JP6287294B2 - 画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法 - Google Patents

画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法に関し、特に、画像形成装置の出力特性に対応した検査用画像の生成に関する。
従来、印刷物の検品は人手によって行われてきたが、近年オフセット印刷の後処理として、検品を行う装置が用いられている。このような検品装置は、まず、印刷物の読取画像の中から良品のものを人手によって選択して読み取ることにより基準となるマスター画像を生成する。そして、検品装置は、生成されたマスター画像と検査対象の印刷物の読取画像の対応する部分を比較し、これらの差分の程度により印刷物の欠陥を判別している。
しかし、近年普及が進んでいる電子写真などの無版印刷装置は少部印刷を得意としており、バリアブル印刷など毎ページ印刷内容の異なるケースも多く、オフセット印刷機のように印刷物からマスター画像を生成して比較対象とすることは非効率である。この問題に対応するため、印刷データからマスター画像を生成することが考えられる。これにより、バリアブル印刷に効率的に対応可能である。
このような画像の比較検査において、読取画像に対する欠陥判定をより正確なものとするため、ドットゲインを考慮してマスター画像を生成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1においては、用紙の種類ごとに事前に計算されたモデルに従って画像の修正が行われることが開示されている。
特許文献1においては、用紙の種類ごとに事前にドットゲイン、即ち、画素毎の出力特性を計算することが開示されている。しかしながら、計算方法の詳細については開示されておらず、正確な修正を可能とするためには、画素毎の出力特性を正確に計算することが可能な計算方法が求められる。また、画素毎の出力特性は、用紙の種類だけでなく、装置の状態によっても変動する可能性がある。従って、オペレータの負担を軽減するために繰り返し実行可能で且つ効率的なドットゲインの計算方法が求められる。尚、このような課題は、用紙に対して画像形成出力を行う場合に限らず、フィルム等の記録媒体全般に対して同様に発生し得る。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、記録媒体を読み取った読取画像と検査用の画像との比較により画像形成出力の結果を検査するシステムにおいて、検査用の画像を修正するための画素毎の出力特性の好適な計算方法を提供すること目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査装置であって、画像形成出力された画像が読み取られて生成された読取画像を取得する読取画像取得部と、画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、前記検査用画像と前記読取画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定した結果を取得する検査結果取得部と、画像形成出力を実行する画像形成装置における画素毎の出力特性を判断するために出力された判断用画像及び前記判断用画像に対応して生成される影響画素数の情報に基づき、前記検査用画像の生成において処理される画像の濃度の補正に用いられる設定値を算出する設定値算出部とを含み、前記判断用画像は、異なる複数のドットパターンを含む画像であり、前記影響画素数の情報は、前記判断用画像に含まれる夫々のドットパターン毎に、前記ドットパターンを構成する画素及びその周囲の画素の出力特性による濃度への影響を集計した集計結果の情報であり、前記設定値算出部は、前記判断用画像に含まれる各ドットパターンの読取画像の濃度と、前記影響画素数の情報に含まれる各ドットパターンの集計結果との関係に基づき、前記ドットパターンを構成する画素及びその周囲の画素の出力特性を示す値を前記設定値として算出し、前記検査用画像生成部は、前記設定値に基づいて前記検査用画像の生成処理において処理される画像の濃度を補正することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体を読み取った読取画像と検査用の画像との比較により画像形成出力の結果を検査するシステムにおいて、検査用の画像を修正するための画素毎の出力特性の好適な計算方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る検査装置を含む画像形成システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るエンジンコントローラ、プリントエンジン、検査装置及び後処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る比較検査の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像検査の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るマスター画像処理部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るマスター画像生成動作を示すフローチャートである。 平滑化フィルタの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るドットゲインの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るドットゲイン補正フィルタの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るドットゲイン補正フィルタの設定値の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るドットゲイン補正フィルタの適用例を示す図である。 本発明の実施形態に係るドットゲイン補正値の算出のために出力されるパターンの全体を示す図である。 本発明の実施形態に係るドットゲイン補正値の算出のために出力されるパターンに含まれるパッチの詳細を示す図である。 本発明の実施形態に係るカラーパッチの読取画像から抽出されるパッチ毎の濃度の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るドットゲイン補正値の算出のための係数の設定例を示す図である。 本発明の実施形態に係るドットゲイン補正値の算出のための係数の集計例を示す図である。 本発明の実施形態に係るコーナー抽出フィルタの処理結果の例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、画像形成出力による出力結果を読み取った読取画像とマスター画像とを比較することにより出力結果を検査する検査装置を含む画像検査システムにおいて、マスター画像の生成に際して行うドットゲイン補正の方法及び補正のためのパラメータの生成について説明する。ここで、ドットゲインとは、画像形成出力を実行する機器における画素毎の出力特性である。詳細については後述する。
図1は、本実施形態に係る画像形成システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システムは、DFE(Digital Front End)1、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4を含む。
DFE1は、受信した印刷ジョブに基づいて印刷出力するべき画像データ、即ち出力対象画像であるビットマップデータを生成し、生成したビットマップデータをエンジンコントローラ2に出力する画像処理装置である。また、本実施形態に係るDFE1は、画像形成装置であるプリントエンジン3の状態変化に応じて、生成するビットマップデータの濃度を調整する。
エンジンコントローラ2は、DFE1から受信したビットマップデータに基づいてプリントエンジン3を制御して画像形成出力を実行させる。また、本実施形態に係るエンジンコントローラ2は、DFE1から受信したビットマップデータを、プリントエンジン3による画像形成出力の結果を検査装置4が検査する際に参照するための検査用画像の元となる情報として検査装置4に送信する。プリントエンジン3は、エンジンコントローラ2の制御に従い、ビットマップデータに基づいて記録媒体である用紙に対して画像形成出力を実行する画像形成装置である。尚、記録媒体としては、上述した用紙の他、フィルム、プラスチック等のシート状の材料で、画像形成出力の対象物となるものであれば採用可能である。
検査装置4は、エンジンコントローラ2から入力されたビットマップデータに基づいてマスター画像を生成する。その際、検査装置4は、プリントエンジン3のドットゲインに応じて、マスター画像の濃度の修正を行う。また、そのような濃度の修正のためのパラメータ生成を行う。この処理が、本実施形態に係る要旨の1つである。そして、検査装置4は、プリントエンジン3が出力した用紙を読取装置で読み取って生成した読取画像を上記生成したマスター画像と比較することにより、出力結果の検査を行う画像検査装置である。
検査装置4は、マスター画像と読取画像との比較により出力結果に欠陥があると判断した場合、欠陥として認定されたページを示す情報をエンジンコントローラ2に通知する。これにより、エンジンコントローラ2によって欠陥ページの再印刷制御が実行される。
ここで、本実施形態に係るエンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4の機能ブロックを構成するハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る検査装置4のハードウェア構成を示すブロック図である。図2においては、検査装置4のハードウェア構成を示すが、エンジンコントローラ2及びプリントエンジン3についても同様である。
図2に示すように、本実施形態に係る検査装置4は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバ等の情報処理装置と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係る検査装置4は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス90を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60、操作部70及び専用デバイス80が接続されている。
CPU10は演算手段であり、検査装置4全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。
I/F50は、バス90と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが検査装置4の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザが検査装置4に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
専用デバイス80は、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4において、専用の機能を実現するためのハードウェアであり、プリントエンジン3の場合は、画像形成出力対象の用紙を搬送する搬送機構や、紙面上に画像形成出力を実行するプロッタ装置である。また、エンジンコントローラ2、検査装置4の場合は、高速に画像処理を行うための専用の演算装置である。このような演算装置は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成される。また、紙面上に出力された画像を読み取る読取装置も含まれる。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がそれらのプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るエンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4の機能を実現する機能ブロックが構成される。
図3は、本実施形態に係るエンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4の機能構成を示すブロック図である。図3においては、データの送受信を実線で、用紙の流れを破線で示している。図3に示すように、本実施形態に係るエンジンコントローラ2は、データ取得部201、エンジン制御部202、ビットマップ送信部203を含む。また、プリントエンジン3は、印刷処理部301を含む。また、検査装置4は、読取装置400、読取画像取得部401、マスター画像処理部402、検査制御部403及び比較検査部404を含む。また、検査制御部403は、検査結果取得部431及び設定値算出部432を含む。
データ取得部201は、DFE1から入力されるビットマップデータ及び階調補正テーブルを取得し、エンジン制御部202及びビットマップ送信部203夫々を動作させる。エンジン制御部202は、データ取得部201から転送されたビットマップデータに基づき、プリントエンジン3に画像形成出力を実行させる。ビットマップ送信部203は、データ取得部201が取得したビットマップデータ及び階調補正テーブルを、マスター画像生成の為に検査装置4に送信する。
