JP6312946B1 - 電力用半導体素子の駆動回路およびモータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

電力用半導体素子の駆動回路(100)は、電力用半導体素子(F1)と、電力用半導体素子(F1)のゲート(G)を駆動するためのゲート駆動絶縁電源(1)と、アノードが電力用半導体素子(F1)のゲート(G)に接続される電圧上昇防止用ダイオード(D3)と、カソードが電圧上昇防止用ダイオード(D3)のカソードに接続され、アノードが電力用半導体素子(F1)のエミッタ(E)に接続される順バイアス電源用ツェナーダイオード(ZD1)と、カソードが電圧上昇防止用ダイオード(D3)のカソードおよび順バイアス電源用ツェナーダイオード(ZD1)のカソードに接続され、アノードがゲート駆動絶縁電源(1)の正極(11)に接続された電圧調整ダイオード(Dx)と、を備える。

Description

本発明は、過電流破損または過電圧破損を防ぐための保護機能を有する電力用半導体素子の駆動回路およびこれを用いてモータを駆動するモータ駆動装置に関する。
インバータといった電力変換装置においては、電力用半導体素子のゲート‐エミッタ間に印加するゲート電圧が高いほどゲート電流が増加して、ゲート容量のチャージスピードが上昇する。これによりスイッチングスピードも上昇するので、スイッチング損失が減少する。
しかしながら、出力短絡または出力地絡の発生時において、電力用半導体素子に過電流が流れると、コレクタ‐エミッタ飽和電圧VCE(SAT)が上昇し、VCE(SAT)の変化量であるΔVCE(SAT)、ゲート‐コレクタ間容量CGCおよびゲート‐エミッタ間容量CGEに基づいた容量比によって得られる電圧(CGE÷(CGC+CGE×ΔVCE(SAT)))がゲート‐エミッタ間にかかる。これにより、ゲート電圧が通常時よりも上昇して、電力用半導体素子に定格を超える電流が流れ、過電流破損を引き起こす。また、ターンオフ時のサージ電圧が上昇し、過電圧破損を引き起こす。
そのため、電力用半導体素子のコレクタ‐エミッタ間に高耐圧のスナバコンデンサを接続するといった手段により、サージ電圧を吸収して過電圧破損を防止している。
電力用半導体素子の一例である絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:以下、IGBTと称す)のゲート電圧の上昇を低減させて、電力用半導体素子に定格を超える電流が流れた場合に素子破壊を生じさせないようにするための技術としては、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1においては、センスIGBTのエミッタとメインIGBTのエミッタとの間に金属‐酸化物‐半導体‐電界効果トランジスタ(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor:以下、MOSFETと称す)を接続し、これを可変のセンス抵抗として用いる技術が示されている。コレクタ電流が増加するとMOSFETに流れるドレイン電流も増加し、センス電圧が増大する。このセンス電圧が、メインIGBTのゲートにダイオードを介して接続されている別のMOSFETのゲート閾値を超えると、センス抵抗として用いるMOSFETがオン状態になるので、メインIGBTのゲート電圧の上昇を低減できる。
また、特許文献1には、ゲート電圧が上昇すると、IGBTのゲートに接続されているPNPトランジスタのエミッタ‐ベース間に電流が流れオン状態となる時、瞬時にゲート電圧がツェナーダイオードに接続されたコンデンサの電圧にクランプされるようにして、ゲート電圧の上昇を低減させることについても記載されている。
特開平10−32476号公報
特許文献1の技術によれば、出力短絡または出力地絡発生時におけるゲート電圧の上昇を低減させること、あるいは出力短絡または出力地絡発生を検出することができる。しかし、センス付きIGBT、トランジスタまたはMOSFETなどを使用した電圧検出回路といった部品または回路が必要になるため、回路規模が大きくコストが高くなるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易かつ安価に出力短絡発生時または出力地絡発生時におけるゲート電圧の上昇を低減させることができる電力用半導体素子の駆動回路を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電力用半導体素子と、電力用半導体素子のゲートを駆動するためのゲート駆動絶縁電源と、アノードが電力用半導体素子のゲートに接続される電圧上昇防止用ダイオードと、カソードが電圧上昇防止用ダイオードのカソードに接続され、アノードが電力用半導体素子のエミッタに接続される順バイアス電源用ツェナーダイオードと、を備える。さらに、本発明は、カソードが電圧上昇防止用ダイオードのカソードおよび順バイアス電源用ツェナーダイオードのカソードに接続され、アノードがゲート駆動絶縁電源の正極に接続された電圧調整ダイオードを備えることを特徴とする。
