JP5034451B2 - 電流モードdc−dcコンバータ制御回路および電流モードdc−dcコンバータの制御方法 - Google Patents

電流モードdc−dcコンバータ制御回路および電流モードdc−dcコンバータの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電流モードDC−DCコンバータに関するものであって、特に、出力電圧の変動に対する高速応答性に優れた電流モードDC−DCコンバータに関するものである。
図3の特許文献1に開示されるDC−DCコンバータは、高周波数でオン・オフ可能なスイッチング素子をオン・オフ動作させて直流の入力電圧Vi nを直流の出力電圧Vo u tに変換するスイッチング電源部110と、このスイッチング電源部110における該スイッチング素子のオン・オフ動作を制御するための制御部112とで構成される。
制御部112は、誤差増幅器114と、スイッチング制御回路116と、バイアス電流選択回路122Aと、抵抗分圧回路144とを含んでいる。さらに、誤差増幅器114は、演算増幅器からなる差動増幅器138と、この差動増幅器138内の各部にバイアス電流を供給する定電流源回路140と、差動増幅器138の出力端子とグランド電位との間に接続された出力回路142とを含んでいる。
差動増幅器138の内部には、入力電圧の差分電圧を生成する差動入力部や、この差動入力部から取り出された差分電圧を増幅する電圧増幅部等が含まれており、これらの各部が定電流源回路140からのバイアス電流Iの下で動作するようになっている。そして、バイアス電流Iが大きいほど、差動増幅器138の応答感度または応答速度が増大するようになっている。
定電流源回路140には並列接続された少なくとも2つの独立した定電流源回路140A、140Bが含まれている。第1の定電流源140Aは差動増幅器138内の各部に一定のバイアス電流IAを定常的に供給する。第2の定電流源140Bは、後述するバイアス電流選択回路122Aによるオン・オフ制御を受け、誤差増幅器114に第1の応答特性を持たせるときはオフ状態に保たれ、誤差増幅器114に第2の応答特性を持たせるときはオン状態に切り換えられる。
バイアス電流選択回路122Aは、スイッチング電源部110で得られる抵抗分圧回路144からの帰還信号KVoutを上限監視値AMと比較して、定電流源回路140より差動増幅器138内の各部に供給するバイアス電流としてKVout≦AMのときはIAを選択し(第2の定電流源140Bをオフ状態に保ち)、KVout>AMのときは(IA+IB)を選択する(第2の定電流源140Bをオン状態にする)ようになっている。
制御部112では、直流出力電圧Vo u tが上限監視値AMの範囲を出たときは、制御系のスイッチング制御動作を停止させるのではなく、誤差増幅器114の応答特性を応答性の高いものに切り換えてスイッチング制御動作を続行させる。これにより、通常動作条件内で入力電圧が急激かつ大幅に変動しても、制御系の動作を停止させることなく迅速かつ的確に対応することができる。
その他このような技術に関するものとして特許文献2に開示されているものがある。
特開2005−86992号公報 特開2005−287165号公報
特許文献1に開示される技術では、直流出力電圧Voutが上限監視値AMの範囲を出たとき、誤差増幅器114の応答特性を、バイアス電流IAから(IA+IB)に切り換えることで、応答性の高いものに切り換えてスイッチング制御動作を行なっている。しかしながら、応答性の高いものにしたとしても応答性の傾きが数倍程度に変化するだけであり、出力電圧の急激な変化に十分対応できないおそれが生じ問題である。
本発明は前記背景技術に鑑みなされたものであり、出力電圧の変動に対する高速応答性に優れた電流モードDC−DCコンバータの制御回路、電流モードDC−DCコンバータおよびその制御方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、コイル電流のピーク値を制御する電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、出力電圧が、目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にあるか否かを検出する出力電圧検出部と、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するピーク電流設定部とを備え前記ピーク電流設定部は、前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記誤差増幅器の出力電圧における下限電圧値以下または上限電圧値以上の電圧値を出力する限界電圧出力部と、前記出力電圧検出部の検出結果に応じて、前記誤差増幅器と前記限界電圧出力部とを切替える切替部と、を備えることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路である。
また、他の解決手段は、コイル電流のピーク値を制御する電流モードDC−DCコンバータであって、出力電圧が、目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にあるか否かを検出する出力電圧検出部と、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するピーク電流設定部とを備え前記ピーク電流設定部は、前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記誤差増幅器の出力電圧における下限電圧値以下または上限電圧値以上の電圧値を出力する限界電圧出力部と、前記出力電圧検出部の検出結果に応じて、前記誤差増幅器と前記限界電圧出力部とを切替える切替部と、を含む電流モードDC−DCコンバータ制御回路を備えることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータである。
