JP2012128115A - 撮像レンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高画素の撮像素子に対応した良好な光学性能を確保すると共に小型化を図る。
【解決手段】撮影レンズ1は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、両凹形状に形成された負の屈折力を有する第2レンズG2と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成された正の屈折力を有する第3レンズG3と、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成り、適切に設定された条件を満足する。
【選択図】図1

Description

本発明は撮像レンズ及び撮像装置に関する。詳しくは、撮像素子を有するデジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話等の小型の装置に好適な撮像レンズ及びこれを備えた撮像装置の技術分野に関する。
撮像装置としてCCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子(固体撮像素子)を有するカメラ付携帯電話やデジタルスチルカメラ等が知られている。
このような撮像装置においては、小型化が要求されており、搭載される撮像レンズにおいても、小型で光学全長の短いものが要求されている。
また、近年、カメラ付携帯電話のような小型の撮像装置においても小型化と共に撮像素子の高画素化が進んでおり、デジタルスチルカメラと同等の高画素の撮像素子を搭載したモデルが普及している。そのため、搭載される撮像レンズにおいては高画素の撮像素子に対応する高いレンズ性能が要求されている。
さらに、暗所の撮影においてノイズによる画質の劣化を防止するために、Fナンバーの明るいレンズが要求されている。
このような状況において、従来は、以下のような撮像レンズが知られている(例えば、特許文献1乃至特許文献6参照)。
特開2004-4566号公報 特開2002-365530号公報 特開2002-365531号公報 特開2006-293324号公報 特開2007-219079号公報 特開2009-69163号公報
特許文献1に記載された撮像レンズは、3枚構成であり光学全長を短くする上では有利である。しかしながら、3枚構成のレンズでは、上記した撮像素子の高画素化による高い解像力と色収差の小さいレンズの要求を満足せず、高画素の撮像素子に対応した良好な光学性能を確保することができない。
特許文献2及び特許文献3に記載された撮像レンズは、4枚構成であり諸収差が良好に補正されているが、光学全長が長く小型化の要求を満足しない。また、第1レンズの正の屈折力及び第2レンズの負の屈折力が強いため、偏心敏感度が高く、組立性の悪化による光学性能の劣化を生じるおそれもある。
特許文献4に記載された撮像レンズは、4枚構成であり高い収差補正能力を有しているが、光学全長が長く小型化の要求を満足しない。また、第3レンズにおいては両凸形状とされているため収差補正が困難である。さらに、周辺光線が全反射した場合にゴーストが発生するおそれがあり、光学性能が劣化して画質の低下を引き起こす可能性がある。
特許文献5に記載された撮像レンズは、4枚構成であり、諸収差、特に、像面湾曲が良好に補正されているが、光学全長が長く小型化の要求を満足しない。また、第2レンズが物体側に凸を向けた凹メニスカス形状に形成されているため、ゴーストが発生するおそれがあり、ゴーストの発生により光学性能が劣化して画質の低下を引き起こす可能性がある。さらに、第2レンズの屈折力が弱いため、色収差の十分な補正が行われておらず光学性能の劣化を来たすおそれがある。加えて、第3レンズの正の屈折力及び第4レンズの負の屈折力が強いため、第1レンズと第2レンズの間の偏心敏感度が高く、組立性の悪化による光学性能の劣化を生じるおそれもある。また、第4レンズの周縁部で発生する反射ゴーストが撮像素子に入射し光学性能が劣化して画質の低下を引き起こす可能性がある。
特許文献6に記載された撮像レンズは、4枚構成であり、諸収差が良好に補正されているが、光学全長が長く小型化の要求を満足しない。また、第2レンズの屈折力が弱いため、色収差の十分な補正が行われておらず光学性能の劣化を来たすおそれがある。さらに、第3レンズの正の屈折力及び第4レンズの負の屈折力が強いため、第1レンズと第2レンズの間の偏心敏感度が高く、組立性の悪化による光学性能の劣化を生じるおそれもある。また、第4レンズの周縁部で発生する反射ゴーストが撮像素子に入射し光学性能が劣化して画質の低下を引き起こす可能性がある。
そこで、本発明撮像レンズ及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、高画素の撮像素子に対応した良好な光学性能を確保すると共に小型化を図ることを課題とする。
撮像レンズは、上記した課題を解決するために、開口絞りと、正の屈折力を有する第1レンズと、両凹形状に形成された負の屈折力を有する第2レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成された正の屈折力を有する第3レンズと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4レンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、以下の条件式(1)、条件式(2)、条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)を満足するようにしたものである。
(1)0.40<f1/|f2|<0.80
(2)0.80<|f2|/f3<1.50
(3)0.90<f/|f4|<2.00
(4)2.60<|(R2−R3)/f1|<4.00
(5)νd1−νd2>25
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
f3:第3レンズの焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f:レンズ全系の焦点距離
R2:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R3:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
νd1:第1レンズのアッベ数
νd2:第2レンズのアッベ数
とする。
従って、撮像レンズにあっては、正の屈折力を有する第1レンズと負の屈折力を有する第2レンズと正の屈折力を有する第3レンズと負の屈折力を有する第4レンズとの間の焦点距離の配分が適切に行われる。
上記した撮像レンズにおいては、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)0.30<|(R6−R7)/f3|<1.50
但し、
R6:第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R7:第3レンズの像側の面の近軸曲率半径
とする。
撮像レンズが条件式(6)を満足することにより、第3レンズの物体側と像側の面との近軸曲率半径の大きさが適正化され、第3レンズの物体側の面と像側の面との近軸曲率半径の差が大きくならない。
上記した撮像レンズにおいては、光軸方向において前記第1レンズの物体側の面頂から有効径までの間に開口絞りを配置することが望ましい。
光軸方向において第1レンズの物体側の面頂から有効径までの間に開口絞りを配置することにより、第1レンズに入射される周辺光量が増加する。
上記した撮像レンズにおいては、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
(7)3.00<|f4|/D8<7.00
但し、
D8:第4レンズの中心厚
とする。
撮像レンズが条件式(7)を満足することにより、第4レンズの中心厚が適正化される。
上記した撮像レンズにおいては、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
(8)1.00<R4/f2<30.00
但し、
R4:第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径
とする。
撮像レンズが条件式(8)を満足することにより、第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径の大きさが適正化される。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、撮像レンズと前記撮像レンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記撮像レンズは、開口絞りと、正の屈折力を有する第1レンズと、両凹形状に形成された負の屈折力を有する第2レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成された正の屈折力を有する第3レンズと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4レンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、以下の条件式(1)、条件式(2)、条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)を満足するようにしたものである。
(1)0.40<f1/|f2|<0.80
(2)0.80<|f2|/f3<1.50
(3)0.90<f/|f4|<2.00
(4)2.60<|(R2−R3)/f1|<4.00
(5)νd1−νd2>25
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
f3:第3レンズの焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f:レンズ全系の焦点距離
R2:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R3:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
νd1:第1レンズのアッベ数
νd2:第2レンズのアッベ数
とする。
従って、撮像装置にあっては、撮像レンズにおいて、正の屈折力を有する第1レンズと負の屈折力を有する第2レンズと正の屈折力を有する第3レンズと負の屈折力を有する第4レンズとの間の焦点距離の配分が適切に行われる。
本発明撮像レンズ及び撮像装置は、高画素の撮像素子に対応した良好な光学性能を確保することができると共に小型化を図ることができる。
以下に、本発明撮像レンズ及び撮像装置を実施するための最良の形態について説明する。
[撮像レンズの構成]
本発明撮像レンズは、開口絞りと、正の屈折力を有する第1レンズと、両凹形状に形成された負の屈折力を有する第2レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成された正の屈折力を有する第3レンズと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4レンズとが物体側から像側へ順に配置されて成る。
従って、本発明撮像レンズにあっては、正、負、正、負の屈折力配置とされており、正の屈折力が先行する配置構成とされている。
第2レンズが両凹形状に形成されていることにより、軸外光線による全反射ゴーストがレンズ周縁部に拡散され、CCDやCMOS等の撮像素子にゴースト光が入射することが回避され、コマ収差の補正にも有効である。
第3レンズが正の屈折力を有するメニスカス形状にされていることにより、収差補正、特に、像面湾曲や非点収差の補正に有効である。
第4レンズが負の屈折力を有する物体側に凸を向けた形状にされていることにより、第4レンズ周縁部に入射したゴースト光が物体側の面で反射され、CCDやCMOS等の撮像素子に入射することが回避される。
また、本発明撮像レンズは、以下の条件式(1)、条件式(2)、条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)を満足する。
(1)0.40<f1/|f2|<0.80
(2)0.80<|f2|/f3<1.50
(3)0.90<f/|f4|<2.00
(4)2.60<|(R2−R3)/f1|<4.00
(5)νd1−νd2>25
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
f3:第3レンズの焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f:レンズ全系の焦点距離
R2:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R3:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
νd1:第1レンズのアッベ数
νd2:第2レンズのアッベ数
とする。
条件式(1)は、第1レンズの屈折力における第2レンズの適切な屈折力配分に関する条件式である。第2レンズの焦点距離に絶対値を用いているのは、第2レンズが負の屈折力を有するためである。第1レンズ及び第2レンズを条件式(1)のような屈折力配置とすることにより、良好な収差補正効果を得ることができる。
条件式(1)の上限を超えると、第2レンズの屈折力が大きくなり過ぎるため、軸外収差の補正、特に、非点収差と像面湾曲の補正が困難となり、製造時における組立性も損ねる結果となってしまう。
逆に、条件式(1)の下限を超えると、第2レンズの屈折力が弱くなり過ぎるため、光学全長の短縮化に不利になってしまい小型化を損ねる結果となり、かつ、色収差の補正にも不利であり、高画素の撮像素子に対応した良好な光学性能を確保することができなくなってしまう。
従って、撮像レンズが条件式(1)を満足することにより、小型化を図ることができると共に高画素の撮像素子に対応した良好な光学性能を確保することができる。
条件式(2)は、第2レンズの屈折力における第3レンズの適切な屈折力配分に関する条件式である。第2レンズの焦点距離に絶対値を用いているのは、第2レンズが負の屈折力を有するためである。
条件式(2)の上限を超えると、第3レンズの屈折力が大きくなり過ぎるため、軸外収差の補正、特に、非点収差と像面湾曲の補正が困難となり、製造時における組立性も損ねる結果となってしまう。
逆に、条件式(2)の下限を超えると、第3レンズの屈折力が弱くなり過ぎるため、光学全長の短縮化に不利になってしまい小型化を損ねる結果となる。
従って、撮像レンズが条件式(2)を満足することにより、小型化を図ることができると共に良好な収差補正性能を確保して良好な光学性能を確保することができる。
条件式(3)は、全系のレンズの屈折力における第4レンズの適切な屈折力配分に関する条件式である。第4レンズの焦点距離に絶対値を用いているのは、第4レンズが負の屈折力を有するためである。
条件式(3)の上限を超えると、第4レンズの屈折力が大きくなり過ぎるため、軸外収差の補正、特に、像面湾曲と歪曲収差の補正が困難となり、製造時における組立性も損ねる結果となってしまう。
逆に、条件式(3)の下限を超えると、第4レンズの屈折力が弱くなり過ぎるため、光学全長の短縮化に不利になってしまい小型化を損ねる結果となる。
従って、撮像レンズが条件式(3)を満足することにより、小型化を図ることができると共に良好な収差補正性能を確保して良好な光学性能を確保することができる。
条件式(4)は、第1レンズの物体側の面と第1レンズの像側の面のそれぞれにおける近軸曲率半径と、第1レンズの屈折力に関する条件式である。
条件式(4)の上限を超えると、第1レンズの屈折力が弱くなり過ぎるため、光学全長の短縮化に不利になってしまい小型化を損ねる結果となる。
逆に条件式(4)の下限を超えると、第1レンズの物体側の面と像側の面の近軸曲率半径の差が小さくなり過ぎるため、第1レンズより像側に配置されたレンズによる収差補正、特に、球面収差とコマ収差の補正が困難になる。
従って、撮像レンズが条件式(4)を満足することにより、小型化を図ることができると共に良好な収差補正性能を確保して良好な光学性能を確保することができる。
条件式(5)は、第1レンズと第2レンズのd線の単波長におけるアッベ数を規定する条件式である。
アッベ数が条件式(5)の範囲の硝材を第1レンズと第2レンズに使用することにより、良好な色収差補正を行うことができる。また、周辺のコマ収差及び像面湾曲の発生を抑制することが可能である。
上記のように、本発明撮像レンズは、条件式(1)、条件式(2)、条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)を満足するため、正の屈折力を有する第1レンズと負の屈折力を有する第2レンズと正の屈折力を有する第3レンズと負の屈折力を有する第4レンズとの焦点距離の配分が適切に行われる。
従って、軸上色収差、球面収差及び像面湾曲が良好に補正され、光学全長の短縮化が図られ良好な光学性能を有する撮像レンズを実現することができる。
具体的には、35mm版換算で焦点距離が26mm〜35mm、Fナンバーの値が2.1〜2.6、撮像素子の対角長(撮像素子の中心から対角までの長さ)に対する光学全長が1.4〜2.0の撮像レンズを実現することができる。
上記のようにFナンバーの値が2.1〜2.6にされ、35mm版換算での焦点距離が26mm〜35mmにされ、撮像素子の対角長に対する光学全長が1.4〜2.0にされることにより、光学全長の短縮化を確保した上で明るい光学系を実現することができる。
本発明の一実施形態による撮像レンズにあっては、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)0.30<|(R6−R7)/f3|<1.50
但し、
R6:第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R7:第3レンズの像側の面の近軸曲率半径
とする。
条件式(6)は、第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径と第3レンズの像側の面の近軸曲率半径と第3レンズの屈折力とに関する条件式である。
条件式(6)の上限を超えると、第3レンズの物体側の近軸曲率半径が大きくなり過ぎるため、軸外収差の補正が困難となる。また、第3レンズの物体側の面と像側の面との近軸曲率半径の差が大きくなるため、レンズの製造性に大きな悪影響を与えてしまう。
逆に、条件式(6)の下限を超えると、第3レンズの物体側の近軸曲率半径と第3レンズの像側の近軸曲率半径との差が大きくなるため、レンズの製造性に悪影響を与えてしまう。
従って、撮像レンズが条件式(6)を満足することにより、軸外収差の良好な補正を行うことができると共にレンズの良好な製造性を確保することができる。
尚、第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径(R6)の値としては、−7.054mm〜−3.335mmにされることが望ましく、第3レンズの像側の面の近軸曲率半径(R7)の値としては、−1.983mm〜−1.216mmにされることが望ましい。
本発明の一実施形態による撮像レンズにあっては、光軸方向において第1レンズの物体側の面頂から有効径までの間に開口絞りを配置することが望ましい。
本発明撮像レンズにおいては、前絞りの構成とされているが、光軸方向における開口絞りの位置を第1レンズの物体側の面頂から有効径までの範囲にすることにより、第1レンズの物体側の面頂より物体側に開口絞りを配置する場合に比し、周辺光量を増加させることができる。また、光学全長を短縮化し、より小型化を図ることもできる。
本発明の一実施形態による撮像レンズにあっては、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
(7)3.00<|f4|/D8<7.00
但し、
D8:第4レンズの中心厚
とする。
条件式(7)は、第4レンズの屈折力と第4レンズの中心厚に関する条件式である。
条件式(7)の上限を超えると、第4レンズの中心厚が薄くなり過ぎるため、第4レンズの製造性を損なう結果となる。
逆に、条件式(7)の下限を超えると、第4レンズの屈折力が強くなり過ぎるため、良好な収差補正、特に、像面湾曲と歪曲収差の補正が困難となり、製造時における組立性も損ねる結果となってしまう。
本発明の一実施形態による撮像レンズにあっては、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
(8)1.00<R4/f2<30.00
但し、
R4:第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径
とする。
条件式(8)は、第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径と第2レンズの屈折力に関する条件式である。
条件式(8)の下限を超えると、第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径が小さくなり過ぎるため、第2レンズの屈折力が大きくなり第2レンズの製造性を損なう結果となる。
逆に、条件式(8)の上限を超えると、第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径が大きくなり過ぎるため、レンズの周縁部において発生したゴースト光がCCDやCMOS等の撮像素子に入射し、画質の劣化を生じるおそれがある。
[撮像レンズの数値実施例]
以下に、本発明撮像レンズの具体的な実施の形態及び実施の形態に具体的な数値を適用した数値実施例について、図面及び表を参照して説明する。
尚、以下の各表や説明において示した記号の意味等については、下記に示す通りである。
「面番号Si」は物体側から像側へ数えた第i番目の面、「近軸曲率半径Ri」は第i番目の面の近軸曲率半径、「間隔Di」は第i番目の面と第i+1番目の面の間の軸上面間隔(レンズの中心の厚み又は空気間隔)、「屈折率Ndi」は第i番目の面から始まるレンズ等のd線(λ=587.6nm)における屈折率、「νdi」は第i番目の面から始まるレンズ等のd線におけるアッベ数を示す。
「面番号Si」に関し「STO」は開口絞りであることを示し、「近軸曲率半径Ri」に関し「∞」は当該面が平面であることを示す。
「K」は円錐定数(コーニック定数)、「3次」、「4次」、・・・はそれぞれ3次、4次、・・・の非球面係数を示す。
尚、以下の非球面係数を示す各表において、「E−n」は10を底とする指数表現、即ち、「10のマイナスn乗」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×(10のマイナス五乗)」を表している。
各実施の形態において用いられた撮像レンズには、レンズ面が非球面に形成されたものがある。非球面の深さを「Z」とし、光軸からの高さを「Y」とし、近軸曲率半径を「R」とし、円錐定数を「K」とし、第i次(iは3以上の整数)の非球面係数を「Ai」とすると、非球面形状は以下の数式1によって定義される。
Figure 2012128115
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態における撮像レンズ1のレンズ構成を示している。
撮像レンズ1は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3と、負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第1レンズG1は両凸形状に形成されている。
第2レンズG2は両凹形状に形成され、像側の面の近軸曲率半径の絶対値が物体側の面の近軸曲率半径の絶対値より小さくされている。
第3レンズG3は物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成されている。
第4レンズG4は光軸近傍の面が物体側に凸面を向けた形状に形成され、物体側の面における有効径内と像側の面における有効径内にそれぞれ変曲点を有している。
第4レンズG4と像面IMGの間にはシールガラスCGが配置されている。
第1の実施の形態における撮像レンズ1に具体的数値を適用した数値実施例1のレンズデーターをFナンバーFNo、レンズ全系の焦点距離f及び画角2ωと共に表1に示す。
Figure 2012128115
撮像レンズ1において、第1レンズG1の両面(第2面、第3面)、第2レンズG2の両面(第4面、第5面)、第3レンズG3の両面(第6面、第7面)及び第4レンズG4の両面(第8面、第9面)は非球面に形成されている。数値実施例1における非球面の非球面係数を円錐定数Kと共に表2に示す。
Figure 2012128115
図2は数値実施例1の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。
図2には、球面収差図において、二点鎖線でg線(波長435.8400nm)、実線でd線(波長587.5600nm)、点線でc線(波長656.2700nm)における値をそれぞれ示す。非点収差図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例1は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第2の実施の形態>
図3は、第2の実施の形態における撮像レンズ2のレンズ構成を示している。
撮像レンズ2は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3と、負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第1レンズG1は両凸形状に形成されている。
第2レンズG2は両凹形状に形成され、像側の面の近軸曲率半径の絶対値が物体側の面の近軸曲率半径の絶対値より小さくされている。
第3レンズG3は物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成されている。
第4レンズG4は光軸近傍の面が物体側に凸面を向けた形状に形成され、物体側の面における有効径内と像側の面における有効径内にそれぞれ変曲点を有している。
第4レンズG4と像面IMGの間にはシールガラスCGが配置されている。
第2の実施の形態における撮像レンズ2に具体的数値を適用した数値実施例2のレンズデーターをFナンバーFNo、レンズ全系の焦点距離f及び画角2ωと共に表3に示す。
Figure 2012128115
撮像レンズ2において、第1レンズG1の両面(第2面、第3面)、第2レンズG2の両面(第4面、第5面)、第3レンズG3の両面(第6面、第7面)及び第4レンズG4の両面(第8面、第9面)は非球面に形成されている。数値実施例2における非球面の非球面係数を円錐定数Kと共に表4に示す。
Figure 2012128115
図4は数値実施例2の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。
図4には、球面収差図において、二点鎖線でg線(波長435.8400nm)、実線でd線(波長587.5600nm)、点線でc線(波長656.2700nm)における値をそれぞれ示す。非点収差図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例2は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第3の実施の形態>
図5は、第3の実施の形態における撮像レンズ3のレンズ構成を示している。
撮像レンズ3は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3と、負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第1レンズG1は両凸形状に形成されている。
第2レンズG2は両凹形状に形成され、像側の面の近軸曲率半径の絶対値が物体側の面の近軸曲率半径の絶対値より小さくされている。
第3レンズG3は物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成されている。
第4レンズG4は光軸近傍の面が物体側に凸面を向けた形状に形成され、物体側の面における有効径内と像側の面における有効径内にそれぞれ変曲点を有している。
第4レンズG4と像面IMGの間にはシールガラスCGが配置されている。
第3の実施の形態における撮像レンズ3に具体的数値を適用した数値実施例3のレンズデーターをFナンバーFNo、レンズ全系の焦点距離f及び画角2ωと共に表5に示す。
Figure 2012128115
撮像レンズ3において、第1レンズG1の両面(第2面、第3面)、第2レンズG2の両面(第4面、第5面)、第3レンズG3の両面(第6面、第7面)及び第4レンズG4の両面(第8面、第9面)は非球面に形成されている。数値実施例3における非球面の非球面係数を円錐定数Kと共に表6に示す。
Figure 2012128115
図6は数値実施例3の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。
図6には、球面収差図において、二点鎖線でg線(波長435.8400nm)、実線でd線(波長587.5600nm)、点線でc線(波長656.2700nm)における値をそれぞれ示す。非点収差図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例3は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第4の実施の形態>
図7は、第4の実施の形態における撮像レンズ4のレンズ構成を示している。
撮像レンズ4は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3と、負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第1レンズG1は両凸形状に形成されている。
第2レンズG2は両凹形状に形成され、像側の面の近軸曲率半径の絶対値が物体側の面の近軸曲率半径の絶対値より小さくされている。
第3レンズG3は物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成されている。
第4レンズG4は光軸近傍の面が物体側に凸面を向けた形状に形成され、物体側の面における有効径内と像側の面における有効径内にそれぞれ変曲点を有している。
第4レンズG4と像面IMGの間にはシールガラスCGが配置されている。
第4の実施の形態における撮像レンズ4に具体的数値を適用した数値実施例4のレンズデーターをFナンバーFNo、レンズ全系の焦点距離f及び画角2ωと共に表7に示す。
Figure 2012128115
撮像レンズ4において、第1レンズG1の両面(第2面、第3面)、第2レンズG2の両面(第4面、第5面)、第3レンズG3の両面(第6面、第7面)及び第4レンズG4の両面(第8面、第9面)は非球面に形成されている。数値実施例4における非球面の非球面係数を円錐定数Kと共に表8に示す。
Figure 2012128115
図8は数値実施例4の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。
図8には、球面収差図において、二点鎖線でg線(波長435.8400nm)、実線でd線(波長587.5600nm)、点線でc線(波長656.2700nm)における値をそれぞれ示す。非点収差図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例4は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第5の実施の形態>
図9は、第5の実施の形態における撮像レンズ5のレンズ構成を示している。
撮像レンズ5は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3と、負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第1レンズG1は両凸形状に形成されている。
第2レンズG2は両凹形状に形成され、像側の面の近軸曲率半径の絶対値が物体側の面の近軸曲率半径の絶対値より小さくされている。
第3レンズG3は物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成されている。
第4レンズG4は光軸近傍の面が物体側に凸面を向けた形状に形成され、物体側の面における有効径内と像側の面における有効径内にそれぞれ変曲点を有している。
第4レンズG4と像面IMGの間にはシールガラスCGが配置されている。
第5の実施の形態における撮像レンズ5に具体的数値を適用した数値実施例5のレンズデーターをFナンバーFNo、レンズ全系の焦点距離f及び画角2ωと共に表9に示す。
Figure 2012128115
撮像レンズ5において、第1レンズG1の両面(第2面、第3面)、第2レンズG2の両面(第4面、第5面)、第3レンズG3の両面(第6面、第7面)及び第4レンズG4の両面(第8面、第9面)は非球面に形成されている。数値実施例5における非球面の非球面係数を円錐定数Kと共に表10に示す。
Figure 2012128115
図10は数値実施例5の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。
図10には、球面収差図において、二点鎖線でg線(波長435.8400nm)、実線でd線(波長587.5600nm)、点線でc線(波長656.2700nm)における値をそれぞれ示す。非点収差図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例5は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第6の実施の形態>
図11は、第6の実施の形態における撮像レンズ6のレンズ構成を示している。
撮像レンズ6は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3と、負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第1レンズG1は両凸形状に形成されている。
第2レンズG2は両凹形状に形成され、像側の面の近軸曲率半径の絶対値が物体側の面の近軸曲率半径の絶対値より小さくされている。
第3レンズG3は物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成されている。
第4レンズG4は光軸近傍の面が物体側に凸面を向けた形状に形成され、物体側の面における有効径内と像側の面における有効径内にそれぞれ変曲点を有している。
第4レンズG4と像面IMGの間にはシールガラスCGが配置されている。
第6の実施の形態における撮像レンズ6に具体的数値を適用した数値実施例6のレンズデーターをFナンバーFNo、レンズ全系の焦点距離f及び画角2ωと共に表11に示す。
Figure 2012128115
撮像レンズ6において、第1レンズG1の両面(第2面、第3面)、第2レンズG2の両面(第4面、第5面)、第3レンズG3の両面(第6面、第7面)及び第4レンズG4の両面(第8面、第9面)は非球面に形成されている。数値実施例6における非球面の非球面係数を円錐定数Kと共に表12に示す。
Figure 2012128115
図12は数値実施例6の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。
図12には、球面収差図において、二点鎖線でg線(波長435.8400nm)、実線でd線(波長587.5600nm)、点線でc線(波長656.2700nm)における値をそれぞれ示す。非点収差図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例6は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第7の実施の形態>
図13は、第7の実施の形態における撮像レンズ7のレンズ構成を示している。
撮像レンズ7は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3と、負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第1レンズG1は両凸形状に形成されている。
第2レンズG2は両凹形状に形成され、像側の面の近軸曲率半径の絶対値が物体側の面の近軸曲率半径の絶対値より小さくされている。
第3レンズG3は物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成されている。
第4レンズG4は光軸近傍の面が物体側に凸面を向けた形状に形成され、物体側の面における有効径内と像側の面における有効径内にそれぞれ変曲点を有している。
第4レンズG4と像面IMGの間にはシールガラスCGが配置されている。
第7の実施の形態における撮像レンズ7に具体的数値を適用した数値実施例7のレンズデーターをFナンバーFNo、レンズ全系の焦点距離f及び画角2ωと共に表13に示す。
Figure 2012128115
撮像レンズ7において、第1レンズG1の両面(第2面、第3面)、第2レンズG2の両面(第4面、第5面)、第3レンズG3の両面(第6面、第7面)及び第4レンズG4の両面(第8面、第9面)は非球面に形成されている。数値実施例7における非球面の非球面係数を円錐定数Kと共に表14に示す。
Figure 2012128115
図14は数値実施例7の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。
図14には、球面収差図において、二点鎖線でg線(波長435.8400nm)、実線でd線(波長587.5600nm)、点線でc線(波長656.2700nm)における値をそれぞれ示す。非点収差図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例7は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第8の実施の形態>
図15は、第8の実施の形態における撮像レンズ8のレンズ構成を示している。
撮像レンズ8は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3と、負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第1レンズG1は両凸形状に形成されている。
第2レンズG2は両凹形状に形成され、像側の面の近軸曲率半径の絶対値が物体側の面の近軸曲率半径の絶対値より小さくされている。
第3レンズG3は物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成されている。
第4レンズG4は光軸近傍の面が物体側に凸面を向けた形状に形成され、物体側の面における有効径内と像側の面における有効径内にそれぞれ変曲点を有している。
第4レンズG4と像面IMGの間にはシールガラスCGが配置されている。
第8の実施の形態における撮像レンズ8に具体的数値を適用した数値実施例8のレンズデーターをFナンバーFNo、レンズ全系の焦点距離f及び画角2ωと共に表15に示す。
Figure 2012128115
撮像レンズ8において、第1レンズG1の両面(第2面、第3面)、第2レンズG2の両面(第4面、第5面)、第3レンズG3の両面(第6面、第7面)及び第4レンズG4の両面(第8面、第9面)は非球面に形成されている。数値実施例8における非球面の非球面係数を円錐定数Kと共に表16に示す。
Figure 2012128115
図16は数値実施例8の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。
図16には、球面収差図において、二点鎖線でg線(波長435.8400nm)、実線でd線(波長587.5600nm)、点線でc線(波長656.2700nm)における値をそれぞれ示す。非点収差図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例8は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第9の実施の形態>
図17は、第9の実施の形態における撮像レンズ9のレンズ構成を示している。
撮像レンズ9は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3と、負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第1レンズG1は両凸形状に形成されている。
第2レンズG2は両凹形状に形成され、像側の面の近軸曲率半径の絶対値が物体側の面の近軸曲率半径の絶対値より小さくされている。
第3レンズG3は物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成されている。
第4レンズG4は光軸近傍の面が物体側に凸面を向けた形状に形成され、物体側の面における有効径内と像側の面における有効径内にそれぞれ変曲点を有している。
第4レンズG4と像面IMGの間にはシールガラスCGが配置されている。
第9の実施の形態における撮像レンズ9に具体的数値を適用した数値実施例9のレンズデーターをFナンバーFNo、レンズ全系の焦点距離f及び画角2ωと共に表17に示す。
Figure 2012128115
撮像レンズ9において、第1レンズG1の両面(第2面、第3面)、第2レンズG2の両面(第4面、第5面)、第3レンズG3の両面(第6面、第7面)及び第4レンズG4の両面(第8面、第9面)は非球面に形成されている。数値実施例9における非球面の非球面係数を円錐定数Kと共に表18に示す。
Figure 2012128115
図18は数値実施例9の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。
図18には、球面収差図において、二点鎖線でg線(波長435.8400nm)、実線でd線(波長587.5600nm)、点線でc線(波長656.2700nm)における値をそれぞれ示す。非点収差図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例9は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第10の実施の形態>
図19は、第10の実施の形態における撮像レンズ10のレンズ構成を示している。
撮像レンズ10は、開口絞りSTOと、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3と、負の屈折力を有する第4レンズG4とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第1レンズG1は両凸形状に形成されている。
第2レンズG2は両凹形状に形成され、像側の面の近軸曲率半径の絶対値が物体側の面の近軸曲率半径の絶対値より小さくされている。
第3レンズG3は物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成されている。
第4レンズG4は光軸近傍の面が物体側に凸面を向けた形状に形成され、物体側の面における有効径内と像側の面における有効径内にそれぞれ変曲点を有している。
第4レンズG4と像面IMGの間にはシールガラスCGが配置されている。
第10の実施の形態における撮像レンズ10に具体的数値を適用した数値実施例10のレンズデーターをFナンバーFNo、レンズ全系の焦点距離f及び画角2ωと共に表19に示す。
Figure 2012128115
撮像レンズ10において、第1レンズG1の両面(第2面、第3面)、第2レンズG2の両面(第4面、第5面)、第3レンズG3の両面(第6面、第7面)及び第4レンズG4の両面(第8面、第9面)は非球面に形成されている。数値実施例10における非球面の非球面係数を円錐定数Kと共に表20に示す。
Figure 2012128115
図20は数値実施例10の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。
図20には、球面収差図において、二点鎖線でg線(波長435.8400nm)、実線でd線(波長587.5600nm)、点線でc線(波長656.2700nm)における値をそれぞれ示す。非点収差図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例10は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[撮像レンズの条件式等の各値]
表21及び表22に撮像レンズ1乃至撮像レンズ10における条件式(1)乃至条件式(8)の各値を示す。
Figure 2012128115
Figure 2012128115
表22から明らかなように、撮像レンズ1乃至撮像レンズ10は条件式(1)乃至条件式(8)を満足するようにされている。
また、表23に撮像レンズ1乃至撮像レンズ10における35mm版換算での焦点距離、Fナンバーの値及び撮像素子の対角長(撮像素子の中心から対角までの長さ)に対する光学全長の値を示す。
Figure 2012128115
表23に示すように、撮像レンズ1乃至撮像レンズ10は、35mm版換算での焦点距離が27mm〜31mmにされ、Fナンバーの値が2.2〜2.4にされ、撮像素子の対角長に対する光学全長が1.5〜1.7にされている。
[撮像装置の構成]
本発明撮像装置は、撮像レンズと撮像レンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、撮像レンズが、開口絞りと、正の屈折力を有する第1レンズと、両凹形状に形成された負の屈折力を有する第2レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状に形成された正の屈折力を有する第3レンズと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4レンズとが物体側から像側へ順に配置されて成る。
従って、本発明撮像装置にあっては、撮像レンズが、正、負、正、負の屈折力配置とされており、正の屈折力が先行する配置構成とされている。
第2レンズが両凹形状に形成されていることにより、軸外光線による全反射ゴーストがレンズ周縁部に拡散され、CCDやCMOS等の撮像素子にゴースト光が入射することが回避され、コマ収差の補正にも有効である。
第3レンズが正の屈折力を有するメニスカス形状にされていることにより、収差補正、特に、像面湾曲や非点収差の補正に有効である。
第4レンズが負の屈折力を有する物体側に凸を向けた形状にされていることにより、第4レンズ周縁部に入射したゴースト光が物体側の面に反射され、CCDやCMOS等の撮像素子に入射することが回避される。
また、本発明撮像装置は、撮像レンズが、以下の条件式(1)、条件式(2)、条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)を満足する。
(1)0.40<f1/|f2|<0.80
(2)0.80<|f2|/f3<1.50
(3)0.90<f/|f4|<2.00
(4)2.60<|(R2−R3)/f1|<4.00
(5)νd1−νd2>25
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
f3:第3レンズの焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f:レンズ全系の焦点距離
R2:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R3:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
νd1:第1レンズのアッベ数
νd2:第2レンズのアッベ数
とする。
条件式(1)は、第1レンズの屈折力における第2レンズの適切な屈折力配分に関する条件式である。第2レンズの焦点距離に絶対値を用いているのは、第2レンズが負の屈折力を有するためである。第1レンズ及び第2レンズを条件式(1)のような屈折力配置とすることにより、良好な収差補正効果を得ることができる。
条件式(1)の上限を超えると、第2レンズの屈折力が大きくなり過ぎるため、軸外収差の補正、特に、非点収差と像面湾曲の補正が困難となり、製造時における組立性も損ねる結果となってしまう。
逆に、条件式(1)の下限を超えると、第2レンズの屈折力が弱くなり過ぎるため、光学全長の短縮化に不利になってしまい小型化を損ねる結果となり、かつ、色収差の補正にも不利であり、高画素の撮像素子に対応した良好な光学性能を確保することができなくなってしまう。
従って、撮像装置は、撮像レンズが条件式(1)を満足することにより、小型化を図ることができると共に高画素の撮像素子に対応した良好な光学性能を確保することができる。
条件式(2)は、第2レンズの屈折力における第3レンズの適切な屈折力配分に関する条件式である。第2レンズの焦点距離に絶対値を用いているのは、第2レンズが負の屈折力を有するためである。
条件式(2)の上限を超えると、第3レンズの屈折力が大きくなり過ぎるため、軸外収差の補正、特に、非点収差と像面湾曲の補正が困難となり、製造時における組立性も損ねる結果となってしまう。
逆に、条件式(2)の下限を超えると、第3レンズの屈折力が弱くなり過ぎるため、光学全長の短縮化に不利になってしまい小型化を損ねる結果となる。
従って、撮像装置は、撮像レンズが条件式(2)を満足することにより、小型化を図ることができると共に良好な収差補正性能を確保して良好な光学性能を確保することができる。
条件式(3)は、全系のレンズの屈折力における第4レンズの適切な屈折力配分に関する条件式である。第4レンズの焦点距離に絶対値を用いているのは、第4レンズが負の屈折力を有するためである。
条件式(3)の上限を超えると、第4レンズの屈折力が大きくなり過ぎるため、軸外収差の補正、特に、像面湾曲と歪曲収差の補正が困難となり、製造時における組立性も損ねる結果となってしまう。
逆に、条件式(3)の下限を超えると、第4レンズの屈折力が弱くなり過ぎるため、光学全長の短縮化に不利になってしまい小型化を損ねる結果となる。
従って、撮像装置は、撮像レンズが条件式(3)を満足することにより、小型化を図ることができると共に良好な収差補正性能を確保して良好な光学性能を確保することができる。
条件式(4)は、第1レンズの物体側の面と第1レンズの像側の面のそれぞれにおける近軸曲率半径と、第1レンズの屈折力に関する条件式である。
条件式(4)の上限を超えると、第1レンズの屈折力が弱くなり過ぎるため、光学全長の短縮化に不利になってしまい小型化を損ねる結果となる。
逆に条件式(4)の下限を超えると、第1レンズの物体側の面と像側の面の近軸曲率半径の差が小さくなり過ぎるため、第1レンズより像側に配置されたレンズによる収差補正、特に、球面収差とコマ収差の補正が困難になる。
従って、撮像装置は、撮像レンズが条件式(4)を満足することにより、小型化を図ることができると共に良好な収差補正性能を確保して良好な光学性能を確保することができる。
条件式(5)は、第1レンズと第2レンズのd線の単波長におけるアッベ数を規定する条件式である。
アッベ数が条件式(5)の範囲の硝材を第1レンズと第2レンズに使用することにより、良好な色収差補正を行うことができる。また、周辺のコマ収差及び像面湾曲の発生を抑制することが可能である。
上記のように、本発明撮像装置は、撮像レンズが、条件式(1)、条件式(2)、条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)を満足するため、正の屈折力を有する第1レンズと負の屈折力を有する第2レンズと正の屈折力を有する第3レンズと負の屈折力を有する第4レンズとの焦点距離の配分が適切に行われる。
従って、軸上色収差、球面収差及び像面湾曲が良好に補正され、光学全長の短縮化が図られ良好な光学性能を有する撮像レンズを備えた想像装置を実現することができる。
具体的には、35mm版換算で焦点距離が26mm〜35mm、Fナンバーの値が2.1〜2.6、撮像素子の対角長(撮像素子の中心から対角までの長さ)に対する光学全長が1.4〜2.0の撮像レンズを備えた撮像装置を実現することができる。
上記のようにFナンバーの値が2.1〜2.6にされ、35mm版換算での焦点距離が26mm〜35mmにされ、撮像素子の対角長に対する光学全長が1.4〜2.0にされることにより、光学全長の短縮化を確保した上で明るい光学系を実現することができる。
[撮像装置の一実施形態]
次に、本発明撮像装置を携帯電話に適用した本発明の一実施形態について説明する(図21乃至図23参照)。
携帯電話10は、図21及び図22に示すように、表示部20と本体部30がヒンジ部40によって折り畳み可能に連結され、携行時には図21に示すように表示部20と本体部30を折り畳んだ状態とし、通話時等の使用時には図22に示すように表示部20と本体部30を開いた状態とする。
表示部20の一方の面には液晶表示パネル21が配置され、液晶表示パネル21の上方にスピーカー22が設けられている。表示部20には撮像レンズ1、撮像レンズ2、撮像レンズ3、撮像レンズ4、撮像レンズ5、撮像レンズ6、撮像レンズ7、撮像レンズ8、撮像レンズ9又は撮像レンズ10を有する撮像ユニット100が組み込まれている。表示部20には赤外線による通信を行うための赤外線通信部23が設けられている。
表示部20の他方の面には撮像ユニット100の第1レンズG1の物体側に位置するカバーレンズ24が配置されている。
本体部30の一方の面には数字キーや電源キー等の各種の操作キー31、31、・・・が設けられている。本体部30の一方の面にはマイクロフォン32が設けられている。本体部30の側面にはメモリーカードスロット33が形成され、メモリーカードスロット33に対してメモリーカード40が挿脱される。
図23は、携帯電話10の構成を示すブロック図である。
携帯電話10はCPU(Central Processing Unit)50を備え、CPU50によって携帯電話10の全体の動作が制御される。例えば、CPU50は、ROM(Read Only Memory)51に記憶されている制御プログラムをRAM52(Random Access Memory)に展開し、バス53を介して携帯電話10の動作を制御する。
カメラ制御部60は、撮像ユニット100を制御して静止画や動画の画像の撮影を行う機能を有し、撮影によって得られた画像情報に関してJPEG(Joint Photographic Experts Group)やMPEG(Moving Picture Expert Group)等への圧縮加工を行った後に、圧縮したデーターをバス53に送出する。撮像ユニット100は、撮像レンズ1、撮像レンズ2、撮像レンズ3、撮像レンズ4、撮像レンズ5、撮像レンズ6、撮像レンズ7、撮像レンズ8、撮像レンズ9又は撮像レンズ10の他、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子101を有している。
バス53に送出された画像情報は、RAM52に一時的に保存され、必要に応じてメモリーカードインターフェース41に出力され、メモリーカードインターフェース41によってメモリーカード40に保存されたり、或いは、表示制御部54を介して液晶表示パネル21に表示される。また、撮影時には、同時にマイクロフォン32を通じて収録された音声情報も音声コーデック70を介してRAM52に一時的に保存されたり、メモリーカード40に保存され、また、液晶表示パネル21への画像表示と同時に音声コーデック70を介してスピーカー22から出力される。
画像情報や音声情報は、必要に応じて、赤外線インターフェース55に出力され、赤外線インターフェース55によって赤外線通信部23を介して外部に出力され、赤外線通信部を備えた他の機器、例えば、携帯電話、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)等に伝達される。尚、RAM52やメモリーカード40に保存されている画像情報に基づいて液晶表示パネル21に動画あるいは静止画を表示するときには、カメラ制御部60において、RAM52やメモリーカード40に保存されているファイルのデコードや解凍を行った後の画像データーがバス53を介して表示制御部54に送出される。
通信制御部80は、表示部20に内蔵された図示しないアンテナを介して基地局との間で電波の送受信を行う。通信制御部80は、音声通話モードにおいては、受信した音声情報を処理した後に音声コーデック70を介してスピーカー22に出力し、また、マイクロフォン32が集音した音声を音声コーデック70を介して受信して所定の処理を施した後に送信する。
上記した撮像レンズ1、撮像レンズ2、撮像レンズ3、撮像レンズ4、撮像レンズ5、撮像レンズ6、撮像レンズ7、撮像レンズ8、撮像レンズ9及び撮像レンズ10にあっては、上記したように、光学全長の短縮化を図ることができるため、携帯電話10のような薄型化を必要とする撮像装置に容易に組み込むことが可能である。
尚、上記した実施の形態においては、撮像装置を携帯電話に適用した例を示したが、撮像装置の適用範囲は携帯電話に限られることはなく、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、カメラが組み込まれたパーソナルコンピューター、カメラが組み込まれたPDA(Personal Digital Assistant)等の各種のデジタル入出力機器に広く適用することができる。
上記した各実施の形態において示した各部の形状及び数値は、何れも本発明を実施するための具体化のほんの一例に過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
撮像レンズの第1の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 撮像レンズの第2の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 撮像レンズの第3の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 撮像レンズの第4の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 第4の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 撮像レンズの第5の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 第5の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 撮像レンズの第6の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 第6の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 撮像レンズの第7の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 第7の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 撮像レンズの第8の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 第8の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 撮像レンズの第9の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 第9の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 撮像レンズの第10の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 第10の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の球面収差、非点収差及び歪曲収差を示す図である。 図22及び図23と共に本発明撮像装置を適用した携帯電話を示すものであり、本図は、閉じられた状態を示す斜視図である。 開かれた状態を示す斜視図である。 ブロック図である。
1…撮像レンズ、2…撮像レンズ、3…撮像レンズ、4…撮像レンズ、5…撮像レンズ、6…撮像レンズ、7…撮像レンズ、8…撮像レンズ、9…撮像レンズ、10…撮像レンズ、G1…第1レンズ、G2…第2レンズ、G3…第3レンズ、G4…第4レンズ、STO…開口絞り、10…携帯電話(撮像装置)、101…撮像素子

Claims (6)

  1. 開口絞りと、正の屈折力を有する第1レンズと、両凹形状に形成された負の屈折力を有する第2レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第3レンズと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4レンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、
    以下の条件式(1)、条件式(2)、条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)を満足する
    撮像レンズ。
    (1)0.40<f1/|f2|<0.80
    (2)0.80<|f2|/f3<1.50
    (3)0.90<f/|f4|<2.00
    (4)2.60<|(R2−R3)/f1|<4.00
    (5)νd1−νd2>25
    但し、
    f1:第1レンズの焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
    f3:第3レンズの焦点距離
    f4:第4レンズの焦点距離
    f:レンズ全系の焦点距離
    R2:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    R3:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
    νd1:第1レンズのアッベ数
    νd2:第2レンズのアッベ数
    とする。
  2. 以下の条件式(6)を満足する
    請求項1に記載の撮像レンズ。
    (6)0.30<|(R6−R7)/f3|<1.50
    但し、
    R6:第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    R7:第3レンズの像側の面の近軸曲率半径
    とする。
  3. 前記第1レンズの物体側の面頂から有効径までの間に開口絞りを配置した
    請求項1に記載の撮像レンズ。
  4. 以下の条件式(7)を満足する
    請求項1に記載の撮像レンズ。
    (7)3.00<|f4|/D8<7.00
    但し、
    D8:第4レンズの中心厚
    とする。
  5. 以下の条件式(8)を満足する
    請求項1に記載の撮像レンズ。
    (8)1.00<R4/f2<30.00
    但し、
    R4:第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    とする。
  6. 撮像レンズと前記撮像レンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記撮像レンズは、
    開口絞りと、正の屈折力を有する第1レンズと、両凹形状に形成された負の屈折力を有する第2レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第3レンズと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4レンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、
    以下の条件式(1)、条件式(2)、条件式(3)、条件式(4)及び条件式(5)を満足する
    撮像装置。
    (1)0.40<f1/|f2|<0.80
    (2)0.80<|f2|/f3<1.50
    (3)0.90<f/|f4|<2.00
    (4)2.60<|(R2−R3)/f1|<4.00
    (5)νd1−νd2>25
    但し、
    f1:第1レンズの焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
    f3:第3レンズの焦点距離
    f4:第4レンズの焦点距離
    f:レンズ全系の焦点距離
    R2:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    R3:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
    νd1:第1レンズのアッベ数
    νd2:第2レンズのアッベ数
    とする。
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