本発明にかかる電力用半導体素子の駆動回路は、簡易かつ安価に出力短絡発生時または出力地絡発生時におけるゲート電圧の上昇を低減させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路の概略構成図 実施の形態1にかかる電力用半導体素子のゲート電圧の電圧波形を示す図 実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路におけるダイオードによるゲート電圧の調整を説明する図 実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路の利点を説明するために実施の形態1を用いない別の駆動回路の概略構成図 図4に示した駆動回路における電力用半導体素子のゲート電圧の電圧波形を示す図 実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路の利点を説明するために実施の形態1を用いないさらに別の駆動回路の概略構成図 図6に示した駆動回路における電力用半導体素子のゲート電圧の電圧波形を示す図 本発明の実施の形態3にかかるモータ駆動装置の概略構成図
以下に、本発明の実施の形態にかかる電力用半導体素子の駆動回路およびモータ駆動装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100の概略構成図である。図1において、電力用半導体素子の駆動回路100は、ゲート駆動絶縁電源1と、絶縁増幅器2と、電圧上昇防止用ダイオードD3と、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1と、電圧調整ダイオードDと、短絡エネルギー吸収コンデンサC1と、電源安定化用コンデンサC2,C3と、フィルタコンデンサC4と、電流制限抵抗R1と、負荷抵抗R3と、逆バイアス電源用ダイオードD2と、プルダウン抵抗R2と、ゲート抵抗Rと、電力用半導体素子F1,F2とを備える。絶縁増幅器2は、低電圧側回路の誤動作や故障を防ぎ、ゲート駆動信号を絶縁増幅させるための絶縁アンプであり、その具体例はフォトカプラである。なお、絶縁増幅器2は必ずしも設けなくても良い。電圧調整ダイオードDは、一つのダイオードまたは複数のダイオードの直列接続により構成されている。なお、電圧調整ダイオードDは複数のダイオードが並列接続されていてもかまわない。電源安定化用コンデンサC2およびC3は、それぞれ順バイアスおよび逆バイアス時における電源の安定化のために設けられている。
図1において、上アームおよび下アームである電力用半導体素子F1およびF2は、ケイ素(以下、Siと称す)基板に形成されたIGBTであるとして示しているが、Si基板に形成されたMOSFETであってもかまわない。
図1において、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のカソードおよび電圧上昇防止用ダイオードD3のカソードに、電圧調整ダイオードDのカソードが接続されている。電圧上昇防止用ダイオードD3のアノードは、電力用半導体素子F1のゲートGに接続されている。電圧調整ダイオードDのアノードは、ゲート駆動絶縁電源1の正極11に接続される。順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1には、ノイズ除去用の短絡エネルギー吸収コンデンサC1および負荷抵抗R3が並列接続されている。さらに、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のアノードには、逆バイアス電源用ダイオードD2のカソード、電流制限抵抗R1の一端および電源安定化用コンデンサC3の一端が接続されている。逆バイアス電源用ダイオードD2のアノード、電流制限抵抗R1の他端および電源安定化用コンデンサC3の他端は、ゲート駆動絶縁電源1の負極12に接続される。さらに、ゲート駆動絶縁電源1の正極11と順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のアノードとの間には、電源安定化用コンデンサC2が接続されている。
