JP2013127768A - 基準信号を供給するための回路および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レギュレータに基準信号を供給するための改善された回路および方法に対する必要性が存在する。
【解決手段】レギュレータに基準信号を供給するための集積回路は、比較回路と第1の基準信号アジャスタとを含む。比較回路は、レギュレータの制約信号のレベル(入力電圧信号または供給電圧信号等)と基準信号のレベルとの間の差に基づいて制御信号を出力するように構成される。レギュレータは、基準信号によって維持される帰還制御ループを有する。第1の基準信号アジャスタは、比較回路に接続されて動作し、制御信号に基づいて基準信号のレベルを調整することにより、レギュレータがスタートアップ段階にあるときに、基準信号のレベルはプリセットレベルに向かって増加し、レギュレータの帰還制御ループには飽和を引き起こさないように構成される。
【選択図】図3

Description

本開示は、一般的に、レギュレータに基準信号を供給する回路および方法に関する。
電子デバイスの中のレギュレータは、フィードフォワード設計または負帰還制御ループによって、一定レベルの出力信号(例えば、電圧信号または電流信号)を自動的に維持するように設計される。図1は、典型的な線形電圧レギュレータ100を示す。この例では、帰還制御ループが、誤差増幅器102およびトランジスタ(パス要素:pass element)104によって形成され、十分な利得がある場合には、誤差増幅器102の非反転ノードにおける固定または外部からプリセットされた基準電圧Vrefに向かって、帰還電圧Vfbを調節することができる。誤差増幅器102は、その反転ノードにおける電圧が、基準電圧信号Vrefよりも低くなった場合には、トランジスタ104をより大きな電流で駆動する。電圧デバイダ106および108を使用することにより、基準電圧Vrefと入力電圧Vinとの間のレベルの任意の出力電圧レベルVoutを選択することができる。電圧レギュレータ100のスタートアップ(開始)段階の間は、固定スルーレート(slew−rate)の基準信号発生器110を典型的に使用して、プリセット電圧レベルVsetに向かって定常状態段階に遷移するときに、制御された状態で基準電圧信号Vrefをゆっくりとランプアップ(ramp up)させる。スタートアップ段階では、基準信号発生器110の第1のスイッチ112をオンに切り替えて、また第2のスイッチ114をオフに切り替えることにより、電流源116は、一定の充電電流信号Iを印加して、キャパシタ118を連続して充電する。従って、キャパシタ118の一方の端子における基準電圧信号Vrefのスルーレートは、充電電流Iおよびキャパシタ118によって決定されるある値に固定される。定常状態段階では、第1のスイッチ112はオフに切り替えられ、また第2のスイッチ114はオンに切り替えられて、従って、基準電圧信号Vrefは、プリセット電圧レベルVsetに維持される。
理想的な状況では、電圧レギュレータ100の制御ループ帯域幅の中にある基準電圧信号Vrefのスルーレートで制御を行うとすれば、帰還電圧Vfb、従って出力電圧Voutは、基準電圧Vrefに追随し、最小のオーバーシュートまたはオーバーシュートなしに、プリセット電圧レベルVsetに向かって立ち上がるであろう。しかしながら、電圧レギュレータ100の入力電圧信号Vinまたは供給電圧(バイアス)信号Vddaのどちらかのスルーレートが、基準電圧信号Vrefに追随して出力電圧Voutを適切に調節するために要求されるスルーレートよりも遅い場合(図2Aおよび図2Bに示されている)には、出力電圧Voutは、入力電圧信号Vinまたは供給電圧信号Vddaによって制約を受けて、基準電圧信号Vrefによって調節されることができなくなる可能性があり、この場合には、電圧レギュレータ100の帰還制御ループには飽和が生ずるであろう。例えば、図2Aでは、入力電圧信号Vinによって課せられた制約条件によって、出力電圧Voutは、基準電圧信号Vrefに追随して調節されることができない。図2Bでは、出力電圧Voutを調節するための誤差増幅器102に対するヘッドルーム(headroom)が不十分である(Vddaが低すぎる)ことによって、出力電圧Voutは、基準電圧信号Vrefに追随して調節されることができない。出力電圧Voutを適切に調節するためには、以下の条件が必要となる場合がある。これらは、(1)入力電圧信号Vinは出力電圧Voutよりも大きいこと(Vin>Vout)、および(2)供給電圧信号Vddaは、出力電圧Voutと誤差増幅器102のヘッドルーム電圧とを加えた値よりも大きいこと(Vdda>Vout+Vheadroom)である。従って、図2Aにおける入力電圧信号Vin、または図2Bにおける供給電圧信号Vddaが、出力電圧Voutをプリセット電圧レベルVsetに向かって適切に調節するために要求されるレベルを超えているとすれば、電圧レギュレータ100の帰還制御ループは、再び調節すべく試みるであろう。しかしながら、この処理過程の間に、オーバーシュートが生ずる可能性がある。オーバーシュートが生ずると、過渡的な時間間隔の間、出力電圧信号Voutは、プリセット電圧レベルVsetを超えてしまう(図2Aおよび図2Bに示さ
れている)。これは、プロセッサのような、オーバーシュートに対して敏感なデバイスにとっては望ましくないことである。この過渡状態の間は、電圧レギュレータ100の帰還制御ループは、飽和状態から脱出して、調節状態に入ろうと試みる。図1には電圧レギュレータ100の場合が示されているが、同じオーバーシュート問題が電流レギュレータに対しても生ずる可能性があるという点が理解される。電流レギュレータの場合には、基準電圧信号のスルーレートが、電流レギュレータの入力電圧信号または供給電圧信号のスルーレートよりも速いときに、基準電圧信号によって維持される帰還制御ループによって、電流レギュレータのスタートアップ段階における出力電流信号が調節される。
オーバーシュート問題を解決する公知の解決策は、以下の2つを含んでいる。すなわち、(1)基準信号のスルーレートを入力信号のスルーレートよりも遅いように設計すること、(2)入力信号の既知のスルーレートに基づいて外部にキャパシタを付加することである。前者の解決策に対しては、基準信号に対してより遅いスルーレートを達成するためには、典型的に更なるシリコンエリアが必要になり、実現可能なスルーレートの下限に対して実用的な限界に遭遇する可能性がある。後者の解決策に関しては、付加的な外部キャパシタおよびI/Oピンを使用するので費用がかさむ。更に、入力信号のスルーレートが、選択したキャパシタに基づくスルーレートの推奨値よりも遅い場合には、後者の解決策に対しては、オーバーシュートが依然として生ずる可能性がある。また、レギュレータの入力信号が広い範囲にわたって変化する立ち上がり時間を有する場合には、いずれの解決策も適用可能ではない。
従って、レギュレータに基準信号を供給するための改善された回路および方法に対する必要性が存在する。
本開示は、レギュレータに基準信号を供給するための回路および方法を記述している。1つの例では、レギュレータに基準信号を供給するための集積回路が提供される。この集積回路は、比較回路および第1の基準信号アジャスタを含む。比較回路は、レギュレータの制約信号(constraint signal)(入力電圧信号または供給電圧信号等)のレベルと基準信号のレベルとの間の差に基づいて、制御信号を出力するように構成される。レギュレータは、基準信号によって維持される帰還制御ループを有する。第1の基準信号アジャスタは、比較回路に接続されて動作し、制御信号に基づいて基準信号のレベルを調整するように構成される。これにより、レギュレータがスタートアップ段階にあるときに、基準信号のレベルはプリセットレベルに向かって増加し、レギュレータの帰還制御ループには飽和が引き起こされることはない。
別の例では、適応基準信号発生器を含む装置が提供される。この装置は、レギュレータ、回路、および電源を更に含む。レギュレータは、出力信号を生成し、その出力信号を、あるレベルに調節するように構成される。レギュレータは、基準信号によって維持される帰還制御ループを有する。回路は、レギュレータに接続されて動作し、出力信号を受信して、そのあるレベルにおける出力信号に基づいて、1つ以上の機能を実行するように構成される。電源は、レギュレータに接続されて動作し、レギュレータに制約信号(入力電圧信号または供給電圧信号等)を供給するように構成される。適応基準信号発生器は、レギュレータに接続されて動作し、制約信号に基づいて基準信号を生成するように構成される。
さらに別の例では、レギュレータに基準信号を供給するための方法が提供される。レギュレータの制約信号(入力電圧信号または供給電圧信号等)が最初に受信される。レギュレータは、基準信号によって維持される帰還制御ループを有する。その後、制約信号のレベルと基準信号のレベルとの間の差に基づいて制御信号が出力される。制御信号に基づいて、基準信号のレベルが調整される。これにより、レギュレータがスタートアップ段階にあるときに、基準信号のレベルはプリセットレベルに向かって増加し、レギュレータの帰還制御ループには飽和が引き起こされることはない。
更に別の例では、1つ以上の集積回路設計システムによって実行可能な命令を記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。このコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、1つ以上の集積回路設計システムを駆動して、集積回路を設計する。設計された集積回路は、比較回路および第1の基準信号アジャスタを含む。比較回路は、レギュレータの制約信号(入力電圧信号または供給電圧信号等)のレベルと基準信号のレベルとの間の差に基づいて、制御信号を出力するように構成される。レギュレータは、基準信号によって維持される帰還制御ループを有する。第1の基準信号アジャスタは、比較回路に接続されて動作し、制御信号に基づいて基準信号のレベルを調整するように構成される。これにより、レギュレータがスタートアップ段階にあるときに、基準信号のレベルはプリセットレベルに向かって増加し、レギュレータの帰還制御ループには飽和が引き起こされることはない。
電圧レギュレータおよび固定スルーレート基準信号発生器を示す回路図である。 図1に示した基準信号、入力電圧信号、供給電圧信号、および出力信号に対するタイミングチャートである。 図1に示した基準信号、入力電圧信号、供給電圧信号、および出力信号に対するタイミングチャートである。 本開示の1つの実施形態に従った、適応基準信号発生器を含む装置の一例を示すブロック図である。 本開示の1つの実施形態に従った適応基準信号発生器の一例を示すブロック図である。 本開示の1つの実施形態に従った適応基準信号発生器の一例を示す回路図である。 本開示の1つの実施形態に従った、図5に示した基準信号、入力電圧信号、出力信号、および制御信号に対するタイミングチャートである。 本開示の1つの実施形態に従った適応基準信号発生器の別の例を示す回路図である。 本開示の1つの実施形態に従った適応基準信号発生器の更に別の例を示す回路図である。 本開示の1つの実施形態に従った、図8に示した基準信号、入力電圧信号、出力信号、および制御信号に対するタイミングチャートである。 本開示の1つの実施形態に従った適応基準信号発生器の更に別の例を示す回路図である。 本開示の1つの実施形態に従った適応基準信号発生器の更に別の例を示す回路図である。 本開示の1つの実施形態に従った、レギュレータに基準信号を供給するための方法を示すフローチャートである。
本開示の実施形態は、以下の記述と添付した以下の図面により、より容易に理解されるであろう。ここでは、同様の参照番号は同様の要素を示している。
以下では、本開示の実施形態について詳細に説明する。これらの実施例は、添付の図面に示されている。本開示は、これらの実施形態に関連して記述するであろうが、これらの実施形態は、本開示をこれらの実施形態に限定することを意図するものではないと理解されるであろう。そうではなくて、本開示は、代替、変形、および均等物を包含すると意図され、これらは、添付の特許請求の範囲によって画定される本開示の精神および範囲の中に含めることができる。
さらに、以下で示す本開示の実施形態に関する詳細な説明では、本開示の十分な理解を与えるために、多くの具体的な詳細を記載している。しかしながら、通常の当業者には、本開示は、これらの具体的な詳細を使用せずとも実行することができると認識されるであろう。また、本開示の実施形態の視点を不必要に曖昧なものにしないために、公知の方法、手順、要素、および回路については、詳細な記述は行っていない。
本開示に従った実施形態は、レギュレータ(電圧レギュレータまたは電流レギュレータ等)に基準信号を供給するための回路および方法を提供するものである。図1に示す固定または外部からプリセットされた基準信号を使用する場合と比較して、本開示の中で示す適応基準信号は、基準信号のスルーレートがレギュレータの帰還制御ループの帯域幅の中にあることを保証するものであり、それによって、レギュレータの入力電圧信号または供給電圧信号が比較的遅いスルーレートを有する場合でも、スタートアップ段階の終了時におけるオーバーシュートを回避することができる。さらに、基準信号は、適応的な方法で生成され、広い範囲にわたって変化する入力電圧信号または供給電圧信号の立ち上がり時間(例えば、約1msから約10msまで)も受け入れることができ、追加的な外部の要素またはシリコンエリアを必要とすることはない。更なる利点および新規な特徴は、一部としては、以下で記述にされるであろう。また、一部としては、当業者には、以下の記述および添付の図面を精査することにより明らかになるであろう。または、ここに記述した実施例を製造する、または動作させることにより学ぶことができるであろう。
