JP2012090435A - 駆動回路及びこれを備える半導体装置 - Google Patents

駆動回路及びこれを備える半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012090435A
JP2012090435A JP2010235107A JP2010235107A JP2012090435A JP 2012090435 A JP2012090435 A JP 2012090435A JP 2010235107 A JP2010235107 A JP 2010235107A JP 2010235107 A JP2010235107 A JP 2010235107A JP 2012090435 A JP2012090435 A JP 2012090435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
switching element
sense
semiconductor switching
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010235107A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Inoue
貴公 井上
Shoichi Orita
昭一 折田
Tsuneji Tamaki
恒次 玉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010235107A priority Critical patent/JP2012090435A/ja
Priority to US13/184,737 priority patent/US8537515B2/en
Priority to CN201110223636.9A priority patent/CN102457163B/zh
Priority to DE102011081970.3A priority patent/DE102011081970B4/de
Publication of JP2012090435A publication Critical patent/JP2012090435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/08Circuits specially adapted for the generation of control voltages for semiconductor devices incorporated in static converters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構成でスイッチング素子の負バイアス駆動を行う駆動回路及び当該駆動回路を備えた半導体装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の駆動回路は、ICチップに搭載され、半導体スイッチング素子4aを駆動する駆動回路であって、前記ICチップ外部の単一電源から供給される第1の電圧V1を受け、第1の電圧V1から第2の電圧V2を生成して、これを半導体スイッチング素子4aの基準端子に印加する電源回路8と、前記ICチップ外部からの入力信号に応じて、半導体スイッチング素子4aの制御端子に第1の電圧V1を印加/非印加することにより半導体スイッチング素子4aを駆動する駆動部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動回路及びこれを備える半導体装置に関し、特に電力半導体スイッチング素子に負バイアスを印加する技術に関する。
産業用機械・電鉄・自動車・OA・家電製品などの電力制御やモータ制御に、IGBTなどの複数の半導体スイッチング素子とこれを駆動・制御する制御回路などを1パッケージに搭載した電力半導体モジュール、いわゆるIPM(Intelligent Power Module)が使用されている。
通常、電力用途で用いられる半導体スイッチング素子(IGBT,MOSFET)は閾値が正の値を持つエンハンスメント型の素子が用いられる。このため原理的には、スイッチング素子をオフ状態にするために制御端子に負バイアスを印加する必要はなく、ゲート電圧を閾値以下(一般的には0V)にするだけでオフ状態にすることができる。
しかし過渡現象(ダイナミック動作)としては上記0Vバイアスでは不都合が発生することがある。すなわち、オフ時のスイッチング動作に伴って主端子間電圧(コレクタ―エミッタ間電圧)が急激に上昇する。このとき、コレクタ―ゲート間の帰還容量を介してゲートに電荷が充電されるのでゲート電圧が上昇し、オフ状態のスイッチング素子が誤点弧してしまうことがある。
また、閾値は負の温度係数を有するので高温動作時には閾値が低下し、上記問題点がより顕著に現れる。
このような問題に対処するためには、スイッチング素子をオフさせる際にゲート〜エミッタ間に負バイアスを印加することで、ゲート電圧が閾値以上に上昇することを防止することが考えられる。
