JP2011181233A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】シェード部材の駆動部材が故障してもロービームを照射することができるフェールセーフ機能に優れた車両用前照灯を提供する。
【解決手段】投影レンズ8と、光源10と、リフレクタ13と、回動可能な筒状のシェード部材20とを備えた車両用前照灯1であって、ロービーム配光パターン形成部20Cが投影レンズ8の後方側焦点近傍に位置するロービーム配光パターン位置に、シェード部材20を常時付勢する付勢部材50と、シェード部材をロービーム配光パターン位置から一方に回動させた第1配光パターン位置に位置決めする第1ストッパ60Aと、シェード部材をロービーム配光パターン位置から他方に回動させた第2配光パターン位置に位置決めする第2ストッパ60Bと、付勢部材50の付勢力に抗してシェード部材20を第1配光パターン位置あるいは第2配光パターン位置に向かって回動する駆動部材30とを備えた構造とする。
【選択図】図3

Description

本発明は車両用前照灯に関し、特に車両用前照灯の配光を変化させることのできる可変配光機能を備えたプロジェクタ型の車両用前照灯に関する。
従来より、プロジェクタ型の灯具ユニットにより車両前方へ向けて光を照射する車両用前照灯が知られている。この車両用前照灯として、例えば特許文献1に、一つの光源を用いてロービーム用配光パターンやハイビーム用配光パターンを形成するために、回動軸部材(シェード部材)を備えたものが知られている。
特許文献1記載の車両用前照灯の回動軸部材は、その回転中心の周方向に沿って、左配光ロービーム用配光パターンを生成する第1配光生成部と、右配光ロービーム用配光パターンを生成する第2配光生成部と、ハイビーム用配光パターンを生成するための第3配光生成部とを備えている。この回動軸部材がシェード駆動機構(駆動部材)により所定角度回転されると、リフレクタからの反射光の一部が第1〜3配光生成部のいずれか一つを通過して所望の配光パターンが形成される。
特開2004−349120号公報
ところで、上記特許文献1に記載の車両用前照灯では、車両の走行状況に応じて自動的に回動軸部材を回転させる場合、回動軸部材をステップモータ等のシェード駆動機構で選択的に駆動させなければならない。このとき、ステップモータ自体や制御回路等に故障が発生してステップモータを駆動することができなくなる可能性がある。特に、ハイビーム照射時にモータが故障した場合には、自動でロービーム照射に切り替えることができないので、対向車へグレアを与えてしまう虞があった。
そこで本発明は、万一、シェード部材の駆動部材が故障してもロービーム用配光パターンを照射することができるフェールセーフ機能に優れた車両用前照灯を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は以下により達成される。
(1) 車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、
前記投影レンズの後方側焦点よりも後方において前記光軸上に配置された光源と、
前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させるリフレクタと、
車幅方向に延びる回転中心回りに回動可能な筒状のシェード部材とを備えた車両用前照灯であって、
前記シェード部材の外周面における周方向に、ロービーム配光パターンを形成するロービーム配光パターン形成部と、第1配光パターンを形成する第1配光パターン形成部と、第2配光パターンを形成する第2配光パターン形成部が設けられ、
前記ロービーム配光パターン形成部が前記投影レンズの後方側焦点近傍に位置するロービーム配光パターン位置に、前記シェード部材を常時付勢する付勢部材と、
前記シェード部材を前記ロービーム配光パターン位置から一方に回動させた、前記第1配光パターン形成部が前記投影レンズの後方側焦点近傍に位置する前記第1配光パターン位置に、前記シェード部材を位置決めする第1ストッパと、
前記シェード部材を前記ロービーム配光パターン位置から他方に回動させた、前記第2配光パターン形成部が前記投影レンズの後方側焦点近傍に位置する第2配光パターン位置に、前記シェード部材を位置決めする第2ストッパと、
前記付勢部材の付勢力に抗して前記シェード部材を前記第1配光パターン位置あるいは前記第2配光パターン位置に向かって回動する駆動部材とを備えることを特徴とする車両用前照灯。
(2) 前記シェード部材は前記回転中心から径方向に延びて、前記シェード部材が回動されたときに前記付勢部材の付勢力に抗して前記第1ストッパあるいは前記第2ストッパ側に移動させるアーム部材を有し、
前記付勢部材は前記アーム部材の先端側を付勢することを特徴とする(1)の車両用前照灯。
本発明の車両用前照灯によれば、万一、シェード部材のロービーム配光パターン形成部が投影レンズの後方側焦点近傍に位置しない状態で駆動部材が故障したとしても、付勢部材がシェード部材をロービーム配光パターン位置に常時付勢しているので、シェード部材はロービーム配光パターン位置に戻り、必ずロービーム配光パターンが形成されることになる。すなわち、駆動部材が故障すれば車両はロービームを照射することになるので、車両がハイビームのままで走行し続けて対向車にグレアを与えるという事態を確実に回避できる。よって本発明によれば、フェールセーフ機能に優れた安全な車両用前照灯を提供できる。
また、本発明の車両用前照灯によれば、駆動部材は単にシェード部材を第1配光パターン位置あるいは第2配光パターン位置に向かって正逆回転させればよく、シェード部材の位置決めは第1ストッパあるいは第2ストッパがすることになる。したがって、シェード部材を所定角度回動させて静止させる必要がないので、回転角度を制御できるステップモータを必要とせず、安価なDCモータ等を駆動部材として用いることができる。よって安全な車両用前照灯を安価に提供することができる。
更に、アーム部材の先端側が付勢部材により付勢されるので、付勢力の小さな付勢部材を用いてもアーム部材の先端側に大きなモーメントを発生させることができる。よって安全な車両用前照灯をより安価に提供することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用前照灯の縦断面図である。 図1の車両用前照灯のII−II矢視断面図である。 図1に示した車両用前照灯の要部斜視図である。 図3に示したシェード部材のIV―IV線矢視断面図である。 図5Aはシェード部材が第1配光パターン位置に位置する時、図5Bはシェード部材が第2配光パターン位置に位置する時の動作図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る車両用前照灯を詳細に説明する。図1乃至図5は本発明の一実施形態に係る車両用前照灯を示したものである。
図1を参照して、本実施形態の車両用前照灯1は、素通し状の透明カバー2とランプボディ3とで区画形成された灯室4内に、灯具ユニット5が収容されている。
灯具ユニット5は、エイミングスクリュー6a及びエイミングナット6bとで構成されるエイミング機構6を介して、ランプボディ3に支持されている。エイミング機構6は、エイミングナット6bによる締め付けを調整することで灯具ユニット5の取付位置及び取付角度を微調整する機構である。通常の状態では、灯具ユニット5の光軸Axが車両前後方向に対して0.5〜0.6度程度下向きの方向に延びるようにエイミング機構6が調整されている。
灯具ユニット5は、プロジェクタ型の灯具ユニットであり、車両前後方向に延びる光軸Ax上に配置された投影レンズ8と、バルブ軸を光軸Axに一致させて投影レンズ8の後方側焦点Fよりも後方に配置された放電バルブやハロゲンバルブ等の光源バルブ(光源)10と、この光源バルブ10が挿入固定されて光源バルブ10から放射された光L1,L2を前方に向けて光軸Ax寄りに反射させるリフレクタ13と、後方側焦点F近傍において光軸Ax近傍に上端縁が位置するように配置されてリフレクタ13からの反射光の一部及び光源バルブ10からの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成する円筒状のシェード部材20と、シェード部材20を回動させるDCモータ(駆動部材)30(図2参照)と、投影レンズ8とリフレクタ13の前端開口縁との間に介在して両者の連結手段となる略円筒状のホルダ17とを備えている。
本実施形態において、ホルダ17には補助シェード18が一体形成されている。この補助シェード18は、ホルダ内空間の上部に位置する上部補助シェード18aと、ホルダ内空間の下部側で光軸Axよりも低い位置に設けられた下部補助シェード18bとで構成されている。この補助シェード18は、シェード部材20の下方を通過するリフレクタ反射光を遮蔽するとともに、投影レンズ8に入射しようとする迷走光を遮蔽する。
投影レンズ8は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸レンズからなり、その後方側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影する。
本実施形態では、光源バルブ10は放電により発光する発光部10aをバルブ軸(中心軸)上に有するメタルハライドバルブである。光源バルブ10は、バルブ軸を前記光軸Axに一致させた状態で、光軸Axの後方から前記リフレクタ13に挿入固定されている。
リフレクタ13は、図2に示すように、発光部10aを通る光軸Axを中心軸とする略楕円球面状の反射面13aを有している。この反射面13aは、光軸Axを含む断面形状が発光部10aの中心位置を第1焦点(F1)とすると共に投影レンズ8の後方側焦点F近傍を第2焦点とする略楕円形に設定されており、発光部10aからの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに集光反射させるようになっている。また、この反射面13aの離心率は、鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。
シェード部材20は光軸Axの下方近傍において車幅方向に延びる水平軸線(回転中心)Hxに沿って配置されると共に該水平軸線Hx周りに回動し得るように構成される。シェード部材20は、水平軸線Hx上に配置された支軸21a,21bを両端に有する略半円筒状の金属部材からなる。
この円筒状のシェード部材20の外周面には、図3,4の如く、右側ハイビーム配光パターン形成部20A(第1配光パターン形成部)、ロービーム配光パターン形成部20C、両側ハイビーム配光パターン形成部20B(第2配光パターン形成部)、が周方向に順に形成されている。
これらの配光パターン形成部20A〜20Cは、所定の角度領域において、水平軸線Hxからシェード部材20の外周面までの径方向距離が変化された部位である。例えば、径方向距離が小さい領域はリフレクタからの反射光の大部分が通過できるので、路面の上方まで光を照射できる配光パターンを形成できる。一方、径方向距離が大きい領域はリフレクタからの反射光の大部分を遮ることになるので、車両近傍にのみ光を照射する配光パターンを形成できる。これらの形状を適宜組み合わせてロービーム配光パターンや右側ハイビーム配光パターンや両側ハイビーム配光パターンを形成する。
図2を参照して、シェード部材20の支軸21a,21bはホルダ17に回転可能に支持されている。このシェード部材20の一方の支軸21aには相対回転不可能に固定された第1ギヤ部材22が設けられている。駆動部材としてのDCモータ30の駆動軸には相対回転不可能に固定された第2ギヤ部材31が設けられ、第1ギヤ部材22と第2ギヤ部材31とが噛み合うことによりDCモータ30の駆動力がシェード部材20に伝達される。
図3を参照して、シェード部材20の他方の支軸21bには、シェード部材20と相対回転不可能に固定されたアーム部材40が設けられている。アーム部材40はシェード部材20の回転軸から径方向に延びた本体部と、本体部の径方向先端からシェード部材20の長手方向に延出する延出部41とを備える。
また、アーム部材40に隣接してトーションスプリング50(付勢部材)がシェード部材20に設けられている。トーションスプリング50の巻回部51はシェード部材20の回転軸に設けられ、巻回部51から径方向に直線状に延出する一対の直線部52a,52bはアーム部40の延出部41を前後から挟み込み、更に一対の直線部52a,52bの先端側は後述するロービームストッパ60Cを挟持する。
シェード部材20の前方に第1ストッパ60A、後方に第2ストッパ60B、下方にロービームストッパ60Cがそれぞれホルダ17に固設される。これらストッパ60A〜60Cはトーションスプリング50の直線部52a,52bが当接可能なようにシェード部材20の支軸21b側に設けられる。
なお、トーションスプリング50の無負荷状態における一対の直線部52a,52bの先端の間隔を、アーム部材40の延出部41の前後方向寸法(図2の左右方向)よりも小さくする。さらに、ロービームストッパ60Cの前後方向の寸法を、アーム部材40の延出部41の前後方向の寸法と同じかやや大きくする。これにより、トーションスプリング50の一対の直線部52a,52bが所定の付勢力で延出部41とロービームストッパ60Cとを挟持することになる。
シェード部材20はロービーム配光パターン位置と、右側ハイビーム配光パターン位置(第1配光パターン位置)と、両側ハイビーム配光パターン位置(第2配光パターン位置)とに回動可能である。シェード部材20が回動し、右側ハイビーム配光パターン形成部20A、両側ハイビーム配光パターン形成部20B、ロービーム配光パターン形成部20Cがそれぞれ投影レンズ8の後方焦点F近傍に位置したときに、右側ハイビーム配光パターン、両側ハイビーム配光パターン、ロービーム配光パターンがそれぞれ照射可能となる。
右側ハイビーム配光パターン位置とは、図5Aの如く右側ハイビーム配光パターン形成部20Aが投影レンズ8の後方側焦点F近傍に位置するようにシェード部材20が回動されて、右側ハイビーム配光パターンを照射可能な位置である。換言すれば、アーム部材40の延出部41が第1ストッパ60A側に位置した状態である。
両側ハイビーム配光パターン位置とは、図5Bの如く両側ハイビーム配光パターン形成部20Bが投影レンズ8の後方側焦点F近傍に位置するようにシェード部材20が回動されて、両側ハイビーム配光パターンを照射可能な位置である。換言すれば、アーム部材40の延出部41が第2ストッパ60B側に位置した状態である。
ロービーム配光パターン位置とは、図3や、図5A,5B中の二点鎖線で示すようにロービーム配光パターン形成部20Cが投影レンズ8の後方側焦点F近傍に位置するようにシェード部材20が回動されて、ロービーム配光パターンを照射可能な位置である。換言すれば、アーム部材40の延出部41がロービームストッパ60C側に位置した状態である。
ところで、シェード部材20はトーションスプリング50の付勢力により、常にロービーム配光パターン位置に位置するように付勢されている。すなわち、トーションスプリング50の一対の直線部52a,52bが、シェード部材20に固定されたアーム部40の延出部41と、ホルダ17に固定されたロービームストッパ60Cとを所定の付勢力で一緒に挟持するので、シェード部材20はロービーム配光パターン位置に常時付勢されている。
ロービーム配光パターン位置から図5Aの状態まで、DCモータ30を正転させてシェード部材20を右側ハイビーム配光パターン位置に向かって回動させると、アーム部材40の延出部41がトーションスプリング50の一方の直線部52aを持ち上げる。このとき、トーションスプリング50の他方の直線部52bはロービームストッパ60Cに当接したままなので、トーションスプリング50には元の形状に戻ろうとする、すなわちシェード部材20をロービーム配光パターン位置に戻そうとする復元力が発生する。このように、DCモータ30はトーションスプリング50の復元力(付勢力)に抗してシェード部材20を回動させることになる。
DCモータ30によるシェード部材20の回転運動は、図5Aに示すようにトーションスプリング50の一方の直線部52aが第1ストッパ60Aに当接することで停止する。第1ストッパ60Aは、右側ハイビーム配光パターン形成部20Aが投影レンズ8の後方側焦点F近傍に位置するようにシェード部材20が回動された位置で、シェード部材20の回転運動を停止する位置に設けられている。つまり、第1ストッパ60Aはシェード部材20を右側ハイビーム配光パターン位置に位置決めする。
他方、図5Bの如くシェード部材20をロービーム配光パターン位置から他方に回動させるようにDCモータ30を逆転させると、トーションスプリング50の付勢力に抗して他方の直線部52bが持ち上げられて、他方の直線部52bが第2ストッパ60Bに当接するまでシェード部材20が回動される。この状態では、シェード部材20の両側ハイビーム配光パターン形成部20Bが投影レンズ8の後方側焦点F近傍に位置している。
ここでも上記第1ストッパ60Aと同様に、第2ストッパ60Bは、両側ハイビーム配光パターン形成部20Bが投影レンズ8の後方側焦点F近傍に位置するようにシェード部材20が回動された位置で、シェード部材20の回転運動を停止する位置に設けられている。つまり、第2ストッパ60Bはシェード部材20を両側ハイビーム配光パターン位置に位置決めする。
なお、DCモータ30への通電が遮断されるとDCモータ30には駆動力が生じなくなる。この状態では、トーションスプリング50の復元力のみがシェード部材20に付与されるので、シェード部材20はロービーム配光パターン位置に位置されるように回動される。すなわち、DCモータ30への通電を解除すると自動的にシェード部材20はロービーム配光パターン位置まで回動される。
このように、ロービーム配光パターンから右側ハイビーム配光パターンあるいは両側ハイビーム配光パターンに切り替える際には、第1ストッパ60Aあるいは第2ストッパ60Bがシェード部材20の位置決めをするので、DCモータ30を単に正逆回転させて、シェード部材20を右側ハイビーム配光パターン位置あるいは両側ハイビーム配光パターン位置に向かって回動させればよい。すなわち、シェード部材20を所定角度回動させて静止させる必要がないので、回転角度を制御できるステップモータ等を必要としない。本発明の駆動部材は2方向に駆動力を発生できる機構のものであればよいので、本実施形態では安価なDCモータ30を採用して、安全な車両用前照灯1を安価に提供することができる。
さらに、DCモータ30への通電を遮断したときにシェード部材20は自動的にロービーム配光パターン位置まで回動されるので、万一、DCモータ30が故障してDCモータ30に駆動力が生じなくなった場合でも必ずロービーム配光パターンが形成される。よって、より安全なフェールセーフ機能に優れた車両用前照灯1が実現される。
なお、上述の実施形態ではトーションスプリング50によってシェード部材20を回動させる構造を例に挙げて説明したが、トーションスプリング50の替わりにコイルスプリングを付勢部材に用いても良い。
この場合は、コイルスプリングの一端をシェード部材20のロービーム配光パターン形成部20Bの径方向反対側に固定し、他端をホルダ17のシェード部材20下側に固定する。シェード部材20がロービーム配光パターン位置に位置するときに、コイルスプリングの長手方向寸法が最小となり、シェード部材がロービーム配光パターン位置以外に位置する時はコイルスプリングが伸長されるので、コイルスプリングはシェード部材20をロービーム配光パターン位置に常時付勢することができる。
さらに、上述の実施形態では、トーションスプリング50の一対の直線部52a,52bが第1ストッパ60Aあるいは第2ストッパ60Bに当接する構造としたが、アーム部材40の延出部41が第1ストッパ60Aあるいは第2ストッパ60Bに当接する構造としてもよい。
また、第1配光パターン形成部として右側ハイビーム配光パターン、第2配光パターン形成部として両側ハイビーム配光パターンが設けられる例を説明したが、この構造に限らない。シェード部材20の外周面の形状を変更して、第1配光パターン形成部20Aおよび第2配光パターン形成部20Bを左側ハイビーム配光パターン、タウンモード配光パターン、レインモード配光パターン等を形成可能としてもよい。
また、上述の実施形態ではアーム部材40、トーションスプリング50、第1ストッパ60A、第2ストッパ60B、ロービームストッパ60Cをホルダ17の内部に設けた例を図示したが、ホルダ17の外部にアーム部材40、トーションスプリング50、第1ストッパ60A、第2ストッパ60B、ロービームストッパ60C等を設けても良い。
1 車両用前照灯
8 投影レンズ
10 光源
13 リフレクタ
17 ホルダ
20 シェード部材
20A 右側ハイビーム配光パターン形成部(第1配光パターン形成部)
20B 両側ハイビーム配光パターン形成部(第2配光パターン形成部)
20C ロービーム配光パターン形成部
30 DCモータ
40 アーム部材
50 トーションスプリング(付勢部材)
60A 第1ストッパ
60B 第2ストッパ
60C ロービームストッパ

Claims (2)

  1. 車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、
    前記投影レンズの後方側焦点よりも後方において前記光軸上に配置された光源と、
    前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させるリフレクタと、
    車幅方向に延びる回転中心回りに回動可能な筒状のシェード部材とを備えた車両用前照灯であって、
    前記シェード部材の外周面における周方向に、ロービーム配光パターンを形成するロービーム配光パターン形成部と、第1配光パターンを形成する第1配光パターン形成部と、第2配光パターンを形成する第2配光パターン形成部が設けられ、
    前記ロービーム配光パターン形成部が前記投影レンズの後方側焦点近傍に位置するロービーム配光パターン位置に、前記シェード部材を常時付勢する付勢部材と、
    前記シェード部材を前記ロービーム配光パターン位置から一方に回動させた、前記第1配光パターン形成部が前記投影レンズの後方側焦点近傍に位置する前記第1配光パターン位置に、前記シェード部材を位置決めする第1ストッパと、
    前記シェード部材を前記ロービーム配光パターン位置から他方に回動させた、前記第2配光パターン形成部が前記投影レンズの後方側焦点近傍に位置する第2配光パターン位置に、前記シェード部材を位置決めする第2ストッパと、
    前記付勢部材の付勢力に抗して前記シェード部材を前記第1配光パターン位置あるいは前記第2配光パターン位置に向かって回動する駆動部材とを備えることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記シェード部材は前記回転中心から径方向に延びて、前記シェード部材が回動されたときに前記付勢部材の付勢力に抗して前記第1ストッパあるいは前記第2ストッパ側に移動させるアーム部材を有し、
    前記付勢部材は前記アーム部材の先端側を付勢することを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
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