JP2012051199A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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聡 関
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
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Abstract

【課題】通常の画像印刷と装飾印刷との双方が可能で、簡易な構成であり、比較的低コストなインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】各種記録媒体や品位に応じて、透明インクの使用・不使用や、使用するマスクを選択する少なくとも1つ以上の通常印字モードと、通常印字モードとは別に、透明インクを用いて、装飾を行う部分のみ透明インクの付与量を変更して印字を行う事によって、装飾を行う装飾印字モードを持たせる事で、通常印字と装飾印字の両方を可能にする。
【選択図】図14

Description

本発明は、顔料系の色材を含む有色インクと色材を含まない透明インクを用いたインクジェット記録装置に関する。
近年のインクジェット記録では、様々な記録媒体に対して高品位な画像を形成することが強く求められている。また、特に近年は写真画質を求められ、銀塩写真と同等な画質と風合いを実現できる光沢紙が広く市場に流通している。光沢紙に記録される画像に関する要求は様々なものがある。その1つとして、ポスター等において、写真の上に文字や図形の装飾を行う要求がある。従来、装飾を行う場合、その文字や図形が最前面にくるため、その文字や図形の下になってしまう写真の部分は、塗りつぶされて見えなくなってしまっていた。
このため、光沢性の違いを利用して同一印刷媒体中に光沢の高い領域と光沢の低い領域を混在させて、特殊な効果を演出した画像を印刷する技術が提案されている。例えば、光沢紙の全面に写真画像が光沢の高い状態で印刷されている中に、文字画像が部分的に光沢の低い状態で印刷する。この印刷物の見る角度を変えるとあたかも文字が浮かび上がって見えるような効果が得られる。この技術を用いることにより、たとえば、ポスター、カタログ、グラフィックアート等において写真の上に文字や図形の装飾を施した場合に、文字や図形の下の写真の視認性を損なうことなく、文字や図形を表示できる。このような印刷は、「装飾印刷」と呼ばれている。特許文献1は、無色透明なインクを用いてその透明インクを印刷する際の走査回数や各走査の間引きデータを変更することで光沢を制御し、印刷物内に複数段階の光沢感を表現する技術を開示している。
米国特許第6193361号明細書
ところで、従来のインクジェット記録装置では、上記のような透明インクを用いて画像の光沢を部分的に制御可能な装飾印刷の機能と、光沢紙を含む様々な媒体に画像を印刷する通常の画像印刷の機能の双方を備えるものが存在しなかった。
本発明の目的は、通常の画像印刷と装飾印刷との双方が可能で、簡易な構成であり、比較的低コストなインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明のインクジェット記録装置は、色材を含む有色インクと色材を含まない透明インクとの少なくとも一方を記録ヘッドから吐出させつつ記録媒体を走査して画像を記録するインクジェット記録装置であって、画像情報を含む第1の記録データに基づいて前記記録ヘッドを記録走査させる通常記録モードと、前記第1の記録データと、当該第1の記録データの前記透明インクを使用する領域において当該透明インクの付与量を他の領域とは変更させる装飾記録領域を規定する第2の記録データとに基づいて前記記録ヘッドを記録走査させる装飾記録モードと、前記通常記録モードおよび前記装飾記録モードの一方を選択する選択手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成であり、比較的低コストで、通常の画像印刷と装飾印刷との双方が可能なインクジェット記録装置が得られる。
本発明を適用可能な記録システムにおける画像データ処理の流れを説明する図である。 図1の記録システムにおける記録データの構成例の説明図である。 図1のドット配列パターン化処理における入力レベルと出力パターンとの関係を示す図である。 本発明を適用可能な記録装置において実行可能なマルチパス記録を説明するための模式図である。 図4のマルチパス記録に適用可能なマスクパターンの一例とオーバーコート印字を実施するためのマスクを示す図である。 インクジェット記録装置の外観斜視図である。 インクジェット記録装置の内部の斜視図である。 本実施形態における装置内の制御系の機能ブロック図である。 本実施形態における装置に用いるインクの構成成分を示す図である。 光沢度とヘイズを説明するための図である。 本実施形態における顔料インクのドット断面イメージと反射のイメージを説明する模式図である。 本実施形態における、透明インクの付与量とBkの印字デューティーによる光沢度とヘイズの変化を説明する図である。 本実施形態における印字モードにおいて使用するインクとノズル位置を示す図である。 本実施形態における印字フローを説明する図である。 本実施形態における装飾印字を行う際の印字データ作成処理のフローチャートである。 本実施形態における装飾印刷の全体フロー示すイメージ図と、装飾印刷において用いる装飾パターンを使用した場合の装飾効果の例を表す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。
まず、以下に説明する第1〜第3の実施形態において共通に用いられる装置の構成やインク成分構成、画像処理について説明する。
1 基本構成
1−1 記録システムの概要
図1は、本発明の一実施形態にて適用する記録システムにおける画像データ処理の流れを説明するための図である。この記録システムJ0011は、ホスト装置J0012と記録装置J0013とを含む。ホスト装置J0012は、記録すべき画像を示す画像データの生成や、そのデータ生成のためのUI(ユーザインタフェース)の設定等を行う。記録装置J0013は、ホスト装置J0012にて生成された画像データに基づいて、記録媒体に記録を行う。
本実施形態の記録装置は、シアン(C)、ライトシアン(Lc)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(Lm)、イエロー(Y)、レッド(R)、第1ブラック(K1)、第2ブラック(K2)、グレー(Gray)、透明インク(CL)の10色インクによって記録を行う。そのために、これら10色のインクを吐出する記録ヘッドH1001が用いられる。これら10色のインクは、色材として顔料を含む顔料インクである。
ホスト装置J0012のオペレーティングシステムにて動作するプログラムとしては、アプリケーションやプリンタドライバがある。アプリケーションJ0001は、記録装置にて記録するための画像データの作成処理を実行する。この画像データ、もしくはその編集等がなされる前のデータは、種々の媒体を介してホスト装置(PC)J0012に取り込むことができる。本実施形態のホスト装置は、デジタルカメラによって撮像した例えばJPEG形式の画像データを、CFカードを介して取り込むことができる。またホスト装置は、スキャナによって読み取った例えばTIFF形式の画像データ、およびCD−ROMに格納される画像データを取り込むことができる。さらにホスト装置は、インターネットを介してウェブ上のデータを取り込むことができる。これらの取り込まれたデータは、ホスト装置のモニタに表示され、そしてアプリケーションJ0001を介した編集、加工等の処理がなされて、例えばsRGB規格の画像データR、G、Bが作成される。ホスト装置J0012のモニタに表示されるUI画面において、ユーザーは、記録に使用する記録媒体の種類や記録の品位等の設定を行うと共に、記録指示を出す。この記録指示に応じて、画像データR、G、Bがプリンタドライバに渡される。
プリンタドライバは、その処理として、前段処理J0002、後段処理J0003、γ補正J0004、ハーフトーニングJ0005および記録データ作成J0006を含む。以下、プリンタドライバにて行われる各処理J0002〜J0006について簡単に説明する。
(A)前段処理
前段処理J0002では色域(Gamut)のマッピングを行う。本例では、sRGB規格の画像データR、G、Bによって再現される色域を、記録装置J0013によって再現される色域内に写像するためのデータ変換を行う。具体的には、R、G、Bのそれぞれが8ビットで表現された256階調の画像データR、G、Bを、3次元LUTを用いることにより、記録装置J0013の色域内の8ビットデータR、G、Bに変換する。
(B)後段処理
処後段処理J0003では、色域のマッピングがなされた8ビットデータR、G、Bに基づき、このデータが表す色を再現するインクの組み合わせに対応した8ビット・10色の色分解データY、M、Lm、C、Lc、K1、K2、R、Gray、CL(透明インク)を求める。本例の処後段処理J0003では、前段処理J0002と同様に、3次元LUTに補間演算を併用して行う。
(C)γ処理
γ補正J0004は、後段処理J0003によって求められた色分解データの各色のデータ毎に、その濃度値(階調値)変換を行う。具体的には、記録装置J0013における各色インクの階調特性に応じた1次元LUTを用いることにより、色分解データがプリンタの階調特性に線形的に対応付けられるような変換を行う。
(D)ハーフトーニング
ハーフトーニングJ0005は、γ補正がなされた8ビットの色分解データY、M、Lm、C、Lc、K1、K2、R、Gray、CL(透明インク)のそれぞれについて、4ビットのデータに変換する量子化を行う。本例では、誤差拡散法を用いて256階調の8ビットデータを9階調の4ビットデータに変換する。この4ビットデータは、記録装置におけるドット配置のパターン化処理において、配置パターンを示すためのインデックスとなるデータである。
(E)記録データの作成処理
プリンタドライバで行う処理の最後には、記録データ作成処理J0006によって、上記4ビットのインデックスデータを内容とする記録画像データに、記録制御情報を加えた記録データを作成する。
図2は、上記の記録データの構成例を示した図である。記録データは、記録の制御を司る記録制御情報、および記録すべき画像情報を示す記録画像データ(上述の4ビットのインデックスデータ)によって構成される。記録制御情報は、「記録媒体情報」、「記録品位情報」、および給紙方法等のような「その他制御情報」から構成されている。記録媒体情報には、記録の対象となる記録媒体の種類が記述されており、普通紙、光沢紙、はがき、プリンタブルディスクなどの内、いずれか1種類の記録媒体が規定されている。記録品位情報には、記録の品位が記述されており、「きれい」、「標準」、「はやい」等の内、いずれか1種の品位が規定されている。これらの記録制御情報は、ホスト装置J0012のモニタおけるUI画面にて、ユーザーが指定した内容に基づいて形成されるものである。また、記録画像データは、前述のハーフトーン処理J0005によって生成された画像データが記述さているものとする。以上のようにして生成された記録データは、記録装置J0013へ供給される。
記録装置J0013は、ホスト装置J0012から供給された記録データに対して、次に述べるドット配置パターン化処理J0007およびマスクデータ変換処理J0008を行う。
(F)ドット配置パターン化処理
上述したハーフトーン処理J0005では、256値の多値濃度情報(8ビットデータ)を9値の階調値情報(4ビットデータ)まで階調レベル数を下げている。しかし、実際に記録装置J0013が記録できるデータは、インクドットを記録するか否かの2値データ(1ビットデータ)である。そこで、ドット配置パターン化処理J0007では、ハーフトーン処理J0005からの出力値である階調レベル0〜8の4ビットデータで表現される各画素毎に、その画素の階調値(レベル0〜8)に対応したドット配置パターンを割当てる。これにより、1画素内の複数のエリア各々にインクドットの記録の有無(ドットのオン・オフ)を定義し、1画素内の各エリア毎に、「1」または「0」の1ビットの2値データを配置する。ここで、「1」はドットの記録を示す2値データであり、「0」は非記録を示す2値データである。
図3は、本例のドット配置パターン化処理にて変換する、入力レベル0〜8に対する出力パターンを示している。図の左に示した各レベル値は、ホスト装置側のハーフトーン処理部からの出力値であるレベル0〜レベル8に相当する。右側に配列した縦2エリア×横4エリアで構成される領域は、ハーフトーン処理で出力される1画素の領域に対応するものである。また、1画素内の各エリアは、ドットのオン・オフが定義される最小単位に相当するものである。なお、本明細書において「画素」とは、階調表現可能な最小単位のことであり、複数ビットの多値データの画像処理(上記前段、後段、γ補正、ハーフトーニング等の処理)の対象となる最小単位である。
図において、丸印を記入したエリアがドットの記録を行うエリアを示しており、レベル数が上がるにしたがって、記録するドット数も1つずつ増加している。本例においては、最終的に、このような形でオリジナル画像の濃度情報が反映されることになる。
(4n)〜(4n+3)は、nに1以上の整数を代入することにより、記録すべき画像データの左端からの横方向の画素位置を示す。その(4n)〜(4n+3)の下に示した各パターンは、同一の入力レベルにおいても画素位置に応じて互いに異なる複数のパターンが用意されていることを示す。すなわち、同一のレベルが入力された場合にも、記録媒体上では、(4n)〜(4n+3)に示した4種類のドット配置パターンが巡回されて割当てられる。
図3においては、縦方向を記録ヘッドの吐出口が配列する方向、横方向を記録ヘッドの走査方向としている。このように同一レベルに対して、複数の異なるドット配置を用いて記録する構成は、ドット配置パターンの上段に位置するノズルと、その下段に位置するノズルと、において、インクの吐出回数を分散させる効果がある。さらに、記録装置特有の様々なノイズを分散させるという効果もある。
以上説明したドット配置パターン化処理を終了した段階において、記録媒体に対するドットの配置パターンが全て決定される。
(G)マスクデータ変換処理
上述したドット配置パターン化処理J0007により、記録媒体上の各エリアに対するドットの有無は決定される。したがって、そのドットの配置を示す2値データを記録ヘッドH1001の駆動回路J0009に入力すれば、所望の画像を記録することができる。この場合、記録媒体上の同一の走査領域に対する記録を1回の走査によって完成させる、いわゆる1パス記録が実行することができる。しかし、ここでは、記録媒体上の同一の走査領域に対する記録を複数回の走査によって完成させる、いわゆるマルチパス記録の例をとって説明する。
図4は、マルチパス記録方法を説明するために、記録ヘッドおよび記録パターンを模式的に示したものである。本例に適用される記録ヘッドH10001は、実際には768個のノズルを有するが、ここでは説明の簡略化のために、16個のノズルを有するものとして説明する。ノズルは、図4のように第1〜第4の4つのノズル群に分割され、各ノズル群には、4つずつのノズルが含まれている。マスクパターンP0002は、第1〜第4のマスクパターンP0002(a)〜P0002(d)で構成される。第1〜第4のマスクパターンP0002(a)〜P0002(d)は、それぞれ、第1〜第4のノズル群が記録可能なエリアを定義している。マスクパターンにおける黒塗りエリアは記録許容エリアを示し、白塗りエリアは非記録エリアを示している。第1〜第4のマスクパターンP0002(a)〜P0002(d)は互いに補完の関係にあり、これら4つのマスクパターンを重ね合わせると、4×4のエリアに対応した領域の記録が完成される。
P0003〜P0006で示した各パターンは、記録走査を重ねていくことによって画像が完成されていく様子を示したものである。各記録走査が終了する度に、記録媒体は、図の矢印方向にノズル群の幅分(この図では4ノズル分)ずつ搬送される。よって、記録媒体の同一領域(各ノズル群の幅に対応する領域)は、4回の記録走査によって初めて画像が完成される。以上のように、記録媒体の各同一領域を複数回の走査でかつ複数のノズル群によって形成することは、ノズル特有のばらつきや記録媒体の搬送精度のばらつき等を低減させる効果がある。
図5は、本例において実際に適用可能なマスクパターンの一例を示したものである。本例において適用する記録ヘッドH1001は768個のノズルを有しており、4つのノズル群には、それぞれ192個ずつのノズルが属している。マスクパターンの大きさは、縦方向がノズル数と同等の768エリア、横方向は256エリアとなっており、4つのノズル群それぞれに対応する4つのマスクパターンで互いに補完の関係を保つような構成となっている。
ところで、インクジェット記録ヘッドから多数の小液滴を高周波数で吐出するには、記録動作時に記録部近傍に気流が生じ、それが特に記録ヘッドの端部に位置するノズルにおけるインクの吐出方向に影響を与えることが確認されている。よって、本実施形態のマスクパターンにおいては、図5からも分かるように、各ノズル群また同一のノズル群の中でも領域によっては、記録許容率の分布に偏りを持たせている。図5に示すように、端部のノズルの記録許容率を中央部の記録許容率よりも小さくした構成のマスクパターンを適用することにより、端部のノズルにより吐出されるインク滴の着弾位置ずれによる弊害を目立たなくすることが可能となる。
マスクパターンで定められる記録許容率は、記録許容エリア(図4のマスクパターンP0002の黒塗りエリア)と非記録許容エリア(図4のマスクパターンP0002の白塗りエリア)とによって表わされる。すなわち記録許容率は、マスクパターンを構成する記録許容エリアと非記録許容エリアの合計数に対する記録許容エリアの数の割合を、百分率で表したものである。より具体的には、マスクパターンの記録許容エリアをM個、非記録許容エリアをN個とすると、そのマスクパターンの記録許容率(%)は、M÷(M+N)×100となる。
本実施形態においては、図5に示したようなマスクデータが記録装置本体内のメモリに格納されている。マスクデータ変換処理J0008においては、そのマスクデータと、上述したドット配置パターン化処理で得られた2値データと、の間にてAND処理をかけることにより、各記録走査での記録対象となる2値データが決定される。そして、その2値データが駆動回路J0009へ送られる。これにより、記録ヘッドH1001が駆動され、2値データにしたがってインクが吐出される。
なお図1においては、前段処理J0002、後段処理J0003、γ処理J0004、ハーフトーニングJ0005および記録データ作成処理J0006がホスト装置J0012で実行される。また、ドット配置パターン化処理J0007およびマスクデータ変換処理J0008が記録装置J0013で実行される。しかし本発明は、このような形態に限られるものではない。例えば、ホスト装置J0012で実行している処理J0002〜J0005の一部を記録装置J0013にて実行する形態であってもよいし、全てをホスト装置J0012にて実行する形態であってもよい。あるいは、処理J0002〜J0008を記録装置J0013にて実行する形態であってもよい。
1−2装置構成
図6は本実施形態で適用するインクジェット記録装置の外観を示す斜視図であり、図7はインクジェット記録装置内部を示す斜視図である。
本実施形態では、図6において、給紙トレイ12より矢印で示す方向に記録媒体を挿入後、間欠的に搬送して画像形成し、排紙トレイ22より排紙する。
図7において、キャリッジ5に搭載された記録ヘッド1は、矢印A1、A2方向にガイドレール4に沿って往復移動しながらノズルからインクを吐出し、記録媒体S2上に画像を形成する。記録ヘッド1は、例えば、それぞれ異なった色のインクと透明インクに対応した複数のノズル群を有している。例えば、後述する10色の有色インク、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック1(K1)、ブラック2(K2)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、レッド(R)、グレー(Gray)と、透明インク(CL)とを吐出するためのノズル群である。これら各色のインクと透明インクは、インクタンク(不図示)に貯留され、そのインクタンクを経て記録ヘッド1に供給される。
この実施形態では、インクタンクと記録ヘッド1とは一体となりヘッドカートリッジ6を構成し、ヘッドカートリッジ6がキャリッジ5に搭載される構成となっている。
また、キャリッジモータ11の駆動力をタイミングベルト17によってキャリッジ5に伝えることにより、キャリッジ5を矢印A1、A2方向(主走査方向)にガイド軸3とガイドレール4に沿って往復移動させる。このキャリッジ移動の際に、キャリッジ位置はキャリッジ5に設けられたエンコーダセンサ21によりキャリッジの移動方向に沿って備えられたリニアスケール19を読み取ることにより検出される。そして、この往復移動により記録媒体上への記録が開始される。この時、記録媒体S2は給紙トレイ12より供給され、搬送ローラ16とピンチローラ15とにより挟持され、プラテン2まで搬送される。
次に、キャリッジ5がA1方向に1走査分の記録を行うと、搬送モータ13によってリニアホイール20を介して搬送ローラ16が駆動される。そして、記録媒体S2が副走査方向である矢印B方向に所定量搬送される。その後、キャリッジ5がA2方向に走査しながら、記録媒体S2に記録が行なわれる。ホームポジションには図7に示されているように、ヘッドキャップ10と回復ユニット14が備えられ、必要に応じて間欠的に記録ヘッド1の回復処理を行う。
上記説明した動作を繰り返すことにより、記録媒体の1枚分の記録が終了すると、記録媒体は排紙され、1枚分の記録が完了する。
図8は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図を示す。コントローラ100は主制御部であり、例えばマイクロ・コンピュータ形態のASIC101、ROM103、RAM105を有する。ROM103は、ドット配置パターン、マスクパターン、その他の固定データを格納している。RAM105は、画像データを展開する領域や作業用の領域等を設けている。ASIC101がROM103からプログラムを読み出し、画像データを記録媒体へ記録するまでの一連の処理を実行する。詳しくは、インク打ち込み量に対応する情報からマスクパターンを選択して画像データを分割し、各パスの記録データを生成する。
ホスト装置110は、後述する画像データの供給源(プリントに係る画像等のデータの作成、処理等を行うコンピュータとする他、画像読み取り用のリーダ部等の形態であってもよい)である。画像データ、その他のコマンド、ステータス信号等は、インタフェース(I/F)112を介してコントローラ100と送受信される。
ヘッド・ドライバ140は、プリント・データ等に応じて記録ヘッド1を駆動するドライバである。モータ・ドライバ150はキャリッジモータ11を駆動するドライバであり、モータ・ドライバ160は搬送モータ13を駆動するドライバである。
1−3 インク構成
次に、この実施形態のインクジェット記録装置で使用される顔料色材を含む有色インク(以下インクと記載する)と透明インクについて説明する。
まずは、インクを構成する各成分について説明する。
(水性媒体)
本発明で使用するインクには、水及び水溶性有機溶剤を含有する水性媒体を用いることが好ましい。インク中の水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として3.0質量%以上50.0質量%以下とすることが好ましい。又、インク中の水の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として50.0質量%以上95.0質量%以下とすることが好ましい。
水溶性有機溶剤は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。メタノール、エタノール、プロパノール、プロパンジオール、ブタノール、ブタンジオール、ペンタノール、ペンタンジオール、ヘキサノール、ヘキサンジオール、等の炭素数1〜6のアルキルアルコール類。ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類。アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類。テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類。ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の平均分子量200、300、400、600、及び1,000等のポリアルキレングリコール類。エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等の炭素数2〜6のアルキレン基を持つアルキレングリコール類。ポリエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート等の低級アルキルエーテルアセテート。グリセリン。エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類。N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等。又、水は、脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。
(顔料)
顔料は、カーボンブラックや有機顔料を用いることが好ましい。インク中の顔料の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として0.1質量%以上15.0質量%以下とすることが好ましい。
ブラックインクは、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラックを顔料として用いることが好ましい。具体的には、例えば、以下の市販品等を用いることができる。レイヴァン:7000、5750、5250、5000ULTRA、3500、2000、1500、1250、1200、1190ULTRA−II、1170、1255(以上、コロンビア製)。ブラックパールズL、リーガル:330R、400R、660R、モウグルL、モナク:700、800、880、900、1000、1100、1300、1400、2000、ヴァルカンXC−72R(以上、キャボット製)。カラーブラック:FW1、FW2、FW2V、FW18、FW200、S150、S160、S150、プリンテックス:35、U、V、140U、140V、スペシャルブラック:6、5、4A、4(以上、デグッサ製)。No.25、No.33、No.40、No.47、No.52、No.900、No.2300、MCF−88、MA600、MA7、MA8、MA100(以上、三菱化学製)。又、本発明のために新たに調製したカーボンブラックを用いることもできる。勿論、本発明はこれらに限定されるものではなく、従来のカーボンブラックを何れも用いることができる。又、カーボンブラックに限定されず、マグネタイト、フェライト等の磁性体微粒子や、チタンブラック等を顔料として用いてもよい。
有機顔料は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。トルイジンレッド、トルイジンマルーン、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、ピラゾロンレッド等の水不溶性アゾ顔料。リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマネントレッド2B等の水溶性アゾ顔料。アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルーン等の建染染料からの誘導体。フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系顔料。キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタ等のキナクリドン系顔料。ペリレンレッド、ペリレンスカーレット等のペリレン系顔料。イソインドリノンイエロー、イソインドリノンオレンジ等のイソインドリノン系顔料。ベンズイミダゾロンイエロー、ベンズイミダゾロンオレンジ、ベンズイミダゾロンレッド等のイミダゾロン系顔料。ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジ等のピランスロン系顔料。インジゴ系顔料、縮合アゾ系顔料、チオインジゴ系顔料、ジケトピロロピロール系顔料。フラバンスロンイエロー、アシルアミドイエロー、キノフタロンイエロー、ニッケルアゾイエロー、銅アゾメチンイエロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット等。勿論、本発明はこれらに限定されるものではない。
又、有機顔料をカラーインデックス(C.I.)ナンバーで示すと、例えば、以下のものを用いることができる。C.I.ピグメントイエロー:12、13、14、17、20、24、74、83、86、93、97、109、110、117、120、125、128、137、138、147、148、150、151、153、154、166、168、180、185等。C.I.ピグメントオレンジ:16、36、43、51、55、59、61、71等。C.I.ピグメントレッド:9、48、49、52、53、57、97、122、123、149、168、175、176、177、180、192等。同、215、216、217、220、223、224、226、227、228、238、240、254、255、272等。C.I.ピグメントバイオレット:19、23、29、30、37、40、50等。C.I.ピグメントブルー:15、15:1、15:3、15:4、15:6、22、60、64等。C.I.ピグメントグリーン:7、36等。C.I.ピグメントブラウン:23、25、26等。勿論、本発明はこれらに限定されるものではない。
(分散剤)
上記したような顔料を水性媒体に分散するための分散剤は、水溶性を有する樹脂であれば何れのものも用いることができる。中でも特に、分散剤の重量平均分子量が1,000以上30,000以下、更には3,000以上15,000以下のものが好ましい。インク中の分散剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として0.1質量%以上5.0質量%以下とすることが好ましい。
分散剤は、具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。スチレン、ビニルナフタレン、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル、アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、フマール酸、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、アクリルアミド、又はこれらの誘導体等を単量体とするポリマー。尚、ポリマーを構成する単量体のうち1つ以上は親水性単量体であることが好ましく、ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合体、又はこれらの塩等を用いても良い。又は、ロジン、シェラック、デンプン等の天然樹脂を用いることもできる。これらの樹脂は、塩基を溶解した水溶液に可溶である、即ち、アルカリ可溶型であることが好ましい。
(界面活性剤)
インクセットを構成するインクの表面張力を調整するためには、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤等の界面活性剤を用いることが好ましい。具体的には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノール類、アセチレングリコール化合物、アセチレングリコールエチレンオキサイド付加物等を用いることができる。
(その他の成分)
インクセットを構成するインクは、前記した成分の他に、保湿性維持のために、尿素、尿素誘導体、トリメチロールプロパン、及びトリメチロールエタン等の保湿性固形分を含有してもよい。インク中の保湿性固形分の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として0.1質量%以上20.0質量%以下、更には3.0質量%以上10.0質量%以下とすることが好ましい。又、インクセットを構成するインクは、前記した成分以外にも必要に応じて、pH調整剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、還元防止剤、及び蒸発促進剤等の種々の添加剤を含有してもよい。
次に、本実施形態で用いるインクをより具体的に説明する。本発明はその要旨を超えない限り、下記実施例によって限定されるものではない。尚、文中「部」、及び「%」とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
[顔料分散液1〜4の調製]
以下に示す手順により、顔料分散液1〜4を調製した。尚、以下の記載において、分散剤とは、酸価200、重量平均分子量10,000のスチレン−アクリル酸共重合体を、10質量%水酸化ナトリウム水溶液で中和することにより得られた水溶液のことである。
<C.I.ピグメントレッド122を含む顔料分散液1の調製>
顔料(C.I.ピグメントレッド122)10部、分散剤20部、イオン交換水70部を混合し、バッチ式縦型サンドミルを用いて3時間分散する。その後、遠心分離処理によって粗大粒子を除去した。更に、ポアサイズ3.0μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過し、顔料濃度が10質量%である顔料分散液1を得る。
<C.I.ピグメントブルー15:3を含む顔料分散液2の調製>
顔料(C.I.ピグメントブルー15:3)10部、分散剤20部、イオン交換水70部を混合し、バッチ式縦型サンドミルを用いて5時間分散する。その後、遠心分離処理によって粗大粒子を除去した。更に、ポアサイズ3.0μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過し、顔料濃度が10質量%である顔料分散液2を得る。
<C.I.ピグメントイエロー74を含む顔料分散液3の調製>
顔料(C.I.ピグメントイエロー74)10部、分散剤20部、イオン交換水70部を混合し、バッチ式縦型サンドミルを用いて1時間分散する。その後、遠心分離処理によって粗大粒子を除去した。更に、ポアサイズ3.0μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過し、顔料濃度が10質量%である顔料分散液3を得る。
<C.I.ピグメントブラック7を含む顔料分散液4の調製>
カーボンブラック顔料(C.I.ピグメントブラック7)10部、分散剤20部、イオン交換水70部を混合し、バッチ式縦型サンドミルを用いて3時間分散する。尚、分散する際の周速は、顔料分散液1を調製する際の2倍とした。その後、遠心分離処理によって粗大粒子を除去する。更に、ポアサイズ3.0μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過し、顔料濃度が10質量%である顔料分散液4を得る。
<C.I.ピグメントレッド149を含む顔料分散液5の調製>
顔料(C.I.ピグメントレッド149)10部、分散剤20部、イオン交換水70部を混合し、バッチ式縦型サンドミルを用いて3時間分散する。その後、遠心分離処理によって粗大粒子を除去した。更に、ポアサイズ3.0μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過し、顔料濃度が10質量%である顔料分散液1を得る。
(インクの調製)
図9に示した各成分を混合し、十分攪拌した後、ポアサイズ0.8μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧ろ過を行い、インク1〜9を調製する。
次に、本実施形態で用いる透明インクを説明する。
(透明インクの調整)
ラジカル開始剤を用いた溶液重合法により合成したスチレン(St)−アクリル酸(AA)共重合体A(St/AA=70/30(質量%)、分子量:10500、実測酸価:203)を用いて、下記組成の液体組成物Aを作成する。なお、塩基性物質としては水酸化カリウムを用い、液体組成物のpHが8.0となるように添加量は調整する。
・スチレン−アクリル酸共重合体A 2部
・グリセリン 7部
・ジエチレングリコール 5部
・水 86部
上記調整により得られる透明インクは、少なくても光沢感を制御するための液である。同様の効果が得られる限り、透明インクは、前記実施例によって限定されるものではない。
1−4 光沢度と写像性の関係
(光沢度と写像性の評価方法)
本発明の実施形態において、画像内の光沢均一性を評価するための基準となる記録媒体表面の光沢度と写像性について説明する。
記録媒体や画像の光沢感を評価する指標には、光沢度と写像性がある。以下に、光沢度と写像性の評価方法、及びこれらと写像性の関係を説明する。
図10(a)〜(d)は、この光沢度とヘイズを説明する図である。図10(a)に示すように、20°鏡面光沢度(以下、光沢度と記載する)およびヘイズは、印刷物表面で反射した反射光を検出器(例えば、BYK−Gardner社製のB−4632(日本名;マイクロ−ヘイズ プラス)によって検出することによりそれらの値を求めることができる。反射光はその正反射光の軸を中心にある角度で分布しており、図10(d)に示すように、光沢度は、例えば検出器中心の開口幅1.8°で検出され、ヘイズは、その外側の例えば±2.7°までの範囲で検出されるものである。すなわち、反射光が観察される場合、その分布の中心軸をなす正反射光の入射光に対する反射率が光沢度と定義される。また、反射光の分布において正反射光の近傍に生じている散乱光を測定したものがヘイズもしくはヘイズ値と定義される。なお、上記検出器により測定される光沢度およびヘイズの単位は無次元で、光沢度はJIS規格のK5600に、ヘイズはISO規格のDIS13803に準拠している。
写像性は、例えば、JIS H8686『アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の写像性測定方法』やJIS J7105『プラスチックの光学的特性試験方法』を用いて測定され、記録媒体に映り込んだ像の鮮明さを表す。例えば、記録媒体に映り込んだ照明像がぼやけている場合は、写像性の値が低くなる。
図10(b)および(c)は、印刷画像表面の粗さに応じて反射光の量や向きが異なることを示す図である。これらの図に示されるように、一般に、表面が粗くなるほど反射光が拡散し正反射光の量が減るため、写像性と光沢度がより小さく測定される。以下、本実施例では、目標の写像性に対して、測定した写像性の測定値が小さいことを、写像性が低いと記載する。また、目標の光沢度に対して、測定した光沢度の測定値が小さいことを、光沢度が低いと記載する。
(光沢度と写像性の関係)
有色インクと共に透明インクを同時に印字すると、これらの重なり方に応じて、さらに写像性や光沢度が変化する。図11は有色インクと透明インクの重なり方の違いによる印字表面の状態の差を示す図である。図11(a)は、有色インクのみが印字され、透明インクが印字されない場合を示す。図11(b)(c)は、それぞれ、後述する同時印字とオーバーコート印字で、透明インクを印字する場合を示す。
比較的ランダムな記録方法(以後、同時印字と記載する)では、有色インクと透明インクが同時に印字され、そのタイミングがランダムなため、有色インクの上に透明インクが印字される場合と、透明インクの上に有色インクが印字される場合とが発生し、印字表面の凹凸が増加してしまう。その結果、光の散乱が起こるため、写像性と光沢度が下がりやすい傾向にある(図11(b))。
また、有色インクと透明インクの印字タイミングが分かれている記録方法では、写像性は低下しにくく、光沢度のみが有色インクと透明インクの量に応じて大きく変化する傾向がある(図11(c))。特に、有色インクに比べて、透明インクを後に塗布する記録方法は(以後、オーバーコート印字と記載する)、画像の光沢度が効率的に下がる。つまり、光沢度が高い領域の上に透明インクを印字すると、その透明インクの量に応じて光沢度は下がる。
例えば、図12(a)は、Bkインクの印字Dutyに対する光沢度の関係を前述したマイクロヘイズプラスにて測定した結果示している。詳しくは後述するが、本例における印字Dutyは、約3.5plのインクを600dpi×600dpiの画素に8発印字した場合を100%としている。こちらに示すように、Bkインクの印字Dutyの高い部分では、光沢度が高くなっている。この領域に透明インクをオーバーコート印字すると、透明インクの付与量(0%、10%、20%)が増えるにしたがって、光沢度が下がっていく事が、図12(b)に示されている。
これは、Bkインクよりも、屈折率の低い透明インクをオーバーコートする事により、図11(c)に示すように、透明インクの層がBkインク層の上にでき、最表面における光の反射を減らしているためである(実際には、図11のように透明インクで完全に埋まっていなくても良い。)。
また、この時のヘイズに関しては、図12(c)に示すように、どの透明インクの付与量の場合でも、大きくヘイズが変化する事は無かった。しかし、同時印字の場合では、図12(d)に示すように、インク付与量が増えるにしたがって、ヘイズが悪くなっており、表面がくもったような状態になってしまっている。これは、図11(c)に示すように、同時印字をする事で、表面の凹凸が増えたためと考えられる。
よって、透明インクを付与する際は、有色インクの上に透明インクが付与されるように、オーバーコート印字する事が好ましい。
2 特徴構成
(第1の実施形態)
図14にて、本実施形態の印字(記録)フローを説明する。図1のホスト装置J0012において、画像の第1の印字データ(第1の記録データ)が生成され、印字指令が送られてくる。まず、図2に示すヘッダ情報より、S1401において、装飾印字モード(装飾記録モード)かどうかを判断し、装飾印字モードと通常印字モードの一方が選択される。装飾印字モードであれば、S1402に進み、装飾印字モードの印字を開始する。また、装飾印字モードでなければ、S1403(第2の選択手段)に進み、どの印字モードであるかを判断する。
S1403にて、第1の印字モード(第1の記録モード)であれば、S1404に進む。S1404にて、透明インク、有色インク共に指定されたマスクを選択する。また、S1403にて、第2の印字モード(第2の記録モード)であれば、S1405に進む。S1405にて、透明インク、有色インク共に指定されたマスクを選択する。また、S1403にて、第3の印字モード(第3の記録モード)であれば、S1406に進む。S1406にて、透明インク、有色インク共に指定されたマスクを選択する。S1407に進み、選択されたマスクによって、通常印字を開始する。マスクは、画素ごとにインクの記録を許容するかを定めている。
次に、図14のS1401において、装飾印字モードと判断され、S1402に進んだ場合の本発明における装飾印字モードについて説明をする。図15は、それぞれ、本発明のインクジェット記録装置における装飾印字の流れを説明するフローチャート図である。また、装飾印字モードにおける、全体のフローのイメージを、図16(a)にイメージ図として記している。
まず、図15(b)の装飾印字を行うための装飾印字データ(以下、第2の印字データ(第2の記録データ)と記す)を生成する処理フローについて説明する。最初に、ユーザーが任意のアプリにおいて、装飾をしたい部分を指定し、そこに文字や図形を描く。そして、図1のホスト装置J0012のモニタに表示されるUI画面において、ユーザーは装飾印字データ作成を選択し、第2の印字データを作成する。まず、S1511にて、まず空の第2の印字データを作成し、次にS1512に進み、第2の印字データにページヘッダを書き込む。ページヘッダは、ページID、印刷設定、ページサイズ、幅、高さ、ページデータ一位置等により構成される。ページIDは、そのページを一意に識別するための値である。印刷設定は、フォームファイル作成モードでの印刷実行時の各種印刷設定である。この印刷設定には、用紙サイズや印刷の向きに関する情報などが含まれている。ページサイズは、ページヘッダが参照する透明インクの付与量変更領域(装飾記録領域)のサイズをバイト単位で表す。幅、高さは、ページヘッダが参照する透明インクの付与量変更領域の幅と高さをピクセル単位で表し、第2の印字データの先頭からのオフセット位置が格納される。
S1512でページヘッダを書き込んだ後、S1513に進み、現在ページの印刷ジョブを元にラスタライズを行い、多値のラスターデータを作成する。S1514では、多値のラスターデータを二値化し、二値のラスターデータを作成する。ここでは、多値のラスターデータにおいて、純白の領域を「1」、純白以外の領域を「0」として、二値化する。この二値のラスターデータが、現在ページにおける透明インクの付与量変更領域情報を表し、装飾印刷時に、「0」の領域における透明インクの付与量は変更される。そして、S1516に進み、このようにして作成された二値のラスターデータを第2の印字データに書き込み、第2の印字データをパソコン等の外部記憶装置(不図示)における、所定の場所に保存をする。
次に、装飾印刷を行うフローについて、図15(a)のフローチャート図にて説明する。装飾印刷をする場合は、図1のホスト装置J0012のモニタに表示されるUI画面において、装飾印刷を選び、事前に作成している第2の印字データを選択し、元画像の第1の印字データを生成する。装飾印刷に用いられるのは光沢紙(光沢系の記録媒体)である。
まず、S1501〜S1503にて、前述した前段処理(J0002)、後段処理(J0003)、γ補正(J0004)を行う。これらのデータの作成は、図1にて説明した流れと同様なので、説明は割愛する。ここでは、8ビットの多値のデータにする所まで変換しており、透明インクCLは、印刷範囲全体で何らかの値を持つ。次にS1504に進み、保存してある第2の印字データを読み込み、S1505にて、ヘッダ情報を参照する。
次に、S1506に進み、第2の印字データより、装飾印字を行う領域を指定する領域情報をRAM105に読み込む。次に、S1507に進み、S1503の出力γ補正処理後の透明インクプレーン情報を第1の印字データより読み込み、透明インクの付与量変更領域情報に基づき、第1の印字データにおける装飾印字を行う領域の透明インクの付与量を、あらかじめ指定された付与量に変更する。具体的には、透明インクの付与量変更領域の値が「0」である画素について、出力γ補正処理後の透明インクプレーンの画素値を変更する処理を行う。透明インクの付与量変更領域の値が「1」である画素、あるいは、透明インクの付与量変更領域が存在しない領域に対しては、出力γ処理後の透明インクプレーンの値は変更しない。次にS1508に進み、ハーフトーン処理を行い第1の印字データをインクジェット記録装置に送信し、S1506で印刷をする事で、装飾印字が完成する。
以上により、装飾したい部分の透明インクのインク付与量を変化させる事で、光沢の差を出し、装飾効果を出すことができる。
本実施形態では、第1〜3の印字モードを、通常印字モード(通常記録モード)として使用し、様々な記録媒体へ画像を印字すると共に、特殊モードとして、透明インクの付与量を変更することによって装飾効果を出す、装飾印字モードをもたせる。これにより、特殊な構成を持つ事なく簡易な構成で、通常画像を印字する事と装飾された画像を印字することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の特徴構成に関する第2の実施形態を説明する。
図13は、記録ヘッド1をノズル方向から見た図であり、本発明のインクジェット記録装置における、通常印字モードの各印字モードでのノズルの使い方を示す図である。図において、インク名の書いてある矩形は、それぞれのノズルを表しており、使用するノズルは、塗りつぶしてあり、使用しないノズルは、白くなっている。本例では、1例として、2チップ構成で記録ヘッド1を記しているが、この構成に限られる事はない。
前述の通り、本例の記録装置は、シアン(C)、ライトシアン(Lc)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(Lm)、イエロー(Y)、レッド(R)、第1ブラック(K1)、第2ブラック(K2)、グレー(Gray)、透明インク(CL)の10色インクによって記録を行う。ここで、第1ブラック(K1)は、光沢紙に用いるフォトブラック、第2ブラック(K2)は、普通紙やファインアート紙に用いるマットブラックとする。
図13(a)は、第1の印字モードにおける、透明インク使用・不使用と各色ノズルの使い方を示す。第1の印字モードは、主に普通紙やファインアート紙に用いる印字モードで、透明インク(CL)を使用せず、透明インク(CL)と第1ブラック(K1)以外のインクで印字を行う。第1の印字モードが選ばれた場合、有色インクは、どの色においても、図5(a)に示すような、全てのノズルを使用するフルノズルマスクが選択され、全ノズルで印字される。
図13(b)は、第2の印字モードにおける、透明インク使用・不使用と各色ノズルの使い方を示す。第2の印字モードは、主に光沢紙に用いる印字モードで、印字速度優先のモードの場合に使用する。第2の印字モードでは、透明インクを使用し、第2ブラック(K2)以外のインクで印字を行う。第2の印字モードが選ばれた場合、有色インク・透明インクのどの色においても、図5(a)に示すような、全てのノズルを使用するフルノズルマスクが選択され、全ノズルで印字されるため、透明インクと有色インクが同印字走査時に印字される。
図13(c)は、第3の印字モードにおける、透明インク使用・不使用と各色ノズルの使い方を示す。第3の印字モードは、主に光沢紙に用いる印字モードで、画質優先の印字モードとして使用する。第3の印字モードでは、透明インクを使用し、第2ブラック(K2)以外のインクで印字を行う。第3の印字モードが選ばれた場合、透明インクのオーバーコート印字を実現するために、図5(b)、(c)に示すような実質6パスで完成するマスクを一例として用意する。これを、有色インクのインクグループと、透明インクのインクグループとに分ける。そして、それぞれのインクグループ毎に、図5のマスクを選択する。図5(b)は、有色インクのインクグループに使うマスクで、先に印字をするためのマスクである。これを用いると、6パス中、前半の3パスで印字を完成させる。後半の白い部分に関しては、マスクが無いので印字はされない。そして、図5(c)は、透明インクのインクグループに用いられるマスクで、オーバーコート印字をするためのマスクである。図5(b)とは逆で、6パス中、後半の3パスで印字を完成させる。こうする事で、有色インク印字走査よりも、相対的に後の印字走査により透明インクの印字走査を行う事が可能になり、図11(c)のイメージ図のように、透明インクをオーバーコート印字する事が可能となる。また、本実施形態では、一例として6パスマスクを例に挙げたが、有色インク、透明インクのパス数は、このパスに限定される事は無い。
以上のように、通常印字モードを複数持つ事によって、様々な記録媒体に対して、それぞれ特徴をもった印刷を行う事が可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の特徴構成に関する第3の実施形態を説明する。
前述した通り、装飾印刷は、光沢の差を任意に出す事によって、装飾効果を出している。そのため、透明インクの使用は必須である。よって、装飾印字モードは、透明インクを使用するモードを使って印字を行う。その中でも、光沢を保ちつつ装飾の効果を出すためには、図13(d)のように、装飾印字モードの透明インク(CL’)をオーバーコート印字する事が好ましい(第2の装飾記録モード)。
オーバーコート印字を行った時の記録媒体上のドット断面イメージ図が、図11(c)である。このように、透明インクが、有色インクにオーバーコート印字される形となる。これにより、図12(b)に示すように、透明インクの付与量を増やす事で光沢度が下げ、付与量を減らす事で光沢度が上げるで、光沢度の高低差をわざと出す事が可能であり、これを装飾効果に使う。
さらに、透明インクをオーバーコート印字しているので、ブロンズ現象(例えば、Cyanインクを使った部分の反射光がマゼンタ色に色付くような、正反射光の色付き現象)を改善させる事もできる。逆に、透明インクの付与量を減らしていけば、このブロンズ現象(正反射光の色付き現象)が出てくるのである。よって、有色インクの色によっては、ブロンズ色の変化も合わせて出す事ができ、これも装飾効果に使う事ができる。
また、透明インクをオーバーコートになるように印字させる事で、印字物表面の凹凸を増やさないようにし、出来るだけ印字物表面での乱反射を起こさせないようにする。これによって、写像性の悪化を出来るだけ少なくした装飾印刷を行う事が可能となる。
もちろん、図13(e)のように、装飾印字モードの透明インク(CL’)と有色インクを同時印字した場合(第1の装飾記録モード)でも、透明インクの付与量で、表面形状が変化するので、装飾の効果は表せる。図12(d)に示すように、透明インクの付与量が増えれば、表面において、凹凸が発生しやすく、ヘイズが上がっている。逆に、透明インクの付与量が減れば、表面における凹凸は少なくなるので、ヘイズも改善する方向になるからである。この光沢の変化を利用して、装飾効果を出す事ができる。
また、この光の散乱を逆に利用し、ブロンズ現象(正反射光の色付き現象)を改善させる事ができる。図11(b)の光の反射のイメージ図に示すように、光の散乱により、正反射光の強さが弱まるので、ブロンズ現象(正反射光の色付き現象)が改善されて見える。透明インクの付与量を変化させる事で、このブロンズ現象も変化させる事ができ、例えばCyanのように色によっては、装飾効果に使う事も可能である。
しかし、オーバーコート印字をする方が、同時印字をするよりも、表面形状を荒らさずに、装飾の効果を出す事ができるので、装飾印字モードには、オーバーコート印字を用いることが好ましい。
本実施形態では、透明インクを用いてオーバーコート印字又は同時印字を行う事で、装飾効果を出すことが出来る。その中でも、オーバーコート印字となるように印字させる事で、印字表面の凹凸を増やさないようにし、出来るだけ印字物表面での乱反射を起こさせないようにする。これにより、写像性の悪化を可能な限り抑制することで、装飾効果と光沢写真を両立させた装飾印字が可能となる。
また、本実施形態では第1〜第3の記録モードを有する場合について説明したが、これら3つの記録モードのうち、少なくとも2つの記録モードを有していればよい。
1 記録ヘッド
100コントローラ

Claims (6)

  1. 色材を含む有色インクと色材を含まない透明インクとの少なくとも一方を記録ヘッドから吐出させつつ記録媒体を走査して画像を記録するインクジェット記録装置であって、
    画像情報を含む第1の記録データに基づいて前記記録ヘッドを記録走査させる通常記録モードと、
    前記第1の記録データと、当該第1の記録データの前記透明インクを使用する領域において当該透明インクの付与量を他の領域とは変更させる装飾記録領域を規定する第2の記録データとに基づいて前記記録ヘッドを記録走査させる装飾記録モードと、
    前記通常記録モードおよび前記装飾記録モードの一方を選択する選択手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記選択手段は、前記第1の記録データに含まれる制御情報に基づいて、前記通常記録モードおよび前記装飾記録モードの一方を選択する、ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記通常印字モードは、前記有色インクのみを用いて記録する第1の記録モード、前記有色インクを用いた記録走査と同一の走査において前記透明インクを記録する第2の記録モード、および、前記有色インクを用いた記録走査よりも相対的に後の走査において前記透明インクを記録する第3の記録モードのうち、少なくとも2つの記録モードを含み、
    前記記録モードのいずれかを選択する第2の選択手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第2の選択手段により選択された通常記録モードに応じた、画素ごとにインクの記録を許容するかを定めたマスクを設定する設定手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記装飾記録モードは、前記有色インクを用いた記録走査と同一の走査において前記透明インクを記録する第1の装飾記録モード、および、前記有色インクを用いた記録走査よりも相対的に後の走査において前記透明インクを記録する第2の装飾記録モードの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1のインクジェット記録装置。
  6. 前記装飾記録モードに使われる記録媒体は、光沢系の記録媒体であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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