JP2013502895A - 電気機器のための入力回路、入力回路の使用、及び電気機器 - Google Patents

電気機器のための入力回路、入力回路の使用、及び電気機器 Download PDF

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Abstract

本発明は、電気機器(2)のための入力回路(1)であって、第1のラインフィルタ(4)を有する共有電気経路(18)と、共有電気経路と直列に接続され、第2のラインフィルタ(8)を有する第1の電気経路(6)と、共有電気経路と直列に接続され、第1の電気経路と並列に接続される第2の電気経路(7)とを有する入力回路に関する。入力回路は、第1の電気経路を開放する第1のスイッチング素子(5)を有する。電気機器の高電力消費を有する第1の動作モード(Z1)において、第1のスイッチング素子は閉じられ、動作電流のフィルタリングが第1及び第2のラインフィルタによって行われ、電気機器の電力消費が減る第2の動作モード(Z2)において、第1のスイッチング素子は開き、フィルタリングは第1のラインフィルタのみによって行われる。更に、本発明は、スイッチング電源ユニットにおける入力回路の使用と、入力回路を有する電気機器とに関する。

Description

本発明は、本線供給(mains)フィルタを備え、高電力消費の第1の動作モードと電力消費が少ない第2の動作モードとにおいて動作する電気機器のための入力回路に関する。また、本発明は、スイッチモード電源ユニットにおけるそのような入力回路の使用と、そのような入力回路を有する電気機器とに関する。
本線供給フィルタ及び異なった電力消費を有する電気機器は、広く知られている。特に、情報テクノロジ及びコンシューマ・エレクトロニクス機器は、しばしば、通常の、完全にスイッチオンした動作モードのみならず、スタンバイ動作モードとして知られているものも有し、スタンバイ動作モードでは、比較的低い電力しか電源システムから引き込まれない。そのようなスタンバイ動作モードは、とりわけ、電気機器が遠隔又は時間制御の下で再び完全にスイッチオンした動作状態に入ることを可能にする。
そのような電気機器の欠点は、それらが、スタンバイ動作モードにおいてさえ、常に電源システムから低電力を引き込むことである。更に、電気機器に電力を供給するために使用される電源ユニット及びそれらの構成要素は、通常、通常動作のために設計される電力範囲におけるよりもスタンバイ動作モードにおいて低い効率を示す。
そのような構成要素の例は本線供給フィルタ及び力率補正回路であり、それらは、特に、出力の大きいスイッチモード電源ユニットが使用される場合に、その電源ユニットにおいて起こる電圧及び電流スパイクを減らすために使用される。
図2は、電気機器のための本線供給フィルタを備える入力回路1を有する従来の配置を示す。回路配置1は、位相入力Line及び中性線Neutralの形で本線入力部3を有し、位相入力Line及び中性線Neutralは、ブリッジ整流器BD1の形をした整流器回路へ本線入力フィルタを介して結合されている。本線入力フィルタは、位相入力Lineと中性線Neutralとの間に配置されるXキャパシタCx1及びCx2と、位相接続Line又は中性線Neutralと接地との間に配置されるyキャパシタCy1、Cy2、Cy3及びCy4と、位相ラインLine及び中性線Neutralにおいて夫々配置される干渉抑制コイルL1及びL2と、位相ラインLineと中性線Neutralとの間に配置される放電抵抗Rxとを有する。ブリッジ整流器BD1は4つのダイオードを有し、それらのダイオードは、グレーツ(Graetz)ブリッジとして知られているものにおいて配置され、接続4及び3における交流電圧を接続1及び2におけるパルス直流電圧に変換する。実際の電源ユニットは、図2には図示されていない。図2の回路配置1においては、それは、Cbによって表される保持キャパシタと並列に接続されている。
電源ユニットが位相ラインLineにおけるスイッチSwによってオンされるときに大きな充電電流を回避するために、整流器BD1及び保持キャパシタCbは、NTCサーミスタRntcの形でそれらの間に接続されている電流制限素子を有する。NTCサーミスタは、本線ケーブルがオンされる又はプラグで接続される場合に、キャパシタCbにおける充電電流を制限する。回路配置1の動作の間NTCサーミスタRntcの寄生負荷を回避するために、単安定リレーRelが設けられる。例えば、リレーRelの制御接続A及びBの間に12ボルトの電圧を印加することによって、電流制限素子Rntcを短絡することが可能である。
図2に示される回路配置1の欠点は、スイッチSwが閉じられるときに本線入力フィルタ及び保持キャパシタCbが常に電源システムに接続されることである。従って、たとえ電源ユニットが保持キャパシタCbから電荷を引き込むべきでないとしても、本線入力フィルタは回路配置1による皮相電力及び電力損失を生じさせる。また、本線入力フィルタにおける放電抵抗Rxは、回路配置1における電力損失に寄与する。それは、例えば本線からの絶縁時に制御された態様において、100nFよりも大きいキャパシタンスを有する本線入力フィルタにおける本線側XキャパシタCx1及びCx2を放電するために、安全上の理由から必要とされる。関連規定、例えば、VDEスタンダード“Einrichtungen der Informationstechnik - Sicherheit”[情報テクノロジ装置−安全性]DIN EN 60950−1に従って、本線供給フィルタにおけるXキャパシタは、1秒未満の時間内に初期値の37%未満にまで放電されなければならない。代替的に、全てのXキャパシタの総キャパシタンスは、100nFよりも大きくない値に制限されなければならない。これは、特に、低減された電力消費を有する動作モードにおいて、電気機器の効率が低下することをもたらす。
本発明は、低減された電力消費を有する動作状態における電気機器の効率を改善する、電気機器のための入力回路を記載することを目的とする。特に、入力回路に存在する電気保線供給フィルタ又は力率補正回路からの電力損失を減らすことを目的とする。
上記の目的は、電気機器のための入力回路であって、第1の本線供給フィルタを有する共有電気経路と、前記共有電気経路と直列に接続され、第2の本線供給フィルタを有する第1の電気経路と、前記共有電気経路と直列に接続され、前記第1の電気経路と並列に接続される第2の電気経路とを有する入力回路、によって達成される。本発明は、前記第1の電気経路を開放する第1のスイッチング素子と、制御回路による前記第1のスイッチング素子の作動のための制御入力部とを設け、前記第1のスイッチング素子は、前記電気機器の高電力消費を有する第1の動作モードにおいて閉じられ、その結果として、前記第1の本線供給フィルタ及び前記第2の本線供給フィルタによって動作電流がフィルタリングされ、前記第1のスイッチング素子は、前記第1の動作モードと比較して前記電気機器の電力消費が少ない第2の動作モードにおいて開き、その結果として、前記動作電流は前記第1の本線供給フィルタによってのみフィルタリングされる。
第1の本線供給フィルタ及び第2の本線供給フィルタへの本線供給フィルタの分割と、第1の電気経路における前記第2の本線供給フィルタの配置とは、該第2の本線供給フィルタが、高電力消費を有する第1の動作モードにおいて第1のスイッチング素子によって選択的に接続されることを可能にし、且つ、前記第2の本線供給フィルタが、低減された電力消費を有する第2の動作モードにおいて第2の電気経路によってバイパスされることを可能にする。このように、電気機器の第1及び第2の動作モードの需要に合うようカスタマイズされた第1及び第2の本線供給フィルタにより、電気機器の異なる動作モードごとに、異なる設計の本線供給フィルタを選択することが可能である。その結果、電気機器におけるより高い効率、従って、より少ない電力損失が、達成される。
1つの有利な改良に従って、前記第1のスイッチング素子は、リレー、特に単安定リレーの形をとる。スイッチング素子としてのリレーの使用は、前記第2の本線供給フィルタが、当該入力回路の前記第1の電気経路から容易に且つ安全に絶縁されることを可能にし、同時に、例えば、当該電気機器へ接続される周辺装置のための、スイッチング出力の供給を可能にする。
更なる有利な改良に従って、前記第2の電気経路は電流制限素子を含む。前記第2の電気経路における電流制限素子の配置は、当該入力回路が電源システムに接続される場合に、スイッチオン時の電流突入を防ぐ。高電力消費を有する前記第1の動作モードにおいて、前記電流制限素子は、前記第1の電気経路によって短絡され得る。その結果として、前記第1の動作モードにおいて、前記電流制限素子では、電力損失が起こらない。
更なる有利な改良に従って、当該入力回路は、前記第2の電気経路を絶縁する第2のスイッチング素子を更に有する。この改良において、前記制御回路は、第3の動作モードにおいて前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の両方を開くようセットアップされ、それにより、当該入力回路は、電源システムから前記電気機器に動作電流を供給するために使用されない。前記第2の電気経路を開放するための第2のスイッチング素子の使用も、前記電気機器が完全に電源システムから絶縁されることを可能にし、その結果として、電源システムからは全く更なる電力が引き込まれない。特に、スタンバイモードを必要としない、又は先と同じく電気機器を電子的に起動するための内部電源を有する機器に関し、このように、電気機器の電力消費を零にまで低減することが可能である。
1つの有利な改良に従って、前記第2のスイッチング素子は、半導体スイッチング素子、特にサイリスタの形をとる。前記第2のスイッチング素子の使用は、前記電気機器を前記第2の動作モードに切り替えるために、前記電気機器における内部電源による当該入力回路の単準動作を可能にする。
更なる有利な改良に従って、前記第1の本線供給フィルタは、Xキャパシタを有さず、又は100nFよりも大きくないキャパシタンスを有するXキャパシタを有し、前記第2の本線供給フィルタは、100nFよりも大きいキャパシタンスを有するXキャパシタを有する。Xキャパシタを有さない、又は100nF未満のキャパシタンスの比較的小さなXキャパシタを有する第1の本線供給フィルタの使用は、例えば、該第1の本線供給フィルタにおけるXキャパシタを放電するための放電抵抗として知られているものの使用が、免除されることを可能にする。従って、前記第1の本線供給フィルタは、当該入力回路が持続的に電源システムに接続される場合でさえ電力損失を引き起こさないように設計され得る。
更なる有利な改良に従って、当該入力回路は、力率補正のための回路を更に有し、前記制御回路は、前記第1の動作モードにおいて前記力率補正のための回路をアクティブにし、前記第2の動作モードにおいて前記力率補正のための回路を非アクティブにするようセットアップされる。前記力率補正のための回路の選択的な作動は、前記第2の動作モードにおいて前記電気機器に給電するための、力率補正を有さない簡単な効率的な回路の使用と、前記第1の動作モードにおける必要な力率補正を有する特に出力大きい回路の使用とを可能にする。
更なる有利な改良に従って、当該入力回路は、前記電気機器のための供給電圧をバッファリングするために、第1のキャパシタンスを有する第1の保持キャパシタと、前記第1のキャパシタンスよりも低い第2のキャパシタンスを有する第2の保持キャパシタとを有し、前記第1の保持キャパシタは、前記第1の電気経路において配置される。第1又は第2の動作モードにおいて供給電圧をバッファリングするための異なる保持キャパシタの使用は、前記第2の動作モードにおける当該入力回路の効率の更なる改善をもたらす。
上記の入力回路は、スイッチモード電源ユニットにおける使用、例えば、コンシューマ・エレクトロニクス又は情報テクノロジ機器への給電のために、特に適している。
本発明の更なる態様に従って、電気機器は、当該電気機器を電源システムに接続する本線入力部と、前記本線入力部に電気接続され、少なくとも1つの第1のスイッチング素子を有する入力回路と、前記入力回路に結合され、第1の供給電圧を第2の供給電圧に変換する少なくとも1つのスイッチモードコンバータとを有する。当該電気機器は、更に、高電力消費を有する第1の動作モード又は該第1の動作モードと比較して電力消費が少ない第2の動作モードへ当該電気機器を選択的に切り替える制御回路を有し、前記制御回路は、前記第1の動作モードにおいて前記第1のスイッチング素子が閉じられ、前記第2の動作モードにおいて前記第1のスイッチング素子が開くように前記入力回路を作動させるようセットアップされる。
1つの有利な改良に従って、前記制御回路は、更に、前記入力回路が前記少なくとも1つのスイッチモードコンバータを前記本線入力部から電気的に絶縁する第3の動作モードへ当該電気機器を選択的に切り替えるようセットアップされ、当該電気機器は、前記第3の動作モードにおいて少なくとも間欠的に前記制御回路に動作電力を供給するようセットアップされる少なくとも1つの内部電源を有する。当該電気機器の前記スイッチモードコンバータが電源システムから完全に絶縁される第3の動作モードを提供することによって、当該電気機器が電子的に再びオンされることを可能にする電源による前記制御回路への電力供給を有しながら、完全に電源システムからの当該電気機器による電力消費を回避することが可能である。
更なる有利な改良に従って、当該電気機器は、メインコンバータ及び補助コンバータを更に有し、前記第1の動作モードにおいては前記メインコンバータが、前記第2の動作モードにおいて前記補助コンバータが、当該電気機器のための動作電圧を生成するよう動作する。第1及び第2の動作モードのための異なるコンバータ回路の使用は、動作モードに対する夫々のコンバータの最適なカスタマイズ、従って、夫々の動作モードにおける当該電気機器の効率的な動作、を可能にする。
本発明の更なる有利な改良は、以下の詳細な記載において及び添付の特許請求の範囲によって開示される。
以下、本発明は、図面を参照して様々な実施例を用いて記載される。図面において、同じ参照符号は、同じ又は類似する機能を有する機能要素について使用される。
本発明に従う入力回路を備える電気機器の概略図を示す。 電気機器の従来の入力回路を示す。 本発明の第1の改良に従う入力回路の回路図を示す。 本発明の第2の改良に従う入力回路の回路図を示す。 本発明の第3の改良に従う入力回路の回路図を示す。 本発明の第4の改良に従う入力回路の回路図を示す。 本発明の第5の改良に従う入力回路の回路図を示す。 電気機器の様々な動作モードの間の交番のための状態図及びフローチャートの組み合わせを示す。
図1は、入力回路1を有する電気機器2の概略図を示す。一例として、電気機器2は、例となるスイッチモード電源ユニットを有するポータブル型コンピュータであってよく、又は内部電源回路を有する固定式のコンシューマ・エレクトロニクス機器であってよい。
図示されている実施形態において、入力回路1は、電気機器2を電源システムに接続する本線入力部3を有する。本線入力部3の下流のエネルギフローの方向において、共有電気経路18は、電気機器2によって引き起こされる干渉を電源システムから、又は電源システムを介して伝えられる干渉を電気機器2から離す第1の本線供給フィルタ4を含む。
第1の本線供給フィルタ4の下流には、第1のスイッチング素子5が配置されている。第1のスイッチング素子5は、電気機器2に給電するための第1の電気経路6及び/又は第2の電気経路7の選択を可能にする。従って、動作電圧を電気機器2に供給するために利用可能な2つの異なる電気経路が存在し、それらの電気経路は、選択される動作モードに合うよう入力回路1をカスタマイズするために、電気機器2の選択される動作モードに基づき選択され得る。
第1の電気経路6は、第2の本線供給フィルタ8及びメインコンバータ9を含む。第1の電気経路6がスイッチング素子5によって本線入力部3に接続される場合、本線入力部3によって供給される本線電圧は、第1の本線供給フィルタ4及び第2の本線供給フィルタ8によってフィルタリングされ、入力回路1の第1の供給出力部10で供給される。供給出力部10は、メインコンバータ9に接続されている。この場合に、メインコンバータ9は、第1の動作モードにおいて電気機器2を動作させるための供給電圧を生成する。
第2の電気経路7は、補助コンバータ11を含む。第1の電気経路6が絶縁されるようにスイッチング素子5が作動する場合に、電流は第2の電気経路7及び入力回路1の第2の供給出力部12を介して補助コンバータ11に流れ込む。補助コンバータ11は、第2の動作モードにおいて電気機器2を動作させるための供給電圧を生成する。
メインコンバータ9からの供給電圧及び補助コンバータ11からの補助電圧は、夫々、電気機器2の同じ又は異なるコンポーネント13に供給され得る。また、電力消費が異なる動作モードにおいて動作することができる共有コンバータが設けられてもよい。一例として、任意の力率補正を有するスイッチモードコンバータが設けられてよく、力率補正は、75Wよりも大きい電力を有する第1の動作モードにおいてアクティブにされ、75Wよりも小さい電力を有する第2の動作モードにおいて非アクティブにされる。代替的に、第2の本線供給フィルタ8の下流に経路6及び7を接続し、メインコンバータ9及び補助コンバータ11を互いに並列に共有供給出力部10に接続することも可能である。この場合に、メインコンバータ9は、一例として、電力遮断器がもはや電力消費が少ない第2の動作モードにおいて動作しないので、非アクティブにされ得る。
更に、電気機器2は、制御回路14を有する。制御回路14は、制御入力部17を介してスイッチング素子5を作動させるために使用される。図1に示される実施例においては、制御回路14は、補助コンバータ11又はメインコンバータ9を介して選択的に動作電圧を供給される。また、制御回路14は、メインコンバータ9及び/又は補助コンバータ11をレギュレートすることができる。
図3は、比較的な簡単な設計を有する本発明の第1の改良の回路図を示す。それは、基本的に、本線入力部3の範囲にある第1の受動型本線供給フィルタ4と、第1のスイッチング素子5として動作する単安定リレーRelと、第2の受動型本線供給フィルタ8と、ブリッジ整流器BD1と、力率補正回路の形をとる能動型本線供給フィルタ(以下、PFC回路15)と、保持キャパシタCbとを有する。第1のスイッチング素子5、第2の本線供給フィルタ8及びPFC回路15と並列に、電流制限素子Rntc及び2つのダイオードD3、D4を有する第2の電気経路7が接続されている。第2の電気経路7は、同様に、保持キャパシタCbを充電するために使用され得る。保持キャパシタCbにかかる電圧は、電気機器2へ給電するために、入力回路1の供給出力部10からタップオフされ得る。実施例において、メインコンバータ9及び補助コンバータ11は両方とも、供給出力部10で並列に接続され、その結果として、それらは、選択される経路6又は7に関わらず一次直流電圧を供給され得る。しかし、これは、明りょうさのために図3には図示されていない。更に、外部の周辺装置(例えば、モニタ)のためのスイッチング出力部20が、電気的にリレーRelの下流に設けられている。
通常動作モードと呼ばれる第1の動作モードにおいて、リレーRelは、制御入力部17で供給電圧を供給することによって閉じられ、その結果として、電流は、本線供給フィルタ8から第1の本線供給フィルタ4、リレーRel、第2の本線供給フィルタ8を介してPFC回路15へ、そしてそこから保持キャパシタCbへ流れる。保持キャパシタCbにかかる電圧は、電気機器2に給電するために、入力回路1の供給出力部10からタップオフされ得る。この動作モードでは、PFC回路15が保持キャパシタCbを本線電圧を上回って充電するので、供給電流は第1の電気経路6を介して流れ、その結果として、ダイオードD3及びD4はオフされる。第1の電気経路6は、第2の電気経路7とは対照的に、電流制限素子Rntcを有さない。これは、電流制限素子Rntcも通常動作の間電力損失を引き起こさないことを意味する。従って、図示されている実施例において、リレーRelは、経路6を選択するためのみならず、同時に、通常動作モードにおいて電流制限素子Rntcを短絡するためにも使用される。スイッチオン後に電流制限素子Rntcを非アクティブにするための更なるスイッチング素子の使用は、従って不必要である。供給出力部10でPFC回路15によって供給される電力は、この第1の動作モードにおいては比較的高い。一例として、250ワットの電力が供給される。
第1の本線供給フィルタ4、第2の本線供給フィルタ8及びPFC回路15は、電気機器2、特に、入力回路1の下流に接続されるメインコンバータ9によって引き起こされる干渉をフィルタリングするために、この第1の動作モードにおいて相互に作用する。この目的を達成するために、第2の本線供給フィルタ8は、特に、100nFよりも大きいキャパシタンスを有する比較的大きい寸法の2つのXキャパシタCx1及びCx2を有する。適切な法的基準を満たすために、及び電気的な安全性のために、放電抵抗Rx及び過電圧抵抗VDRが設けられ、これらは、所定時間期間内にXキャパシタCx1及びCx2において存在する残留電荷を放電し、又はXキャパシタCx1及びCx2夫々にかかる過電圧を防ぐ。更に、75ワットよりも大きい総電力のために、PFC回路15の制御接続16を正確に作動させることによって力率補正が実行されることが、規定される。電気的信頼性に関連する何らかの既存の規定に依存して、第2の本線供給フィルタ8の個々の構成要素は、また、第1のスイッチング素子5の上流に配置されてもよい。一例として、過電圧抵抗VDRの代わりに、又はそれに加えて、他の過電圧保護部品が本線入力部3に直接設けられてよい。望ましくは、電源システムに接続された状態で電力損失を引き起こさないような部品(例えば、ガス放電バルブ)がこの場合に使用されるべきである。
スタンバイ動作モードと呼ばれる第2の動作モードにおいて、リレーRelは開き、供給電流は、本線入力部3から第1の本線供給フィルタ4、電流制限素子Rntc及びダイオードD3、D4を介してPFC回路15の下流に保持キャパシタCbへと流れる。位相ラインLineにおける正の半サイクルの間、電流はコイルL1、電流制限素子Rntc、ダイオードD4を介して保持キャパシタCbへ、そしてそこから接続1及び3の間のブリッジ整流器BD1の左下のダイオード、コイルL2’及びコイルL1’を介して中性線Neutralへ流れる。位相ラインLineにおける負の半サイクルの間、供給電流は中性線NeutralからインダクタコイルL1’、インダクタコイルL2’、接続3及び2の間のブリッジ整流器BD1の右下のダイオード、インダクタL及びダイオードDを介して保持キャパシタCbへ、そしてそこからダイオードD3、電流制限素子Rntc及びインダクタコイルL1を介して位相入力Lineへ流れる。従って、第2の電気経路7は、通常のブリッジ整流器の機能を作り出すために使用される。供給出力部10で入力回路1によって供給される電力は、この第2の動作モードにおいては比較的低い。一例として、5ワットより小さい、望ましくは1ワットよりも小さい電力が供給される。
この動作モードにおいて、電流は、第2の本線供給フィルタ8の放電抵抗Exを介しては流れない。XキャパシタCx1及びCx2は充電されない。更に、PFC回路15のMOSFETトランジスタQは、力率補正のために制御接続16を介して作動しない。フィルタリングは、Xキャパシタも放電抵抗も有さない第1の受動型本線供給フィルタ4によってのみ行われ、従って、全く電力損失は生じず、あったとしても僅かである。
図4は、入力回路1の第2の改良を示す。図3に示される解決法と比較して、図4に示される入力回路1の効率は更に改善されている。図4に示される回路配置は、図3に示される回路配置と大部分は一致する。加えて、保持キャパシタCbよりも小さい寸法を有する補助キャパシタCsbが、供給出力部10の範囲において設けられている。第2のスタンバイ動作モードにおいて、補助キャパシタCsbは、第2の供給出力部12からタップオフされ得る動作電圧へと第2の電気経路7を介して充電される。
同じく存在する保持キャパシタCbは、この動作モードにおいて、追加のダイオードD5及びD6によって補助キャパシタCsbから電気的に切り離される。従って、保持キャパシタCbは、第2の動作モードにおいては充電されない。これは、PFC回路15の正確な動作のための帰還信号PFC−Feedbackを供給するのに必要な、図4において象徴的に示されている抵抗Rpfc1及びRofc2における電力損失を解消する。
第1の動作モードにおいて、すなわち、リレーRelが閉じられる場合に、保持キャパシタCbは、第2の本個呼びPFC回路15を介して、第1の供給出力部10で供給される動作電圧に充電される。加えて、ダイオードD6及びD5は、また、動作電圧により補助キャパシタCsbを使用するために使用され、その結果として、下流に接続されてよい補助電源ユニットの供給電圧は、第2の供給出力部12でも供給される。
図5は、本発明の第3の改良に従う更に改善された入力回路1を示す。図5に示される入力回路は、先と同じく、共有電気経路18における第1の本線供給フィルタ4と、第1の電気経路6における第2の本線供給フィルタ8とを設ける。第1の電気経路6は、リレーRelによって本線入力部3から切り離され得る。第1の電気経路6は、図3に示される実施例に従う第1の電気経路6と同様に設計される。
更に、入力回路1は、リレーRel、第2の本線供給フィルタ8及びPFC回路15と並列に配置される第2の電気経路7を有する。図3及び図4に示される実施例とは対照的に、第2の電気経路7は、第2のスイッチング素子19として動作する2つのサイリスタSCR1及びSCR2を有する。サイリスタSCR1及びSCR2の制御入力部は、夫々、2つの変圧器T1及びT2によって作動する。変圧器T1及びT2は、サイリスタSCR1及びSCR2をトリガするために、従って、電気機器2が第2の動作モードにおいて第2の電気経路7を介して電力を供給されることを可能にするために、電気機器2における制御回路14から適切な制御パルスを供給するよう使用され得る。
リレーRelもサイリスタSCR1及びSCR2も適切な制御信号によって作動しない場合に、入力回路1の供給出力部10は、完全に電気的に本線入力部3から絶縁される。従って、電流は入力回路1を流れず、電気機器2は、零ワット動作モードと呼ばれる第3の動作モードにある。この動作モードにおいては、第1の本線供給フィルタ4のみが本線入力部3に結合される。第1の本線供給フィルタ4はXキャパシタもXキャパシタのための放電抵抗も有さないので、第1の本線供給フィルタ4は、零ワット動作モードにおいて電源システムから電力を引き込まない。
図6は、入力回路1の第4の実施例を示す。図5に示される改良と比較して、第2のスイッチング素子19の作動は更に簡単化されている。この実施例では、使用される第2のスイッチング素子19は、単一のサイリスタSCRだけである。第2の電気経路7を通るフロー電流を切り替えるために本線入力部3での供給電圧の正の半サイクル及び負の半サイクルの両方においてサイリスタSCRを使用することができるために、4つのダイオードD1乃至D4が設けられる。正の半サイクルの間、電流は位相ラインLineからインダクタコイルL1、電流制限素子Rntc、ダイオードD1、サイリスタSCR及びダイオードD4を介して保持キャパシタCbへと流れる。そこから、電流は、接続1及び3の間のブリッジ整流器BD1の左下のダイオード、インダクタコイルL2’及びインダクタコイルL1’を介して中性線Neutralへと流れる。負の半サイクルの間、電流は中性線NeutralからインダクタコイルL1’、インダクタコイルL2’、接続3及び2の間のブリッジ整流器BD1の右下のダイオード、保持コイルL1及びダイオードDを介して保持キャパシタCbへと流れる。そこから、電流は、ダイオードD3、サイリスタSCR、ダイオードD2、電流制限素子Rntc及びインダクタコイルL1を介して位相ラインLineへと流れる。
図6に示される回路は、このとき、第2のスイッチング素子19として単一のサイリスタSCRしか含まないので、その作動のためには、変圧器Tも1つで十分である。従って、入力回路1の作動は、図5に示される回路と比較して、更に簡単化される。
図7は、本発明に従う入力回路1の第5の実施例を示す。入力回路1は、大部分は、図6に示される改良に対応する。特に、共有電気経路18及び第2の電気経路7は、同じように設計される。第1の動作モードにおける入力回路1の効率を更に高めるためにも、並列に動作する2つのPFC回路15a及び15bが、単一の下流PFC回路15とともにブリッジ整流器BD1に代えて使用されている。PFC回路15a及び15bは、夫々、ステップアップコンバータ(ブーストコンバータ)である。しかし、先行技術から知られている、力率補正を有する他の回路を使用することも、可能である。
リレーRelが閉じられる場合に、ダイオードBR1は、本線電圧の正の半サイクルの間オンであり、ダイオードBR2は、負の半サイクル間オンである。従って、第1のPFC回路15aは、正の半サイクルの間アクティブであり、第2のPFC回路15bは、負の半サイクルの間アクティブである。MOSFETQa又はQbが、適切な制御信号PFC−Controll1又はPFC−Controll2を印加することによってオンされる場合に、第1のPFC回路15aの保持インダクタLa又は第2のPFC回路15bの保持インダクタLbは充電される。MOSFETQa又はQbがオフであるとき、第1の保持インダクタLaはダイオードDaを介して放電され、又は第2の保持インダクタLbはダイオードDbを介して放電される。
供給電圧の正又は負の半サイクルの間の動作のための並列なPFC回路15a及び15bを有する図7の回路は、第1の動作モードにおいて入力回路1における電力損失の低減をもたらす。それは、図7に示される回路がもはやブリッジ整流器BD1を必要としないためである。これは、電圧が、動作の間、1つのダイオード順方向電圧によってのみ下げられ、一方、第1乃至第4の実施例に従う回路においては、2つの夫々のダイオード順方向電圧がブリッジ整流器BD1の両端で下がる。
図8は、本発明の様々な改良に従う入力回路1の作動のための状態図及びフローチャートの組み合わせを示す。第2の電気経路7において第2のスイッチング素子19を有さない図3及び図4に示される改良は、単に、電気機器2の通常の電力消費を有する第1の動作状態Z1と、電気機器2の低減された電力消費を有する第2の動作モードZ2とを有する。第2の電気経路7において第2のスイッチング素子19を有する図5乃至7に示される改良は、更に、電気機器2が完全に電源システムから絶縁される第3の動作モードZ3を有する。従って、更なる動作モードZ3、及び第2の動作モードZ2へ変化するためのステップ61、62は、図8において破線で示されている。
図8に示される状態図及びフローチャートの組み合わせは、図6に示される回路を参照して記載される。最初に、電気機器2は、零ワット動作モードとして知られるモードZ3にある。この状態では、リレーRelもサイリスタSCRも、それらに印加される制御電圧を有さない。これは、本線入力部3が供給出力部10から電気的に切り離されることを意味する。電気機器2が、オンされるよう、又は少なくともスタンバイ動作モードに入るよう意図される場合に、制御パルスは接続SCR−Puls1及びSCR−Puls2を介して変圧器Tに供給される。一例として、コンピュータにおけるBIOSバッテリとして知られるものによって給電されるディスクリート制御回路、又は特に低い電力消費を有するバッテリ駆動のマイクロコントローラは、40msの期間内に20個の単一パルスの列を変圧器Tへ供給することができ、一方、そうするために本線電圧を必要としない。変圧器Tは、ステップ61でサイリスタSCRをトリガするために、供給される制御パルスを必要な電圧に変圧する。
サイリスタSCRがトリガされるとき、電流は、保持キャパシタCbを充電するために、図6を参照して上述されたように、第2の電気経路7において電流制限素子Rntcを介して流れる。この場合に、電流制限素子Rntcは、供給電圧における過度に急速な立ち上がり及び付随する干渉を制限する。キャパシタCbが充電されているとき、供給出力部10に接続される補助コンバータ11は、例えば、ステップ62において起動する。その後、サイリスタSCRは、より高いパルス列により作動することができ、電力は補助コンバータ11を介して供給され得る。その場合、電気機器2は、大いに低減された電力消費を有して、スタンバイ動作と表記される第2の動作モードZ2にある。
機器2が通常動作モードZ1に入るよう意図される場合、一例として、補助コンバータ11によって生成される12ボルトの制御電圧を制御入力部17を介してリレーRelに供給することが可能である。次いで、ステップ63で、第1のスイッチング素子5が閉じられる。
所定の時間期間内に、制御信号は、PFC回路15におけるMOSFETQを作動させるために、同じように供給される。これはステップ64で実行される。
次に、ステップ65で、供給出力部10に同じように接続されるメインコンバータ9が起動され得、比較的高い電力を電源システムから第1の本線供給フィルタ4及び第2の本線供給フィルタ8を介して引き込む。この場合に、第1の本線供給フィルタ4、第2の本線供給フィルタ8及び力率補正回路15は、比較的出力の大きいメインコンバータ9によって引き起こされる干渉が電源システムに悪影響を及ぼさないことを確かにする。メインコンバータが起動された場合に、電気機器2は、通常モードと呼ばれる第1の動作モードZ1にある。
上記の回路の全てにおいて、第1のスイッチング素子5は、第2の動作モードにおける電源システムからの第2の本線供給フィルタ8の絶縁のみならず、本線入力部3空のスイッチング出力部20の分離も促すために使用されることが可能である。これは、単一のリレーRelが、電気機器2の入力回路1自体における電力損失及び電気機器2に接続される周辺装置(例えば、モニタ又はプリンタ)における電力損失の両方を減らすために使用されることを可能にする。
図示されていない実施例において、第3の本線供給フィルタが第2の電気経路7において設けられる。これは、時々、第2の本線供給フィルタ8の大きさが、電磁放射がスイッチング出力部20に接続される周辺装置を介して放射されることを防ぐのに十分であるように、共有電気経路18における第1の本線供給フィルタ4と第1の電気経路6における第2の本線供給フィルタ8との間の比が選択される場合に、有利である。このために、第2の本線供給フィルタ8は、場合により大きくされてよく、第1の本線供給フィルタ4は小さくされてよい。次いで、第1の本線供給フィルタ4がもはや、第2の動作モードにおける電気機器において干渉を抑制するのに十分でない場合、第2の電気経路7は、第3の本線供給フィルタ、例えば更なるコイルを設けられるべきである。第2の電気経路7におけるコイルは、動作中に比較的小さな電流(例えば、100mA)しか伝えず、相応して薄コイル巻線を有することができる。
上記の入力回路1に対する多くの更なる変更が可能である。一例として、第1のスイッチング素子5及び第2のスイッチング素子19の代わりに、切替リレーを使用することが可能である。しかし、これは、本線入力部3からの供給出力部10の完全な分離、従って、更に、零ワット動作モードがその場合に可能でないという決定を有する。更に、保持キャパシタCbの大きさは、電力が、リレーの切替期間の間、供給出力部10の下流に接続される補助コンバータ11に供給されることを確かにするほど十分に大きいよう、選択される必要がある。
更に、共有電気経路18並びに並列に配置される第1及び第2の電気経路6及び7の位置は、交換されてよい。しかし、電気機器2における最善の干渉抑制の観点からすれば、可能な限り本線入力部3の近くに第1の本線供給フィルタ4を配置することが有利である。
更に、当然に、ほぼ任意に個々の実施例において開示される特徴の全てを組み合わせることが可能である。特に、図7に示される2つの並列なPFC回路15a及び15bの配置は、図3乃至6に示される他の回路においても使用され得る。
1 入力回路
2 電気機器
3 本線入力部
4 第1の本線供給フィルタ
5 第1のスイッチング素子
6 第1の電気経路
7 第2の電気経路
8 第2の本線供給フィルタ
9 メインコンバータ
10 第1の供給出力部
11 補助コンバータ
12 第2の供給出力部
13 コンポーネント
14 制御回路
15 PFC回路
16 制御接続
17 制御入力部
18 共有電気経路
19 第2のスイッチング素子
20 スイッチング出力部
Z1 第1の動作モード(通常動作モード)
Z2 第2の動作モード(スタンバイ動作モード)
Z3 第3の動作モード(零ワット動作モード)
本発明は、本線供給(mains)フィルタを備え、高電力消費の第1の動作モードと電力消費が少ない第2の動作モードとにおいて動作する電気機器のための入力回路に関する。また、本発明は、スイッチモード電源ユニットにおけるそのような入力回路の使用と、そのような入力回路を有する電気機器とに関する。
本線供給フィルタ及び異なった電力消費を有する電気機器は、広く知られている。特に、情報テクノロジ及びコンシューマ・エレクトロニクス機器は、しばしば、通常の、完全にスイッチオンした動作モードのみならず、スタンバイ動作モードとして知られているものも有し、スタンバイ動作モードでは、比較的低い電力しか電源システムから引き込まれない。そのようなスタンバイ動作モードは、とりわけ、電気機器が遠隔又は時間制御の下で再び完全にスイッチオンした動作状態に入ることを可能にする。
そのような電気機器の欠点は、それらが、スタンバイ動作モードにおいてさえ、常に電源システムから低電力を引き込むことである。更に、電気機器に電力を供給するために使用される電源ユニット及びそれらの構成要素は、通常、通常動作のために設計される電力範囲におけるよりもスタンバイ動作モードにおいて低い効率を示す。
そのような構成要素の例は本線供給フィルタ及び力率補正回路であり、それらは、特に、出力の大きいスイッチモード電源ユニットが使用される場合に、その電源ユニットにおいて起こる電圧及び電流スパイクを減らすために使用される。
図2は、電気機器のための本線供給フィルタを備える入力回路1を有する従来の配置を示す。回路配置1は、位相入力Line及び中性線Neutralの形で本線入力部3を有し、位相入力Line及び中性線Neutralは、ブリッジ整流器BD1の形をした整流器回路へ本線入力フィルタを介して結合されている。本線入力フィルタは、位相入力Lineと中性線Neutralとの間に配置されるXキャパシタCx1及びCx2と、位相接続Line又は中性線Neutralと接地との間に配置されるyキャパシタCy1、Cy2、Cy3及びCy4と、位相ラインLine及び中性線Neutralにおいて夫々配置される干渉抑制コイルL1及びL2と、位相ラインLineと中性線Neutralとの間に配置される放電抵抗Rxとを有する。ブリッジ整流器BD1は4つのダイオードを有し、それらのダイオードは、グレーツ(Graetz)ブリッジとして知られているものにおいて配置され、接続4及び3における交流電圧を接続1及び2におけるパルス直流電圧に変換する。実際の電源ユニットは、図2には図示されていない。図2の回路配置1においては、それは、Cbによって表される保持キャパシタと並列に接続されている。
