JP2009295457A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
鍋の温度を精度良く検出し調理性能を向上させた誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】
筐体1の上面に被加熱物を載置するトッププレート2を配置し、該トッププレート2下方の前記筐体1内に環状に形成された加熱コイル3と、該加熱コイル3に電力を供給するインバータ15とを備えた誘導加熱調理器において、前記加熱コイル3中心部近傍に設けられ前記トッププレート2の下面温度を検出する内側温度センサ31dと、前記加熱コイル3の外周部より内側に3個以上設けられ前記トッププレート2の下面温度を検出する外側温度センサ31e・・と、前記加熱コイル3の中心部近傍の下方に設けられ、前記被加熱物から放射される赤外線を検出する赤外線センサ12と、前記内側温度センサ31dと前記外側温度センサ31e・・と前記赤外線センサ12との検出信号を基に、前記インバータ15を制御して前記被加熱物を加熱制御する制御手段14とを設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、筐体内に誘導加熱コイルを備え、その上面に耐熱ガラス製のトッププレートを配置した誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、トッププレート裏面に設けた温度センサと、本体内に設けた赤外線センサと、温度センサと赤外線センサの温度情報を受けて加熱量を制御する制御手段とを備え、鍋の温度をトッププレートを介して温度センサで検知し、同時に鍋の温度変化を赤外線センサで検知する誘導加熱調理器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、鍋を載置するトッププレートと、鍋を加熱する加熱コイルと、加熱コイルに高周波電流を供給し、鍋を電磁誘導で加熱するインバータと、トッププレート下面の加熱コイル上部近傍に複数配置し、鍋の温度をトッププレートを介して検知する温度検知部とを備えたものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、環状の第1の加熱コイルの外側に隙間を設けて第2の加熱コイルを設け、第1の加熱コイルの中心部に第1の感熱部と、隙間に設けた第2の感熱部を設け、第2の感熱部の制御動作の後に第1の感熱部の制御動作を行うようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
さらに、トッププレートの上に載置する鍋の温度をトッププレートの下面に当接させたサーミスタなどの温度センサにより鍋の温度を検出するように構成したものにおいて、底面が平らな鍋に少量の油を入れて加熱する際、温度センサの所定時間における温度変化をとらえ、この温度変化量が所定値を越えた際は加熱出力を低下させて、鍋の中の油が発火温度に達することがないように加熱制御するものがある(例えば、特許文献4参照)。
特許第2897306号公報 特開2003−317919号公報 特許第2822555号公報 特開平5−62772号公報
上記した従来の誘導加熱調理器において、特許文献1のものは、赤外線センサで鍋の急激な温度変化を検知し、温度センサで鍋の絶対温度を検知することにより、鍋の温度状態を把握することが出来るが、温度センサが1個のため鍋の大きさ,鍋の置く位置や、鍋の材質による赤外線の放射率の差や、鍋底面の汚れや、赤外線を透過するトッププレート部の汚れ等の要因により、鍋の温度検知精度に課題があった。
また、特許文献2のものは、鍋の温度をトッププレートを介して温度検知部が受熱して温度を検出しているが、トッププレートの熱応答の遅れ時間により、温度検知部で検知した温度と実際の鍋の温度との間には大きな温度差が発生し、加熱初期の鍋の局部的な温度上昇を抑制しようとすると問題がある。
