JP5892862B2 - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5892862B2 JP5892862B2 JP2012122318A JP2012122318A JP5892862B2 JP 5892862 B2 JP5892862 B2 JP 5892862B2 JP 2012122318 A JP2012122318 A JP 2012122318A JP 2012122318 A JP2012122318 A JP 2012122318A JP 5892862 B2 JP5892862 B2 JP 5892862B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heating
- heated
- control
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Induction Heating Cooking Devices (AREA)
- Electric Stoves And Ranges (AREA)
Description
また、被加熱物を加熱する際の温度のオーバーシュートを抑制することができる加熱調理器を得るものである。
図1は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の制御系の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、誘導加熱調理器は、本体11と、本体11の上面を形成し鍋1等の被加熱物を載置する耐熱ガラス製の天板3とを備えている。また、天板3の下方には被加熱物を誘導加熱する誘導加熱コイル6a〜6cが配置されている。これらの誘導加熱コイル6a〜6cを纏めていうときには誘導加熱コイル6というものとする。
また、天板3の裏面(誘導加熱コイル6と対応する面)には、接触式温度センサーであるサーミスター4a及び4b(以下、区別しないときはサーミスター4という)が接触するように配置されている。また、天板3の裏面(誘導加熱コイル6と対応する面)には、天板3の表面に置かれた鍋等の被加熱物底面の温度を検出するべく、天板3を透過した赤外線エネルギーを検出する赤外線センサー(以下、IRセンサー5という)が配置されている。
さらに、天板3の下方には、サーミスター4及びIRセンサー5の検知信号をA/D変換して温度に換算する温度検出手段7が設けられており、換算した温度情報を制御手段8へ出力する。
なお、誘導加熱コイル6は、本発明における「加熱手段」に相当する。
なお、インバーター回路9は、本発明における「駆動手段」に相当する。
なお、制御手段8は、本発明における「制御手段」、「反り量判定手段」、「油量判定手段」、「負荷判定手段」に相当する。
ユーザーが誘導加熱調理器の本体11の電源スイッチ(図示せず)を投入すると、制御手段8が起動される。制御手段8は、まず、内部に保有しているカウンタのクリアや初期値設定などの初期処理を行った後、操作部13からユーザーによって設定された情報を入力し、次に、制御手段8は、入力した設定情報が調理開始命令か否かを調べ、調理開始でなければ、調理開始命令が入力されるまで待ち状態となる。この入力待ち状態において、ユーザーが天板3に被加熱物である鍋1を載置し、続いて火力情報などを設定して操作部13の調理開始スイッチを押下すると、操作部13から調理開始命令の信号が生成されて制御手段8に入力される。制御手段8は、調理開始命令を入力すると、設定情報の中の火力情報に基づいてインバーター回路9を制御して、誘導加熱コイル6への高周波電力(以下、加熱Wという)の供給を開始させる。これにより誘導加熱による鍋1の加熱が開始する。そして、制御手段8は、温度検出手段7の温度と、操作部13の操作に対応して設定される設定温度とを比較し、その比較結果に基づいてインバーター回路9を制御する。
予熱工程において、制御手段8は、温度検出手段7にて検出された温度に基づき、鍋1の底面の反り量(以下、鍋反り量という)と、鍋1内の油2の量(以下、油量という)とを判定する。詳細は後述する。
また、制御手段8は、判定した鍋反り量および油量に基づいて、油2の温度を設定温度に制御するべく制御温度を決定し、予熱工程の加熱を開始させ、油温が設定温度に達すると予熱終了の報知を行った後、油温を設定温度に保つ保温工程をスタートさせる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の揚げ物保温工程の動作を示すフローチャートである。
以下、図3の各ステップに基づき、保温工程の動作を説明する。
予熱工程が完了し、保温工程をスタートさせると(S1)、制御手段8は、誘導加熱コイル6への高周波電力の供給を停止(以下、加熱をOFFなどという)する(S2)。
また、制御手段8は、保温工程の動作中において、サーミスター4a若しくは4b、又はIRセンサー5により検知された鍋1の底面の温度を、センサー温度として取得する。
ここでは、サーミスター4の温度は、サーミスター4aまたは4bの検出する温度のうち高い方の温度を制御に使用する。これはサーミスター4aまたは4bにおいて加熱されている鍋1の鍋底の温度に近い温度を検出しているサーミスターの温度情報を使用するためである。
また、センサー温度とは、サーミスター4a若しくは4bにて検知された温度、又はIRセンサー5にて検知された温度であり、どれかの検出温度が制御温度Toffになった時点で加熱のON、OFFを行うものである。
例えば、ユーザーによって入力された油温が180℃の場合、制御温度Toffは、サーミスター用が190℃、IRセンサー用が200℃に定められる。
制御手段8は、設定した制御温度Toff=加熱OFF温度(1)とし、取得したセンサー温度が、加熱OFF温度(1)以下となったか否かを判断し(S3)、センサー温度が、加熱OFF温度(1)以下となった場合は、加熱を開始させる(S4)。
この時、油温の温度低下量は小さい状態であり、調理負荷は小さいか調理負荷は投入されておらず自然放熱による温度低下の状態であるため、加熱Wは小さくて良い。このため、S4にて再加熱する加熱Wは、例えば750Wにて加熱される。
次に、制御手段8は、センサー温度が、加熱OFF温度(1)以上になったか否かを判定し、以上となった場合はS2に戻り加熱がOFFされる。
一方、センサー温度が、加熱OFF温度(1)未満の場合にはS6に進む。
次に、制御手段8は、センサー温度が更に低下し、Toff−A℃以下となったか否かを判断する(S6)。ここで、Aは予め設定した温度であり、例えば5℃とする。
センサー温度がToff−A℃以下でない場合はS5に戻る。
一方、センサー温度が更に低下し、Toff−A℃以下となった場合はS7に進み、加熱Wを1000Wに上げる(S7)。
この時は、小さい調理負荷が投入された状態であり、S7にて再加熱する加熱Wは少し大きくした方が良い。このため、S7では、上記S4で設定した加熱Wよりも大きい加熱Wを設定する。
次に、制御手段8は、センサー温度が、加熱OFF温度(2)以上になったか否かを判定し、以上となった場合はS2に戻り加熱がOFFされる。一方、センサー温度が、加熱OFF温度(2)未満の場合にはS9に進む。
ここで、加熱OFF温度(2)は、加熱OFF温度(1)より所定の温度高い温度である。この時は、例えば調理負荷が投入された状態である為、再加熱時間を少し長めにするべく、例えば、加熱OFF温度(2)=加熱OFF温度(1)+10℃とする。
次に、制御手段8は、センサー温度が更に低下し、Toff−B℃以下となったか否かを判断する(S9)。ここで、Bは予め設定した温度であり、例えば10℃とする。
センサー温度がToff−B℃以下でない場合はS8に戻る。
一方、センサー温度が更に低下し、Toff−B℃以下となった場合はS10に進み、加熱Wを1250Wに上げる(S10)。
この時は、中程度の調理負荷が投入された状態であり、S10にて再加熱する加熱Wは大きくした方が良い。このため、S10では、上記S7で設定した加熱Wよりも大きい加熱Wを設定する。
次に、制御手段8は、センサー温度が、加熱OFF温度(3)以上になったか否かを判定する。
ここで、加熱OFF温度(3)は、加熱OFF温度(2)より所定の温度高い温度である。この時は、例えば中程度の調理負荷が投入された状態である為、再加熱時間を長めにするべく、例えば、加熱OFF温度(3)=加熱OFF温度(2)+10℃とする。
センサー温度が、加熱OFF温度(3)以上となった場合は、S12に進み、加熱がOFFされる。一方、センサー温度が、加熱OFF温度(3)未満の場合にはS15に進む。
なお、加熱OFF温度(3)は、本発明における「補正後の制御温度」に相当する。
また、加熱OFF温度(3)と制御温度Toffとの温度差は、本発明における「補正温度」に相当する。
次に、制御手段8は、センサー温度が、加熱OFF温度(2)以下になったか否かを判定する(S13)。
このS13では、制御温度Toff=加熱OFF温度(1)よりも2段階高い温度である加熱OFF温度(3)まで加熱された後に、S12で加熱がOFFされた後の動作となる。そのため、加熱を開始させる温度を、センサー温度≦加熱OFF温度(1)(=制御温度Toff)に戻す前に、制御温度Toff=加熱OFF温度(1)よりも1段階高い温度である加熱OFF温度(2)以下にセンサー温度がなったかどうかを判断する。
センサー温度が、加熱OFF温度(2)以下となった場合は、S14にて加熱OFF温度(2)まで750Wで加熱した後、S2に戻り、加熱がOFFされる。
この動作により、制御温度Toff=加熱OFF温度(1)に戻す前の再加熱を段階的に行うこととなる。
なお、ここでの加熱OFF温度(3)と加熱OFF温度(2)との温度差は、本発明における「所定温度」に相当する。なお、ここでは加熱OFF温度(2)を用いたが、これに限らず加熱OFF温度(3)から所定温度を減算した値を用いるようにしても良い。
上記S11でセンサー温度が加熱OFF温度(3)未満の場合、制御手段8は、センサー温度が更に低下し、Toff−C℃以下となったか否かを判断する(S15)。ここで、Cは予め設定した温度であり、例えば15℃とする。
センサー温度がToff−C℃以下でない場合はS11に戻る。
一方、センサー温度が更に低下し、Toff−C℃以下となった場合はS16に進み、加熱Wを1500Wに上げる(S16)。
この時は、大きな調理負荷が投入された状態であり、S16にて再加熱する加熱Wを最大にする。なお、加熱Wはこれに限らず、上記S10で設定した加熱Wよりも大きい加熱Wを設定すればよい。
次に、制御手段8は、センサー温度が、加熱OFF温度(4)以上になったか否かを判定する(S17)。
ここで、加熱OFF温度(4)は、加熱OFF温度(3)より所定の温度高い温度である。この時は、例えば大きな調理負荷が投入された状態である為、再加熱時間を最も長めにするべく、例えば、加熱OFF温度(4)=加熱OFF温度(3)+10℃とする。
センサー温度が、加熱OFF温度(4)以上となった場合は、S18に進み、加熱がOFFされる。一方、センサー温度が、加熱OFF温度(3)未満の場合にはS17を繰り返す。
なお、加熱OFF温度(4)は、本発明における「補正後の制御温度」に相当する。
また、加熱OFF温度(4)と制御温度Toffとの温度差は、本発明における「補正温度」に相当する。
次に、制御手段8は、センサー温度が、加熱OFF温度(3)以下になったか否かを判定する(S19)。
このS19では、制御温度Toff=加熱OFF温度(1)よりも3段階高い温度である加熱OFF温度(4)まで加熱された後に、S18で加熱がOFFされた後の動作となる。そのため、加熱を開始させる温度を、センサー温度≦加熱OFF温度(1)(=制御温度Toff)に戻す前に、制御温度Toff=加熱OFF温度(1)よりも2段階高い温度である加熱OFF温度(3)以下にセンサー温度がなったかどうかを判断する。
センサー温度が、加熱OFF温度(3)以下となった場合は、S20にて加熱OFF温度(3)まで750Wで加熱した後、S12に進み、加熱がOFFされる。
なお、ここでの加熱OFF温度(4)と加熱OFF温度(3)との温度差は、本発明における「所定温度」に相当する。なお、ここでは加熱OFF温度(2)を用いたが、これに限らず加熱OFF温度(4)から所定温度を減算した値を用いるようにしても良い。
この動作により、制御温度Toff=加熱OFF温度(1)に戻す前の再加熱を、さらに多段階的に行うこととなり、再加熱までのOFF時間を短くでき、油温を安定して制御することができる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器のオーバーシュート抑制制御の動作を示すフローチャートである。
以下、図4の各ステップに基づき説明する。
制御手段8は、センサー温度がToff−A℃以上であるか否かを判定し(S21)、Toff−A℃以上の場合は、加熱Wを750Wに設定する(S22)。
一方、センサー温度がToff−A℃未満の場合はS23に進む。
制御手段8は、センサー温度がToff−B℃以上であるか否かを判定し(S23)、Toff−B℃以上の場合は、加熱Wを1000Wに設定する(S24)。
一方、センサー温度がToff−B℃未満の場合はS25に進む。
制御手段8は、センサー温度がToff−C℃以上であるか否かを判定し(S25)、Toff−C℃以上の場合は、加熱Wを1250Wに設定する(S26)。
一方、センサー温度がToff−C℃未満の場合はS27に進み、加熱Wを1500Wに設定する(S27)。
これにより、再加熱による油温度のオーバーシュートを抑制するよう加熱が制御される。
図5は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の揚げ物保温工程の温度変化の一例を示す図である。
図5に示す例では、補正後の制御温度を加熱OFF温度(4)まで上昇させ、この加熱OFF温度(4)に達するまで加熱が実施される。そして、加熱がOFFされた後、補正後の制御温度(加熱OFF温度(4))が、加熱OFF温度(3)、加熱OFF温度(2)、加熱OFF温度(1)=Toffの順に、段階的に補正前の制御温度まで低下されている。これにより、補正前の制御温度となる前に再加熱が実施され、補正温度を大きくした場合であっても、加熱動作が開始されるまでの時間が長くなることがない。よって、例えば連続して調理負荷を投入するなどにより、油2の温度低下量が大きくなることを抑制することができる。また、再加熱による加熱Wを温度差が少なくなるほど小さく設定しているので、油温度のオーバーシュートを抑制することができる。従って、油温を安定して制御することができる。