ここで、上記階調補正テーブルとは、DFE1において印刷ジョブに含まれる画像データからビットマップデータが生成される際に参照される濃度補正用のパラメータである。DFE1は、ビットマップデータの生成に際して、プリントエンジン3において意図した濃度の画像が出力されるように、プリントエンジン3の画像出力の濃度特性を示す階調補正テーブルに基づいて、生成するビットマップデータの濃度を補正する。この階調補正テーブルは、画像本来の濃度に応じたマスター画像生成のため、検査装置4に入力される。
印刷処理部301は、エンジンコントローラ2から入力されるビットマップデータを取得し、印刷用紙に対して画像形成出力を実行し、印刷済みの用紙を出力する画像形成部、即ち出力機構である。本実施形態に係る印刷処理部301は、電子写真方式の一般的な画像形成機構によって実現されるが、インクジェット方式等の他の画像形成機構を用いることも可能である。
また、本実施形態に係る印刷処理部301は、上述したドットゲインに応じた濃度の修正(以降、「ドットゲイン補正」とする)のためのパラメータを生成するために用いるカラーパッチ(以降、「ドットゲイン補正用カラーパッチ」とする)を紙面上に出力する。これについては後述する。
読取装置400は、印刷処理部301によって印刷が実行されて出力された印刷用紙の紙面上に形成された画像を読み取り、読取データを出力する画像読取部である。読取装置400は、例えば印刷処理部301によって出力された印刷用紙の、検査装置4内部における搬送経路に設置されたラインスキャナであり、搬送される印刷用紙の紙面上を走査することによって紙面上に形成された画像を読み取る。
読取装置400によって生成された読取画像が検査装置4による検査の対象となる。読取画像は、画像形成出力によって出力された用紙の紙面を読み取って生成された画像であるため、出力結果を示す画像となる。
読取画像取得部401は、印刷用紙の紙面が読取装置400によって読み取られて生成された読取画像の情報を取得する。読取画像取得部401が取得した読取画像の情報は、比較検査のために比較検査部404に入力される。尚、比較検査部404への読取画像の入力は検査結果取得部431の制御によって実行される。その際、検査結果取得部431が読取画像を取得してから比較検査部404に入力する。
また、上述したように、本実施形態においては、ドットゲイン補正用カラーパッチがプリントエンジン3によって出力され、読取装置400によって読み取られる。従って、読取画像取得部401は、ドットゲイン補正用カラーパッチの読取画像を取得し、パラメータ生成のために検査制御部403に入力する。
マスター画像処理部402は、上述したようにエンジンコントローラ2から入力されたビットマップデータを取得し、上記検査対象の画像と比較するための検査用画像であるマスター画像を生成する。即ち、マスター画像処理部402が、読取画像の検査を行うための検査用画像であるマスター画像を出力対象画像に基づいて生成する検査用画像生成部として機能する。マスター画像処理部402によるマスター画像の生成処理については後に詳述する。
検査制御部403は、検査装置4全体の動作を制御する制御部であり、検査装置4に含まれる各構成は検査制御部403の制御に従って動作する。検査制御部403に含まれる各モジュールのうち、検査結果取得部431は、マスター画像処理部402によって生成されたマスター画像と、読取画像取得部401によって取得された読取画像とを比較検査部404に入力することにより、その比較結果を取得する。また、設定値算出部432は、本実施形態の要旨に係る構成であり、画像のドットゲイン補正を行う。詳細は後述する。
比較検査部404は、読取画像取得部401から入力される読取画像とマスター画像処理部402が生成したマスター画像とを比較し、意図した通りの画像形成出力が実行されているか否かを判断する。比較検査部404は、膨大な計算量を迅速に処理するために上述したようなASICによって構成される。
比較検査部404においては、RGB(Red,Green,Blue)各色8bitで表現された200dpiの読取画像及びマスター画像を対応する画素毎に比較し、夫々の画素毎に上述したRGB各色8bitの画素値の差分値を算出する。そのようにして算出した差分値と閾値との大小関係に基づき、検査結果取得部431は、読取画像における欠陥の有無を判断する。即ち、検査結果取得部431が検査装置4に含まれる各部を制御することにより画像検査部として機能する。
尚、読取画像とマスター画像との比較に際して、検査結果取得部431は、図4に示すように、所定範囲毎に分割されたマスター画像を、分割された範囲に対応する読取画像に重ね合わせて各画素の画素値、即ち濃度の差分算出を行う。このような処理は、検査結果取得部431が、重ね合わせる範囲の画像をマスター画像及び読取画像夫々から取得し、比較検査部404に入力することによって実現される。
更に、検査結果取得部431は、分割された範囲を読取画像に重ね合わせる位置を縦横にずらしながら、即ち、読取画像から取得する画像の範囲を縦横にずらしながら、算出される差分値が最も小さくなる位置を正確な重ね合わせの位置として決定すると共に、その際に算出された差分値を比較結果として採用する。
このような処理により、読取画像とマスター画像とが位置合わせされた上で差分値が算出される。そして、比較検査部404は、各画素の差分値と共に、位置合わせの位置として決定した際の縦横のずれ量を出力する。また、読取画像全体とマスター画像全体とで縮尺に差異があったとしても、図4に示すように範囲毎に分割して位置合わせを行うことにより、縮尺の差異による影響を低減することが可能である。
また、図4に示すように分割された夫々の範囲において、隣接する範囲の位置ずれ量は比較的近いことが予測される。従って、分割された夫々の範囲についての比較検査を行う際、隣接する領域の比較検査によって決定された位置ずれ量を中心として上述した縦横にずらしながらの計算を行うことにより、縦横にずらしながら計算を行う回数を少なくしても、正確な重ね合わせ位置による計算が実行される可能性が高く、全体として計算量を減らすことが出来る。
尚、差分値と閾値との大小関係の比較方法として、本実施形態に係る検査結果取得部431は、夫々の画素について比較検査部404によって算出された差分値を、予め設定された閾値と比較する。これにより、検査結果取得部431は、比較結果として、夫々の画素毎にマスター画像と読取画像との差異が所定の閾値を超えたか否かを示す情報を取得する。即ち、読取画像を構成する各画素について、欠陥であるか否かを検査することができる。また、図4に示す夫々の分割範囲のサイズは、例えば、上述したようにASICによって構成される比較検査部404が一度に画素値の比較を行うことが可能な範囲に基づいて決定される。
また、上記実施形態においては、比較検査部404がマスター画像を構成する画素と読取画像を構成する画素との差分値を算出して出力し、検査結果取得部431において差分値と閾値との比較を行う場合を例としている。この他、比較検査部404において差分値と閾値との比較を行い、その比較結果、即ち、読取画像を構成する各画素について、マスター画像において対応する画素との差異が所定の閾値を超えたか否かを示す情報を、検査結果取得部431が取得するようにしても良い。
次に、プリントエンジン3、検査装置4及びスタッカ5の機械的な構成及び用紙の搬送経路について、図5を参照して説明する。図5に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン3に含まれる印刷処理部301は、無端状移動手段である搬送ベルト11に沿って各色の感光体ドラム12Y、12M、12C、12K(以降、総じて感光体ドラム12とする)が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ13から給紙される用紙(記録媒体の一例)に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである搬送ベルト11に沿って、この搬送ベルト11の搬送方向の上流側から順に、複数の感光体ドラム12Y、12M、12C、12Kが配列されている。
各色の感光体ドラム12の表面においてトナーにより現像された各色の画像が、搬送ベルト11に重ね合わせられて転写されることによりフルカラーの画像が形成される。そのようにして搬送ベルト11上に形成されたフルカラー画像は、図中に破線で示す用紙の搬送経路と最も接近する位置において、転写ローラ14の機能により、経路上を搬送されてきた用紙の紙面上に転写される。
紙面上に画像が形成された用紙は更に搬送され、定着ローラ15にて画像を定着された後、検査装置4に搬送される。また、両面印刷の場合、片面上に画像が形成されて定着された用紙は反転パス16に搬送され、反転された上で再度転写ローラ14の転写位置に搬送される。
読取装置400は、検査装置4内部における用紙の搬送経路において、印刷処理部301から搬送された用紙の夫々の面を読み取り、読取画像を生成して検査装置4内部の情報処理装置によって構成される読取画像取得部401に出力する。また、読取装置400によって紙面が読み取られた用紙は検査装置4内部を更に搬送され、スタッカ5に搬送され、排紙トレイ501に排出される。尚、図5においては、検査装置4における用紙の搬送経路において、用紙の片面側にのみ読取装置400が設けられている場合を例としているが、用紙の両面の検査を可能とするため、用紙の両面側に夫々読取装置400を配置しても良い。
次に、本実施形態に係る検査装置4全体の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。図6に示すように、本実施形態に係る検査装置4の画像検査に際しては、マスター画像処理部402が、ビットマップ送信部203から入力されたビットマップデータ及び階調補正テーブルに基づいてマスター画像を生成する(S601)。
ビットマップ送信部203から検査装置4に対してのビットマップデータの送信に前後して、プリントエンジン3によって画像形成出力が施された用紙が検査装置4内部に搬送され、その用紙の紙面を読取装置400が読み取ることにより、読取画像取得部401が読取画像を取得する(S602)。
読取画像取得部401が読取画像を取得すると、検査結果取得部431は、比較検査部404を制御し、読取画像取得部401が取得した読取画像と、マスター画像処理部402が生成したマスター画像との位置ずれ量を求める処理を行う(S603)。
S603において、検査結果取得部431は、マスター画像から抽出された基準点の周囲の画像を、図4において説明したような所定範囲分抽出すると共に、マスター画像から抽出した所定範囲の画像に対応する位置の画像を読取画像から抽出して比較検査部404に入力することにより、図4において説明したように両者の画素値の差分値を取得する。尚、上記基準点とは、例えばマスター画像の四隅に表示されている位置合わせ用のトンボの角の点等が用いられる。この他、コーナー抽出フィルタによって図19(a)に示すようなマスター画像から図19(b)に示すように抽出された点を基準点として用いても良い。
検査結果取得部431は、読取画像から抽出する画像の範囲を縦横にずらしながら、比較検査部404による差分値の算出結果の取得処理を複数回繰り返し、最も差分値の合計値が小さかった際の読取画像の抽出範囲を、マスター画像の抽出範囲に対応する抽出範囲として決定する。そのようにして決定した読取画像の抽出範囲とマスター画像の抽出範囲との位置ずれ量を、その画像に対応する基準点の位置ずれ量として決定する。
検査結果取得部431は、マスター画像から抽出された複数の基準点について同様の処理を繰り返し、夫々の基準点毎に算出された位置ずれ量に基づいてマスター画像と読取画像との最終的な位置ずれ量を求める。最終的な位置ずれ量を求める処理としては、例えば夫々の基準点毎に算出された位置ずれ量の平均値を採用する態様や、夫々の基準点毎に算出された位置ずれ量に基づいて画像各部の位置ずれ量を線形的に求めるような態様を用いることができる。具体的には、例えば、画像上のある位置AでX方向のずれ量が1と算出され、別の位置CでX方向のずれ量が3と算出された場合に、位置Aと位置Cとの中間に位置する位置BのX方向のずれ量は2と算出される。
次に、検査結果取得部431は、S603において求めたマスター画像と読取画像との位置ずれ量を用いて、マスター画像と読取画像との比較検査を行う(S604)。読取画像とマスター画像との比較処理は、上述したように、画像を所定の範囲毎に分割した分割範囲毎に位置合わせを行いながら実行される。
これにより、検査結果取得部431は、比較検査部404から欠陥と判断された画像の位置(以降、「欠陥位置情報」とする)を取得する。そのように取得した欠陥位置情報は、検査装置4に接続されたLCD60等の表示装置に表示され、若しくはネットワークを介してエンジンコントローラ2に送信される。
検査結果取得部431は、印刷ジョブに含まれる全ページについての検査が終了するまでS601からの処理を繰り返し(S605/NO)、印刷ジョブに含まれる全ページについてS604までの処理が完了したら(S605/YES)、処理を終了する。このような処理により、本実施形態に係る画像検査動作の全体的な処理が終了する。
次に、本実施形態に係るマスター画像処理部402に含まれる機能及びS601において実行される処理の詳細について説明する。図7は、マスター画像処理部402内部の構成を示すブロック図である。また、図8は、本実施形態に係るマスター画像生成動作を示すフローチャートである。図7に示すように、マスター画像処理部402は、少値多値変換処理部421、解像度変換処理部422、色変換処理部423及び画像出力処理部424を含む。尚、本実施形態に係るマスター画像処理部402は、図2において説明した専用デバイス80、即ち、ASICとして構成されたハードウェアが、ソフトウェアの制御に従って動作することにより実現される。
少値多値変換処理部421は、有色/無色で表現された二値画像に対して少値/多値変換処理を実行して多値画像を生成する。本実施形態に係るビットマップデータは、プリントエンジン3に入力するための情報であり、プリントエンジンはCMYK(Cyan,Magenta,Yellow,blacK)各色二値の画像に基づいて画像形成出力を実行する。これに対して検査対象の画像である読取画像は、基本三原色であるRGB各色多階調の多値画像であるため、少値多値変換処理部421により先ず二値画像が多値画像に変換される。多値画像としては、例えばCMYK各8bitで表現された画像を用いることができる。
図8は、マスター画像処理部402の具体的な処理を示すフローチャートである。図8に示すように、少値多値変換処理部421は、少値/多値変換処理として、8bit拡張処理(S801)、ドットゲイン補正処理(S802)、平滑化処理(S803)を行う。8bit拡張処理は、0/1の1bitであるデータを8bit化し、「0」は「0」のまま、「1」は「255」に変換する処理である。
S802のドットゲイン補正処理は、本実施形態の要旨に係る処理であり、プリントエンジン3のドットゲインに応じて、8bit拡張されたビットマップデータにおける有色画素、即ち、画素値が「255」である画素の周囲の画像の濃度を修正する処理である。詳細は後述する。
S803の平滑化処理は、8bit化されたデータに対して図9に示すような平滑化フィルタを適用し、画像を平滑化する処理である。このS803の平滑化処理の前にS802のドットゲイン補正処理を行うことにより、ドットゲインが補正された画像に対して平滑化処理が実行されるため、プリントエンジン3が出力する画像の画素毎の出力特性に応じたマスター画像を生成することが可能となる。
尚、本実施形態においては、プリントエンジン3がCMYK各色二値の画像に基づいて画像形成出力を実行する場合を例とし、マスター画像処理部402に少値多値変換処理部421が含まれる場合を例とするが、これは一例である。即ち、プリントエンジン3が多値画像に基づいて画像形成出力を実行する場合は、少値多値変換処理部421は省略可能である。
また、プリントエンジン3が1bitではなく2bit等の少値の画像に基づいて画像形成出力を行う機能を有する場合もあり得る。その場合、8bit拡張処理において対応することができる。即ち、2bitの場合、階調値は0、1、2、3の4値である。従って、8bit拡張に際しては、「0」は「0」、「1」は「85」、「2」は「170」、「3」は「255」に変換する。
解像度変換処理部422は、少値多値変換処理部421によって生成された多値画像の解像度を、検査対象の画像である読取画像の解像度に合わせるように解像度変換を行う。本実施形態においては、読取装置400は200dpiの読取画像を生成するため、解像度変換処理部422は、少値多値変換処理部421によって生成された多値画像の解像度を200dpiに変換する(S804)。また、本実施形態に係る解像度変換処理部422は、解像度変換に際して、印刷処理部301によって出力される用紙の収縮等を考慮して予め定められた倍率に基づいて解像度変換後の画像のサイズを調整する。
色変換処理部423は、解像度変換処理部422によって解像度が変換された画像を取得して階調変換(S805)及び色表現形式の変換(S806)を行う。S805における階調変換処理は、DFE1が上述した階調補正テーブルを用いて行う処理の逆の処理である。即ち、色変換処理部423は、ビットマップ送信部203から入力された階調補正テーブルに基づき、DFE1がビットマップデータを生成する際に調整した濃度を元に戻すための階調変換を行う。
また、上述したように、本実施形態に係る読取画像はRGB形式の画像であるため、色変換処理部423は、S806において、階調変換処理のされたCMYK形式の画像をRGB形式に変換する。これにより、画素毎にRGB各色8bit(合計24bit)で表現された200dpiの多値画像が生成される。即ち、本実施形態においては、少値多値変換処理部421、解像度変換処理部422及び色変換処理部423が、検査用画像生成部として機能する。
画像出力処理部424は、色変換処理部423までの処理によって生成されたRGB8bit、200dpiの画像を、検査結果取得部431の制御に従って出力する。これにより、検査結果取得部431は、マスター画像処理部402によって生成されたマスター画像と、読取画像取得部401によって取得された読取画像との位置合わせ及び欠陥判定を行う。
次に、本実施形態に係るドットゲイン補正の詳細について説明する。図10(a)〜(c)は、本実施形態に係るドットゲインの差の例について説明する。図10(a)は、有色/無色の二値画像データにおいて、有色画素として指定されている画素領域を示す図である。換言すると、図10(a)は、画像データに基づいて理想的な画像形成出力が行われた場合に出力される理想的な画像の状態を示す図である。
また、図10(a)の右側は、そのような理想的な画像を読取装置400が読み取ることによって生成される読取画像の、各画素の画素値を示す。尚、図10(a)〜(c)において、無色の画素、即ち画素値が「0」の画素については、図示の容易化のため空白で示す。図10(a)のような理想的な画像の場合、有色領域が周囲にはみ出していないので、原則として、有色である画素は「255」、無色である画素は「0」という読み取り結果となる。
図10(b)は、図10(a)に示す画像データに基づいてプリントエンジン3が画像形成出力を行った場合において、ドットゲインにより画素が膨張することにより画像の濃度が増加する場合の例及びそのような画像を読取装置400が読み取ることによって生成される読取画像の画素値の構成を示す図である。図10(b)の場合、有色領域が周囲にはみ出しているため、有色である画素はべた塗りを示す「255」という読み取り結果となると共に、その周囲の画素について、有色領域のはみ出し量に応じて「65」や「70」等の中間的な濃度の読み取り結果となる。
他方、図10(c)は、ドットゲインにより画素が収縮することにより画像の濃度が低下する場合の例及びそのような画像を読取装置400が読み取ることによって生成される読取画像の画素値の構成を示す図である。図10(c)の場合、有色領域が収縮しており、塗りつぶされるべき領域が塗りつぶされていないため、本来有色であるはずの画素は、その収縮量に応じて「215」や「235」等の中間的な濃度の読み取り結果となる。
このように、プリントエンジン3のドットゲインによって読取画像の濃度が変化することとなる。本実施形態に係るマスター画像処理部402においては、少値多値変換処理部421が、8bit拡張した画像の平滑化処理に際して、図10(a)〜(c)に示すような、プリントエンジン3のドットゲインに対応する補正を行うことにより、プリントエンジン3のドットゲインの考慮されたマスター画像の生成を可能としている。
次に、本実施形態に係るドットゲイン補正において用いられるフィルタ(以降、「ドットゲイン補正フィルタ」とする)について説明する。図11は、本実施形態に係るドットゲイン補正フィルタの構成例を示す図である。図11に示すように、本実施形態に係るドットゲイン補正フィルタは、3×3の9画素を対象として計算を行うフィルタであり、対象画素となる中心に乗ずる係数が「a」、対象画素の上下の画素に乗ずる係数が「b」、対象画素の左右の画素に乗ずる係数が「c」、対象画素の斜めの画素に乗ずる係数が「d」として設定されたフィルタである。
図11に示すフィルタの適用に際しては、計算対象の画素に、中心の「a」の中心の画素を重ね合わせ、フィルタを構成する夫々の画素の係数と、重ね合わせられた対象の画素の画素値とを乗じた積の合計値を、計算対象の画素の画素値とする新たな画像を生成する。これにより、対象の画素自体の濃度の変動は係数「a」によって計算され、対象画素の周囲の画素に対する濃度変動の影響は「b」、「c」、「d」の係数によって計算される。即ち、「a」〜「d」の値により、画素が膨張することにより画像の濃度が増加する場合のドットゲインも、画素が収縮することにより画像の濃度が低下する場合のドットゲインも修正することが可能である。即ち、図11に示す「a」〜「d」の値が、マスター画像の補正に際して、画像の濃度の補正に用いられる設定値である。
図12(a)、(b)は、図11に示す各係数の値の例を示す図であり、図12(a)は、画素が膨張することにより画像の濃度が増加する場合の係数の例を、図12(b)は、画素が収縮することにより画像の濃度が減少する場合の係数の例を夫々示す。図11に示すようなフィルタを図12(a)に示すような値を用いて図10(a)に対応するマスター画像を8bit拡張した画像に適用した場合の例を図13に示す。
図13左側の図は、図10(a)に対応するマスター画像を8bit拡張した後の画像の画素値を示す図である。他方、図13右側の図は、そのような画素値を有する画像に対して、図11のフィルタを図12(a)の係数で適用した結果を示す図である。例えば、1行目の1列目の画素を対象画素としてフィルタを適用した場合、「0」ではない画素値が存在するのは、対象画素の右下の画素、即ち、2行目の2列目の画素のみである。右下の画素に対して適用するフィルタ係数は「d」であり、その値はここでは「0.05」であるため、対象画素の計算結果は、255×0.05≒13となる。
また、例えばその1つ下の画素、即ち2行目の1列目の画素を対象画素とした場合、「0」ではない画素値が存在するのは、対象画素の右側及び右下の画素、即ち、2行目の2列目の画素及び3行目の2列目の画素である。右側の画素に対して適用するフィルタ係数は「c」の「0.15」であり、右下の画素に対して適用するフィルタ係数は「d」の「0.05」であるため、対象画素の計算結果は、255×0.15+255×0.05=51となる。
このような計算を、フィルタの適用対象である画像を構成する全画素に対して行うことにより、図13の右側に示すような画素値を有する画像を得ることができる。数値を合算した結果上限である255を超える値となった場合は、一律で255とする。図13の右側の画素値の構成を図10(b)の右側の画素値の構成と比較すると、同一にはなっていないものの、画素値の構成として近づいていることがわかる。従って、図12(a)、(b)の各係数の値を正確に設定することにより、正確なドットゲイン補正が実現される。
次に、図12(a)、(b)に示すドットゲイン補正の係数を正確に設定するための処理について説明する。上述したように、本実施形態に係るシステムにおいては、プリントエンジン3が出力したドットゲイン補正用カラーパッチの用紙を読取装置400が読み取った読取画像に基づき、設定値算出部432が上述した「a」〜「d」の係数を算出する。図14は、本実施形態に係るドットゲイン補正用カラーパッチの全体的な構成を示す図である。
図14に示すように、本実施形態に係るドットゲイン補正用カラーパッチにおいては、CMYK夫々の方形のパッチが複数並べられた行が、夫々2行ずつ形成された構成となっている。夫々のパッチは、有色/無色の画素が配列された画像である。図14に示す画像が、プリントエンジン3の印刷処理部301が出力する画素毎の出力特性を判断するために出力される判断用画像である。図15に、夫々のパッチの例を示す。
図15に示すように、ドットゲイン補正用カラーパッチを構成する夫々のパッチは、有色/無色が夫々のパッチ毎の規則に従って配列された8×8の64画素の画像である。即ち、図15に示すように、夫々のパッチは、有色/無色の画素が配列されたドットパターンであり、判断用画像であるカラーパッチは複数のドットパターンを含む画像である。
検査結果取得部431は、図14に示すパッチ夫々の位置を示す情報(以降、「パッチ位置情報」とする)を予め保持している。そして、カラーパッチの読取画像を読取画像取得部401から取得すると、検査結果取得部431は、上述したパッチ位置情報に基づいてカラーパッチの読取画像を解析し、図16に示すようなパッチ毎の濃度を示す情報を生成する。
図16に示す濃度の値は、例えば、検査結果取得部431が、上述したパッチ位置情報に基づいて夫々のパッチの領域ごとに読取画像の画素値を合計することによって求められる。この他、画素値の平均値等を用いることも可能である。尚、図14に示す夫々のパッチには、CMYK各色について、64画素全てが有色画素であるパッチや、64画素全てが無色であるパッチが含まれる。また、図16に示す“濃度”は、読取画像の画素値であるため、図16に示すようにRGB各色について求められる。
そして、夫々のパッチには、図11に示す「a」〜「d」夫々の係数を計算するための計算式が設定されている。そのような計算式の設定方法について、図17(a)〜(c)を参照して説明する。図17(a)〜(c)においては、破線で囲まれた画素が対象画素である。図15に示す夫々のパッチは、パッチを構成する全画素について、その画素が周囲の画素から受ける影響を上述した「a」〜「d」の係数を用いて示す計算式が設定される。
例えば、図17(a)の場合、図中に破線で囲まれた画素を対象とすると、その画素の周囲において有色である画素は上側の画素及び右上の画素の2つである。従って、図17(a)の対象画素の濃度に与えられる影響は、「b」を係数とする影響が1つ分と「d」を係数とする影響が1つ分である。従って、図17(a)の右側の表の様に、「a」〜「d」の“係数”のうち、「b」の“影響画素数”が「1」、「d」の“影響画素数”が「1」と設定される。即ち、“影響画素数”は、図11において説明した中心の「a」の画素に対して濃度の影響を及ぼす周囲の画素数、即ち、「a」〜「d」の“係数”夫々に対応する画素数をカウントした値である。換言すると、“影響画素数”は、中心の「a」の画素に対する周囲の画素の影響のカウント値である。
同様に、図17(b)において、図中に破線で囲まれた画素を対象とすると、その画素の周囲において有色である画素は上側の画素、左上の画素、右側の画素の3つである。従って、図17(b)の対象画素の濃度に与えられる影響は、「b」、「c」、「d」を係数とする影響が夫々1つ分である。従って、図17(b)の右側の表の様に、「a」〜「d」の“係数”のうち、「b」の“影響画素数”が「1」、「c」の“影響画素数”が「1」、「d」の“影響画素数”が「1」と設定される。
他方、図17(c)において、図中に破線で囲まれた画素を対象とすると、その画素は有色画素であるため、画素自体の収縮にのみ影響を受けると考えられる。従って、隣接する有色画素については無視し、「a」を係数とする影響が1つ分とする。従って、図17(c)の右側の表の様に、「a」〜「d」の“係数”のうち、「a」の“影響画素数”が「1」と設定される。尚、画素単体では収縮するが、画素が連続することによって画像の濃度が増加するようなドットゲインの態様もあるため、図17(c)のような場合において、「a」以外を無視するのではなく、「b」、「c」、「d」夫々の影響を考慮しても良い。
図17(a)〜(c)に例示する「a」〜「d」の“影響画素数”は、換言すると、図中に破線で囲まれた中心の画素及びその周囲の画素のドットゲインによる濃度への影響を表す単位である。「a」〜「d」夫々の値を計算するための計算式を求めるため、図14、図15に示す夫々のパッチ、即ちドットパターン毎に、全画素についての「a」〜「d」の “影響画素数”を集計する。これにより、図18に示すように、夫々のパッチ毎に、ドットゲインによる画素の膨張や収縮が発生した場合に、「a」〜「d」夫々によって表現される画像濃度への影響が発生する個数のカウント結果が生成される。
図18に示すようなカウント結果について、夫々のパッチnの濃度を、64画素すべてが有色である場合に「1」、全てが無色である場合に「0」として正規化した値をPとすると、例えば図18の「#1」〜「#3」のパッチの場合、各パッチを構成する画素毎の出力特性に応じた濃度への影響を画素の隣接方向毎に集計した集計結果と、カラーパッチの読取画像から抽出されるパッチ毎の濃度との関係は、以下の式(1)〜(3)によって表現することができる。
上述した正規化された濃度Pの値は、図16において説明したパッチ毎の濃度に基づいて求めることが可能である。このような正規化した値との関係式とすることにより、図18に示す集計結果を係数とする「a」〜「d」の値を、図11のフィルタの直接の値として求めることができる。即ち、設定値算出部432は、図16に示すようにパッチ毎に求められた濃度のうち、全画素が無色である無地のパッチの濃度の値Qを、図16に示す各パッチの濃度Qから差し引き、更に、全画素が有色であるパッチの濃度の値QからQを引いた値で割ることにより、上記Pの値を求める。そのような計算式は、図16に示す各パッチの濃度の値をQnとすると、以下の式(4)のようになる。
尚、上述したように、図16の“濃度”の値はRGB形式である。これに対して、図14において説明したように、カラーパッチはCMYK各色について生成される。従って、設定値算出部432は、CMYK各色について、上記式(1)〜(4)において説明したような計算を行う。その際、Cの計算においてはRの値が用いられ、Mの計算においてはGの値が用いられ、Yの計算においてはBの値が用いられ、Kの計算においてはRGB全ての値の合計値若しくは平均値が用いられる
設定値算出部432は、このように「a」〜「d」について複数立てた式を連立方程式として計算し、その最少自乗解を算出して「a」〜「d」の係数の値を決定する。換言すると、設定値算出部として機能する設定値算出部432は、パッチ毎の出力特性の集計結果と、カラーパッチの読取画像から抽出されるパッチ毎の濃度との関係に基づき、出力特性に応じた濃度補正用の設定値である「a」〜「d」の値を算出する。このような処理により、CMYK各色について、図11において説明したフィルタの「a」〜「d」の係数を好適に求めることが可能となる。
設定値算出部432は、このようにしてCMYK各色の「a」〜「d」の係数を求めると、その結果をマスター画像処理部402の少値多値変換処理部421に設定する。これにより、少値多値変換処理部421は、上述したように好適に求められた「a」〜「d」の係数に従って、図13において説明したようなドットゲイン補正を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る画像検査システムにおいては、複数のドットパターンが形成されたパラメータ算出用の画像の読み取り結果に基づき、夫々のドットパターン毎に、ドットパターンを構成する各画素の周囲の画素の影響を全画素についてカウントしたカウント結果を計算することにより、各画素の周囲の画素の影響を求める。これにより、用紙を読み取った読取画像と検査用の画像との比較により画像形成出力の結果を検査するシステムにおいて、検査用の画像を修正するための画素毎の出力特性の好適な計算方法を提供することが可能となる。
尚、上記実施形態においては、検査制御部403の内部に設定値算出部432が含まれる場合を例として説明した。しかしながら、これは一例であり、図18に示す集計結果と、プリントエンジン3によって出力されたカラーパッチの読取結果を取得可能であれば、DFE1や、その他の情報処理装置であっても設定値算出部として機能し得る。
その際、カラーパッチの出力された用紙を読み取るのは、画像の比較検査において原稿を読み取る読取装置400であることが好ましい。これにより、読取装置400による濃度への影響も加味した設定値の算出が可能となる。
また、ドットゲインは、用紙の種類によって変化することがあり得る。従って、上述した処理により図12(a)、(b)のように算出された「a」〜「d」の各値は、用紙の種類毎に保存され、設定値算出部432により、用紙の種類に応じて読み出されてマスター画像処理部402に設定されることが好ましい。これにより、用紙の種類に応じたドットゲイン補正が可能となる。
1 DFE
2 エンジンコントローラ
3 プリントエンジン
4 検査装置
5 スタッカ
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 専用デバイス
90 バス
11 搬送ベルト
12、12Y、10M、12C、12K 感光体ドラム
13 給紙トレイ
14 転写ローラ
15 定着ローラ
16 反転パス
101 ジョブ情報処理部
102 RIP処理部
103 階調データ生成部
201 データ取得部
202 エンジン制御部
203 ビットマップ送信部
301 印刷処理部
400 読取装置
401 読取画像取得部
402 マスター画像処理部
403 検査制御部
404 比較検査部
421 少値多値変換処理部
422 解像度変換処理部
423 色変換処理部
424 画像出力処理部
431 検査結果取得部
432 設定値算出部
501 排紙トレイ
特開2011−156861号公報

Claims (8)

  1. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査装置であって、
    画像形成出力された画像が読み取られて生成された読取画像を取得する読取画像取得部と、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記検査用画像と前記読取画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定した結果を取得する検査結果取得部と、
    画像形成出力を実行する画像形成装置における画素毎の出力特性を判断するために出力された判断用画像及び前記判断用画像に対応して生成される影響画素数の情報に基づき、前記検査用画像の生成において処理される画像の濃度の補正に用いられる設定値を算出する設定値算出部とを含み、
    前記判断用画像は、異なる複数のドットパターンを含む画像であり、
    前記影響画素数の情報は、前記判断用画像に含まれる夫々のドットパターン毎に、前記ドットパターンを構成する画素及びその周囲の画素の出力特性による濃度への影響を集計した集計結果の情報であり、
    前記設定値算出部は、前記判断用画像に含まれる各ドットパターンの読取画像の濃度と、前記影響画素数の情報に含まれる各ドットパターンの集計結果との関係に基づき、前記ドットパターンを構成する画素及びその周囲の画素の出力特性を示す値を前記設定値として算出し、
    前記検査用画像生成部は、前記設定値に基づいて前記検査用画像の生成処理において処理される画像の濃度を補正することを特徴とする画像検査装置。
  2. 前記周囲の画素の出力特性による濃度への影響は、前記周囲の画素が前記ドットパターンを構成する画素に隣接する方向に応じて集計され、
    前記周囲の画素の出力特性を示す値は、前記周囲の画素が前記ドットパターンを構成する画素に隣接する方向に応じて算出されることを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記周囲の画素の出力特性による濃度への影響は、前記周囲の画素が前記ドットパターンを構成する画素に隣接する上下、左右、斜めの方向毎に集計され、
    前記周囲の画素の出力特性を示す値は、前記周囲の画素が前記ドットパターンを構成する画素に隣接する上下、左右、斜めの方向毎に算出されることを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。
  4. 前記設定値算出部は、前記判断用画像に含まれる各ドットパターンの読取画像の濃度として、前記ドットパターン全体が塗り潰されている状態とドットパターン全体が無地である状態との間で正規化された値を用いることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像検査装置。
  5. 前記周囲の画素の出力特性による濃度への影響は、有色画素の膨張による濃度への影響であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の画像検査装置。
  6. 前記ドットパターンを構成する画素の出力特性による濃度への影響は、有色画素の収縮による濃度への影響であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の画像検査装置。
  7. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査システムであって、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて画像形成出力を実行する画像形成部と、
    画像形成出力が施された記録媒体を読み取ることにより前記読取画像を生成する画像読取部と、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記検査用画像と前記読取画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定した結果を取得する検査結果取得部と、
    画像形成出力を実行する画像形成装置における画素毎の出力特性を判断するために出力された判断用画像及び前記判断用画像に対応して生成される影響画素数の情報に基づき、前記検査用画像の生成において処理される画像の濃度の補正に用いられる設定値を算出する設定値算出部とを含み、
    前記影響画素数の情報は、前記判断用画像に含まれる夫々のドットパターン毎に、前記ドットパターンを構成する画素及びその周囲の画素の出力特性による濃度への影響を集計した集計結果の情報であり、
    前記画像形成部は、記録媒体に対して画像を形成する出力機構の画素毎の出力特性を判断するために出力された画像であって、異なる複数のドットパターンを含む判断用画像を出力し、
    前記設定値算出部は、前記判断用画像に含まれる各ドットパターンの読取画像の濃度と、前記影響画素数の情報に含まれる各ドットパターンの集計結果との関係に基づき、前記ドットパターンを構成する画素及びその周囲の画素の出力特性を示す値を前記設定値として算出し、
    前記検査用画像生成部は、前記設定値に基づいて前記検査用画像の生成処理において処理される画像の濃度を補正することを特徴とする画像検査システム。
  8. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査方法であって、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて画像形成出力を実行し、
    画像形成出力が施された記録媒体を読み取ることにより前記読取画像を生成し、
    画像形成出力を実行する画像形成装置における画素毎の出力特性を判断するために出力された判断用画像及び前記判断用画像に対応して生成される影響画素数の情報に基づき、前記読取画像の検査を行うための検査用画像の生成において処理される画像の濃度の補正に用いられる設定値を算出し、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づき、前記設定値を用いて画像の濃度を補正して前記検査用画像を生成し、
    前記検査用画像と前記読取画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定した結果を取得し、
    前記設定の算出に際して、異なる複数のドットパターンを含む画像である前記判断用画像に含まれる各ドットパターンの読取画像の濃度と、前記判断用画像に含まれる夫々のドットパターン毎に、前記ドットパターンを構成する画素及びその周囲の画素の出力特性による濃度への影響を集計した情報である前記影響画素数の情報に含まれる各ドットパターンの集計結果との関係に基づき、前記ドットパターンを構成する画素及びその周囲の画素の出力特性を示す値を前記設定値として算出することを特徴とする画像検査方法。
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