JP2015064569A - 撮像装置、検査装置および検査方法 - Google Patents

撮像装置、検査装置および検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】反射光学系における光量の低下を最小限に抑制して対象物を撮像することのできる撮像装置を提供する。
【解決手段】光源1001からの光を偏光ビームスプリッタ1002を介してマスク1006に照明し、マスク1006で反射した光を偏光ビームスプリッタ1002を介してセンサ1007に導き、センサ1007でマスク1006のパターンを撮像する。偏光ビームスプリッタ1002とマスク1006の間には、ファラデー回転子1004が配置されている。ファラデー回転子1004には、ファラデー回転子1004を透過する前の光の偏光面が、ファラデー回転子1004を往復して透過することで90度回転するように磁界が印加されることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、検査装置および検査方法に関する。
近年、半導体装置の集積度の増加に伴い、個々の素子の寸法は微小化が進み、各素子を構成する配線やゲートなどの幅も微細化されている。
半導体集積回路の製造においては、回路原版(マスクまたはレチクルを指す。以下では、マスクと総称する。)を感光性樹脂に転写してウェハを加工する工程が基本となる。そして、この基本工程を繰り返すことによって、半導体集積回路が製造される。
転写工程では、ステッパまたはスキャナと呼ばれる露光装置が用いられる。露光装置は、転写光源として光を使用し、レチクル上の回路パターンを4分の1から5分の1程度に縮小してウェハ上に投影する。半導体集積回路の微細化のためには、この転写工程での解像性能を向上させることが重要となる。ここで、結像光学系の開口係数をNA、光源の波長をλとすると、解像寸法は(λ/NA)に比例する。したがって、開口係数NAの向上または波長λの短波長化を図ることで、露光解像度を小さくすることができる。
また、微細パターンを形成する技術として、ナノインプリントリソグラフィ(Nanoimprintlithography;NIL)が注目されている。この技術は、ウェハのレジストに、ナノスケールの微細構造を有するモールド(型)を圧力印加することで、レジストに微細なパターンを形成するものである。この技術では、生産性を上げるため、原版となるマスターテンプレートを用いて、複製となるテンプレート(レプリカテンプレート)を複数作成し、各レプリカテンプレートを異なるナノインプリント装置に装着して使用する。
こうした半導体集積回路の製造工程では多大なコストがかかるため、歩留まりの向上が欠かせない。ここで、歩留まりを低下させる大きな要因として、マスクやテンプレートのパターン欠陥が挙げられる。それ故、検査においては、極めて小さなパターン欠陥を検出することが求められている。特許文献1には、マスク上における微細な欠陥を検出することのできる検査装置が開示されている。
特許第4236825号公報
マスクの検査では、マスクを移動させながらマスクに光を照射し、センサでマスク上に形成されたパターンを撮像する。次いで、得られた光学画像を基準画像と比較し、差異が閾値を超えた場合に、その箇所を欠陥として検出している。差異としては、例えば、ショート欠陥やオープン欠陥が挙げられる。
検査を行ううえでは、センサに入射する光の光量を十分に確保することが必要であり、光量が不足すると、検査精度の低下や、検査時間の長時間化を招く。ここで、反射照明光学系では、光源からの光をハーフミラーで反射させてマスクに照射した後、マスクで反射した光をこのハーフミラーに透過させ、次いでこの光をセンサに入射させて光学画像を撮像している。このとき、まず、ハーフミラーで反射した光のみをマスクへの照明光として利用することで、光源からの光の光量は2分の1に低下する。次に、マスクからの反射光のうち、ハーフミラーを透過した光のみをセンサへの入射光として利用することで、光の光量はさらに2分の1に低下する。つまり、この光学系では、センサに入射する光は、光源からの光の光量の4分の1になってしまう。
こうしたことから、反射照明光学系における光源からの光の光量が減少するのを最小限に抑えて、マスクのパターンを撮像することができる撮像装置、ひいては検査装置や検査方法が求められている。本発明は、かかる点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、反射照明光学系における光量の低下を最小限に抑制して対象物を撮像することのできる撮像装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、反射照明光学系における光量の低下を最小限に抑制して検査対象物を撮像し、それによって、高精度の検査を行うことのできる検査装置および検査方法を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、以下の記載から明らかとなるであろう。
本発明の第1の態様は、所定の波長の光を出射する光源と、
前記光源からの光が入射する偏光ビームスプリッタと、
前記偏光ビームスプリッタからの光が入射するファラデー回転子と、
前記ファラデー回転子を透過した光を対象物に照明する対物レンズと、
前記対象物で反射した光を、前記対物レンズ、前記ファラデー回転子および前記偏光ビームスプリッタを介して入射させて、前記対象物の光学画像を撮像するセンサとを有することを特徴とする撮像装置に関する。
本発明の第1の態様において、前記ファラデー回転子には、前記ファラデー回転子を透過する前の光の偏光面が、前記ファラデー回転子を往復して透過することで90度回転するように磁界が印加されることが好ましい。
この場合、前記ファラデー回転子は光を透過する光学材料を有し、電磁石、永久磁石および電磁石と永久磁石を組み合わせたものよりなる群から選ばれるいずれか1つによって、前記光学材料に前記磁界が印加されることが好ましい。
本発明の第1の態様では、前記偏光ビームスプリッタと前記対象物の間に2分の1波長板が配置されていて、
前記2分の1波長板によって前記対象物を照明する光の偏光方向を変化させることが好ましい。
前記2分の1波長板は、前記偏光ビームスプリッタと前記ファラデー回転子の間に配置されることができる。
また、前記2分の1波長板は、前記ファラデー回転子と前記対象物の間に配置されることもできる。
前記2分の1波長板は回転機構を有し、前記回転機構によって前記2分の1波長板の角度を変えて前記光の偏光方向を変化させることが好ましい。
本発明の第1の態様において、前記光源の波長と前記対物レンズの開口数によって定まる解像限界は、前記対象物に形成されたパターンを解像しない値であることが好ましい。
本発明の第1の態様は、前記光学画像について画素毎の階調値を求め、
(1)前記階調値の標準偏差を最小にする前記ファラデー回転子による光の偏光面の回転角度、または、
(2)前記回転角度を変えて取得した複数の光学画像における前記階調値の標準偏差を前記階調値から求められる平均階調値の平方根で割った値が最小になるときの回転角度
を取得する画像処理部と、
前記画像処理部で取得した前記回転角度となるように、前記ファラデー回転子に磁界を印加する、または、ファラデー素子の内部にある光学材料として所望の厚さのものを選択する角度制御部と、
前記ファラデー回転子に前記磁界が印加された状態、または、ファラデー素子の内部にある光学材料として所望の厚さのものが選択された状態で撮像された光学画像に基づいて、前記試料の欠陥検出を行う欠陥検出部とを有することが好ましい。