図3は、装置300を示す。この装置300は、適応基準信号発生器302を含む。装置300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、メディアセンタ、ディジタルカメラ、ディジタルカムコーダ、ハンドヘルドデバイス(例えば、ダムフォンまたはスマートフォン、タブレット等)、ゲームコンソール、セットトップボックス、テレビジョンセット、プリンタ、または他の任意の適切なデバイス等の、任意の適切な電子デバイスであってよいが、これらに限定されるものではない。装置300は、レギュレータ304、回路306、および電源308を更に含むことができる。レギュレータ304は、帰還制御ループを有しその出力電圧信号Voutまたは出力電流信号Ioutをあるレベルに維持することができる、任意の適切な電圧レギュレータまたは電流レギュレータであってよい。例えば、レギュレータ304は、標準的な線形電圧レギュレータ、ロードロップアウト(LDO:low drop−out)線形電圧レギュレータ、スイッチング電圧レギュレータ、またはトランジスタを基本とした電流レギュレータであってよい。適応基準信号発生器302によって供給される、適切なレベル(スルーレート、立ち上がり時間)の基準信号Vrefを受信することにより、レギュレータ304の帰還制御ループを維持する(例えば、飽和状態でなく)ことができる。回路306は、レギュレータ304に接続されて動作し、任意の適切な集積回路、または個別回路であってよく、これらは、レギュレータ304から調節された出力信号Vout/Ioutを受信して、あるレベルの出力信号Vout/Ioutに基づいて1つ以上の機能を実行する。この例では、回路306は、オーバーシュートに敏感な、いずれかの回路(限定的でない例として、プロセッサ等)含む。本明細書における「回路」は、所望の機能を達成することができる任意の適切な回路を示し、これらは、ディジタル回路、アナログ回路、アナログ回路とディジタル回路の混成、またはいずれか適切な回路であってよい。電源308は、レギュレータ304に接続されて動作し、レギュレータ304に対して制約信号(入力電圧信号Vinおよび/または供給電圧信号Vdda等)を供給する役割を果たす。制約信号は、遅い、または変化するスルーレートを有する任意の信号を含み、これらは、レギュレータ304が帰還制御ループによって基準信号Vrefに追随して出力信号Vout/Ioutを調節する能力に限界を与えるものであり、たとえば、レギュレータ304の入力電圧信号Vinまたは供給電圧信号Vdda等である。この例では、電源308は、調節された入力電源であってよく、これらは、DC電源(例えば、電池)、および電力管理ユニット(例えば、DC/DC変換器)を含む。電源308は、遅い、または変化するスルーレート(立ち上がり時間)を有する制約信号Vin/Vddaを供給する。1つの例では、電源308によって提供される制約信号Vin/Vddaは、約1msから約10msの間を変化する立ち上がり時間を有する。別の例では、電源308は、AC電源およびAC/DC変換器を含むことができるということが理解される。
適応基準信号発生器302は、レギュレータ304に接続されて動作し、制約信号Vin/Vddaに基づいて基準信号Vrefを生成するように構成される。例えば、適応基準信号発生器302は、基準信号Vrefの立ち上がり時間(スルーレート)を調整して、制約信号Vin/Vddaの立ち上がり時間(スルーレート)に適応させる。すなわち、適応基準信号発生器302は、基準信号Vrefのランプアップを低下させて、基準信号Vrefのスルーレートが制約信号Vin/Vddaに追随できるようにして、かつ、帰還制御ループによって最大のスルーレートを維持することにより、オーバーシュートを回避することができる。装置300は、他の任意の適切な要素を含むことができる。これらは、例えば、表示器、1つ以上のストレッジ、通信プラットフォーム、センシングモジュール、他の任意の適切なI/Oモジュール等を含む。
図4は、図3に示した装置300の適応基準信号発生器302の1つの例を示す。適応基準信号発生器302は、1つの集積回路であってよく、この集積回路は、互いに接続されて動作する比較回路400と第1の基準信号アジャスタ402とを含む。比較回路400は、レギュレータ304の制約信号Vin/Vddaのレベルと基準信号Vrefのレベルとの間の差に基づいて制御信号Vを出力するように構成される。例えば、入力電圧信号Vinまたは調整された供給電圧信号Vddaのレベルと基準信号Vrefのレベルとの間の差を比較回路400によって比較して、それを使用して、制御信号Vを決定する。第1の基準信号アジャスタ402は、制御信号Vに基づいて基準信号Vrefのレベルを調整するように構成される。これにより、レギュレータ304がスタートアップ段階にあるときに、基準信号VrefのレベルはプリセットレベルVsetに向かって増加し、レギュレータ304の帰還制御ループには飽和が引き起こされることはない。1つの例では、制約信号が入力電圧信号Vinである場合には、基準信号Vrefのレベルは、基準信号Vrefのレベルが入力電圧信号Vinのレベルを超えないように調整される。別の例では、制約信号が供給電圧信号Vddaである場合には、基準信号Vrefのレベルは、基準信号Vrefのレベルが調整された供給電圧信号レベルを超えないように調整される。調整された供給電圧信号レベルを超える場合には、レギュレータ304の帰還制御ループのヘッドルームが不十分で、十分な調節ができず、出力信号Vout/Ioutは飽和状態になってしまう。比較回路400は基準信号Vrefと制約信号Vin/Vddaとの間の差を追尾しており、一旦、基準信号Vrefが、制約信号Vin/Vddaのレベルに近づいた後には、比較回路400からの制御信号Vは、基準信号Vrefのスルーレートを遅くするように調整する。すなわち、比較回路400と第1の基準信号アジャスタ402とは、帰還制御ループを形成して、基準信号Vrefのレベルが、制約信号Vin/Vddaのレベルを超えないようにする。従って、レギュレータ304の帰還制御ループは、スタートアップ段階で飽和状態にならないようにすることができ、スタートアップ段階の終了時における出力信号Vout/Ioutのオーバーシュートを回避す
ることができる。
この例では、適応基準信号発生器302は、第1の基準信号アジャスタ402に接続されて動作する第2の基準信号アジャスタ404を更に含むことができる。第2の基準信号アジャスタ404は、レギュレータ304が定常状態段階にあるときに基準信号VrefをプリセットレベルVsetに維持するように構成することができる。つまり、基準信号のVrefの最大レベルは、プリセットレベルVsetに制限されて、レギュレータ304が定常状態段階になるときにその値に到達する。スタートアップ段階から定常状態段階への遷移は、公知の解決策(図1に示されているもの)と比較して、より円滑である。これは、スタートアップ段階の間、基準信号Vrefのスルーレートは、制約信号Vin/Vddaのスルーレートを追尾し続けるからである。
図5は、本開示の1つの実施形態に従った、図4に示した適応基準信号発生器302の1つの例を示す回路図である。この例における制約信号は、レギュレータ304の入力電圧信号Vinである。この例における比較回路400は、誤差増幅器504を含む。誤差増幅器504の非反転ノードは、入力電圧信号Vinを受信する。また、反転ノードは基準信号Vrefを受信する。そして、出力ノードは、制御電圧信号Vg1を出力する。
この例における適応基準信号発生器302は、第1の基準信号アジャスタ500を含み、第1の基準信号アジャスタ500は、充電電流信号Iをキャパシタ506に印加することにより、基準信号Vrefのスルーレートを調整する。第1の基準信号アジャスタ500は、キャパシタ506を含み、キャパシタ506は、充電電流信号Iで充電されるときに、その片方の端子で、基準信号Vrefを供給するように構成される。この例では、キャパシタ506の容量は、約10pFから約100pFの間であってよい。他の例では、異なる容量値を使用することができるし、また、2つ以上のキャパシタ、または他の任意のエネルギーストレッジ素子を使用することもできるということが理解される。第1の基準信号アジャスタ500はまた、キャパシタ506に接続されて動作する充電コントローラ508を含む。充電コントローラ508は、比較回路400からの制御信号Vg1に基づいてキャパシタ506の充電条件を調整することにより、基準信号Vrefのスルーレートを制御するように構成される。この例では、充電コントローラ508は、電流源510とトランジスタ512(例えば、nチャネルMOSFET)とを含む。電流源510は、一定電流信号Iを生成するように構成され、トランジスタ512は、比較回路400、電流源510、およびキャパシタ506に接続されて動作する。この例では、スルーレートが約1msから約10msの間にある入力電圧信号Vinおよび約10pFから約100pFの間の容量を持つキャパシタ506に対して、プリセット電圧レベルVsetに依存して、一定電流信号Iは、数10nAから数100nAの範囲であってよい。
この例では、トランジスタ512は、電流源510とキャパシタ506との間のスイッチとして動作し、制御信号Vg1に基づいて充電電流信号Iを調整する。トランジスタ512のゲートは、誤差増幅器504の出力ノードに接続され、これにより、制御信号Vg1はトランジスタ512のゲート電圧を制御する。基準信号Vrefのレベルが、誤差増幅器504の非反転ノードにおける入力電圧信号Vinのレベルを超えない場合には、制御信号Vg1(トランジスタ512のゲート電圧)は、トランジスタ512を飽和モードで動作するように駆動し、これにより、キャパシタ506に加えられる充電電流信号Iのレベルは、実質的に一定電流信号Iのレベルに等しくなる。基準信号Vrefは、dVref/dt=I/Cで決定されるスルーレートでランプアップする。ここで、Cは、キャパシタ506の容量である。基準信号Vrefのレベルが入力電圧信号Vinのレベルを超える場合には、制御信号Vg1(トランジスタ512のゲート電圧)は、トランジスタ512を線形のモードで動作するように駆動し、これにより、キャパシタ506に印加される充電電流信号Iのレベルは、基準信号Vrefのレベルと入力電圧信号Vinのレベルとの間の差に従って調整される。すなわちこの場合には、トランジスタ512は、電圧制御可変抵抗として動作する。この電圧制御可変抵抗の抵抗値は、制御信号Vg1(すなわち、基準信号Vrefのレベルと入力電圧信号Vinのレベルとの間の差)によって調整される。トランジスタ512の抵抗値が増加すると、充電電流信号Iは、それに従って減少し、これにより、基準信号Vrefのスルーレートの低下が引き起こされる。
次に図6のタイミングチャートの説明を行う。時刻t1において誤差増幅器504がイネーブルされる。t1とt2との間の時間間隔では、入力電圧信号Vinは、基準信号Vrefよりも高い電圧レベル有するので、誤差増幅器504からの制御信号Vg1(トランジスタ512のゲート電圧)は、ハイレベル論理値に保持される。t1とt2との間は、トランジスタ512は飽和モードで動作し、充電電流信号Iは、実質的に、一定電流信号Iに等しい。この時間間隔の間の基準信号Vrefのスルーレートは、上記で述べたようにI/Cであり、この値は、入力電圧信号Vinのスルーレートよりも高い値である。時刻t2からは、基準信号Vrefのレベルは、入力電圧信号Vinに追いつくので、制御信号Vg1は減少し、充電電流信号Iは、それに従って低下する。このように、t2以降は、基準信号Vrefのスルーレートは、入力電圧信号Vinのスルーレートに実質的に等しくなるまで低下する。これは図6に示されている。すなわち、誤差増幅器504およびトランジスタ512によって形成される帰還制御ループは、t2以降は、入力電圧信号Vinのスルーレートに従って、基準信号Vrefのスルーレートを調節する。
この例では、適応基準信号発生器302は、第2の基準信号アジャスタ502を更に含むことができる。第2の基準信号アジャスタ502は、第1の基準信号アジャスタ500に接続されて動作する。第2の基準信号アジャスタ502は、スイッチモジュールとして動作し、このスイッチモジュールは、基準信号Vrefのレベルの、プリセットレベルVsetからのオフセット量が、あるオフセット範囲Voffsetの中にある時には、第1の基準信号アジャスタ500をオフに切り替えるように構成される。図5に示したように、この例における第2の基準信号アジャスタ502は、比較器514、オフセット電圧Voffsetを設定する電圧源518、および比較器514の出力ノードに接続されたトランジスタ516を含む。比較器514は、基準信号Vrefとオフセット電圧Voffsetとを加えたもの(Vref+Voffset)のレベルをプリセット電圧Vsetのレベルと比較し、直ちにまたはある時間間隔の後に、トランジスタ516をオンに切り替える。図6に示したように、トランジスタ516は、Vref+Voffset>Vsetとなったときに、比較器514から出力される制御信号Vg2によってオンに切り替えられる。オフセット電圧Voffsetは、基準信号Vrefがプリセット電圧レベルVsetに到達した後の遅延として導入することができる。遅延は、トランジスタ516を閉じる前に、基準信号Vrefをプリセット電圧Vsetのより近くまで立ち上がることができるようにすることにより、動作性能を改善することができるであろう。実質的に同一の時刻に、適応基準信号発生器302は、第1の基準信号アジャスタ500をオフに切り替えることができる。これは例えば、誤差増幅器504またはトランジスタ512に加えられているイネーブル信号をオフにすることにより行うことができる。つまり、基準信号Vrefのレベルが余裕VoffsetをもってプリセットレベルVsetに近づいたときに、レギュレータ304は定常状態段階に入り、基準信号Vrefは、第2の基準信号アジャスタ502によってプリセットレベルVsetに保持される。これは図6に示されている。1つの例では、オフセット電圧Voffsetは、数mVの範囲にあってよい。
図2と比較すると、この例では、基準信号Vrefのスルーレートは、入力電圧信号Vinのスルーレートに適合しているので、レギュレータ304の帰還制御ループの差の誤差電圧は飽和しない可能性があり、従って図6では、レギュレータ304の出力電圧信号Voutのオーバーシュートを回避することができる。同様に、レギュレータ304が電流レギュレータである場合には、電流レギュレータの出力電流信号Ioutのオーバーシュートも同様に回避することができる。
図7は、本開示の1つの実施形態に従った、図4に示した適応基準信号発生器302の別の例の回路図を示す。適応基準信号発生器302は、第1の基準信号アジャスタ700がn型トランジスタではなくてp型トランジスタ702(pチャネルMOSFET等)を含むという点を除いて、図5に示した構成と同様の構成を有する。例えば、図7に示したように、入力電圧信号Vinのレベルが基準信号Vrefのレベルよりも低い場合には、充電電流信号Iは下降する。
図8は、本開示の1つの実施形態に従った、図4に示した適応基準信号発生器302の更に別の例の回路図を示す。適応基準信号発生器302は、第2の基準信号アジャスタ800がスイッチモジュールを含まないという点を除いて、図5に示した構成と同様の構成を有する。その代わりに、この例では、第2の基準信号アジャスタ800は、プリセットレベルVsetを設定する電圧源を含む。第2の基準信号アジャスタ800は、充電コントローラ508に接続されて動作し、これにより、キャパシタ506が十分に充電されたときに、キャパシタ506における最大電圧レベルがプリセットレベルVsetになるようにする。次に、図9におけるタイミングチャートの説明を行う。時刻t1から時刻t2までの間は、入力電圧信号Vinは基準信号Vrefのレベルよりも高いレベルを有するので、比較回路400の制御信号V(トランジスタ512のゲート電圧)は、ハイレベル論理値である。基準信号Vrefのレベルがプリセット電圧レベルVset近づくと、制御信号Vは減少し、トランジスタ512のゲート電圧を、基準信号Vrefのレベルが入力電圧信号Vinを超えないように適応的に調整する。入力電圧信号Vinのレベルがプリセット電圧Vsetを超えた場合には、制御信号Vおよびトランジスタ512のゲート電圧はハイレベル論理値に戻り、一定電流信号Iは、キャパシタ506の充電を続行し、基準信号のレベルVrefを、第2の基準信号アジャスタ800によって設定されたプリセット電圧Vsetに向かって増加させる。定常状態段階では、基準信号Vrefのレベルは、第2の基準信号アジャスタ800によってプリセットレベルVsetに維持される。この例における第2の基準信号アジャスタ800は、図7における第2の基準信号アジャスタ502を置換して、適応基準信号発生器302の別の例を形成しているということが理解される。
図10は、本開示の1つの実施形態に従った、図4に示した適応基準信号発生器302の更に別の例の回路図を示す。この場合の適応基準信号発生器302は、この例における第1の基準信号アジャスタ1000が充電コントローラ1002を含むという点を除いて、図8に示した構成と同様の構成を有する。この場合には、電流源510とキャパシタ506との間にスイッチを追加する(図5、7、および8に示したように)のではなくて、充電コントローラ1002が充電電流源を直接に変調する。この例では、充電コントローラ1002は、互いに接続されて動作する電流コントローラ1004と電流ミラー1006とを含む。電流コントローラ1004は、比較回路400に接続されて動作し、誤差増幅器504から制御信号Vを受信する。電流コントローラ1004は、基準信号Vrefのレベルが誤差増幅器504の非反転ノードにおける入力電圧信号Vinのレベルを超えていない場合には、初期レベルの制御電流信号Ictrlを供給するように構成され、また、基準信号Vrefのレベルが入力電圧信号Vinのレベルを超えた場合には、基準信号Vrefのレベルと入力電圧信号Vinのレベルとの間の差に基づいて、制御電流信号Ictrlのレベルを調整するように構成される。
1つの例では、電流コントローラ1004は、電流源(電流源は増幅器1008、トランジスタ1010、および抵抗1012を有する)を含み、制御電圧信号Vctrlに基づいて、制御電流信号Ictrlの初期レベルを決定するように構成される。制御電流信号Ictrlの初期レベルは、Ictrl=Vctrl/Rによって決定することができる。ここで、Rは抵抗1012の抵抗値である。VctrlおよびRの選定は任意であり、基準信号Vrefの初期スルーレートに対する設計要求条件に依存してプログラムしておくことができる。電流コントローラ1004はまた、トランジスタ512を含む。トランジスタ512は、上記で述べたように、飽和モードと線形のモードとの間を切り替えて、基準信号Vrefのレベルと入力電圧信号Vinのレベルとの間の差に基づいて、制御電流信号Ictrlのレベルを調整するように構成される。また、2つのp型トランジスタを持つ電流ミラー1006は、制御電流信号Ictrlのレベルに実質的に等しいレベルの充電電流信号Iを生成する役割を持つ。すなわち、初期制御電流信号Ictrlは、トランジスタ512を通して流れ、制御電流信号Ictrlは、それに従って帰還制御ループによって調整され、電流ミラー1006によってその鏡映(ミラー)が作られて、キャパシタ506を充電する。トランジスタ512によって調整される以前の、基準信号Vrefの初期スルーレートは、dVref/dt=Vctrl/RCによって決定される。ここでCは、キャパシタ506の容量である。この例における第1の基準信号アジャスタ1000は、それぞれ、図5、図7、および図8の第1の基準信号アジャスタ500、700を置換することができ、適応基準信号発生器302の異なる例を形成することができるということが理解される。また、この例における第2の基準信号アジャスタ800は、図5の中の第2の基準信号アジャスタ502で置換して、適応基準信号発生器302の別の例を形成することができる。