電源ユニットが位相ラインLineにおけるスイッチSwによってオンされるときに大きな充電電流を回避するために、整流器BD1及び保持キャパシタCbは、NTCサーミスタRntcの形でそれらの間に接続されている電流制限素子を有する。NTCサーミスタは、本線ケーブルがオンされる又はプラグで接続される場合に、キャパシタCbにおける充電電流を制限する。回路配置1の動作の間NTCサーミスタRntcの寄生負荷を回避するために、単安定リレーRelが設けられる。例えば、リレーRelの制御接続A及びBの間に12ボルトの電圧を印加することによって、電流制限素子Rntcを短絡することが可能である。
図2に示される回路配置1の欠点は、スイッチSwが閉じられるときに本線入力フィルタ及び保持キャパシタCbが常に電源システムに接続されることである。従って、たとえ電源ユニットが保持キャパシタCbから電荷を引き込むべきでないとしても、本線入力フィルタは回路配置1による皮相電力及び電力損失を生じさせる。また、本線入力フィルタにおける放電抵抗Rxは、回路配置1における電力損失に寄与する。それは、例えば本線からの絶縁時に制御された態様において、100nFよりも大きいキャパシタンスを有する本線入力フィルタにおける本線側XキャパシタCx1及びCx2を放電するために、安全上の理由から必要とされる。関連規定、例えば、VDEスタンダード“Einrichtungen der Informationstechnik − Sicherheit”[情報テクノロジ装置−安全性]DIN EN 60950−1に従って、本線供給フィルタにおけるXキャパシタは、1秒未満の時間内に初期値の37%未満にまで放電されなければならない。代替的に、全てのXキャパシタの総キャパシタンスは、100nFよりも大きくない値に制限されなければならない。これは、特に、低減された電力消費を有する動作モードにおいて、電気機器の効率が低下することをもたらす。
独国特許出願公開第10106132号明細書 欧州特許出願公開第1783887号明細書 特開平02−133808号公報 特開昭58−212369号公報 特開昭62−233815号公報 米国特許出願公開第2002/012258号明細書 米国特許出願公開第2007/0291522号明細書 米国特許出願公開第2008/084718号明細書 米国特許第5650924号明細書 米国特許第5777866号明細書
本発明は、低減された電力消費を有する動作状態における電気機器の効率を改善する、電気機器のための入力回路を記載することを目的とする。特に、入力回路に存在する電気保線供給フィルタ又は力率補正回路からの電力損失を減らすことを目的とする。
上記の目的は、電気機器のための入力回路であって、第1の本線供給フィルタを有する共有電気経路と、前記共有電気経路と直列に接続され、第2の本線供給フィルタを有する第1の電気経路と、前記共有電気経路と直列に接続され、前記第1の電気経路と並列に接続される第2の電気経路とを有する入力回路、によって達成される。本発明は、前記第1の電気経路を開放する第1のスイッチング素子と、制御回路による前記第1のスイッチング素子の作動のための制御入力部とを設け、前記第1のスイッチング素子は、前記電気機器の高電力消費を有する第1の動作モードにおいて閉じられ、その結果として、前記第1の本線供給フィルタ及び前記第2の本線供給フィルタによって動作電流がフィルタリングされ、前記第1のスイッチング素子は、前記第1の動作モードと比較して前記電気機器の電力消費が少ない第2の動作モードにおいて開き、その結果として、前記動作電流は前記第1の本線供給フィルタによってのみフィルタリングされる。
第1の本線供給フィルタ及び第2の本線供給フィルタへの本線供給フィルタの分割と、第1の電気経路における前記第2の本線供給フィルタの配置とは、該第2の本線供給フィルタが、高電力消費を有する第1の動作モードにおいて第1のスイッチング素子によって選択的に接続されることを可能にし、且つ、前記第2の本線供給フィルタが、低減された電力消費を有する第2の動作モードにおいて第2の電気経路によってバイパスされることを可能にする。このように、電気機器の第1及び第2の動作モードの需要に合うようカスタマイズされた第1及び第2の本線供給フィルタにより、電気機器の異なる動作モードごとに、異なる設計の本線供給フィルタを選択することが可能である。その結果、電気機器におけるより高い効率、従って、より少ない電力損失が、達成される。
1つの有利な改良に従って、前記第1のスイッチング素子は、リレー、特に単安定リレーの形をとる。スイッチング素子としてのリレーの使用は、前記第2の本線供給フィルタが、当該入力回路の前記第1の電気経路から容易に且つ安全に絶縁されることを可能にし、同時に、例えば、当該電気機器へ接続される周辺装置のための、スイッチング出力の供給を可能にする。
更なる有利な改良に従って、前記第2の電気経路は電流制限素子を含む。前記第2の電気経路における電流制限素子の配置は、当該入力回路が電源システムに接続される場合に、スイッチオン時の電流突入を防ぐ。高電力消費を有する前記第1の動作モードにおいて、前記電流制限素子は、前記第1の電気経路によって短絡され得る。その結果として、前記第1の動作モードにおいて、前記電流制限素子では、電力損失が起こらない。
更なる有利な改良に従って、当該入力回路は、前記第2の電気経路を絶縁する第2のスイッチング素子を更に有する。この改良において、前記制御回路は、第3の動作モードにおいて前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の両方を開くようセットアップされ、それにより、当該入力回路は、電源システムから前記電気機器に動作電流を供給するために使用されない。前記第2の電気経路を開放するための第2のスイッチング素子の使用も、前記電気機器が完全に電源システムから絶縁されることを可能にし、その結果として、電源システムからは全く更なる電力が引き込まれない。特に、スタンバイモードを必要としない、又は先と同じく電気機器を電子的に起動するための内部電源を有する機器に関し、このように、電気機器の電力消費を零にまで低減することが可能である。
1つの有利な改良に従って、前記第2のスイッチング素子は、半導体スイッチング素子、特にサイリスタの形をとる。前記第2のスイッチング素子の使用は、前記電気機器を前記第2の動作モードに切り替えるために、前記電気機器における内部電源による当該入力回路の単準動作を可能にする。
更なる有利な改良に従って、前記第1の本線供給フィルタは、Xキャパシタを有さず、又は100nFよりも大きくないキャパシタンスを有するXキャパシタを有し、前記第2の本線供給フィルタは、100nFよりも大きいキャパシタンスを有するXキャパシタを有する。Xキャパシタを有さない、又は100nF未満のキャパシタンスの比較的小さなXキャパシタを有する第1の本線供給フィルタの使用は、例えば、該第1の本線供給フィルタにおけるXキャパシタを放電するための放電抵抗として知られているものの使用が、免除されることを可能にする。従って、前記第1の本線供給フィルタは、当該入力回路が持続的に電源システムに接続される場合でさえ電力損失を引き起こさないように設計され得る。
更なる有利な改良に従って、当該入力回路は、力率補正のための回路を更に有し、前記制御回路は、前記第1の動作モードにおいて前記力率補正のための回路をアクティブにし、前記第2の動作モードにおいて前記力率補正のための回路を非アクティブにするようセットアップされる。前記力率補正のための回路の選択的な作動は、前記第2の動作モードにおいて前記電気機器に給電するための、力率補正を有さない簡単な効率的な回路の使用と、前記第1の動作モードにおける必要な力率補正を有する特に出力大きい回路の使用とを可能にする。
更なる有利な改良に従って、当該入力回路は、前記電気機器のための供給電圧をバッファリングするために、第1のキャパシタンスを有する第1の保持キャパシタと、前記第1のキャパシタンスよりも低い第2のキャパシタンスを有する第2の保持キャパシタとを有し、前記第1の保持キャパシタは、前記第1の電気経路において配置される。第1又は第2の動作モードにおいて供給電圧をバッファリングするための異なる保持キャパシタの使用は、前記第2の動作モードにおける当該入力回路の効率の更なる改善をもたらす。
上記の入力回路は、スイッチモード電源ユニットにおける使用、例えば、コンシューマ・エレクトロニクス又は情報テクノロジ機器への給電のために、特に適している。
本発明の更なる態様に従って、電気機器は、当該電気機器を電源システムに接続する本線入力部と、前記本線入力部に電気接続され、少なくとも1つの第1のスイッチング素子を有する入力回路と、前記入力回路に結合され、第1の供給電圧を第2の供給電圧に変換する少なくとも1つのスイッチモードコンバータとを有する。当該電気機器は、更に、高電力消費を有する第1の動作モード又は該第1の動作モードと比較して電力消費が少ない第2の動作モードへ当該電気機器を選択的に切り替える制御回路を有し、前記制御回路は、前記第1の動作モードにおいて前記第1のスイッチング素子が閉じられ、前記第2の動作モードにおいて前記第1のスイッチング素子が開くように前記入力回路を作動させるようセットアップされる。
1つの有利な改良に従って、前記制御回路は、更に、前記入力回路が前記少なくとも1つのスイッチモードコンバータを前記本線入力部から電気的に絶縁する第3の動作モードへ当該電気機器を選択的に切り替えるようセットアップされ、当該電気機器は、前記第3の動作モードにおいて少なくとも間欠的に前記制御回路に動作電力を供給するようセットアップされる少なくとも1つの内部電源を有する。当該電気機器の前記スイッチモードコンバータが電源システムから完全に絶縁される第3の動作モードを提供することによって、当該電気機器が電子的に再びオンされることを可能にする電源による前記制御回路への電力供給を有しながら、完全に電源システムからの当該電気機器による電力消費を回避することが可能である。
更なる有利な改良に従って、当該電気機器は、メインコンバータ及び補助コンバータを更に有し、前記第1の動作モードにおいては前記メインコンバータが、前記第2の動作モードにおいて前記補助コンバータが、当該電気機器のための動作電圧を生成するよう動作する。第1及び第2の動作モードのための異なるコンバータ回路の使用は、動作モードに対する夫々のコンバータの最適なカスタマイズ、従って、夫々の動作モードにおける当該電気機器の効率的な動作、を可能にする。
本発明の更なる有利な改良は、以下の詳細な記載において及び添付の特許請求の範囲によって開示される。
以下、本発明は、図面を参照して様々な実施例を用いて記載される。図面において、同じ参照符号は、同じ又は類似する機能を有する機能要素について使用される。
本発明に従う入力回路を備える電気機器の概略図を示す。 電気機器の従来の入力回路を示す。 本発明の第1の改良に従う入力回路の回路図を示す。 本発明の第2の改良に従う入力回路の回路図を示す。 本発明の第3の改良に従う入力回路の回路図を示す。 本発明の第4の改良に従う入力回路の回路図を示す。 本発明の第5の改良に従う入力回路の回路図を示す。 電気機器の様々な動作モードの間の交番のための状態図及びフローチャートの組み合わせを示す。
図1は、入力回路1を有する電気機器2の概略図を示す。一例として、電気機器2は、例となるスイッチモード電源ユニットを有するポータブル型コンピュータであってよく、又は内部電源回路を有する固定式のコンシューマ・エレクトロニクス機器であってよい。
図示されている実施形態において、入力回路1は、電気機器2を電源システムに接続する本線入力部3を有する。本線入力部3の下流のエネルギフローの方向において、共有電気経路18は、電気機器2によって引き起こされる干渉を電源システムから、又は電源システムを介して伝えられる干渉を電気機器2から離す第1の本線供給フィルタ4を含む。
第1の本線供給フィルタ4の下流には、第1のスイッチング素子5が配置されている。第1のスイッチング素子5は、電気機器2に給電するための第1の電気経路6及び/又は第2の電気経路7の選択を可能にする。従って、動作電圧を電気機器2に供給するために利用可能な2つの異なる電気経路が存在し、それらの電気経路は、選択される動作モードに合うよう入力回路1をカスタマイズするために、電気機器2の選択される動作モードに基づき選択され得る。
第1の電気経路6は、第2の本線供給フィルタ8及びメインコンバータ9を含む。第1の電気経路6がスイッチング素子5によって本線入力部3に接続される場合、本線入力部3によって供給される本線電圧は、第1の本線供給フィルタ4及び第2の本線供給フィルタ8によってフィルタリングされ、入力回路1の第1の供給出力部10で供給される。供給出力部10は、メインコンバータ9に接続されている。この場合に、メインコンバータ9は、第1の動作モードにおいて電気機器2を動作させるための供給電圧を生成する。
第2の電気経路7は、補助コンバータ11を含む。第1の電気経路6が絶縁されるようにスイッチング素子5が作動する場合に、電流は第2の電気経路7及び入力回路1の第2の供給出力部12を介して補助コンバータ11に流れ込む。補助コンバータ11は、第2の動作モードにおいて電気機器2を動作させるための供給電圧を生成する。
メインコンバータ9からの供給電圧及び補助コンバータ11からの補助電圧は、夫々、電気機器2の同じ又は異なるコンポーネント13に供給され得る。また、電力消費が異なる動作モードにおいて動作することができる共有コンバータが設けられてもよい。一例として、任意の力率補正を有するスイッチモードコンバータが設けられてよく、力率補正は、75Wよりも大きい電力を有する第1の動作モードにおいてアクティブにされ、75Wよりも小さい電力を有する第2の動作モードにおいて非アクティブにされる。代替的に、第2の本線供給フィルタ8の下流に経路6及び7を接続し、メインコンバータ9及び補助コンバータ11を互いに並列に共有供給出力部10に接続することも可能である。この場合に、メインコンバータ9は、一例として、電力遮断器がもはや電力消費が少ない第2の動作モードにおいて動作しないので、非アクティブにされ得る。
更に、電気機器2は、制御回路14を有する。制御回路14は、制御入力部17を介してスイッチング素子5を作動させるために使用される。図1に示される実施例においては、制御回路14は、補助コンバータ11又はメインコンバータ9を介して選択的に動作電圧を供給される。また、制御回路14は、メインコンバータ9及び/又は補助コンバータ11をレギュレートすることができる。
図3は、比較的な簡単な設計を有する本発明の第1の改良の回路図を示す。それは、基本的に、本線入力部3の範囲にある第1の受動型本線供給フィルタ4と、第1のスイッチング素子5として動作する単安定リレーRelと、第2の受動型本線供給フィルタ8と、ブリッジ整流器BD1と、力率補正回路の形をとる能動型本線供給フィルタ(以下、PFC回路15)と、保持キャパシタCbとを有する。第1のスイッチング素子5、第2の本線供給フィルタ8及びPFC回路15と並列に、電流制限素子Rntc及び2つのダイオードD3、D4を有する第2の電気経路7が接続されている。第2の電気経路7は、同様に、保持キャパシタCbを充電するために使用され得る。保持キャパシタCbにかかる電圧は、電気機器2へ給電するために、入力回路1の供給出力部10からタップオフされ得る。実施例において、メインコンバータ9及び補助コンバータ11は両方とも、供給出力部10で並列に接続され、その結果として、それらは、選択される経路6又は7に関わらず一次直流電圧を供給され得る。しかし、これは、明りょうさのために図3には図示されていない。更に、外部の周辺装置(例えば、モニタ)のためのスイッチング出力部20が、電気的にリレーRelの下流に設けられている。
通常動作モードと呼ばれる第1の動作モードにおいて、リレーRelは、制御入力部17で供給電圧を供給することによって閉じられ、その結果として、電流は、本線供給フィルタ8から第1の本線供給フィルタ4、リレーRel、第2の本線供給フィルタ8を介してPFC回路15へ、そしてそこから保持キャパシタCbへ流れる。保持キャパシタCbにかかる電圧は、電気機器2に給電するために、入力回路1の供給出力部10からタップオフされ得る。この動作モードでは、PFC回路15が保持キャパシタCbを本線電圧を上回って充電するので、供給電流は第1の電気経路6を介して流れ、その結果として、ダイオードD3及びD4はオフされる。第1の電気経路6は、第2の電気経路7とは対照的に、電流制限素子Rntcを有さない。これは、電流制限素子Rntcも通常動作の間電力損失を引き起こさないことを意味する。従って、図示されている実施例において、リレーRelは、経路6を選択するためのみならず、同時に、通常動作モードにおいて電流制限素子Rntcを短絡するためにも使用される。スイッチオン後に電流制限素子Rntcを非アクティブにするための更なるスイッチング素子の使用は、従って不必要である。供給出力部10でPFC回路15によって供給される電力は、この第1の動作モードにおいては比較的高い。一例として、250ワットの電力が供給される。
第1の本線供給フィルタ4、第2の本線供給フィルタ8及びPFC回路15は、電気機器2、特に、入力回路1の下流に接続されるメインコンバータ9によって引き起こされる干渉をフィルタリングするために、この第1の動作モードにおいて相互に作用する。この目的を達成するために、第2の本線供給フィルタ8は、特に、100nFよりも大きいキャパシタンスを有する比較的大きい寸法の2つのXキャパシタCx1及びCx2を有する。適切な法的基準を満たすために、及び電気的な安全性のために、放電抵抗Rx及び過電圧抵抗VDRが設けられ、これらは、所定時間期間内にXキャパシタCx1及びCx2において存在する残留電荷を放電し、又はXキャパシタCx1及びCx2夫々にかかる過電圧を防ぐ。更に、75ワットよりも大きい総電力のために、PFC回路15の制御接続16を正確に作動させることによって力率補正が実行されることが、規定される。電気的信頼性に関連する何らかの既存の規定に依存して、第2の本線供給フィルタ8の個々の構成要素は、また、第1のスイッチング素子5の上流に配置されてもよい。一例として、過電圧抵抗VDRの代わりに、又はそれに加えて、他の過電圧保護部品が本線入力部3に直接設けられてよい。望ましくは、電源システムに接続された状態で電力損失を引き起こさないような部品(例えば、ガス放電バルブ)がこの場合に使用されるべきである。
スタンバイ動作モードと呼ばれる第2の動作モードにおいて、リレーRelは開き、供給電流は、本線入力部3から第1の本線供給フィルタ4、電流制限素子Rntc及びダイオードD3、D4を介してPFC回路15の下流に保持キャパシタCbへと流れる。位相ラインLineにおける正の半サイクルの間、電流はコイルL1、電流制限素子Rntc、ダイオードD4を介して保持キャパシタCbへ、そしてそこから接続1及び3の間のブリッジ整流器BD1の左下のダイオード、コイルL2’及びコイルL1’を介して中性線Neutralへ流れる。位相ラインLineにおける負の半サイクルの間、供給電流は中性線NeutralからインダクタコイルL1’、インダクタコイルL2’、接続3及び2の間のブリッジ整流器BD1の右下のダイオード、インダクタL及びダイオードDを介して保持キャパシタCbへ、そしてそこからダイオードD3、電流制限素子Rntc及びインダクタコイルL1を介して位相入力Lineへ流れる。従って、第2の電気経路7は、通常のブリッジ整流器の機能を作り出すために使用される。供給出力部10で入力回路1によって供給される電力は、この第2の動作モードにおいては比較的低い。一例として、5ワットより小さい、望ましくは1ワットよりも小さい電力が供給される。