しかしながら、負バイアス印加の為には負電源が必要であり、オン時の正バイアス印加用の正電源と併せて駆動回路に2電源が必要となってしまい、システム全体が大型化するという問題点があった。
そこで、負バイアスを印加することなく上記の問題を解決するために、IPMにおいてゲート電圧を供給する制御ICとベアチップ状態のIGBTを近接配置するという手法がある。両者を最短距離で配線することにより配線インピーダンスを極力低下させ、IGBTのゲート〜エミッタ間を低インピーダンスで短絡することができる。これにより0Vバイアスでもゲート電圧が上昇することはなく、駆動回路に単一電源を用いることができ、システム全体の小型化を実現する。
しかしながら近年、半導体技術の進歩により、従来よりも高温・高電圧の環境下で高速動作する半導体スイッチング素子が開発・実用化されるようになってきたことも相まって、半導体スイッチング素子を上記環境下で確実に動作させることが求められるようになってきた。そのため、上記の近接配置によりインピーダンスを下げる手法では、高温・高電圧の環境下での確実な動作(特に、オフ動作)を維持することが困難になってきている。
そこで、単一電源から負電圧を制御回路側で生成し、これを用いて負バイアス駆動を行う技術が従来から用いられている。例えば特許文献1や非特許文献1には、ツェナー電圧を用いて負電圧を生成し、この負電圧を用いて負バイアス駆動を実現する技術が開示されている。
実開平5−48592号公報
富士電機 EXB840データシート
特許文献1の図1に示す回路では、分圧した電位を安定するために大容量のバイパスコンデンサ(15〜20)が必要であり、バイパスコンデンサにアルミ電解コンデンサを用いた場合には、使用条件による寿命低下が懸念される。
また、高速動作の際に充電時間を短縮するために抵抗33の値を小さくする必要があるが、抵抗33を小さくすると、電源トランス1から供給される電源1が起動すると同時に流れるstand−by電流が増加するため、供給される単一電源の低消費電力化が困難である。
また、非特許文献1でも同様の問題が生じ、さらに、スイッチング素子のゲート電圧に必要な電荷の充放電回路を形成するために、コンデンサを設ける必要があり、この負バイアス駆動のための駆動能力は上述のバイパスコンデンサと同程度必要であるため、大容量のコンデンサが必要となり、寿命の低下が懸念される。
そこで、本発明は上述の問題点に鑑み、簡易な構成でスイッチング素子の負バイアス駆動を行う駆動回路及び当該駆動回路を備えた半導体装置の提供を目的とする。
本発明の駆動回路は、ICチップに搭載され、半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路であって、前記ICチップ外部の単一電源から供給される第1の電圧を受け、当該第1の電圧から第2の電圧を生成して、これを前記半導体スイッチング素子の基準端子に印加する電源回路と、前記ICチップ外部からの入力信号に応じて、前記スイッチング素子の制御端子に前記第1の電圧を印加/非印加することにより前記スイッチング素子を駆動する駆動部とを備え、前記電源回路は、前記半導体スイッチング素子の制御端子駆動電流をソース/シンクするバッファアンプを備える。
本発明の駆動回路は、第1の電圧から第2の電圧を生成して、これを半導体スイッチング素子の基準端子に印加する電源回路と、ICチップ外部からの入力信号に応じて、前記半導体スイッチング素子の制御端子に前記第1の電圧を印加/非印加することにより前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動部とを備えるので、駆動回路用に正負電源を設けることなく、正負バイアス駆動が可能となる。また、電源回路は、前記半導体スイッチング素子の制御端子駆動電流をソース/シンクするバッファアンプを備えるので、大容量コンデンサが不要となり寿命の低下を避けることが出来る。
実施の形態1の駆動回路を示す回路図である。 実施の形態1の駆動回路を示す回路図である。 実施の形態1の駆動回路を示す回路図である。 実施の形態2の駆動回路を示す回路図である。 実施の形態2の変形例に係る駆動回路を示す回路図である。 実施の形態2の変形例に係る駆動回路を示す回路図である。 実施の形態2の変形例に係る半導体装置を示す回路図である。 実施の形態2の変形例に係る半導体装置を示す回路図である。
(実施の形態1)
<構成>
図1は、本実施の形態の半導体スイッチング素子の駆動回路を含む半導体装置の回路図である。本実施の形態の半導体装置において、スイッチング素子4aには例えばIGBTが用いられるので、図1ではスイッチング素子4aをIGBT4aとして説明する。IGBT4aのエミッタ−コレクタ間には、エミッタ側をアノード側としてリカバリーダイオード5が接続される。IGBT4aのゲート端子には、ゲート抵抗Rgを介して駆動回路10が接続される。
駆動回路10は点線で示すように1つのチップ内に構成され、駆動回路10の電源はグランド(GND)を基準電位とする正電源(単電源)V1のみである。外部回路から制御信号を受けるI/F部1の一端は、バイポーラトランジスタ2,3のベース端子に接続される。バイポーラトランジスタ2,3はエミッタ端子同士が接続され、該エミッタ端子は駆動対象であるIGBT4aのゲート端子に接続される。