図11は、本開示の1つの実施形態に従った、適応基準信号発生器302の更に別の例の回路図を示す。この適応基準信号発生器302は、比較回路400が制約信号アジャスタ1100を更に含むという点を除いて図5に示した構成と同様の構成を有する。制約信号アジャスタ1100は、誤差増幅器504の非反転ノードに接続されて動作する。1つの例では、制約信号アジャスタ1100は、当技術分野において公知の任意の適切なレベルシフタまたはデバイダを含む。この例では、制約信号は供給電圧信号Vddaであり、この供給電圧信号Vddaのレベルは、レギュレータ304の帰還制御ループに対するヘッドルーム要求条件に基づいて調整される。本明細書における「ヘッドルーム」は、調節された出力電圧Voutと供給電圧信号Vddaとの間の電圧差であってよく、この電圧差を使用して帰還制御ループが適切に動作することができる。例えば、帰還制御ループのヘッドルームが十分な値でないときには、それを考慮して、供給電圧信号Vddaのレベルは、制約信号アジャスタ1100によって、レギュレータ304から誤差増幅器504の非反転ノードのところで、レベルをシフトする(例えば、シフト電圧だけ差し引く)、またはスケールダウンする(例えば、少数を乗算する)ことができる。1つの例では、ヘッドルーム要求条件は、レギュレータ304の誤差増幅器に印加される供給電圧信号Vddaが、出力電圧Voutとヘッドルーム電圧Vheadroomとの和の値以上であるということであってよい。ヘッドルーム電圧Vheadroomは、レギュレータ304の誤差増幅器の出力段におけるpMOSトランジスタのドレインソース間電圧Vdsとレギュレータ304のパス要素のゲート電圧Vとの和である。すなわち、Vheadroom=Vds+Vである。この場合には、制約信号アジャスタ1100は、供給電圧信号Vddaをヘッドルーム電圧Vheadroomのレベルだけシフトさせる。しかしながら、別の例では、例えば、レギュレータ304の誤差増幅器がレールツーレール(rail−to−rail)設計を有している場合には、制約信号アジャスタ1100を必要とせず、もとの供給電圧信号Vddaを基準信号Vrefと直接に比較することができるという点を理解することができる。また、制約信号アジャスタ1100は、図5、7、8
、および10の例に対しても適用することができ、この場合には、制約信号は入力電圧信号Vinであり、従って、調整された入力電圧信号Vinは、必要に応じて、基準信号Vrefと比較することができるという点も理解することができる。
図12は、レギュレータに基準信号を供給するための方法の1つの例を示す。本方法はブロック1200で始まり、レギュレータ304の制約信号を受信する。制約信号は入力電圧信号または供給電圧信号であってよい。レギュレータ304は、基準信号によって維持される帰還制御ループを有する電圧レギュレータまたは電流レギュレータであってよい。ブロック1202において、制約信号のレベルと基準信号のレベルとの間の差に基づいて制御信号を出力する。上記で記述したように、ブロック1200および1202は、適応基準信号発生器302の比較回路400によって実行することができる。ブロック1204に進み、そこでは制御信号に基づいて基準信号のレベルを調整し、これにより、レギュレータ304がスタートアップ段階にあるときに、基準信号のレベルはプリセットレベルに向かって増加し、レギュレータ304の帰還制御ループには飽和が引き起こされることはない。上記で記述したように、ブロック1204は、適応基準信号発生器302の第1の基準信号アジャスタ402によって実行することができる。追加的にまたはオプションとして、ブロック1206において、レギュレータ304が定常状態段階になったときに、基準信号をプリセットレベルに維持する。上記で記述したように、ブロック1206は、適応基準信号発生器302の第2の基準信号アジャスタ404によって実行することができる。
また、集積回路設計システム(例えば、ワークステーション)が知られている。この集積回路設計システムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された実行可能な命令に基づいて集積回路を備えるウェハを創造するものである。これらの記憶媒体としては、CDROM、RAM、他の形のROM、ハードドライブ、分散メモリ等があるが、これらに限定されるものではない。命令は、任意の適切な言語で表現することができ、これらの言語は、ハードウェア記述言語(HDL:hardware descriptor language)、ヴェリログ(Verilog)または他の適切な言語等であるが、これらに限定されるものではない。このように、本明細書に記述した回路はまた、中に命令を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を使用した上記のシステムによって集積回路として製造することができる。例えば、上記で記述した回路を備えた集積回路は、このような集積回路製作システムを使用して製作することができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、1つ以上の集積回路設計システムによって実行することができる命令を記憶しており、このコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、1つ以上の集積回路設計システムを駆動して集積回路を設計することができる。設計された集積回路は、比較回路、第1の基準信号アジャスタ、さらに本明細書で開示した他の回路を含む。比較回路は、レギュレータの制約信号のレベルと基準信号のレベルとの間の差に基づいて制御信号を出力するように構成される。レギュレータは、基準信号によって維持される帰還制御ループを有する。第1の基準信号アジャスタは、比較回路に接続されて動作し、制御信号に基づいて基準信号のレベルを調整するように構成される。これにより、レギュレータがスタートアップ段階にあるときに、基準信号のレベルはプリセットレベルに向かって増加し、レギュレータの帰還制御ループには飽和が引き起こされることはない。
これまでの記述および図面は、本開示の実施形態を提供したものであるが、それらに対する種々の追加、変形、および置き換えが可能であり、これらは、添付の特許請求の範囲が画定する本開示の原理の精神および範囲から逸脱するものではないと理解されるであろう。当業者は、本開示は、本開示を実行する上で使用する、形状、構成、配置、比率、材料、要素、および素子等に対する多くの変更をもって実行することが可能であり、これらは、具体的な環境条件と動作要求条件とに対して特に適合しており、これらは、本開示の原理から逸脱するものではないと理解するであろう。従って、本明細書で開示した実施形態は、全ての観点から見て、例示的なものであって限定的なものではないと考慮されるべきである。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲とその法的均等物とが示すものであって、これまでの記載に限定されるものではない。
100 線形電圧レギュレータ
102 誤差増幅器
104 トランジスタ
106、108 電圧デバイダ
110 基準信号発生器
112 第1のスイッチ
114 第2のスイッチ
116 電流源
118 キャパシタ
300 装置
302 適応基準信号発生器
304 電圧/電流レギュレータ
306 回路(例えば、プロセッサ)
308 電源(例えば、電池)
400 比較回路
402 第1の基準信号アジャスタ(スタートアップ)
404 第2の基準信号アジャスタ(定常状態)
500 第1の基準信号アジャスタ
502 第2の基準信号アジャスタ
504 誤差増幅器
506 キャパシタ
508 充電コントローラ
510 電流源
512、516 トランジスタ
514 比較器
518 電圧源
700 第1の基準信号アジャスタ
702 p型トランジスタ
800 第2の基準信号アジャスタ
1000 第1の基準信号アジャスタ
1002 充電コントローラ
1004 電流コントローラ
1006 電流ミラー
1008 増幅器
1010 トランジスタ
1012 抵抗
1100 制約信号アジャスタ
1200 基準信号によって維持される帰還制御ループを有するレギュレータに対する制約信号を受信する
1202 制約信号のレベルと基準信号のレベルとの間の差に基づいて制御信号を出力する
1204 制御信号に従って基準信号のレベルを調整することにより、レギュレータがスタートアップ段階にあるときに、基準信号のレベルはプリセットレベルに向かって増加し、レギュレータの帰還制御ループには飽和が引き起こされることがないようにする
1206 レギュレータが定常状態段階にあるときに、基準信号をプリセットレベルに維持する

Claims (22)

  1. レギュレータに基準信号を供給するための集積回路であって、
    前記レギュレータは、前記基準信号によって維持される帰還制御ループを有し、
    前記集積回路は、
    前記レギュレータの制約信号のレベルと前記基準信号のレベルとの間の差に基づいて制御信号を出力するように構成された比較回路と、
    前記比較回路に接続されて動作し、前記制御信号に基づいて前記基準信号の前記レベルを調整するように構成され、これにより、前記レギュレータがスタートアップ段階にあるときに、前記基準信号の前記レベルはプリセットレベルに向かって増加し、前記レギュレータの前記帰還制御ループには飽和が引き起こされないようにする、第1の基準信号アジャスタと
    を備えることを特徴とする集積回路。
  2. 前記第1の基準信号アジャスタは、
    キャパシタであって、前記キャパシタの1つの端子に前記基準信号を供給するように構成されたキャパシタと、
    前記キャパシタに接続されて動作し、前記比較回路からの前記制御信号に基づいて、前記キャパシタの充電を調整することにより、前記基準信号のスルーレートを制御するように構成された充電コントローラと
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
  3. 前記充電コントローラは、
    一定電流信号を生成するように構成された電流源と、
    前記比較回路と前記電流源と前記キャパシタとに接続されて動作し、
    前記基準信号の前記レベルが前記制約信号の前記レベルを超えない場合には、飽和モードで動作することにより、前記キャパシタに加えられる充電電流信号のレベルを前記一定電流信号のレベルに実質的に等しくし、
    前記基準信号の前記レベルが前記制約信号の前記レベルを超えた場合には、線形のモードで動作することにより、前記キャパシタに加えられる前記充電電流信号の前記レベルを、前記基準信号と前記制約信号の前記レベルの間の前記差に基づいて調整するように構成されたトランジスタと
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の集積回路。
  4. 前記充電コントローラは、
    前記比較回路に接続されて動作し、
    前記基準信号の前記レベルが前記制約信号の前記レベルを超えない場合には、初期レベルの制御電流信号を供給し、
    前記基準信号の前記レベルが前記制約信号の前記レベルを超えた場合には、前記基準信号と前記制約信号の前記レベルの間の前記差に基づいて、前記制御電流信号のレベルを調整するように構成された電流コントローラと、
    前記電流コントローラと前記キャパシタとに接続されて動作し、前記制御電流信号の前記レベルに実質的に等しいレベルの充電電流信号を生成するように構成された電流ミラーと
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の集積回路。
  5. 前記電流コントローラは、
    増幅器と第1のトランジスタと抵抗と備え、制御電圧信号に基づいて前記制御電流信号の前記初期レベルを決定するように構成された電流源と、
    前記電流源に接続されて動作し、前記基準信号と前記制約信号の前記レベルの間の前記差に基づいて、飽和モードと線形モードとの間を切り替えることにより、前記制御電流信号の前記レベルを調整するように構成された第2のトランジスタと
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の集積回路。
  6. 前記制約信号は、前記レギュレータの入力電圧信号を含み、
    前記制御信号に基づいて前記基準信号の前記レベルを調整することにより、前記基準信号の前記レベルが前記入力電圧信号の前記レベルを超えないようにすることを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
  7. 前記制約信号は、前記レギュレータの供給電圧信号を含み、前記レギュレータの前記帰還制御ループのヘッドルーム要求条件に基づいて前記供給電圧信号のレベルを調整し、
    前記制御信号に基づいて前記基準信号の前記レベルを調整することにより、前記基準信号の前記レベルが前記供給電圧信号の前記調整されたレベルを超えないようにすることを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
  8. 第1の基準信号アジャスタに接続されて動作し、前記レギュレータが定常状態段階にあるときには、前記基準信号を前記プリセットレベルに維持するように構成された第2の基準信号アジャスタを更に備えることを特徴とする請求項2に記載の集積回路。
  9. 前記第2の基準信号アジャスタは、前記基準信号の前記レベルが前記プリセットレベルからのオフセット範囲の中にあるときには、前記第1の基準信号アジャスタをオフに切り替えるように構成されたスイッチモジュールを備えることを特徴とする請求項8に記載の集積回路。
