JP2010200450A - 半導体集積回路および電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力負荷電流が変化しても出力電圧特性の低下を避けることのできる半導体集積回路および電源装置の提供を図る。
【解決手段】第1電源線VINと第2電源線GNDとの間に直列に設けられた第1スイッチ素子51および第2スイッチ素子52を有し、該第1および第2スイッチ素子をオン/オフ制御して所定の出力電圧を出力する電源回路100の半導体集積回路10であって、前記電源回路の出力負荷電流に相当する電流を検出する電流検出回路8と、該電流検出回路により検出された電流値に応じて、電源電圧および前記出力電圧により規定されるスイッチング時間を制御するスイッチング時間制御回路2,3と、前記スイッチング時間制御回路の出力信号に応じて前記第1および第2スイッチ素子を制御するスイッチ素子制御回路4と、を有するように構成する。
【選択図】図7

Description

この出願は、半導体集積回路および電源装置に関する。
近年、携帯端末を始めとして様々な電子機器において、一定の電源電圧を所望の電圧に変換して出力するDC−DCコンバータ(電源装置)が幅広く利用されている。このようなDC−DCコンバータとして、オン時間固定ボトム検出コンパレータ方式DC−DCコンバータが提案されている。
図1は電源装置の一例を概略的に示すブロック図であり、オン時間固定ボトム検出コンパレータ方式DC−DCコンバータを示すものである。
図1において、参照符号100はDC−DCコンバータ(電源装置)、10はDC−DCコンバータ用IC(半導体集積回路)、1はエラーコンパレータ、そして、102はオン期間(ton)ジェネレータを示している。
さらに、参照符号3はRSフリップフロップ、4はドライブロジック回路(スイッチング素子制御回路)、51および52は第1および第2スイッチングトランジスタ(nMOSトランジスタ)、6はコイル、そして、7は平滑用コンデンサを示している。
図1に示されるように、電源装置100は、半導体集積回路10、スイッチングトランジスタ51,52、コイル6、および、平滑用コンデンサ7を有する。
トランジスタ51および52は、電源電圧VINが印加された高電位電源線と接地電位GNDが印加された接地線との間に直列に接続される。ここで、図1の電源装置100では、トランジスタ51および52は、半導体集積回路10の外部に設けるようになっているが、半導体集積回路10の内部に設けることもできる。
これらトランジスタ51および52のゲートには、ドライブロジック回路4からの制御信号DRVHおよびDRVLが供給され、これによりトランジスタ51および52はオン/オフ制御される。
また、トランジスタ51および52は、両方ともオンして貫通電流が流れることがないように、例えば、AST(Anti Shoot Through)回路を利用してスイッチング時に両方ともオフする短い期間を挿入するようになっている。
トランジスタ51および52の接続ノードLX(LX端子)は、コイル6を介して電源装置100の出力端子OUTに接続され、また、出力端子OUTと接地線GNDとの間には平滑用コンデンサ7が設けられている。
なお、抵抗ESRは、平滑用コンデンサ7の寄生抵抗を示している。また、抵抗ESRは、寄生抵抗ではなく別に設けるようにしてもよい。
半導体集積回路10は、エラーコンパレータ1、tonジェネレータ102、RSフリップフロップ3、ドライブロジック回路4、および、抵抗R1,R2,Rtを有する。
エラーコンパレータ1は、出力電圧Voを抵抗R1,R2で分圧した電圧FBと基準電圧VREFとを比較して出力信号ERROUTをフリップフロップ3のセット端子Sに供給する。
フリップフロップ3のリセット端子Rには、tonジェネレータ102の出力信号TONOUTが供給されている。tonジェネレータ102には、フリップフロップ3の出力信号Q,電源電圧VIN,出力電圧Voおよびトランジスタ52の制御信号DVRL等が供給されている。また、tonジェネレータ102は、抵抗Rtを介して接地線GNDに接続されている。
以上のような構成を有するオン時間固定ボトム検出コンパレータ方式DC−DCコンバータ100は、電源電圧VINおよび出力電圧Voから規定される固定オン時間と、抵抗ESRによる出力電圧Voにおけるリップル電圧を利用して出力電圧Voの制御を行う。
まず、オン期間ton(固定オン時間)においては、高電位電源線からトランジスタ51を介して電流が供給され、これにより、コイル6を流れるコイル電流ILXが増加して、例えば、平滑用コンデンサ7の寄生抵抗ESRにより出力電圧Voが上昇する。
ここで、上述したように、トランジスタ51がオンするとき、トランジスタ52は確実にオフするようになっている。
一方、オフ期間toffになると、コイル6に蓄積されたエネルギーが負荷Roに供給され、これにより、コイル6を流れるコイル電流ILが減少して、平滑用コンデンサ7の寄生抵抗ESRにより出力電圧Voが降下する。
出力電圧Voを抵抗R1およびR2で分圧した電圧が、基準電圧VREF以下になると、エラーコンパレータ1の出力信号ERROUTが高レベル『H』になって、RSフリップフロップ3がセットされる。
そして、RSフリップフロップ3のQ出力が高レベル『H』になり、tonジェネレータ102を介して再びオン期間tonになる。このような、オン期間tonおよびオフ期間toffを繰り返すことにより、出力電圧Voの平均値が所定のレベルに保持される。
すなわち、ボトム検出コンパレータ方式DC−DCコンバータ100は、エラーコンパレータ1により、分圧された出力電圧Voと基準電圧VREFとを比較することで、オフ期間toffのデューティを制御して出力電圧Voを安定させるようになっている。
図2は図1の電源装置におけるtonジェネレータ102の一例を示す回路図である。
図2に示されるように、tonジェネレータ102は、抵抗R31,R32,R51,R52、コンパレータ21,27、pMOSトランジスタ22,23、npnバイポーラトランジスタ24、コンデンサ25、および、nMOSトランジスタ26を有する。
なお、抵抗Rtは、図1におけるtonジェネレータ102の外部に設けられた抵抗Rtに対応する。
コンパレータ21は、電源電圧VINを抵抗R31およびR32で分圧した電圧と、トランジスタ24のエミッタ電圧とを比較し、その出力信号をトランジスタ24のベースに供給する。これにより、トランジスタ24のベース−エミッタ間に所定の電流I20が流れる。
このトランジスタ24を流れる電流I20は、カレントミラー接続されたトランジスタ22および23により、電流I20に対応した電流I21がトランジスタ23に流れることになる。
トランジスタ51がオンしているとき、電流I21による電荷がコンデンサ25に蓄積され、そのコンデンサ25による電圧VCTが出力電圧Voを抵抗R51,R52で分圧した電圧Vtrefを超えると、コンパレータ27の出力信号TONOUTが出力される。
これにより、RSフリップフロップ3がリセットされ、そのQ出力が低レベル『L』になって、オン期間tonが終了する。
ここで、スイッチングトランジスタ52がオンのとき、すなわち、スイッチングトランジスタ51がオフしているとき、制御信号DRVLは高レベル『H』なので、トランジスタ26がオンしてコンデンサ25に対する電荷の蓄積は行われない。
