JP2012082782A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スラスト転がり軸受を使用したインバータ圧縮機の高回転でのレースや転動体の摩耗あるいは剥離を防止し、性能と信頼性を向上した密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】主軸受126の上端に上側スラストベアリング148と、主軸受126の下端に下側スラストベアリング170を備え、主軸受126と上側スラストベアリング148と下側スラストベアリング170と上下方向にバネ性を有する弾性部材162を積み重ね、これをシャフト118のフランジ部121と回転子116の間に挟持し、適切なアキシアル荷重を付加することで、レースや転動体の摩耗や剥離を防止し、性能と信頼性を向上した密閉型圧縮機を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に電気冷凍冷蔵庫などの冷凍サイクルに使用される密閉型圧縮機に関するものである。
近年、電気冷凍冷蔵庫に用いられる密閉型圧縮機については、消費電力の低減のための高効率化や、低騒音化並びに高信頼性化が望まれている。
従来、この種の密閉型圧縮機としては、スラストベアリングに転がり軸受を採用して、効率を向上させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図8は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図9は、同密閉型圧縮機を構成する主軸受部の分解斜視図である。
図7において、密閉容器2の底部には潤滑油4を貯留しており、圧縮機本体6はサスペンションスプリング(図示せず)によって密閉容器2に対して弾性的に支持されている。
圧縮機本体6は、電動要素10と、電動要素10の上方に配設される圧縮要素12から構成されている。電動要素10は、固定子14および回転子16とから構成されている。
圧縮要素12のシャフト18は、主軸部20と、主軸部20の上端に設けたフランジ部21と、フランジ部21の上面より延出する偏心軸部22を備えており、主軸部20は、シリンダブロック24の主軸受26に回転自在に軸支されるとともに、回転子16が固定されている。そして、圧縮荷重を受ける偏心軸部22に対して、偏心軸部22の下側のみに配置された主軸部20と主軸受26で支持する片持ち軸受の構成となっている。
また、シャフト18は、主軸部20内部に設けた傾斜穴などからなる給油機構28を備えている。
ピストン30は、シリンダブロック24に形成された略円筒形の内面を有するシリンダ34に往復自在に挿入されている。また、連結手段36は、両端に設けた穴部がそれぞれピストン30に取り付けられたピストンピン38と偏心軸部22に嵌挿されることで、偏心軸部22とピストン30とを連結している。
シリンダ34およびピストン30は、シリンダ34の開口端面に取り付けられるバルブプレート40とともに圧縮室42を形成する。さらに、バルブプレート40を覆って蓋をするようにシリンダヘッド44が固定されている。
吸入マフラ46は、PBTなどの樹脂で成型され、内部に消音空間を形成し、シリンダヘッド44に取り付けられている。
次に、スラストベアリング50について説明する。
主軸受26は、図9に示すように、上端面に軸心と直角な平面部であるスラスト面52を有している。
そして、スラスト面52の上部に、上レース54と、ホルダー部58に保持された鋼球である転動体56と、下レース60とからなるスラストベアリング50が配置されている。
上レース54および下レース60は、環状で金属製の平板であり、上下の面が平行である。また、ホルダー部58は、環状の形状をなし、周方向に設けた複数の穴部に転動体56を転動自在に収納している。
そして、スラスト面52の上に、下レース60、転動体56、上レース54の順に互いに接した状態で積み重なり、上レース54の上面にシャフト18のフランジ部21が着座している。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下にその動作を説明する。
電動要素10に通電されると、固定子14に発生する回転磁界により、回転子16は、主軸部20とともに回転する。主軸部20の回転により、偏心軸部22が偏心運動し、偏心軸部22の偏心運動が連結手段36を介してピストン30に伝えられ、ピストン30は、シリンダ34内で往復動する。