絶縁増幅器2のVCC端子はゲート駆動絶縁電源1の正極11に接続され、VEE端子はゲート駆動絶縁電源1の負極12に接続される。さらに、絶縁増幅器2のVCC端子およびVEE端子間にはフィルタコンデンサC4が接続される。絶縁増幅器2の出力端子であるVout端子は、ゲート抵抗Rを介して上アームである電力用半導体素子F1のゲートGに接続されている。絶縁増幅器2は、電力用半導体素子F1のゲートGを介して電力用半導体素子F1を順バイアス状態または逆バイアス状態に制御する。
さらに、電力用半導体素子F1のゲートGとエミッタEとの間にはプルダウン抵抗R2が接続されている。なお、下アームである電力用半導体素子F2のゲートGの駆動回路も以上で説明した電力用半導体素子F1のゲートGを駆動するための回路構成と同様の回路構成を備えているが、表示を簡略化するため、図1では省略してある。電力用半導体素子の駆動回路100のモータへの出力端子が出力端子101であり、出力端子101に電力用半導体素子F1のエミッタEおよび電力用半導体素子F2のコレクタCが接続されている。
電力用半導体素子の駆動回路100においては、図1に示したように電圧調整ダイオードDを設けることで、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1によりクランプされたツェナー電圧VZD1から電圧調整ダイオードDの順電圧VDX分だけ昇圧される。ここで、ツェナー電圧とはツェナーダイオードに逆バイアスを印加し、カソードからアノードにかけて電流が流れ始める電圧のことを言う。また、順電圧とは、ダイオードに順バイアスを印加し、アノードからカソードにかけて電流が流れ始める電圧のことを言う。
ここで、出力端子101が三相交流出力の1つの交流出力を出力するとすれば、他の交流出力を出力する出力端子と出力端子101とが短絡することを出力短絡という。また、出力端子101が接地してしまうことを出力地絡という。
図2は、実施の形態1にかかる電力用半導体素子F1のゲート電圧Vの電圧波形を示す図である。なお、ゲート電圧Vの時間(t)変化についての以下の説明において、図1の絶縁増幅器2のトランジスタ21はオン状態であり、VCC端子とVout端子とが接続されているとする。
出力短絡および出力地絡が発生していない通常時の電力用半導体素子F1のゲート電圧Vは、図2に示すように、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1と電圧調整ダイオードDの順電圧VDXとの和から、絶縁増幅器2による電圧降下Vおよびゲート抵抗Rによる電圧降下Vを引いた電圧(VZD1+VDX−V−V)となる。なお、絶縁増幅器2のVCC端子から出力される電圧をVCCとし、Vout端子から出力される電圧をVoutとすると、電圧降下V=VCC−Voutである。
ここで、出力短絡または出力地絡が発生する時刻をtとすると、図2に示すように時刻tにおいて電力用半導体素子F1のコレクタCおよびエミッタE間の電流が増大して、ゲート電圧Vが上昇しようとするが、電圧上昇防止用ダイオードD3を介して電圧上昇分の電流が流れるため、ツェナー電圧VZD1に電圧上昇防止用ダイオードD3の順電圧VD3を足した電圧(VZD1+VD3)の値が増大する。そして、(VZD1+VD3)の値が上記した(VZD1+VDX−V−V)の値より大きくなると、ゲート電圧Vは(VZD1+VD3)に上昇する。
すなわち、図2に示すように、通常時のゲート電圧(VZD1+VDX−V−V)<出力短絡または出力地絡発生後のゲート電圧(VZD1+VD3)となる。その結果、通常時のゲート電圧と出力短絡または出力地絡発生後のゲート電圧との差である上昇値ΔV1=VD3+V+V−VDXとなる。
実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100によれば、電圧調整ダイオードDを構成する個々のダイオードの特性および直列接続するダイオードの数を選択することにより、順電圧VDXの値を調整することが可能である。ここで、電圧調整ダイオードDが直列接続された複数のダイオードから構成される場合、順電圧VDXは、直列接続された複数のダイオードの順電圧の合計とする。
ここで、簡単の為にV、V、VD3については、ある一定の値と考える。電力用半導体素子を駆動するためにゲート電圧を例えば15Vに設定したい場合、本実施の形態では、通常時のゲート電圧(VZD1+VDX−V−V)が15Vとなるようにツェナー電圧VZD1および順電圧VDXを選定する必要がある。一方、短絡後のゲート電圧(VZD1+VD3)は、短絡時の電力用半導体素子の破損を防ぐため、通常時の15Vと近い値であることが望ましい。VD3はダイオードの順電圧等、ある一定の値であるから、短絡後のゲート電圧が15Vに近付くようにツェナー電圧VZD1を選定する必要がある。
そこで、本実施の形態では、短絡後のゲート電圧が15Vに近付くようにツェナー電圧VZD1を選定した上で、通常時のゲート電圧(VZD1+VDX−V−V)が15Vとなるように順電圧VDXを選定すればよい。