なお、従来、所定のレベルに制御された電圧を出力するためのDC−DCコンバータとしては、様々なものが提案されている。
米国特許第7221134号明細書 米国特許第6147478号明細書 米国特許出願公開第2006/0119340号明細書
図1および図2を参照して説明した電源装置は、電源電圧VINおよび出力電圧Voに依存してオン時間が固定となっており、出力負荷電流Ioが変化すると、レギュレーションの悪化といった出力電圧特性の低下を招くおそれがあった。
この出願は、出力負荷電流が変化しても出力電圧特性の低下を避けることのできる半導体集積回路および電源装置の提供を目的とする。
第1実施形態によれば、第1電源線と第2電源線との間に直列に設けられた第1スイッチ素子および第2スイッチ素子を有し、該第1および第2スイッチ素子をオン/オフ制御して所定の出力電圧を出力する電源回路の半導体集積回路が提供される。
半導体集積回路は、電流検出回路と、スイッチング時間制御回路と、スイッチ素子制御回路と、を有する。
電流検出回路は、電源回路の出力負荷電流に相当する電流を検出し、スイッチング時間制御回路は、電流検出回路により検出された電流値に応じて、電源電圧および出力電圧により規定されるスイッチング時間を制御する。
スイッチ素子制御回路は、スイッチング時間制御回路の出力信号に応じて第1および第2スイッチ素子を制御する。
各実施形態によれば、出力負荷電流が変化しても出力電圧特性の低下を避けることのできる半導体集積回路および電源装置を提供することができる。
電源装置の一例を概略的に示すブロック図である。 図1の電源装置におけるtonジェネレータの一例を示す回路図である。 図1の電源装置のシミュレーション波形の一例を示す図である。 図3のシミュレーション波形における負荷電流が0Aのときを拡大して示す図である。 図3のシミュレーション波形における負荷電流が3Aのときを拡大して示す図である。 図1の電源装置における課題を説明するための図である。 第1実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 図7の電源装置におけるtonジェネレータの一例を示す回路図である。 第1実施例の電源装置のシミュレーション波形の一例を示す図である。 図9のシミュレーション波形における負荷電流が0Aのときを拡大して示す図である。 図9のシミュレーション波形における負荷電流が3Aのときを拡大して示す図である。 第1実施例の電源装置の動作を説明するための図である。 第1実施例の電源装置の動作を図1の電源装置と比較して説明するための図(その1)である。 第1実施例の電源装置の動作を図1の電源装置と比較して説明するための図(その2)である。 第2実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第3実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第4実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第5実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第6実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第7実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第8実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第9実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第10実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第11実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第12実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第13実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第14実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第15実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第16実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 図8のtonジェネレータの変形例を示すブロック図である。 第17実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第18実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第18実施例の電源装置の動作を説明するための図である。 第19実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。 第19実施例の電源装置における要部を説明するための図である。
まず、半導体集積回路および電源装置の各実施例を詳述する前に、図1の電源装置におけるロードレギュレーションの悪化の原因について考察する。
図3は図1の電源装置のシミュレーション波形の一例を示す図であり、図4および図5はそのシミュレーション波形の一部を拡大して示すものである。ここで、図4は図3のシミュレーション波形における負荷電流Ioが0A(無負荷状態)のときを示し、また、図5は図3のシミュレーション波形における負荷電流Ioが3A(有負荷状態)のときを示している。
図3に示されるように、負荷Roを流れる負荷電流Ioが、Io=0AからIo=3Aに変化すると、各波形は、過渡状態を経て図4に示す波形から図5に示す波形のように変化する。
ここで、図3〜図5において、各波形は、上から、図2のコンパレータ27の入力電圧VCTおよびVtref、出力電圧Vo、図1のエラーコンパレータ1の入力電圧FBおよびVREF、ノードLXの電圧、並びに、コイル電流ILXをそれぞれ示している。
図6は図1の電源装置における課題を説明するための図であり、図3における過渡状態を除き、図4および図5を繋げて簡略化したものである。
図6に示されるように、出力電圧Voは、エラーコンパレータ1により比較される抵抗R1,R2で分圧された電圧FBが基準電圧VREFになったのに相当する電圧Vobを最低電圧とし、一定のton期間で上昇してtoff期間で最低電圧Vobまで下降する波形となる。
次に、ロードレギュレーション悪化の原因を説明する。
出力電圧リップルΔVoは、例えば、平滑用コンデンサ7の寄生抵抗ESRに流れ込む電流IESRに依存する。
負荷電流Io=0A(無負荷状態)のコイル電流の交流成分ILX0Aは、ILX0A=IESRであったのに対し、負荷電流Io=3A(有負荷状態)になると負荷抵抗Roと平滑用コンデンサ7の寄生抵抗ESRの抵抗値RESRによって決められる。