また、特許文献3のものは、温度センサが加熱コイルに2箇所しか設けられていないので、鍋底の直径が120mm程度の小径の調理鍋を使用し、かつ、調理鍋が加熱コイルの中心から外れて外側温度センサの配置されていないところに載置された場合には、鍋の温度を内側温度センサと外側温度センサの両方によって検出することができず、鍋底の周辺部が急激に温度上昇して高温になり、空焼きや煙等が発生するという課題があった。
また、温度センサは、トッププレートを介しているため、熱応答の遅れ時間により温度センサで検出した温度と実際の鍋の温度との間には大きな温度差が生じ、加熱初期の鍋の局部的な温度上昇が抑制しづらいという課題があった。
また、特許文献4のものは、少量の油を加熱する場合には鍋全体の熱容量が小さく、かつ温度センサはトッププレートを介して鍋の温度を検出するので、温度センサは鍋の温度上昇に追従できないため、温度センサの温度変化量に注目して、所定値を越えた場合には加熱コイルの加熱出力を低下させ、油の温度上昇を遅らせて温度センサの温度追従性を向上させるようにしているが、油を予熱して適温にするまでの時間が長くなり使い勝手が悪くなるという課題があった。
また、油の量が極少量の場合には、油の温度がさらに急速に上昇するため適温以上の高温になってしまうという課題があった。
本発明の目的は、上記課題のうち少なくとも一つを解決するものであり、鍋の大きさ,鍋の置く位置による鍋の温度検知精度を向上させ、必要以上の温度上昇による、空焼きや煙等の発生を抑制した誘導加熱調理器を提供することにある。
本発明の請求項1では、筐体の上面に被加熱物を載置するトッププレートを配置し、該トッププレート下方の前記筐体内に環状に形成された加熱コイルと、該加熱コイルに電力を供給するインバータとを備えた誘導加熱調理器において、前記加熱コイル中心部近傍に設けられ前記トッププレートの下面温度を検出する内側温度センサと、前記加熱コイルの外周部に3個以上設けられ前記トッププレートの下面温度を検出する外側温度センサと、前記加熱コイルの中心部近傍の下方に設けられ、前記被加熱物から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、前記内側温度センサと前記外側温度センサと前記赤外線センサとの検出信号を基に、前記インバータを制御して前記被加熱物を加熱制御する制御手段とを設けたものである。
また、請求項2では、請求項1記載の誘導加熱調理器において、前記制御手段は、前記内側温度センサと外側温度センサと赤外線センサの各センサが検知した温度を比較し、一番高い温度を検知したセンサの検出信号出力を優先して前記被加熱物を加熱制御するものである。
本発明の誘導加熱調理器は、上記のように構成したことにより、内側温度センサと、外側温度センサの各センサの温度検出特性と、赤外線センサの温度検出特性のそれぞれの特性の違いを取り入れて鍋の加熱制御を行うことにより、調理温度の違いや調理物の量及び鍋の大きさや鍋の置く位置によっても鍋の温度を正確に検知し、調理を良好に行うことができる。
また、鍋の必要以上な温度上昇による空焼きや煙等の発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本実施例における誘導加熱調理器の外観斜視図である。
図1において、誘導加熱調理器の筐体1の上面にはトッププレート2が水平に配置されている。
トッププレート2は、耐熱性の高い結晶化ガラス製の厚さ約4mmのもので構成され、鉄等の磁性体又はアルミ等の非磁性体よりなる鍋30等の被加熱物を載置する。
トッププレート2下方で、筐体1内の上部で左右及び中央後部には、環状に形成された加熱コイル3が夫々配置されており、トッププレート2に載置された鍋30等の被加熱物を誘導加熱する。
トッププレート2の前面側上面には、夫々の加熱コイル3に対応した操作部7が設けられていて、加熱コイル3の通電状態の設定や操作を行う。また、操作部7に対応して表示部8が操作部7の近傍に設けられており、夫々の加熱コイル3の通電状態等を表示する。
筐体1の後部右側には、上方に向けて開口した吸気口4が設けられており、筐体1内に設けられたファン(図示せず)により、吸気口4から吸気した冷却風を筐体1内に設けられた制御基板(図示せず)や加熱コイル3等に流して冷却する。
筐体1の後部左側には、筐体1内部を冷却した冷却風を排気する排気口5が設けられている。
筐体1の前面左部には、魚やピザ等を焼くグリル加熱部6が設けられている。
図2は、実施例1における誘導加熱調理器のトッププレート2を除いた状態の上面図。図3は、実施例1における誘導加熱調理器の右側に配設された加熱コイル3の要部縦断面図である。
図2において、左右及び中央後部に配設された加熱コイル3は、夫々環状の内側加熱コイル31a,32a,33aと、その外側に環状の隙間31b,32b,33bを設けて配置された環状の外側加熱コイル31c,32c,33cとで構成されている。
夫々の加熱コイル3に隙間31b,32b,33bを設ける理由は、内側加熱コイル31a,32a,33aと外側加熱コイル31c,32c,33cで発生する磁束を分散させて鍋30の温度を均一化するためである。
なお、加熱コイル3には隙間31b,32b,33bを設ける構成としたが、特にこれに限定されることはない。例えば内側加熱コイル31aと外側加熱コイル31cを隙間無く巻回した隙間31bの無い加熱コイルとした構成であってもよい。
各加熱コイル3は、コイルベース9上に設置されており、コイルベース9は複数のバネ(図示せず)によりトッププレート2方向に付勢され、加熱コイル3がトッププレート2に対し略並行となるように構成されている。
また、各加熱コイル3は、表皮効果を抑制するためリッツ線を採用していて、後述するインバータにより数十kHzの高周波で数百Vの電圧が印加され、鍋30に対して高周波磁界を印加して鍋30に渦電流を発生させ、鍋30を自己発熱させて加熱する。
なお、左側に配設された加熱コイル3及び中央後部に配設された加熱コイル3も同様な構成となっている。
図3に示すように、内側加熱コイル31aの中心部近傍には、サーミスタで構成された内側温度センサ31dがトッププレート2の下面に密着して取り付けられており、加熱コイル3の上方に載せられた鍋30の中心部近傍の温度を測定する。
加熱コイル3の隙間31bには、夫々一定の間隔を保持して、最も好ましくは等間隔に三個以上(本実施例では三個で説明する)のサーミスタで構成された外側温度センサ31e,31f,31gがギャップスペーサー10に緩衝材を介して取り付けられて設けられている。
なお、外側温度センサ31e,31f,31gは、加熱コイル3の隙間31bに限定して配設されるものではなく、加熱コイル3の上面とトッププレート2の下面との間に後記ギャップスペーサー10による隙間が保持されるので、該隙間を利用してそれぞれ適宜な間隔を有して配設してもよい。
ギャップスペーサー10は、前記したようにトッププレート2の上面に載置される鍋30と加熱コイル3とのギャップを一定に保持するためのものであり、コイルベース9の外周縁部に取り付けられた支持部材11により、コイルベース9上面の外周から中心側に向けて適宜間隔を保持して3個設けられている。
ギャップスペーサー10に取り付けられた外側温度センサ31e,31f,31gの内、一個(図2に示す外側温度センサ31e)は、使用者側に近く、鍋30が載置されやすい筐体1の手前側に配置されている(同様に左側加熱コイル3では外側温度センサ32eとなる)。
外側温度センサ31e,31f,31gは、内側温度センサ31dに対して120度ずつずれて配置されている。
ギャップスペーサー10に取り付けられた外側温度センサ31e,31f,31g,32e,32f,32gは、コイルベース9がトッププレート2方向にバネにより付勢されているため、トッププレート2の下面に密着している。
なお、中央後部に配設された加熱コイル3は、加熱コイル3の外形が小さいため、隙間33bには温度センサは設けられていない。
左右に配設された加熱コイル3の中心部近傍の下方には、鍋30の底面から放射される赤外線をトッププレート2を通して受光し、その受光した赤外線のエネルギーから温度を測定する赤外線センサ12,13が設けられている。
なお、中央後部に配設された加熱コイル3には、赤外線センサは設けられていない。これは中央後部の加熱コイル3は限られた調理用に用途が限定されているためである。