さらに、他の解決手段は、コイル電流のピーク値を制御する電流モードDC−DCコンバータ制御方法であって、出力電圧が、目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にあるか否かを検出するステップと、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するステップとを備え前記ピーク電流設定値の設定のステップは、前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅するステップと、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記増幅のステップにより出力される電圧における下限電圧値以下または上限電圧値以上の限界の電圧値を出力するステップと、前記出力電圧の検出のステップによる検出結果に応じて、前記増幅のステップと前記限界の電圧値の出力のステップとを切替えるステップと、を備えることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御方法である。
本発明の電流モードDC−DCコンバータ制御回路、電流モードDC−DCコンバータおよびその制御方法では、出力電圧が目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にない場合に、出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定している。これにより、ピーク電流設定値を必要最小限の期間で設定することができる。
本発明によれば、出力電圧の変動に対する高速応答性に優れた電流モードDC−DCコンバータの制御回路、電流モードDC−DCコンバータおよびその制御方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の電流モードDC−DCコンバータ制御回路、電流モードDC−DCコンバータおよびその制御方法について具体化した実施形態を図1〜図2に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態にかかるDC−DCコンバータ1の構成を示す回路図である。降圧型のDC−DCコンバータ1は、メインスイッチング素子FET1と、同期スイッチング素子FET2と、メインスイッチング素子FET1に流れる電流を検知する、カレントミラー回路で構成される電流検知器ISと、検知したメインスイッチング素子FET1の電流を電圧に変換する変換抵抗Rsと、インダクタLと、平滑コンデンサCと、メインスイッチング素子FET1を駆動するメイン側ドライバDRV1と、同期スイッチング素子FET2を駆動する同期側ドライバDRV2と、制御部10とを備えている。
出力端子(VOUT)には、図示されていない負荷が接続されると共に、負荷への電荷供給用に平滑コンデンサCが接続されている。また、制御部10においては、出力電圧VOUTを検出するために、出力電圧VOUTから接地電位に向って抵抗素子R2、R1が直列に接続されている。さらに、位相補償用の抵抗素子R5および容量素子C5が抵抗素子R2に並列に接続されている。
抵抗素子R2、R1の分圧点(VM1)は出力電圧VOUTの検出点であり、誤差増幅器ERAの反転入力端子(−)に接続されている。誤差増幅器ERAの非反転入力端子(+)には参照電圧Vrefが接続されている。誤差増幅器ERAの出力は、次段の比較器COMP3の非反転入力端子(+)に接続されている。比較器COMP3の反転入力端子(−)には、電流検知器ISで検知され、変換抵抗Rsで変換された電流検出電圧VSが入力される。電流検出電圧VSとは、入力電圧VINからメインスイッチング素子FET1を介してインダクタLに入力される電流の検出信号を電圧に変換したものである。
また、誤差増幅器ERAの出力から反転入力端子(−)に向けて位相補償が形成されている。位相補償は、抵抗素子R6および容量素子C6が直列に接続され、それらに並列に容量素子C7が接続されたものと、これらを経由する帰還ループを開閉するスイッチSW1とを経て誤差増幅器ERAの反転入力端子(−)、すなわち出力電圧VOUTの検出点である抵抗素子R2、R1の分岐点(VM1)に接続されている。スイッチSW1の開閉制御は、後述するウィンドウコンパレータの出力により行なわれる。
一方、出力電圧VOUTは抵抗素子R2、R1と同抵抗値を有する抵抗素子R4、R3により分圧されている。抵抗素子R4、R3の分圧点(VM2)は抵抗素子R2、R1の分圧点(VM1)と同電位である。比較器COMP1では、反転端子()に分圧点(VM2)が接続され、反転端子()に上限閾値電圧(Vref+ΔV1)が接続されている。比較器COMP2では、非反転端子(+)に下限閾値電圧(VrefΔV1)が接続され、反転端子(−)に分圧点(VM2)が接続されている。比較器COMP1および比較器COMP2の出力はオアゲートOR1の入力に接続されている。
これにより、オアゲートOR1の出力において、VM2>Vref+ΔV1またはVM2<Vref−ΔV1の場合はハイレベル、Vref+ΔV1≧VM2≧Vref−ΔV1の場合はローレベルが出力される。すなわち、比較器COMP1、比較器COMP2およびオアゲートOR1は、分圧点電圧VM2が下限閾値電圧(Vref−ΔV1)から上限閾値電圧(Vref+ΔV1)に至る範囲にあるときのみローレベルを出力するウィンドウコンパレータを構成している。
また、比較器COMP4は、電流リミッタであり、電流検出電圧VSが上限閾値電圧Vth以上になるとローレベルを出力する。さらに、比較器COMP5は、誤差増幅器ERAの出力が下限閾値電圧Vtl以上になるとアンドゲートAND2を経て発振器OSCの出力をRSフリップフロップFF1のセット端子(S)に伝達するようになる。
比較器COMP3の出力は、アンドゲートAND1を経て、RSフリップフロップFF1のリセット端子(/R)に接続されている。なお、アンドゲートAND1の一端には、電流リミッタである比較器COMP4の出力が接続されている。アンドゲートAND1からのローレベルの信号によりRSフリップフロップFF1の内容がリセットされる。また、RSフリップフロップFF1のセット端子(S)には、アンドゲートAND2からの出力に応じてRSフリップフロップFF1の内容がセットされ、出力端子(S)からハイレベルの出力信号が出力される。
駆動論理回路DRVLでは、RSフリップフロップFF1からハイレベルかつ比較器COMP5からハイレベルが入力されると、メイン側ドライバDRV1にハイレベルが、同期側ドライバDRV2にローレベルが出力される。なお、比較器COMP5からの出力がローレベルになると、メイン側ドライバDRV1にローレベルが、同期側ドライバDRV2にハイレベルが出力される。
NMOS型のメインスイッチング素子FET1では、ドレイン端子が入力電圧VINに、ソース端子がインダクタLの一端子に接続されている。また、NMOS型の同期スイッチング素子FET2では、ドレイン端子がインダクタLの一端子に接続され、ソース端子が接地電位に接続されている。インダクタLの他端子は出力端子(VOUT)に接続されている。
上記の接続を有する第1実施形態のDC−DCコンバータ1は、いわゆる電流モードでスイッチング制御が行われる降圧型の同期整流式DC−DCコンバータである。
メインスイッチング素子FET1が導通してインダクタLの一端子が入力電圧VINに接続されると、他端子の出力電圧VOUTに比して大きな電圧が一端子に印加されることになり、端子間電圧差およびインダクタンス値により決定される所定の時間傾きでインダクタLに流れる電流が増大する。インダクタLに蓄積される電磁エネルギが増大すると共に平滑コンデンサCおよび不図示の負荷に電力供給が行なわれる。メインスイッチング素子FET1が非導通となり、同期スイッチング素子FET2が導通となると、それまでに蓄積されているインダクタLの電磁エネルギとの連続性の必要から、非導通直前の電流との電流値の連続性を有してインダクタLに電流が流れ続ける。この電流は同期スイッチング素子FET2を介して供給されるので、インダクタLの一端子は接地電位に略等しくなり、出力電圧VOUTの他端子に比して低い電圧が印加されることとなる。これにより、負の時間傾きを有して電流が減少する。インダクタLに蓄積されている電磁エネルギは、同期スイッチング素子FET2を介して流れる電流と共に、平滑コンデンサCおよび不図示の負荷に放出される。
平滑コンデンサCおよび不図示の負荷に電力供給しながら出力電圧VOUTを所定の電圧値に維持するために、出力電圧VOUTを分岐点(VM1)で検出して、メインスイッチング素子FET1および同期スイッチング素子FET2の導通・非導通のタイミングを調整する。分岐点(VM1)の検出電圧VM1が参照電圧Vrefに一致する状態で出力電圧VOUTが目的電圧に等しくなる。DC−DCコンバータ1では、出力電圧VOUTが常時フィードバックされ、参照電圧Vrefを中心にして制御されることにより目的電圧を中心にした出力電圧VOUTに定電圧化される。
アンドゲートAND2からの出力信号によりRSフリップフロップFF1がセットされ、Q出力端子からハイレベル信号が出力されることにより、メインスイッチング素子FET1が導通を開始する。誤差増幅器ERAでは、抵抗素子R2、R1の分岐点(VM1)において分圧された検出電圧VM1が入力され、参照電圧Vrefからの検出電圧VM1の差電圧を誤差増幅して誤差増幅電圧VERAを出力する。誤差増幅電圧VERAは、検出電圧VM1が参照電圧Vrefに比して不足している場合に、その不足の程度に応じて高い電圧が出力される。比較器COMP3では、誤差増幅電圧VERAを電流検出電圧VSと比較して、電流検出電圧VSが誤差増幅電圧VERAを超えるとローレベルのリセット信号を出力する。これにより、RSフリップフロップFF1はリセットされ、Q出力端子からローレベルの信号が出力されることにより、メインスイッチング素子FET1は非導通となる。
メインスイッチング素子FET1の非導通タイミングは、誤差増幅電圧VERAの電圧レベルに電流検出電圧VSが到達するタイミングで決定される。このタイミングでメインスイッチング素子FET1が非導通とされることから、メインスイッチング素子FET1を介してインダクタLに入力されるピーク電流値が、目的電圧に対する出力電圧VOUTの不足の程度に応じて決定されることとなる。すなわち、出力電圧VOUTの、目的電圧からの不足分が僅少の場合には、検出電圧VM1と参照電圧Vrefとの差電圧も僅少となり、この差電圧を誤差増幅した誤差増幅電圧VERAの電圧レベルも低くなる。小さな電流検出電圧VSにおいて比較器COMP3の出力電圧がローレベルに反転して、メインスイッチング素子FET1が非導通となる。インダクタLに入力されるピーク電流は小さいものとなる。出力電圧VOUTが、目的電圧から大きく低下している場合には、検出電圧VM1の参照電圧Vrefからの不足分も大きくなり、この差電圧を誤差増幅した誤差増幅電圧VERAの電圧レベルは高い電圧レベルとなる。大きな電流検出電圧VSに至って比較器COMP3の出力電圧がローレベルに反転して、メインスイッチング素子FET1が非導通となる。インダクタLに入力されるピーク電流は大きなものとなる。
アンドゲートAND2からRSフリップフロップFF1のS端子に入力される信号は、発振器OSCから出力される所定周期のクロック信号に基づいて生成されるパルス信号である。電流モードのスイッチングレギュレータでは、発振器OSCから出力されるパルス信号の周期毎に出力電圧VOUTの不足分に応じてインダクタLに入力されるピーク電流が制御されることにより制御が行われる。
さて、誤差増幅器ERAの出力から反転入力端子(−)には、スイッチSW1が導通される際に、抵抗素子R6、容量素子C6および容量素子C7を介して構成される位相補償は、DC−DCコンバータ等のフィードバック制御が行われる制御系において一般的に採用される回路構成である。反転入力端子(−)への検出電圧VM1の急激な変化に対して出力から負帰還をかけることにより、急激な過渡応答をある程度抑制して制御系の安定を図ることを目的としている。しかしながら、位相補償は、誤差増幅電圧VERAが検出電圧VM1の変化を妨げる方向に働くため、過度な負帰還は出力電圧VOUTの急激な変化に対する出力電圧VOUTの回復動作を抑制することにもなりかねない。系の安定性を維持するための過渡応答特性を犠牲にせざるを得ない場合がある。
また、高速応答性を極限まで追及すると誤差増幅器ERAの入出力間に位相補償を備えない構成とすることが考えられる。この場合には、誤差増幅器ERAに入力される検出電圧VM1の参照電圧Vrefからの差電圧を、誤差増幅器ERAのゲインで誤差増幅することができる。しかしながら、負帰還されない大きなゲインで誤差増幅してしまうと、検出電圧VM1から出力電圧VOUTに至り再び検出電圧VM1に戻る、系のフィードバック制御において、制御系が安定せず発振してしまうこととなる。
そこで、第1実施形態のDC−DCコンバータ1では、位相補償を設けない誤差増幅器ERAのゲインを利用する高速応答性と、位相補償を備えることによる制御系の安定性を両立するために、位相補償を開閉するスイッチSW1を備えている。
スイッチSW1は、公知のアナログスイッチで構成され、比較器COMP1、COMP2およびオアゲートOR1からなるウィンドウコンパレータの出力値により制御される。オアゲートOR1の出力値、すなわち、ウィンドウコンパレータの出力値がハイレベルの場合にはスイッチSW1は開かれ、ウィンドウコンパレータの出力値がローレベルの場合にはSW1は閉じられる。
これにより、VM2>Vref+ΔV1またはVM2<Vref−Δ1のように目的電圧がΔV1の範囲で外れた場合には、位相補償を設けない誤差増幅器ERAのゲインを利用する高速応答が行なわれ、Vref+ΔV1≧VM2≧Vref−ΔV1の場合には、位相補償を備えて安定して制御が行われることになる。
以上詳細に説明したとおり、第1実施形態にかかるDC−DCコンバータ制御回路、DC−DCコンバータおよびその制御方法によれば、出力電圧が目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にない場合に、出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定している。これにより、ピーク電流設定値を必要最小限の期間で設定することができる。
また、第1実施形態にかかるDC−DCコンバータ1では、出力電圧VOUTの目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器ERAと、誤差増幅器ERAの入出力間に接続され、制御系の動作状態の安定化を図る位相補償(抵抗素子R6、容量素子C6および容量素子C7)と、出力電圧VOUTが目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲にない場合に位相補償を、誤差増幅器から切り離すスイッチSW1を備えて、コイル電流のピーク電流設定値の設定が行なわれている。これにより、位相補償を設けない誤差増幅器ERAのゲインを利用する高速応答性と、位相補償を備えることによる制御系の安定性を両立することができる。
さらに、第1実施形態にかかるDC−DCコンバータ1では、分圧点電圧VM2が所定の電圧範囲である上限閾値電圧(Vref+ΔV1)よりも高電圧であることを判別する比較器COMP1と、分圧点電圧VM2が所定の電圧範囲である下限閾値電圧(Vref−ΔV1)よりも低電圧であることを判別する比較器COMP2と、比較器COMP1からの出力信号および比較器COMP2からの出力信号の論理和をとるオアゲートOR1を備えて、出力電圧VOUTが目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲にあるか否かが検知されている。これにより、容易な回路構成で出力電圧VOUTが目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲にあるか否かを検知することができる。
(第2実施形態)
図2は第2実施形態にかかるDC−DCコンバータ1Aの構成を示す回路図である。第2実施形態にかかるDC−DCコンバータ1Aは、第1実施形態にかかるDC−DCコンバータ1における制御部10が制御部10Aとなった部分が異なる。従って、異なる部分を中心に説明し、同様の部分はその説明を簡略化または省略する。
第2実施形態にかかるDC−DCコンバータ1Aの制御部10Aでは、スイッチSW1が削除され、誤差増幅器ERAでは常に位相補償を備える状態となっている。スイッチSW1の削除に代わり、比較器COMP3の非反転入力端子(+)への接続を誤差増幅器ERAの出力もしくは比較器COMP2の出力のうちから切り換えるスイッチSW2を備えている。
スイッチSW2は、比較器COMP1,COMP2およびオアゲートOR1からなるウィンドウコンパレータの出力により切り換えられる。ウィンドウコンパレータの出力が、ローレベルの場合は誤差増幅器ERAの出力が選択され、ハイレベルの場合は比較器COMP2の出力が選択される。
これにより、VM2>Vref+ΔV1またはVM2<Vref−Δ1のように目的電圧がΔV1の範囲で外れた場合には、比較器COMP2のゲインを利用する高速応答が行なわれ、Vref+ΔV1≧VM2≧Vref−ΔV1の場合には、位相補償を備えて安定して制御が行われることになる。
第2実施形態にかかるDC−DCコンバータ1Aでは、出力電圧VOUTの目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器ERAと、出力電圧が目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にない場合に、出力電圧VOUTの電圧レベルの高低に応じて、誤差増幅器ERAの出力電圧における下限電圧値以下または上限電圧値以上の電圧値を出力する限界電圧出力部と、ウィンドウコンパレータの検出結果に応じて、誤差増幅器ERAと限界電圧出力部とを切り換えるスイッチSW2を備えて、コイル電流のピーク電流設定値の設定が行なわれている。これにより、位相補償を設けない誤差増幅器ERAのゲインを利用する高速応答性と、位相補償を備えることによる制御系の安定性を両立することができる。
また、第2実施形態にかかるDC−DCコンバータ1Aでは、分圧点電圧VM2が所定の電圧範囲である上限閾値電圧(Vref+ΔV1)よりも高電圧であることを判別する比較器COMP1と、分圧点電圧VM2が所定の電圧範囲である下限閾値電圧(Vref−ΔV1)よりも低電圧であることを判別する比較器COMP2と、比較器COMP1からの出力信号および比較器COMP2からの出力信号の論理和をとるオアゲートOR1を備えて、出力電圧VOUTが目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲にあるか否かが検知されている。これにより、容易な回路構成で出力電圧VOUTが目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲にあるか否かを検知することができる。
さらに、第2実施形態にかかるDC−DCコンバータ1Aでは、比較器COMP2は、限界電圧出力部を兼ねている。これにより、より簡易な回路構成にすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態においては、降圧型DC−DCコンバータの場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、昇圧型DC−DCコンバータやその他のタイプのDC−DCコンバータに対しても同様に適用することができる。
なお、DC−DCコンバータ1は、電流モードDC−DCコンバータの一例、DC−DCコンバータ1Aは、電流モードDC−DCコンバータの一例、比較器COMP1,COMP2およびオアゲートOR1からなるウィンドウコンパレータは出力電圧検出部の一例、誤差増幅器ERA、抵抗素子R6、容量素子C6、容量素子C7、スイッチSW1はピーク電流設定部の一例、抵抗素子R6、容量素子C6、容量素子C7は位相補償の一例、スイッチSW1はスイッチ部の一例である。また、比較器COMP1は第1コンパレータの一例、比較器COMP2は第2コンパレータの一例、比較器COMP2は限界電圧出力部の一例である。
ここで、本発明の技術思想により、背景技術における課題を解決するための手段を以下に列記する。
(付記1) コイル電流のピーク値を制御する電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、出力電圧が、目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にあるか否かを検出する出力電圧検出部と、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するピーク電流設定部と、を備えることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
(付記2) 請求項1に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、前記ピーク電流設定部は、前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、前記誤差増幅器の入出力間に接続され、制御系の動作状態の安定化を図る位相補償と、前記出力電圧が前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記位相補償を、前記誤差増幅器から切り離すスイッチ部と、を備えることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
(付記3) 請求項2に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、前記出力電圧検出部は、前記所定の電圧範囲の上限電圧値より高電圧であることを判別する第1コンパレータと、前記所定の電圧範囲の下限電圧値より低電圧であることを判別する第2コンパレータと、前記第1コンパレータからの出力信号および前記第2コンパレータからの出力信号の論理和をとるオアゲートと、を含むことを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
(付記4) 請求項1に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、前記ピーク電流設定部は、前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記誤差増幅器の出力電圧における下限電圧値以下または上限電圧値以上の電圧値を出力する限界電圧出力部と、前記出力電圧検出部の検出結果に応じて、前記誤差増幅器と前記限界電圧出力部とを切替える切替部と、を含むことを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
(付記5) 請求項4に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、前記出力電圧検出部は、前記所定の電圧範囲の上限電圧値より高電圧であることを判別する第1コンパレータと、前記所定の電圧範囲の下限電圧値より低電圧であることを判別する第2コンパレータと、前記第1コンパレータからの出力信号および前記第2コンパレータからの出力信号の論理和をとるオアゲートと、を含むことを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
(付記6) 請求項5に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、前記第2コンパレータは、前記限界電圧出力部を兼ねることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
(付記7) 請求項1乃至請求項6のうちいずれか一項に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、前記誤差増幅器の出力、または/および前記限界電圧出力部の出力は、前記コイル電流のピーク値を設定することを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
(付記8) コイル電流のピーク値を制御する電流モードDC−DCコンバータであって、出力電圧が、目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にあるか否かを検出する出力電圧検出部と、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するピーク電流設定部と、を含む電流モードDC−DCコンバータ制御回路を備えることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ。
(付記9) 請求項8に記載の電流モードDC−DCコンバータであって、前記ピーク電流設定部は、前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、前記誤差増幅器の入出力間に接続され、制御系の動作状態の安定化を図る位相補償と、前記出力電圧が前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記位相補償を、前記誤差増幅器から切り離すスイッチ部と、を含むことを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ。
(付記10) 請求項8に記載の電流モードDC−DCコンバータであって、前記ピーク電流設定部は、前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記誤差増幅器の出力電圧における下限電圧値以下または上限電圧値以上の電圧値を出力する限界電圧出力部と、前記出力電圧検出部の検出結果に応じて、前記誤差増幅器と前記限界電圧出力部とを切替える切替部と、を含むことを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ。
(付記11) コイル電流のピーク値を制御する電流モードDC−DCコンバータ制御方法であって、出力電圧が、目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にあるか否かを検出するステップと、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するステップと、を備えることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御方法。
(付記12) 請求項11に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御方法であって、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するステップは、前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅するステップと、前記差電圧を増幅するステップの入出力間に接続され、制御系の動作状態の安定化を図るステップと、前記出力電圧が前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記位相補償を、前記誤差増幅器から切り離すステップと、を含むことを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御方法。
(付記13) 請求項11に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御方法であって、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するステップは、前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅するステップと、前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記誤差増幅器の出力電圧における下限電圧値以下または上限電圧値以上の電圧値を出力するステップと、前記出力電圧検出部の検出結果に応じて、前記誤差増幅器と前記限界電圧出力部とを切替えるステップと、を含むことを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御方法。
第1実施形態にかかるDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。 第2実施形態にかかるDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。 従来技術のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。
1、1A DC−DCコンバータ
10、10A 制御部
C 平滑コンデンサ
COMP1、COMP2 比較器
ERA 誤差増幅器
FET1 メインスイッチング素子
FET2 同期スイッチング素子
FF1 RSフリップフロップ
IS 電流検知器
L インダクタ
OR1 オアゲート
SW1、SW2 スイッチ
VERA 誤差増幅電圧
VM1 検出電圧
VM2 分圧点電圧
VOUT 出力電圧
VS 電流検出電圧
Vref 参照電圧

Claims (6)

  1. コイル電流のピーク値を制御する電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、
    出力電圧が、目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にあるか否かを検出する出力電圧検出部と、
    前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するピーク電流設定部とを備え
    前記ピーク電流設定部は、
    前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、
    前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記誤差増幅器の出力電圧における下限電圧値以下または上限電圧値以上の電圧値を出力する限界電圧出力部と、
    前記出力電圧検出部の検出結果に応じて、前記誤差増幅器と前記限界電圧出力部とを切替える切替部と、
    を備えることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
  2. 請求項に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、
    前記出力電圧検出部は、
    前記所定の電圧範囲の上限電圧値より高電圧であることを判別する第1コンパレータと、
    前記所定の電圧範囲の下限電圧値より低電圧であることを判別する第2コンパレータと、
    前記第1コンパレータからの出力信号および前記第2コンパレータからの出力信号の論理和をとるオアゲートと、
    を含む
    ことを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
  3. 請求項に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、
    前記第2コンパレータは、前記限界電圧出力部を兼ねる
    ことを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
  4. 請求項1乃至請求項のうちいずれか一項に記載の電流モードDC−DCコンバータ制御回路であって、
    前記誤差増幅器の出力、または/および前記限界電圧出力部の出力は、前記コイル電流のピーク値を設定する
    ことを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御回路。
  5. コイル電流のピーク値を制御する電流モードDC−DCコンバータであって、
    出力電圧が、目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にあるか否かを検出する出力電圧検出部と、
    前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するピーク電流設定部とを備え
    前記ピーク電流設定部は、
    前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅する誤差増幅器と、
    前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記誤差増幅器の出力電圧における下限電圧値以下または上限電圧値以上の電圧値を出力する限界電圧出力部と、
    前記出力電圧検出部の検出結果に応じて、前記誤差増幅器と前記限界電圧出力部とを切替える切替部と、
    を備えることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ。
  6. コイル電流のピーク値を制御する電流モードDC−DCコンバータ制御方法であって、
    出力電圧が、目的電圧を挟んだ所定の電圧範囲内にあるか否かを検出するステップと、
    前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記コイル電流のピーク電流設定値を、下限値または上限値に設定するステップとを備え
    前記ピーク電流設定値の設定のステップは、
    前記出力電圧の、前記目的電圧からの差電圧を増幅するステップと、
    前記出力電圧が、前記目的電圧を挟んだ前記所定の電圧範囲内にない場合に、前記出力電圧の電圧レベルの高低に応じて、前記増幅のステップにより出力される電圧における下限電圧値以下または上限電圧値以上の限界の電圧値を出力するステップと、
    前記出力電圧の検出のステップによる検出結果に応じて、前記増幅のステップと前記限界の電圧値の出力のステップとを切替えるステップと、
    を備えることを特徴とする電流モードDC−DCコンバータ制御方法。
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