  10. 前記第2の基準信号アジャスタは、前記充電コントローラに接続されて動作し、前記キャパシタが十分に充電されたときに、前記キャパシタの最大電圧レベルが前記プリセットレベルであるようにする、前記プリセットレベルの電圧源を備えることを特徴とする請求項8に記載の集積回路。
  11. 装置であって、
    基準信号によって維持される帰還制御ループを有し、出力信号を供給し、前記出力信号をあるレベルに調節するように構成されたレギュレータと、
    前記レギュレータに接続されて動作し、前記出力信号を受信して、前記あるレベルの前記出力信号に基づいて1つ以上の機能を実行するように構成された回路と、
    前記レギュレータに接続されて動作し、制約信号を前記レギュレータに供給するように構成された電源と、
    前記レギュレータに接続されて動作し、前記制約信号に基づいて前記基準信号を生成するように構成された適応基準信号発生器と
    を備えることを特徴とする装置。
  12. 前記適応基準信号発生器は、
    前記制約信号のレベルと前記基準信号のレベルとの間の差に基づいて制御信号を出力するように構成された比較回路と、
    前記比較回路に接続されて動作し、前記制御信号に基づいて前記基準信号の前記レベルを調整することにより、前記レギュレータがスタートアップ段階にあるときに、前記基準信号の前記レベルはプリセットレベルに向かって増加し、前記レギュレータの前記帰還制御ループには飽和が引き起こされないようにするように構成された第1の基準信号アジャスタと
    を備えることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記第1の基準信号アジャスタは、
    キャパシタであって、前記キャパシタの1つの端子に前記基準信号を供給するように構成されたキャパシタと、
    前記キャパシタに接続されて動作し、前記比較回路からの前記制御信号に基づいて、前記キャパシタの充電を調整することにより、前記基準信号のスルーレートを制御するように構成された充電コントローラと
    を備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記制約信号は、前記レギュレータの入力電圧信号を含み、
    前記制御信号に基づいて前記基準信号の前記レベルを調整することにより、前記基準信号の前記レベルが前記入力電圧信号の前記レベルを超えないようにすることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  15. 前記制約信号は、前記レギュレータの供給電圧信号を含み、前記レギュレータの前記帰還制御ループのヘッドルーム要求条件に基づいて前記供給電圧信号のレベルを調整し、
    前記制御信号に基づいて前記基準信号の前記レベルを調整することにより、前記基準信号の前記レベルが前記供給電圧信号の前記調整されたレベルを超えないようにすることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  16. 前記適応基準信号発生器は、第1の基準信号アジャスタに接続されて動作し、前記レギュレータが定常状態段階にあるときに、前記基準信号を前記プリセットレベルに維持するように構成された第2の基準信号アジャスタを更に備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  17. 前記レギュレータは電圧レギュレータおよび電流レギュレータの内の1つであり、
    前記回路はプロセッサであり、
    前記電源は電池であることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  18. レギュレータに基準信号を供給するための方法であって、
    前記基準信号によって維持される帰還制御ループを有する前記レギュレータの制約信号を受信するステップと、
    前記基準信号のレベルと前記制約信号のレベルとの間の差に基づいて制御信号を出力するステップと、
    前記制御信号に基づいて前記基準信号の前記レベルを調整することにより、前記レギュレータがスタートアップ段階にあるときに、前記基準信号の前記レベルはプリセットレベルに向かって増加し、前記レギュレータの前記帰還制御ループには飽和が引き起こされないようにするステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  19. 前記レギュレータが定常状態段階にあるときには前記基準信号を前記プリセットレベルに維持するステップを更に備えることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記制約信号は、前記レギュレータの入力電圧信号を含み、
    前記制御信号に基づいて前記基準信号の前記レベルを調整することにより、前記基準信号の前記レベルが前記入力電圧信号の前記レベルを超えないようにすることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  21. 前記制約信号は、前記レギュレータの供給電圧信号を含み、前記レギュレータの前記帰還制御ループのヘッドルーム要求条件に基づいて前記供給電圧信号のレベルを調整し、
    前記制御信号に基づいて前記基準信号の前記レベルを調整することにより、前記基準信号の前記レベルが前記供給電圧信号の前記調整されたレベルを超えないようにすることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  22. 1つ以上の集積回路設計システムによって実行可能であり、前記1つ以上の集積回路設計システムが集積回路を設計する命令を記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    レギュレータの制約信号のレベルと基準信号のレベルとの間の差に基づいて制御信号を出力するように構成された比較回路と、
    前記比較回路接続されて動作し、前記制御信号に基づいて前記基準信号の前記レベルを調整することにより、前記レギュレータがスタートアップ段階にあるときに、前記基準信号の前記レベルはプリセットレベルに向かって増加し、前記レギュレータの前記帰還制御ループには飽和が引き起こされないようにする第1の基準信号アジャスタと
    を備え、
    前記レギュレータは、前記基準信号によって維持される帰還制御ループを有することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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