赤外線センサ12の受光面12aは、内側加熱コイル31aの中心部近傍の位置で、加熱コイル3下方のトッププレート2の下面から約35mm離れた位置に設けられている。
赤外線センサ12,13は、熱型検出素子を使用した方式のセンサである。また、その受光面12aには図示していないが測定する赤外線の視野角を制限するレンズや導光筒等が設けられ、図3に示すようにトッププレート2の下面の位置で10φから15φの温度検出スポット12bによって検出するような視野角としている。
なお、赤外線センサ12,13で検知する温度は、鍋30から放射する赤外線をトッププレート2を通して受光するため、本実施例では、結晶化ガラス製のトッププレート2の赤外線透過波長特性から150℃程度の温度の低い範囲は検出しにくいといった性質がある。
これらにより、鍋30の温度を検出して行う自動調理は、トッププレート2を介して検出する内側温度センサ31dと、外側温度センサ31e,31f,31gと、内側加熱コイル31aの中心部近傍の下方に設けられた赤外線センサ12により温度を検出して行われる。
次に、鍋の加熱制御について図3を用いて簡単に説明する。なお、グリル加熱部6の制御については本発明とは直接関係ないので、図3では省略している。
操作部7で入力されたメニュー,出力情報,調理のスタート・切情報等は、制御手段14に入力される。
制御手段14は、認識した操作部7の情報や調理の進行状況等を表示信号として表示部8に送り、表示部8で表示する。
制御手段14は、操作部7で設定された内容及び事前に組み込まれた自動調理などのプログラムに基づき、インバータ15を制御して加熱コイル3へ高周波電流を流して電力を供給し、加熱コイル3上の鍋30を誘導加熱する。
さらに、制御手段14は、加熱コイル3に設けられた内側温度センサ31dと外側温度センサ31e,31f,31gと、加熱コイル3の下方に設けられた赤外線センサ12の出力信号を入力して温度を検出する温度検出手段16の温度情報を入力し、インバータ15を制御して加熱コイル3に高周波電流を流して電力を供給し、鍋30が設定温度又は設定出力で加熱されるように加熱制御する。
なお、温度検出手段16とインバータ15は、夫々の加熱コイル3に対応して3個備えているが、制御手段14は全体を1個で構成している。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、図3,図4を参照しながらその動作を説明する。図4は、実施例1における制御動作説明図である。
一例として、鍋30で揚げ物調理を行う場合、制御手段14は、内側温度センサ31dと、外側温度センサ31e,31f,31g及び赤外線センサ12が検知した鍋30の温度を比較し、一番高い温度を検知したセンサの検出信号を優先して鍋30の加熱制御を行う。
図4に示すように、赤外線センサ12は、トッププレート2を透過して鍋30の底部の温度を直接検知するのに対し、内側温度センサ31dと、外側温度センサ31e,31f,31gは、トッププレート2を介して鍋30の底部の温度を検知するので、両センサ12,31d,31e,31f,31gの間には図示するように時間的遅れが生じる。
従って赤外線センサ12が一番高い温度を検知することになり、赤外線センサ12による温度検出手段16の出力を優先して加熱制御を行う。
但し、この調理の途中で、例えばトッププレート2が汚れて赤外線センサ12の受光部に赤外線が受光されにくくなった場合や、鍋30の置く位置が移動すること等により、外側温度センサ31eが一番高い温度を検知するようになると、以後の制御手段14の加熱制御は、外側温度センサ31eによる温度検出手段16の出力を優先して加熱制御を行う。
このように、調理温度の高い揚げ物調理を行う場合には、鍋30の底部の温度を直接検知する赤外線センサ12の出力を優先することで鍋30の温度検知精度が向上し、揚げ物調理を良好に行うことができる。
また、一方、赤外線を透過する部分のトッププレート2の汚れや、鍋30の材質による赤外線の放射率の差、鍋30の表面の汚れ等により、赤外線センサ12が鍋30の温度検知に問題が生じた場合は、内側温度センサ31dと、外側温度センサ31e,31f,31gの内で一番高い温度を検知したセンサの検出信号を優先して鍋30の加熱制御を行うことにより、鍋30の必要以上な温度上昇による空焼きや煙等の発生を抑制することができる。