そして、コイル電流の交流成分ILX3Aは、抵抗ESRの交流電流IESRと負荷抵抗Roの電流Ioに分流されるため、電流IESRが小さくなって出力電圧ΔVoの値は小さくなる。そして、ΔVoが小さくなると、その中心電圧の変化量がロードレギュレーションの絶対値変化量になるのでその分悪化する。
具体的に、無負荷状態の出力電圧リップルΔVo0Aとし、有負荷状態の出力電圧リップルΔVo3Aとすると、
ΔVo0A=(VIN−Vo)/L×Ton×RESR
ΔVo3A=(VIN−Vo)/L×Ton×{(RESR×RRo)/(RESR+RRo)}
となる。ここで、Tonはton期間の時間を表し、RESRは抵抗ESRの抵抗値を表し、RRoは負荷Roの抵抗値を表し、Lはコイル6のインダクタンスを表している。
すなわち、無負荷状態の出力電圧リップルΔVo0Aおよび有負荷状態の出力電圧リップルΔVo3Aは、ΔVo0A>ΔVo3Aと異なっている。これにより、無負荷状態のときの平均出力電圧Vo0Aと、有負荷状態のときの平均出力電圧Vo3Aとの間に電位差が生じてレギュレーションが悪化する。
なお、時間Tonは、αを定数として、
Ton=(Vo/VIN)×Rt×α
と表される。
このように、有負荷状態では、コイル電流ILXは抵抗ESRと負荷Roによって分流されるため、ロードレギュレーションが悪化することになる。このロードレギュレーションの悪化は、ESR/Roの値が大きいほど顕著なものとなる。
さらに、スイッチングトランジスタ51やコイル6の抵抗、或いは、出力負荷条件等によって、無負荷状態のオフ期間toff0Aと有負荷状態のオフ期間toff3Aが変化するため、発振周波数が一定にならないといった課題もある。
すなわち、電源装置の発振周波数が一定ではなく、所定の周波数幅で変化すると、その周波数幅の全体に対してノイズ対策を行わなければならないことにもなる。
上述した解決すべき課題は、オン時間固定ボトム検出コンパレータ方式DC−DCコンバータだけに存在するものではなく、リップル電圧を利用して出力電圧の制御を行う様々な電源装置においても同様に存在する。
さらに、電源装置の発振周波数が所定の周波数幅で変化し、その周波数幅の全体に対してノイズ対策を行わなければならないといった課題は、リップル電圧を利用しない電源装置においても存在する。
以下、半導体集積回路および電源装置の各実施例を、添付図面を参照して詳述する。
図7は第1実施例の電源装置を概略的に示すブロック図であり、ボトム検出コンパレータ方式DC−DCコンバータを示すものである。
図7において、参照符号100は電源装置(ボトム検出コンパレータ方式DC−DCコンバータ)、10は半導体集積回路(DC−DCコンバータ用IC)、1はエラーコンパレータ、2はtonジェネレータ、そして、3はRSフリップフロップを示している。
さらに、参照符号4はドライブロジック回路(スイッチング素子制御回路)、51および52は第1および第2スイッチングトランジスタ(nMOSトランジスタ)、6はコイル、7は平滑用コンデンサ、そして、8は電流検出回路を示している。
ここで、tonジェネレータ2およびRSフリップフロップ3は、オン時間(スイッチング時間)を制御するスイッチング時間制御回路に対応する。
図7に示されるように、電源装置(電源回路)100は、半導体集積回路10、コイル6、および、平滑用コンデンサ7を有する。
半導体集積回路10は、エラーコンパレータ1、tonジェネレータ2、RSフリップフロップ3、ドライブロジック回路4、スイッチングトランジスタ51,52、電流検出回路8、および、抵抗R1,R2,Rt,Rsを有する。
トランジスタ51および52は、電源電圧VINが印加された高電位電源線と接地電位GNDが印加された接地線との間に電流検出回路8を介して直列に接続される。すなわち、電流検出回路8は、トランジスタ51のソースと接続ノードLX(LX端子)の間に設けられている。
ここで、電流検出回路8は、例えば、トランジスタ51のオン抵抗を利用して電流を検出する電流検出回路や、知られている様々な回路を適用することができる。また、図7の電源装置100では、トランジスタ51および52は、半導体集積回路10の内部に設けるようになっているが、半導体集積回路10の外部に設けることもできる。さらに、例えば、電流検出回路8としてチップ抵抗を利用する場合には、そのチップ抵抗を半導体集積回路10の外部に設けることになる。
トランジスタ51および52のゲートには、ドライブロジック回路4からの制御信号DRVHおよびDRVLが供給され、これによりトランジスタ51および52はオン/オフ制御される。
また、トランジスタ51および52は、両方ともオンして貫通電流が流れることがないように、例えば、AST回路を利用してスイッチング時に両方ともオフする短い期間を挿入するようになっている。
ノードLXは、コイル6を介して電源装置100の出力端子OUTに接続され、また、出力端子OUTと接地線GNDとの間には平滑用コンデンサ7が設けられている。なお、抵抗ESRは、平滑用コンデンサ7の寄生抵抗を示している。また、抵抗ESRは、寄生抵抗ではなく別に設けるようにしてもよい。
エラーコンパレータ1は、出力電圧Voを抵抗R1,R2で分圧した電圧FBと基準電圧VREFとを比較して出力信号ERROUTをフリップフロップ3のセット端子Sに供給する。
フリップフロップ3のリセット端子Rには、tonジェネレータ2の出力信号TONOUTが供給されている。tonジェネレータ2には、フリップフロップ3の出力信号Q,電源電圧VIN,出力電圧Voおよびトランジスタ52の制御信号DVRLが供給されている。
さらに、本第1実施例において、tonジェネレータ2には、トランジスタ51および52の間、すなわち、トランジスタ51のソースとノードLXとの間に設けられた電流検出回路8の出力信号Vsが供給されている。
なお、tonジェネレータ2は、抵抗Rtを介して接地線GNDに接続され、また、電流検出回路8の出力信号Vsを供給する信号線は、抵抗Rsを介して接地線GNDに接続されている。また、図7は、電流検出回路8で検出された電流が抵抗Rsにより電圧信号Vsに変換されてtonジェネレータ2に供給される様子を示している。
ここで、電流検出回路8により検出される電流は、トランジスタ51がオンするときトランジスタ52はオフしているため、トランジスタ51からノードLXを経てコイル6に流れるコイル電流ILXに相当する。
そして、DC−DCコンバータ100は、電源電圧VINおよび出力電圧Voから規定されるオン時間に対して電流検出回路8の出力信号Vsに応じた変化を加え、抵抗ESRによる出力電圧Voにおけるリップル電圧を利用して出力電圧Voの制御を行うことになる。
まず、オン期間tonにおいては、高電位電源線からトランジスタ51を介して電流が供給され、これにより、コイル6を流れるコイル電流ILXが増加して、例えば、平滑用コンデンサ7の寄生抵抗ESRにより出力電圧Voが上昇する。
ここで、オン期間tonは、電流検出回路8の出力信号Vsに応じて調整された可変のオン時間に対応する。なお、前述したように、トランジスタ51がオンするとき、トランジスタ52は確実にオフするようになっている。
一方、オフ期間toffになると、コイル6に蓄積されたエネルギーが負荷Roに供給され、これにより、コイル6を流れるコイル電流ILが減少して、平滑用コンデンサ7の寄生抵抗ESRにより出力電圧Voが降下する。
出力電圧Voを抵抗R1およびR2で分圧した電圧FBが基準電圧VREF以下になると、エラーコンパレータ1の出力信号ERROUTが高レベル『H』になって、RSフリップフロップ3がセットされる。
そして、RSフリップフロップ3のQ出力が高レベル『H』になり、tonジェネレータ2を介して再びオン期間tonになる。このオン期間tonも、電流検出回路8の出力信号Vsに応じて調整されることになる。
このような、オン期間tonおよびオフ期間toffを繰り返すことにより、出力電圧Voの平均値が一定に保持される。
図8は図7の電源装置におけるtonジェネレータの一例を示す回路図である。
図8に示されるように、tonジェネレータ2は、抵抗R31,R32,R51,R52、コンパレータ21,27、pMOSトランジスタ22,23、npnバイポーラトランジスタ24、コンデンサ25、nMOSトランジスタ26、および、加算器28を有する。なお、抵抗Rtは、図7におけるtonジェネレータ2の外部に設けられた抵抗Rtに対応する。
コンパレータ21は、電源電圧VINを抵抗R31およびR32で分圧した電圧と、トランジスタ24のエミッタ電圧とを比較し、その出力信号をトランジスタ24のベースに供給する。これにより、トランジスタ24のベース−エミッタ間に所定の電流I20が流れる。
このトランジスタ24を流れる電流I20は、カレントミラー接続されたトランジスタ22および23により、電流I20に対応した電流I21がトランジスタ23に流れることになる。
トランジスタ51がオンしているとき、電流I21による電荷がコンデンサ25に蓄積され、そのコンデンサ25による電圧VCTが電圧Vtrefを超えると、コンパレータ27の出力信号TONOUTが出力される。
電圧Vtrefは、加算器28により、出力電圧Voを抵抗R51,R52で分圧した電圧と電流検出回路8の出力信号Vsとを加算したレベルの電圧となっている。
コンパレータ27の出力信号TONOUTが出力されると、RSフリップフロップ3がリセットされ、そのQ出力が低レベル『L』になって、オン期間tonが終了する。
ここで、スイッチングトランジスタ52がオンのとき、すなわち、スイッチングトランジスタ51がオフしているとき、制御信号DRVLは高レベル『H』なので、トランジスタ26がオンしてコンデンサ25に対する電荷の蓄積は行われない。
図9は第1実施例の電源装置のシミュレーション波形の一例を示す図であり、図10および図11はそのシミュレーション波形の一部を拡大して示すものである。ここで、図10は図9のシミュレーション波形における負荷電流Ioが0A(無負荷状態)のときを示し、また、図11は図9のシミュレーション波形における負荷電流Ioが3A(有負荷状態)のときを示している。
図9に示されるように、負荷Roを流れる負荷電流Ioが、Io=0AからIo=3Aに変化すると、各波形は、過渡状態を経て図10に示す波形から図11に示す波形のように変化する。
ここで、図9〜図11において、各波形は、上から、図8のコンパレータ27の入力電圧VCTおよびVtref、出力電圧Vo、図1のエラーコンパレータ1の入力電圧FBおよびVREF、ノードLXの電圧、並びに、コイル電流ILXをそれぞれ示している。
図9および図11における参照符号PPで示されるように、コンパレータ27で電圧VCTを比較判定する電圧Vtrefは、有負荷状態では高電位側に盛り上がった波形となってton期間ton3Aを無負荷状態のton期間ton0Aよりも長くなるように制御されている。
図12は第1実施例の電源装置の動作を説明するための図であり、図9における過渡状態を除き、図10および図11を繋げて簡略化したものである。
図12に示されるように、出力電圧Voは、エラーコンパレータ1により比較される抵抗R1,R2で分圧された電圧FBが基準電圧VREFになったのに相当する電圧Vobを最低電圧とし、ton期間で上昇してtoff期間で最低電圧Vobまで下降する波形となる。
本第1実施例において、トランジスタ51のソースとノードLXとの間に設けられた電流検出回路8は、実質的にコイル電流ILXを検出することになる。そして、図8の加算器28は、コイル電流ILXに対応した出力信号Vsと、出力電圧Voを抵抗R51,R52で分圧した電圧とを加算して電圧Vtrefを生成する。
これにより、コンパレータ27により電圧VCTと比較される電圧Vtrefは、例えば、Io=3Aとなる有負荷状態において、高電位側に盛り上がった波形(PP)となる。
その結果、有負荷状態のton期間ton3Aは、Io=0Aの無負荷状態におけるton0AよりもΔton3Aだけ長くなる。ここで、Δton3Aは、加算器28で加算される信号Vsにより変化し、電流検出回路8により検出される電流(ILX)が大きいとΔton3Aの値も大きくなる。
なお、ton期間の時間Tonは、例えば、電流検出回路8により検出される電流(コイル電流ILX),信号Vsを供給する信号線と接地線GNDとの間の抵抗Rs,電源電圧VINおよび出力電圧Voを使用して、次のように表される。なお、βは定数を示している。
Ton={(Vo+ILX×Rs)/VIN}×Rt×β
このように、本第1実施例の電源装置では、電流検出回路8で検出される電流レベルに応じてton期間を調整することにより、無負荷状態の出力電圧リップルΔVo0Aおよび有負荷状態の出力電圧リップルΔVo3Aが同程度になる。このとき、コイル電流ILXの代わりに負荷電流Ioをモニタしてton期間を調整してもよい。
その結果、無負荷状態のときの平均出力電圧Vo0Aおよび有負荷状態のときの平均出力電圧Vo3Aがほぼ一致して、出力負荷の大きさに関わらずレギュレーションを一定に保持することが可能になる。
さらに、出力負荷の影響を取り除くことにより、電源装置の発振周波数を一定にすることができる。このように、電源装置の発振周波数を一定にすることにより、電源装置を適用する回路の周波数(例えば、クロック周波数)との相互干渉を避けて設計を行うといったノイズ対策の設計自由度を向上させることが可能になる。
図13および図14は第1実施例の電源装置の動作を図1の電源装置と比較して説明するための図であり、図13はロードレギュレーションを示し、また、図14は発振周波数の負荷電流(出力負荷)依存性を示す。ここで、図13において、縦軸は出力電圧リップルΔVo[%],横軸は負荷電流Io[A]を示し、また、図14において、縦軸は発振周波数fosc[KHz],横軸は負荷電流Io[A]を示す。
なお、図13および図14において、特性曲線L11およびL12は図1の電源装置によるものであり、また、特性曲線L21およびL22は第1実施例の電源装置によるものである。
まず、図13の曲線L11に示されるように、図1の電源装置は、負荷電流Ioが増加するのに伴って出力電圧リップルΔVoが大きくなってロードレギュレーションが悪化する。
具体的に、図1の電源装置において、例えば、Io=0Aのとき、ΔVoは−0.02を上回っていたのが、Io=3Aになると、ΔVoは−0.14を下回ってロードレギュレーションが悪化しているのが分かる。
これに対して、図13の曲線L12に示されるように、第1実施例の電源装置は、負荷電流Ioが増加しても出力電圧リップルΔVoは大きく変化せず、ロードレギュレーションは殆ど悪化しない。
具体的に、第1実施例の電源装置において、Io=0Aのとき、ΔVoは−0.02を上回っていたのに対して、Io=3Aのときでも、ΔVoは−0.02を少し下回る程度でロードレギュレーションの悪化が殆ど生じないのが分かる。
さらに、図14の曲線L21に示されるように、図1の電源装置は、負荷電流Ioが増加するのに伴って発信周波数foscが大きく変化する。
具体的に、図1の電源装置において、例えば、Io=0Aのとき、foscは504KHz程度だったのが、Io=3Aになると、foscは552KHz程度になり、約48KHz変化しているのが分かる。
これに対して、図14の曲線L22に示されるように、第1実施例の電源装置は、負荷電流Ioが増加しても発信周波数foscが大きく変化することはない。
具体的に、第1実施例の電源装置において、例えば、Io=0Aのとき、foscは502KHz程度だったのが、Io=3Aになると、foscは513KHz程度となり、約11KHzの変化で図1の電源装置の1/4程度と小さいことが分かる。
なお、上述したロードレギュレーションに関する効果は、第1実施例のボトム検出コンパレータ方式DC−DCコンバータに限定されるものではなく、以下に説明するリップル電圧を利用した様々な電源装置においても発揮される。
さらに、電源装置の発振周波数の変化を小さくする効果は、後述するリップル電圧を利用しない電源装置においても発揮される。
図15は第2実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。
図15と前述した図7との比較から明らかなように、本第2実施例では、電流検出回路8をトランジスタ51のソースとノードLXとの間に設けるのではなく、コイル6と出力端子OUTとの間に設け、コイル電流ILXを検出するようになっている。
ここで、本第2実施例において、コイル6は、通常、半導体集積回路10の外部素子として設けるため、電流検出回路8も半導体集積回路10の外部に設けるか、或いは、半導体集積回路10に内蔵する場合にはそのための接続ピンが必要になる。
なお、図7および図15の比較から明らかなように、電流検出回路8を設ける位置により、その電流検出回路8からtonジェネレータ2に供給される信号Vsの波形(形状)は多少異なったものになるが、tonジェネレータ2の動作は同様に行われる。
図16は第3実施例の電源装置を概略的に示すブロック図であり、図17は第4実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。
図16および図17に示す第3および第4実施例では、上述した第1および第2実施例における抵抗(寄生抵抗)ESRによる出力電圧Voのリップル電圧を利用する代わりに、コイル6,抵抗91およびコンデンサ92,93を利用してリップルを生成する。
ここで、直列接続された抵抗91およびコンデンサ92は、コイル6の両端に接続され、その抵抗91およびコンデンサ92の接続ノード(A)がコンデンサ93を介して、電圧FBが入力するコンパレータ1の一方の端子に接続されている。
すなわち、本第3および第4実施例では、低ESRのコンデンサを平滑用コンデンサ7として使用し、ノードLXと出力端子OUT間で、抵抗91,コンデンサ92およびコイル6によるハイパスフィルタを構成する。
そして、コンデンサ93による容量カップリングで電圧FBにリップルを与え、コンパレータ1からリップル成分が重畳された出力信号ERROUT'を出力させるようになっている。
図16と図7との比較から明らかなように、本第3実施例は、抵抗ESRを使用しない方式の電源装置において、第1実施例のように、電流検出回路8をトランジスタ51のソースとノードLXとの間に設けるようにしたものである。
また、図17と図15との比較から明らかなように、第4実施例は、抵抗ESRを使用しない方式の電源装置において、第2実施例のように、電流検出回路8をコイル6と出力端子OUTとの間に設けるようにしたものである。
なお、スイッチングトランジスタ51,52は、半導体集積回路10の外部に設けることもできるのはいうまでもない。これは、以下の各実施例でも同様である。
図18は第5実施例の電源装置を概略的に示すブロック図であり、図19は第6実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。
図18および図19に示す第5および第6実施例も、抵抗ESRによる出力電圧Voのリップル電圧を利用するのではなく、コンパレータ1で電圧EBと比較する基準電圧VREF'をVREFジェネレータ94の出力信号とするようになっている。
ここで、tonジェネレータ2と接地線GNDとの間には抵抗Rt1が設けられ、また、VREFジェネレータ94と接地線GNDとの間には抵抗Rt2が設けられている。なお、平滑用コンデンサ7としは、低ESRのコンデンサが使用されている。
VREFジェネレータ94は、鋸波形状の電圧信号を発生し、この時間と共に変化するリップル波形の基準電圧VREF'で電圧FBを比較することにより、コンパレータ1からリップル成分が重畳された出力信号ERROUT'を出力させるようになっている。
図18に示されるように、本第5実施例は、抵抗ESRを使用しない方式の電源装置において、電流検出回路8を電源電圧VINが印加された高電位電源線とトランジスタ51のドレインとの間に設けるようにしたものである。
ここで、電流検出回路8を高電位電源線とトランジスタ51のドレインとの間に設けた場合も、電流検出回路8をトランジスタ51のソースとノードLXとの間に設けた場合と同様に、電流検出回路8は、コイル電流ILXに相当する電流を検出する。
また、図19に示されるように、本第6実施例は、抵抗ESRを使用しない方式の電源装置において、電流検出回路8をノードLXとコイル6との間に設けるようにしたものである。
ここで、電流検出回路8をノードLXとコイル6との間に設けた場合も、電流検出回路8をコイル6と出力端子OUTとの間に設けた場合と同様に、電流検出回路8は、コイル電流ILXを検出することになる。
なお、電流検出回路8を設ける個所は、他の実施例においても同様に変更することができるのはいうまでもない。
図20は第7実施例の電源装置を概略的に示すブロック図であり、図21は第8実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。
図20および図21に示す第7および第8実施例では、基準電圧VREFに対して加算器95によりカレントバッファ96の出力信号を加え、リップル波形が重畳された基準電圧VREF'により電圧FBを比較するようになっている。これにより、コンパレータ1からは、リップル成分が重畳された出力信号ERROUT'が出力される。
加算器95で基準電圧VREFに重畳するリップル波形は、スイッチングトランジスタ52のソースと接地線GNDとの間に設けた電流検出回路(リップル用電流検出回路)97の出力信号Vssをカレントバッファ96の反転入力(負入力)に供給して生成する。なお、カレントバッファ96の非反転入力(正入力)は、接地線GNDに繋がれている。
ここで、電流検出回路97は、トランジスタ52がオンするときに流れる電流Isyncを検出するもので、トランジスタ52がオンするとき、トランジスタ51は確実にオフしており、トランジスタ52に流れる電流Isyncはコイル電流ILXとなる。
そして、図20に示す第7実施例では、電流検出回路8をトランジスタ51のソースとノードLXとの間に設けるようになっており、また、図21に示す第8実施例では、電流検出回路8をコイル6と出力端子OUTとの間に設けるようになっている。
図22は第9実施例の電源装置を概略的に示すブロック図、図23は第10実施例の電源装置を概略的に示すブロック図、そして、図24は第11実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。
上述した各実施例では、出力電圧Voをフィードバックして生成した電圧FBをエラーコンパレータ1により基準電圧VREF(VREF')と比較し、そのコンパレータ1の出力信号ERROUT(ERROUT')をRSフリップフロップ3のセット端子Sに入力している。
これに対して、図22〜図24の第9〜第11実施例では、エラーアンプ11により電圧FBと基準電圧VREFとの電位差を直流電圧の信号COMPに変換し、コンパレータ12によりその信号COMPを電流検出回路97(8)の出力信号Vss(Vs)と比較する。
そして、コンパレータ12の出力信号ICOMPOUTをRSフリップフロップ3のセット端子Sに入力するようになっている。なお、エラーアンプ11の電圧FBが供給される入力と出力との間には、直列接続されたコンデンサ71および抵抗72が接続されている。
ここで、図22および図23の第9および第10実施例では、コンパレータ12により、エラーアンプ11の出力信号COMPと、スイッチングトランジスタ52のソースおよび接地線GND間に設けられた電流検出回路97の出力信号Vssとを比較する。
また、図24の第11実施例では、コンパレータ12により、エラーアンプ11の出力信号COMPと、コイル6および出力端子OUT間に設けられた電流検出回路8の出力信号Vsとを比較する。すなわち、電流検出回路8の出力信号Vsは、tonジェネレータ2だけでなくコンパレータ12にも供給されている。
そして、図22の第9実施例では、電流検出回路8をトランジスタ51のソースとノードLXとの間に設けるようになっており、また、図23の第10実施例では、電流検出回路8をコイル6と出力端子OUTとの間に設けるようになっている。
さらに、図24の第11実施例では、電流検出回路8をコイル6と出力端子OUTとの間に設け、その出力信号Vsをtonジェネレータ2およびコンパレータ12に供給するようになっている。
このように、第9〜第11実施例のように、リップル電圧を利用しない電源装置では、発振周波数を一定に保持することができ、例えば、所定の発振周波数幅を有する電源装置を使用する場合よりも、ノイズ対策の自由度を向上させることができる。
すなわち、電源装置の発振周波数が出力負荷電流の大きさで変化すると、その変化する全ての幅の発振周波数に対するノイズ対策を行わなければならず、様々な制約やノイズ対策のためのコストアップが生じることになるが、それらを低減することが可能になる。
図25〜図29は第12〜第16実施例の電源装置を概略的に示すブロック図であり、バック(Buck)コンバータ、ブースト(Boost)コンバータ、および、バックブースト(Buck-Boost)コンバータに切り替え可能な電源装置(DC−DCコンバータ)を示している。
ここで、バックコンバータは、電源電圧VIN(入力電圧)よりも低い出力電圧Vo(平均出力電圧)を生成するDC−DCコンバータであり、また、ブーストコンバータは、電源電圧VINよりも高い出力電圧Voを生成するDC−DCコンバータである。
さらに、バックブーストコンバータは、正の電源電圧VINから負の出力電圧/Voを生成、すなわち、入力電圧のグランド(接地)レベルに対して負の出力電圧を生成するDC−DCコンバータである。
第12〜第16実施例は、モード制御回路13に対してバック(Buck),ブースト(Boost)またはバックブースト(Buck-Boost)のモードを指示することにより、ドライブロジック回路4が4つのスイッチングトランジスタ53〜56を制御する。
ここで、スイッチングトランジスタ53および54は、上述した第1および第2スイッチングトランジスタ51および52に対応する。なお、スイッチングトランジスタ55および56は、第3および第4スイッチングトランジスタに対応する。
図25の第12実施例は、抵抗ESRを使用してリップルを重畳する方式(第1実施例参照)のモード制御機能を有する電源装置において、電流検出回路8をトランジスタ53のソースとノードLXとの間に設けるようにしたものである。
また、図26の第13実施例は、抵抗ESRを使用してリップルを重畳する方式(第2実施例参照)のモード制御機能を有する電源装置において、電流検出回路8をコイル6と出力端子OUTとの間に設けるようにしたものである。
さらに、図27の第14実施例は、VREFジェネレータ94を使用してリップル成分を重畳する方式(第5実施例参照)のモード制御機能を有する電源装置において、電流検出回路8をトランジスタ53のソースとノードLXとの間に設けるようにしたものである。
また、図28の第15実施例では、VREFジェネレータ94を使用してリップル成分を重畳する方式(第6実施例参照)のモード制御機能を有する電源装置において、電流検出回路8をコイル6とトランジスタ55および56の接続ノードとの間に設けたものである。
ここで、図28の第15実施例では、コイル6,コンデンサ7,スイッチングトランジスタ53〜56および電流検出回路8を半導体集積回路10の外部に設けるようになっている。
さらに、図29の第16実施例では、エラーアンプ11を使用した方式(第10実施例参照)のモード制御機能を有する電源装置において、電流検出回路8をノードLXとコイル6との間に設けたものである。
ここで、電流検出回路8をノードLXとコイル6との間に設けた場合も、電流検出回路8をコイル6とトランジスタ55および56の接続ノードとの間に設けた場合と同様に、電流検出回路8は、コイル電流ILXを検出することになる。
なお、第12〜第16実施例において、tonジェネレータ2に対して、トランジスタ26のオン/オフを制御する信号は、モード制御回路13により設定されるモードに対応して適切な制御信号がドライブロジック回路4から供給される。
図30は図8のtonジェネレータの変形例を示すブロック図であり、tonジェネレータ2をデジタル回路としたものである。
図30に示されるように、tonジェネレータ2は、カウンタ201、コンパレータ202、分周器203、および、アナログ/デジタル変換器(ADC:A/Dコンバータ)204〜207を有する。
カウンタ201は、クロックCKをカウントし、トランジスタ52の制御信号DRVLによりリセットされる。ADC204,205および206は、それぞれ電源電圧VIN,出力電圧Voおよび電流検出回路8の出力信号VsをA/D変換する。
出力電圧Voをデジタル変換したADC206の出力信号および電流検出回路8の出力信号Vsをデジタル変換したADC207の出力信号は、加算器205で加算され、信号bとして分周器203に供給される。
分周器203には、電源電圧VINをデジタル変換したADC204の出力信号aも供給され、分周器203からは、(b/a)×γの信号がコンパレータ202に出力される。なお、γは定数を示している。
コンパレータ202は、カウンタ201の出力信号および信号(b/a)×γを比較して、RSフリップフロップ3のリセット端子Rに供給する信号TONOUTを出力する。
この信号TONOUTは、電流検出回路8により検出された電流(コイル電流ILX)の変動を考慮して、コイル電流ILXが大きければ、オン期間tonを長くするように遅れて出力されるようになっている。
このように、tonジェネレータ2は、図8のようなアナログ回路および図30のようなデジタル回路により実現可能なものである。なお、図8および図30の回路は単なる例であり様々な回路を適用することができるのはいうまでもない。
図31は第17実施例の電源装置を概略的に示すブロック図である。
図31と前述した図7の第1実施例との比較から明らかなように、本第17実施例では、高電位電源線に接続されるスイッチングトランジスタをpMOSトランジスタ51’とし、そのトランジスタ51’の制御信号も論理を反転させた信号DRVH’としている。
このように、スイッチングトランジスタ51,52(53〜56)は、nMOSトランジスタに限定されるものではなく、pMOSトランジスタ、或いは、他のスイッチング素子を適用することができる。
図32は第18実施例の電源装置を概略的に示すブロック図であり、図33は第18実施例の電源装置の動作を説明するための図である。
図32および図33と前述した第1実施例を示す図7および図9(FBとVREFの波形図)との比較から明らかなように、本第18実施例は、オン期間tonを制御する代わりに、オフ期間toffを制御するものである。
すなわち、第1実施例では、オン時間固定のDC−DCコンバータに基づいて、そのオン時間を出力負荷電流に応じて制御するが、第18実施例では、オフ時間固定のDC−DCコンバータに基づいて、そのオフ時間を出力負荷電流に応じて制御するものである。
図32に示されるように、RSフリップフロップ3のリセット端子Rには、toffジェネレータ2’の出力信号TOFFOUTが供給され、第1実施例の通常固定のton時間を制御する代わりに、通常固定のtoff時間を制御するようになっている。
このとき、図33に示されるように、コンパレータ1は、出力電圧Voを抵抗R1,R2で分圧した電圧FBと基準電圧VREFとを比較してRSフリップフロップ3に出力信号ERROUTを出力する。そして、スイッチングトランジスタ51および52に対する制御信号DRVHおよびDRVLを調整して出力電圧Voを制御する。
なお、ドライブロジック回路4には、RSフリップフロップ3の反転出力XQが供給され、また、toffジェネレータ2’にも、RSフリップフロップ3の反転出力XQがフィードバックされる。
図34は第19実施例の電源装置を概略的に示すブロック図であり、図35は第19実施例の電源装置における要部を説明するための図である。
図34と前述した図22の第9実施例との比較から明らかなように、本第19実施例では、電流検出回路(リップル用電流検出回路)97の出力信号Vssを利用して電流検出回路8の動作を制御するようになっている。
すなわち、図35に示されるように、コンパレータ80により、電流検出回路97の出力信号Vssと基準電圧Vrefcを比較し、VssがVrefcよりも小さいときは、出力負荷電流Ioが小さい(軽負荷)として電流検出回路8の出力信号Vsを使用した制御は行わない。
これは、上述した各実施例の電流検出回路8の出力信号Vsを使用した制御は、出力負荷電流Ioが大きいときに有効なものであり、無負荷状態や軽負荷状態では、固定のオン時間(オフ時間)を制御する必要がないからである。
そして、本第19実施例によれば、無負荷状態や軽負荷状態では、電流検出回路8等を停止してより一層の消費電力の低減を図ることが可能になる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
第1電源線と第2電源線との間に直列に設けられた第1スイッチ素子および第2スイッチ素子を有し、該第1および第2スイッチ素子をオン/オフ制御して所定の出力電圧を出力する電源回路の半導体集積回路であって、
前記電源回路の出力負荷電流に相当する電流を検出する電流検出回路と、
該電流検出回路により検出された電流値に応じて、電源電圧および前記出力電圧により規定されるスイッチング時間を制御するスイッチング時間制御回路と、
前記スイッチング時間制御回路の出力信号に応じて前記第1および第2スイッチ素子を制御するスイッチ素子制御回路と、を有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記2)
付記1に記載の半導体集積回路において、前記電源回路は、
前記第1および第2スイッチ素子による電流を接続ノードを介して出力端子に流すコイルと、
前記出力端子と前記第2電源線との間に設けられた平滑用コンデンサと、を有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記3)
付記2に記載の半導体集積回路において、
前記電流検出回路は、前記第1スイッチ素子と前記接続ノードとの間に設けられることを特徴とする半導体集積回路。
(付記4)
付記2に記載の半導体集積回路において、
前記電流検出回路は、前記第1電源線と前記第1スイッチ素子との間に設けられることを特徴とする半導体集積回路。
(付記5)
付記2に記載の半導体集積回路において、
前記電流検出回路は、前記コイルと前記出力端子との間に設けられることを特徴とする半導体集積回路。
(付記6)
付記2に記載の半導体集積回路において、
前記電流検出回路は、前記接続ノードと前記コイルとの間に設けられることを特徴とする半導体集積回路。
(付記7)
付記1〜6のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、前記スイッチング時間制御回路は、
前記電源電圧に基づく電圧信号と、前記出力電圧に基づく基準信号および前記電流検出回路により検出された前記電流値に基づく信号を加算した電圧信号とを比較する第1コンパレータを有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記8)
付記1〜7のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
前記スイッチング時間制御回路は、前記第1スイッチング素子のオン時間を制御することを特徴とする半導体集積回路。
(付記9)
付記1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、さらに、
前記出力電圧を基準電圧と比較するエラーコンパレータと、
前記基準電圧を発生する基準電圧ジェネレータと、を有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記10)
付記9に記載の半導体集積回路において、
前記電源回路は、前記平滑用コンデンサの寄生抵抗,または,前記出力端子と前記第2電源線との間に前記平滑用コンデンサと直列に設けられた抵抗による前記出力電圧に重畳されたリップルを利用して前記出力電圧の制御を行い、
前記基準電圧ジェネレータは、固定の前記基準電圧を発生することを特徴とする半導体集積回路。
(付記11)
付記9に記載の半導体集積回路において、
前記出力電圧は、前記コイルを含むハイパスフィルタによりリップルが重畳されて、前記エラーコンパレータに供給され、
前記基準電圧ジェネレータは、固定の前記基準電圧を発生することを特徴とする半導体集積回路。
(付記12)
付記9に記載の半導体集積回路において、
前記基準電圧ジェネレータは、リップルが重畳された前記基準電圧を発生することを特徴とする半導体集積回路。
(付記13)
付記9に記載の半導体集積回路において、さらに、
前記第2電源線と前記第2スイッチ素子との間に設けられたリップル用電流検出回路を有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記14)
付記13に記載の半導体集積回路において、
前記基準電圧ジェネレータは、固定の電圧と、前記リップル用電流検出回路の出力電圧を加算してリップルが重畳された前記基準電圧を発生することを特徴とする半導体集積回路。
(付記15)
付記1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、さらに、
前記第2電源線と前記第2スイッチ素子との間に設けられたリップル用電流検出回路と、
前記出力電圧を基準電圧と比較するエラーアンプと、
該エラーアンプの出力信号を前記リップル用電流検出回路の出力信号と比較する第2コンパレータと、を有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記16)
付記15に記載の半導体集積回路において、さらに、
前記リップル用電流検出回路の出力により、前記出力負荷電流が小さいときには前記電流検出回路の動作を停止することを特徴とする半導体集積回路。
(付記17)
付記1〜16のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、該半導体集積回路は、前記第1および第2スイッチング素子を内蔵することを特徴とする半導体集積回路。
(付記18)
付記1〜17のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
前記電源回路は、複数のモードを有し、
前記半導体集積回路は、さらに、
前記第1電源線および前記第2電源線との間に直列に設けられた第3スイッチ素子および第4スイッチ素子と、
前記複数のモードのいずれかを設定するモード制御回路と、を有し、前記出力端子は、前記第3スイッチ素子および前記コイルを介して前記接続ノードに接続されることを特徴とする半導体集積回路。
(付記19)
付記18に記載の半導体集積回路において、
前記複数のモードは、バックモード,ブーストモードおよびバックブーストであることを特徴とする半導体集積回路。
(付記20)
付記1〜19のいずれか1項に記載の半導体集積回路と、
前記第1および第2スイッチ素子による電流を接続ノードを介して出力端子に流すコイルと、
前記出力端子と前記第2電源線との間に設けられた平滑用コンデンサと、を有することを特徴とする電源装置。
1 エラーコンパレータ
2,102 tonジェネレータ
3 RSフリップフロップ
4 ドライブロジック回路(スイッチング素子制御回路)
6 コイル
7 平滑用コンデンサ
8 電流検出回路
10 半導体集積回路(DC−DCコンバータ用IC)
11 エラーアンプ
51,53 スイッチングトランジスタ(第1スイッチ素子)
52,54 スイッチングトランジスタ(第2スイッチ素子)
55 スイッチングトランジスタ(第3スイッチ素子)
56 スイッチングトランジスタ(第4スイッチ素子)
97 電流検出回路(リップル用電流検出回路)
100 電源装置(電源回路:DC−DCコンバータ)

Claims (10)

  1. 第1電源線と第2電源線との間に直列に設けられた第1スイッチ素子および第2スイッチ素子を有し、該第1および第2スイッチ素子をオン/オフ制御して所定の出力電圧を出力する電源回路の半導体集積回路であって、
    前記電源回路の出力負荷電流に相当する電流を検出する電流検出回路と、
    該電流検出回路により検出された電流値に応じて、電源電圧および前記出力電圧により規定されるスイッチング時間を制御するスイッチング時間制御回路と、
    前記スイッチング時間制御回路の出力信号に応じて前記第1および第2スイッチ素子を制御するスイッチ素子制御回路と、を有することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路において、前記電源回路は、
    前記第1および第2スイッチ素子による電流を接続ノードを介して出力端子に流すコイルと、
    前記出力端子と前記第2電源線との間に設けられた平滑用コンデンサと、を有することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 請求項2に記載の半導体集積回路において、
    前記電流検出回路は、前記第1スイッチ素子と前記接続ノードとの間に設けられることを特徴とする半導体集積回路。
  4. 請求項2に記載の半導体集積回路において、
    前記電流検出回路は、前記コイルと前記出力端子との間に設けられることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、前記スイッチング時間制御回路は、
    前記電源電圧に基づく電圧信号と、前記出力電圧に基づく基準信号および前記電流検出回路により検出された前記電流値に基づく信号を加算した電圧信号とを比較する第1コンパレータを有することを特徴とする半導体集積回路。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、さらに、
    前記出力電圧を基準電圧と比較するエラーコンパレータと、
    前記基準電圧を発生する基準電圧ジェネレータと、を有することを特徴とする半導体集積回路。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、さらに、
    前記第2電源線と前記第2スイッチ素子との間に設けられたリップル用電流検出回路と、
    前記出力電圧を基準電圧と比較するエラーアンプと、
    該エラーアンプの出力信号を前記リップル用電流検出回路の出力信号と比較する第2コンパレータと、を有することを特徴とする半導体集積回路。
  8. 請求項7に記載の半導体集積回路において、さらに、
    前記リップル用電流検出回路の出力により、前記出力負荷電流が小さいときには前記電流検出回路の動作を停止することを特徴とする半導体集積回路。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記電源回路は、複数のモードを有し、
    前記半導体集積回路は、さらに、
    前記第1電源線および前記第2電源線との間に直列に設けられた第3スイッチ素子および第4スイッチ素子と、
    前記複数のモードのいずれかを設定するモード制御回路と、を有し、前記出力端子は、前記第3スイッチ素子および前記コイルを介して前記接続ノードに接続されることを特徴とする半導体集積回路。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体集積回路と、
    前記第1および第2スイッチ素子による電流を接続ノードを介して出力端子に流すコイルと、
    前記出力端子と前記第2電源線との間に設けられた平滑用コンデンサと、を有することを特徴とする電源装置。
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