さらに、駆動回路10は正電源V1を分圧する電源回路8を備えている。電源回路8において、抵抗Rbとツェナーダイオード6が正電源V1の陽極−陰極間に接続され、抵抗Rbとツェナーダイオード6の接続点からバッファアンプ7を介してIGBT4aのエミッタ端子に接続される。
<動作>
I/F部1は外部回路からの制御信号を受けて、IGBT4aのゲート駆動を行う。バイポーラトランジスタ2,3はそれぞれNPN型、PNP型であり、I/F部1からの入力電流に応じていずれか一方が駆動する。IGBT4aをオンする場合は、バイポーラトランジスタ2を駆動し、正電源V1がゲート抵抗Rgを介してIGBT4aのゲート端子に印加される。このときのゲート端子を駆動するオン電流Ig(ON)の経路は図2の矢印Ig(ON)に示すように、バイポーラトランジスタ2、ゲート抵抗Rg,IGBT4a、バッファアンプ7、電源V1となる。
IGBT4aをオフする場合のオフ電流Ig(OFF)の経路も図2の矢印Ig(OFF)に示すとおりであり、バイポーラトランジスタ3、電源V1,バッファアンプ7の経路でゲート電流を吸出し、ゲート電圧を遮断する。
このように、I/F部1及びバイポーラトランジスタ2,3は、半導体スイッチング素子4aを駆動する駆動部として動作する。
なお、バッファアンプ7の構成は、例えば図3に示すようにベース端子共通のPNP型とNPN型のバイポーラトランジスタのエミッタ端子同士を接続したものである。
電源回路8は正電源V1から供給される第1の電圧V1から第2の電圧V2を生成し、IGBT4aのエミッタ端子に電圧V2を印加する。ツェナーダイオード6のツェナー電圧はV2(V2<V1)であり、(V1−V2)の電圧降下が抵抗Rbの両端に発生する。ツェナー電圧V2はバッファアンプ7を介してIGBT4aのエミッタ端子に印加される。
このように、IGBT4aのゲート端子にはオン時に電圧V1,エミッタ端子には負バイアスとして電圧V2が印加されるので、ゲート−エミッタ間電圧はオン時に(V1−V2)、オフ時に(−V2)となる。こうして、単一電源を用い簡易な構成でスイッチング素子の負バイアス駆動を行う事ができる。
また、本実施の形態の電源回路8は、負バイアス用の基準電圧V2を生成するだけではなく、バッファアンプ7によりスイッチング素子のオン/オフに必要なゲート駆動能力を備えるため、IGBT4aのゲート電荷の充放電経路に大容量のコンデンサを用いる必要がない。そのため、高速、大容量品種へ適用する場合でも実装面積やコンデンサ寿命を懸念する必要がない。
また、基準電圧生成のために抵抗Rbで決定されるバイアス電流を抑制することが可能であり、消費電力低減の効果が得られる。
<効果>
本実施の形態の駆動回路は、ICチップに搭載され、半導体スイッチング素子4aを駆動する駆動回路10であって、前記ICチップ外部の単一電源から供給される第1の電圧V1を受け、当該第1の電圧V1から第2の電圧V2を生成して、これを半導体スイッチング素子4aの基準端子に印加する電源回路8と、前記ICチップ外部からの入力信号に応じて、半導体スイッチング素子4aの制御端子に第1の電圧V1を印加/非印加することにより半導体スイッチング素子4aを駆動する駆動部とを備えるので、駆動回路用に正負電源を設けることなく、正負バイアス駆動が可能となる。また、電解コンデンサを用いないため、高速、大容量品種へ適用する場合でも実装面積やコンデンサ寿命を懸念する必要がない。また、電源回路8は、半導体スイッチング素子4aの制御端子駆動電流をソース/シンクするバッファアンプ7を備えるので、大容量コンデンサが不要となり寿命の低下を避けることが出来る。
(実施の形態2)
<構成>
図2は、本実施の形態の半導体スイッチング素子の駆動回路を含む半導体装置の回路図である。本実施の形態の半導体装置において、スイッチング素子4bにはセンス端子を備えたIGBTが用いられ、エミッタ−センス端子間にはセンス電流による電圧降下が発生するセンス抵抗が設けられる。
本実施の形態の駆動回路10は、実施の形態1の構成に加えて、メイン電流を検出する比較器11を備える。比較器11の正相入力はIGBT4bのセンス端子と接続されており、比較器11はセンス抵抗Rsの電圧降下Vsを閾値Vsrefと比較することにより、メイン電流が過大であるか否かを検出する。これ以外の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
<動作>
センス端子には、コレクタ−エミッタ電流(メイン電流)に対して任意の比率で電流(センス電流)が流れ、センス電流によりセンス抵抗Rsの両端には検出電圧Vsが発生する。検出電圧Vsは比較器11で閾値電圧Vsrefと比較され、Vs>Vsrefである場合に比較器11から“H”信号がI/F部1に入力され、I/F部1ではメイン電流が過大に流れたと判断してゲートドライブ出力を遮断する。
すなわち、比較器11及びI/F部1が、センス電流が所定の閾値を超えた場合に半導体スイッチング素子4bのゲート端子への電圧印加を停止する過電流検出回路として動作する。過電流検出回路を設けることによって、半導体スイッチング素子4bを安全に遮断動作することができる。