また、鍋30の中心部や周辺部が反っている場合には、鍋30とトッププレート2間にできた空間により、鍋30の熱がトッププレート2に伝わりにくく、したがって、その部分に配設された内側温度センサ31dや、外側温度センサ31e,31f,31gは、加熱開始から所定時間経っても温度上昇しないことがある。
したがって、このような場合は、内側温度センサ31dと、外側温度センサ31e,31f,31g及び赤外線センサ12が検知した温度を比較し、一番高い温度を検知したセンサの検出信号を優先して鍋30の加熱制御を行うことにより、鍋30の反りに影響を受けにくい赤外線センサ12の検出信号が一番高い温度を検知するようになると、この赤外線センサ12の検出信号を優先して鍋30の加熱制御を行うことができるため、鍋30の必要以上な温度上昇による空焼きや煙等の発生を抑制することができる。
次に、湯沸しや煮物等、比較的低い温度で調理する場合には、赤外線センサ12は結晶化ガラス製のトッププレート2の赤外線透過波長特性から温度の低い範囲は検出しにくいといった性質があることから、内側温度センサ31dや、外側温度センサ31e,31f,31gの検知した温度情報で加熱制御を行う。
但し、調理中に鍋30内の湯や煮汁が少なくなる等の事態が生じると、鍋30の温度が上昇して高温になり、その温度を赤外線センサ12が検知し、加熱制御することができるため、鍋30の必要以上の温度上昇による空焼きや煙等の発生を抑制することができる。
このように、本実施例では、内側温度センサ31dと、外側温度センサ31e,31f,31gの各センサの温度検出特性と、赤外線センサ12の温度検出特性のそれぞれの特性の違いを取り入れて鍋30の加熱制御を行うことにより、調理温度の違いや調理物の量及び鍋の大きさや鍋30の置く位置によっても鍋30の温度を正確に検知し、調理を良好に行うことができる。
また、鍋30の必要以上な温度上昇による空焼きや煙等の発生を抑制することができる。
本発明の実施例における誘導加熱調理器の外観斜視図である。 本発明の実施例における誘導加熱調理器のトッププレートを除いた状態の上面図である。 本発明の実施例における誘導加熱調理器の右側に配設された加熱コイルの要部縦断面図である。 本発明の実施例における制御動作説明図である。
符号の説明
1 筐体
2 トッププレート
3 加熱コイル
12,13 赤外線センサ
14 制御手段
15 インバータ
31d,32d,33d 内側温度センサ
31e,31f,31g,32e,32f,32g 外側温度センサ

Claims (2)

  1. 筐体の上面に被加熱物を載置するトッププレートを配置し、該トッププレート下方の前記筐体内に環状に形成された加熱コイルと、該加熱コイルに電力を供給するインバータとを備えた誘導加熱調理器において、前記加熱コイル中心部近傍に設けられ前記トッププレートの下面温度を検出する内側温度センサと、前記加熱コイルの外周部より内側に3個以上設けられ前記トッププレートの下面温度を検出する外側温度センサと、前記加熱コイルの中心部近傍の下方に設けられ、前記被加熱物から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、前記内側温度センサと前記外側温度センサと前記赤外線センサとの検出信号を基に、前記インバータを制御して前記被加熱物を加熱制御する制御手段とを設けたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 請求項1記載の誘導加熱調理器において、前記制御手段は、前記内側温度センサと外側温度センサと赤外線センサの各センサが検知した温度を比較し、一番高い温度を検知したセンサの検出信号出力を優先して前記被加熱物を加熱制御することを特徴とする誘導加熱調理器。
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