密閉容器2外の冷凍サイクル(図示せず)より戻った冷媒は、吸入マフラ46を経由して圧縮室42内へ導入され、圧縮室42内でピストン30により圧縮され、圧縮された冷媒は、密閉容器2から冷凍サイクルへ送出される。
また、シャフト18の下端は、潤滑油4に浸漬しており、シャフト18が回転することにより、潤滑油4は、給油機構28により圧縮要素12各部に供給され、摺動部の潤滑を行う。
スラストベアリング50は、転動体56と上レース54と下レース60に点接触の状態で転がる転がり軸受であり、シャフト18や回転子16の自重などの垂直方向のアキシアル荷重を支持しながら回転が可能である。転がり軸受は、一般的に用いられている滑り軸受の形式のスラストベアリングより摩擦が少なく、入力を低減して効率を向上することができる。
特開2005−127305号公報
しかしながら、上記従来の構成では、電源周波数を超える周波数で回転するインバータ圧縮機に、同様のスラストベアリング50を採用する際において、電源周波数を超える高速回転時に上レース54や下レース60に剥離や摩耗の兆候が見られた。
この兆候は、回転数が高くなるほど顕著に現れ、また、近年インバータ圧縮機用の電動要素の主流となりつつあり、小型で回転子が非常に軽量な集中巻き型の電動要素の方が分布巻き型より顕著であることが分かった。
一般にベアリングを使用する際には、転動体56と、上レース54および下レース60が転がり状態を維持し、滑りが生じないような接触荷重を与えることが必要となっている
。この接触荷重は、転動体の直径などのベアリングの諸元や使用回転数によって定まり、ベアリングの回転数の2乗に比例すると考えるのが一般的である。この考え方に基づくと、商用電源周波数で駆動される場合と比較して、回転数80r/sでは60r/sの1.7倍、50r/sの2.6倍のアキシアル荷重が必要となることになる。
ところが、集中巻き型の電動要素を用いたインバータ圧縮機では、インダクションモータを用いた一定速の圧縮機よりも、回転子やシャフトの重量が軽く、アキシアル荷重が逆に小さくなる傾向にあり、上記のインバータ圧縮機の高回転時の上レース54や下レース60に発生する剥離や摩耗の原因は、アキシアル荷重の不足が原因と予測される。
したがって、上記従来の構成では、インバータ圧縮機でスラストベアリング50を採用した場合、高速運転時にアキシアル荷重の不足により、スラストベアリングの剥離や摩耗が発生するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、軽量な回転子を使用し、高速運転を行う場合でも、スラストベアリングに適正なアキシアル荷重を与えることで、転動体が上レースと下レースとの間で転動する際の滑りを防止し、スラストベアリングの剥離や摩耗の発生を抑制した密閉型圧縮機を実現することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、スラスト面とフランジ部の間に配設された転がり軸受である上側スラストベアリングと、主軸受の下端と回転子の間に配設された転がり軸受である下側スラストベアリングと、フランジ部と上側スラストベアリングの間、上側スラストベアリングとスラスト面の間、主軸受の下端と下側スラストベアリングの間、下側スラストベアリングと回転子の間の少なくとも一箇所に配置され、かつ上下方向にバネ性を有する弾性部材が、上下方向に積み重なり、シャフトのフランジ部と回転子の間に挟持されたもので、回転子などが軽量化し、また高速運転を行う場合でも、回転子の自重に加えて弾性部材のばね力により、スラストベアリングに適正なアキシアル荷重を与えることで、上レースと下レースとの間で転動体が滑ることなく転がる状態を維持できるので、スラストベアリングの剥離や摩耗の発生を防止するという作用を有する。
本発明の密閉型圧縮機は、軽量な回転子を使用し、高速運転を行う場合でも転動体が上レースと下レースとの間で確実に転動し、滑りの発生を防止するので、スラストベアリングの剥離や摩耗の発生を防止し、信頼性を向上することができる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮に採用された上側スラストベアリングの要部拡大図 同実施の形態1における密閉型圧縮に採用された下側スラストベアリングの要部拡大図 同実施の形態1における密閉型圧縮に採用された上側スラストベアリングのホルダー部の上面図 同実施の形態1における密閉型圧縮に採用された下側スラストベアリングのホルダー部の上面図 (a)は同実施の形態1における密閉型圧縮に採用された弾性部材の上面図、(b)は同実施の形態1における密閉型圧縮に採用された弾性部材の側面図 同実施の形態1における密閉型圧縮に採用可能な調心ワッシャーの斜視図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図 従来の密閉型圧縮機を構成するシリンダブロック部の分解斜視図
第1の発明は、潤滑油を貯留した密閉容器内に、固定子と回転子を備えた電動要素と、前記電動要素の上方に配置された圧縮要素を収容し、さらに、前記圧縮要素を、前記回転子が固定された主軸部とフランジ部を介して形成された偏心軸部を有するシャフトと、シリンダを備えたシリンダブロックと、前記シリンダの内部に往復動可能に挿設されたピストンと、前記ピストンと前記偏心軸部を連結する連結手段と、前記シリンダブロックに形成され、かつ前記シャフトの前記主軸部を軸支する主軸受と、前記主軸受の上部に設けられたスラスト面を備えた構成とし、さらに、前記スラスト面と前記フランジ部の間に配設され、かつ転動体が上レースと下レースで挟持された転がり軸受で構成される上側スラストベアリングと、前記主軸受の下端と前記回転子の間に配設され、かつ転動体が上レースと下レースで挟持された転がり軸受で構成される下側スラストベアリングと、上下方向にバネ性を有し、かつ前記主軸部が貫通する円環状の弾性部材を設け、前記弾性部材を、前記フランジ部と前記上側スラストベアリングの間、および/または前記上側スラストベアリングと前記スラスト面の間、および/または前記主軸受の下端と前記下側スラストベアリングの間、および/または前記下側スラストベアリングと前記回転子の間の少なくとも一箇所に配置した密閉型圧縮機である。
かかる構成とすることにより、前記上側スラストベアリングと前記下側スラストベアリングと前記弾性部材が、上下方向に積み重なり、前記フランジ部と前記回転子との間に挟持された構成が得られる。したがって、軽量な回転子を使用して高速運転を行う場合でも、スラストベアリングに適正なアキシアル荷重を与えることができ、転動体が上レースと下レースとの間で転動する際の滑りを防止することができる。その結果、スラストベアリングの剥離や摩耗の発生を抑制し、信頼性を向上することができる。
第2の発明は、第1の発明の電動要素を、商用周波数以上の周波数を含む複数の周波数で駆動するようにしたものである。
かかる構成とすることにより、特に回転子が軽量である突極集中巻き方式DCブラシレスモータを使用して高速運転を行う場合、回転子の軽量化に伴ってスラストベアリングにかかるアキシアル荷重は小さくなる一方、回転速度が高いため、転動体とレースが非常に滑りやすい状態になるが、前記弾性部材のバネ力により適正なアキシアル荷重がスラストベアリングに作用する。その結果、第1の発明に記載の効果に加えてさらに、転動体とレースの滑りを防止し、スラストベアリングの剥離や摩耗の発生を抑制することができ、密閉型圧縮機の信頼性を向上することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記電動要素の回転子に、前記主軸部を中心とする所定の径の凹部で形成され、かつ前記主軸受の下部を収納するカウンターボアを設け、さらに、前記下側スラストベアリングの転動体の径を、前記上側スラストベアリングの転動体の径より小さくしたものである。
かかる構成とすることにより、前記上側スラストベアリングに比べてアキシアル荷重の小さい下側スラストベアリングにおいて、転動体が上レースと下レースの間で転動する際の滑りを防止することができる。その結果、スラストベアリングの剥離や摩耗の発生を抑制し、信頼性を向上することができるとともに、前記回転子に設けたカウンターボアの内径や深さを小さくすることができ、電動要素の効率が必要以上に低下することを防止することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明において、前記下側スラストベアリングの転動体の個数を、前記上側スラストベアリングの転動体の個数より少なくしたものである。
かかる構成とすることにより、前記上側スラストベアリングに比べてアキシアル荷重の小さい下側スラストベアリングにおいて、転動体が上レースと下レースとの間で転動する際の滑りを防止することができ、スラストベアリングの剥離や摩耗の発生を抑制して摺動部の信頼性を向上することができる。これに加えて、前記転動体の個数を少なくすることで、ホルダー部に設ける穴部の個数を減らすことができ、ホルダー部の剛性を向上することができる。その結果、前記下側スラストベアリングが、前記シャフトへの固定時に高温になる回転子の近傍に配置されても、熱によるホルダー部の変形を抑制することができ、かかる変形による不具合の発生を防止することができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれか一つの発明において、前記下側スラストベアリングの転動体の軌道径を、前記上側スラストベアリングの転動体の軌道径より小さくしたものである。
かかる構成とすることにより、前記上側スラストベアリングに比べてアキシアル荷重の小さい下側スラストベアリングにおいて、転動体が上レースと下レースとの間で転動する際の滑りを防止することができ、スラストベアリングの剥離や摩耗の発生を抑制して摺動部の信頼性を向上することができる。これに加えて、前記下側スラストベアリングの軌道径が小さくなることで転動体の転動する距離が短くなり、下側スラストベアリングの耐久性を向上することができる。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明において、前記上側スラストベアリングを、前記主軸受の上部に設けた軸受延長部の外径側に配置したものである。
かかる構成とすることにより、前記主軸受の長さを長くすることができる。その結果、前記圧縮機構の近傍で主軸受が圧縮荷重を受けることとなり、主軸受が受ける荷重を軽減することができる。その結果、主軸受に作用する摩擦を軽減し、耐久性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における密閉型圧縮機の縦断面図である。図2は、同実施の形態1における密閉型圧縮に採用された上側スラストベアリングの要部拡大図である。図3は、同実施の形態1における密閉型圧縮に採用された下側スラストベアリングの要部拡大図である。図4は、同実施の形態1における密閉型圧縮に採用された上側スラストベアリングのホルダー部の上面図である。図5は、同実施の形態1における密閉型圧縮に採用された下側スラストベアリングのホルダー部の上面図である。図6(a)は、同実施の形態1における密閉型圧縮機に採用された弾性部材の上面図、図6(b)は、同実施の形態1における密閉型圧縮機に採用された弾性部材の側面図である。図7は、同実施の形態1における密閉型圧縮に採用可能な調心ワッシャーの斜視図
図1、図2、図3において、密閉容器102の内部には、底部に潤滑油104が貯留され、また、圧縮機本体106がサスペンションスプリング108を介して密閉容器102内に懸架されている。また、密閉容器102内には、温暖化係数の低い冷媒であるR600a(イソブタン)が充填されている。
圧縮機本体106は、電動要素110と、これによって駆動される圧縮要素112で構成され、密閉容器102には、電動要素110に電源を供給するための電源端子113が取り付けられている。
まず、電動要素110について説明する。
電動要素110は、鋼板を積層した鉄心の複数の磁極歯に絶縁材を介して巻線を直接巻回した固定子114と、固定子114の内径側に配置された永久磁石を内蔵する回転子116を備えた突極集中巻方式のDCブラシレスモータであり、固定子114の巻線が電源端子113を経由して密閉型圧縮機外の電源(図示せず)と導線により接続されている。
次に圧縮要素112について説明する。
圧縮要素112は、電動要素110の上方に配設されている。そして、圧縮要素112を構成するシャフト118は、主軸部120と、主軸部120の上端のフランジ部121と、フランジ部121の上面から延出し、主軸部120と平行な偏心軸部122を備えている。また、主軸部120には回転子116が固定されている。
シリンダブロック124は、円筒形の内面を有する主軸受126を備え、主軸受126に主軸部120が回転自在な状態で挿入され、支持されている。そして、圧縮要素112は、偏心軸部122に作用した荷重を、偏心軸部122の下側に配置された主軸部120と主軸受126で支持する片持ち軸受の構成になっている。
また、シャフト118は、主軸部120表面に設けた螺旋状の溝などからなる給油機構128を備えている。
さらに、シリンダブロック124は、円筒状の穴部であるシリンダ134を備えており、ピストン130がシリンダ134に往復自在に挿入されている。
また、連結手段136は、両端に設けた穴部(図示せず)がそれぞれピストン130に取り付けられたピストンピン138と偏心軸部122に嵌挿されることで、偏心軸部122とピストン130と連結している。
したがって、シャフト118の回転に伴う偏心軸部122の回転運動が連結手段136によって往復運動に変換され、ピストン130は往復運動を行う。
シリンダ134の端面には、バルブプレート140が取り付けられ、シリンダ134およびピストン130とともに圧縮室142を形成する。さらに、バルブプレート140を覆って蓋をするようにシリンダヘッド144が固定されている。吸入マフラ146は、PBTなどの樹脂で成型され、内部に消音空間を形成し、シリンダヘッド144に取り付けられている。
次に、上側スラストベアリング148の構成について図2を参照しながら説明する。
主軸受126は、軸心と直角な平面部であるスラスト面152と、スラスト面152よりさらに上方に延長され、主軸部120に対向する内面を有する軸受延長部153を有している。
そして、軸受延長部153の上側に上レース154が配置され、軸受延長部153の外径側で、かつ上レース154の下側に、ホルダー部158に保持された玉軸受用鋼球であ
る転動体156と下レース160が配置され、上側スラストベアリング148が構成されている。
また、下レース160の下側とスラスト面152との間に、上下方向に弾性変形可能な弾性部材162が配置されている。
弾性部材162の形状は、具体的には図6に示すように、環状の薄板に凹凸をつけた形状であり、162a、162b、162cの3箇所が上方に凸、162d、162e、162fの3箇所が下方に凸の形状をなしている。
次に、下側スラストベアリング170の構成について説明する。
下側スラストベアリング170は、主軸受126の下側に、上レース172、ホルダー部176に保持された玉軸受用鋼球である転動体174、下レース178の順で配置された構成となっている。そして、下レース178が回転子116の内部に設けたスラスト部180(図3)に接している。
そして、上側スラストベアリング148、弾性部材162、主軸受126、下側スラストベアリング170の一連の部品が上下方向に積み重なり、かつ弾性部材162が自然長より圧縮された状態で、シャフト118を構成するフランジ部121のスラスト面121aと、シャフト118に固定された回転子116のスラスト部180とで挟持された状態で組み立てられている。
また、上側スラストベアリング148と下側スラストベアリング170において、上レース154、上レース172および下レース160、下レース178は環状で金属製の平板であり、望ましくは熱処理を行ったバネ鋼などで形成され、上下の面が平行で、且つ表面は平滑に仕上げられている。
ホルダー部158、ホルダー部176は、ポリアミドなどの樹脂材料で形成され、環状の形状をなし、それぞれに転動体156、転動体174が転動自在に収納される複数の穴部(図示せず)を有している。
図4に示すように、上側スラストベアリング148のホルダー部158の周方向に配置された12個の穴部(図示せず)には、それぞれ転動体156が配置されている。また、図5に示すように、下側スラストベアリング170のホルダー部176の周方向に配置された6個の穴部(図示せず)には、それぞれ転動体174が配置されている。また、それぞれの転動体156、174が上下レースと転動する際の接触点の軌跡を一点鎖線で示しており、各軌跡の直径である軌道径は、上側スラストベアリング148ではduであり、下側スラストベアリング170ではdlである。
図4に示す通り、上側スラストベアリング148の転動体156の軌道径duは、下側スラストベアリング170の転動体174の軌道径dlより大きい。また、上側スラストベアリング148の転動体156の個数は12個と、下側スラストベアリング170の転動体174の個数よりも多い。さらには、上側スラストベアリング148の転動体156の直径tuは、下側スラストベアリング170の転動体174の直径tlよりも大きい。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電源端子113より電動要素110に通電されると、固定子114に発生する磁界により、回転子116は、シャフト118とともに回転する。主軸部120の回転に伴う偏心
軸部122の偏心回転は、連結手段136により往復運動に変換され、ピストン130をシリンダ134内で往復運動させる。そして、圧縮室142が容積変化することで、密閉容器102内の冷媒を圧縮室142内に吸入し、圧縮する圧縮動作を行う。
この圧縮動作に伴う吸入行程において、密閉容器102内の冷媒は、吸入マフラ146を介して圧縮室142内に間欠的に吸入され、圧縮室142内で圧縮された後、高温高圧の冷媒は吐出配管(図示せず)などを経由して密閉容器102から冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
また、シャフト118の下端が潤滑油104に浸漬しており、シャフト118が回転することにより、潤滑油104は、給油機構128によって主軸部120と主軸受126を給油したのち、フランジ部121、偏心軸部122を経由してピストン130などの各摺動部へ供給されるが、この過程で上側スラストベアリング148、および下側スラストベアリング170へも潤滑油104が供給される。
上側スラストベアリング148は、それぞれ同じ直径tuの転動体156を、平らな上レース154と下レース160の間に12個配置し、また、下側スラストベアリング170も同様に、直径tlの転動体174を上レース172と下レース178の間に6個配置して、それぞれを点接触の状態で転がるようにしている。その結果、摩擦を非常に小さくすることができ、摺動損失の低減に伴って電動要素110の入力を低減し、密閉型圧縮機の効率を向上することができる。
上側スラストベアリング148において、転動体156と上レース154および下レース160に作用する垂直方向のアキシアル荷重は、シャフト118と回転子116の質量に伴った重力による荷重に加え、弾性部材162のバネ力が加わるため、シャフト118や回転子116の質量にかかわらず最適な荷重を選択することができ、転動体156と上レース154、下レース160との滑りを防止し、転がり状態を維持できるので、摩耗や剥離等の発生を防止し、信頼性を確保(向上)することができる。
しかも、各転動体156が滑りを起こさないために必要なアキシアル荷重を確保するために、転動体156の個数を極端に減らす必要がないため、圧縮荷重がシャフト118に作用し、上側スラストベアリング148に偏荷重が作用した場合でも、一部の転動体156に荷重が集中することによる損傷の発生を防止し、信頼性を維持することができる。
さらに、密閉型圧縮機を輸送する際などにおいて、落下などが起きると、圧縮機が床面と衝突した際に回転子116などの質量に伴う慣性力を受け止めるために、上側スラストベアリング148には一時的に非常に大きなアキシアル荷重が加わることになる。その結果、上レース154および下レース160と転動体156との接触点で陥没などの塑性変形が発生し、信頼性に悪影響を与える場合がある。
ところが、本実施の形態1の場合は軽量な回転子116を用いながら、弾性部材162のバネ力により適切なアキシアル荷重を確保しているので、落下時に発生するアキシアル荷重が軽減され、輸送などの際にも損傷が起こりにくく、信頼性を維持した密閉型圧縮機とすることができる。
また、本実施の形態1は、電動要素110として突極集中巻方式のDCブラシレスモータを用いた、インバータ駆動の密閉型圧縮機であり、商用周波数以上の周波数を含む複数の周波数で駆動されるものである。
一般に、スラストベアリングを使用する際には、転動体156が、上レース154と下
レース160の間で転がり状態を維持し、滑りが生じないような接触荷重を与えることが必要であり、この接触荷重は、転動体の直径などのスラストベアリングの諸元や使用回転数によって定まり、ベアリングの回転数の2乗に比例すると考えるのが一般的である。
すなわち、商用電源周波数で駆動される場合と比較して、回転数80r/sでは60r/sの1.7倍、50r/sの2.6倍のアキシアル荷重が必要になることとなる。
したがって、回転子116の重量が軽いDCブラシレスモータを用い、80r/sといった高速運転を行う場合は、回転子116の自重によるアキシアル荷重が小さく、転動体156が上レース154と下レース160との間で転動する際に非常に滑りが生じやすい状態にあり、信頼性の観点から厳しい状態になっていると考えられる。
ところが本実施の形態1では、自重によるアキシアル荷重に加えて、弾性部材162によるバネ力を併用することで、転動体156に適正なアキシアル荷重を与えることができる。
その結果、電源周波数以上の周波数で駆動される高速運転時でも転動体156と上レース154、下レース160との滑りを防止し、転がり状態を維持できるので、摩耗や剥離等の発生を防止し、信頼性の低下を抑制する効果が顕著である。
一方、図3において、下側スラストベアリング170(上レース172および下レース178の間)に作用するアキシアル荷重は、弾性部材162のバネ力のみが作用するため、上側スラストベアリング148に比べて小さい。そのため、上側スラストベアリング148と同じ諸元のスラストベアリングを使用すると、アキシアル荷重が不足して滑りが起こりやすくなるが、本実施の形態1においては、下側スラストベアリング170の転動体174の直径を、上側スラストベアリング148の転動体156より小さくしている。
以下、転動体の直径とアキシアル荷重の関係について説明する。
鋼球である転動体と平板であるレースは、点接触しており、微視的には接触点で弾性変形が起きている。そして、その面積は、転動体の半径の1/3乗に比例する。また、この接触点での平均面圧は球の半径の−2/3乗に比例する。
滑りが生じないためには、接触点での面圧を一定値以上とする必要があり、球の半径を小さくするほど接触面圧は大きくなることから、同じアキシアル荷重の場合は転動体の径が小さいほど滑りが生じにくくなる。
したがって、下側スラストベアリング170の転動体174の直径を上側スラストベアリング148の転動体156より小さくすることで、アキシアル荷重が小さくても、転動体174の転動する際の滑りを生じにくくすることができ、転がり状態が維持できるので、摩耗や剥離等の発生を防止することができる。
しかも、転動体174の直径を小さくすることで、下側スラストベアリング170を、上下方向の高さ寸法、および径方向の幅寸法を小さくすることができ、下側スラストベアリング170を小型化できる。そのため、回転子116内に、主軸受126の下端を収納するために設けた凹部であるカウンターボア116aの内径dmや深さhmを小さくすることができ、電動要素110の効率低下を防止することができる。
また本実施の形態1では、上側スラストベアリング148の転動体156が12個に対して、下側スラストベアリング170の転動体174を6個と少なくすることで、転動体
174一個当りの接触荷重を増やし、転動時の滑りを防止するようにしている。したがって、下側スラストベアリング170の信頼性を向上することができる。
しかも、回転子116は、シャフト118へ焼嵌めで固定されるので、焼嵌めの際には高温になり、回転子116の近傍に配置されている下側スラストベアリング170も温度が上昇する。ところが、下側スラストベアリング170のホルダー部176は、転動体174を収納するための穴部の数が少なく、剛性が高いので、熱によるホルダー部176自身の変形を軽減することができる。その結果、ホルダー部176の変形に伴い、ホルダー部176が他部品と接触するなどして生じる欠け・割れなどの発生を防止することができる。
また、下側スラストベアリング170の転動体174の軌道径dlを、上側スラストベアリング148の転動体156の軌道径duより小さくすることで、転動体の転がり速度を小さくして滑りの発生を防止することができ、下側スラストベアリング170の信頼性を向上することができるとともに、下側スラストベアリング170を径方向に小型化できるため、回転子116内に設けたカウンターボア116aの内径dmを小さくできるので、電動要素110の効率低下を防止することができる。
また、上側スラストベアリング148を、軸受延長部153の外側に配置することで、主軸受126の長さが短くなることはなく、ピストン130等の圧縮機構の近くでシャフト118に作用する荷重を支持できるので、主軸受126が支持する荷重を軽減し、摺動損失を低減することができる。
なお、本発明の実施の形態1においては、弾性部材162を、上側スラストベアリング148の下側と主軸受126に形成されたスラスト面152の間に設けたが、フランジ部121と上側スラストベアリング148の間、あるいは、主軸受126の下端先端と下側スラストベアリング170の間、さらには、下側スラストベアリング170と回転子116に設けたカウンターボア116aの水平面部(下レース178が載置されている面)の間のいずれかに設けても同じ効果が得られる。
また、弾性部材162を、上側スラストベアリング148と下側スラストベアリング170のそれぞれに隣接して複数個配置してもよい。この場合、既に説明したアキシアル荷重を付加する効果に加え、シャフト118がわずかに傾斜した場合でも、上下のスラストベアリング148、170の各転動体156、174に均等に荷重を付与することができる、所謂調心の効果を得ることができ、転動体156、174や上下のレース154、160、172、178の損傷の発生を防止することができる。
また、弾性部材162を上側スラストベアリング148に隣接して設けた上で、傾きを吸収する部材を下側スラストベアリング170に隣接して設けてもよい。その傾きを吸収する部材の具体例としては、図7に示すように、上下面に各2箇所の凸部201、202が形成され、直交する2軸X、Yの方向に転動が可能な調心ワッシャー200などが使用できる。この場合も、シャフト118がわずかに傾斜した場合でも、上下のスラストベアリング148、170の各転動体156、174へ均等にアキシアル荷重を付与することができ、損傷の発生を防止することができる。
また、本発明の実施の形態1では転がり軸受の転動体として鋼球を使用したが、代わりに略円筒形状のコロを用いても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、スラストベアリングを用いて、長期に
亘り性能と信頼性の低下を抑制できるので、家庭用電気冷凍冷蔵庫に限らず、エアーコンディショナー、自動販売機やその他の冷凍装置等に広く適用できる。
102 密閉容器
104 潤滑油
110 電動要素
112 圧縮要素
114 固定子
116 回転子
118 シャフト
120 主軸部
121 フランジ部
122 偏心軸部
124 シリンダブロック
126 主軸受
130 ピストン
134 シリンダ
136 連結手段
148 上側スラストベアリング
152 スラスト面
153 軸受延長部
156 転動体
162 弾性部材
170 下側スラストベアリング
174 転動体

Claims (6)

  1. 潤滑油を貯留した密閉容器内に、固定子と回転子を備えた電動要素と、前記電動要素の上方に配置された圧縮要素を収容し、さらに、前記圧縮要素を、前記回転子が固定された主軸部とフランジ部を介して形成された偏心軸部を有するシャフトと、シリンダを備えたシリンダブロックと、前記シリンダの内部に往復動可能に挿設されたピストンと、前記ピストンと前記偏心軸部を連結する連結手段と、前記シリンダブロックに形成され、かつ前記シャフトの前記主軸部を軸支する主軸受と、前記主軸受の上部に設けられたスラスト面を備えた構成とし、さらに、前記スラスト面と前記フランジ部の間に配設され、かつ転動体が上レースと下レースで挟持された転がり軸受で構成される上側スラストベアリングと、前記主軸受の下端と前記回転子の間に配設され、かつ転動体が上レースと下レースで挟持された転がり軸受で構成される下側スラストベアリングと、上下方向にバネ性を有し、かつ前記主軸部が貫通する円環状の弾性部材を設け、前記弾性部材を、前記フランジ部と前記上側スラストベアリングの間、および/または前記上側スラストベアリングと前記スラスト面の間、および/または前記主軸受の下端と前記下側スラストベアリングの間、および/または前記下側スラストベアリングと前記回転子の間の少なくとも一箇所に配置した密閉型圧縮機。
  2. 前記電動要素を、商用周波数以上の周波数を含む複数の周波数で駆動するようにした請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記電動要素の回転子に、前記主軸部を中心とする所定の径の凹部で形成され、かつ前記主軸受の下部を収納するカウンターボアを設け、さらに、前記下側スラストベアリングの転動体の径を、前記上側スラストベアリングの転動体の径より小さくした請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記下側スラストベアリングの転動体の個数を、前記上側スラストベアリングの転動体の個数より少なくした請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 前記下側スラストベアリングの転動体の軌道径を、前記上側スラストベアリングの転動体の軌道径より小さくした請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 前記上側スラストベアリングを、前記主軸受の上部に設けた軸受延長部の外径側に配置した請求項1から5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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