つまり、本実施の形態では、通常時のゲート電圧(VZD1+VDX−V−V)がツェナー電圧VZD1と順電圧VDXとを含み、短絡後のゲート電圧がツェナー電圧VZD1を含む。そのため、このツェナー電圧VZD1と順電圧VDXを調整することにより、電力用半導体素子の駆動時に所望の通常時ゲート電圧(VZD1+VDX−V−V)を得ながら、短絡時のゲート電圧(VZD1+VD3)の値を通常時のゲート電圧(VZD1+VDX−V−V)の値に近づけることが可能となる。その結果、出力短絡または出力地絡発生時におけるゲート電圧の上昇値ΔV1を低減することができる。これにより過電流および過電圧による電力用半導体素子の破損を防ぐことができる。
電圧調整ダイオードDの特性とは、電圧調整ダイオードDを構成する個々のダイオードの順電圧といった電圧特性である。したがって、特性の選択とは、具体的には、順電圧が0.6VであるPN接合ダイオード、順電圧が0.3Vであるショットキーバリアダイオードといった電圧調整ダイオードDを構成するダイオードの種類を上記調整に適するように決定することである。個々のダイオードの順電圧の値が決まれば、直列接続するダイオードの数を選択することにより上記調整を実行する。また、PN接合ダイオードとショットキーバリアダイオードとを組み合わせるなどして、直列接続するダイオードの種類を複数種類にしてもかまわない。
実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100では、トランジスタまたはMOSFETといった高価な素子を使用した電圧検出回路が不要であり、電圧検出回路のノイズによる誤動作を考慮する必要が無い。また、ゲート電圧の生成に従来から必要とされている順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1を利用しているので、省スペースかつ低コストで実現することができる。
また、電力用半導体素子の駆動回路100では、上アームである電力用半導体素子F1のゲート駆動電力を生成するためのゲート駆動絶縁電源1と、下アームである電力用半導体素子F2のゲート駆動電力を生成するための図示が省かれたゲート駆動絶縁電源とは絶縁されている。そして、上アーム側ゲート駆動信号は絶縁増幅器2により絶縁増幅され、図示が省かれた下アーム側の下アーム側ゲート駆動信号も図示が省かれた絶縁増幅器により絶縁増幅されている。これにより、電力用半導体素子F1およびF2のそれぞれに順バイアス電圧と逆バイアス電圧とを生成することができ、電力用半導体素子F1およびF2のそれぞれのオフ時に逆バイアスをかけることができるので、電力用半導体素子F1およびF2のターンオフ時に発生するゲートスパイク電圧による誤点弧、すなわち誤ってオン状態になることを防止することができる。
図3は、実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100におけるダイオードによるゲート電圧の調整を説明する図である。順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1は正の温度係数を示すため、温度上昇によりツェナー電圧VZD1は上昇する。一方、電圧調整ダイオードDを構成する個々のダイオードの順電圧Vfは負の温度係数を示すため、温度上昇により順電圧Vfは低下するので、電圧調整ダイオードDの順電圧VDXは低下する。この特性を考慮し、温度上昇による特性変化が相殺するように順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のツェナーダイオードおよび電圧調整ダイオードDのダイオードを選定することで、ゲート電圧の温度依存性を低減する、すなわち温度特性を向上させることができる。
なお、図3に示すように順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1がとり得る値は、ツェナーダイオードの商品の種類により15V,16V,18Vといった飛び飛びの値であるため、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1単体の選択ではゲート電圧の値を調整しにくい場合がある。また、電圧調整ダイオードDに用いるダイオードと比較してツェナーダイオードはサイズが大きく、複数搭載すると回路規模が大きくなる場合がある。
そこで、電力用半導体素子の駆動回路100においては、電圧調整ダイオードDに用いるダイオードに順電圧Vfが0.3V程度のショットキーバリアダイオードを使用することで、電圧調整を容易にして、さらに回路規模を小さくすることができる。
具体的には、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1=15Vで、電圧上昇防止用ダイオードD3の順電圧VD3=0.6Vで、絶縁増幅器2による電圧降下Vおよびゲート抵抗Rによる電圧降下Vの和が1Vである時、順電圧Vf=0.3Vのダイオードを5個直列接続するとVDX=1.5Vとなる。
この場合、通常時のゲート電圧(VZD1+VDX−V−V)=15.5Vとなり、出力短絡または出力地絡発生後のゲート電圧(VZD1+VD3)=15.6Vとなる。すなわち、実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100によれば、電圧調整ダイオードDを設けたことによるゲート電圧の調整により、出力短絡または出力地絡発生時のゲート電圧の上昇を低減することができる。同時に、ゲート電圧の温度特性の向上を図ることも可能となる。
なお、本実施の形態において、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1に並列接続されている短絡エネルギー吸収コンデンサC1は、順バイアス電源を安定化させると共に、短絡時における電圧上昇分のエネルギーを電圧上昇防止用ダイオードD3を介して吸収するために接続されている。また、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1に並列接続されている負荷抵抗R3は、短絡エネルギー吸収コンデンサC1のエネルギーを消費するために接続されている。
図4は、実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100の利点を説明するために実施の形態1を用いない別の駆動回路200の概略構成図である。電力用半導体素子の駆動回路100と同一符号の構成要素は同一の機能を有するので説明は省略する。また、図1と同様に下アーム用の駆動回路は表示を省いている。以下では、駆動回路200と電力用半導体素子の駆動回路100との差異を説明する。
駆動回路200は、図1の電圧調整ダイオードDを有しておらず、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のカソードがゲート駆動絶縁電源1の正極11に接続され、アノードが電力用半導体素子F1のエミッタEに接続されている。また、電源安定化用コンデンサC2により電圧上昇分のエネルギーが吸収され、ゲート抵抗Rによりエネルギーが消費されるため、駆動回路200は短絡エネルギー吸収コンデンサC1および負荷抵抗R3を有していない。そして、駆動回路200には、電力用半導体素子の駆動回路100には設けられていなかった電圧上昇防止用ツェナーダイオードZD2が設けられており、電圧上昇防止用ツェナーダイオードZD2のカソードが電力用半導体素子F1のゲートGに、アノードが電力用半導体素子F1のエミッタEにそれぞれ接続されている。
図5は、図4に示した駆動回路200における電力用半導体素子F1のゲート電圧Vの電圧波形を示す図である。なお、ゲート電圧Vの時間(t)変化についての以下の説明において、図4の絶縁増幅器2のトランジスタ21はオン状態であり、VCC端子とVout端子とが接続されているとする。
駆動回路200の場合、図5に示すように、通常時の電力用半導体素子F1のゲート電圧Vは、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1から、絶縁増幅器2による電圧降下Vおよびゲート抵抗Rによる電圧降下Vを引いた電圧(VZD1−V−V)となる。これに対して、時刻tにおける出力短絡または出力地絡発生後のゲート電圧Vは、電圧上昇防止用ツェナーダイオードZD2のツェナー電圧VZD2となる。
したがって、図5に示すように、通常時のゲート電圧(VZD1−V−V)<出力短絡または出力地絡発生後のゲート電圧VZD2となり、通常時のゲート電圧と出力短絡または出力地絡発生後のゲート電圧との差である上昇値ΔV2=VZD2+V+V−VZD1となる。
ここで、電圧上昇防止用ツェナーダイオードZD2のツェナー電圧VZD2に対して、電圧降下分だけ高い電圧のツェナー電圧を有する順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1を選定することで、通常時のゲート電圧を出力短絡または出力地絡発生後のゲート電圧に近づけることができる。これにより、出力短絡または出力地絡発生時におけるゲート電圧の上昇値ΔV2を低減することができる。
しかしながら、電圧上昇防止用ツェナーダイオードZD2で用いるツェナーダイオードは高額であり、駆動回路200の構成の場合、電力用半導体素子の駆動回路分、すなわちアームの数だけ電圧上昇防止用ツェナーダイオードZD2が必要になるため、コストアップに繋がるとともに回路規模が大きくなる。具体的には、電力用半導体素子の駆動回路200で3相のインバータを実現しようとする場合、上アームおよび下アームがそれぞれ3相分必要となるため、電圧上昇防止用ツェナーダイオードZD2は合計で6個必要になる。また、電圧上昇防止用ツェナーダイオードZD2に、通常時のゲート電圧に近いツェナー電圧のツェナーダイオードを用いると、通常時においてもツェナー電流が流れるので発熱が大きくなるという問題がある。
3相のインバータを実現しようとする場合であっても、下アーム用のゲート駆動絶縁電源は3相に共通に使用することが出来る。したがって、実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100で3相のインバータを実現しようとする場合、電圧調整ダイオードDは合計で4個あれば済む。したがって、実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100によれば、複雑な回路を設けなくても簡易かつ安価に出力短絡発生時または出力地絡発生時におけるゲート電圧の上昇を低減させることができる。
図6は、実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100の利点を説明するために実施の形態1を用いないさらに別の駆動回路300の概略構成図である。電力用半導体素子の駆動回路100と同一符号の構成要素は同一の機能を有するので説明は省略する。また、図1と同様に下アーム用の駆動回路は表示を省いている。以下では、駆動回路300と電力用半導体素子の駆動回路100との差異を説明する。
駆動回路300は、図1から電圧調整ダイオードD、負荷抵抗R3および短絡エネルギー吸収コンデンサC1を除いた構成になっている。
図7は、図6に示した駆動回路300における電力用半導体素子F1のゲート電圧Vの電圧波形を示す図である。なお、ゲート電圧Vの時間(t)変化についての以下の説明において、図6の絶縁増幅器2のトランジスタ21はオン状態であり、VCC端子とVout端子とが接続されているとする。
駆動回路300の場合、図7に示すように、通常時の電力用半導体素子F1のゲート電圧Vは、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1から、絶縁増幅器2による電圧降下Vおよびゲート抵抗Rによる電圧降下Vを引いた電圧(VZD1−V−V)となる。そして、時刻tにおける出力短絡または出力地絡発生後のゲート電圧Vは、(VZD1+VD3)となる。その結果、通常時のゲート電圧と出力短絡または出力地絡発生後のゲート電圧との差である上昇値ΔV3=VD3+V+Vとなる。
電力用半導体素子の駆動回路100の上昇値ΔV1および駆動回路200の上昇値ΔV2は電圧調整により0に近づけることができるのに対して、駆動回路300における出力短絡または出力地絡発生時におけるゲート電圧の上昇値ΔV3は、電圧上昇防止用ダイオードD3の順電圧VD3および絶縁増幅器2およびゲート抵抗Rによる電圧降下分(V+V)だけ上昇することになる。
すなわち、実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100、駆動回路200および駆動回路300における、出力短絡または出力地絡発生時における電力用半導体素子F1のゲート電圧の上昇値であるΔV1、ΔV2およびΔV3を比較すると、上昇値が小さくなるようにツェナーダイオードおよびダイオードを選定した場合、ΔV1≒ΔV2<ΔV3となる。
図4の駆動回路200の構成においても、出力短絡または出力地絡といった故障が発生した時のゲート電圧の上昇値であるΔV2は小さくすることができ、ΔV1とΔV2とをほぼ同等の値にすることができる。しかし、上述したように、3相のインバータを実現しようとした場合には、駆動回路200の構成においては電圧上昇防止用ツェナーダイオードZD2が6個必要になり、コストアップと回路規模が大きくなるという問題が生じる。一方、実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100においては、新たにツェナーダイオードを設ける必要がない。
また、駆動回路200においては、順バイアス電源用ツェナーダイオードZD1および電圧上昇防止用ツェナーダイオードZD2のツェナー電圧の温度上昇による特性ばらつきが問題となる。しかし、実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100によれば、電圧調整ダイオードDを設けたことによりゲート電圧の温度依存性を低減して温度特性を向上させることができるので、この問題も解決することができる。
実施の形態2.
図1の実施の形態1にかかる電力用半導体素子の駆動回路100においては、Si基板に形成された電力用半導体素子F1およびF2を用いた例を示したが、実施の形態2では、図1の電力用半導体素子F1およびF2に炭化ケイ素(以下、SiCと称す)基板に形成されたMOSFETあるいはIGBTを用いる。それ以外は、実施の形態1と同様である。
SiC基板に形成された電力用半導体素子のオン抵抗は、Si基板に形成された電力用半導体素子と比較して小さく、スイッチング損失が小さい。また、スイッチングの高周波化によって、フィルタ等の受動部品の小型化が可能となるため、高速スイッチングで駆動させることが望ましい。SiC基板に形成されたMOSFETを高速スイッチングで駆動させる場合、ターンオン時およびターンオフ時の電流変化率(di/dt)が大きく、ゲート電圧上昇による素子への影響はより顕著となる。
SiC基板に形成されたMOSFETによる電力用半導体素子は、Si基板に形成されたIGBTによる電力用半導体素子と同様に電圧駆動型のスイッチング素子であり、図1と同様の回路構成で駆動させることができる。しかしながら、SiC基板に形成されたMOSFETによる電力用半導体素子のMOSチャネル部分におけるキャリア移動度は低いため、同じゲート電圧の場合、チャネル部分の抵抗はSi基板に形成されたIGBTに比べて大きくなる。よって、SiC基板に形成されたMOSFETによる電力用半導体素子の低いオン抵抗性能を十分に発揮させるには、ゲート電圧を高める必要がある。
Si基板に形成されたIGBTによる電力用半導体素子は、ゲート電圧を10Vから15V程度にすることで、通常は十分低いオン抵抗となるが、SiC基板に形成されたMOSFETによる電力用半導体素子は、ゲート電圧を18V程度に高めることにより十分低いオン抵抗となる。
図1の電力用半導体素子の駆動回路100においては、電圧調整ダイオードDを構成するダイオードの特性および接続数を選択することにより順電圧VDXの値を調整することができる。したがって、実施の形態2において、図1の電力用半導体素子の駆動回路100の電力用半導体素子F1,F2にSiC基板に形成されたMOSFETを用いた場合に、図1と同じゲート駆動絶縁電源1を用いていても、ゲート電圧を高めることができる。したがって、SiC基板に形成されたMOSFETによる電力用半導体素子F1,F2を十分低いオン抵抗で使用することができる。したがって、電力用半導体素子F1,F2を高速なスイッチングで駆動させる場合においても、実施の形態1と同様の回路構成で、出力短絡または出力地絡発生時におけるゲート電圧の上昇値ΔV1を低減することができる。
なお、ゲート電圧を18V程度まで高めるには、必要に応じて電圧上昇防止用ダイオードD3の特性を調整したり、電圧上昇防止用ダイオードD3を複数のダイオードで構成したりして、順電圧VD3を高めるのが望ましい。
また、SiC基板に形成された電力用半導体素子は、短絡電流に対する耐性が低いことが課題として知られている。短絡時に過電流が流れると、電力用半導体素子は過電流により発熱するが、Si基板に形成された電力用半導体素子のオン抵抗は正の温度係数を有する。すなわち、Si基板に形成された電力用半導体素子は、温度上昇と共にオン抵抗が上昇するため、発熱と共に過電流が抑制され、熱暴走を抑制する特性を示す。一方、SiC基板に形成された電力用半導体素子は、Si基板に形成された電力用半導体素子に比べてオン抵抗の正の温度係数が小さい。そのため、SiC基板に形成された電力用半導体素子は、短絡時の発熱が大きくなっても過電流を抑制する効果が小さく、熱暴走が生じて短絡時の耐性が低くなる問題がある。したがって、SiC基板に形成された電力用半導体素子を用いた場合は特に、短絡時におけるゲート電圧の上昇値を抑制することが望まれ、本実施の形態を用いる効果が大きい。
本実施の形態では、SiC基板に形成された電力用半導体素子を示したが、GaN(窒化ガリウム)基板、Ga(酸化ガリウム)基板、ダイヤモンドなどのワイドバンドギャップ半導体基板に形成された電力用半導体素子を用いても良いことは言うまでもない。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3にかかるモータ駆動装置10の概略構成図である。図8においては、図1に示した電力用半導体素子の駆動回路100の入力端子にコンバータ4が接続され、コンバータ4には交流電源3が接続されている。コンバータ4は交流電源3からの交流電力を直流電力に変換して電力用半導体素子の駆動回路100の入力端子に入力する。電力用半導体素子の駆動回路100の入力端子は、電力用半導体素子F1のコレクタCおよび電力用半導体素子F2のエミッタEである。電力用半導体素子の駆動回路100は、コンバータ4からの直流電力を交流電力に変換するインバータとして機能する。出力端子101は、他の2相の交流出力を出力する出力端子と共にモータ5に接続されている。
モータ駆動装置10は、図8の電力用半導体素子の駆動回路100およびコンバータ4、さらに他の2相の交流出力を出力するためのコンバータおよび電力用半導体素子の駆動回路を備えるが、図8では、他の2相の交流出力を出力するためのコンバータおよび電力用半導体素子の駆動回路の記載は省いてある。また、図8では、図1と同様に下アーム用の駆動回路は表示を省いている。モータ駆動装置10は3つの出力端子によりモータ5のトルクを制御する。
モータ駆動装置10は、交流電源3からの交流電力をコンバータ4により直流電力に変換して、コンバータ4の正極側からモータ5への電流の供給およびモータ5からコンバータ4の負極側への電流の引き込みに電力用半導体素子の駆動回路100を搭載したインバータを適用している。したがって、出力短絡または出力地絡発生時におけるゲート電圧の上昇を低減することが可能となり、モータ駆動装置10の故障を防止することができる。
また、図8の電力用半導体素子F1,F2にSi基板に形成されたMOSFETまたはSiC基板に形成されたMOSFETを用いても上記と同様の効果が得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 ゲート駆動絶縁電源、2 絶縁増幅器、3 交流電源、4 コンバータ、5 モータ、10 モータ駆動装置、11 正極、12 負極、21 トランジスタ、100 電力用半導体素子の駆動回路、101 出力端子、200,300 駆動回路、ZD1 順バイアス電源用ツェナーダイオード、ZD2 電圧上昇防止用ツェナーダイオード、D3 電圧上昇防止用ダイオード、D 電圧調整ダイオード、C1 短絡エネルギー吸収コンデンサ、C2,C3 電源安定化用コンデンサ、C4 フィルタコンデンサ、R1 電流制限抵抗、R3 負荷抵抗、D2 逆バイアス電源用ダイオード、R2 プルダウン抵抗、R ゲート抵抗、F1,F2 電力用半導体素子、E エミッタ、C コレクタ、G ゲート。

Claims (7)

  1. 電力用半導体素子と、
    前記電力用半導体素子のゲートを駆動するためのゲート駆動絶縁電源と、
    アノードが前記電力用半導体素子のゲートに接続される電圧上昇防止用ダイオードと、
    カソードが前記電圧上昇防止用ダイオードのカソードに接続され、アノードが前記電力用半導体素子のエミッタに接続される順バイアス電源用ツェナーダイオードと、
    カソードが前記電圧上昇防止用ダイオードのカソードおよび前記順バイアス電源用ツェナーダイオードのカソードに接続され、アノードが前記ゲート駆動絶縁電源の正極に接続された電圧調整ダイオードと、
    を備える
    ことを特徴とする電力用半導体素子の駆動回路。
  2. 前記電圧調整ダイオードは複数のダイオードが直列接続されて構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体素子の駆動回路。
  3. 前記電圧調整ダイオードは、PN接合ダイオードまたはショットキーバリアダイオードを含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電力用半導体素子の駆動回路。
  4. 前記ゲート駆動絶縁電源の前記正極および負極に接続され、前記電力用半導体素子のゲートを介して前記電力用半導体素子を順バイアス状態または逆バイアス状態に制御する絶縁増幅器をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電力用半導体素子の駆動回路。
  5. 前記電力用半導体素子は、ケイ素基板に形成された絶縁ゲート型バイポーラトランジスタまたは金属‐酸化物‐半導体‐電界効果トランジスタである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電力用半導体素子の駆動回路。
  6. 前記電力用半導体素子は、炭化ケイ素基板に形成された金属‐酸化物‐半導体‐電界効果トランジスタである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電力用半導体素子の駆動回路。
  7. 出力端子がモータに接続されている請求項1から6のいずれか1項に記載の電力用半導体素子の駆動回路と、
    交流電源からの交流電力を直流電力に変換して前記電力用半導体素子の駆動回路の入力端子に入力するコンバータと、
    を備える
    ことを特徴とするモータ駆動装置。
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