JP2010230043A - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】パッドリテーナによって、摩擦パッドのガタつき防止や制動解除時の摩擦パッドを引き戻しを図ると共に、クロンク音の発生を抑制する。
【解決手段】パッドリテーナ10に、パッドガイド溝3dのディスク半径方向内側面3fに当接する内側片10fと、摩擦パッド6の耳片6bをディスク半径方向外側に付勢するパッド弾発部10cと、パッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eに当接する外側片10gと、外側片と内側片とを繋ぐ奥側片10hとを設ける。パッド弾発部10cは、内側片10fの反ディスクロータ側に延設した細長片基部を円弧状に屈曲して弾性ループ部10bを形成し、弾性ループ部10bからディスクロータ方向へ延出した細長片先端部をディスク半径方向外側に向けて傾斜させると共に湾曲状に反り返らせる。内側片10fに、ディスク半径方向外側に突出しパッド弾発部10cを支承するリブ10nを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や自動二輪等の車両に用いられる車両用ディスクブレーキに係り、詳しくは、キャリパ支持腕のパッドガイド溝で、摩擦パッドの裏板耳片を支承するパッドリテーナの構造に関する。
従来、摩擦パッドの裏板の両側部にそれぞれ突設している耳片を、一対のキャリパ支持腕に対向形成されたパッドガイド溝に支承させて、摩擦パッドをディスク軸方向へ移動可能に支持するディスクブレーキでは、一般に、パッドガイド溝と耳片との間に金属製の薄板で形成したパッドリテーナを介装している。このパッドリテーナには、前記パッドガイド溝のディスク半径方向内側面に当接する内側片と、該内側片に連続して形成され、摩擦パッドの耳片をディスク半径方向外側に付勢する共に、前記耳片を反ディスクロータ方向に付勢するパッド弾発部とを備えたものがあり、このパッド弾発部は、前記内側片の反ディスクロータ側に延設した細長片の基部を、ディスク半径方向外側からディスクロータ方向へ円弧状に屈曲させて弾性ループを形成し、該弾性ループ部からディスクロータ方向へ延出した前記細長片の先端部をディスク半径方向外側に向けて傾斜させて形成されていた(例えば、特許文献1参照。)。また、上述のように形成したパッド弾発部が、耳片と当接するディスク半径方向外側面にリブを形成し、耳片の摺動抵抗を減少させるようにしたものがあった(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3934063号公報 特開2007−271064号公報
しかし、上述の特許文献1のものでは、摩擦パッドの耳片をリテーナを介してパッドガイド溝に収容した際に、内側片とパッド弾発部の細長片との間に僅かな隙間が生じていた。この僅かな隙間は、通常の走行時に発生する振動程度では、パッド弾発部が耳片をパッドガイド溝のディスク半径方向外側に付勢していることから悪影響を及ぼすことはないが、例えば走行中に段差を乗り越える時のように、車体に通常よりも大きな振動が発生すると、摩擦パッドがこの僅かな隙間分だけディスク半径方向に振動可能となり、耳片がパッドガイド溝のディスク半径方向外側面やディスク半径方向内側面に衝突してクロンク音(衝突音)が発生し易かった。特に、摩擦パッドの振動によって耳片がディスク半径方向内側に移動した際に、リテーナの内側片とパッド弾発片とが面当たりした状態になると、内側片とパッド弾発片とを介して耳片がパッドガイド溝のディスク半径方向内側面に衝突し、クロンク音が発生し易かった。
また、特許文献2のものでは、パッド弾発部のディスク半径方向外側面にリブを形成しているが、摩擦パッドの振動によって耳片がディスク半径方向内側に移動した際には、リテーナの受け片とパッド弾発片とが面当たりした状態となることから、クロンク音が発生していた。また、パッド弾発片の長手方向にリブを設けることから、パッド弾発片を湾曲状に形成し難く、摩擦パッドを反ディスクロータ側に付勢する付勢力が弱くなる虞があった。
そこで本発明は、パッドリテーナによって、摩擦パッドのガタつきの防止や、制動解除時の摩擦パッドを引き戻しを図ることができると共に、クロンク音の発生を抑制することのできる車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキは、車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、該キャリパ支持腕に、ディスク半径方向外側面とディスク半径方向内側面と当該両側面を結ぶ対向面とを有するコ字状のパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配置される摩擦パッドの裏板両側部にそれぞれ突設した耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝にそれぞれ支承し、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータ両側のパッドガイド溝に敷設される一対のリテーナ部と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部を繋ぐ連結片と、前記耳片を反ディスクロータ側に付勢すると共に、ディスク半径方向外側に付勢するパッド弾発部とを備えている車両用ディスクブレーキにおいて、前記リテーナ部は、前記パッドガイド溝のディスク半径方向内側面に沿って配置される内側片と、前記パッドガイド溝のディスク半径方向外側面に沿って配置される外側片と、該外側片と前記内側片とをパッドガイド溝の奥部側で繋いで前記対向面に沿って配置される奥側片とを備え、前記パッド弾発部は、前記内側片の反ディスクロータ側に延設した細長片の基部を、ディスク半径方向外側からディスクロータ方向へ円弧状に屈曲させて弾性ループ部を形成し、該弾性ループ部からディスクロータ方向へ延出した前記細長片の先端部をディスク半径方向外側に向けて傾斜させるとともに、延出方向に沿って湾曲状に反り返らせて形成し、前記内側片に、ディスク半径方向外側に突出して、前記パッド弾発部を支承可能な突起を設けたことを特徴としている。また、前記突起は、ディスク軸と平行方向に延設されたリブであっても良く、前記リブは、同一の突出高さで形成されると好適である。
本発明の車両用ディスクブレーキによれば、内側片に、ディスク半径方向外側に突出してパッド弾発部を支承可能な突起を設けたことにより、パッドガイド溝に摩擦パッドの耳片を装着した状態で、内側片の突起とパッド弾発部との間の隙間を無くす、あるいは、この突起を設けていないものと比較してより僅かな隙間にすることができるので、車体に通常よりも大きな振動が発生しても摩擦パッドがディスク半径方向に振動し難く、クロンク音の発生を抑制することができる。また、突起とパッド弾発部との間に微少な隙間がある場合、摩擦パッドが振動によってディスクブレーキ半径方向内側に移動しても内側片とパッド弾発部とが面同士で衝突することがないので、耳片が内側片とパッド弾発部とを介してパッドガイド溝のディスク半径方向内側面に衝突する衝撃が減衰され、クロンク音の発生を抑制することができる。さらに、パッド弾発部は、弾性ループ部からディスクロータ方向へ延出した細長片の先端部をディスク半径方向外側に向けて傾斜させるとともに、延出方向に沿って湾曲状に反り返らせて形成することから、摩擦パッドのライニングが摩耗して摩擦パッドの位置がディスクロータ側に移動しても、制動解除時に摩擦パッドを確実に引き戻すことができる。
また、前記突起を、ディスク軸と平行方向に延設されたリブで形成し、さらに、このリブの突出高さを同一にしたことにより、摩擦パッドのライニングが摩耗して、摩擦パッドの位置がディスクロータ側に移動しても、リブとパッド弾発部との間の隙間を無くす、あるいは、このリブを設けていないものと比較してより僅かな隙間しか形成されない状態を維持できるので、クロンク音の発生を抑制できる。
本発明の第1形態例を示すディスクブレーキの要部拡大断面図である。 図6のII-II断面図である。 同じくパッドリテーナの斜視図である。 同じくディスクブレーキの一部断面背面図である。 図6のV-V断面図である。 同じくディスクブレーキの正面図である。 同じくパッドリテーナをパッドガイド溝に取り付けた状態の説明図である。 本発明の第2形態例を示すリテーナの斜視図である。 本発明の第3形態例を示すパッドリテーナをパッドガイド溝に取り付けた状態の説明図である。
図1乃至図6は本発明の車両用ディスクブレーキの第1形態例を示す図で、矢印Aは車両前進時に前輪と一体に回転するディスクロータの回転方向であり、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。
この車両用ディスクブレーキ1は、車輪と一体に回転するディスクロータ2と該ディスクロータ2の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3のキャリパ支持腕3a,3aに、一対のスライドピン4,4を介してディスク軸方向へ移動可能に支持されるキャリパボディ5と、該キャリパボディ5の作用部5aと反作用部5bとの内側で、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド6,6とからなっている。
キャリパボディ5は、ディスクロータ2の両側に配設される上述の作用部5a及び反作用部5bと、これらをディスクロータ2の外縁を跨いで連結するブリッジ部5cとからなっていて、作用部5aには、ディスクロータ2側を開口したシリンダ孔7が設けられている。シリンダ孔7には、有底円筒状のピストン8が収容され、ピストン8は、シリンダ孔底部の液圧室9に供給される圧液によって、シリンダ孔7をディスクロータ方向へ移動するようになっている。また、作用部5aの側部には、車体取付け腕5d,5dが突設されており、各車体取付け腕5dの先端には、それぞれ上述のスライドピン4が、取付けボルトにて突設されている。
キャリパ支持腕3a,3aは、キャリパブラケット3の両側部から、ブリッジ部5cの両側を挟みながらディスクロータ2の外縁をディスク軸方向に跨ぎ、更にディスクロータ2の他側部で、反作用部5bの側壁に沿ってディスク中心方向へ延びる形状となっている。キャリパ支持腕3a,3aの先端部は、タイロッド3bにて連結されていて、制動トルクのかかる両支持腕3a,3aの剛性力を高めている。
各キャリパ支持腕3aには、上述のスライドピン4を収容するガイド孔3cが穿設され、また双方のキャリパ支持腕3a,3aには、ディスクロータ2のそれぞれの側部で互いに向き合う4つのパッドガイド溝3dが設けられている。各パッドガイド溝3dは、ディスク半径方向外側面3eとディスク半径方向内側面3fと両側面3e,3fを結ぶ対向面3gとを有したコ字状に形成され、各摩擦パッド6は、裏板6aの両側部にそれぞれ突出する耳片6b,6bを、ディスク回入側と回出側のパッドガイド溝3d,3dに、それぞれパッドリテーナ10を介して支承される。また、パッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向外側には、前記ディスク半径方向外側面3eと平行方向の取付面3hを有するパッドリテーナ取付部3i,3iがそれぞれ設けられている。
上記パッドリテーナ10は、ディスク回入側又はディスク回出側で、ディスクロータ両側のパッドガイド溝3d,3dに装着される一対のリテーナ部10a,10aと、リテーナ部10a,10aの反ディスクロータ側に設けられた弾性ループ部10b,10bを介してディスクロータ側に延出したパッド弾発部10c,10cと、キャリパ支持腕3aのパッドリテーナ取付部3i,3iの取付面3hに当接する取付片10d,10dと、ディスクロータ2の外縁を跨いで、取付片10d,10dの上部を繋ぐ連結片10eとからなっている。各リテーナ部10aは、摩擦パッド6の耳片6bを挟んでディスク半径方向の内外に向き合う内側片10f及び外側片10gと、これら両片10f,10gをパッドガイド溝3d,3dの奥部で繋ぐ奥側片10hとからなっており、外側片10gと奥側片10hとは直角をなして繋がれている。
各外側片10gには、該外側片10gの溝奥側部10iが、外側片10gの溝開口側部10kよりもディスク半径方向外側に配置されるように段状に折曲して段部10mが形成されている。さらに、外側片10gの溝開口側部10kの先端部をパッドリテーナ取付部3iの先端面に沿って曲げ戻し、パッドリテーナ取付部3iのディスク半径方向外側面方向へ延出させて前記取付片10dを弾性変形可能に形成し、外側に向かって弾性変形した状態の取付片10dと外側片10gとでパッドリテーナ取付部3iを挟持するようにしている。
弾性ループ部10bは、内側片10fから反ディスクロータ方向に延出した細長片を、ディスク半径方向外側からディスクロータ方向へ円弧状に曲げ戻されて形成され、弾性ループ部10bの曲げ戻し端からディスクロータ方向に延出させた細長片の先端側が前記パッド弾発部10cとなっている。パッド弾発部10cは、摩擦パッド6の耳片6bが、ライニング6cの新品時からフル摩耗するまでを移動する距離に足りる長さを有していて、ディスク半径方向外側に向けて漸次傾斜して形成されるとともに、その延出方向に沿って湾曲状に反り返らせて形成されている。
各内側片10fには、ディスク半径方向外側に突出してパッド弾発部10cを支承可能なリブ10nがそれぞれ形成されている。このリブ10nは、ディスク軸と平行な方向に設けられ、全長に亘って同一の突出高さで形成されている。また、外側片10g,10gと奥側片10h,10hの反ディスクロータ側には、差込みガイド片10pがそれぞれ外開きに設けられており、摩擦パッド6の耳片6bを容易に差し込めるようにしている。
このように形成されたパッドリテーナ10は、パッドリテーナ取付部3iに取付片10dと外側片10gとを挿入してキャリパ支持腕3aに取り付けられる。この取付により、各リテーナ部10aの内側片10fと外側片10gとが、各パッドガイド溝3dのディスク半径方向内側面3fとディスク半径方向外側面3eとにそれぞれ当接した状態で装着され、各弾性ループ部10bがキャリパ支持腕3aの反ディスクロータ側にそれぞれ配設されるとともに、各パッド弾発部10cが、弾性ループ部10bからディスクロータ方向に、パッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eに向けて漸次湾曲しながら傾斜した状態でそれぞれ配設される。
さらに、外側片10gに形成された段部10mにより、外側片10gの溝開口側部10kとパッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eとの間に隙間が形成されることから、図7に示されるように、取付片10dの弾性復元力によって外側片10gの溝開口側部10kにディスク半径方向外側に向かう力が加わり、ディスク半径方向外側面3eに当接する溝奥側部10iの溝奥側当接部A1及び溝開口側部10kの溝開口側当接部A2と、ディスク周方向における前記溝奥側当接部A1と前記溝開口側当接部A2との間で取付面3hに当接する取付片10dの取付片側当接部A3との3箇所でパッドリテーナ取付部3iを挟持する状態となり、この力が奥側片10hに作用することにより、奥側片10hのディスク半径方向内側が摩擦パッド6の中心方向に向けて傾斜した状態に配置される。
各摩擦パッド6は、裏板6aの耳片6b,6bがディスク回入・回出側のパッドガイド溝3d,3dに差し込まれ、耳片6b,6bのディスク半径方向外側面をリテーナ部10a,10aの外側片10g,10gに当接させ、耳片6b,6bのディスク半径方向内側面を、パッド弾発部10c,10cに当接させて取り付けられる。これにより、内側片10f,10fとパッド弾発部10c,10cとは、リブ10n,10nとパッド弾発部10c,10cとの間に微少な隙間が形成されるか、あるいは、リブ10n,10nとパッド弾発部10c,10cとが当接した状態となる。さらに、この取り付けにより、弾性ループ部10b,10bが耳片6b,6bの反ディスクロータ側に配設され、摩擦パッド6の脱落が防止される。また、ディスク半径方向内側が摩擦パッド6の中心方向に向けて傾斜した状態で配置された奥側片10h,10hは、耳片6b,6bに押圧されて対向面3g側に弾性変形する。
本形態例は上述のように形成されており、運転者の制動操作によって、昇圧した作動液が液圧室9に供給されると、ピストン8がシリンダ孔7を前進して、作用部5a側の摩擦パッド6を、矢印A方向に回転するディスクロータ2の一側面に押圧する。次にこの反力によって、キャリパボディ5がスライドピン4,4に案内されながら、作用部5a方向へ移動し、反力爪5eが反作用部5b側の摩擦パッド6を、ディスクロータ2の他側面へ押圧する。
このとき、各摩擦パッド6の耳片6b,6bは、ディスク半径方向外側面がリテーナ部10a,10aの外側片10g,10gに案内され、耳片6b,6bのディスク半径方向内側面が、パッド弾発部10c,10cを内側片10f,10f側に押し付けながら、パッドガイド溝3d,3d内を円滑に移動する。パッド弾発部10c,10cは、耳片6b,6bによって、内側片10f,10f側に押し付けられながらも、弾性ループ部10b,10bとパッド弾発部10c,10cの弾発力によって、耳片6b,6bのディスク半径方向内側面を前記パッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向外側面3e,3e側に押圧する。
これにより、耳片6b,6bのディスク半径方向外側面が外側片10g,10gを介してパッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向外側面3e,3eに常時押し付けられるため、制動時に耳片6b,6bがパッドガイド溝3d,3d内でガタつくことがなく、ガタつきによる摩擦パッドの打音を抑え、ブレーキ鳴きを有効に抑制することができる。
さらに、走行中に段差を乗り越える時のように、車体に通常よりも大きな振動が発生すると、各摩擦パッド6は、一時的にパッド弾発部10c,10cの付勢力に抗してディスク半径方向内側に移動し、次いで、パッド弾発部10c,10cの付勢力によってディスク半径方向外側に付勢されることから、耳片6b,6bがパッドリテーナ10の外側片10g,10gを介して、パッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向外側面3e,3eに衝突しようとするが、外側片10gには段部10mにより、前記溝奥側当接部A1と開口側当接部A2との間に隙間が形成されるから、外側片10gが弾性変形して、耳片6b,6bの衝突方向の力が吸収され、クロンク音の発生を防止することができる。
また、内側片10f,10fにパッド弾発部10c,10cを支承するリブ10n,10nが設けられることにより、リブ10n,10nとパッド弾発部10c,10cとの間の隙間を無くす、あるいは、このリブ10n,10nを設けていないものと比較してより僅かな隙間にすることができるので、各摩擦パッド6はディスク半径方向に振動しにくく、クロンク音の発生を抑制することができる。さらに、リブ10n,10nとパッド弾発部との間に、前記より僅かな隙間がある場合、各摩擦パッド6が振動によってディスクブレーキ半径方向内側に移動しても、内側片10f,10fとパッド弾発部10c,10cとが面同士で衝突することがないので、耳片6b,6bが内側片10f,10fとパッド弾発部10c,10cとを介してパッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向内側面3f,3fに衝突する衝撃が減衰され、クロンク音の発生を抑制することができる。
また、リブ10n,10nは、ディスク軸と同一方向に延設されると共に、全長に亘って同一の突出高さで形成されていることから、各摩擦パッド6のライニング6cが摩耗して、摩擦パッド6の位置がディスクロータ側に移動しても、リブ10n,10nとパッド弾発部10c,10cとの間の隙間を無くす、あるいは、このリブ10n,10nを設けていないものと比較してより僅かな隙間しか形成されない状態を維持できるので、ライニング6cが摩耗してもクロンク音の発生を抑制できる。
さらに、ディスク半径方向内側が摩擦パッド6の中心方向に向けて傾斜した状態で配置され、耳片6b,6bにより弾性変形したパッドリテーナ10の奥側片10h,10hにより、耳片6b,6bは対向するパッドガイド溝方向に付勢され、例えば、車両の前進と後進とを切り替える際のように、各摩擦パッド6にディスク周方向に移動する力が作用することがあっても、耳片6b,6bが奥側片10h,10hを介してパッドガイド溝3d,3dの対向面3g,3gに衝突することを抑制でき、クロンク音の発生を防止することができる。このように、車体に通常よりも大きな振動が発生しても、パッドリテーナ10によって耳片6bの衝突方向の力を吸収でき、クロンク音の発生を抑制することができる。特に、外側片10g,10gに段部10mを設けるだけ、また、内側片10f,10fにリブ10n,10nを設けるだけの簡単な構造でクロンク音の発生の抑制が図れることから、コストが嵩む虞がない。
一方、上述の制動操作を解除して、ピストン8と反力爪5eとが制動開始前の位置へ後退すると、弾性ループ部10b,10bとパッド弾発部10c,10cが、初期の形状に復帰しようとするため、パッド弾発部10c,10cに当接している耳片6b,6bを反ディスクロータ側へ押圧し、各摩擦パッド6をディスクロータ2の側面から強制的に離間させる。これにより、各摩擦パッド6の引き摺りを防止し、ディスクロータ2の摩耗により発生するジャダの抑制や、ブレーキ鳴きの抑制を有効に図ることができる。
また、摩擦パッド6のライニング6cが摩耗してくると、摩擦パッド6は、徐々にディスクロータ2側へ進出し、耳片6b,6bが、パッド弾発部10c,10cの先端側に当接するため、弾性ループ部10b,10bからの弾発力は低下するものの、パッド弾発部10c,10cが、延出方向に沿って湾曲状に反り返らせて形成されていることから、この低下した弾発力を補うことができ、ライニング6cの摩耗状態に関わらず、摩擦パッド6を確実にディスクロータ2の側面から離間させ、摩擦パッドのガタつきを抑えることができる。
さらに、摩擦パッド6をキャリパブラケット3のキャリパ支持腕3a,3aに仮組する際に、弾性ループ部10b,10bが耳片6b,6bの反ディスクロータ側に配設されることにより、パッド弾発部10c,10cによって、耳片6b,6bが反ディスクロータ側へ押圧されても、弾性ループ部10b,10bが耳片6b,6bの反ディスクロータ側に当接し、摩擦パッド6がキャリパブラケット3から脱落することを防止でき、摩擦パッド6の組み付け性を向上させることができる。
図8及び図9は本発明の他の形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図8は本発明の第2形態例を示すもので、本形態例のパッドリテーナ20は、各内側片10fにパッド弾発部10cを支承する3個の突起20aがそれぞれディスク軸と平行方向に等間隔で、且つ、同一の突出高さで形成されている。このような突起20aによっても、クロンク音の発生を抑制することが可能である。
図9は本発明の第3形態例を示し、本形態例のパッドリテーナ30の各リテーナ部10aは、摩擦パッド6の耳片6bを挟んでディスク半径方向の内外に向き合う内側片10f及び外側片10gと、これら両片10f,10gをパッドガイド溝3d,3dの奥部で繋ぐ奥側片30aとを有し、奥側片30aは外側片10gに対して鋭角αに連続するように形成されている。
このパッドリテーナ30を、パッドリテーナ取付部3iに取付片10dと外側片10gとを挿入してキャリパ支持腕3aに取り付けると、第1形態例と同様に、取付片10dの弾性復元力によって外側片10gの溝開口側部10kにディスク半径方向外側に向かう力が加わり、ディスク半径方向外側面3eに当接する溝奥側部10iの溝奥側当接部A1及び溝開口側部10kの溝開口側当接部A2と、ディスク周方向における前記溝奥側当接部A1と前記溝開口側当接部A2との間で取付面3hに当接する取付片10dの取付片側当接部A3との3箇所でパッドリテーナ取付部3iを挟持する状態となり、この力が奥側片30aに作用するとともに、奥側片30aが外側片10gに対して鋭角αに連続するように形成されていることから、奥側片30aのディスク半径方向内側が摩擦パッド6の中心方向に向けて大きく傾斜した状態となる。これにより、耳片6b,6bを対向するパッドガイド溝方向に付勢する付勢力を強くすることができる。
なお、本発明は上述の各形態例に限るものではなく、内側片に設けられるパッド弾発部を支承可能な突起は、内側片とパッド弾発部との隙間を小さくでき、面当たりを防止できるものであれば、どのような形状でもよく、リブを複数本形成したり、少なくとも1個の突起を形成したものでもよい。また、パッドリテーナの外側片に段部を形成するものに限らず、リブや突起等、耳片の衝突方向の力を吸収できるものを設けてもよい。さらに、連結片や取付片の形状や、差し込みガイド片の形状及び形成箇所は任意であり、また、奧側片がパッドガイド溝の対向面に当接して配置されるものでもよい。
1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、3a…キャリパ支持腕、3b…タイロッド、3c…ガイド孔、3d…パッドガイド溝、3e…ディスク半径方向外側面、3f…ディスク半径方向内側面、3g…対向面、3h…取付面、3i…パッドリテーナ取付部、4…スライドピン、5…キャリパボディ、5a…作用部、5b…反作用部、5c…ブリッジ部、5d…車体取付け腕、6…摩擦パッド、6a…裏板、6b…耳片、6c…ライニング、7…シリンダ孔、8…ピストン、9…液圧室、10…パッドリテーナ、10a…リテーナ部、10b…弾性ループ部、10c…パッド弾発部、10d…取付片、10e…連結片、10f…内側片、10g…外側片、10h…奥側片、10i…溝奥側部、10k…溝開口側部、10m…段部、10n…リブ、10p…差込みガイド片、20…パッドリテーナ、20a…突起、30…パッドリテーナ、30a…奥側片

Claims (3)

  1. 車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、該キャリパ支持腕に、ディスク半径方向外側面とディスク半径方向内側面と当該両側面を結ぶ対向面とを有するコ字状のパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配置される摩擦パッドの裏板両側部にそれぞれ突設した耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝にそれぞれ支承し、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータ両側のパッドガイド溝に敷設される一対のリテーナ部と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部を繋ぐ連結片と、前記耳片を反ディスクロータ側に付勢すると共に、ディスク半径方向外側に付勢するパッド弾発部とを備えている車両用ディスクブレーキにおいて、前記リテーナ部は、前記パッドガイド溝のディスク半径方向内側面に沿って配置される内側片と、前記パッドガイド溝のディスク半径方向外側面に沿って配置される外側片と、該外側片と前記内側片とをパッドガイド溝の奥部側で繋いで前記対向面に沿って配置される奥側片とを備え、前記パッド弾発部は、前記内側片の反ディスクロータ側に延設した細長片の基部を、ディスク半径方向外側からディスクロータ方向へ円弧状に屈曲させて弾性ループ部を形成し、該弾性ループ部からディスクロータ方向へ延出した前記細長片の先端部をディスク半径方向外側に向けて傾斜させるとともに、延出方向に沿って湾曲状に反り返らせて形成し、前記内側片に、ディスク半径方向外側に突出して、前記パッド弾発部を支承可能な突起を設けたことを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
  2. 前記突起は、ディスク軸と平行方向に延設されたリブであることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
  3. 前記リブは、同一の突出高さで形成されていることを特徴とする請求項2記載の車両用ディスクブレーキ。
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