この動作モードにおいて、電流は、第2の本線供給フィルタ8の放電抵抗Exを介しては流れない。XキャパシタCx1及びCx2は充電されない。更に、PFC回路15のMOSFETトランジスタQは、力率補正のために制御接続16を介して作動しない。フィルタリングは、Xキャパシタも放電抵抗も有さない第1の受動型本線供給フィルタ4によってのみ行われ、従って、全く電力損失は生じず、あったとしても僅かである。
図4は、入力回路1の第2の改良を示す。図3に示される解決法と比較して、図4に示される入力回路1の効率は更に改善されている。図4に示される回路配置は、図3に示される回路配置と大部分は一致する。加えて、保持キャパシタCbよりも小さい寸法を有する補助キャパシタCsbが、供給出力部10の範囲において設けられている。第2のスタンバイ動作モードにおいて、補助キャパシタCsbは、第2の供給出力部12からタップオフされ得る動作電圧へと第2の電気経路7を介して充電される。
同じく存在する保持キャパシタCbは、この動作モードにおいて、追加のダイオードD5及びD6によって補助キャパシタCsbから電気的に切り離される。従って、保持キャパシタCbは、第2の動作モードにおいては充電されない。これは、PFC回路15の正確な動作のための帰還信号PFC−Feedbackを供給するのに必要な、図4において象徴的に示されている抵抗Rpfc1及びRofc2における電力損失を解消する。
第1の動作モードにおいて、すなわち、リレーRelが閉じられる場合に、保持キャパシタCbは、第2の本個呼びPFC回路15を介して、第1の供給出力部10で供給される動作電圧に充電される。加えて、ダイオードD6及びD5は、また、動作電圧により補助キャパシタCsbを使用するために使用され、その結果として、下流に接続されてよい補助電源ユニットの供給電圧は、第2の供給出力部12でも供給される。
図5は、本発明の第3の改良に従う更に改善された入力回路1を示す。図5に示される入力回路は、先と同じく、共有電気経路18における第1の本線供給フィルタ4と、第1の電気経路6における第2の本線供給フィルタ8とを設ける。第1の電気経路6は、リレーRelによって本線入力部3から切り離され得る。第1の電気経路6は、図3に示される実施例に従う第1の電気経路6と同様に設計される。
更に、入力回路1は、リレーRel、第2の本線供給フィルタ8及びPFC回路15と並列に配置される第2の電気経路7を有する。図3及び図4に示される実施例とは対照的に、第2の電気経路7は、第2のスイッチング素子19として動作する2つのサイリスタSCR1及びSCR2を有する。サイリスタSCR1及びSCR2の制御入力部は、夫々、2つの変圧器T1及びT2によって作動する。変圧器T1及びT2は、サイリスタSCR1及びSCR2をトリガするために、従って、電気機器2が第2の動作モードにおいて第2の電気経路7を介して電力を供給されることを可能にするために、電気機器2における制御回路14から適切な制御パルスを供給するよう使用され得る。
リレーRelもサイリスタSCR1及びSCR2も適切な制御信号によって作動しない場合に、入力回路1の供給出力部10は、完全に電気的に本線入力部3から絶縁される。従って、電流は入力回路1を流れず、電気機器2は、零ワット動作モードと呼ばれる第3の動作モードにある。この動作モードにおいては、第1の本線供給フィルタ4のみが本線入力部3に結合される。第1の本線供給フィルタ4はXキャパシタもXキャパシタのための放電抵抗も有さないので、第1の本線供給フィルタ4は、零ワット動作モードにおいて電源システムから電力を引き込まない。
図6は、入力回路1の第4の実施例を示す。図5に示される改良と比較して、第2のスイッチング素子19の作動は更に簡単化されている。この実施例では、使用される第2のスイッチング素子19は、単一のサイリスタSCRだけである。第2の電気経路7を通るフロー電流を切り替えるために本線入力部3での供給電圧の正の半サイクル及び負の半サイクルの両方においてサイリスタSCRを使用することができるために、4つのダイオードD1乃至D4が設けられる。正の半サイクルの間、電流は位相ラインLineからインダクタコイルL1、電流制限素子Rntc、ダイオードD1、サイリスタSCR及びダイオードD4を介して保持キャパシタCbへと流れる。そこから、電流は、接続1及び3の間のブリッジ整流器BD1の左下のダイオード、インダクタコイルL2’及びインダクタコイルL1’を介して中性線Neutralへと流れる。負の半サイクルの間、電流は中性線NeutralからインダクタコイルL1’、インダクタコイルL2’、接続3及び2の間のブリッジ整流器BD1の右下のダイオード、保持コイルL1及びダイオードDを介して保持キャパシタCbへと流れる。そこから、電流は、ダイオードD3、サイリスタSCR、ダイオードD2、電流制限素子Rntc及びインダクタコイルL1を介して位相ラインLineへと流れる。
図6に示される回路は、このとき、第2のスイッチング素子19として単一のサイリスタSCRしか含まないので、その作動のためには、変圧器Tも1つで十分である。従って、入力回路1の作動は、図5に示される回路と比較して、更に簡単化される。
図7は、本発明に従う入力回路1の第5の実施例を示す。入力回路1は、大部分は、図6に示される改良に対応する。特に、共有電気経路18及び第2の電気経路7は、同じように設計される。第1の動作モードにおける入力回路1の効率を更に高めるためにも、並列に動作する2つのPFC回路15a及び15bが、単一の下流PFC回路15とともにブリッジ整流器BD1に代えて使用されている。PFC回路15a及び15bは、夫々、ステップアップコンバータ(ブーストコンバータ)である。しかし、先行技術から知られている、力率補正を有する他の回路を使用することも、可能である。
リレーRelが閉じられる場合に、ダイオードBR1は、本線電圧の正の半サイクルの間オンであり、ダイオードBR2は、負の半サイクル間オンである。従って、第1のPFC回路15aは、正の半サイクルの間アクティブであり、第2のPFC回路15bは、負の半サイクルの間アクティブである。MOSFETQa又はQbが、適切な制御信号PFC−Controll1又はPFC−Controll2を印加することによってオンされる場合に、第1のPFC回路15aの保持インダクタLa又は第2のPFC回路15bの保持インダクタLbは充電される。MOSFETQa又はQbがオフであるとき、第1の保持インダクタLaはダイオードDaを介して放電され、又は第2の保持インダクタLbはダイオードDbを介して放電される。
供給電圧の正又は負の半サイクルの間の動作のための並列なPFC回路15a及び15bを有する図7の回路は、第1の動作モードにおいて入力回路1における電力損失の低減をもたらす。それは、図7に示される回路がもはやブリッジ整流器BD1を必要としないためである。これは、電圧が、動作の間、1つのダイオード順方向電圧によってのみ下げられ、一方、第1乃至第4の実施例に従う回路においては、2つの夫々のダイオード順方向電圧がブリッジ整流器BD1の両端で下がる。
図8は、本発明の様々な改良に従う入力回路1の作動のための状態図及びフローチャートの組み合わせを示す。第2の電気経路7において第2のスイッチング素子19を有さない図3及び図4に示される改良は、単に、電気機器2の通常の電力消費を有する第1の動作状態Z1と、電気機器2の低減された電力消費を有する第2の動作モードZ2とを有する。第2の電気経路7において第2のスイッチング素子19を有する図5乃至7に示される改良は、更に、電気機器2が完全に電源システムから絶縁される第3の動作モードZ3を有する。従って、更なる動作モードZ3、及び第2の動作モードZ2へ変化するためのステップ61、62は、図8において破線で示されている。
図8に示される状態図及びフローチャートの組み合わせは、図6に示される回路を参照して記載される。最初に、電気機器2は、零ワット動作モードとして知られるモードZ3にある。この状態では、リレーRelもサイリスタSCRも、それらに印加される制御電圧を有さない。これは、本線入力部3が供給出力部10から電気的に切り離されることを意味する。電気機器2が、オンされるよう、又は少なくともスタンバイ動作モードに入るよう意図される場合に、制御パルスは接続SCR−Puls1及びSCR−Puls2を介して変圧器Tに供給される。一例として、コンピュータにおけるBIOSバッテリとして知られるものによって給電されるディスクリート制御回路、又は特に低い電力消費を有するバッテリ駆動のマイクロコントローラは、40msの期間内に20個の単一パルスの列を変圧器Tへ供給することができ、一方、そうするために本線電圧を必要としない。変圧器Tは、ステップ61でサイリスタSCRをトリガするために、供給される制御パルスを必要な電圧に変圧する。
サイリスタSCRがトリガされるとき、電流は、保持キャパシタCbを充電するために、図6を参照して上述されたように、第2の電気経路7において電流制限素子Rntcを介して流れる。この場合に、電流制限素子Rntcは、供給電圧における過度に急速な立ち上がり及び付随する干渉を制限する。キャパシタCbが充電されているとき、供給出力部10に接続される補助コンバータ11は、例えば、ステップ62において起動する。その後、サイリスタSCRは、より高いパルス列により作動することができ、電力は補助コンバータ11を介して供給され得る。その場合、電気機器2は、大いに低減された電力消費を有して、スタンバイ動作と表記される第2の動作モードZ2にある。