従来の保温工程においては、センサー温度が補正後の制御温度に到達したあと、制御温度を補正前の制御温度に戻す制御をしている。
例えば、図7に示すように、加熱OFF温度を加熱OFF温度(1)と加熱OFF温度(4)のみとした場合、加熱OFF温度(4)まで最高加熱電力の1500Wで加熱されるため油温はオーバーシュートして高い温度になってしまうと共に、加熱OFF温度(1)までセンサー温度が低下するまでに時間が掛かってしまい油の温度はその分低くなってしまい、最終的に制御温度に安定するまでの時間が長くなってしまう。
このため、補正した制御温度を補正前の制御温度に戻す際に、被加熱物である鍋1の油2の温度低下を抑制することができる。また、連続して調理負荷を投入するなどの動作が行われた場合においても再加熱のONタイミングが遅くなることがないようにすることができる。よって、油温を安定して制御することができる。
このため、再加熱による油温度のオーバーシュートを抑制することができ、油2の温度を安定して一定温度に保つことができる。
本実施の形態2では、鍋反り量や油量等に応じて、各加熱OFF温度の補正量を設定する形態について説明する。
上述したように、予熱工程において制御手段8は、温度検出手段7にて検出された温度に基づき、鍋反り量および油量を判定する。
例えば、制御手段8は、予熱工程開始時のセンサー温度を取得し、所定の加熱W(例えば1000W)で予熱を実施する。また、計時手段10の出力に基づいて加熱がスタートしてから所定時間(例えば60秒)経過後のセンサー温度を取得する。そして、加熱動作開始時のセンサー温度(鍋1の温度)と、加熱動作開始時から所定時間経過するまでの間のセンサー温度(鍋1の温度)上昇値とに基づいて、鍋1底面の反り量を判定する。例えば油2の温度が常温すなわち約25℃の場合、センサー温度も約25℃となる。そこから加熱をスタートした場合には、鍋1の鍋底の反り量が小さければ(約0.5mm以下)加熱と共にセンサー温度は順調に上昇するため、所定時間経過後のセンサーは例えば65℃となる。しかし、鍋1の反り量が大きくなると鍋1の底面と天板3との接触が悪くなるため温度が伝わりにくくなり、その結果、加熱がスタートしてから所定時間経過後のセンサーの温度上昇値は小さい値となる。このことから、加熱動作開始時のセンサー温度と、所定時間経過での温度上昇値とに基づいて、予め設定した温度範囲と反り量(小、中、大)との対応テーブルに基づき、鍋1底面の反り量を判定することができる。
図6においては、加熱OFF温度(1)〜(3)に加算する補正温度の値を、鍋反り量(小、中、大)、油量(多、中、少)のそれぞれについて示している。
例えば、加熱OFF温度(1)において、鍋反り量が「小」、油量が「多」の場合、補正温度は「12」となる。このとき、加熱OFF温度(2)=加熱OFF温度(1)+12℃、に補正する。
このように、鍋反り量が小さく油量が多い場合は加算する値を大きくし、逆の場合は小さくすることで鍋反り量や油量の影響を少なくできる。これは鍋反り量が大きいとセンサー温度の上昇が鈍くなり、油量が少ないと油温の温度上昇が早くなることから、センサー温度の上昇も早くなるために、図6の表の値のような補正量を定めたものである。よって、油温をより安定して制御することができる。
上記では、鍋反り量と油量にて加熱OFF温度に加算する補正値の値を定めたが、鍋種(材質)を加熱開始時に判定し、鍋種に応じて補正値を変更しても良い。
ここで、負荷となる鍋1の材質は、鉄やSUS430等の磁性材と、SUS304等の高抵抗非磁性材と、アルミや銅等の低抵抗非磁性材と、に大別される。
天板3に載置された鍋負荷の材質によってコイル電流と入力電流の関係が異なる。制御手段8は、例えば予め設定された、コイル電流と入力電流との相関関係をテーブル化した負荷判定テーブルを記憶し、このコイル電流と入力電流とに基づいて、鍋1の材質(鍋種)を判定する。
例えば、制御手段8は、加熱開始時に、負荷判定用の特定の駆動信号でインバーター回路9を駆動し、図示しない入力電流センサーの出力信号から入力電流を検出する。また同時に制御手段8は、図示しないコイル電流センサーの出力信号からコイル電流を検出する。そして、制御手段8は、検出したコイル電流および入力電流と、予め記憶した負荷判定テーブルから、載置された鍋1の材質を判定する。
このように、鍋1の材質(鍋種)に応じて補正量を設定することで、鍋1の材質の影響を少なくできる。よって、油温をより安定して制御することができる。
Claims (8)
- 被加熱物が載置される天板と、
前記天板の下方に配置され、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段を駆動する駆動手段と、
前記被加熱物の温度を検知する温度検知手段と、
前記温度検知手段の検知温度に基づいて前記駆動手段を制御し、前記加熱手段の加熱出力を制御する制御手段と
を備え、
前記制御手段は、