本発明の第2の態様は、所定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射した光を反射する偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタで反射した光を透過する2分の1波長板およびファラデー回転子とを有し、前記試料に形成された繰り返しパターンの繰り返し方向に対し−5度〜5度と85度〜95度の各範囲にある角度以外の角度の偏光面を有する光で前記試料を照明する照明光学系と、
前記試料に形成されたパターンの光学画像を得るセンサと、
前記試料で反射した光を、前記2分の1波長板と前記ファラデー回転子と前記偏光ビームスプリッタを透過させて、前記センサに結像する結像光学系とを有することを特徴とする検査装置に関する。
本発明の第2の態様において、前記2分の1波長板は、前記偏光ビームスプリッタと前記ファラデー回転子の間に配置されることができる。
また、本発明の第2の態様において、前記2分の1波長板は、前記ファラデー回転子と前記対象物の間に配置されていることもできる。
本発明の第2の態様は、前記光学画像について画素毎の階調値を求め、
(1)前記階調値の標準偏差を最小にする前記ファラデー回転子による光の偏光面の回転角度、または、
(2)前記回転角度を変えて取得した複数の光学画像における前記階調値の標準偏差を前記階調値から求められる平均階調値の平方根で割った値が最小になるときの回転角度
を取得する画像処理部と、
前記画像処理部で取得した前記回転角度となるように、前記ファラデー回転子に磁界を印加する、または、ファラデー素子の内部にある光学材料として所望の厚さのものを選択する角度制御部と、
前記ファラデー回転子に前記磁界が印加された状態、または、ファラデー素子の内部にある光学材料として所望の厚さのものが選択された状態で撮像された光学画像に基づいて、前記試料の欠陥検出を行う欠陥検出部とを有することが好ましい。
本発明の第2の態様において、前記光源の波長と前記ファラデー回転子を透過した光を前記試料に照明する対物レンズの開口数によって定まる解像限界は、前記パターンを解像しない値であることが好ましい。
本発明の第2の態様において、前記ファラデー回転子は、光を透過する光学材料を有し、電磁石、永久磁石および電磁石と永久磁石を組み合わせたものよりなる群から選ばれるいずれか1つによって、前記光学材料に前記磁界が印加されることが好ましい。永久磁石のみを使用する場合は、ファラデー回転角の異なる複数の永久磁石を切り替えて使用することが好ましい。
本発明の第3の態様は、所定の波長の光を出射する光源から出射した光を、偏光ビームスプリッタで反射させ、2分の1波長板とファラデー回転子を透過させて、検査対象となる試料に形成された繰り返しパターンの繰り返し方向に対し−5度〜5度と85度〜95度の各範囲にある角度以外の角度の偏光面を有する光にし、前記ファラデー回転子を透過した光を対物レンズで集光して前記試料を照明し、前記試料で反射した光を、前記ファラデー回転子と前記2分の1波長板と前記偏光ビームスプリッタを透過させてセンサに結像し、前記試料に形成されたパターンの光学画像を得る工程と、
前記光学画像について画素毎の階調値を求め、
(1)前記階調値の標準偏差を最小にする前記ファラデー回転子による光の偏光面の回転角度、または、
(2)前記回転角度を変えて取得した複数の光学画像における前記階調値の標準偏差を前記階調値から求められる平均階調値の平方根で割った値が最小になるときの回転角度
を取得する工程と、
前記取得した回転角度となるように、前記ファラデー回転子に磁界を印加する工程と、
前記ファラデー回転子に前記磁界が印加された状態、または、ファラデー素子内の内部にある光学材料として所望の厚さのものが選択された状態で撮像された光学画像に基づいて、前記試料の欠陥検出を行う工程とを有することを特徴とする検査方法に関する。
本発明の第3の態様において、前記光源の波長と前記対物レンズの開口数によって定まる解像限界は、前記パターンを解像しない値であることが好ましい。
本発明の第3の態様において、前記ファラデー回転子は、光を透過する光学材料を有し、
前記ファラデー回転子に磁界を印加する工程は、電磁石、永久磁石および電磁石と永久磁石を組み合わせたものよりなる群から選ばれるいずれか1つによって、前記光学材料に前記磁界を印加する工程であることが好ましい。
本発明の第3の態様において、前記ファラデー回転子に磁界を印加する工程は、磁界の強さの異なる複数の永久磁石から1つの磁石を選択して、前記光学材料に前記磁界を印加する工程であることが好ましい。
本発明の第3の態様において、前記ファラデー回転子に磁界を印加する工程は、前記ファラデー回転子の構成要素となる厚みの異なる複数の光学材料から、前記取得した回転角度を実現する光学材料を選択した後、該光学材料に磁界を印加する工程であることが好ましい。
本発明の第1の態様によれば、反射光学系における光量の低下を最小限に抑制して対象物を撮像することのできる撮像装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、反射光学系における光量の低下を最小限に抑制して検査対象物を撮像し、それによって、検査に不要な光を偏光ビームスプリッタによって排除して高精度の検査を行うことのできる検査装置が提供される。
本発明の第3の態様によれば、反射光学系における光量の低下を最小限に抑制して検査対象物を撮像し、それによって、検査に不要な光を偏光ビームスプリッタによって排除して高精度の検査を行うことのできる検査方法が提供される。
本実施の形態の撮像装置の一例を示す図である。 光の偏光面が回転する様子を説明する図である。 光の偏光面が回転する様子を説明する図である。 本実施の形態の比較例となる撮像装置の一例である。 本実施の形態における検査装置の構成図である。 ショート欠陥の一例を模式的に示す図である。 オープン欠陥の一例を模式的に示す図である。 エッジラフネスによる欠陥を模式的に示す図である。 ライン・アンド・スペースパターンを模式的に示す図である。 図9のパターンに空間周波数フィルタをかけた例の模式図である。 試料の光学画像の取得手順を説明する図である。 マスク上で複数のチップ領域がX方向とY方向に沿って配列されている様子を示す図である。 本実施の形態の撮像装置の他の例を示す図である。
図1は、本実施の形態の撮像装置の一例であり、その構成を示したものである。この撮像装置は、マスク1006を照明する照明光学系OP1と、マスク1006で反射した光をセンサ1007に結像させる結像光学系OP2と、マスク1006のパターンを撮像するセンサ1007とを有する。
照明光学系OP1は、光源1001と、ビーム成形光学系1008と、偏光ビームスプリッタ1002と、2分の1波長板1003と、ファラデー回転子1004と、対物レンズ1005とを有する。ビーム成形光学系1008は、ビームを拡大するエキスパンダレンズ、面光源を生成するインテグレータレンズ、マスク面を所望のサイズで照明するように倍率が設定されたリレーレンズ等を含む。一方、結像光学系OP2は、対物レンズ1005と、ファラデー回転子1004と、2分の1波長板1003と、偏光ビームスプリッタ1002と、結像光学系1009を有する。偏光ビームスプリッタ1002、2分の1波長板1003、ファラデー回転子1004および対物レンズ1005は、照明光学系OP1と結像光学系OP2に共通している。結像光学系1009には、センサ面に所望の倍率でマスクの像を結像するためのレンズ群が含まれる。
図1の光源1001としては、レーザ光源を用いることができる。本実施の形態では、DUV(Deep Ultraviolet radiation;遠紫外)光を出射する光源を用いることが好ましい。これにより、EB(Electron Beam;電子ビーム)を光源に用いた場合に問題となるスループットの低下を引き起こさずに検査をすることができる。
レーザ光源から出射された光は、一般に直線偏光である。本実施の形態では、この直線偏光を用いて、検査対象であるマスク1006を照明し検査を行う。
図1の照明光学系OP1において、光源1001から出射された直線偏光は、偏光ビームスプリッタ1002で反射し、2分の1波長板1003を透過した後、ファラデー回転子1004に入射する。
図2に示すように、ファラデー回転子1004は、光を透過する光学材料1004aと、その周りに巻装したコイル1004bとを有する。光学材料1004aには、光源1001からの光に対して高い透過率を有する材料を用いる。例えば、光源1001としてDUV光を出射するものを用いた場合、SiO、CaFまたはMgFなどの紫外光に透過性を有する材料が光学材料1004aとして用いられる。コイル1004bは、電流を流すことによって、光学材料1004aに、光の進行方向に沿って平行な方向に磁場が加えられるよう巻装されている。
ファラデー回転子1004は、ファラデー効果によって光の偏光面を回転させる。ここで、ファラデー効果とは、光学材料に直線偏光を入射させ、光の進行方向と同一の方向に磁場を加えると、直線偏光の2つの成分(右回りの円偏光と左回りの円偏光)の位相速度にずれが生じ、その結果、出口での位相差によって、光学材料から出てくる光(直線偏光)の偏光面が回転する現象を言う。
本実施の形態では、光がファラデー回転子1004を2回透過することで、その偏光面が往復で90度回転することが好ましい。つまり、光学材料へは、光が往復で90度回転するように磁界が印加されることが好ましい。図2および図3は、光の偏光面が回転する様子を説明する図である。尚、これらの図において、図1と同じ符号を付したものは同じものであることを示している。
図2の例では、2分の1波長板1003を透過することによって、直線偏光Lの偏光面は45度回転する。続いて、ファラデー回転子1004を透過することによって、この直線偏光Lは、偏光面をさらに45度回転させる。その後、この直線偏光Lは、対物レンズ1005によってマスク(図2では図示されない)上に結像される。
次に、図3において、マスク(図3では図示されない)で反射した直線偏光Lは、対物レンズ1005を透過し、続いて、ファラデー回転子1004に入射する。ファラデー回転子1004を透過することによって、直線偏光Lの偏光面は45度回転する。次いで、2分の1波長板1003を透過することによって、直線偏光Lの偏光面は−45度回転する。
このように、図2および図3の例では、光源1001から出射された光は、ファラデー回転子1004を2回透過することで、偏光方向が90度回転する。これにより、図1において、光源1001から出射された光は、偏光ビームスプリッタ1002で反射されて、マスク1006へ向かうが、マスク1006で反射された光は、偏光方向が90度回転することで、偏光ビームスプリッタ1002を透過するようになり、光源1001ではなく、センサ1007へ向かう。センサ1007に光が入射することで、センサ1007は、マスク1006の光学画像を撮像する。
また、マスク1006を照明する光の偏光方向は、ファラデー回転子1004と2分の1波長板1003の双方によって変化する。ここで、ファラデー回転子1004については、光学材料に印加する磁場の大きさを変えることで、光の偏光方向の角度を変化させることができる。一方、2分の1波長板1003については、これに回転機構を設けることで、回転角を任意に変化させることが可能である。
尚、上記では、ファラデー回転子の例として、コイルに電流を流すことによって、光学材料に磁場が加えられるものを述べたが、ファラデー回転子は、こうした電磁石を用いたものには限られず、永久磁石を用いたものや、電磁石と永久磁石を組み合わせたものであってもよい。光の屈折率は、温度に応じてほぼ直線的に変化する。そのため、電磁石では、コイルに温度分布が生じて収差が発生するおそれがある。一方、永久磁石を用いた場合にはこうした問題を回避可能である。この場合、必要とする回転角に応じた磁場が発生するよう、永久磁石の種類や個数を変更可能なようにしておくことが好ましい。また、永久磁石と電磁石を組み合わせたものであれば、基本となる磁場を発生させる永久磁石を設けたうえで、必要とする回転角を生じさせるのに要する磁場の分だけを電磁石で発生させるようにすることが可能である。この構成であれば、永久磁石の交換等が不要となり、また、温度上昇を最小限に抑えることができる。
図4は、本実施の形態の比較例となる撮像装置の一例である。この撮像装置では、光源2001から出射され、ハーフミラー2002で反射した光は、2分の1波長板2003を透過した後、対物レンズ2005を介してマスク2006を照明する。そして、マスク2006で反射した光は、対物レンズ2005、2分の1波長板2003、ハーフミラー2002を透過した後、センサ2007に入射する。
図4の構成の撮像装置によっても、図1と同様の偏光特性を持った光をマスク2006に照明し、また、センサ2007に入射させることが可能である。しかしながら、この構成では、ハーフミラー2002の特性によって、光源2001からの光の光量が大幅に低下する。つまり、ハーフミラー2002で反射した光のみをマスク2006への照明光として利用することで、光源2001からの光の光量は2分の1に低下する。また、マスク2006からの反射光のうち、ハーフミラー2002を透過した光のみをセンサへの入射光として利用することで、光の光量はさらに2分の1に低下する。したがって、図4の撮像装置の場合、センサ2007に入射する光は、光源2001からの光の光量の4分の1になってしまう。
これに対して、図1に示す、本実施の形態の撮像装置によれば、ハーフミラーを使用しないので、光源1001から出射された光の光量低下を最小限に抑えることができる。これにより、検査を行ううえで十分な光量の光をセンサ1007に入射させることができるので、検査装置に適用した場合、検査精度の向上を図り、また、検査時間の短縮を実現することが可能である。尚、この撮像装置は、検査装置以外の他の用途にも適用可能である。
ところで、回路パターンの微細化が進むことにより、パターンの寸法は、検査装置の光学系の解像度よりも微細となっている。例えば、パターンの線幅が50nmよりも小さくなると、DUV光を用いた光源では解像できなくなる。しかしながら、図1の撮像装置を用いた本実施の形態の検査装置によれば、こうした微細なパターンについても精度よく検査することが可能である。そこで、次に、本実施の形態の検査装置について説明する。
図5は、本実施の形態における検査装置100の構成図である。検査装置100は、図1に示す光学系を備えている。また、検査装置100は、光学画像取得部Aと制御部Bを有する。
まず、光学画像取得部Aについて説明する。
光学画像取得部Aは、図1で説明した光学系の他に、垂直方向(Z方向)に移動可能なZテーブル2と、水平方向(X方向、Y方向)に移動可能なXYテーブル3と、センサ回路106と、レーザ測長システム122と、オートローダ130とを有する。尚、XYテーブル3は、回転方向にも移動可能な構造とすることができる。
検査対象となる試料1は、Zテーブル2の上に載置される。Zテーブル2は、XYテーブル3の上に設けられている。試料1としては、例えば、フォトリソグラフィ技術で用いられるマスクや、ナノインプリント技術で用いられるテンプレートなどが挙げられる。
試料1には、ライン・アンド・スペースパターンなどの繰り返しパターン、すなわち、周期性を持って繰り返される規則的なパターンが形成されている。このパターンの少なくとも一部は、光学解像限界以下のサイズのパターンである。光学解像限界以下のパターンとしては、例えば、半導体チップのメモリマット部に形成されるパターンなどが挙げられる。ここで、解像限界とは、検査装置100における光学系の解像限界、すなわち、光源1001からの光の波長(λ)と、対物レンズ1005の開口数(NA)とによって定まる解像限界(R=λ/2NA)を言う。本実施の形態における解像限界は、試料1に形成されたパターンの少なくとも一部を解像しない値である。
試料1は、Zテーブル2に設けられた支持部材(図示せず)により、3点で支持されることが好ましい。試料1を4点で支持する場合には、支持部材に対して高精度の高さ調整が必要となる。また、高さ調整が不十分であると、試料1が変形するおそれがある。これに対して、3点支持によれば、試料1の変形を最小限に抑えながら、試料1を支持することができる。支持部材は、例えば、頭面が球状のボールポイントを用いて構成される。また、例えば、3つの支持部材のうちの2つの支持部材は、試料1の四隅のうちの対角でない、隣接する二隅で試料1に接する。3つの支持部材のうちの残る1つの支持部材は、他の2つの支持部材が配置されていない二隅の間の領域に配置される。
光源1001は、試料1に対して、その光学画像を取得するための光を照射する。光源1001から出射された光は、ビーム成形光学系1008によりビーム成形された後に、偏光ビームスプリッタ1002で反射し、2分の1波長板1003を透過した後、ファラデー回転子1004に入射する。ファラデー回転子1004を透過した光は、対物レンズ1005によって試料1上に照明される。
試料1で反射した光は、対物レンズ1005を透過した後、ファラデー回転子1004、2分の1波長板1003、偏光ビームスプリッタ1002を透過した後、結像光学系1009により所定の倍率に拡大され、センサ1007に入射する。センサ1007は、マスク1の光学画像を撮像する。
ところで、光学解像限界以下のパターンの検査では、ライン同士が短絡するショート欠陥や、ラインが断線するオープン欠陥の検出が目的となる。図6にショート欠陥の例を示す。領域a1では、隣接する2つのライン同士が繋がっており、ショート欠陥となっている。また、図7は、オープン欠陥の例である。領域a2では、ラインの一部が断線している。こうしたショート欠陥やオープン欠陥は、マスクの性能に深刻な影響を及ぼす。ナノインプリントリソグラフィ用テンプレートの場合、図6や図7における黒の領域は、白の領域に対して数10nmの深さで掘り込まれていることを表している。
一方、パターン欠陥の他の形態として、図8の領域a3に見られるように、エッジラフネスが大きくなるものがある。こうした欠陥がマスクとしての性能に与える影響は、ショート欠陥やオープン欠陥とは異なり限定的とされる。ナノインプリントリソグラフィ用テンプレートの場合、図8における黒の領域は、白の領域に対して数10nmの深さで掘り込まれていることを表している。
このように、欠陥の中には、実質的に問題になる欠陥とそうではない欠陥とがあり、検査においては、問題となる欠陥のみが検出されればよい。具体的には、ショート欠陥やオープン欠陥は検出される必要があるが、エッジラフネスは検出されなくてもよい。しかしながら、ショート欠陥、オープン欠陥、エッジラフネスのいずれもが解像限界以下の大きさであって、さらにこれらが解像限界以下のパターン、より詳しくは、検査装置の光学系の解像限界以下の周期の繰り返しパターンに混在する場合、この光学系による観察では、ショート欠陥やオープン欠陥による明暗と、エッジラフネスによる明暗との区別がつかない。その理由として、パターンの光学画像においては、ショート欠陥、オープン欠陥、エッジラフネスのいずれもが、同じサイズ、つまり、解像限界程度のサイズに広がってしまい、同じようにぼけてしまうことが挙げられる。
図9は、検査対象となる試料に設けられたライン・アンド・スペースパターンを模式的に示したものである。尚、図9において、パターンの寸法は、光学系の解像限界より小さいとする。また、ナノインプリントリソグラフィ用テンプレートの場合、図9における黒の領域は、白の領域に対して数10nmの深さで掘り込まれていることを表している。この図の領域b1では、ラインパターンの一部が欠けており、オープン欠陥となっている。また、領域b2では、パターンのエッジラフネスが大きくなっている。こうした領域b1におけるオープン欠陥と領域b2におけるエッジラフネスによる欠陥の違いは、実際のマスク上では明確に区別されるが、光学系を介しての観察では違いを区別できなくなる。これは、光学系が、光源の光の波長λと、開口数NAとで決まる空間周波数フィルタとしてふるまうためである。
図10は、図9のパターンに空間周波数フィルタをかけたものである。この図からは、領域b1における欠陥と、領域b2における欠陥とが、同程度のサイズに広がっており、形状の違いが判別し難くなっていることが分かる。このように、解像限界以下のオープン欠陥とエッジラフネスを光学系によって区別するのは原理的に困難である。これは、ショート欠陥とエッジラフネスについても同様である。
ところで、ショート欠陥やオープン欠陥のような大きな欠陥は、エッジラフネスによる欠陥のような小さな欠陥に比べて、照明光の偏光状態に与える影響が大きい。具体的には、図6に示すようなショート欠陥の場合、隣り合うライン同士が接続することにより、照明光の電場成分に対する感受性が縦方向と横方向で異なるようになる。
例えば、マスクに直線偏光を垂直に入射させる場合を考える。直線偏光の偏光方向が、ライン・アンド・スペースパターンのエッジに沿う方向に対して45度であるとき、入射光の電場は、縦成分と横成分で等しいのに対し、オープン欠陥およびショート欠陥による反射光の電場は、縦成分と横成分の差が大きくなる。その結果、ショート欠陥で反射した光の偏光状態は、入射光の偏光状態と異なるようになる。
これに対して、図8に示すようなエッジラフネスによる欠陥の場合は、ライン同士が接続したり、ライン同士が断線したりすることはなく、また、欠陥とは言っても、エッジラフネスにおける凹凸のサイズは、ショート欠陥やオープン欠陥よりも微細であるため、照明光の電場成分の横方向と縦方向に対する感受性の差はそれほど大きくない。
このため、マスクに直線偏光を入射させる場合において、直線偏光の偏光方向がライン・アンド・スペースパターンのエッジに沿う方向に対して45度であるとき、エッジラフネスにより散乱した光の偏光方向は、入射光の偏光方向である45度に近い値となる。但し、エッジラフネスの方向がライン・アンド・スペースの方向に依存するため、偏光への感受性は縦方向と横方向で完全に同一にはならず、反射光の偏光方向は45度から僅かにずれた値をとる。
図12は、複数のチップ領域がX方向とY方向に沿って配列された例である。各チップ領域の中には、繰り返しパターンが形成されている。繰り返しパターンは、例えば、ライン・アンド・スペースパターンなどの配線パターン、具体的には、複数のライン部がX方向に沿って一定のピッチで配列したパターンとすることができる。この場合、ライン部の配列方向(X方向)を「繰り返しパターンの繰り返し方向」と言う。
本実施の形態においては、入射する光線の偏光方向が、マスクに形成された繰り返しパターンの繰り返し方向に対して45度の角度をなすようにすることが好ましい。
入射する光線の偏光方向が、繰り返しパターンの繰り返し方向に対して45度であるとき、入射光の電場は縦成分と横成分で等しい。これに対し、ライン部同士が短絡するショート欠陥による反射光の電場は、縦成分より横成分の方が大きくなる。その結果、ショート欠陥で反射した光の偏光方向は、繰り返しパターンの繰り返し方向に傾くようになる。また、同じ例で、ライン部が断線するオープン欠陥の場合は、繰り返しパターンの繰り返し方向と直交する方向に傾くようになる。
このように、ショート欠陥やオープン欠陥と、エッジラフネスとでは、照明光の偏光状態に与える影響が異なる。したがって、この差を利用することにより、光学系の解像限界以下のパターンであっても、欠陥を分類することが可能である。具体的には、照明光の偏光状態と、マスクで反射した光を結像する光学系における偏光制御素子の条件とを制御することで、エッジラフネスによる明暗のムラを偏光制御素子で除去し、ショート欠陥やオープン欠陥による振幅変化のみを抽出することができる。
具体的には、図5において、試料1のエッジラフネスで散乱した光が偏光ビームスプリッタ1002によって反射されてセンサ1007に入射するのが防がれるように、ファラデー回転子1004による光の偏光面の回転角度(ファラデー回転角θ)を変える。ショート欠陥やオープン欠陥で散乱した光は、エッジラフネスで散乱された光とは偏光方向が異なるため、偏光ビームスプリッタ1002を透過することができ、センサ1007に入射する。これにより、センサ1007で撮像される光学画像は、エッジラフネスによる明暗のムラが除かれる一方、ショート欠陥やオープン欠陥は残された状態のものとなるので、この光学画像によれば、ショート欠陥やオープン欠陥の検査が容易となる。つまり、センサ1007で撮像された光学画像を用いて、光学解像限界以下のパターンを検査することができる。
ファラデー回転角θは、次のようにして変えられる。
図2や図3に示すように、ファラデー回転子1004は、光学材料1004aと、その周りに巻装したコイル1004bとを有する。コイル1004bに流す電流を変えることにより、光学材料1004aに印加される磁場の強さを制御して、ファラデー回転角θを変えることができる。ここで、ファラデー回転角θは、次式で表される。尚、Hは磁場の強さ、lは、偏光が通過する物質の長さを表す。また、Vは、物質の種類、偏光の波長および温度に依存する定数であり、ベルデ定数と称される。
例えば、光学材料1004aとして、DUV光に対して高い透過率を有するSiO、CaFまたはMgFなどを用いた場合、これらはいずれも自発磁化を持たないため、所望とするファラデー回転角θを得るには、光学材料1004aに大きな磁界を印加する必要がある。
ショート欠陥やオープン欠陥で散乱した光を、エッジラフネスで散乱した光と分離するのに適当なファラデー回転角θは、パターンの構造によって異なる。このため、検査装置100では、試料1のパターンに応じて、ファラデー回転角θが変えられるようになっている。具体的には、角度制御回路14でファラデー回転子1004のコイルに流れる電流の大きさを変え、それによって、光学材料に印加される磁場の強さを変化させて、パターンの種類に応じたファラデー回転角θとなるようにしている。
尚、ファラデー回転子に永久磁石を使用する場合には、磁界の強さの異なる複数の永久磁石を用意しておく。そして、パターンの種類に応じたファラデー回転角θとなるような永久磁石を選択して、光学材料に必要な磁界が印加されるようにする。
また、ファラデー回転角θは、光学材料の厚みを変えることによっても変化する。したがって、厚みの異なる光学材料を複数用意しておき、パターンの種類に応じたファラデー回転角θを実現可能な光学材料を選択してもよい。この場合、光学材料に印加する磁界の大きさは、光に与えるファラデー回転角によらず同一にできる。
例えば、試料1上に形成された繰り返しパターンの繰り返しの方向に対して45度の偏光面を有する光が照射されると、ショート欠陥やオープン欠陥のような大きな欠陥と、エッジラフネスによるような小さな欠陥との間で、光の電場成分に対する感受性に違いが現れるようにすることができる。一方、光の偏光面が試料1上に形成された繰り返しパターンの繰り返しの方向に対して0度や90度であると、光の感受性は欠陥間で同じとなるため区別できない。つまり、パターンに照射される光の偏光面は、パターンの繰り返しの方向に対して必ずしも45度である必要はないが、0度や90度でないことが重要である。換言すると、光の偏光面は、−5度〜5度と、85度〜95度の各範囲にある角度以外の角度とすることが好ましい。
マスク1006を照明する光の偏光方向は、ファラデー回転子1004だけではなく、2分の1波長板1003によっても変化する。本実施の形態では、2分の1波長板1003に回転機構を設け、光の偏光面を任意の角度で回転させられるようにすることが好ましい。尚、2分の1波長板1003は、図13に示すように、ファラデー回転子1004とマスク1006、より詳しくは、ファラデー回転子1004と対物レンズ1005の間に配置されていてもよい。
次に、図5の制御部Bについて説明する。
制御部Bでは、検査装置100において全体の制御を司る制御計算機110が、データ伝送路となるバス120を介して、位置回路107、画像処理回路108、角度制御回路14、欠陥検出回路134、オートローダ制御回路113、XYテーブル制御回路114a、Zテーブル制御回路114b、記憶装置の一例となる磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、フレキシブルディスク装置116、ディスプレイ117、パターンモニタ118およびプリンタ119に接続されている。
尚、図5において、「〜回路」と記載したものは、「〜部」とも表現される。例えば、画像処理回路108は本発明の画像処理部に、角度制御回路14は本発明の角度制御部に、欠陥検出回路134は本発明の欠陥検出部に、それぞれ対応する。これらは、電気的回路により構成することができるが、コンピュータで動作可能なプログラムによって構成されていてもよい。さらに、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせやファームウェアとの組み合わせによって実施されるものであってもよい。プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置109に記録されることができる。例えば、図5の各回路は、電気的回路で構成されてもよく、制御計算機110によって処理することのできるソフトウェアとして実現されてもよい。また、電気的回路とソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
Zテーブル2は、Zテーブル制御回路114bによって制御されたモータ17bによって駆動される。また、XYテーブル3は、XYテーブル制御回路114aによって制御されたモータ17aによって駆動される。尚、上記の各モータには、例えば、ステップモータを用いることができる。
次に、検査装置100を用いた検査方法の一例を述べる。
試料1の光学画像の具体的な取得方法の一例は、次の通りである。
試料1は、垂直方向に移動可能なZテーブル2の上に載置される。Zテーブル2はXYテーブル3の上に配置されており、XYテーブル3が移動することによって、試料1は、水平方向および垂直方向のいずれにも移動可能である。XYテーブル3の移動位置は、レーザ測長システム122により測定されて位置回路107に送られる。また、XYテーブル3上の試料1は、オートローダ制御回路113により駆動されるオートローダ130から自動的に搬送され、検査終了後には自動的に排出される。
光源1001は、試料1を照明する光を出射する。光源1001から出射された直線偏光は、偏光ビームスプリッタ1002で反射し、2分の1波長板1003を透過した後、ファラデー回転子1004に入射する。ファラデー回転子1004を透過した光は、対物レンズ1005によって試料1上に結像される。対物レンズ1005と試料1との距離は、Zテーブル2を垂直方向に移動させることで調整可能である。
次いで、試料1で反射した光は、対物レンズ1005を透過した後、ファラデー回転子1004、2分の1波長板1003、偏光ビームスプリッタ1002を透過した後、センサ1007に入射する。センサ1007は、試料1の光学画像を撮像する。
図11は、試料1に形成されたパターンの光学画像を取得する手順を説明する図である。
図11に示すように、試料1上の検査領域は、短冊状の複数のフレーム20,20,20,20,・・・に仮想的に分割されている。そして、各フレーム20,20,20,20,・・・が連続的に走査されるように、図5のXYテーブル3の動作が、XYテーブル制御回路114aによって制御される。具体的には、XYテーブル3が−X方向に移動しながら、センサ1007に図11に示されるような走査幅Wの画像が連続的に入力される。
すなわち、第1のフレーム20における画像を取得した後、第2のフレーム20における画像を取得する。この場合、XYテーブル3が第1のフレーム20における画像の取得時とは逆方向(X方向)に移動しながら光学画像を取得し、走査幅Wの画像がセンサ1007に連続的に入力される。第3のフレーム20における画像を取得する場合には、第2のフレーム20における画像を取得する方向とは逆方向(−X方向)、すなわち、第1のフレーム20における画像を取得した方向に、XYテーブル3が移動する。尚、図11の斜線部分は、上記のようにして光学画像の取得が済んだ領域を模式的に表したものである。
センサ1007に結像したパターンの像は、光電変換された後、さらにセンサ回路106によってA/D(アナログデジタル)変換される。尚、センサ1007には、例えば、撮像素子としてのCCDカメラを一列に並べたラインセンサが用いられる。ラインセンサの例としては、TDI(Time Delay Integration)センサが挙げられる。この場合、XYテーブル3がX軸方向に連続的に移動しながら、TDIセンサによって試料1のパターンが撮像される。
センサ1007で撮像された後、センサ回路106でA/D変換された光学画像データは、画像処理回路108へ送られる。画像処理回路108では、光学画像データが画素毎の階調値で表される。例えば、256段階の階調値を有するグレースケールより、0階調から255階調のいずれかの値が、各画素に与えられる。そして、このデータは、後述するように、試料1の光学解像限界以下のパターンの検査に利用される。
また、画像処理回路108では、試料1からの光のうち、エッジラフネスで散乱した光がセンサ1007に入射するのが防がれるように、ファラデー回転子1004によるファラデー回転角θが設定される。次いで、この結果を角度制御回路14へ送り、角度制御回路14でファラデー回転子1004のコイルに流れる電流の大きさを変え、それによって、光学材料に印加される磁場の強さを変化させて、画像処理回路108で設定されたファラデー回転角θとなるようにする。そして、この状態で改めて試料1に光源1001の光を照明すると、ショート欠陥やオープン欠陥で散乱した光が、エッジラフネスで散乱した光と分離されて2分の1波長板1003と偏光ビームスプリッタ1002を透過し、センサ1007に入射する。その結果、センサ1007で撮像される光学画像は、エッジラフネスによる明暗のムラが除かれる一方、ショート欠陥やオープン欠陥は残された状態のものとなる。したがって、この光学画像を用いることにより、ショート欠陥やオープン欠陥の検査、すなわち、光学解像限界以下のパターンの検査ができる。
ここで、エッジラフネスによる明暗のムラを除去する条件を見出す具体的方法について述べる。
一般に、検査対象となるマスクやテンプレートにおいて、ショート欠陥やオープン欠陥は極僅かしか存在しないのに対し、エッジラフネスは全面に渡って多く存在する。例えば、100μm×100μmの領域の光学画像を取得したとき、この領域にショート欠陥やオープン欠陥が含まれる可能性は低く、また、含まれたとしても領域内での欠陥の数は僅かである。つまり、この領域内における光学画像の殆どは、エッジラフネスに起因するものである。このことは、エッジラフネスによる欠陥を排除する条件は、100μm×100μm程度の大きさの光学画像1つから求められることを意味する。
既に述べたように、光学画像におけるエッジラフネスによる階調値の変化は、センサ1007に入射する光の偏光方向を制御することで除くことができる。具体的には、ファラデー回転子1004によるファラデー回転角θを制御することで、センサ1007に入射するエッジラフネスによる散乱光の光量を変化させて、光学画像における明暗の振幅を変えることができる。
光学画像における明暗の振幅は、画素毎の階調値の標準偏差で表される。例えば、図5の検査装置100において、(図1で説明した)光学系の画素分解能が50nmであるとき、100μm×100μmの領域の光学画像は400万画素で表現される。つまり、この光学画像1つから400万個の階調値の標本が得られる。
暗視野照明系では、上記標本について標準偏差を求め、得られた値をエッジラフネスに起因する散乱光の程度と定義し、この値が最小となるように結像光学系側の偏光状態、すなわち、ファラデー回転角θを調整する。このようにすることで、センサ1007に入射する、エッジラフネスに起因する散乱光の光量を最小限にすることができる。
一方、明視野照明系における光学画像の場合、エッジラフネスによる明暗の程度は、0次光の影響を受ける。この理由は、次の通りである。検査対象には、解像限界以下の微細な周期パターンがあるため、構造性複屈折による位相差の効果によって、0次光の偏光状態が変化する。それ故、エッジラフネスに起因する反射光を除去する目的でファラデー回転角θを変えると、ベースとなる光量も変化する。明視野像は、ショート欠陥やオープン欠陥、エッジラフネスからの散乱光の電場振幅と、0次光の電場振幅との積であるので、エッジラフネスによる明暗の程度が0次光の強度の影響を受ける結果となる。
エッジラフネスに起因する散乱光の影響を除いて、ショート欠陥やオープン欠陥を検出する感度を向上させるには、0次光に起因する関数(具体的には、0次光の電場振幅を表す関数)が極小になる条件ではなく、エッジラフネスに起因する関数(具体的には、エッジラフネスによる散乱光の電場振幅を表す関数)が極小になる条件を見出す必要がある。0次光に起因する関数が極小になるのは、単にベース光量が最小になる条件に過ぎず、エッジラフネスによる影響を排除しきれないためである。
エッジラフネスに起因する関数が極小になる条件は、光学画像の階調値の標準偏差σと、平均階調値Aとを用いた演算により求められる。ここで、標準偏差σは、様々なノイズ要因からなるが、特にエッジラフネスによる明暗の影響を大きく受ける。また、光学画像の平均階調値Aは、ベース光量、つまり、0次光の強度である。そして、エッジラフネスに起因する散乱光の電場振幅は、光学画像の標準偏差σを平均階調値Aの平方根で割った値に比例する。エッジラフネスに起因する明暗の振幅を最小にする条件を見出すには、ファラデー回転角θを変えて光学画像を取得し、得られた光学画像における階調値の標準偏差を平均階調値の平方根で割った値
を算出する。そして、この値
が最小になるファラデー回転角θを求めればよい。
上述したように、ショート欠陥やオープン欠陥のように大きな欠陥は、照明光の電場成分に対する感受性が縦方向と横方向で異なる。したがって、こうした欠陥に起因する散乱光の電場振幅が極小になるときのファラデー回転角θは、エッジラフネスに起因する散乱光の場合とは異なる。すなわち、エッジラフネスに起因する散乱光の電場振幅が極小になるときのファラデー回転角θを適用しても、ショート欠陥やオープン欠陥に起因する散乱光の電場振幅が極小になることはない。したがって、エッジラフネスに起因する明暗の振幅に埋もれることなく、ショート欠陥やオープン欠陥を検出することが可能となる。
尚、ショート欠陥やオープン欠陥で散乱した光を、エッジラフネスで散乱した光と分離するのに適当なファラデー回転角θがパターンの構造によって異なることについては、既に述べたが、これはさらに次のように詳述される。
エッジラフネスに起因する散乱光の電場振幅が極小になるときのファラデー回転角θは、検査対象に形成されたパターンの構造によって異なる。例えば、パターンのピッチ、掘り込みの深さ、ラインとスペースの比率などが変化すると、電場振幅が極小になるファラデー回転角θも変化する。したがって、検査対象のパターンの構造に応じてファラデー回転角θを求める必要がある。つまり、全ての検査対象が同じパターンを有する場合には、予め求めたファラデー回転角θを使い続けることができるが、検査対象のパターンが検査対象毎に異なるパターンを有する場合には、各々の検査対象に応じてファラデー回転角θを変える必要がある。また、設計上は同じパターンであっても、様々な誤差要因によって、掘り込みの深さや、ラインとスペースの比率が微少に変化し、散乱光の電場振幅を最小にするファラデー回転角θが変化することがある。この場合、同一パターンを有する検査対象であっても、検査対象の個体毎にファラデー回転角θを変化させる必要がある。
以上のようにして、エッジラフネスによる明暗のムラを排除する条件、すなわち、ファラデー回転角θを求めることができる。この処理は、試料1の検査の前段階で行われる。すなわち、エッジラフネスによる欠陥を排除する条件を見出すために、ファラデー回転角θを変えながら、試料1の光学画像をセンサ1007で撮像する。具体的には、角度制御回路14でファラデー回転子1004のコイル1004bに流れる電流の大きさを変え、それによって、光学材料に印加される磁場の強さを変化させて、所定のファラデー回転角θとなるようにする。例えば、所定のファラデー回転角θの値毎に、100μm×100μm程度の大きさの光学画像が1つずつ得られればよい。取得された光学画像のデータは、センサ回路106を通じて画像処理回路108に送られ、試料1からの光のうち、エッジラフネスで散乱した光がセンサ1007に入射するのが防がれるように、ファラデー回転子1004によるファラデー回転角θが設定される。
既に述べたように、画像処理回路108では、光学画像データが画素毎の階調値で表されるので、暗視野照明系の場合には、例えば、1つの光学画像について標準偏差を求め、得られた値をエッジラフネスに起因する散乱光の程度と定義し、この値が最小になるときのファラデー回転角θを求める。一方、明視野照明系の場合には、ファラデー回転角θを変えて光学画像を取得し、得られた各光学画像における階調値の標準偏差σを平均階調値Aの平方根で割った値を算出する。そして、この値が最小になるときのファラデー回転角θを求める。
画像処理回路108で求められたファラデー回転角θに関する情報は、角度制御回路14へ送られる。角度制御回路14は、画像処理回路108からの情報にしたがって、ファラデー回転子1004のコイル1004bに流れる電流の大きさを制御する。これにより、ファラデー回転子1004の光学材料に印加される磁場の強さが変化し、ファラデー回転角θを画像処理回路108で求められた値とすることができる。
ファラデー回転角θを上記値とすることによって、エッジラフネスで散乱した光がセンサ1007に入射するのが防がれるので、ショート欠陥やオープン欠陥で散乱した光は、エッジラフネスで散乱した光と分離されて2分の1波長板1003と偏光ビームスプリッタ1002を透過し、センサ1007に入射する。センサ1007で撮像される光学画像は、エッジラフネスによる明暗のムラが除かれる一方、ショート欠陥やオープン欠陥は残された状態のものとなる。したがって、この光学画像を用いることにより、ショート欠陥やオープン欠陥の検査、すなわち、光学解像限界以下のパターンの検査ができる。
(エッジラフネスによる欠陥が除かれた)光学画像データが画像処理回路108に送られると、光学画像における画素データが画素毎の階調値で表される。
画像処理回路108で得られた階調値に関する情報は、欠陥検出回路134へ送られる。光学系の解像限界以下の繰り返しパターンに、ショート欠陥やオープン欠陥があると、パターンの規則性に乱れが生じて、欠陥がある箇所の階調値が周囲の階調値とは異なるようになる。これにより、ショート欠陥やオープン欠陥を検出することができる。具体的には、欠陥検出回路134は、例えば、平均階調値を中心として上下に閾値を持ち、画像処理回路108から送られた階調値がこの閾値を超えたときにその箇所を欠陥として認識する。尚、上記の閾値レベルは検査の前に予め設定される。欠陥検出回路134で得られた欠陥情報は、例えば、磁気ディスク装置109に保存される。
尚、検査装置100は、検査機能に加えてレビュー機能を有することも可能である。ここで、レビューとは、オペレータによって、検出された欠陥が実用上問題となるものであるかどうかを判断する動作である。
例えば、欠陥処理回路134で欠陥と判定された箇所の座標と、その光学画像がレビュー装置(図示せず)に送られる。オペレータは、この光学画像を手本となる基準画像と見比べてレビューする。レビューによって判別された欠陥情報は、欠陥情報リストとして、磁気ディスク装置109に保存することができる。尚、基準画像としては、例えば、検査対象のパターンの設計データから作成された参照画像が用いられる。
本実施の形態によれば、ハーフミラーに変えて偏光ビームスプリッタとファラデー回転子を組み合わせて用いることにより、反射照明光学系における光量の低下を最小限に抑制して対象物を撮像することのできる撮像装置が提供される。さらに、この撮像装置を用いることにより、反射照明光学系における光量の低下を最小限に抑制して検査対象物を撮像し、それによって、高精度の検査を行うことのできる検査装置および検査方法が提供される。
また、本実施の形態によれば、ファラデー回転角θを変えることによって、光学解像限界以下のパターンの検査を行うことができる。すなわち、本実施の形態の検査装置および検査方法によれば、微細なパターンを精度よく、スループットの低下を引き起こさずに検査することができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
また、上記実施の形態では、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要としない部分についての記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができることは言うまでもない。その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更し得る全ての撮像装置、検査装置および検査方法は、本発明の範囲に包含される。
1 試料
2 Zテーブル
3 XYテーブル
14 角度制御回路
17a,17b モータ
20,20,20,20 フレーム
100 検査装置
106 センサ回路
107 位置回路
108 画像処理回路
109 磁気ディスク装置
110 制御計算機
113 オートローダ制御回路
114a XYテーブル制御回路
114b Zテーブル制御回路
115 磁気テープ装置
116 フレキシブルディスク装置
117 ディスプレイ
118 パターンモニタ
119 プリンタ
120 バス
122 レーザ測長システム
130 オートローダ
134 欠陥検出回路
1001,2001 光源
1002 偏光ビームスプリッタ
1003,2003 2分の1波長板
1004 ファラデー回転子
1004a 光学材料
1004b コイル
1005,2005 対物レンズ
1006,2006 マスク
1007,2007 センサ
1008 ビーム成形光学系
1009 結像光学系
2002 ハーフミラー

Claims (20)

  1. 所定の波長の光を出射する光源と、
    前記光源からの光が入射する偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタからの光が入射するファラデー回転子と、
    前記ファラデー回転子を透過した光を対象物に照明する対物レンズと、
    前記対象物で反射した光を、前記対物レンズ、前記ファラデー回転子および前記偏光ビームスプリッタを介して入射させて、前記対象物の光学画像を撮像するセンサとを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ファラデー回転子には、前記ファラデー回転子を透過する前の光の偏光面が、前記ファラデー回転子を往復して透過することで90度回転するように磁界が印加されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. ファラデー回転子は、光を透過する光学材料を有し、
    電磁石、永久磁石および電磁石と永久磁石を組み合わせたものよりなる群から選ばれるいずれか1つによって、前記光学材料に前記磁界が印加されることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記偏光ビームスプリッタと前記対象物の間に2分の1波長板が配置されており、
    前記2分の1波長板によって前記対象物を照明する光の偏光方向を変化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記2分の1波長板は、前記偏光ビームスプリッタと前記ファラデー回転子の間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記2分の1波長板は、前記ファラデー回転子と前記対象物の間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記2分の1波長板は回転機構を有し、
    前記回転機構によって前記2分の1波長板の角度を変えて前記光の偏光方向を変化させることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記光源の波長と前記対物レンズの開口数によって定まる解像限界は、前記対象物に形成されたパターンを解像しない値であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記光学画像について画素毎の階調値を求め、
    (1)前記階調値の標準偏差を最小にする前記ファラデー回転子による光の偏光面の回転角度、または、
    (2)前記回転角度を変えて取得した複数の光学画像における前記階調値の標準偏差を前記階調値から求められる平均階調値の平方根で割った値が最小になるときの回転角度
    を取得する画像処理部と、
    前記画像処理部で取得した前記回転角度となるように、前記ファラデー回転子に磁界を印加する、または、ファラデー素子の内部にある光学材料として所望の厚さのものを選択する角度制御部と、
    前記ファラデー回転子に前記磁界が印加された状態、または、ファラデー素子の内部にある光学材料として所望の厚さのものが選択された状態で撮像された光学画像に基づいて、前記試料の欠陥検出を行う欠陥検出部とを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 所定の波長の光を出射する光源と、前記光源から出射した光を反射する偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタと検査対象となる試料の間に配置されて前記偏光ビームスプリッタで反射した光を透過する2分の1波長板およびファラデー回転子とを有し、前記試料に形成された繰り返しパターンの繰り返し方向に対し−5度〜5度と85度〜95度の各範囲にある角度以外の角度の偏光面を有する光で前記試料を照明する照明光学系と、
    前記試料に形成されたパターンの光学画像を得るセンサと、
    前記試料で反射した光を、前記2分の1波長板と前記ファラデー回転子と前記偏光ビームスプリッタを透過させて、前記センサに結像する結像光学系とを有することを特徴とする検査装置。
  11. 前記2分の1波長板は、前記偏光ビームスプリッタと前記ファラデー回転子の間に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の検査装置。
  12. 前記2分の1波長板は、前記ファラデー回転子と前記対象物の間に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の検査装置。
  13. 前記光学画像について画素毎の階調値を求め、
    (1)前記階調値の標準偏差を最小にする前記ファラデー回転子による光の偏光面の回転角度、または、
    (2)前記回転角度を変えて取得した複数の光学画像における前記階調値の標準偏差を前記階調値から求められる平均階調値の平方根で割った値が最小になるときの回転角度
    を取得する画像処理部と、
    前記画像処理部で取得した前記回転角度となるように、前記ファラデー回転子に磁界を印加する、または、ファラデー素子の内部にある光学材料として所望の厚さのものを選択する角度制御部と、
    前記ファラデー回転子に前記磁界が印加された状態、または、ファラデー素子の内部にある光学材料として所望の厚さのものが選択された状態で撮像された光学画像に基づいて、前記試料の欠陥検出を行う欠陥検出部とを有することを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の検査装置。
  14. 前記光源の波長と前記ファラデー回転子を透過した光を前記試料に照明する対物レンズの開口数によって定まる解像限界は、前記パターンを解像しない値であることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の検査装置。
  15. 前記ファラデー回転子は、光を透過する光学材料を有し、
    電磁石、永久磁石および電磁石と永久磁石を組み合わせたものよりなる群から選ばれるいずれか1つによって、前記光学材料に前記磁界が印加されることを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の検査装置。
  16. 所定の波長の光を出射する光源から出射した光を、偏光ビームスプリッタで反射させ、2分の1波長板とファラデー回転子を透過させて、検査対象となる試料に形成された繰り返しパターンの繰り返し方向に対し−5度〜5度と85度〜95度の各範囲にある角度以外の角度の偏光面を有する光にし、前記ファラデー回転子を透過した光を対物レンズで集光して前記試料を照明し、前記試料で反射した光を、前記ファラデー回転子と前記2分の1波長板と前記偏光ビームスプリッタを透過させてセンサに結像し、前記試料に形成されたパターンの光学画像を得る工程と、
    前記光学画像について画素毎の階調値を求め、
    (1)前記階調値の標準偏差を最小にする前記ファラデー回転子による光の偏光面の回転角度、または、
    (2)前記回転角度を変えて取得した複数の光学画像における前記階調値の標準偏差を前記階調値から求められる平均階調値の平方根で割った値が最小になるときの回転角度
    を取得する工程と、
    前記取得した回転角度となるように、前記ファラデー回転子に磁界を印加する工程と、
    前記ファラデー回転子に前記磁界が印加された状態、または、ファラデー素子内の内部にある光学材料として所望の厚さのものが選択された状態で撮像された光学画像に基づいて、前記試料の欠陥検出を行う工程とを有することを特徴とする検査方法。
  17. 前記光源の波長と前記対物レンズの開口数によって定まる解像限界は、前記パターンを解像しない値であることを特徴とする請求項16に記載の検査方法。
  18. 前記ファラデー回転子は、光を透過する光学材料を有し、
    前記ファラデー回転子に磁界を印加する工程は、電磁石、永久磁石および電磁石と永久磁石を組み合わせたものよりなる群から選ばれるいずれか1つによって、前記光学材料に前記磁界を印加する工程であることを特徴とする請求項16または17に記載の検査方法。
  19. 前記ファラデー回転子に磁界を印加する工程は、磁界の強さの異なる複数の永久磁石から1つの磁石を選択して、前記光学材料に前記磁界を印加する工程であることを特徴とする請求項16〜18のいずれか1項に記載の検査方法。
  20. 前記ファラデー回転子に磁界を印加する工程は、前記ファラデー回転子の構成要素となる厚みの異なる複数の光学材料から、前記取得した回転角度を実現する光学材料を選択した後、該光学材料に磁界を印加する工程であることを特徴とする請求項16〜19のいずれか1項に記載の検査方法。
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