機器2が通常動作モードZ1に入るよう意図される場合、一例として、補助コンバータ11によって生成される12ボルトの制御電圧を制御入力部17を介してリレーRelに供給することが可能である。次いで、ステップ63で、第1のスイッチング素子5が閉じられる。
所定の時間期間内に、制御信号は、PFC回路15におけるMOSFETQを作動させるために、同じように供給される。これはステップ64で実行される。
次に、ステップ65で、供給出力部10に同じように接続されるメインコンバータ9が起動され得、比較的高い電力を電源システムから第1の本線供給フィルタ4及び第2の本線供給フィルタ8を介して引き込む。この場合に、第1の本線供給フィルタ4、第2の本線供給フィルタ8及び力率補正回路15は、比較的出力の大きいメインコンバータ9によって引き起こされる干渉が電源システムに悪影響を及ぼさないことを確かにする。メインコンバータが起動された場合に、電気機器2は、通常モードと呼ばれる第1の動作モードZ1にある。
上記の回路の全てにおいて、第1のスイッチング素子5は、第2の動作モードにおける電源システムからの第2の本線供給フィルタ8の絶縁のみならず、本線入力部3空のスイッチング出力部20の分離も促すために使用されることが可能である。これは、単一のリレーRelが、電気機器2の入力回路1自体における電力損失及び電気機器2に接続される周辺装置(例えば、モニタ又はプリンタ)における電力損失の両方を減らすために使用されることを可能にする。
図示されていない実施例において、第3の本線供給フィルタが第2の電気経路7において設けられる。これは、時々、第2の本線供給フィルタ8の大きさが、電磁放射がスイッチング出力部20に接続される周辺装置を介して放射されることを防ぐのに十分であるように、共有電気経路18における第1の本線供給フィルタ4と第1の電気経路6における第2の本線供給フィルタ8との間の比が選択される場合に、有利である。このために、第2の本線供給フィルタ8は、場合により大きくされてよく、第1の本線供給フィルタ4は小さくされてよい。次いで、第1の本線供給フィルタ4がもはや、第2の動作モードにおける電気機器において干渉を抑制するのに十分でない場合、第2の電気経路7は、第3の本線供給フィルタ、例えば更なるコイルを設けられるべきである。第2の電気経路7におけるコイルは、動作中に比較的小さな電流(例えば、100mA)しか伝えず、相応して薄コイル巻線を有することができる。
上記の入力回路1に対する多くの更なる変更が可能である。一例として、第1のスイッチング素子5及び第2のスイッチング素子19の代わりに、切替リレーを使用することが可能である。しかし、これは、本線入力部3からの供給出力部10の完全な分離、従って、更に、零ワット動作モードがその場合に可能でないという決定を有する。更に、保持キャパシタCbの大きさは、電力が、リレーの切替期間の間、供給出力部10の下流に接続される補助コンバータ11に供給されることを確かにするほど十分に大きいよう、選択される必要がある。
更に、共有電気経路18並びに並列に配置される第1及び第2の電気経路6及び7の位置は、交換されてよい。しかし、電気機器2における最善の干渉抑制の観点からすれば、可能な限り本線入力部3の近くに第1の本線供給フィルタ4を配置することが有利である。
更に、当然に、ほぼ任意に個々の実施例において開示される特徴の全てを組み合わせることが可能である。特に、図7に示される2つの並列なPFC回路15a及び15bの配置は、図3乃至6に示される他の回路においても使用され得る。
1 入力回路
2 電気機器
3 本線入力部
4 第1の本線供給フィルタ
5 第1のスイッチング素子
6 第1の電気経路
7 第2の電気経路
8 第2の本線供給フィルタ
9 メインコンバータ
10 第1の供給出力部
11 補助コンバータ
12 第2の供給出力部
13 コンポーネント
14 制御回路
15 PFC回路
16 制御接続
17 制御入力部
18 共有電気経路
19 第2のスイッチング素子
20 スイッチング出力部
Z1 第1の動作モード(通常動作モード)
Z2 第2の動作モード(スタンバイ動作モード)
Z3 第3の動作モード(零ワット動作モード)

Claims (12)

  1. 電気機器のための入力回路であって、
    第1の本線供給フィルタを有する共有電気経路と、
    前記共有電気経路と直列に接続され、第2の本線供給フィルタを有する第1の電気経路と、
    前記共有電気経路と直列に接続され、前記第1の電気経路と並列に接続される第2の電気経路と、
    前記第1の電気経路を開放する第1のスイッチング素子と、
    制御回路による前記第1のスイッチング素子の作動のための制御入力部と
    を有し、
    前記第1のスイッチング素子は、前記電気機器の高電力消費を有する第1の動作モードにおいて閉じられ、その結果として、前記第1の本線供給フィルタ及び前記第2の本線供給フィルタによって動作電流がフィルタリングされ、
    前記第1のスイッチング素子は、前記第1の動作モードと比較して前記電気機器の電力消費が少ない第2の動作モードにおいて開き、その結果として、前記動作電流は前記第1の本線供給フィルタによってのみフィルタリングされる、
    入力回路。
  2. 前記第1のスイッチング素子は、リレー、特に単安定リレーの形をとる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の入力回路。
  3. 前記第2の電気経路は、電流制限素子、特にNTCサーミスタを含む
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の入力回路。
  4. 前記第2の電気経路を絶縁する第2のスイッチング素子を更に有し、
    前記制御回路は、第3の動作モードにおいて前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の両方を開くようセットアップされ、それにより、当該入力回路は、前記電気機器に動作電流を供給するために使用されない
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の入力回路。
  5. 前記第2のスイッチング素子は、半導体スイッチング素子、特にサイリスタの形をとる
    ことを特徴とする、請求項4に記載の入力回路。
  6. 前記第1の本線供給フィルタは、Xキャパシタを有さず、又は100nFよりも大きくないキャパシタンスを有するXキャパシタを有し、
    前記第2の本線供給フィルタは、100nFよりも大きいキャパシタンスを有するXキャパシタを有する
    ことを特徴とする、請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の入力回路。
  7. 力率補正のための回路を更に有し、
    前記制御回路は、前記第1の動作モードにおいて前記力率補正のための回路をアクティブにし、前記第2の動作モードにおいて前記力率補正のための回路を非アクティブにするようセットアップされる
    ことを特徴とする、請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の入力回路。
  8. 前記電気機器のための供給電圧をバッファリングするために、第1のキャパシタンスを有する第1の保持キャパシタと、前記第1のキャパシタンスよりも低い第2のキャパシタンスを有する第2の保持キャパシタとを有し、
    前記第1の保持キャパシタは、前記第1の電気経路において配置される
    ことを特徴とする、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の入力回路。
  9. スイッチモード電源ユニットにおける請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の入力回路の使用。
  10. 電気機器であって、
    当該電気機器を電源システムに接続する本線入力部と、
    請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の入力回路であって、前記本線入力部に電気接続され、少なくとも1つの第1のスイッチング素子を有する入力回路と、
    前記入力回路に結合され、第1の供給電圧を第2の供給電圧に変換する少なくとも1つのスイッチモードコンバータと、
    より高い電力消費を有する第1の動作モード又は該第1の動作モードと比較して電力消費が少ない第2の動作モードへ当該電気機器を選択的に切り替える制御回路と
    を有し、
    前記制御回路は、前記第1の動作モードにおいて前記第1のスイッチング素子が閉じられ、前記第2の動作モードにおいて前記第1のスイッチング素子が開くように前記入力回路を作動させるようセットアップされる、
    電気機器。
  11. 前記制御回路は、更に、前記入力回路が前記少なくとも1つのスイッチモードコンバータを前記本線入力部から電気的に絶縁する第3の動作モードへ当該電気機器を選択的に切り替えるようセットアップされ、
    当該電気機器は、前記第3の動作モードにおいて少なくとも間欠的に前記制御回路に動作電力を供給するようセットアップされる少なくとも1つの内部電源を有する
    ことを特徴とする、請求項10に記載の電気機器。
  12. メインコンバータ及び補助コンバータを更に有し、
    前記第1の動作モードにおいては前記メインコンバータが、前記第2の動作モードにおいて前記補助コンバータが、当該電気機器のための動作電圧を生成するよう動作する
    ことを特徴とする、請求項10又は11に記載の電気機器。
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