JP2014228602A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外力に起因して、レンズ基板が厚み方向に振動して歪むのを防ぎ、レンズ基板と半導体基板との距離が変動したり、レンズ基板と半導体基板とが損傷することを抑制することが可能な光学装置を提供する。【解決手段】一方の主面に光学素子105を有する半導体基板101と、半導体基板の一方の主面101a側において、半導体基板101から離間して配されたレンズ基板102と、半導体基板の一方の主面101aとレンズ基板102との間に配され、両者を接着する接着樹脂部103と、を備えた光学装置100であって、レンズ基板102は、レンズ部102Aと、レンズ部102Aを周囲から支持する枠部102Bとを有しており、レンズ部102Aは、光学素子105と重なる位置に配されており、接着樹脂部103は、半導体基板101とレンズ基板102とで挟まれた空間に充填されている。【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ基板を備えた、受光や発光などの光学的な機能を有する光学装置に関する。
近年、受光や発光などの光学的な機能を有する、様々なタイプの光学装置が開発されている。例えば、カメラモジュールとして機能する光学装置が開発されている(特許文献1、2)。図8は、特許文献1において開示された光学装置500の構成を模式的に示した断面図である。従来の光学装置500は、図8に示すように、レンズ基板502が、イメージセンサチップ等の半導体基板501に接合されてなる。従来の光学装置500を構成するレンズ基板502は、レンズ部502Aと、レンズ部502Aが所定の方向を向くように、レンズ基板502を半導体基板501に対して立設させるための枠部502Bとが連結してなる(特許文献1)。
ところで、特許文献1に開示されているように半導体基板501に対してレンズ基板502を重ねた場合、枠部502Bが基板501に固定され、レンズ部502Aと半導体基板501とが、空気を挟んで離間した状態となる。
これらの場合、レンズ部502Aは、いずれも枠部との連結箇所以外の箇所においては固定されていない。そのため、従来の構成の光学装置500は、外部から加わる力に起因して、レンズ基板が厚み方向に振動することによって、歪んだレンズ基板と半導体基板との距離が変動して、光学的機能が損なわれる虞がある。
また、光学装置500は、その製造過程においても、例えばダイシングのように、レンズ基板の厚み方向に力が加わる処理を行う際に振動することによって、歪んだレンズ基板と半導体基板とが接触し、レンズ基板や半導体基板が損傷する虞がある。
国際公開第2008/093516号
本発明は以上のような点を考慮してなされたものであり、外力に起因して、レンズ基板が厚み方向に振動して歪むのを防ぎ、レンズ基板と半導体基板との距離が変動したり、レンズ基板と半導体基板とが損傷することを抑制することが可能な光学装置の提供を目的とする。
本発明の請求項1に係る光学装置は、一方の主面に光学素子を有する半導体基板と、前記半導体基板の一方の主面側において、前記半導体基板から離間して配されたレンズ基板と、前記半導体基板の一方の主面と前記レンズ基板との間に配され、両者を接着する接着樹脂部と、を備えた光学装置であって、前記レンズ基板は、レンズ部と、該レンズ部を周囲から支持する枠部とを有しており、前記レンズ部は、前記光学素子と重なる位置に配されており、前記接着樹脂部は、前記半導体基板と前記レンズ基板とで挟まれた空間に充填されていることを特徴とする。
請求項1に係る光学装置の構成によれば、半導体基板とレンズ基板とで挟まれた空間が、接着樹脂部によって充填されている。そのため、外力に起因してレンズ基板が厚み方向に振動して歪むのが抑制され、レンズ基板と、半導体基板との距離が変動しないように構成されている。したがって、レンズ基板と半導体基板との距離が変動することによる、光学的機能の低下を抑制することができる。
本発明の請求項2に係る光学装置は、請求項1において、前記レンズ部の外縁域は、中央域より薄くなっていることを特徴とする。
レンズ部の外縁域が中央域より薄い場合、従来の光学装置においては、外力に起因したレンズ基板の厚み方向の振動が増大し、レンズ基板の光学機能が低下してしまう問題がより深刻化する。ところが、本発明の構成においては、半導体基板とレンズ基板とで挟まれた空間が、接着樹脂部によって充填されているため、レンズ基板の厚み方向の振動が抑制され、レンズ基板の光学機能の低下を防ぐことができる。
本発明の請求項3に係る光学装置は、請求項1または2において、前記半導体基板の一方の主面に対する積層方向において、前記レンズ基板よりも上側に配された保護基板と、前記レンズ基板と前記保護基板との間に配され、両者を接着する第二接着樹脂部と、をさらに有していることを特徴とする。
請求項3に係る光学装置の構成によれば、レンズ基板は、硬質の半導体基板と保護基板との間に挟まれている。したがって、外部から受ける様々な衝撃に対して、レンズ部材が、より厳重に保護された状態を実現することができる。
本発明の光学装置は、レンズ部の外縁域と半導体基板とで挟まれた空間が、第一接着樹脂部によって充填されている。すなわち、レンズ部は、枠部との連結箇所以外の箇所において、第一接着樹脂部に支持(固定)されている。そのため、外力に起因してレンズ基板が厚み方向に振動して歪むのが抑制され、レンズ基板と、その下地をなす半導体基板との距離が変動しないように構成されている。したがって、レンズ基板と半導体基板との距離が変動することによる、光学的機能の低下や、レンズ基板と半導体基板とが接触することによる損傷を防ぐことができる。
本発明の第一実施形態に係る、光学装置の構成を模式的に示す断面図である。 (a)本発明のレンズ基板の構成を模式的に示す平面図である。(b)本発明のレンズ基板の構成を模式的に示す断面図である。 (a)〜(c)本発明の光学装置の製造方法を、段階的に説明する被処理体の断面図である。 (a)、(b)本発明の光学装置の製造方法を、段階的に説明する被処理体の断面図である。 (a)、(b)本発明の光学装置の製造方法を、段階的に説明する被処理体の断面図である。 本発明の第一実施形態の変形例1−1に係る、光学装置の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係る、光学装置の構成を模式的に示す断面図である。 従来技術による光学装置の構成例を、模式的に示す断面図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。なお、以下に示す実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために、例を挙げて説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明に用いる図面は、本発明の特徴を分かりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
<第一実施形態>
[光学装置の構成]
本発明の第一実施形態に係る光学装置100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、光学装置100の構成を模式的に示す図である。光学装置100は、光学素子105を備えたチップ状の半導体基板101と、半導体基板101の一方の主面101a側に配され、レンズ部102Aを備えたレンズ基板102と、半導体基板の一方の主面101aとレンズ基板102との間に配され、両者を接着する第一接着樹脂部103と、を有する。レンズ基板102は、第一接着樹脂部103を介して、半導体基板101に接合されている。第一接着樹脂部103は、半導体基板101とレンズ基板102との間を充填している。
レンズ基板102は透明であり、例えばガラスや樹脂からなる。レンズ基板102は、少なくともレンズ部102Aが、半導体基板の一方の主面101aと対向するように配されている。レンズ部102Aは、その厚み方向に凹型または凸型の曲面を有しており、半導体基板101の光学素子105から外部へ、または、外部から光学素子105へ伝播する光が透過する部材であり、透過する光を拡散したり、光を収束させて光学素子105に集光する機能を有している。
また、レンズ基板102は、さらに、幅が100[μm]程度の枠部102Bを備えている。レンズ部102Aの周囲は、枠部102Bと連結されている。枠部102Bは、レンズ部102Aを周囲から支持(固定)しており、レンズ部102Aが半導体基板101から離間した状態を維持している。
なお、図1においては、レンズ部102Aが、外側に凸の曲面と内側に凸の曲面を有する例を示しているが、レンズ部102Aとしては、用途に応じた様々な形状のものを用いることができる。
半導体基板101が備える光学素子105は、レンズ部102Aと重なる領域に配され、光学装置100の外部からの光信号を受光したり、外部へ光信号を出力したりする機能を備えている。光学素子105は、第一接着樹脂部103とレンズ基板102とが積層する方向に重なって配された、レンズ部102Aの光軸と交わる位置に配されていることが望ましい。
第一接着樹脂部103は、接着剤としての機能を有している。第一接着樹脂部103は、少なくとも光学装置100が受光または発光する光の波長に対して透明であり、例えば、シリコーン樹脂などから構成されている。例えば波長が145[nm]〜1040[nm]の範囲において、第一接着樹脂部103の屈折率は、レンズ基板102の屈折率の1.5[%]以上1.9[%]以下であることが望ましい。第一接着樹脂部103は、スプレーコートや印刷法によって、25[μm]程度の厚さで形成されている。
以上説明したように、第一実施形態に係る光学装置100は、レンズ基板102と半導体基板101とで挟まれた空間が、第一接着樹脂部103によって充填されている。換言すると、レンズ基板102は、その全面が第一接着樹脂部103によって半導体基板101上に支持されている。
そのため、外力に起因してレンズ基板102が厚み方向に振動して歪むのが抑制され、レンズ基板102と、その下地をなす半導体基板101との距離が変動しないように構成されている。したがって、レンズ基板102と半導体基板101との距離が変動することによる、レンズ基板102と半導体基板101の損傷や光学装置100の光学的機能の低下を防ぐことができる。
[光学装置の製造方法]
図1に示した光学装置100の製造方法について、図2〜4を用いて説明する。図2、3は、光学装置100の製造過程における被処理体の要部断面を、製造工程の順に、段階的に示した図である。
図2(a)は、ウエハ状のレンズ基板102の構成を模式的示す平面図である。図2(a)に示すように、複数のレンズ部102A、レンズ部102Aを周囲から支持する枠部102B、アライメントマーク102Cを備え、それらがアレイ状に配置されたレンズ基板(レンズアレイ)102を準備する。レンズ基板102は、レンズ部102A、枠部102Bが、チップ単位に分割可能なように二次元的に配されてなる部材である。アライメントマーク102Cは、レンズ基板102と半導体基板101とを精度よく位置合わせして接合するための視認用マークである。
図2(b)は、図2(a)のレンズ基板102をA−A線において厚み方向に切断した際の断面図である。図2(b)に示すように、レンズ部102Aは、その厚み方向に凹型または凸型の曲面を有し、枠部102Bより薄く形成されている。
レンズ基板102は、その原料となるガラスなどの部材を、レンズ基板102の一方の側の形状を備えた金型と、他方の側の形状を備えた金型とで挟み、両側から押圧しながら加熱することによって得られる。
そして、図3(a)に示すように、レンズ基板の一方の側102aにおいて、少なくともレンズ部102Aが覆われるように、第二接着樹脂部104を形成する。第二接着樹脂部104は、例えば、第二接着樹脂部104の原料を、スピンコート、印刷法などの方法を用いて塗布することによって形成することができる。
第二接着樹脂部104は、接着剤としての機能を有している。第二接着樹脂部104は、少なくとも光学装置100が受光または発光する光の波長に対して透明であり、例えば、シリコーン樹脂などから構成されている。例えば波長が145[nm]〜1040[nm]の範囲において、第二接着樹脂部104の屈折率は、レンズ基板102の屈折率の1.5[%]以上1.9[%]以下であることが望ましい。第二接着樹脂部104は、前述した第一接着樹脂部103と同じ材料で構成されていても良い。第二接着樹脂部104は、スプレーコートや印刷法によって、25[μm]程度の厚さで形成されている。
次に、図3(b)に示すように、下地基板106に対して、レンズ基板102を、その一方の側102aが対向するように、第一接着樹脂部103を介して貼り合わせる(第一工程)。下地基板106は、レンズ基板102と一体化させることでレンズ基板102の取り扱いを容易にするためのものである。下地基板106としては、少なくとも、レンズ基板102と対向する一面106aが平坦な形状であるものを用いることが望ましい。
次に、光学素子105を備えたウエハ状の半導体基板101を準備し、図3(c)に示すように、レンズ基板102と接合する側の一方の主面101aに第一接着樹脂部103を形成する。第一接着樹脂部103は、例えば、第一接着樹脂部103の原料を、スピンコート、印刷法などの方法を用いて塗布することによって形成することができる。
次に、図4(a)に示すように、一方の主面101aに第一接着樹脂部103を備えた半導体基板101と、第一工程を経た下地基板106、第二接着樹脂部104、レンズ基板102が順に重なってなる被処理体107と、を接合して積層体αを形成する(第二工程)。より具体的には、半導体基板101に対して、レンズ基板102を、その他方の側102bが対向するように、第一接着樹脂部103を介して貼り合わせる。このとき、レンズ部102Aの位置と光学素子105の位置とが重なっているように互いを位置合わせする。
次に、図4(b)に示すように、第二工程を経た積層体αを、チップ単位にダイシングする(第三工程)。
ここでは、積層体αのダイシングを、枠部102Bの位置において行う例を示している。この場合には、ダイシング後の各チップの断面C1、C2、C3、C4において枠部102Bが露出した状態となる。このダイシングによって、アライメントマークを含む部位は取り除かれる。
次に、第三工程において分割された各チップα1、α2、α3から、第二接着樹脂部104および下地基板106を除去することによって、図1に示した光学装置100を得ることができる。
なお、上述した第二接着樹脂部104と下地基板106の除去は、第二工程以降であれば、いつ行ってもよい。例えば、第二工程と第三工程の間に行う場合、図4(a)に示した積層体αから、第二接着樹脂部104、下地基板106を除去することになる。図5(a)は、積層体αから第二接着樹脂部104、下地基板106のみを除去した積層体βの構成を示す断面図である。
または、後述するように、第二接着樹脂部104と下地基板106とをレンズ基板102から除去することなく、光学装置100を構成する一部として残しておいても良い。
そして、図5(b)に示すように、下地基板106が除去された積層体βを、上述した第三工程と同様に、チップ単位にダイシングする。ダイシングする位置は、少なくとも、レンズ部102Aがダイシングの影響を受けない程度に、レンズ部102Aから離間した位置であればよい。
ここでは、積層体βのダイシングを、枠部102Bの位置において行う例を示している。この場合には、ダイシング後の各チップの断面C5、C6、C7、C8において枠部102Bが露出した状態となる。このダイシングによって、アライメントマークを含む部位は取り除かれる。なお、積層体βのダイシングは、レンズ部102Bの外縁域において行ってもよい。
以上説明したように、第一実施形態に係る光学装置100の製造方法は、製造工程中の被処理体107を構成する、レンズ部102と半導体基板101とで挟まれた空間が、第一接着樹脂部103によって充填された状態となっている。すなわち、製造工程中のいずれのレンズ部102Aも、枠部102Bとの連結箇所以外の箇所において、第一接着樹脂部103に支持(固定)された状態となっている。
そのため、製造工程中に、外力に起因してレンズ基板102が厚み方向に振動して歪むのが抑制されており、レンズ基板102と半導体基板101とが接触して損傷する虞がない。
第一実施形態においては、光学装置100を、下地基板106側から積層して製造する方法について説明したが、半導体基板101側から積層して製造することも可能である。後者の製造方法によれば、半導体基板101を、積層構造を形成する際の下地基板として用いることができる。
[変形例1−1]
[光学装置の構成]
本発明の第一実施形態の変形例1−1に係る光学装置120の構成について、図6を用いて説明する。図6は、光学装置120の構成を模式的に示す図である。図3〜5を用いて説明した光学装装置の製造方法において、下地基板および第二接着樹脂部を除去しない場合には、図6に示すような光学装置120が得られる。
この場合、下地基板126は、レンズ基板102を保護するための保護基板として機能するものとなる。下地基板(保護基板)126は、例えば厚さが100〜500[μm]程度であり、ガラスや樹脂によって構成されている。また、下地基板126は、少なくとも光学装置120が受光または発光する光の波長に対して透明である。
レンズ基板122は、半導体基板121と保護基板126との間に挟まれている。したがって、外部から受ける様々な衝撃に対して、レンズ部材122が、より厳重に保護された状態を実現することができる。
光学装置120は、下地基板126および第二接着樹脂124を備えている点以外は、図1に示した光学装置100と同様の構成となっており、第一実施形態における上述した効果を得ることができる。
<第二実施形態>
[光学装置の構成]
本発明の第二実施形態に係る光学装置200の構成について、図7を用いて説明する。図7は、光学装置200の構成例を模式的に示す図である。
光学装置200は、光学素子205を備えたチップ状の半導体基板201と、半導体基板の一方の主面201aに、第一接着樹脂部203、レンズ基板202が交互に複数回積層されてなる。ここでは、3つの第一接着樹脂部203について、半導体基板201側から順に、第一接着樹脂部203α、第一接着樹脂部203β、第一接着樹脂部203γとして区別している。また、ここでは、3つのレンズ基板202について、半導体基板201側から順に、レンズ基板202α、レンズ基板202β、レンズ基板202γとして区別している。
図7においては、第一接着樹脂部203とレンズ基板202とが交互に3回積層されている例を示しているが、積層回数については制限がなく、さらに多数回の積層を行ってもよい。光学装置200を構成する各部材としては、第一実施形態、変形例1−1、1−2として説明した部材と同じものを用いることができる。
レンズ基板202α、202β、202γが備えたレンズ部は、それぞれ、用途に応じた所定の曲面を有する形状をなしている。すなわち、レンズ基板202α、202β、202γが、それぞれ備えたレンズ部は、いずれも同じ形状をなしていてもよいし、一部または全てが異なる形状をなしていてもよい。
光学装置200は、その厚み方向において、最も外側に位置するレンズ基板202γ上に、図6に示した光学装置120のように、第二接着樹脂部を介して保護基板を備えていてもよい。
第二実施形態の構成によれば、積層方向において隣接するレンズ基板202同士で挟まれた空間レンズ部の外縁域と半導体基板とで挟まれた空間が、いずれも第一接着樹脂部によって充填されている。すなわち、積層された全てのレンズ部が、枠部との連結箇所以外の箇所において、第一接着樹脂部に支持(固定)されている。
そのため、外力に起因してレンズ基板が厚み方向に振動して歪むのが抑制され、隣接するレンズ基板202同士の距離や、レンズ基板と、その下地をなす半導体基板との距離が変動しないように構成されている。したがって、レンズ基板202同士の距離や、レンズ基板と半導体基板との距離が変動することによる、レンズ基板202や半導体基板201の損傷や、光学装置200の光学的機能の低下を防ぐことができる。
本発明は、光学的な機能を有するレンズ基板を備えた、CCD型イメージセンサ、CMOS型イメージセンサなどの固体撮像素子に対して、広く適用することができる。
100、110、120、200・・・光学装置、101、201・・・半導体基板、
101a、201a・・・一方の主面、102、112、202・・・レンズ基板、
102a・・・一方の側、102A、202A・・・レンズ部、
102B、202B・・・枠部、102C、202C・・・凹凸部、
103、203・・・第一接着樹脂部、104、204・・・第二接着樹脂部、
105、115、205・・・光学素子、
106、116、206・・・保護基板(下地基板)、107、207・・・被処理体、
C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8・・・断面、α、β・・・積層体。

Claims (3)

  1. 一方の主面に光学素子を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の一方の主面側において、前記半導体基板から離間して配されたレンズ基板と、
    前記半導体基板の一方の主面と前記レンズ基板との間に配され、両者を接着する接着樹脂部と、を備えた光学装置であって、
    前記レンズ基板は、レンズ部と、該レンズ部を周囲から支持する枠部とを有しており、
    前記レンズ部は、前記光学素子と重なる位置に配されており、
    前記接着樹脂部は、前記半導体基板と前記レンズ基板とで挟まれた空間に充填されていることを特徴とする光学装置。
  2. 前記レンズ部の外縁域は、中央域より薄くなっていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記半導体基板の一方の主面に対する積層方向において、前記レンズ基板よりも上側に配された保護基板と、
    前記レンズ基板と前記保護基板との間に配され、両者を接着する第二接着樹脂部と、をさらに有していることを特徴とする請求項1または2に記載の光学装置。
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