JP5213818B2 - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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本発明は、自動車や自動二輪等の車両に用いられる車両用ディスクブレーキに係り、詳しくは、キャリパ支持腕のパッドガイド溝で、摩擦パッドの裏板耳片を支承するパッドリテーナの構造に関する。
従来、摩擦パッドの裏板の両側部にそれぞれ突設している耳片を、一対のキャリパ支持腕に対向形成されたパッドガイド溝に支承させて、摩擦パッドをディスク軸方向へ移動可能に支持するディスクブレーキでは、一般に、パッドガイド溝と耳片との間に金属製の薄板で形成したパッドリテーナを介装している。このパッドリテーナには、パッドガイド溝のディスク半径方向外側面に付勢する弾発部を備えたものがあり、この弾発部によって、摩擦パッドのガタ付きの抑制を図るものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−46597号公報
上述の特許文献1のものでは、パッドリテーナによって、摩擦パッドの耳片の摺動抵抗の低減や、ガタ付きを抑制することができ、通常の走行時に発生する振動では、摩擦パッドの耳片を、パッドリテーナの弾発部の付勢力によって所定の位置に安定して保持することができる。しかし、例えば走行中に段差を乗り越える時のように、車体に通常よりも大きな振動が発生すると、パッドリテーナの弾発部とパッドガイド溝のディスク半径方向内側面との間に隙間があることから、一時的に摩擦パッドがパッドリテーナの付勢力に抗してディスク半径方向内側に移動し、次いで、パッドリテーナの付勢力によってディスク半径方向外側に付勢され、耳片がパッドリテーナを介してパッドガイド溝のディスク半径方向外側面やディスク半径方向内側面に衝突し、クロンク音(衝突音)が発生することがあった。
そこで本発明は、パッドリテーナによって、摩擦パッドのガタ付きを抑制すると共に、クロンク音の発生を防止することのできる車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキは、車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、該キャリパ支持腕に、ディスク半径方向外側面とディスク半径方向内側面と当該両側面を結ぶ対向面とを有するコ字状のパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配置される摩擦パッドの裏板両側部にそれぞれ突設した耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝にそれぞれ支承し、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータ両側のパッドガイド溝に装着される一対のリテーナ部と、該リテーナ部に形成され、前記摩擦パッドをディスク半径方向外側に付勢するパッド弾発片と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部を繋ぐ連結片とを備えた車両用ディスクブレーキにおいて、前記パッドガイド溝のディスク半径方向外側に、ディスク半径方向外側面に平行な方向の取付面を有するパッドリテーナ取付部を設け、前記リテーナ部は、前記パッドガイド溝のディスク半径方向外側面に沿って配置される外側片と、前記パッドガイド溝の対向面に沿って配置される奥側片と、該奥側片のディスク半径方向内端部からディスク半径方向外側に向けて漸次傾斜させて延設されるパッド弾発片とを備え、前記外側片に、前記外側片の溝開口側部よりも溝奥側部がディスク半径方向外側に配置されるように段状に折曲した段部を形成するとともに、前記パッド弾発片に、ディスク半径方向内側に突出し、前記パッドガイド溝のディスク半径方向内側面に当接する突部を形成し、前記パッドリテーナは、前記ディスク半径方向外側面に当接する前記外側片の溝奥側部の溝奥側当接部及び溝開口側部の溝開口側当接部と、ディスク周方向における前記溝奥側当接部と前記溝開口側当接部との間で前記取付面に当接する取付片の取付片側当接部との3箇所で前記パッドリテーナ取付部を挟持することを特徴とし、また、前記パッド弾発片は、前記パッドガイド溝の半径方向内側面に沿って前記パッドガイド溝から突出させており、さらに、前記突部は、前記パッド弾発片のディスク軸と平行な方向のリブであっても良く、また、少なくとも1個の突起であっても良い。
本発明の車両用ディスクブレーキによれば、パッド弾発片に設けたディスク半径方向内側に突出する突部によって、パッド弾発片とパッドガイド溝のディスク半径方向内側面との間の隙間を小さくし、或いは、無くすことができるので、車体に通常よりも大きな振動が発生することがあっても、摩擦パッドがディスク半径方向に振動し難く、クロンク音の発生を抑制できる。また、突部をパッド弾発片のディスク軸と平行な方向に延びるリブや、少なくとも1つの半球状の突起で形成することから、簡易な構成で突部を形成することができる。