前記被加熱物の温度が加熱をオフにする制御温度以下の場合、前記加熱手段の加熱を開始させ、前記被加熱物の温度が前記制御温度を上回った場合、前記加熱手段の加熱を停止させる保温動作において、
前記被加熱物の温度の低下量に応じた補正温度を、前記制御温度に加えて補正し、
前記被加熱物の温度が、補正後の前記制御温度に達した場合、補正後の前記制御温度を補正前の前記制御温度まで段階的に低下させる
ことを特徴とする加熱調理器。 - 前記制御手段は、
前記被加熱物の温度の低下量が大きいほど前記補正温度の値を大きく設定し、
前記被加熱物の温度が、補正後の前記制御温度に達した場合、補正後の前記制御温度を所定温度低下させ、
前記被加熱物の温度が、所定温度低下させた前記制御温度以下となった後、当該制御温度に達した場合、補正後の前記制御温度をさらに所定温度低下させる
ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 - 前記制御手段は、
前記制御温度と前記被加熱物の温度との温度差が小さいほど、前記加熱手段の加熱出力を小さく設定する
ことを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。 - 前記被加熱物底面の反り量を判定する反り量判定手段と、
前記被加熱物内の油量を判定する油量判定手段とを備え、
前記制御手段は、
前記保温動作において、
前記反り量が小さいほど前記補正温度の値を大きく設定し、
前記油量が大きいほど前記補正温度の値を大きく設定する
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の加熱調理器。 - 前記制御手段は、
前記保温動作において、
補正後の前記制御温度を補正前の前記制御温度まで段階的に低下させる際の低下量を、前記反り量が小さいほど大きく設定し、前記油量が大きいほど大きく設定する
ことを特徴とする請求項4記載の加熱調理器。 - 前記反り量判定手段は、
前記被加熱物の温度を所定温度まで加熱する予熱動作において、
加熱動作開始時の前記被加熱物の温度と、加熱動作開始時から所定時間経過するまでの間の前記被加熱物の温度上昇値とに基づいて、前記被加熱物底面の反り量を判定し、
前記油量判定手段は、
前記被加熱物の温度上昇率に基づいて、前記被加熱物内の油量を判定する
ことを特徴とする請求項4または5記載の加熱調理器。 - 前記被加熱物の材質を判定する負荷判定手段を備え、
前記制御手段は、
前記保温動作において、
前記被加熱物の材質に応じて前記補正温度の値を設定する
ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の加熱調理器。 - 前記加熱手段は、誘導加熱コイルにより構成され、
前記駆動手段は、前記誘導加熱コイルに高周波電力を供給する駆動回路により構成され、
前記負荷判定手段は、
前記駆動回路への入力電流と前記誘導加熱コイルの電流との相関に基づいて、前記被加熱物の材質を判定する
ことを特徴とする請求項7記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012122318A JP5892862B2 (ja) | 2012-05-29 | 2012-05-29 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012122318A JP5892862B2 (ja) | 2012-05-29 | 2012-05-29 | 加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013247088A JP2013247088A (ja) | 2013-12-09 |
JP5892862B2 true JP5892862B2 (ja) | 2016-03-23 |
Family
ID=49846684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012122318A Expired - Fee Related JP5892862B2 (ja) | 2012-05-29 | 2012-05-29 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5892862B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6246094B2 (ja) * | 2014-08-04 | 2017-12-13 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002280157A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘導加熱調理器 |
JP3567912B2 (ja) * | 2001-08-03 | 2004-09-22 | 松下電器産業株式会社 | 加熱調理器 |
JP2004069112A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-03-04 | Tokyo Gas Co Ltd | 自動調理装置 |
JP2004185829A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Toshiba Corp | 電磁調理器 |
JP2009093976A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器 |
JP2010211998A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Toshiba Corp | 誘導加熱調理器 |
JP5047222B2 (ja) * | 2009-05-13 | 2012-10-10 | 三菱電機株式会社 | 電磁調理器 |
-
2012
- 2012-05-29 JP JP2012122318A patent/JP5892862B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013247088A (ja) | 2013-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4910667B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP5022784B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP5892862B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP4972611B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP5930663B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP4444126B2 (ja) | 加熱機器 | |
JP2009043587A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2003187953A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2007141746A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2007123159A (ja) | 加熱調理器 | |
JP5741468B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP4302682B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP5579101B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2008135201A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP4810888B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2005339807A (ja) | 電磁調理器 | |
JP5979990B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP3837345B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP6537336B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2009104857A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2010211998A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP4444050B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP6246094B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2012059375A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2009004281A (ja) | 誘導加熱調理器およびその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5892862 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |