JP2014230354A - 経路規制部材、経路規制部材の製造方法及びワイヤーハーネス - Google Patents

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康宏 梶原
孝明 福井
Takaaki Fukui
孝明 福井
会里子 村田
Eriko Murata
会里子 村田
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Abstract

【課題】異なる形状の配索経路部分でも汎用性を持って経路規制することが可能な経路規制装置を、射出成型しなくても、製造できるようにすることを目的とする。
【解決手段】経路規制部材20は、少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体の経路規制を行う。経路規制部材20は、不織材料をホットプレスしてワイヤーハーネス本体を延在方向に沿って収容可能な形状に形成された収容体22の側部に、収容体22の延在方向に交差する向きに切込み26を形成し、切込み26を挟んだ両側部分が一定の角度になるように収容体22を曲げた形態で固定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電線の経路を規制する技術に関する。
特許文献1及び2は、ワイヤーハーネスの経路規制を行う技術を開示している。
特許文献1に開示のワイヤーハーネス用屈曲角度規制プレートでは、その長さ方向の略中央部で、底壁が屈曲されると共に、該屈曲位置の左右両側壁はV形状に切り欠かれている。左右両側壁のそれぞれにおいて、切欠を挟む一方側には、係止突起が形成され、他方側には複数の係止孔が形成されている。そして、係止突起が複数の係止孔に対して選択的に係止されることで、ワイヤーハーネス用屈曲角度規制プレートが所要角度をなすように維持される。
また、特許文献2は、不織材料をホットプレスして形成した保護部材内に、電線を含むワイヤーハーネス本体が配設される構成を開示している。
特開2002−44826号公報 特開2011−244614号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術によると、射出成形金型にてワイヤーハーネス用屈曲角度規制プレートを金型成型する必要があるため、設備費用等によって製造コストが高くなってしまう。
また、特許文献2では、保護部材は、ワイヤーハーネス本体の経路維持のために、ワイヤーハーネスが配索される配索経路に対応した形状に形成される。このため、不織材料のホットプレスに用いられる金型は、ワイヤーハーネスの配索経路に対応した形状に形成される。このため、配索経路が異なる適用箇所ごとに金型を製造する必要があり、汎用性が乏しい。
そこで、この発明は、異なる形状の配索経路部分でも汎用性を持って経路規制することが可能な経路規制装置を、射出成型しなくても、製造できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体の経路規制を行う経路規制部材であって、不織材料をホットプレスして前記ワイヤーハーネス本体を延在方向に沿って収容可能な形状に形成された収容体の側部に、前記収容体の延在方向に交差する向きに切込みを形成し、前記切込みを挟んだ両側部分が一定の角度になるように前記収容体を曲げた形態で固定されているものである。
第2の態様は、第1の態様に係る経路規制部材であって、前記収容体は、前記延在方向に直交する断面がU字形状を呈するように形成されているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る経路規制部材であって、前記収容体は、前記切込みを挟んだ両側部分を重ねた形態で固定されているものである。
第4の態様は、少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体の経路規制を行う経路規制部材の製造方法であって、(a)不織材料をホットプレスして前記ワイヤーハーネス本体を延在方向に沿って収容可能な収容体を形成する工程と、(b)前記収容体の側部に、前記収容体の延在方向に交差する向きに切込みを形成する工程と、(c)前記切込みを挟んだ両側部分が一定の角度になるように前記収容体を曲げた形態で固定する工程と、を備える。
第5の態様に係るワイヤーハーネスは、少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体と、不織材料をホットプレスして前記電線を延在方向に沿って収容可能な形状に形成された収容体の側部に、前記収容体の延在方向に交差する向きに切込みを形成し、前記切込みを挟んだ両側部分が一定の角度になるように前記収容体を曲げた形態で固定して形成され、前記ワイヤーハーネス本体の外周部の少なくとも一部分を覆った経路規制部材と、を備える。
第1の態様に係る経路規制部材によると、不織材料をホットプレスして形成した収容体に切込みを形成し、収容体を一定の角度に曲げた形態で固定して形成されているため、不織材料のホットプレスに用いる金型を異なる配索経路でも共通の形状にすることができる。これにより、異なる形状の配索経路部分でも汎用性を持って経路規制することができる。また、上記不織材料をホットプレスする作業は、簡易金型によって行うことができるため、経路規制部材を、射出成型しなくても、製造できる。
第2の態様に係る経路規制部材によると、収容体が断面視U字形状に形成されているため、ホットプレスによる収容体の形成が容易である。
第3の態様に係る経路規制部材によると、収容体が、切込みを挟んだ両側部分を重ねた形態で固定されているため、曲げ形態をより確実に維持することができる。
第4の態様に係る経路規制部材の製造方法によると、不織材料をホットプレスして形成した収容体に切込みを形成し、収容体を一定の角度に曲げた形態で固定するため、ホットプレスに用いる金型を異なる配索経路でも共通の形状にすることができる。これにより、異なる形状の配索経路部分でも汎用性を持って経路規制することができる。また、上記不織材料をホットプレスする作業は、簡易金型によって行うことができるため、経路規制部材を、射出成型しなくても、製造できる。
第5の態様に係るワイヤーハーネスによると、不織材料をホットプレスして形成した収容体に切込みを形成し、収容体を一定の角度に曲げた形態で固定して形成されているため、ホットプレスに用いる金型を異なる配索経路でも共通の形状にすることができる。これにより、異なる形状の配索経路部分でも汎用性を持って経路規制することができる。また、上記不織材料をホットプレスする作業は、簡易金型によって行うことができるため、経路規制部材を、射出成型しなくても、製造できる。
ワイヤーハーネスの斜視図である。 ホットプレスの様子を示す図である。 収容体の斜視図である。 切込みが形成された収容体の斜視図である。 曲げられた収容体の斜視図である。 開口を閉じた経路規制部材を有するワイヤーハーネスの斜視図である。 変形例に係る切込みが形成された収容体の斜視図である。 曲げられた収容体の斜視図である。 円筒形状の収容体の斜視図である。 切込みが形成された円筒形状の収容体の斜視図である。 曲げられた収容体の斜視図である。
以下、実施形態に係る経路規制部材20、経路規制部材20の製造方法及びワイヤーハーネス10について説明する(図1参照)。ワイヤーハーネス10は、自動車等に配索される配線材であり、ワイヤーハーネス本体12と、経路規制部材20とを備えている。
ワイヤーハーネス本体12は、少なくとも1本の電線を含む。例えば、ワイヤーハーネス本体12は、複数の電線が束ねられて構成されている。このワイヤーハーネス本体12は、電線以外にも光ファイバーケーブル等を含んでいてもよい。
経路規制部材20は、ワイヤーハーネス本体12を保護すると共に、配索経路に沿った形態に維持する(つまり、経路規制する)部材である。この経路規制部材20は、ワイヤーハーネス本体12の少なくとも一部分を覆ってワイヤーハーネス本体12を経路規制及び保護する。ここでは、ワイヤーハーネス本体12の延在方向一部分を覆って経路規制及び保護する例で説明するが、ワイヤーハーネス本体12を全体的に覆うものであってもよい。
この経路規制部材20は、次の工程を経て製造される。まず、不織材料21をホットプレスしてワイヤーハーネス本体12を延在方向に沿って収容可能な収容体22を形成する(図2、図3参照)。次に、収容体22の側部に、収容体22の延在方向に交差する向きに切込み26を形成する(図4参照)。さらに、切込み26を挟んだ両側部分が一定の角度になるように収容体22を曲げ(図5参照)、曲げた形態で固定する(図1参照)。
ここで、ホットプレスとは、不織材料に対して、加熱処理及び不織材料を型に押し付けて所定形状に形成する処理を施すことを言う。加熱処理と所定形状への形成処理とは、同時に行われてもよいし、或いは、連続的に別々に行われてもよい。例えば、不織材料を所定の形状に圧縮した状態で加熱し、冷却により所定の形状に維持することができる。
また、加工対象となる不織材料としては、少なくとも一部が溶融し或いは軟らかくなり、その後冷却工程を経て硬くなることが可能なものを用いることができる。このような不織材料として、基本繊維とバインダ(接着樹脂とも呼ばれる)とを含むものを用いることができる。バインダは、基本繊維の融点よりも低い融点を有する樹脂である。そして、不織材料を、基本繊維の融点より低く且つバインダの融点より高い温度に加熱することにより、バインダが溶融されて基本繊維間にしみ込む。この後、不織材料の温度が低下すると、バインダが凝固する。これにより、不織材料を加熱時の成形状態に維持することができる。また、凝固したバインダは、不織材料同士の接触箇所同士を接合することもできる。
不織材料の基本繊維としては、バインダの融点で繊維状態を保ち得ればよく、樹脂繊維の他、ガラス繊維等の各種繊維を用いることができる。また、バインダは、基本繊維の融点より低い融点を有する熱可塑性樹脂繊維を用いることができる。例えば、基本繊維とバインダとの組み合わせとしては、基本繊維をPET(ポリエチレンテレフタレート)の樹脂繊維とし、バインダをPETとPEI(ポリエチレンイソフタレート)との共重合樹脂としたものが挙げられる。
ここでは、収容体22は、不織材料21をホットプレスすることにより、内側に収容されるワイヤーハーネス本体12の延在方向に直交する断面視においてU字形状に形成されている(図2、図3参照)。すなわち、収容体22は、延在方向に直交する断面視において、略弧状の底部23と、底部23の両端部から延出する一対の側壁部24とを有している。また、ここでは、収容体22は、直線状に延在する形状に形成されている。もっとも、収容体22は、曲線部分或いは屈曲部分を有する形状に形成されてもよい。汎用性を高くする観点から言うと、収容体22は直線状に形成されているとよい。
また、収容体22は、ホットプレスに用いる内金型92と外金型94との加熱温度に差を設けること等によって、内周側部分と外周側部分との硬さに差を設けてもよい。例えば、収容体22の内周側部分より外周側部分を柔らかく形成すると、経路規制部材20の外部部材との接触による異音を抑制することができる。もっとも、収容体は、内周側部分より外周側部分を硬く形成してもよいし、内周側部分と外周側部分とに硬さの差を設けなくともよい。すなわち、収容体の内周側部分と外周側部分との硬さは、収容体の消音性と磨耗性とのバランスを考慮して決定されるとよい。もちろん、収容体22の内周側部分と外周側部分とが同程度の硬さに仕上げられていてもよい。
収容体の内周側部分と外周側部分との硬さの差は、その他、不織材料を複数層構造とし、一方主面側と他方主面側とで、バインダの融点又はバインダの割合等を代えること等によっても実現できる。
また、ここでは、切込み26は、収容体22の延在方向に交差するスリット状に形成されている(図4参照)。より具体的には、切込み26は、収容体22の底部23の少なくとも一部分を残す形態で、一対の側壁部24或いは一対の側壁部24から底部23の両端部に亘って形成されている。
図4では、切込み26が、収容体22の延在方向に直交する方向に沿って、一対の側壁部24から底部23の両端部に亘って形成されている例を示している。もっとも、切込みは、収容体22の延在方向に直交する方向に対して傾斜していてもよいし、一対の側壁部24のみに形成されていてもよい。また、切込み26は、対向する位置(延在方向において同じ位置)に形成されている例を示しているが、切込み26同士の間の部分を基点に収容体22を曲げることが可能であれば、互いにずれた位置に形成されていてもよい。
そして、収容体22は、切込みを挟んだ両側部分が一定の角度になるように曲げ(図5参照)、曲げた形態で固定されている(図1参照)。より具体的には、一対の側壁部24を結ぶ方向に沿った軸周りに曲げた形態で固定する。ここでは、収容体22は、延在方向において切込み26を挟んだ両側部分を重ねた形態で固定されている。すなわち、切込み26を挟んだ両側部分が収容部22の内外に重なり、重複した領域の分だけ収容部22が曲げられている。ここで、収容体22を曲げる角度は、ワイヤーハーネス本体12の配索経路に沿った角度に曲げられるとよい。収容体22の曲げ形態での固定構造としては、切込み26の両側部分を重ね合せて、熱溶着、超音波溶着、ホットメルト剤を用いて溶着、ホッチキス止め、テープ止め等する構造等が挙げられる。
なお、ここでは、切込み26を一対形成した例を説明しているが、ワイヤーハーネス本体12の配索形態に応じて収容体22の延在方向複数位置に切込み26を形成して、複数位置で曲げた形態の経路規制部材を形成することができる。
上記のように製造された経路規制部材20の内側にワイヤーハーネス本体12を配設することにより、ワイヤーハーネス10が構成される(図1参照)。すなわち、経路規制部材20は、ワイヤーハーネス本体12の外周部の少なくとも一部を覆った形態で、ワイヤーハーネス本体12を毛色規制及び保護している。
経路規制部材20は、ワイヤーハーネス本体12が内側に配設された状態で、一対の側壁部24の先端部間の開口を閉じた形態に固定されてもよい(図6参照)。すなわち、一対の側壁部24の先端部同士を突き合わせて或いは内外に重ねた形態で固定する。これにより、ワイヤーハーネス本体12は、全周に亘って保護され、経路規制部材20の曲げ形態に経路規制される。この固定構造としては、切込み26の両側部分を、熱溶着、超音波溶着、ホットメルト剤を用いて溶着、ホッチキス止め、テープ止め等する構造等が挙げられる。図6では、経路規制部材20の外周に粘着テープ80を巻回して、テープ止めした例を示している。
なお、経路規制部材20の開口を閉じた形態に固定する作業は、収容体22の内側にワイヤーハーネス本体12を配設した状態で収容体22を曲げ形態に固定する作業と同時に行ってもよい。例えば、固定方法としてテープ巻きを採用する場合、収容体22を曲げると共に一対の側壁部24の先端部間の開口を閉じた形態に保持した状態で、その外周部に対してテープを螺旋状に巻き付けるとよい。
<効果>
上記実施形態に係る経路規制部材20、経路規制部材20の製造方法及びワイヤーハーネス10によると、不織材料21をホットプレスして形成した収容体22に切込み26を形成し、収容体22を一定の角度に曲げた形態で固定して形成されているため、不織材料21のホットプレスにより形成する収容体22の形態は共通化し、切込み26の位置及び曲げ角度の設定により、複数の異なる配索経路に対応した形態の経路規制部材20を形成することができる。すなわち、不織材料21のホットプレスに用いる金型を異なる配索経路でも直線形状等の共通の形状にすることができる。これにより、異なる形状の配索経路部分でも、設計変更を容易に行うことができ、汎用性を持ってワイヤーハーネス本体12を経路規制することができる。
また、上記経路規制部材20は、射出成形金型を用いずに、不織材料を簡易金型によってホットプレスすることによって製造でき、簡易な製造設備で経路規制部材を製造できる。
また、ホットプレス用の金型は一般的に金型面の深さ寸法が大きくなると高価になるため、三次元的に延在する経路規制部材をホットプレスによって形成する場合、費用面で経路規制部材の形状に制約がかかってしまうこともある。また、ホットプレスの設備によっては、金型の高さ制限により、高さが高い(金型面が深い)金型を使用できないこともある。この点、上記経路規制部材20は、不織材料21をホットプレスして形成する収容体22を直線状等の二次元的に延在する形状にすることができるため、金型の高さを抑え、金型にかかる設備費を低減することができる。
また、経路規制部材20は、不織材料をホットプレスすることによって形成されているため、樹脂製品と比べて、耐摩耗性を維持しつつある程度柔軟なものとすることができる。これにより、経路規制部材20と周辺部品との接触或は経路規制部材20と内部のワイヤーハーネス12との接触による音の発生を抑制しつつ(消音性)、耐摩耗性に優れた経路規制部材20を提供することができる。
しかも、不織材料21をホットプレスして形成した収容体22に切込み26を入れ、切込み26の位置で曲げているため、ホットプレスに用いる内金型と外金型との温度差等による内周側部分と外周側部分との硬さの差を設定することができ、配設箇所等に応じて必要とされる性質に応じて、内周側部分又は外周側部分において、耐摩耗性又は消音性に優れた性質を付与することができる。また、経路規制部材20の成形後に切込み26を追加して曲げ形状を追加することもできる。
また、収容体22が断面視U字形状に形成されているため、ホットプレスによる収容体22の形成が容易である。
また、切込み26がスリット状に形成されている場合、切込み26の形成が容易であり、作業を簡素化することができる。
また、収容体22が、切込み26を挟んだ両側部分を重ねた形態で固定されているため、経路規制部材20の内側に配設されたワイヤーハーネス本体12の外部への露出を抑制することができる。さらに、切込み26の両側部分の重なった領域で両者を固定する場合、両者を突き合せて固定する場合に比べて、より簡単且つ確実に曲げ形態を維持することができる。
<変形例>
これまで、収容体22にスリット状の切込み26を形成する例で説明してきたが、これに限られるものではない。例えば、一対の側壁部24の先端部から底部23に近づくにつれて幅狭になる楔形状の切込み126が形成されてもよい(図7参照)。この場合には、切込み26を挟んだ両側部分を突き合わせて固定してもよいし(図8参照)、該両側部分を内外に重ねて固定してもよい。なお、切込み126を挟んだ両側部分を突き合わせた形態で固定する場合には、切込み126は、突き合わされる端縁部同士の長さ寸法が略同一に設定されているとよい。上記の固定は、テープ止、接着剤による固定等によって行うことができる。
この形状の切込み126を形成した形態によると、収容体22を曲げ形態に固定する作業をより簡単に行うことができる。
また、これまで、収容体22の両側部に切込み26を形成する例で説明してきたが、これに限られるものではない。すなわち、収容体22の一側部のみに切込みを形成し、一対の側壁部24の延出方向に沿った軸周りに収容体22を曲げた形態で固定してもよい。
また、不織材料21をホットプレスして断面視U字形状の収容体22を形成する例を説明してきたが、これに限られるものではない。例えば、底部が平面形状に形成された角溝状或いは筒形状(多角筒形状、円筒形状、楕円筒形状等)の収容体を形成してもよい。図9のような円筒形状の収容体222を形成する場合、収容体222の周方向一部分に楔形状の切込み226を形成し(図10参照)、収容体222を曲げて固定するとよい(図11参照)。より具体的には、収容体222を、周方向における切込み226の間部分を曲げる。ワイヤーハーネス本体12は、収容体222の曲げ作業の前に収容体222の内側に挿入しておいてもよいし、曲げ作業の後に収容体222の内側に挿入してもよい。
筒状の収容体222を形成した形態によると、より容易にワイヤーハーネス本体12の全周を覆って保護することができる。
以上のように、この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス
12 ワイヤーハーネス本体
20 経路規制部材
21 不織材料
22、222 収容体
23 底部
24 側壁部
26、126、226 切込み

Claims (5)

  1. 少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体の経路規制を行う経路規制部材であって、
    不織材料をホットプレスして前記ワイヤーハーネス本体を延在方向に沿って収容可能な形状に形成された収容体の側部に、前記収容体の延在方向に交差する向きに切込みを形成し、前記切込みを挟んだ両側部分が一定の角度になるように前記収容体を曲げた形態で固定されている、経路規制部材。
  2. 請求項1に記載の経路規制部材であって、
    前記収容体は、前記延在方向に直交する断面がU字形状を呈するように形成されている、経路規制部材。
  3. 請求項1又は2に記載の経路規制部材であって、
    前記収容体は、前記切込みを挟んだ両側部分を重ねた形態で固定されている、経路規制部材。
  4. 少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体の経路規制を行う経路規制部材の製造方法であって、
    (a)不織材料をホットプレスして前記ワイヤーハーネス本体を延在方向に沿って収容可能な収容体を形成する工程と、
    (b)前記収容体の側部に、前記収容体の延在方向に交差する向きに切込みを形成する工程と、
    (c)前記切込みを挟んだ両側部分が一定の角度になるように前記収容体を曲げた形態で固定する工程と、
    を備える、経路規制部材の製造方法。
  5. 少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体と、
    不織材料をホットプレスして前記電線を延在方向に沿って収容可能な形状に形成された収容体の側部に、前記収容体の延在方向に交差する向きに切込みを形成し、前記切込みを挟んだ両側部分が一定の角度になるように前記収容体を曲げた形態で固定して形成され、前記ワイヤーハーネス本体の外周部の少なくとも一部分を覆った経路規制部材と、
    を備える、ワイヤーハーネス。
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