本発明の第1形態例を示すディスクブレーキの要部拡大断面図である。 同じくパッドリテーナをパッドガイド溝に取り付けた状態の説明図である。 同じくパッドリテーナの斜視図である。 同じくディスクブレーキの一部断面背面図である。 図7のV-V断面図である。 図7のVI−VI断面図である。 同じくディスクブレーキの正面図である。 本発明の第2形態例を示すパッドリテーナの斜視図である。
図1乃至図7は本発明の車両用ディスクブレーキの一形態例を示す図で、矢印Aは車両前進時に前輪と一体に回転するディスクロータの回転方向であり、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。
この車両用ディスクブレーキ1は、車輪と一体に回転するディスクロータ2と該ディスクロータ2の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3のキャリパ支持腕3a,3aに、一対のスライドピン4,4を介してディスク軸方向へ移動可能に支持されるキャリパボディ5と、該キャリパボディ5の作用部5aと反作用部5bとの内側で、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド6,6とからなっている。
キャリパボディ5は、ディスクロータ2の両側に配設される上述の作用部5a及び反作用部5bと、これらをディスクロータ2の外縁を跨いで連結するブリッジ部5cとからなっていて、作用部5aには、ディスクロータ2側を開口したシリンダ孔7が設けられている。シリンダ孔7には、有底円筒状のピストン8が収容され、ピストン8は、シリンダ孔底部の液圧室9に供給される圧液によって、シリンダ孔7をディス軸方向へ移動するようになっている。また、作用部5aの側部には、車体取付け腕5d,5dが突設されており、各車体取付け腕5dの先端には、それぞれ上述のスライドピン4が、取付けボルトにて突設されている。
キャリパ支持腕3a,3aは、キャリパブラケット3の両側部から、ブリッジ部5cの両側を挟みながらディスクロータ2の外縁をディスク軸方向に跨ぎ、さらにディスクロータ2の他側部で、反作用部5bの側壁に沿ってディスク中心方向へ延びる形状となっている。キャリパ支持腕3a,3aの先端部は、タイロッド3bにて連結されていて、制動トルクのかかる両支持腕3a,3aの剛性力を高めている。
各キャリパ支持腕3aには、上述のスライドピン4を収容するガイド孔3cが穿設され、また双方のキャリパ支持腕3a,3aには、ディスクロータ2のそれぞれの側部で互いに向き合う4つのパッドガイド溝3dが設けられている。各パッドガイド溝3dは、ディスク半径方向外側面3eとディスク半径方向内側面3fと両側面3e,3fを結ぶ対向面3gとを有するコ字状に形成され、各摩擦パッド6は、裏板6aの両側部にそれぞれ突出した耳片6b,6bを、ディスク回入側と回出側のパッドガイド溝3d,3dに、それぞれパッドリテーナ10を介して支承される。また、パッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向外側には、前記ディスク半径方向外側面3eと平行方向の取付面3hを有するパッドリテーナ取付部3i,3iがそれぞれ設けられている。
上記パッドリテーナ10は、ディスク回入側又はディスク回出側で、ディスクロータ両側のパッドガイド溝3d,3dに装着される一対のリテーナ部10a,10aと、キャリパ支持腕3aのパッドリテーナ取付部3i,3iの取付面3hに当接する取付片10b,10bと、ディスクロータ2の外縁を跨いで、取付片10b,10bの上部を繋ぐ連結片10cとからなっている。各リテーナ部10aは、パッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eに当接する外側片10dと、パッドガイド溝3dの対向面3gに当接する奥側片10eと、該奥側片10eのディスク半径方向内端部からディスク半径方向外側に向けて漸次傾斜させて延設されるパッド弾発片10fとを備え、外側片10dと奥側片10eとは直角をなして繋がれている。
パッド弾発片10fは、基端側に、ディスク半径方向内側に突出し、パッドガイド溝3dのディスク半径方向内側面3fに当接可能なディスク軸と平行な方向のリブ10gが形成され、先端側に、耳片6bに当接する耳片当接部10hが形成され、該耳片当接部10hは、反ディスクロータ側に突出して形成されている。
各外側片10dには、該外側片10dの溝奥側部10iが、外側片10dの溝開口側部10kよりもディスク半径方向外側に配置されるように段状に折曲して段部10mが形成されている。さらに、外側片10dの溝開口側部10kの先端部をパッドリテーナ取付部3iの先端面に沿って曲げ戻し、パッドリテーナ取付部3iのディスク半径方向外側面方向へ延出させて前記取付片10bを弾性変形可能に形成し、外側に向かって弾性変形した状態の取付片10bと外側片10dとでパッドリテーナ取付部3iを挟持するようにしている。また、外側片10d,10dと奥側片10e,10eの反ディスクロータ側には、差込みガイド片10nがそれぞれ外開きに設けられており、摩擦パッド6の耳片6bを容易に差し込めるようにしている。さらに、奥側片10e,10eのディスクロータ側には、キャリパブラケット3に対するパッドリテーナ10の位置決めを行う位置決め片10oがそれぞれ設けられている。
このように形成されたパッドリテーナ10は、図2に示されるように、パッドリテーナ取付部3iに取付片10bと外側片10dとを挿入してキャリパ支持腕3aに取り付けられる。この取り付けにより、各リテーナ部10aの外側片10dが、各パッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eにそれぞれ当接した状態で装着され、パッド弾発片10fがディスク半径方向外側に向けて漸次湾曲しながら傾斜した状態でそれぞれ配設される。さらに、外側片10dに形成された段部10mにより、外側片10dの溝開口側部10kとパッドガイド溝3dのディスク半径方向外側面3eとの間に隙間が形成されることから、取付片10bの弾性復元力によって外側片10dの溝開口側部10kにディスク半径方向外側に向かう力が加わり、ディスク半径方向外側面3eに当接する溝奥側部10iの溝奥側当接部A1及び溝開口側部10kの溝開口側当接部A2と、ディスク周方向における前記溝奥側当接部A1と前記溝開口側当接部A2との間で取付面3hに当接する取付片10bの取付片側当接部A3との3箇所でパッドリテーナ取付部3iを挟持する状態となり、この力が奥側片10eに作用することにより、奥側片10eのディスク半径方向内側が摩擦パッド6の中心方向に向けて傾斜した状態に配置される。
各摩擦パッド6は、裏板6aの耳片6b,6bが、パッドリテーナ10のリテーナ部10a,10aを介してディスク回入・回出側のパッドガイド溝3d,3dにそれぞれ差し込まれ、耳片6b,6bのディスク半径方向外側面をリテーナ部10a,10aの外側片10d,10dに当接させ、耳片6b,6bのディスク半径方向内側面を、パッド弾発片10f,10fの耳片当接部10h,10hにそれぞれ当接させて取り付けられる。これにより、図1に示されるように、パッド弾発片10f,10fは、リブ10g,10gがパッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向内側面3f,3fに当接した状態か、或いは、微少な隙間が形成された状態となる。また、ディスク半径方向内側が摩擦パッド6の中心方向に向けて傾斜した状態で配置された奥側片10e,10eは、耳片6b,6bに押圧されて対向面3g側に弾性変形する。
本形態例は上述のように形成されており、運転者の制動操作によって、昇圧した作動液が液圧室9に供給されると、ピストン8がシリンダ孔7を前進して、作用部5a側の摩擦パッド6を、矢印A方向に回転するディスクロータ2の一側面に押圧する。次にこの反力によって、キャリパボディ5がスライドピン4,4に案内されながら、作用部5a方向へ移動し、反力爪5eが反作用部5b側の摩擦パッド6のライニング6cを、ディスクロータ2の他側面へ押圧する。
この時、各摩擦パッド6の耳片6b,6bは、パッド弾発片10f,10fによってディスク半径方向内側面が前記パッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向外側面3e,3e側に押圧された状態で、ディスク半径方向外側面がリテーナ部10a,10aの外側片10d,10dに案内されながら、パッドガイド溝3d,3d内を円滑に移動する。
このように、耳片6b,6bのディスク半径方向外側面が外側片10d,10dを介してパッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向外側面3e,3eに常時押し付けられるため、制動時に耳片6b,6bがパッドガイド溝3d,3d内でガタつくことがなく、ガタつきによる摩擦パッド6の打音を抑え、ブレーキ鳴きを有効に抑制することができる。
さらに、走行中に段差を乗り越える時のように、車体に通常よりも大きな振動が発生すると、各摩擦パッド6は、一時的にパッド弾発片10f,10fの付勢力に抗してディスク半径方向内側に移動する。この時、パッド弾発片10f,10fのリブ10g,10gがディスク半径方向内側面3f,3fに当接した状態か、或いは、微少な隙間が形成された状態となっていることから、パッド弾発片10f,10fとディスク半径方向内側面3f,3fとが面当たりを起こさないので、摩擦パッド6の衝突による衝撃がリブ10g,10gによって減衰され、クロンク音の発生を防止することができる。次いで、摩擦パッドは、パッド弾発片10f,10fの付勢力によってディスク半径方向外側に付勢され、耳片6b,6bがパッドリテーナ10の外側片10d,10dを介して、パッドガイド溝3d,3dのディスク半径方向外側面3e,3eに衝突しようとするが、外側片10d,10dに設けた段部10m,10mにより、前記溝奥側当接部A1と溝開口側当接部A2との間に隙間が形成されるから、外側片10dが弾性変形して、耳片6b,6bの衝突方向の力が吸収され、クロンク音の発生を防止することができる。
図8は本発明の第2形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。本形態例のパッドリテーナ11は、パッド弾発片10fに、前記第1形態例のリブ10gに代えて、ディスク半径方向内側に突出し、パッドガイド溝3dのディスク半径方向内側面3fに当接可能な3個の半球状の突起10pが、ディスク軸と平行な方向に並設されている。
なお、本発明は上述の各形態例に限るものではなく、パッドリテーナに形成する連結片や取付片の形状や、差し込みガイド片の形状及び形成箇所は任意で、また、外側片に、段部を形成していなくても差し支えない。
さらに、第2形態例のように、パッド弾発片に突起を設けるものでは、突起の数は1個以上であれば良く、3個以上設けると好適である。また、突起の形状も半球状に限らず、任意である。
1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、3a…キャリパ支持腕、3b…タイロッド、3c…ガイド孔、3d…パッドガイド溝、3e…ディスク半径方向外側面、3f…ディスク半径方向内側面、3g…対向面、3h…取付面、3i…パッドリテーナ取付部、4…スライドピン、5…キャリパボディ、5a…作用部、5b…反作用部、5c…ブリッジ部、5d…車体取付け腕、5e…反力爪、6…摩擦パッド、6a…裏板、6b…耳片、6c…ライニング、7…シリンダ孔、8…ピストン、9…液圧室、10…パッドリテーナ、10a…リテーナ部、10b…取付片、10c…連結片、10d…外側片、10e…奥側片、10f…パッド弾発片、10g…リブ、10h…耳片当接部、10i…溝奥側部、10k…溝開口側部、10m…段部、10n…差込みガイド片、10o…位置決め片、10p…突起、11…パッドリテーナ

Claims (4)

  1. 車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスクロータの外縁をディスク軸方向に跨ぐ一対のキャリパ支持腕を延設し、該キャリパ支持腕に、ディスク半径方向外側面とディスク半径方向内側面と当該両側面を結ぶ対向面とを有するコ字状のパッドガイド溝を対向して設け、前記ディスクロータを挟んで配置される摩擦パッドの裏板両側部にそれぞれ突設した耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝にそれぞれ支承し、前記パッドリテーナは、前記ディスクロータ両側のパッドガイド溝に装着される一対のリテーナ部と、該リテーナ部に形成され、前記摩擦パッドをディスク半径方向外側に付勢するパッド弾発片と、前記ディスクロータの外縁を跨いで、前記一対のリテーナ部を繋ぐ連結片とを備えた車両用ディスクブレーキにおいて、
    前記パッドガイド溝のディスク半径方向外側に、ディスク半径方向外側面に平行な方向の取付面を有するパッドリテーナ取付部を設け、
    前記リテーナ部は、前記パッドガイド溝のディスク半径方向外側面に沿って配置される外側片と、前記パッドガイド溝の対向面に沿って配置される奥側片と、該奥側片のディスク半径方向内端部からディスク半径方向外側に向けて漸次傾斜させて延設されるパッド弾発片とを備え、
    前記外側片に、前記外側片の溝開口側部よりも溝奥側部がディスク半径方向外側に配置されるように段状に折曲した段部を形成するとともに、
    前記パッド弾発片に、ディスク半径方向内側に突出し、前記パッドガイド溝のディスク半径方向内側面に当接する突部を形成し、
    前記パッドリテーナは、前記ディスク半径方向外側面に当接する前記外側片の溝奥側部の溝奥側当接部及び溝開口側部の溝開口側当接部と、ディスク周方向における前記溝奥側当接部と前記溝開口側当接部との間で前記取付面に当接する取付片の取付片側当接部との3箇所で前記パッドリテーナ取付部を挟持することを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
  2. 前記パッド弾発片は、前記パッドガイド溝の半径方向内側面に沿って前記パッドガイド溝から突出させたことを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
  3. 前記突部は、前記パッド弾発片のディスク軸と平行な方向のリブであることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ディスクブレーキ。
  4. 前記突部は、少なくとも1個の突起であることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ディスクブレーキ。
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