JP2011175256A - 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 - Google Patents
平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011175256A JP2011175256A JP2011017309A JP2011017309A JP2011175256A JP 2011175256 A JP2011175256 A JP 2011175256A JP 2011017309 A JP2011017309 A JP 2011017309A JP 2011017309 A JP2011017309 A JP 2011017309A JP 2011175256 A JP2011175256 A JP 2011175256A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- printing plate
- lithographic printing
- acid
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/09—Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
- G03F7/11—Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having cover layers or intermediate layers, e.g. subbing layers
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/16—Coating processes; Apparatus therefor
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/26—Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
- G03F7/30—Imagewise removal using liquid means
- G03F7/32—Liquid compositions therefor, e.g. developers
- G03F7/322—Aqueous alkaline compositions
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
【解決手段】支持体と(A)増感色素、(B)重合開始剤、(C)重合性化合物及び(D)バインダーポリマーを含有する画像記録層とを有する平版印刷版原版であって、前記支持体表面がヒドロキシカルボン酸塩で処理されているか又は前記支持体に接する層がヒドロキシカルボン酸塩を含有することを特徴とする平版印刷版原版及びこの平版印刷版原版を、pH2〜11の現像液で現像することを特徴とする平版印刷版の作製方法。
【選択図】なし
Description
この平版印刷版を作製するため、従来、親水性の支持体上に親油性の感光性樹脂層(感光層、画像記録層)を設けてなる平版印刷版原版(PS版)が広く用いられている。通常は、平版印刷版原版を、リスフィルムなどの原画を通した露光を行った後、画像記録層の画像部となる部分を残存させ、それ以外の不要な画像記録層をアルカリ性現像液又は有機溶剤によって溶解除去し、親水性の支持体表面を露出させて非画像部を形成する方法により製版を行って、平版印刷版を得ている。
また、特許文献2の実施例にはpH11.9〜12.1の水溶性高分子化合物を含有する処理液による処理が記載されている。しかしながら、この処理により得られた印刷版は、pH12のアルカリが版面に付着したままの状態であり、作業者に対して安全面で問題がある上に、印刷版作成後に印刷までの経時が長くなると画像部が次第に溶解して耐刷性や着肉性の低下を招く。特許文献3にはpH3〜9の水溶性高分子化合物を含有する処理液による処理が記載されている。しかし、この処理液は塩基成分を含まないため、感光層のポリマーを親水性にして現像可能とする必要があり、耐刷性が著しく低下するという問題がある。また、特許文献4には、pH9.5〜14のアルカリ溶液を用いて現像処理した後ガム処理工程を行わない処理方法が記載されているが、現像後の版面がベトつくという問題がある。
更に、特許文献2、4の処理方法においてはガム液処理工程を行わないために、表面保護機能に乏しい。すなわち印刷版の非画像部が外的要因で汚れやすく、特に現像後の印刷版の非画像部を素手で持った際に生じる印刷汚れ(以降、指紋跡汚れともいう)が問題であった。
(2) 前記支持体に接する層が、中間層であることを特徴とする上記(1)に記載の平版印刷版原版。
(3) 前記支持体に接する層が、前記画像記録層であることを特徴とする上記(1)に記載の平版印刷版原版。
(4) 前記ヒドロキシカルボン酸塩が、分子量600以下であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
(5) 前記ヒドロキシカルボン酸塩が有するヒドロキシル基とカルボン酸基の総和が、3以上であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
(7) 前記現像液が、界面活性剤及び水溶性高分子化合物から選択される少なくとも1つを含有することを特徴とする上記(6)に記載の平版印刷版の作製方法。
(8) 前記現像液が、炭酸イオン及び炭酸水素イオンを含有することを特徴とする上記(6)又は(7)に記載の平版印刷版の作製方法。
(9) 前記現像液が、水溶性アミン化合物及びそのアミン化合物のイオンを含有することを特徴とする上記(6)又は(7)に記載の平版印刷版の作成方法。
(10)上記(6)〜(9)のいずれか1項に記載の平版印刷版の作製方法であって、水洗工程を含まないことを特徴とする平版印刷版の作製方法。
また、弱アルカリ性処理液での1液処理が可能になるため、高い安全性、処理工程の簡素化、地球環境への配慮、省スペース、低ランニングコストへの適合等のメリットを提供できる。
本発明に係る平版印刷版原版を詳細に説明する。
本発明に係る平版印刷版原版は、支持体と(A)増感色素、(B)重合開始剤、(C)重合性化合物及び(D)バインダーポリマーを含有する画像記録層とを有する平版印刷版原版であって、前記支持体表面がヒドロキシカルボン酸塩で処理されているか又は前記支持体に接する層がヒドロキシカルボン酸塩を含有することを特徴とする。
本発明に係る平版印刷版原版に用いられるヒドロキシカルボン酸塩について説明する。ヒドロキシカルボン酸塩はヒドロキシカルボン酸の塩である。
ヒドロキシカルボン酸とは、岩波理化学辞典第4版によれば、ヒドロキシ酸、オキシ酸、オキシカルボン酸、アルコール酸とも呼ばれ、1分子中にカルボキシル基とアルコール性ヒドロキシル基を有する有機化合物の総称のことである。
R(OH)m(COOM)n (I)
mとnの総数は3以上が好ましく、その上限は10程度が適当である。mとnの総数は3〜8がより好ましく、4〜6が更に好ましい。
本発明においては、ヒドロキシカルボン酸塩を中間層に含有させる態様あるいは支持体表面をヒドロキシカルボン酸塩で処理する態様が好ましい。
本発明の平版印刷版原版に用いられる支持体は、特に限定されず、寸度的に安定な板状の親水性支持体であればよい。特に、アルミニウム板が好ましい。アルミニウム板を使用するに先立ち、粗面化処理、陽極酸化処理等の表面処理を施すことが好ましい。アルミニウム板表面の粗面化処理は、種々の方法により行われるが、例えば、機械的粗面化処理、電気化学的粗面化処理(電気化学的に表面を溶解させる粗面化処理)、化学的粗面化処理(化学的に表面を選択溶解させる粗面化処理)が挙げられる。これら表面処理に関しては、特開2007−206217号の段落番号〔0241〕〜〔0245〕に記載された方法を好ましく用いることができる。
支持体の色濃度は、反射濃度値として0.15 〜 0.65が好ましい。この範囲で、画像露光時のハレーション防止による良好な画像形成性と現像後の良好な検版性が得られる。
支持体の厚さは、0.1〜0.6mmが好ましく、0.15〜0.4mmがより好ましく、0.2〜0.3mmが更に好ましい。
本発明の平版印刷版原版においては、非画像部領域の親水性を向上させ印刷汚れを防止するために、支持体表面の親水化処理を行うことも好適である。支持体表面の親水化処理としては、支持体をケイ酸ナトリウム等の水溶液に浸漬処理又は電解処理するアルカリ金属シリケート処理法、フッ化ジルコン酸カリウムで処理する方法、ポリビニルホスホン酸で処理する方法等が挙げられる。
本発明の平版印刷版原版の好ましい1態様によれば、支持体の表面がヒドロキシカルボン酸塩で処理されている。支持体の表面処理は、例えば、ヒドロキシカルボン酸塩を含む水溶液を作製し、これに支持体を浸漬するあるいはこれを支持体上に塗布することにより行うことができる。ヒドロキシカルボン酸塩水溶液中のヒドロキシカルボン酸塩の濃度は、適宜設定されるが、浸漬法の場合好ましくは0.01〜20質量%、より好ましくは0.01〜10質量%、特に好ましくは0.03〜5質量%である。塗布法の場合、その濃度は好ましくは0.01〜20質量%、より好ましくは0.02〜15質量%、特に好ましくは0.05〜10質量%である。浸漬温度は好ましくは20〜90℃、より好ましくは20〜75℃、特に好ましくは25〜50℃である。浸漬時間は好ましくは0.1秒〜20分、より好ましくは2秒〜5分、特に好ましくは2秒〜1分である。塗布方法としてはバーコーター塗布が好ましく用いられる。
ヒドロキシカルボン酸塩水溶液には、必要により、後述の中間層に用いられる高分子化合物を添加しもよい。
支持体の表面処理に使用されるヒドロキシカルボン酸塩は前述の通りである。
本発明の平版印刷版原版においては、必要に応じて、画像記録層と支持体との間に中間層を設けることができる。中間層は高分子化合物を含有することが出来る。
試験化合物を易溶性の溶媒に溶解させた塗布液を作成し、その塗布液を乾燥後の塗布量が30mg/m2となるように支持体上に塗布・乾燥させる。試験化合物を塗布した支持体を、易溶性溶媒を用いて十分に洗浄した後、洗浄除去されなかった試験化合物の残存量を測定して支持体吸着量を算出する。ここで残存量の測定は、残存化合物量を直接定量してもよいし、洗浄液中に溶解した試験化合物量を定量して算出してもよい。化合物の定量は、例えば蛍光X線測定、反射分光吸光度測定、液体クロマトグラフィー測定で実施できる。支持体表面への吸着性がある化合物は、上記のような洗浄処理を行っても0.1mg/m2以上残存する化合物である。
酸基は、酸解離定数(pKa)が7以下であることが好ましい。酸基の例としては、フェノール性水酸基、カルボキシル基、−SO3H、−OSO3H、−PO3H2、−OPO3H2、−BO3H2、−CONHSO2−、−SO2NHSO2−及び−COCH2COCH3が挙げられる。なかでも−OPO3H2、−PO3H2が特に好ましい。またこれら酸基は、金属塩の形であってもよい。
吸着性基としては、リン酸エステル基(その塩を含む)、β−ジケトン基(例、アセチルアセトン基)も好ましい。
以下に、支持体表面への吸着性基の好ましい例を示す。
L1:−CO−NH−二価の脂肪族基−O−CO−
L2:−CO−二価の脂肪族基−O−CO−
L3:−CO−O−二価の脂肪族基−O−CO−
L4:−二価の脂肪族基−O−CO−
L5:−CO−NH−二価の芳香族基−O−CO−
L6:−CO−二価の芳香族基−O−CO−
L7:−二価の芳香族基−O−CO−
L8:−CO−O−二価の脂肪族基−CO−O−二価の脂肪族基−O−CO−
L9:−CO−O−二価の脂肪族基−O−CO−二価の脂肪族基−O−CO−
L10:−CO−O−二価の芳香族基−CO−O−二価の脂肪族基−O−CO−
L11:−CO−O−二価の芳香族基−O−CO−二価の脂肪族基−O−CO−
L12:−CO−O−二価の脂肪族基−CO−O−二価の芳香族基−O−CO−
L13:−CO−O−二価の脂肪族基−O−CO−二価の芳香族基−O−CO−
L14:−CO−O−二価の芳香族基−CO−O−二価の芳香族基−O−CO−
L15:−CO−O−二価の芳香族基−O−CO−二価の芳香族基−O−CO−
L16:−CO−O−二価の芳香族基−O−CO−NH−二価の脂肪族基−O−CO−
L17:−CO−O−二価の脂肪族基−O−CO−NH−二価の脂肪族基−O−CO−
L18:−CO−NH−
L19:−CO−O−
二価の芳香族基の置換基の例としては、上記二価の脂肪族基の置換基の例に加えて、アルキル基が挙げられる。
式(VII)において、Xは、酸素原子(−O−)又はイミノ(−NH−)である。Xは、酸素原子であることが好ましい。
芳香族基の炭素数は、6〜20が好ましく、6〜15が更に好ましく、6〜10が特に好ましい。芳香族基は置換基を有していてもよい。置換基の例は、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、脂肪族基、芳香族基及び複素環基を含む。
複素環基は、複素環として5員環又は6員環を有することが好ましい。複素環に他の複素環、脂肪族環又は芳香族環が縮合していてもよい。複素環基は置換基を有していてもよい。置換基の例は、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、オキソ基(=O)、チオキソ基(=S)、イミノ基(=NH)、置換イミノ基(=N−R、ここでRは脂肪族基、芳香族基又は複素環基)、脂肪族基、芳香族基及び複素環基を含む。
式(VIII)において、Yは、炭素原子又は窒素原子である。Yが窒素原子でY上にLが連結し四級ピリジニウム基になった場合、それ自体が吸着性を示すことからZは必須ではない。
以下に、式(VII)又は(VIII)で表されるモノマーの代表的な例を示す。
中間層用高分子化合物中の支持体表面と相互作用する官能基を有するモノマー単位の含有比率は、高分子化合物が有する全モノマー単位に対し、2〜80モル%が好ましく、2〜70モル%がより好ましく、5〜50モル%が更に好ましく、10〜40モル%が特に好ましい。
ベタイン構造とは、1つの基にカチオン構造とアニオン構造の両方を有し、電荷が中和されている構造である。ベタイン構造におけるカチオン構造としては、特に制限はないが、第四級窒素カチオンが好ましい。ベタイン構造におけるアニオン構造としては、特に制限はないが、−COO−、−SO3 −、−PO3 2−又は−PO3H−であることが好ましく、−COO−又は−SO3 −であることがより好ましい。
更に好ましい親水基は、スルホン酸基及びその塩又はベタイン構造を有する基である。
ここでlogPとは、Medicinal Chemistry Project.Pomona College,Claremont.Californiaで開発され、Daylight Chemical Information System Inc.より入手できるソフトウェアPCModelsを用いて算出した化合物のオクタノール/水分配係数(P)の値の対数である。
中間層用高分子化合物中の親水性基を有するモノマー単位の含有比率は、高分子化合物が有する全モノマー単位に対し、30〜98モル%が好ましく、40〜90モル%がより好ましく、50〜90モル%が更に好ましい。
架橋性基を有するモノマーに対応する繰り返し単位は、例えば、下記式(A3)で表される。
エステルにおけるエチレン性不飽和結合基を有する残基の具体例としては、好ましくは−CH2CH=CH2、−CH2CH2O−CH2CH=CH2、−CH2C(CH3)=CH2、−CH2CH=CH−C6H5、−CH2CH2OCOCH=CH−C6H5、−CH2CH2NHCOO−CH2CH=CH2、−CH2CH2O−X(式中、Xはジシクロペンタジエニル残基を表す。)が挙げられる。
アミドにおけるエチレン性不飽和結合基を有する残基の具体例としては、好ましくは−CH2CH=CH2、−CH2CH2O−Y(式中、Yはシクロヘキセン残基を表す。)、−CH2CH2OCO−CH=CH2が挙げられる。
中間層用高分子化合物において、架橋性基を有するモノマー単位の含有比率は、高分子化合物が有する全モノマー単位に対し、5〜80モル%が好ましく、5〜60モル%がより好ましく、10〜50モル%が特に好ましい。
特に好ましい中間層用高分子化合物としては、支持体表面と相互作用する官能基、親水性基及び架橋性基(好ましくは、エチレン性不飽和結合基)を有する高分子化合物が挙げられる。具体的には、支持体表面と相互作用する官能基を有するモノマー/親水性基を有するモノマー/架橋性基を有するモノマーを共重合した高分子化合物が挙げられる。
中間層用高分子化合物は、ランダムポリマー、ブロックポリマー、グラフトポリマー等のいずれでもよいが、ランダムポリマーであることが好ましい。
中間層用高分子化合物中の他のモノマー単位の含有比率は、高分子化合物が有する全モノマー単位に対し、40モル%以下が好ましく、30モル%がより好ましく、20モル%以下が更に好ましい。
中間層の塗布量(固形分)は、0.1〜100mg/m2が好ましく、1〜30mg/m2がより好ましい。
本発明の平版印刷版原版の好ましい1態様によれば、中間層がヒドロキシカルボン酸塩を含有する。中間層におけるヒドロキシカルボン酸塩の含有量は、好ましくは0.01〜20質量%、より好ましくは0.02〜15質量%、特に好ましくは0.05〜10質量%である。
中間層にヒドロキシカルボン酸塩を含有させるには、中間層の形成時に塗布液中にヒドロキシカルボン酸塩を添加すればよい。
本発明に係る平版印刷版原版の画像記録層(以下、感光層とも云う)は、基本成分として、(A)増感色素、(B)重合開始剤、(C)重合性化合物、(D)バインダーポリマーを含有する。
感光層に用いられる増感色素は、画像露光時の光を吸収して励起状態となり、後述する重合開始剤に電子移動、エネルギー移動又は発熱などでエネルギーを供与し、重合開始機能を向上させるものであれば特に限定されない。特に、300〜450nm又は750〜1400nmの波長域に極大吸収を有する増感色素が好ましく用いられる。
式(VI)中、R15〜R32は各々独立に、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子を表す。但し、R15〜R24の少なくとも1つは炭素数2以上のアルコキシ基を表す。
これらの染料のうち特に好ましいものとしては、シアニン色素、スクワリリウム色素、ピリリウム塩、ニッケルチオレート錯体、インドレニンシアニン色素が挙げられる。更に、シアニン色素やインドレニンシアニン色素が好ましく、特に好ましい例として下記一般式(a)で示されるシアニン色素が挙げられる。
感光層は重合開始剤(以下、開始剤化合物とも云う)を含有する。本発明においては、ラジカル重合開始剤が好ましく用いられる。
ヘキサアリールビイミダゾール化合物は、300〜450nmの波長域に極大吸収を有する増感色素と併用して用いられることが特に好ましい。
オニウム塩化合物は、750〜1400nmの波長域に極大吸収を有する赤外線吸収剤と併用して用いられることが特に好ましい。
感光層中の重合開始剤の使用量は感光層全固形分に対し、好ましくは0.01〜20質量%、より好ましくは0.1〜15質量%、更に好ましくは1.0〜10質量%である。
感光層に用いられる重合性化合物は、少なくとも1個のエチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物であり、末端エチレン性不飽和結合を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合物から選ばれる。これらは、例えばモノマー、プレポリマー、すなわち2量体、3量体及びオリゴマー、又はそれらの混合物などの化学的形態をもつ。モノマーの例としては、不飽和カルボン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸など)、そのエステル類、そのアミド類が挙げられ、好ましくは、不飽和カルボン酸と多価アルコール化合物とのエステル類、不飽和カルボン酸と多価アミン化合物とのアミド類が用いられる。また、ヒドロキシル基、アミノ基、メルカプト基等の求核性置換基を有する不飽和カルボン酸エステルあるいはアミド類と単官能若しくは多官能イソシアネート類あるいはエポキシ類との付加反応物、及び単官能若しくは多官能のカルボン酸との脱水縮合反応物等も好適に使用される。また、イソシアネート基、エポキシ基等の親電子性置換基を有する不飽和カルボン酸エステルあるいはアミド類と単官能若しくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との付加反応物、更にハロゲン基、トシルオキシ基等の脱離性置換基を有する不飽和カルボン酸エステルあるいはアミド類と単官能若しくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との置換反応物も好適である。また、上記の不飽和カルボン酸を、不飽和ホスホン酸、スチレン、ビニルエーテル等に置き換えた化合物群を使用することも可能である。
(ただし、R4及びR5は、H又はCH3を示す。)
感光層はバインダーポリマーを含有する。バインダーポリマーとしては、感光層成分を支持体上に担持可能であり、現像液により除去可能であるものが用いられる。バインダーポリマーとしては、(メタ)アクリル系重合体、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などが用いられる。特に、(メタ)アクリル系重合体、ポリウレタン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂が好ましく用いられる。
「ポリビニルブチラール樹脂」とは、ポリ酢酸ビニルを一部又は全て鹸化して得られるポリビニルアルコールとブチルアルデヒドを酸性条件下で反応(アセタール化反応)させて合成されるポリマーのことを言い、更に、残存したヒドロキシ基を酸基等有する化合物と反応させ方法等により酸基等を導入したポリマーも含まれる。
置換基としては、水素原子を除く1価の非金属原子団を挙げることができ、ハロゲン原子(−F、−Br、−Cl、−I)、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、メルカプト基、アシル基、カルボキシル基及びその共役塩基基、アルコキシカルボニル基、アリーロキシカルボニル基、カルバモイル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基等が挙げられる。
バインダーポリマーは単独で用いても2種以上を混合して用いてもよい。バインダーポリマーの含有量は、良好な画像部の強度と画像形成性の観点から、感光層の全固形分に対して、5〜75質量%が好ましく、10〜70質量%がより好ましく、10〜60質量%であるのが更に好ましい。
また、重合性化合物とバインダーポリマーの合計含有量は、感光層の全固形分に対して、80質量%以下であることが好ましい。80質量%を超えると、感度の低下、現像性の低下を引き起こす場合がある。より好ましくは35〜75質量%である。
感光層は、連鎖移動剤を含有することが好ましい。連鎖移動剤としては、例えば、分子内にSH、PH、SiH、GeHを有する化合物群が用いられる。これらは、低活性のラジカル種に水素供与してラジカルを生成するか、若しくは、酸化された後、脱プロトンすることによりラジカルを生成しうる。
感光層には、特に、チオール化合物(例えば、2−メルカプトベンズイミダゾール類、2−メルカプトベンズチアゾール類、2−メルカプトベンズオキサゾール類、3−メルカプトトリアゾール類、5−メルカプトテトラゾール類、等)を連鎖移動剤として好ましく用いることができる。
感光層にヒドロキシカルボン酸塩を含有させるには、感光層の形成時に塗布液中にヒドロキシカルボン酸塩を添加すればよい。
感光層は、必要な上記各成分を溶剤に分散又は溶解して塗布液を調製し、塗布して形成される。使用する溶剤としては、メチルエチルケトン、エチレングリコールモノメチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシエチルアセテート、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、γ−ブチルラクトン等を挙げることができるが、これに限定されるものではない。溶剤は、単独又は混合して使用される。塗布液の固形分濃度は、好ましくは1〜50質量%である。
感光層の塗布量(固形分)は、0.3〜3.0g/m2が好ましい。
本発明に係る平版印刷版原版は、露光時の重合反応を妨害する酸素の拡散侵入を遮断するため、感光層上に保護層(酸素遮断層)を設けることが好ましい。保護層の材料としては、例えば、比較的結晶性に優れた水溶性高分子化合物を用いることが好ましく、具体的には、ポリビニルアルコールを主成分として用いると、酸素遮断性、現像除去性といった基本特性的において、特に良好な結果を与える。
ポリビニルアルコールと混合して使用する成分としては、ポリビニルピロリドン又はその変性物が酸素遮断性、現像除去性の観点から好ましく、その保護層中の含有率は3.5〜80質量%程度、好ましくは10〜60質量%、更に好ましくは15〜30質量%である。
必要に応じて、支持体の裏面にバックコート層を設けることができる。バックコート層としては、例えば、特開平5−45885号公報に記載されている有機高分子化合物、特開平6−35174号公報に記載されている有機金属化合物又は無機金属化合物を加水分解及び重縮合させて得られる金属酸化物からなる層が好適に挙げられる。中でも、Si(OCH3 )4、Si(OC2H5)4、Si(OC3H7)4 、Si(OC4H9)4等のケイ素のアルコキシ化合物を用いることが、原料が安価で入手しやすい点で好ましい。
本発明に係る平版印刷版原版を画像露光して現像処理を行うことで平版印刷版が作製される。
平版印刷版原版は、線画像、網点画像等を有する透明原画を通してレーザー露光するかデジタルデータによるレーザー光走査等で画像様に露光される。
光源の波長は300〜450nm又は750〜1400nmが好ましい。300〜450nmの場合は、この領域に吸収極大を有する増感色素を感光層に有する平版印刷版原版が好適に用いられ、750〜1400nmの場合は、この領域に吸収を有する増感色素である赤外線吸収剤を含有する平版印刷版原版が好適に用いられる。波長300〜450nmの光源としては、半導体レーザーが好適である。波長750〜1400nmの光源としては、赤外線を放射する固体レーザー及び半導体レーザーが好適である。露光機構は、内面ドラム方式、外面ドラム方式、フラットベッド方式等のいずれでもよい。
現像処理としては、(1)アルカリ現像液(pHが11より大きい)にて現像する方法、(2)pH2〜11の現像液にて現像する方法、(3)印刷機上で、湿し水及び/又はインキを供給しながら現像する方法(機上現像)が挙げられるが、本発明においては、(2)pH2〜11の現像液にて現像する方法が好ましく用いられる。
(1)のアルカリ現像液を用いた従来の現像工程においては、前水洗工程により保護層を除去し、次いでアルカリ現像を行い、後水洗工程でアルカリを水洗除去し、ガム液処理を行い、乾燥工程で乾燥することが必要である。これに対して、pHが2〜11の現像液にて現像する方法では、現像液にて保護層及び非露光部の感光層を一括除去することが可能となる。従って、前水洗工程は特に必要としない。また、現像液中に界面活性剤又は水溶性高分子化合物を含有させることが好ましく、これにより現像−ガム液処理を同時に行うことも可能となる。従って、後水洗工程は特に必要とせず、1液で現像とガム液処理を行ったのち、乾燥工程を行うことができる。現像及びガム処理の後、スクイズローラーを用いて余剰の現像液を除去することが好ましい。
図1に示す自動現像処理機100は、機枠202により外形が形成されたチャンバーからなり、平版印刷版原版の搬送路11の搬送方向(矢印A)に沿って連続して形成された前加熱(プレヒート)部200、現像部300及び乾燥部400を有している。
前加熱部200は、搬入口212及び搬出口218を有する加熱室208を有し、その内部には串型ローラー210とヒーター214と循環ファン216とが配置されている。
現像部300の内部には、現像液で満たされている現像槽308を有する処理タンク306と、平版印刷版原版を処理タンク306内部へ案内する挿入ローラー対304が設けられている。現像槽308の上部は遮蔽蓋324で覆われている。
ブラシローラー対322、326の下部には、スプレーパイプ330が設けられている。スプレーパイプ330はポンプ(不図示)が接続されており、ポンプによって吸引された現像槽308内の現像液がスプレーパイプ330から現像槽308内へ噴出するようになっている。
外部タンク50は第2の循環用配管C2が接続され、第2の循環用配管C2中には、フィルター部54及び現像液供給ポンプ55が設けられている。現像液供給ポンプ55によって、現像液が外部タンク50から現像槽308へ供給される。また、外部タンク50内には上限液レベル計52、下限液レベル計53が設けられている。
現像槽308は、第3の循環用配管C3を介して補充用水タンク71に接続されている。第3の循環用配管C3中には水補充ポンプ72が設けられており、この水補充ポンプ72によって補充用水タンク71中に貯留される水が現像槽308へ供給される。
液中ローラー対316の上流側には液温センサ336が設置されており、搬出ローラー対318の上流側には液面レベル計338が設置されている。
乾燥部400は、支持ローラー402、ダクト410、412、搬送ローラー対406、ダクト410、412、搬送ローラー対408がこの順に設けられている。ダクト410、412の先端にはスリット孔414が設けられている。また、乾燥部400には図示しない温風供給手段、発熱手段等の乾燥手段が設けられている。乾燥部400には排出口404が設けられ、乾燥手段により乾燥された平版印刷版は排出口404から排出される。
特に、置換基を有してもよいアルキルジメチルアミンオキシド、置換基を有してもよいアルキルカルボキシベタイン、置換基を有してもよいアルキルスルホベタインが好ましく用いられる。これらの具体例は、特開2008−203359号の段落場号〔0255〕〜〔0278〕、特開2008−276166号の段落場号〔0028〕〜〔0052〕等に記載されているものを挙げることができる。
アミン化合物の水溶性をカルボン酸基、スルホン酸基、スルフィン酸基、ホスホン酸基により促進する場合、水溶性のアミン化合物はアミノ酸に該当する。アミノ酸は水溶液中で平衡状態にあり、酸基が例えばカルボン酸基であるとき、平衡状態は下記のように表される。ここでアミノ酸とは、下記のBの状態をいい、アミノ酸のイオンとは、Cの状態を意味する。Cの状態におけるカウンターイオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオンが好ましい。
この観点から、酵素としては、アルカリ酵素が好ましく用いられる。ここでアルカリ酵素とは至適pH領域がアルカリ性にある酵素であり、至適pH領域を7.0〜11.0に有する酵素が好ましく、至適温度領域を20℃〜60℃に有する酵素が好ましく、30℃〜55℃に有する酵素がより好ましい。
酵素の添加量は、酵素固形分として現像液全量に対して0.0001重量%〜5重量%が好ましく、0.001重量%〜1重量%が更に好ましく、0.001重量%〜0.3重量%が特に好ましい。
<支持体1〜3の作製>
厚さ0.3mmのアルミニウム板(JIS A1050)を用いて以下の表面処理を行なった。
(a)機械的粗面化処理
比重1.12の研磨剤(パミス)と水との懸濁液を研磨スラリー液としてアルミニウム板の表面に供給しながら、回転するローラ状ナイロンブラシにより機械的粗面化処理を行った。研磨剤の平均粒径は30μm、最大粒径は100μmであった。ナイロンブラシの材質は6・10ナイロン、毛長は45mm、毛の直径は0.3mmであった。ナイロンブラシはφ300mmのステンレス製の筒に穴をあけて密に植毛したものである。回転ブラシは3本使用した。ブラシ下部の2本の支持ローラ(φ200mm)の距離は300mmであった。ブラシローラはブラシを回転させる駆動モータの負荷が、ブラシローラをアルミニウム板に押さえつける前の負荷に対して7kWプラスになるまで押さえつけた。ブラシの回転方向はアルミニウム板の移動方向と同じであった。ブラシの回転数は200rpmであった。
アルミニウム板をカセイソーダ濃度26質量%、アルミニウムイオン濃度6.5質量%、温度70℃の水溶液を用いてスプレーによるエッチング処理を行い、アルミニウム板を10g/m2溶解した。その後、スプレーによる水洗を行った。
温度30℃の硝酸濃度1質量%水溶液(アルミニウムイオンを0.5質量%含む。)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後、スプレーで水洗した。デスマット処理に用いた硝酸水溶液は、下記硝酸水溶液中で交流を用いて電気化学的粗面化処理を行う工程の廃液を用いた。
60Hzの交流電圧を用いて連続的に電気化学的粗面化処理を行った。このときの電解液は、硝酸10.5g/L水溶液(アルミニウムイオンを5g/L、アンモニウムイオンを0.007質量%含む。)、液温50℃であった。電流値がゼロからピークに達するまでの時間TPが0.8msec、duty比1:1、台形の矩形波交流を用いて、カーボン電極を対極として電気化学的粗面化処理を行った。補助アノードにはフェライトを用いた。電解槽はラジアルセルタイプのものを使用した。電流密度は電流のピーク値で30A/dm2、電気量はアルミニウム板が陽極時の電気量の総和で220C/dm2であった。補助陽極には電源から流れる電流の5%を分流させた。その後、スプレーによる水洗を行った。
アルミニウム板をカセイソーダ濃度26質量%、アルミニウムイオン濃度6.5質量%の水溶液を用いてスプレーによるエッチング処理を32℃で行い、アルミニウム板を0.50g/m2溶解し、前段の交流を用いて電気化学的粗面化処理を行ったときに生成した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分を除去し、また、生成したピットのエッジ部分を溶解してエッジ部分を滑らかにした。その後、スプレーによる水洗を行った。
温度30℃の硫酸濃度15質量%水溶液(アルミニウムイオンを4.5質量%含む。)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後、スプレーで水洗した。
60Hzの交流電圧を用いて連続的に電気化学的な粗面化処理を行った。このときの電解液は、塩酸5.0g/L水溶液(アルミニウムイオンを5g/L含む。)、温度35℃であった。電流値がゼロからピークに達するまでの時間TPが0.8msec、duty比1:1、台形の矩形波交流を用いて、カーボン電極を対極として電気化学的粗面化処理を行った。補助アノードにはフェライトを用いた。電解槽はラジアルセルタイプのものを使用した。電流密度は電流のピーク値で25A/dm2、電気量はアルミニウム板が陽極時の電気量の総和で50C/dm2であった。その後、スプレーによる水洗を行った。
二段給電電解処理法の陽極酸化装置(第一及び第二電解部長各6m、第一及び第二給電部長各3m、第一及び第二給電極部長各2.4m)を用いて陽極酸化処理を行った。第一及び第二電解部に供給した電解液は、いずれも、硫酸濃度50g/L(アルミニウムイオンを0.5質量%含む。)、温度20℃であった。その後、スプレーによる水洗を行った。最終的な酸化皮膜量は2.7g/m2であった。
厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質1050、調質H16)を65℃に保たれた5質量%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、1分間の脱脂処理を行った後、水洗した。このアルミニウム板を、25℃に保たれた10質量%塩酸水溶液中に1分間浸漬して中和した後、水洗した。次いで、このアルミニウム板を、0.3質量%の塩酸水溶液中で、25℃、電流密度100A/dm2の条件下に交流電流により60秒間電解粗面化を行った後、60℃に保たれた5質量%水酸化ナトリウム水溶液中で10秒間デスマット処理を行った。このアルミニウム板を、15質量%硫酸水溶液溶液中で、25℃、電流密度10A/dm2、電圧15Vの条件下に1分間陽極酸化処理を行い支持体4を作製した。その中心線平均粗さ(JIS B0601によるRa表示)を測定したところ、0.44μmであった。
支持体1〜4に対して、下記の表面処理液(40℃)に10秒間浸漬し、20℃の水道水で2秒間洗浄し、100℃で10秒間乾燥して支持体の表面処理を行い、表面処理支持体5〜20を作製した。
ポリビニルホスホン酸 4g
表1に記載のヒドロキシカルボン酸塩又は比較用化合物 0.4g
水道水 1000g
支持体1〜4に下記の中間層塗布液1を、バーコーターを用いて乾燥塗布量が12mg/m2となるように塗布し、80℃で20秒間乾燥して中間層21〜30を形成した。
下記ポリマー(SP1) 1.9g
表2に記載のヒドロキシカルボン酸塩 0.2g
純水 60.0g
メタノール 939.7g
下記ポリマー(SP2) 1.6g
表2に記載のヒドロキシカルボン酸塩 0.1g
純水 1000.0g
下記ポリマー(SP3) 0.87g
下記ポリマー(SP4) 0.73g
表2に記載のヒドロキシカルボン酸塩又は比較用化合物 0.1g
純水 1000.0g
下記組成の感光層塗布液1を乾燥塗布質量が1.4g/m2となるように塗布し、100℃で1分間乾燥させて感光層1〜7を形成した。
重合性化合物(下記化合物A) 4.0 質量部
バインダーポリマー(下記バインダーA)(質量平均分子量:3万)2.0 質量部
下記増感色素(C−1) 0.32質量部
下記重合開始剤(D−1) 0.61質量部
表3に記載のヒドロキシカルボン酸塩 0.10質量部
下記連鎖移動剤(E−1) 0.57質量部
N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩 0.020質量部
ε―フタロシアニン顔料分散物 0.71質量部
(顔料:15質量%、分散剤 下記ポリマー(1)(質量平均分子量:6万):10質量%、溶剤:シクロヘキサノン/メトキシプロピルアセテート/1−メトキシ−2−プロパノール=15質量%/20質量%/40質量%)
フッ素系ノニオン界面活性剤メガファックF780 0.016質量部
(大日本インキ化学工業(株)製)
メチルエチルケトン 47質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 45質量部
下記バインダーポリマー(1)(質量平均分子量:5万) 0.04g
下記バインダーポリマー(2)(質量平均分子量:8万) 0.30g
下記重合性化合物(2) 0.17g
(PLEX6661−O、デグサジャパン製)
重合性化合物(上記化合物A) 0.51g
表3に記載のヒドロキシカルボン酸塩又は比較用化合物 0.01g
下記増感色素(1) 0.03g
下記増感色素(2) 0.015g
下記増感色素(3) 0.015g
下記重合開始剤(1) 0.13g
連鎖移動剤 0.01g
メルカプトベンゾチアゾール
ε―フタロシアニン顔料の分散物 0.40g
(顔料:15質量部、分散剤(アリルメタクリレート/メタクリル酸共重合体
(質量平均分子量:6万、共重合モル比:83/17)):10質量部、
シクロヘキサノン:15質量部)
熱重合禁止剤 0.01g
N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩
下記フッ素系界面活性剤(1)(質量平均分子量:1万) 0.001g
1−メトキシ−2−プロパノール 3.5g
メチルエチルケトン 8.0g
下記組成の保護層塗布液1をバー塗布した後、125℃で70秒間乾燥し、乾燥塗布量1.8g/m2の保護層1を形成した。
下記雲母分散液 0.6g
スルホン酸変性ポリビニルアルコール 0.8g
(ゴーセランCKS−50、日本合成化学(株)製(鹸化度:
99モル%、平均重合度:300、変性度:約0.4モル%))
ポリ(ビニルピロリドン/酢酸ビニル(1/1))(分子量:7万)0.001g
界面活性剤(エマレックス710、日本エマルジョン(株)製) 0.002g
水 13g
水368gに合成雲母(ソマシフME−100、コープケミカル社製、アスペクト比:1000以上)32gを添加し、ホモジナイザーを用いて平均粒径(レーザー散乱法)0.5μmになる迄分散し、雲母分散液を得た。
〔保護層塗布液2〕
PVA−205 0.658g
(部分加水分解ポリビニルアルコール、クラレ(株)製(鹸化度:
86.5−89.5モル%、粘度:4.6−5.4mPa・s
(20℃、4質量%水溶液中))
PVA−105 0.142g
(完全加水分解ポリビニルアルコール、クラレ(株)製(鹸化度:
98.0−99.0モル%、粘度=5.2−6.0mPa・s
(20℃、4質量%水溶液中))
ポリ(ビニルピロリドン/酢酸ビニル(1/1))(分子量7万)0.001g
界面活性剤(エマレックス710、日本エマルジョン(株)製) 0.002g
水 13g
各平版印刷版原版を、FFEI製Violet半導体レーザープレートセッターVx9600(InGaN系半導体レーザー(発光波長405nm±10nm/出力30mW)を搭載)により画像露光した。画像露光は、解像度2438dpiで、富士フイルム(株)製FMスクリーン(TAFFETA 20)を用い、50%の平網を版面露光量0.05mJ/cm2で行なった。
次いで、下記組成の各現像液を用い、図1に示すような構造の自動現像処理機にて現像処理を実施した。プレヒート部の温度は110℃であった。現像液の温度は25℃であった。平版印刷版原版の搬送は、搬送速度100cm/minで行った。現像処理後、乾燥部にて乾燥を行った。乾燥温度は80℃であった。
界面活性剤−1(川研ファインケミカル(株)製:ソフタゾリンLPB−R)150質量部
界面活性剤−2(川研ファインケミカル(株)製:ソフタゾリンLAO) 40質量部
キレート剤 エチレンジアミンコハク酸 三ナトリウム
(InnoSpec specialty chemicals社製:オクタクエストE30) 6.8質量部
2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3ジオール 0.25質量部
2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.25質量部
シリコーン系消泡剤(GE東芝シリコーン(株)社製:TSA739) 1.5質量部
炭酸ナトリウム 10.6質量部
炭酸水素ナトリウム 5.2質量部
水 785.4質量部
(水酸化ナトリウム及び塩酸によりpHを9.8に調整)
界面活性剤−1(川研ファインケミカル(株)製:ソフタゾリンLPB−R)150質量部
界面活性剤−2(川研ファインケミカル(株)製:ソフタゾリンLAO) 40質量部
キレート剤 エチレンジアミンコハク酸 三ナトリウム(InnoSpec specialty chemicals社製:オクタクエストE30) 6.8質量部
2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3ジオール 0.25質量部
2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.25質量部
シリコーン系消泡剤(GE東芝シリコーン(株)社製:TSA739)1.5質量部
グルコン酸ナトリウム 15質量部
炭酸ナトリウム 10.6質量部
炭酸水素ナトリウム 5.2質量部
水 770.4質量部
(水酸化ナトリウム及び塩酸によりpHを9.8に調整)
水 88.6質量部
下記ノニオン系界面活性剤(W−1) 2.4質量部
下記ノニオン系界面活性剤(W−2) 2.4質量部
ノニオン系界面活性剤(エマレックス710、日本エマルジョン(株)製)1.0質量部
フェノキシプロパノール 1.0質量部
オクタノール 0.6質量部
N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン 1.0質量部
トリエタノールアミン 0.5質量部
グルコン酸ナトリウム 1.0質量部
クエン酸3ナトリウム 0.5質量部
エチレンジアミンテトラアセテート4ナトリウム塩 0.05質量部
ポリスチレンスルホン酸(Versa TL77(30%溶液)、 1.0質量部
Alco chemical社製)
(リン酸によりpHを6.9に調整)
各平版印刷版を用いて、指紋跡汚れ防止性、非画像部汚れ防止性及び耐刷性を以下のように評価した。
平版印刷版の非画像部に親指を10秒間押し付け、この印刷版を温度25度、相対湿度70%の環境下に合紙等で保護をすることなく、1日間放置した。その後、この印刷版を用いて、上記の条件で印刷を行い、押し付けた場所が印刷汚れとなるか否かを目視で観察し、以下の基準で指紋跡汚れ性を評価した。○:印刷汚れが全く認められない。△:ポツ状の僅かな印刷汚れが認められるが、許容範囲。×:指の跡の印刷汚れが明瞭に認められる。○〜△:○と△の中間レベル。
平版印刷版について上記の条件で印刷を行い、1万枚印刷した後における非画像部に対応するブランケットの汚れを目視で観察し、以下の基準で汚れ防止性を評価した。○:ブランケットの汚れが全く認められない。△:ブランケットの汚れが殆ど認められない。×:ブランケットの汚れがかなり認められる。
上記の条件で印刷を行い、印刷枚数が増加すると徐々に平版印刷版の画像部が磨耗してインキ受容性が低下するため、これに伴い、印刷物における画像のインキ濃度が低下する。インキ濃度(反射濃度)が印刷開始時よりも0.1低下したときの印刷枚数により、耐刷性を評価した。
評価の結果を表4〜6に示す。
<感光層16の形成>
下記組成の感光層塗布液3を乾燥塗布質量が1.4g/m2となるように塗布し、100℃で1分間乾燥させて感光層16を形成した。
重合性化合物(上記化合物A) 4.0 質量部
バインダーポリマー(下記バインダーB)(質量平均分子量:3.5万)2.0 質量部
上記増感色素(C−1) 0.32質量部
上記重合開始剤(D−1) 0.61質量部
グルコン酸ナトリウム 0.10質量部
上記連鎖移動剤(E−1) 0.57質量部
N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩 0.020質量部
ε―フタロシアニン顔料分散物 0.71質量部
(顔料:15質量%、分散剤 上記ポリマー(1)(質量平均分子量
:6万):10質量%、溶剤:シクロヘキサノン/メトキシプロピ
ルアセテート/1−メトキシ−2−プロパノール=15質量%/
20質量%/40質量%)
フッ素系ノニオン界面活性剤メガファックF780 0.016質量部
(大日本インキ化学工業(株)製)
メチルエチルケトン 47質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 45質量部
〔現像液4〕
ニューコールB−13(日本乳化剤(株)製) 3g
キレート剤 エチレンジアミンコハク酸 三ナトリウム
(InnoSpec specialty chemicals社製:
オクタクエストE30) 0.68g
2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3ジオール 0.025g
2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.025g
シリコーン系消泡剤(GE東芝シリコーン(株)社製:TSA739)0.15g
グルコン酸ナトリウム 1.5g
炭酸ナトリウム 1.06g
炭酸水素ナトリウム 0.52g
水 77.04g
(pH:9.8)
現像液4に下記素材を添加し、現像液5を得た。
酵素 NS44126(ノボザイムズジャパン製、7.5%水溶液) 0.3g
(pH:9.8)
プロピレンオキサイド−エチレンオキサイドブロックコポリマー 20.0g
(PE9400、BASF社製)
界面活性剤(Emulsogen TS160、CLARIANT社製)0.30g
グルコン酸ナトリウム 0.75g
リン酸85%水溶液 5.88g
トリエタノールアミン 14.5g
水 73.07g
(pH:7.0)
現像液6に下記素材を添加し、現像液7を得た。
酵素 NS44126(ノボザイムズジャパン製、7.5%水溶液) 0.3g
(pH:7.0)
また、画像露光時における版面露光量を0.40mJ/cm2とし、プレヒート部のヒーターをオフとする(即ち、プレヒートを実施しない)以外は、上記と同様にして平版印刷版を作製し、上記と同様にして評価を行ったところ、いずれも上記と同様の良好な結果が得られた。
100:自動現像処理機
200:前加熱(プレヒート)部
300:現像部
400:乾燥部
202:機枠
208:加熱室
210:串型ローラー
212:搬入口
214:ヒーター
216:循環ファン
218:搬出口
304:挿入ローラー対
306:処理タンク
308:現像槽
310:外板パネル
312:スリット状挿入口
316:液中ローラー対
318:搬出ローラー対
322:ブラシローラー対
324:遮蔽蓋
326:ブラシローラー対
330:スプレーパイプ
334:スリット状挿通口
336:液温センサー
338:液面レベル計
332:仕切り板
342:ガイド部材
344:ガイドローラー
402:支持ローラー
404:排出口
406:搬送ローラー対
408:搬送ローラー対
410、412:ダクト
414:スリット孔
50:外部タンク
51:オーバーフロー口
52:上限液レベル計
53:下限液レベル系
54:フィルター部
55:現像液供給ポンプ
C1:第1の循環用配管
C2:第2の循環用配管
71:補充用水タンク
72:水補充ポンプ
C3:水補充用配管
Claims (10)
- 支持体と(A)増感色素、(B)重合開始剤、(C)重合性化合物及び(D)バインダーポリマーを含有する画像記録層とを有する平版印刷版原版であって、前記支持体表面がヒドロキシカルボン酸塩で処理されているか又は前記支持体に接する層がヒドロキシカルボン酸塩を含有することを特徴とする平版印刷版原版。
- 前記支持体に接する層が、中間層であることを特徴とする請求項1に記載の平版印刷版原版。
- 前記支持体に接する層が、前記画像記録層であることを特徴とする請求項1に記載の平版印刷版原版。
- 前記ヒドロキシカルボン酸塩が、分子量600以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
- 前記ヒドロキシカルボン酸塩が有するヒドロキシル基とカルボン酸基の総和が、3以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の平版印刷版原版を、pH2〜11の現像液で現像することを特徴とする平版印刷版の作製方法。
- 前記現像液が、界面活性剤及び水溶性高分子化合物から選択される少なくとも1つを含有することを特徴とする請求項6に記載の平版印刷版の作製方法。
- 前記現像液が、炭酸イオン及び炭酸水素イオンを含有することを特徴とする請求項6又は7に記載の平版印刷版の作製方法。
- 前記現像液が、水溶性アミン化合物及びそのアミン化合物のイオンを含有することを特徴とする請求項6又は7に記載の平版印刷版の作成方法。
- 前記請求項6〜9のいずれか1項に記載の平版印刷版の作製方法であって、水洗工程を含まないことを特徴とする平版印刷版の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011017309A JP5588887B2 (ja) | 2010-01-29 | 2011-01-28 | 平版印刷版の作製方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010019675 | 2010-01-29 | ||
JP2010019675 | 2010-01-29 | ||
JP2011017309A JP5588887B2 (ja) | 2010-01-29 | 2011-01-28 | 平版印刷版の作製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011175256A true JP2011175256A (ja) | 2011-09-08 |
JP5588887B2 JP5588887B2 (ja) | 2014-09-10 |
Family
ID=43608592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011017309A Expired - Fee Related JP5588887B2 (ja) | 2010-01-29 | 2011-01-28 | 平版印刷版の作製方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2354852B1 (ja) |
JP (1) | JP5588887B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017168831A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 富士フイルム株式会社 | 機上現像用平版印刷版原版、平版印刷版の作製方法、及び、平版印刷方法 |
JP6454828B1 (ja) * | 2017-08-31 | 2019-01-16 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版、平版印刷版の製造方法、印刷方法 |
WO2019044087A1 (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-07 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版、平版印刷版の製造方法、印刷方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020262685A1 (ja) * | 2019-06-28 | 2020-12-30 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版、平版印刷版の作製方法、及び、平版印刷方法 |
US11633948B2 (en) | 2020-01-22 | 2023-04-25 | Eastman Kodak Company | Method for making lithographic printing plates |
CN115551960A (zh) | 2020-05-13 | 2022-12-30 | 富士胶片株式会社 | 油墨组、图像记录方法及记录物 |
CN112099321A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-12-18 | 江苏中德电子材料科技有限公司 | 一种高浓cf显影液及其制备方法 |
Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10186646A (ja) * | 1996-12-19 | 1998-07-14 | Agfa Gevaert Nv | 特定の粒径を有するポリマー粒子を含む平版印刷版の作製のための感熱性画像形成要素 |
JPH10246954A (ja) * | 1997-03-04 | 1998-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性組成物 |
JP2003285569A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用支持体 |
JP2005297233A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 印刷版材料及びその現像方法 |
JP2006349901A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Fujifilm Holdings Corp | 平版印刷版原版 |
JP2007047742A (ja) * | 2005-05-10 | 2007-02-22 | Fujifilm Corp | 重合性組成物及び平版印刷版原版 |
JP2008521640A (ja) * | 2004-11-26 | 2008-06-26 | フリント、グループ、ジャーマニー、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング | 酸基で変性されたアミノ基を有するポリマーを、湿し水又は湿し水濃縮物の製造に使用する方法、及びオフセット印刷用湿し水循環において使用する方法 |
JP2009086351A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法 |
JP2009154517A (ja) * | 2007-02-22 | 2009-07-16 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版および平版印刷方法 |
JP2009172790A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版、およびその製版方法 |
JP2009234246A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-10-15 | Fujifilm Corp | 平版印刷用湿し水組成物及びヒートセットオフ輪印刷方法 |
JP2009258594A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-11-05 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の製版方法及び平版印刷方法 |
JP2009265275A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光路変換ミラー及びその作製方法 |
Family Cites Families (42)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4841708B1 (ja) | 1970-01-13 | 1973-12-07 | ||
DE2064079C2 (de) | 1970-12-28 | 1982-09-09 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Photopolymerisierbares Gemisch |
DE2361041C3 (de) | 1973-12-07 | 1980-08-14 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Photopolymerisierbares Gemisch |
JPS5311314B2 (ja) | 1974-09-25 | 1978-04-20 | ||
DE2822190A1 (de) | 1978-05-20 | 1979-11-22 | Hoechst Ag | Photopolymerisierbares gemisch |
DE2822189A1 (de) | 1978-05-20 | 1980-04-17 | Hoechst Ag | Photopolymerisierbares gemisch |
DE3036694A1 (de) | 1980-09-29 | 1982-06-03 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Gummielastische, ethylenisch ungesaettigte polyurethane und dieselben enthaltendes durch strahlung polymerisierbares gemisch |
DE3048502A1 (de) | 1980-12-22 | 1982-07-22 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Durch strahlung polymerisierbares gemisch und daraus hergestelltes strahlungsempfindliches aufzeichnungsmaterial |
JP2655349B2 (ja) | 1989-05-18 | 1997-09-17 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版 |
JP2739395B2 (ja) | 1991-08-19 | 1998-04-15 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版 |
JP2907643B2 (ja) | 1992-07-16 | 1999-06-21 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版およびその処理方法 |
JP3784931B2 (ja) | 1997-08-13 | 2006-06-14 | コダックポリクロームグラフィックス株式会社 | 感光性平版印刷版の現像方法およびそれに用いる現像液 |
EP1075941B1 (en) * | 1999-08-09 | 2004-03-03 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Photosensitive lithographic printing plate precursor containing metal oxide |
JP2001133969A (ja) | 1999-11-01 | 2001-05-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | ネガ型平版印刷版原版 |
JP4319363B2 (ja) | 2001-01-15 | 2009-08-26 | 富士フイルム株式会社 | ネガ型画像記録材料 |
JP2003084432A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用原版 |
EP1349006B1 (en) | 2002-03-28 | 2013-09-25 | Agfa Graphics N.V. | Photopolymerizable composition sensitized for the wavelength range from 300 to 450 nm. |
AU2004215240C1 (en) | 2003-02-25 | 2010-10-07 | Chemetall Gmbh | Method for coating metallic surfaces with a silane-rich composition |
JP2005014348A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版原版及び平版印刷方法 |
US7527916B2 (en) | 2003-09-22 | 2009-05-05 | Agfa Graphics, N.V. | Photopolymerizable composition |
JP2007506125A (ja) | 2003-09-22 | 2007-03-15 | アグフア−ゲヴエルト | 光重合体印刷版前駆体 |
ATE533089T1 (de) | 2004-05-19 | 2011-11-15 | Agfa Graphics Nv | Verfahren zur herstellung einer fotopolymer- druckplatte |
JP4486516B2 (ja) | 2004-05-21 | 2010-06-23 | 新日本製鐵株式会社 | 冷間加工性と焼き入れ性に優れた電縫鋼管とその製造方法 |
JP4945103B2 (ja) | 2004-08-24 | 2012-06-06 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法、平版印刷版原版および平版印刷方法 |
JP4855027B2 (ja) * | 2005-04-21 | 2012-01-18 | 富士フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版用現像補充液およびそれを用いた製版方法 |
JP4792326B2 (ja) | 2005-07-25 | 2011-10-12 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
AU2006314503B2 (en) | 2005-11-18 | 2012-12-06 | Agfa Nv | Method of making a photopolymer printing plate |
ATE426836T1 (de) * | 2005-11-18 | 2009-04-15 | Agfa Graphics Nv | Verfahren zur herstellung einer lithografiedruckform |
JP4911457B2 (ja) | 2005-12-02 | 2012-04-04 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
JP4820640B2 (ja) | 2005-12-20 | 2011-11-24 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法 |
JP2007206216A (ja) | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
JP2007206217A (ja) | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
JP2007225701A (ja) | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法 |
JP2007225702A (ja) | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法 |
JP2007328243A (ja) | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
EP1865382A1 (en) * | 2006-06-09 | 2007-12-12 | FUJIFILM Corporation | Method for preparation of lithographic printing plate and lithographic printing plate |
DE602006017047D1 (de) | 2006-06-14 | 2010-11-04 | Eastman Kodak Co | Verfahren zur Verarbeitung von Fotopolymer-Druckplatten, die eine Deckschicht enthalten |
JP5064952B2 (ja) | 2006-09-29 | 2012-10-31 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版用現像処理液及び平版印刷版の製版方法 |
JP4887173B2 (ja) | 2007-02-16 | 2012-02-29 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法 |
JP2009184188A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版および印刷方法 |
JP4940174B2 (ja) * | 2008-03-21 | 2012-05-30 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版用自動現像装置 |
US7923197B2 (en) * | 2008-03-25 | 2011-04-12 | Fujifilm Corporation | Lithographic printing plate precursor |
-
2011
- 2011-01-28 JP JP2011017309A patent/JP5588887B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2011-01-31 EP EP11152668.7A patent/EP2354852B1/en active Active
Patent Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10186646A (ja) * | 1996-12-19 | 1998-07-14 | Agfa Gevaert Nv | 特定の粒径を有するポリマー粒子を含む平版印刷版の作製のための感熱性画像形成要素 |
JPH10246954A (ja) * | 1997-03-04 | 1998-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性組成物 |
JP2003285569A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用支持体 |
JP2005297233A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 印刷版材料及びその現像方法 |
JP2008521640A (ja) * | 2004-11-26 | 2008-06-26 | フリント、グループ、ジャーマニー、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング | 酸基で変性されたアミノ基を有するポリマーを、湿し水又は湿し水濃縮物の製造に使用する方法、及びオフセット印刷用湿し水循環において使用する方法 |
JP2007047742A (ja) * | 2005-05-10 | 2007-02-22 | Fujifilm Corp | 重合性組成物及び平版印刷版原版 |
JP2006349901A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Fujifilm Holdings Corp | 平版印刷版原版 |
JP2009154517A (ja) * | 2007-02-22 | 2009-07-16 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版および平版印刷方法 |
JP2009086351A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法 |
JP2009172790A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版、およびその製版方法 |
JP2009234246A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-10-15 | Fujifilm Corp | 平版印刷用湿し水組成物及びヒートセットオフ輪印刷方法 |
JP2009258594A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-11-05 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の製版方法及び平版印刷方法 |
JP2009265275A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光路変換ミラー及びその作製方法 |
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
JPN6014014801; 製品安全データシート FN-6 , 20140401, 富士フイルム株式会社 * |
JPN6014014802; 製品安全データシート EY-2(商品名:ECOLITY-2) , 20140401, 富士フイルム株式会社 * |
JPN6014014804; 安全データシート IF-102 , 20140401, 富士フイルム株式会社 * |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017168831A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 富士フイルム株式会社 | 機上現像用平版印刷版原版、平版印刷版の作製方法、及び、平版印刷方法 |
JPWO2017168831A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2018-08-09 | 富士フイルム株式会社 | 機上現像用平版印刷版原版、平版印刷版の作製方法、及び、平版印刷方法 |
JP6454828B1 (ja) * | 2017-08-31 | 2019-01-16 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版、平版印刷版の製造方法、印刷方法 |
WO2019044087A1 (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-07 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版、平版印刷版の製造方法、印刷方法 |
US10875346B2 (en) | 2017-08-31 | 2020-12-29 | Fujifilm Corporation | Lithographic printing plate precursor, lithographic printing plate manufacturing method and printing method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5588887B2 (ja) | 2014-09-10 |
EP2354852A1 (en) | 2011-08-10 |
EP2354852B1 (en) | 2017-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5588887B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5604398B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
JP5313115B2 (ja) | 平版印刷版の製版方法、平版印刷版原版用現像液、及び、平版印刷版原版現像用補充液 | |
JP5346845B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法及び平版印刷版原版用現像液 | |
JP2011154367A (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5449866B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
JP2010102314A (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の製造方法 | |
WO2012029583A1 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5586333B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
WO2012029582A1 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5525873B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP2011221522A (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5541913B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5346755B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5175763B2 (ja) | 平版印刷版現像用処理液及び平版印刷版の作製方法 | |
WO2012120946A1 (ja) | 平版印刷版の現像装置及び平版印刷版の現像方法 | |
EP3045974B1 (en) | Method of preparing lithographic printing plate | |
JP2009237162A (ja) | 平版印刷版の製版方法 | |
JP2011090294A (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP2010243517A (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20121005 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130617 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140317 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140408 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140701 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140728 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5588887 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |