JP2011079918A - 安定して帯電防止性能を発現するドナー・アクセプターハイブリッド系内部練り込み型帯電防止剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分子中に下記構造式(1)にて表される原子団1個と炭素数11〜22の直鎖型飽和炭化水素基を最小限1個有する半極性有機化合物の1種以上と分子中に塩基性窒素原子1個と炭素数11〜22の直鎖型飽和炭化水素基を最小限1個有する塩基性有機化合物の1種以上を均一混合させた組成物よりなることを特徴とする絶縁性高分子製品用ドナー・アクセプターハイブリッド系内部練り込み型帯電防止剤である。
【選択図】なし
Description
るものである。特に本願発明はプラスチック製品や合成繊維物質に対する静電
気障害を防止する内部練り込み型として使用される帯電防止剤に関する。
ては、主として界面活性剤を成形品や成形材料に接触、混合または反応処理さ
せる帯電防止方法が採用されてきた(非特許文献1および2)。従来からこの様
に帯電防止方法において用いられてきた帯電防止剤は大きく分けて、(イ)対象
物に馴染み易い溶剤に溶かして、外から展着する表面塗布型帯電防止剤、(ロ)
対象物の表面で反応させて帯電防止膜として固定させるか、対象物を合成する
時に混合して共重合させる外部及び内部用永久帯電防止剤、(ハ)対象物の製造
時に添加して製造物の中に混入させる内部練り込み型帯電防止剤に分類されて
いる。上記(イ)の表面塗布型帯電防止剤は処理方法が簡単で、しかも帯電防
止性能も良く発現するので重宝であるが摩擦や液体の付着等で帯電防止剤成分
が直ぐに逸脱してしまうので使用対象が限定される。また、(ロ)の外部及び内
部用永久帯電防止剤は、性能の発現持続性は優れているが、処理方法が技術的
に難しく、かつ、複雑であり、その対象物が本来持っていた表面及び内部の物
理的特性を変化させてしまうので使用が一部の用途に限定されてしまうという
問題がある。
部にまで分散して存在させることができる(ハ)の内部練り込み型帯電防止剤
の使用に多くの期待が集まっているが、それが実用に値するためには、帯電防
止性能が前述の表面塗布型帯電防止剤とほぼ同等で、かつ、それに基づく静電
気防止効果を長期間安定して継続させ得るものでなければならないが、現在ま
で、帯電防止剤として真に満足するものは存在しなかった。なお、本出願前か
ら帯電防止剤としてホウ素原子を介在させてドナー・アクセプターハイブリッ
ドを形成したものを高分子製品用帯電防止剤として利用することは知られては
いるが(特許文献1)、それらはポリマーブレンドを利用したものであり一定の
帯電防止効果は認められるが、複合ポリマー系であるため粗密の状態が製品の
表面に顕著に現れるので結晶性が低い有機ホウ素高分子化合物部分のベト付き
の問題が解消されない。特に高分子フィルム製品では、それが口開き性を悪化
させる原因になるめに現在まで実用化たり得なかった。一方、ホウ素原子を介
在させた低分子型のドナー・アクセプターハイブリッドについては、パージ機
能性材料、成型機清浄用樹脂組成物および成形機清浄方法をなす化合物として
は、本出願前に知られているが該技術が掲載されている文献(特許文献2)に
は内部練り込み型帯電防止剤としての効能については全く言及されていない。
本発明の請求項3は、半極性有機化合物が直鎖型飽和脂肪酸由来のモノアシルグリセリル残基とホウ酸エステル残基からなる化合物であることを特徴とする前記請求項1に記載の内部練り込み型帯電防止剤である。
本発明の請求項4は、塩基性化合物が直鎖型飽和脂肪族アミンまたは直鎖型飽和脂肪族アミンの1〜2モルエチレンオキシド付加体であることを特徴とする前記請求項1に記載の内部練り込み型帯電防止剤である。
本発明の請求項5は、塩基性有機化合物が直鎖型2−ヒドロキシ飽和脂肪族アミンまたは直鎖型2−ヒドロキシ飽和脂肪族アミンの1〜2モルエチレンオキシド付加体であることを特徴とする前記請求項1に記載の内部練り込み型帯電防止剤である。
本発明の請求項6は、塩基性化合物が直鎖型飽和脂肪族アミンの2〜5モルエチレンオキシド付加体と直鎖型飽和脂肪酸とのエステルであることを特徴とする前記請求項1に記載の内部練り込み型帯電防止剤である。
本発明における半極性有機化合物とは隣接ヒドロキシ基を残存している状態の多価アルコールと直鎖型飽和脂肪酸との間のエステルの残存している隣接ヒドロキシ基に対してホウ酸もしくは低級アルコールのホウ酸エステルを反応させるか、隣接ヒドロキシ基を有する直鎖型飽和炭化水素化合物に対して、ホウ酸もしくは低級アルコールのホウ酸エステルを反応させるか、または、隣接ヒドロキシ基を有する3価以上の多価アルコールとホウ酸もしくは低級アルコールのホウ酸エステルを反応させた後に残存しているヒドロキシ基に対して、直鎖型飽和脂肪酸を反応させることにより得られるものであり、この反応で得られたものはファンデルワールス力の強い固体である点に特徴を有している。
以下、本発明における半極性有機化合物の代表例を構造式2〜8で示す。
また、これらの実施例において記載された「部」は対象とする絶縁性高分子100部に対する添加量である(但し、表中では略号のPHRで示す)。
直鎖状低密度ポリエチレンペレット100部に対して顆粒状にした構造式(2)の半極性有機化合物0.2部と粉末状にした構造式(12)の塩基性有機化合物0.2部を添加し、ブラベンダーで10min混合させた後、160℃でインフレーション成形を行って厚さ40μmの帯電防止性透明ポリエチレンフィルムを製造した。
実施例1と同様の直鎖状低密度ポリエチレンペレット100部に対して構造式(8)の半極性有機化合物0.3部と構造式(9)の塩基性有機化合物の0.1部および構造式(10)の塩基性有機化合物0.1部を混合溶融後にフレーク固体としたものを添加し、実施例1と同様にしてインフレーション成形を行ない、厚さ40μmの帯電防止性透明ポリエチレンフィルムを製造した。
以下、実施例1もしくは実施例2と同様にして、直鎖状低密度ポリエチレンペレットに対して半極性有機化合物と塩基性有機化合物とを表1のように混合した本発明の内部練り込み型帯電防止剤を添加し、それぞれ、インフレーション成形を行って、厚さ40μmの帯電防止性透明ポリエチレンフィルム袋を製造した。
実施例1〜7と同様の直鎖状低密度ポリエチレンペレット100部に対して、構造式(2)の半極性有機化合物を単独で0.5部添加し、実施例1〜7と同様にしてインフレーション成形を行ない、厚さ40μmの透明ポリエチレンフィルム袋を製造した。
実施例1〜7および比較例1と同様の直鎖状低密度ポリエチレンペレット100部に対して、構造式(12)の塩基性有機化合物を単独で0.5部添加し、実施例1と同様にしてインフレーション成形を行ない厚さ40μmの透明ポリエチレンフィルム袋を製造した。
実施例1〜7および比較例1,2と同様の直鎖状低密度ポリエチレンペレット100部に対して、下記構造式(19)の半極性有機ホウ素高分子化合物0.25部と構造式(12)の塩基性有機化合物0.25部を混合融解後にフレーク固体としたものを添加し、実施例1と同様にしてインフレーション成形を行ない厚さ40μmの透明ポリエチレンフィルム袋を製造した。
その結果を表2に示す。
○・・・・表面滑性に優れ、容易に口を開くことができる。
△・・・・表面でのベト付きはあるが、口開きができる。
×・・・・表面に粘着性があり、口開き画困難である。
ポリプロピレンペレット100部に対して、粉末状の構造式(2)の半極性有機化合物0.5部と、粉末状の構造式(18)の塩基性有機化合物0.5部を添加、混合した後、220℃で射出成形を行ない3cm×10cm×0.3cmの帯電防止性ポリプロピレン板を製造した。
実施例8と同様のポリプロピレンペレット100部に対して、構造式(3)の半極性有機化合物0.7部と構造式(15)の塩基性有機化合物0.3部を混合・溶融後に粉末化したものを添加、混合し、実施例8と同様にして射出成形を行ない、3cm×10cm×0.3cmの帯電防止性ポリプロピレン板を製造した。
以下、実施例8もしくは実施例9と同様にして、ポリプロピレンペレットに対して半極性有機化合物と塩基性有機化合物とを表3のように混合した本発明の内部練り込み型帯電防止剤を添加し、それぞれ、射出成形を行ない、3cm×10cm×0.3cmの帯電防止性ポリプロピレン板を製造した。
実施例8〜13と同様の、ポリプロピレンペレット100部に対して、構造式(2)の半極性有機化合物を単独で1部添加し、実施例8と同様にして射出成形を行ない、3cm×10cm×0.3cmのポリプロピレン板を製造した。
本発明の実施例8〜13及び比較例4と同様のポリプロピレンペレット100部に対して、構造式(15)の塩基性有機化合物を単独で1部添加し、実施例8と同様にして射出成形を行ない3cm×10cm×0.3cmのポリプロピレン板を製造した。
本発明の実施例8〜13および比較例4、5と同様のポリプロピレンペレット100部に対して、本発明の範囲外の下記の構造式(20)の半極性有機化合物0.5部と構造式(18)の塩基性化合物0.5部の混合物を添加し、実施例8と同様にして射出成形を行ない3cm×10cm×0.3cmのポリプロピレン板を製造した。
次いで、1年経過後の表面固有抵抗値と、300gの加重をかけて10分間回転摩擦処理をした時の帯電量を測定した。その結果を表4に示す。
○・・・・ベト付きが無く全体に滑性がある。
△・・・・ベト付きは無いが引っかかる感じがある。
×・・・・ベト付きが見られる。
ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと称する)100部に対して、構造式(2)の半極性有機化合物0.7部と構造式(12)の塩基性有機化合物0.3部を混合してペレット化した後、250℃でニ軸延伸ブロー成形を行ない、厚さ0.1mmの帯電防止性透明PETボトルを製造した。
実施例14と同様にして、PET100部に対して、構造式(2)の半極性有機化合物0.6部と構造式(14)の塩基性有機化合物0.4部を混合させてペレット化した後、250℃でニ軸延伸ブロー成形を行ない、厚さ0.1mmの帯電防止性透明PETボトルを製造した。
実施例14、15と同様にして、PET100部に対して、構造式(7)の半極性有機化合物0.5部と構造式(18)の塩基性有機化合物0.5部を混合させてペレット化した後、250℃でニ軸延伸ブロー成形を行ない、厚さ0.1mmの帯電防止性透明PETボトルを製造した。
実施例14〜16と同様のPET100部に対して、構造式(2)の半極性有機化合物を単独で1部添加して作成したペレットについて、実施例14〜16と同様にしてニ軸延伸ブロー成形を行ない、厚さ0.1mmの透明PETボトルを製造した。
実施例14〜16および比較例7と同様のPET100部に対して、構造式(12)の塩基性有機化合物を単独で1部添加して作成したペレットについて、実施例14〜16および比較例7と同様にしてニ軸延伸ブロー成形を行ない、厚さ0.1mmの透明PETボトルを製造した。
実施例14〜16および比較例7、8と同様のPET100部に対して、構造式(2)の半極性有機化合物0.6部と本発明の範囲外の下記構造式(21)の塩基性有機化合物0.4部を添加して作成したペレットについて、実施例14〜16および比較例7、8と同様にして二軸延伸ブロー成形を行ない、厚さ0.1mmの透明PETボトルを製造した。
○・・・・ベト付きが無く全体に滑性がある。
△・・・・ベト付きは無いが引っかかる感じがある。
×・・・・ベト付きが見られる。
注)※※ 着色性の有無は、次の評価基準にしたがって示した。
○・・・・無色透明である。
△・・・・切断部に黄ばみが見られる。
×・・・・全体に黄ばみがある。
メタクリル酸メチル100部、アゾジイソブチロニトリル0.3部の混合溶液に対して、構造式(2)の半極性有機化合物2部と構造式(17)の塩基性有機化合物1部を添加して溶融混合させた後、120℃で4時間を要してモノマーキャスティング成形を行ない、20cm×20cm×0.15cmの帯電防止性透明アクリル樹脂板を製造した。
実施例17と同様のメタクリル酸メチル100部、アゾジイソブチロニトリル0.3部の混合溶液に対して、構造式(3)の半極性有機化合物1部と構造式(11)の塩基性有機化合物2部を添加し、実施例17と同様にしてモノマーキャスティング成形を行ない、20cm×20cm×0.15cmの帯電防止性透明アクリル樹脂板を製造した。
実施例17、18と同様のメタクリル酸メチル100部、アゾジイソブチロニトリル0.3部の混合溶液に対して、下記構造式(22)の公知のカチオン界面活性剤系内部練り込み型帯電防止剤を3部添加し、実施例17、18と同様にしてモノマーキャスティング成形を行ない、20cm×20cm×0.15cmの透明アクリル樹脂板を製造した。
実施例17、18および比較例10と同様のメタクリル酸メチル100部、アゾジイソブチロニトリル0.3部の混合溶液に対して、構造式(3)の半極性有機化合物を単独で3部添加し、実施例17、18および比較例10と同様にしてモノマーキャスティング成形を行ない、20cm×20cm×0.15cmの透明アクリル樹脂板を製造した。
実施例17、18および比較例10、11と同様のメタクリル酸メチル100部、アゾジイソブチロニトリル0.3部の混合溶液に対して、構造式(11)の塩基性有機化合物を単独で3部添加し、実施例17、18および比較例10、11と同様にしてモノマーキャスティング成形を行ない、20cm×20cm×0.15cmの透明アクリル樹脂板を製造した。
○・・・・全面平滑であり、ベト付きが無い。
△・・・・全面平滑であるが、ベト付きがある。
×・・・・表面が不均一であり、ベト付きがある。
注)※※ 着色性の有無は、次の評価基準にしたがって示した。
○・・・・無色透明である。
△・・・・切断部に黄ばみが見られる。
×・・・・全体に黄ばみがある。
半硬質ポリウレタンペレット100部に対して、構造式(2)の半極性有機化合物1.5部と構造式(12)の塩基性有機化合物1部を混融後にフレーク固体としたものを添加し、混和させた後、190℃で押出し成形を行ない、幅2.5cm、厚さ1cmの角棒を製造した。
実施例19と同様の半硬質ポリウレタンペレット100部に対して、粉末状の構造式(4)の半極性有機化合物2部と粉末状の構造式(16)1部を添加し、混和させた後、実施例19と同様にして押出し成形を行ない、幅2.5cm、厚さ1cmの角棒を製造した。
実施例19、20と同様の半硬質ポリウレタンペレット100部に対して、本発明の範囲外の液状である構造式(20)の半極性有機化合物1.5部と加熱溶融させた構造式(12)の塩基性有機化合物1部を添加し、混和させた後、実施例19、20と同様にして押出し成形を行ない、幅2.5cm、厚さ1cmの角棒を製造した。
実施例19、20および比較例13と同様の半硬質ポリウレタンペレット100部に対して、前記構造式(19)の半極性有機ホウ素高分子化合物1.5部と構造式(12)の塩基性有機化合物1部を混融後にフレーク固体としたものを添加し、混和させた後、実施例19、20および比較例13と同様にして押出し成形行ない幅2.5cm、厚さ1cmの角棒を製造した。
実施例19、20および比較例13、14と同様の半硬質ポリウレタンペレット100部に対して、粉末状の下記構造式(23)の公知の非イオン界面活性剤系内部練り込み型帯電防止剤2部と粉末状の構造式(16)の塩基性有機化合物1部を添加し、混和させた後、実施例19、20および比較例13、14と同様にして押出し成形行ない幅2.5cm、厚さ1cmの角棒を製造した。
それで、比較例13および14のように、単純にB,N型のドナー・アクセプター系を配合させたり、また、比較例15のように、直鎖型の飽和炭化水素基を有する界面活性剤同士の単純複合物を添加する既知の技術の限界を見極め、ドナー成分、アクセプター成分の両方に直鎖型の飽和炭化水素基を連結した構造にした上で結晶性を高めて、ドナー・アクセプター系のイオン伝導機構を非結晶性の半硬質ポリウレタンマトリックス中で作用させるという本発明の技術思想による帯電防止性能の実態を調べたが、表7から明らかなように、本発明の実施例19および20において、性能の優位性が認められ十分に実用可能な領域に到達していると判断された。
Claims (6)
- 分子中に下記構造式(1)にて表される原子団1個と炭素数11〜22の直鎖型飽和炭化水素基を最小限1個有する半極性有機化合物の1種以上と、分子中に塩基性窒素原子団1個と炭素数11〜22の直鎖型飽和炭化水素基を最小限1個有する塩基性有機化合物の1種以上とを均一混合させた組成物よりなることを特徴とする絶縁性高分子製品用ドナー・アクセプターハイブリッド系内部練り込み型帯電防止剤。
- 半極性有機化合物の合計モル数1に対して、塩基性有機化合物の合計モル数0.5〜2.0の範囲で配合した組成物よりなることを特徴とする前記請求項1に記載の内部練り込み型帯電防止剤。
- 半極性有機化合物が直鎖型飽和脂肪酸由来のモノアシルグリセリル残基とホウ酸エステル残基からなる化合物であることを特徴とする前記請求項1に記載の内部練り込み型帯電防止剤。
- 塩基性有機化合物が直鎖型飽和脂肪族アミンまたは直鎖型飽和脂肪族アミンの1〜2モルエチレンオキシド付加体であることを特徴とする前記請求項1に記載の内部練り込み型帯電防止剤。
- 塩基性有機化合物が直鎖型2−ヒドロキシ飽和脂肪族アミンまたは直鎖型2−ヒドロキシ飽和脂肪族アミンの1〜2モルエチレンオキシド付加体であることを特徴とする前記請求項1に記載の内部練り込み型帯電防止剤。
- 塩基性化合物が直鎖型飽和脂肪族アミンの2〜5モルエチレンオキシド付加体と直鎖型飽和脂肪酸とのエステルであることを特徴とする前記請求項1に記載の内部練り込み型帯電防止剤。
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