JP2014228083A - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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【課題】車体に通常よりも大きな振動が発生した際に、摩擦パッドのガタ付きを抑制し、クロンク音の発生を抑制することができる車両用ディスクブレーキを提供する。【解決手段】パッドリテーナ10のパッド弾発片10hの先端側に、摩擦パッド6の耳片6bを支承する第1耳片支承部10jを、第1耳片支承部10jよりも奥側片側に、ディスク半径方向外側に突出し、耳片6bがディスク半径方向内側に移動した際に、耳片6bに当接して、第1耳片支承部10jとともに耳片6bを支承する第2耳片支承部10kをそれぞれ設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や自動二輪車等の車両に用いられる車両用ディスクブレーキに関し、詳しくは、キャリパ支持腕のパッドガイド溝に配置され、摩擦パッドの裏板の耳片を支承するパッドリテーナの構造に関する。
従来、摩擦パッドの裏板の両側部にそれぞれ突設している耳片を、キャリパブラケットのキャリパ支持腕に形成されたパッドガイド溝に支承させて、摩擦パッドをディスク軸方向へ移動可能に吊持する車両用ディスクブレーキでは、パッドガイド溝と耳片との間に金属製の薄板で形成したパッドリテーナを介装し、異音の発生を防止するようにしている。 このパッドリテーナとして、パッドガイド溝に装着される一対のリテーナ部と、ディスクロータの外縁を跨いで、一対のリテーナ部を繋ぐ連結片と、摩擦パッドを反ディスクロータ方向に付勢するパッド戻し部とを備えたものがあり、リテーナ部は、摩擦パッドの耳片を挟んでディスク半径方向内外に対向する外側片とパッド弾発片と、パッド弾発片と外側片とを繋ぐ奥側片とを備え、パッド弾発片で、摩擦パッドの耳片をディスク半径方向外側に付勢し、耳片をパッドガイド溝のディスク半径方向外側面に常時押し付けることにより、摩擦パッドのガタ付きの抑制を図ったものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4713651号公報
しかし、上述の特許文献1のものでは、通常の走行時には摩擦パッドのガタ付きが抑えられ、クロンク音(衝突音)の発生を防止することができるものの、例えば、走行中に段差を乗り越える時など、車体に通常よりも大きな振動が発生した際に、摩擦パッドがディスク半径方向に振動して、耳片がパッドガイド溝に衝突し、クロンク音が発生する虞があった。
そこで本発明は、車体に通常よりも大きな振動が発生した際に、摩擦パッドのガタ付きを抑制し、クロンク音の発生を抑制できる車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキは、車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、該キャリパ支持腕に、ディスク半径方向外側面とディスク半径方向内側面と当該両側面を結ぶ対向面とを有するコ字状のパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配置される一対の摩擦パッドの裏板両側部にそれぞれ突設した耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝にそれぞれ支承し、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータ両側のパッドガイド溝に装着される一対のリテーナ部と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部を繋ぐ連結片とを備えた車両用ディスクブレーキにおいて、前記リテーナ部は、前記パッドガイド溝のディスク半径方向外側面に沿って配置される外側片と、前記対向面に沿って配置される奥側片と、該奥側片のディスク半径方向内側端部からディスク半径方向外側に向けて傾斜させて延設されるパッド弾発片とを備え、該パッド弾発片は、先端側に前記耳片を支承する第1耳片支承部を、該第1耳片支承部よりも奥側片側に、ディスク半径方向外側に突出し、前記耳片がディスク半径方向内側に移動した際に、前記耳片に当接して、前記第1耳片支承部とともに前記耳片を支承する第2耳片支承部をそれぞれ設けたことを特徴としている。
また、前記パッドリテーナは、前記摩擦パッドを反ディスクロータ側に付勢するパッド戻し部を備えていると好ましい。さらに、前記第2耳片支承部は、ディスク軸と平行に形成されたリブであると好適である。また、前記パッド弾発片は、基端側から先端側に向けて、ディスク半径方向内側に向けて傾斜して突出し、先端が前記ディスク半径方向内側面に当接する舌片部を備えていると好ましい。
本発明の車両用ディスクブレーキによれば、通常の走行時では、パッドリテーナの第1耳片支承部で摩擦パッドの耳片を支承した状態で、パッド弾発片により耳片をディスク半径方向外側に付勢し、耳片をパッドガイド溝のディスク半径方向外側面に常時押し付けることにより、摩擦パッドのガタ付き防止を図ることができ、クロンク音の発生を抑制することができる。さらに、走行中に段差を乗り越える時など、車体に通常よりも大きな振動が発生した際には、耳片が第2耳片支承部と当接することにより、第1耳片支承部と第2耳片支承部の2箇所で耳片を支承して、耳片がパッドガイド溝のディスク半径方向内側面に衝突することを抑制でき、クロンク音の発生を抑制することができる。
また、パッドリテーナに、摩擦パッドを反ディスクロータ側に付勢するパッド戻し部を設けたことにより、制動解除時に摩擦パッドを安定した状態でディスクロータの側面から離間させることができる。
さらに、第2耳片支承部を、ディスク軸と平行なリブで形成したことにより、第2耳片支承部を簡単に形成することができる。
また、パッド弾発片に、基端側から先端側に向けて、ディスク半径方向内側に向けて傾斜して突出し、先端が前記ディスク半径方向内側面に当接する舌片部を設けたことにより、車体に通常よりも大きな振動が発生した際に、パッド弾発片に掛かる荷重を舌片部でも受けることができることから、クロンク音の発生をより確実に抑制することができる。また、通常の走行時においても、パッド弾発片に掛かる荷重を舌片部でも受けることから、パッド弾発片で耳片を確実にディスク半径方向外側に付勢することができ、摩擦パッドのガタ付きを確実に抑制することができる。
本発明の一形態例を示す車両用ディスクブレーキの要部拡大図である。 同じく車体に通常よりも大きな振動が発生した際の車両用ディスクブレーキの要部拡大図である。 同じくパッドリテーナの斜視図である。 同じく車両用ディスクブレーキの正面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの一部断面背面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの一部断面平面図である。 図4のVII-VII断面図である。 図4のVIII-VIII断面図である。
図1乃至図8は本発明の車両用ディスクブレーキの一形態例を示す図で、矢印Aは車両前進時に前輪と一体に回転するディスクロータの回転方向であり、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。
この車両用ディスクブレーキ1は、車輪と一体に回転するディスクロータ2と該ディスクロータ2の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3のキャリパ支持腕3a,3aに、一対のスライドピン4,4を介してディスク軸方向へ移動可能に支持されるキャリパボディ5と、該キャリパボディ5の作用部5aと反作用部5bとの内側で、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド6,6とを備えている。
キャリパボディ5は、ディスクロータ2の両側に配設される上述の作用部5a及び反作用部5bと、これらをディスクロータ2の外縁を跨いで連結するブリッジ部5cとからなっていて、作用部5aには、ディスクロータ2側を開口したシリンダ孔5dが設けられている。シリンダ孔5dには、有底円筒状のピストン7が収容され、ピストン7は、シリンダ孔底部の液圧室8に供給される液圧によって、シリンダ孔5dをディスクロータ方向へ移動するようになっている。また、作用部5aのディスク回転方向両側部には、車体取付腕5e,5eが突設されており、各車体取付腕5eの先端には、それぞれ上述のスライドピン4が、取付ボルト9を介して突設されている。
キャリパ支持腕3a,3aは、キャリパブラケット3のディスク回転方向両側部から、ブリッジ部5cの両側を挟みながらディスクロータ2の外縁をディスク軸方向に跨ぎ、更にディスクロータ2の他側部で、反作用部5bの側壁に沿ってディスク中心方向へ延びる形状となっていて、キャリパ支持腕3a,3aの先端部は、タイロッド3bにて連結されている。
各キャリパ支持腕3aには、上述のスライドピン4を収容するガイド孔3cが設けられると共に、ディスクロータ2のそれぞれの側部で互いに向き合う4つのパッドガイド溝3d,3dが設けられている。各パッドガイド溝3dは、ディスク半径方向外側面3eとディスク半径方向内側面3fと両側面3e,3fを結ぶ対向面3gとを有するコ字状に形成され、各摩擦パッド6は、裏板6aの両側部にそれぞれ突出した耳片6b,6bを、ディスクロータ回入側と回出側のパッドガイド溝3d,3dに、それぞれパッドリテーナ10を介して支承される。また、パッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向外側には、前記ディスク半径方向外側面3eと平行方向の取付面3hを有するパッドリテーナ取付部3i,3iがそれぞれ設けられている。
各摩擦パッド6は、裏板6aの両側部に前記耳片6b,6bが突設され、また、裏板6aの一側面にはライニング6cが貼着されている。耳片6b,6bは、双方のディスク回転方向外側面6d,6dを、ディスク半径方向外側の突出長さが、ディスク半径方向内側の突出長さよりも短くなる段付き形状に形成している。
上記パッドリテーナ10は、ディスク回入側又はディスク回出側で、ディスクロータ両側のパッドガイド溝3d,3dに装着される一対のリテーナ部10a,10aと、リテーナ部10a,10aの反ディスクロータ側に設けられた弾性ループ部10b,10bを介してディスクロータ側に延出したパッド戻し部10c,10cと、キャリパ支持腕3aのパッドリテーナ取付部3i,3iの取付面3hに当接する取付片10d,10dと、ディスクロータ2の外縁を跨いで、取付片10d,10dの上部を繋ぐ連結片10eとからなっている。
各リテーナ部10aは、パッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eに沿って配置される外側片10fと、対向面3gに沿って配置される奥側片10gと、該奥側片10gのディスクロータの半径方向内側端部からディスク半径方向外側に向けて傾斜させて延設されるパッド弾発片10hとを備えていて、外側片10fと奥側片10gとは直角に連結されている。
パッド弾発片10hは、基端部のディスク軸方向中央部に、基端側から先端側に向けて、ディスク半径方向内側に向けて傾斜して突出し、先端がディスク半径方向内側面3fに当接する舌片部10iが切り起こして形成されている。さらに、パッド弾発片10hの先端側には、ディスク半径方向外側に向けて凸状に湾曲し、耳片6bのディスク半径方向内側面6eを支承する第1耳片支承部10jが形成され、該第1耳片支承部10jよりも奥側片側には、ディスク半径方向外側に突出し、耳片6bがディスク半径方向内側に移動した際に、耳片6bに当接するディスク軸と平行なリブ状の第2耳片支承部10kが形成されている。また、外側片10fと奥側片10gの反ディスクロータ側には、差し込みガイド片10mがそれぞれ外開きに設けられており、摩擦パッド6の耳片6bを容易に差し込めるようになっており、さらに、奥側片10gのディスクロータ側には、キャリパ支持腕3aのディスクロータ側面に当接する位置決め片10nが設けられている。
弾性ループ部10bは、奥側片10gのディスク半径方向外側から、反ディスクロータ方向に延出した細長片をディスクロータ側に円弧状に曲げ戻して形成され、弾性ループ部10bの曲げ戻し端からディスクロータ方向に延出させた細長片の先端側が前記パッド戻し部10cとなっている。パッド戻し部10cは、摩擦パッド6の耳片6bが、ライニング6cの新品時からフル摩耗するまでを移動する距離に足りる長さを有していて、反奥側片方向に向けて漸次傾斜して形成されると共に、その延出方向に沿って湾曲状に反り返して形成されている。
取付片10dは、外側片10fの先端部から、パッドリテーナ取付部3iの先端面に沿って曲げ戻し、パッドリテーナ取付部3iのディスク半径方向外側面方向へ延出させて弾性変形可能に形成され、外側に向かって弾性変形させた状態の取付片10dと外側片10fとでパッドリテーナ取付部3iを挟持するようにしている。
このように形成されたパッドリテーナ10は、パッドリテーナ取付部3iに取付片10dと外側片10fとを挿入し、位置決め片10nをキャリパ支持腕3aのディスクロータ側面に当接させた状態で、キャリパ支持腕3aに取り付けられる。この取り付けにより、各リテーナ部10aの外側片10fが、各パッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eにそれぞれ当接し、舌片部10iの先端がディスク半径方向内側面3fに当接した状態でそれぞれ装着される。さらに、各弾性ループ部10bがキャリパ支持腕3aの反ディスクロータ側にそれぞれ配設されると共に、各パッド戻し部10cが、弾性ループ部10bからディスクロータ方向に向けて漸次湾曲しながら傾斜した状態でそれぞれ配置される。
各摩擦パッド6は、裏板6aの耳片6b,6bがディスク回入・回出側のパッドガイド溝3d,3dの反ディスクロータ側から、弾性ループ部10b,10bとパッド戻し部10c,10cとを弾性変形させながらパッドガイド溝3d,3dに挿入される。耳片6bをパッドガイド溝3dに挿入した後の状態では、図1に示されるように、耳片6bのディスク回転方向外側面6dのディスク半径方向外側部分がパッド戻し部10cと当接し、該パッド戻し部10cを奥側片側へ押圧した状態となっている。また、耳片6bのディスク半径方向内側面6eが第1耳片支承部10jに支承され、耳片6bのディスク半径方向内側面6eと第2耳片支承部10kとの間には、隙間E1が形成され、弾発片10hとパッドガイド溝3dのディスク半径方向内側面3fとの間には隙間E2が形成されている。さらに、耳片6bはパッド弾発片10hの弾発力により、ディスク半径方向外側に付勢され、耳片6bのディスク半径方向外側面6fがパッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eに押し付けられた状態となっている。
本形態例は上述のように形成されており、運転者の制動操作によって、昇圧した作動液が液圧室8に供給されると、ピストン7がシリンダ孔5dを前進して、作用部5a側の摩擦パッド6を、矢印A方向に回転するディスクロータ2の一側面に押圧する。次にこの反力によって、キャリパボディ5がスライドピン4,4に案内されながら、作用部方向へ移動し、反力爪5fが反作用部側の摩擦パッド6をディスクロータ2の他側面に押圧する。
このとき、各摩擦パッド6の耳片6b,6bは、ディスク半径方向内側面6e,6eが、第1耳片支承部10j,10jに支承され、パッド弾発片10h,10hによりディスク半径方向外側に付勢された状態で、ディスク半径方向外側面6f,6fが、パッドリテーナ10の外側片10f,10fに案内されながら、パッドガイド溝3d,3d内を円滑に移動する。また、この移動に伴って、耳片6b,6bが弾性ループ部10b,10bを変形させながら、パッド戻し部10c,10cを奥側片10g側に押し付ける。このとき、舌片部10i,10iの先端が、パッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向内側面3f,3fに当接していることから、パッド弾発片10h,10hに掛かる荷重を舌片部10i,10iでも受けることができ、第1耳片支承部10j,10jがディスク半径方向内側面側に押圧されながらも、パッド弾発片10h,10hが耳片6b,6bをディスク半径方向外側に確実に付勢し、耳片6b,6bが、パッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向外側面3e,3eに常時押し付けられるため、制動時に耳片6b,6bがパッドガイド溝3d,3d内でガタ付くことがなく、ガタ付きによるクロンク音の発生を防止することができる。
一方、上述の制動操作を解除して、ピストン7と反力爪5fとが制動開始時の位置へ後退すると、弾性ループ部10b,10bとパッド戻し部10c,10cが、初期の形状に復帰しようとするため、パッド戻し部10c,10cに当接している耳片6b,6bを反ディスクロータ側へ押圧し、各摩擦パッド6をディスクロータ2の側面から強制的に離間させる。これにより、各摩擦パッド6の引き摺りを防止し、ディスクロータ2の摩耗により発生するジャダの抑制や、ブレーキ鳴きの抑制を図ることができる。
さらに、例えば、走行中に段差を乗り越える時など、車体に通常よりも大きな振動が発生した際には、摩擦パッド6がディスク半径方向に振動して、耳片6b,6bがディスク半径方向内側に移動することがあるが、このとき、耳片6b,6bは、図2に示されるように、ディスク半径方向内側面6e,6eが第2耳片支承部10k,10kと当接し、耳片6b,6bが第1耳片支承部10j,10jと第2耳片支承部10k,10kとで支承され、さらに、パッド弾発片10hに掛かる荷重を舌片部10i,10iでも受けることができることから、耳片6b,6bのディスク半径方向内側面6e,6eがパッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向内側面3f,3fに衝突して、クロンク音を発生させることを抑制ができる。
なお、本発明は上述の形態例に限るものではなく、パッドリテーナのパッド弾発片に舌片部を設けていないものでも良く、さらに、パッド戻し部及び弾性ループ部を設けていないものでも良い。また、第2耳片支承部は、複数の突起をディスク軸と平行に設けたものでも良い。さらに、弾性ループ部やパッド戻し部は、奥側片に連続して設けるものに限らず、パッド弾発片に連続して設けたものでも良い。また、パッドリテーナの連結片や取付片の形状及び、差し込みガイド片や位置決め片の形状や個数は、任意である。さらに、摩擦パッドの耳片の形状も、弾性ループ部やパッド戻し部の形状や形成位置に応じて任意の形状とすることができる。
1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、3a…キャリパ支持腕、3b…タイロッド、3c…ガイド孔、3d…パッドガイド溝、3e…ディスク半径方向外側面、3f…ディスク半径方向内側面、3g…対向面、3h…取付面、3i…パッドリテーナ取付部、4…スライドピン、5…キャリパボディ、5a…作用部、5b…反作用部、5c…ブリッジ部、5d…シリンダ孔、5e…車体取付腕、5f…反力爪、6…摩擦パッド、6a…裏板、6b…耳片、6c…ライニング、6d…ディスク回転方向外側面、6e…ディスク半径方向内側面、6f…ディスク半径方向外側面、7…ピストン、8…液圧室、9…取付ボルト、10…パッドリテーナ、10a…リテーナ部、10b…弾性ループ部、10c…パッド戻し部、10d…取付片、10e…連結片、10f…外側片、10g…奥側片、10h…パッド弾発片、10i…舌片部、10j…第1耳片支承部、10k…第2耳片支承部、10m…差し込みガイド片、10n…位置決め片

Claims (4)

  1. 車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、該キャリパ支持腕に、ディスク半径方向外側面とディスク半径方向内側面と当該両側面を結ぶ対向面とを有するコ字状のパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配置される一対の摩擦パッドの裏板両側部にそれぞれ突設した耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝にそれぞれ支承し、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータ両側のパッドガイド溝に装着される一対のリテーナ部と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部を繋ぐ連結片とを備えた車両用ディスクブレーキにおいて、前記リテーナ部は、前記パッドガイド溝のディスク半径方向外側面に沿って配置される外側片と、前記対向面に沿って配置される奥側片と、該奥側片のディスク半径方向内側端部からディスク半径方向外側に向けて傾斜させて延設されるパッド弾発片とを備え、該パッド弾発片は、先端側に前記耳片を支承する第1耳片支承部を、該第1耳片支承部よりも奥側片側に、ディスク半径方向外側に突出し、前記耳片がディスク半径方向内側に移動した際に、前記耳片に当接して、前記第1耳片支承部とともに前記耳片を支承する第2耳片支承部をそれぞれ設けたことを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
  2. 前記パッドリテーナは、前記摩擦パッドを反ディスクロータ側に付勢するパッド戻し部を備えていることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
  3. 前記第2耳片支承部は、ディスク軸と平行に形成されたリブであることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ディスクブレーキ。
  4. 前記パッド弾発片は、基端側から先端側に向けて、ディスク半径方向内側に向けて傾斜して突出し、先端が前記ディスク半径方向内側面に当接する舌片部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキ。
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