JP2009086092A - 光学部品の製造方法及び撮影装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接合レンズモジュール12は、第1のウエハ16wと、複数のレンズ部30aを有する第2のウエハ18wとを接着剤22を用いて貼り付ける貼り付け工程と、第1のウエハ16wと第2のウエハ18wとを接着剤22が付着していない領域で切断して、第1のウエハ16wと第2のウエハ18wとを、切断した位置よりも内側に接着剤22が付着した領域が存在し、第1のウエハ16wがレンズ部16aを少なくとも1つ有する接合レンズモジュール12に分割する分割工程とを有する製造方法で製造される。
【選択図】図5
Description
図1には、本発明の実施形態に係る撮影装置の製造方法により製造されたカメラ10が示されている。カメラ10は、撮影装置として用いられていて、光学部品として用いられる接合レンズモジュール12と、接合レンズモジュール12に装着された受光素子14とを有する。
この実施形態では、レンズ部16aは、球面又は非球面形状を有する上方に突出した凸形状として形成されているが、レンズ部16aを凹形状として形成しても良い。また、この実施形態では、第1の基板16に対して1つのレンズ部16aが形成されているが、例えば、第1の基板16に対して4個のレンズ部16aが形成されていても良い。
カメラ10の上方から光が入射されると、光は、レンズ部30aにおいて収束するように屈折し、さらにレンズ部16aで収束するように屈折し、フォトダイオード領域34へと入射され、入射された光が電気的信号に変換される。
まず、図3(a)に示されるように、第1の基板として用いられ、複数のレンズ部16aが形成された第1のウエハ16wと、第2の基板として用いられ、例えばレンズ部16aと略同数のレンズ部30aが形成された第2のウエハ18wと、第3のウエハ20wとを用意する。ここで、第1のウエハ16w、第2のウエハ18wとしては、それぞれ、例えば1500個〜2300個程度のレンズ部16a、30a(図1参照)が形成されたものを用いることができ、例えば、光硬化性樹脂を用い、光硬化性樹脂にナノインプリントを施すことで第1のウエハ16w、第2のウエハ18wに、レンズ部16a、30aを成形することが可能である。
第2のウエハ18wには、接合レンズモジュール12として用いられる際に光が入射する方向(図2参照)と垂直な方向において、レンズ部30aと重ならないように、それぞれのレンズ部30aの周りを囲むように接着剤22の塗布がなされている。接着剤22は、例えばスクリーンプリントを用いることにより塗布することができる。この実施形態では、第1のウエハ18wの下側の面に接着剤22を塗布しているが、これに替え、又はこれに併せて、第1のウエハ16wの上向きの面に接着剤22を塗布しても良い。
分割工程においては、接合レンズアレイ100の上方及び下方の少なくともいずれか一方から、レーザ照射装置102を用いてレーザを照射することでウエハ第1のウエハ16w、第2のウエハ18w、第3のウエハ20wの切断がなされる。この際、レーザは、第1のウエハ16wの接着剤22が付着した領域、第1のウエハ16wの接着剤24が付着した領域、第1のウエハ18の接着剤22が付着した領域、及び第3のウエハ20wの接着剤24が付着した領域以外の領域に照射される。このため、接着剤22が付着した領域や接着剤24が付着した領域にレーザを照射する場合のように、接着剤22又は接着剤24によってレーザが反射してしまって、切断不良が生じるとの問題が生じない。また、接着剤22又は接着剤24が付着された領域にレーザを照射する場合のように、接着剤22.接着剤24が飛散して、飛散した接着剤22、接着剤24で製造される接合レンズモジュール12が汚染されるとの問題が生じない。
先述の方法では、レーザ照射することで接合レンズアレイ100を切断するか、ダイシングブレードを用いて接合レンズアレイ100を切断したのに対して、この変形例では、例えば、テープエキスパンドを用いて、第1のウエハ16wに形成されたスクライブ層(刻み部)S1、第2のウエハ18wに形成されたスクライブ層S2、及び第3の基板に形成されたスクライブ層S3に沿って、接合レンズアレイ100が分割される。
12 接合レンズモジュール
14 受光素子
16 第1の基板
16a レンズ部
16w 第1のウエハ
18 第2の基板
18w 第1のウエハ
20 第3の基板
20w 第3のウエハ
22 接着剤
24 接着剤
30 樹脂部
30a レンズ部
100 接合レンズアレイ
102 レーザ照射装置
104 エキスパンドテープ
S1 スクライブ層
S2 スクライブ層
S3 スクライブ層
Claims (6)
- 第1の基板と、複数の光学素子部を有する第2の基板とを接着剤を用いて貼り付ける貼り付け工程と、
互いに貼り付けられた前記第1の基板及び前記第2の基板を接着剤が付着していない領域で切断して、前記第1の基板及び前記第2の基板を、前記第1の基板及び前記第2の基板の切断した位置よりも内側に接着剤が付着した領域が存在し、前記第1の基板が前記光学素子部を少なくとも1つ有する光学部品に分割する分割工程と、
を有する光学部品の製造方法。 - 前記分割工程では、前記第1の基板及び前記第2の基板を、レーザを照射して切断する請求項1記載の光学部品の製造方法。
- 前記分割工程では、前記第1の基板及び前記第2の基板をダイシングにより切断する請求項1記載の光学部品の製造方法。
- 前記分割工程では、前記第1の基板を前記第1の基板に形成された刻み部に沿って分割する請求項1記載の光学部品の製造方法。
- 前記分割工程では、前記第2の基板を前記第2の基板に形成された刻み部に沿って分割する請求項1記載の光学部品の製造方法。
- 第1の基板と、複数の光学素子部を有する第2の基板とを接着剤を用いて貼り付ける貼り付け工程と、
互いに貼り付けられた前記第1の基板及び前記第2の基板を接着剤が付着していない領域で切断して、前記第1の基板及び前記第2の基板を、前記第1の基板及び前記第2の基板の切断した位置よりも内側に接着剤が付着した領域が存在し、前記第1の基板が前記光学素子部を少なくとも1つ有する光学部品に分割する分割工程と、
前記光学部品に受光素子を装着する工程と、
を有する撮影装置の製造方法。
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JP2007253219A JP2009086092A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 光学部品の製造方法及び撮影装置の製造方法 |
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