図2では、閾値電圧Vsrefの基準電位をIGBT4bのエミッタと同電位としている。これにより、負バイアス電位V2が変動した場合でも、検出電圧Vsと閾値電圧Vsrefの基準が同電位であるため、変動の影響を除外できるため検出精度が向上し、検出電圧Vsを低く設定できる。そのため、IGBT4bのメイン電流とセンス電流の分流比が安定し、検出精度がさらに向上する。
<変形例1>
図3は、本実施の形態の変形例1に係る半導体装置の回路図である。図3に示す回路構成は、図2の回路構成において、閾値電圧Vsrefの基準電位を入力電源V1のGND電位と共通にしたものである。
IGBT4bのメイン電流とセンス電流の分流比を安定させるためには、検出電圧Vsを低く抑えることが望ましい。そのため、閾値電圧Vsrefも低く通常は0.5V程度に設定されるが、そうするとノイズによる誤動作に対するマージンが少なくなる。そこで、図3のように閾値電圧Vsrefの基準電位をGNDとすることにより、負バイアス用に生成した電位V2を検出電圧Vsに加えて閾値電圧Vsrefと比較するようにする。これにより、検出電圧Vsを低く抑えてメイン電流とセンス電流の分流を安定させた状態で、閾値電圧Vsrefを増加させ、ノイズによる誤動作に対するマージンを増やすことが出来る。
<変形例2>
図4は、本実施の形態の変形例2に係る半導体装置の回路図である。図4に示す回路構成は、図2の比較器11に代えて、差動増幅器12により過電流を検出する構成としたものである。
差動増幅器12は正相入力と負相入力がセンス抵抗Rsの両端に接続され、検出電圧Vsを測定してI/F部1に出力する。I/F部1は検出電圧Vsが所定の閾値を超えた場合にメイン電流が過大になったものと判断してゲートドライブを遮断する。
このような構成にすることによって、負バイアス電位V2の変動による影響を除外できるため精度が向上し、検出電圧Vsを低く設定できる。そのため、IGBT4bのメイン電流とセンス電流の分流比が安定し、検出精度がさらに向上する。
<変形例3>
図1〜図4では、スイッチング素子4a,4bを駆動する駆動回路10を1チップに搭載するものとして説明したが、駆動回路10と駆動回路10が駆動する半導体スイッチング素子を1つのICチップに合わせて搭載したIPMとしても良い。図5に、上記変形例2においてIPMとした回路構成を示す。
また、図1〜図5では半導体スイッチング素子4a,4bとしてIGBTを用いたが、図6に示すように、IGBTの代わりにMOSFETを用いても良い。また材料はSiの他、SICやGaNなどのワイドバンドギャップ半導体を用いても良い。現在実用化が進められているSiC製MOSFETでは閾値電圧が2.5Vと低いため、素子の高速スイッチング操作による電圧変化dv/dtの増大や外来ノイズによる誤点弧が懸念される。またユニポーラデバイスであるため高周波動作が可能であり、高周波動作によるスイッチング時間の短縮に際して、本発明の駆動回路による負バイアス駆動が有効である。
<効果>
本実施の形態の駆動回路において、半導体スイッチング素子4bは、メイン電流に対して所定の比率のセンス電流が流れるセンス端子を備え、センス電流が所定の閾値を超えた場合に半導体スイッチング素子4bの制御端子への電圧印加を停止する過電流検出回路をさらに備えるので、過電流検出時に半導体スイッチング素子4bを安全に遮断することが出来る。
さらに本実施の形態の駆動回路は、センス端子−基準端子間に接続され、センス電流による電圧降下を生じるセンス抵抗Rsをさらに備え、過電流検出回路は、半導体スイッチング素子と基準電位を共通にし、かつセンス端子が正相入力に接続された比較器11を有するので、負バイアス電位V2の変動の影響を除外できるため検出精度が向上し、検出電圧Vsを低く設定できる。そのため、IGBT4bのメイン電流とセンス電流の分流比が安定し、検出精度がさらに向上する。
あるいは本実施の形態の駆動回路は、半導体スイッチング素子4bは、センス端子−基準端子間に接続され、センス電流による電圧降下を生じるセンス抵抗Rsをさらに備え、過電流検出回路は、単一電源V1と基準電位を共通にし、かつセンス端子が正相入力に接続された比較器11を有するので、検出電圧Vsを低く抑えてメイン電流とセンス電流の分流を安定させた状態で、閾値電圧Vsrefを増加させ、ノイズによる誤動作に対するマージンを増やすことが出来る。
また本実施の形態の駆動回路は、センス端子−基準端子間に接続され、センス電流による電圧降下を生じるセンス抵抗Rsをさらに備え、過電流検出手段は、入力端子がセンス抵抗Rsの両端に接続された差動増幅器12を有するので、負バイアス電位V2の変動による影響を除外できるため精度が向上し、検出電圧Vsを低く設定できる。そのため、IGBT4bのメイン電流とセンス電流の分流比が安定し、検出精度が向上する。
また本実施の形態の半導体装置は、本発明の駆動回路10が搭載されたICチップに、駆動回路10が駆動する半導体スイッチング素子4a,4bを合わせて搭載したことを特徴とするので、簡易な構成でスイッチング素子の負バイアス駆動を行う事ができる。
また、半導体スイッチング素子4a、4b、4cはワイドバンドギャップ半導体からなるので、素子の高速スイッチング操作による電圧変化dv/dtの増大や外来ノイズによる誤点弧が懸念されるが、本発明の駆動回路による負バイアス駆動により誤点弧を抑制することが可能である。
1 I/F部、2,3 バイポーラトランジスタ、4a,4b,4c 半導体スイッチング素子、5 リカバリーダイオード、6 ツェナーダイオード、7 バッファアンプ、8 電源回路、10 駆動回路、11 比較器、12 差動増幅器、20 IPM、V1 入力電源。

Claims (7)

  1. ICチップに搭載され、半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路であって、
    前記ICチップ外部の単一電源から供給される第1の電圧を受け、当該第1の電圧から第2の電圧を生成して、これを前記半導体スイッチング素子の基準端子に印加する電源回路と、
    前記ICチップ外部からの入力信号に応じて、前記半導体スイッチング素子の制御端子に前記第1の電圧を印加/非印加することにより前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動部とを備え、
    前記電源回路は、前記半導体スイッチング素子の制御端子駆動電流をソース/シンクするバッファアンプを備える、駆動回路。
  2. 前記半導体スイッチング素子は、メイン電流に対して所定の比率のセンス電流が流れるセンス端子を備え、
    前記センス電流が所定の閾値を超えた場合に前記半導体スイッチング素子の制御端子への電圧印加を停止する過電流検出回路をさらに備える、請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記センス端子−前記基準端子間に接続され、前記センス電流による電圧降下を生じるセンス抵抗をさらに備え、
    前記過電流検出回路は、前記半導体スイッチング素子と基準電位を共通にし、かつ前記センス端子が正相入力に接続された比較器を有する、請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記センス端子−前記基準端子間に接続され、前記センス電流による電圧降下を生じるセンス抵抗をさらに備え、
    前記過電流検出回路は、前記単一電源と基準電位を共通にし、かつ前記センス端子が正相入力に接続された比較器を有する、請求項2に記載の駆動回路。
  5. 前記センス端子−前記基準端子間に接続され、前記センス電流による電圧降下を生じるセンス抵抗をさらに備え、
    前記過電流検出手段は、入力端子が前記センス抵抗の両端に接続された差動増幅器を有する、請求項2に記載の駆動回路。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の駆動回路が搭載された前記ICチップに、
    前記駆動回路が駆動する前記半導体スイッチング素子を合わせて搭載したことを特徴とする、半導体装置。
  7. 前記半導体スイッチング素子はワイドバンドギャップ半導体からなる、請求項6に記載の半導体装置。
JP2010235107A 2010-10-20 2010-10-20 駆動回路及びこれを備える半導体装置 Pending JP2012090435A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010235107A JP2012090435A (ja) 2010-10-20 2010-10-20 駆動回路及びこれを備える半導体装置
US13/184,737 US8537515B2 (en) 2010-10-20 2011-07-18 Driving circuit and semiconductor device with the driving circuit
CN201110223636.9A CN102457163B (zh) 2010-10-20 2011-08-05 动电路以及具备该驱动电路的半导体装置
DE102011081970.3A DE102011081970B4 (de) 2010-10-20 2011-09-01 Ansteuerschaltung und Halbleitervorrichtung mit der Ansteuerschaltung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010235107A JP2012090435A (ja) 2010-10-20 2010-10-20 駆動回路及びこれを備える半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012090435A true JP2012090435A (ja) 2012-05-10

Family

ID=45923377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010235107A Pending JP2012090435A (ja) 2010-10-20 2010-10-20 駆動回路及びこれを備える半導体装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8537515B2 (ja)
JP (1) JP2012090435A (ja)
CN (1) CN102457163B (ja)
DE (1) DE102011081970B4 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013247804A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体駆動回路および半導体装置
WO2014132878A1 (ja) * 2013-02-26 2014-09-04 日立工機株式会社 電動工具
WO2015114790A1 (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 株式会社日立製作所 ゲート駆動回路及びそれを搭載したインバータシステム
DE102018116866A1 (de) * 2018-07-12 2020-01-16 Sma Solar Technology Ag Wechselrichter mit Treiberschaltungen zur Spannungsversorgung von Halbleiterschaltern einer Wechselrichterbrücke
CN111312705A (zh) * 2018-12-11 2020-06-19 瑞萨电子株式会社 半导体器件和半导体器件***

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5627512B2 (ja) * 2011-03-04 2014-11-19 三菱電機株式会社 パワーモジュール
CN104838577B (zh) * 2012-04-20 2017-06-16 Abb研究有限公司 电力电子设备模块中用于改进的故障模式处理的无源电路
US9911838B2 (en) 2012-10-26 2018-03-06 Ixys Corporation IGBT die structure with auxiliary P well terminal
US8686513B1 (en) * 2012-10-26 2014-04-01 Ixys Corporation IGBT assembly having circuitry for injecting/extracting current into/from an auxiliary P well
US9337827B2 (en) * 2013-07-15 2016-05-10 Infineon Technologies Ag Electronic circuit with a reverse-conducting IGBT and gate driver circuit
US9209109B2 (en) 2013-07-15 2015-12-08 Infineon Technologies Ag IGBT with emitter electrode electrically connected with an impurity zone
JP6458659B2 (ja) 2015-06-17 2019-01-30 株式会社デンソー スイッチング素子の駆動装置
JP6524020B2 (ja) * 2016-05-19 2019-06-05 三菱電機株式会社 遅延時間補正回路、半導体デバイス駆動回路および半導体装置
JP6787044B2 (ja) * 2016-10-29 2020-11-18 富士電機株式会社 スイッチング電源装置
JP6888395B2 (ja) * 2017-04-25 2021-06-16 株式会社デンソー スイッチの駆動回路
CN108462378B (zh) * 2018-03-15 2020-07-03 深圳市芯茂微电子有限公司 一种自适应bjt驱动电路
CN110112720B (zh) * 2019-05-23 2021-10-01 上海艾为电子技术股份有限公司 一种浪涌保护电路、端口芯片以及浪涌保护方法
TWI729835B (zh) * 2020-06-03 2021-06-01 亞源科技股份有限公司 遲滯電壓偵測電路
CN117081350B (zh) * 2023-07-28 2024-03-01 海信家电集团股份有限公司 智能功率模块ipm、控制方法、芯片及电子设备

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188715A (ja) * 1983-04-08 1984-10-26 Fujitsu Ltd 定電圧回路
JPH05347546A (ja) * 1992-06-15 1993-12-27 Matsushita Electric Works Ltd 静電誘導サイリスタのスイッチング回路
JPH06164344A (ja) * 1992-11-25 1994-06-10 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置
JPH06216739A (ja) * 1993-01-20 1994-08-05 Yaskawa Electric Corp ゲートドライブ回路
JPH06244703A (ja) * 1993-02-15 1994-09-02 Matsushita Electric Works Ltd 静電誘導サイリスタの駆動回路
JP2000333442A (ja) * 1999-03-10 2000-11-30 Abb Ind Oy 安定化ゲートドライバ
JP2005245181A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Kansai Electric Power Co Inc:The ゲート駆動回路
JP2006094654A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 多直列接続された自己消弧型素子のゲート制御方法及びこれを用いた電力変換装置
JP2006262651A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fujitsu Ltd 電源装置
JP2008206348A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3689445T2 (de) * 1985-02-08 1994-07-14 Toshiba Kawasaki Kk Schutzschaltung für einen Bipolartransistor mit isoliertem Gate.
JP2860975B2 (ja) 1991-08-19 1999-02-24 日本電気株式会社 タイミング抽出回路
JP3049938B2 (ja) * 1992-05-08 2000-06-05 富士電機株式会社 Igbtのゲート駆動方法
JP3071959B2 (ja) 1992-08-31 2000-07-31 株式会社東芝 インバータ装置
JP2999887B2 (ja) * 1992-10-09 2000-01-17 三菱電機株式会社 Igbtの過電流保護回路及び半導体集積回路装置
CA2232199C (en) * 1997-04-22 2000-02-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Power converter with voltage drive switching element
JP3067687B2 (ja) * 1997-05-08 2000-07-17 富士電機株式会社 Igbt駆動回路
JP3432425B2 (ja) * 1998-08-05 2003-08-04 株式会社東芝 ゲート回路
US6594129B1 (en) * 1999-09-22 2003-07-15 Yazaki Corporation Method of cutting off circuit under overcurrent, circuit cutting-off device under overcurrent, and method of protecting semiconductor relay system
FR2829634A1 (fr) * 2001-09-12 2003-03-14 St Microelectronics Sa Circuit d'interface logique limiteur de courant
DE10231198A1 (de) * 2002-07-10 2004-01-29 eupec Europäische Gesellschaft für Leistungshalbleiter mbH Verfahren und Schaltungsanordnung zum Begrenzen einer Überspannung
JP5034729B2 (ja) * 2006-08-03 2012-09-26 富士電機株式会社 半導体スイッチング素子駆動用電源回路
KR101407245B1 (ko) * 2006-11-21 2014-06-16 페어차일드코리아반도체 주식회사 절연 게이트 바이폴라 트랜지스터 폴트 보호 시스템
JP4894009B2 (ja) 2007-06-05 2012-03-07 三菱電機株式会社 半導体装置
JP4752811B2 (ja) * 2007-06-06 2011-08-17 日産自動車株式会社 電圧駆動型素子の駆動回路

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188715A (ja) * 1983-04-08 1984-10-26 Fujitsu Ltd 定電圧回路
JPH05347546A (ja) * 1992-06-15 1993-12-27 Matsushita Electric Works Ltd 静電誘導サイリスタのスイッチング回路
JPH06164344A (ja) * 1992-11-25 1994-06-10 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置
JPH06216739A (ja) * 1993-01-20 1994-08-05 Yaskawa Electric Corp ゲートドライブ回路
JPH06244703A (ja) * 1993-02-15 1994-09-02 Matsushita Electric Works Ltd 静電誘導サイリスタの駆動回路
JP2000333442A (ja) * 1999-03-10 2000-11-30 Abb Ind Oy 安定化ゲートドライバ
JP2005245181A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Kansai Electric Power Co Inc:The ゲート駆動回路
JP2006094654A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 多直列接続された自己消弧型素子のゲート制御方法及びこれを用いた電力変換装置
JP2006262651A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fujitsu Ltd 電源装置
JP2008206348A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013247804A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体駆動回路および半導体装置
WO2014132878A1 (ja) * 2013-02-26 2014-09-04 日立工機株式会社 電動工具
WO2015114790A1 (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 株式会社日立製作所 ゲート駆動回路及びそれを搭載したインバータシステム
DE102018116866A1 (de) * 2018-07-12 2020-01-16 Sma Solar Technology Ag Wechselrichter mit Treiberschaltungen zur Spannungsversorgung von Halbleiterschaltern einer Wechselrichterbrücke
CN111312705A (zh) * 2018-12-11 2020-06-19 瑞萨电子株式会社 半导体器件和半导体器件***

Also Published As

Publication number Publication date
CN102457163B (zh) 2015-08-19
US8537515B2 (en) 2013-09-17
US20120099234A1 (en) 2012-04-26
CN102457163A (zh) 2012-05-16
DE102011081970B4 (de) 2020-06-18
DE102011081970A1 (de) 2012-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012090435A (ja) 駆動回路及びこれを備える半導体装置
US11611339B2 (en) Power switch drive circuit and device
US9013850B2 (en) Semiconductor device
JP4816139B2 (ja) パワー半導体スイッチング素子の駆動回路
JP6197685B2 (ja) ゲート駆動回路
KR101723358B1 (ko) 스위칭 소자 구동 회로, 파워 모듈 및 자동차
US8587362B2 (en) Gate driver and semiconductor device employing the same
US9184739B2 (en) Gate drive circuit
JP6045611B2 (ja) ゲート駆動回路
WO2010021082A1 (ja) 電力用半導体素子の駆動回路
WO2014097485A1 (ja) 駆動保護回路、半導体モジュール及び自動車
JP5168413B2 (ja) 電圧駆動型素子を駆動する駆動装置
JP5940211B2 (ja) 半導体装置
JP2013099123A (ja) ゲート駆動回路
US20150022247A1 (en) Power semiconductor device
JP2019193414A (ja) 駆動回路、パワーモジュール及び電力変換システム
JP2010130557A (ja) ゲート駆動装置
JP2011024382A (ja) ゲート駆動回路
JP5582123B2 (ja) 半導体装置
US20220247404A1 (en) Power switch drive circuit and device
JP6706876B2 (ja) パワーモジュール
JP6312946B1 (ja) 電力用半導体素子の駆動回路およびモータ駆動装置
JP2009060709A (ja) ゲート駆動回路
JP2016131465A (ja) ゲート駆動回路
JP2012080488A (ja) ゲート駆動回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150303