像とに基づいて、当該欠陥部分の読取部分画像を検査し、
    前記画面情報生成部は、前記複数の閾値情報それぞれに当該閾値情報に基づく前記読取部分画像の検査結果を示す閾値別検査結果画像を対応付けた閾値選択画面情報を生成し、出力し、
    前記画面情報生成部は、前記複数の閾値情報のうちいずれかの閾値情報を選択する閾値情報選択入力が行われると、前記閾値調整画面情報として、当該閾値情報選択入力で選択された閾値情報を構成する前記1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、当該閾値情報選択入力で選択された閾値情報を用いた前記読取部分画像の閾値別検査結果画像と、を含む画面を生成する請求項2に記載の画像検査装置。
  4. 前記閾値選択画面情報では、前記閾値別検査結果画像は、前記差分部分画像と前記設定されている閾値情報との差が小さい順に配置されている請求項3に記載の画像検査装置。
  5. 前記閾値情報は、画素に対する濃度の差分の閾値である濃度差分閾値と、前記濃度差分閾値を超える画素群に対する画素数の閾値である面積閾値と、で構成され、
    前記複数の閾値情報それぞれ毎に、前記濃度差分閾値及び前記面積閾値の値が異なる請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像検査装置。
  6. 前記画像検査部は、前記差分画像を構成する各画素の画素値を前記濃度差分閾値と比較し、前記画素値が前記濃度差分閾値を超え、かつ所定の間隔よりも近くに位置する画素群の画素数を前記面積閾値と比較し、前記画素数が前記面積閾値を超える場合、前記画素群を欠陥部分に特定する請求項5に記載の画像検査装置。
  7. 前記画像検査部は、前記部分差分画像を構成する各画素の画素値を前記濃度差分閾値と比較し、前記画素値が前記濃度差分閾値を超え、かつ所定の間隔よりも近くに位置する画素群の画素数を前記面積閾値と比較し、前記画素数が前記面積閾値を超える場合、前記画素群を欠陥部分に特定する請求項5に記載の画像検査装置。
  8. 記録媒体に対して画像形成出力を行う画像形成部と、
    前記記録媒体上に形成された画像を読み取って読取画像を生成する画像読取部と、
    前記読取画像を取得する読取画像取得部と、
    前記記録媒体上に形成された画像の生成元の印刷データに基づく基準画像を生成する基準画像生成部と、
    1種類以上の閾値で構成される閾値情報と、前記読取画像と前記基準画像との差分を示す差分画像とに基づいて、前記読取画像を検査し、当該読取画像上の欠陥部分を特定する画像検査部と、
    前記閾値情報を構成する前記1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、前記読取画像上の前記欠陥部分である読取部分画像の検査結果を示す検査結果画像と、を含む閾値調整画面情報を生成し、出力する画面情報生成部と、を備え、
    前記画像検査部は、前記1種類以上の閾値の少なくともいずれかの値を調整する前記閾値情報の調整入力が行われると、調整後の閾値情報と、前記読取画像上の前記欠陥部分である読取部分画像と前記基準画像上の前記欠陥部分に対応する部分である基準部分画像との差分を示す差分部分画像とに基づいて、前記読取部分画像を再検査し、
    前記画面情報生成部は、前記調整後の閾値情報を構成する前記1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、前記調整後の閾値情報を用いた前記読取部分画像の再検査結果を示す再検査結果画像と、を含む閾値調整結果画面情報を生成し、出力し、
    前記調整後の閾値情報に変更する閾値情報変更入力に基づいて、前記閾値情報を前記調整後の閾値情報に変更する閾値情報変更部を更に備える画像形成システム。
  9. 画像形成出力された画像が読み取られた読取画像を取得する読取画像取得部と、
    前記画像形成出力された画像の生成元の印刷データに基づく基準画像を生成する基準画像生成部と、
    1種類以上の閾値で構成される閾値情報と、前記読取画像と前記基準画像との差分を示す差分画像とに基づいて、前記読取画像を検査し、当該読取画像上の欠陥部分を特定する画像検査部と、
    前記閾値情報を構成する前記1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、前記読取画像上の前記欠陥部分である読取部分画像の検査結果を示す検査結果画像と、を含む閾値調整画面情報を生成し、出力する画面情報生成部と、してコンピュータを機能させ、
    前記画像検査部は、前記1種類以上の閾値の少なくともいずれかの値を調整する前記閾値情報の調整入力が行われると、調整後の閾値情報と、前記読取画像上の前記欠陥部分である読取部分画像と前記基準画像上の前記欠陥部分に対応する部分である基準部分画像との差分を示す差分部分画像とに基づいて、前記読取部分画像を再検査し、
    前記画面情報生成部は、前記調整後の閾値情報を構成する前記1種類以上の閾値それぞれの値を示す閾値画像と、前記調整後の閾値情報を用いた前記読取部分画像の再検査結果を示す再検査結果画像と、を含む閾値調整結果画面情報を生成し、出力し、
    前記調整後の閾値情報に変更する閾値情報変更入力に基づいて、前記閾値情報を前記調整後の閾値情報に変更する閾値情報変更部として前記コンピュータを更に機能させるための画像検査プログラム。
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