JP2009292293A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、車室内の乗員が運転者一人のみのときに運転者に快適な空調感を与えることができる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】車両用空調装置は、内気吸込口6および外気吸込口7から空気を吸込み、複数の吹出口20〜23,30〜33から空調風を吹出す空調ユニット1と、複数の吹出口21,22,31,32にそれぞれ設けられるルーバ80と、助手席を空調範囲とする吹出口30〜33から吹出す空調風の通過を許可する許可状態と通過を遮断する遮断状態とにわたって切替えるドア34〜36と、運転席を空調する運転席空調指令を入力するための1人乗車エコモードスイッチ65と、運転席空調指令が与えられると、内気吸込口6から空気を吸込むように空調ユニット1を制御し、空調範囲を運転席を中心に空調するようにルーバ80の制御し、かつドア34〜36を遮断状態に制御するエアコンECU10と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内の複数の空間に向かって空調風を吹き出す車両用空調装置に関するものであり、特に、車室内の乗員が運転者一人のみのときの空調制御に関する。
従来、運転席側温度設定器にて設定された設定温度、および助手席側温度設定器にて設定された設定温度に基づいて、車室内の運転席側空間、および助手席側空間を独立に温度コントロールする車両用空調装置が知られている。このような車両用空調装置は、車室内の乗員の位置と人数に応じて、乗員に快適な空調感を与えるように構成される(たとえば特許文献1参照)。
特開2000−142081号公報
前述の従来の車両用空調装置では、乗員の位置と人数に応じて乗員に快適な空調感を自動的に与えるために、乗員の位置を検出する手段、および車室内の温度を検出する手段などの各種の検出手段が必要である。したがって車両用空調装置の構成が複雑になり、部品点数が増加し、製造コストが高くなるという問題がある。
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、車室内の乗員が運転者一人のみのときに運転者に快適な空調感を与えることができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明は、車室内の運転席側下方に開口する内気吸込口(6)および車室外に連通する外気吸込口(7)の少なくともいずれか一方から空気を吸込み、車両の運転席を含む複数の座席に対応して開口する複数の吹出口(20〜23,30〜33)から空調風を吹出す空調ユニット(1)と、
複数の吹出口にそれぞれ設けられ、複数の吹出口から車室内に向けて吹き出す空調風の空調範囲をそれぞれ変更する複数の吹出状態可変手段(80)と、
複数の吹出口のうち、車両の運転手の座席を除く残余の座席を空調範囲とする吹出口(30〜33)から吹出す空調風の通過を許可する許可状態と通過を遮断する遮断状態とにわたって切替える開閉手段(34〜36,91,92)と、
運転手の座席を空調する運転席空調指令を入力するための入力手段(65)と、
運転席空調指令が与えられると、内気吸込口から空気を吸込むように空調ユニットを制御し、空調範囲を運転手の座席を中心に空調するように各吹出状態可変手段を制御し、かつ開閉手段を遮断状態に制御する制御手段(10)と、を含むことを特徴とする車両用空調装置である。
本発明に従えば、検出手段の検出結果などに基づくことなく、入力手段を乗員が操作することによって運転席空調指令が与えられると、吹出状態可変手段の空調範囲を運転手の座席を中心に空調させ、開閉手段を遮断状態に制御するので、運転席を除く残余の座席への空調能力を運転席の空調のために用いることができる。また運転席下方に開口する内気吸込口から空気を吸込むので、運転席空間だけでの空調風循環を作り出すことができる。したがって運転席空間を効率良く空調することができる。
また入力手段によって運転席空調指令が与えられると、前述のように運転席を中心に空調する制御となるので、たとえば助手席および後部座席に他の乗員がいる場合であっても、たとえば他の乗員が空調を嫌うとき、または他の乗員が体調不良などに起因して空調が必要がないときなどには、入力手段を操作することによって運転席だけを集中して空調することができる。したがって運転手は、いわゆる運手席空間のスポット空調を所望のタイミングで、かつ簡単な入力手段による操作で実行することができる。
このように検出手段などを用いることない簡単な構成で運転席だけを集中して空調することができるので、製造コストを低減することができる車両用空調装置を提供することができる。
また本発明は、各座席の乗員の存否を検出する乗員検出手段(77)をさらに含み、
制御手段は、乗員検出手段の検出結果に基づいて運転席のみに乗員がいると判定された場合、内気吸込口から空気を吸込むように空調ユニットを制御し、空調範囲を運転手の座席を中心に空調するように各吹出状態可変手段を制御し、かつ開閉手段を遮断状態に制御することを特徴とする。
本発明に従えば、乗員検出手段の検出結果に基づいて運転席のみに乗員がいると判定された場合、いわば自動的に運転席を集中して空調することができる。これによって利便性をさらに向上することができる。
さらに本発明は、車室内の運転席側下方に開口する内気吸込口(6)および車室外に連通する外気吸込口(7)の少なくともいずれか一方から空気を吸込み、車両の運転席を含む複数の座席に対応して開口する複数の吹出口(20〜23,30〜33)から空調風を吹出す空調ユニット(1)と、
複数の吹出口にそれぞれ設けられ、各吹出口の開閉状態をそれぞれ切替え、各吹出口が開状態において各吹出口から車室内に向けて吹き出す空調風の空調範囲をそれぞれ変更する複数の吹出状態可変手段(80,91,92)と、
予め定める第1位置と第2位置とにわたって変位する操作片(81a,90)と、
操作片と各吹出状態可変手段とを機械的に接続し、操作片の位置に応じて吹出状態可変手段の開閉状態および空調範囲が変更するように連動させる連結部材(86)と、を含み、
操作片が第1位置に配置されると、各吹出状態可変手段に位置決め力を与え、複数の吹出口のうち、車両の運転手の座席を除く残余の座席を空調範囲とする吹出口(30〜33)に設けられる吹出状態可変手段を閉状態とし、かつ運転席を空調範囲とする吹出口(20〜23)に設けられる吹出状態可変手段を開状態とし、開状態の吹出口の空調範囲を運転手の座席を中心に空調するように吹出状態可変手段の空調範囲を変更することを特徴とする車両用空調装置である。
本発明に従えば、操作片を第1位置に変位させることによって、吹出状態可変手段が連動し、運転席を空調するための吹出状態可変手段の空調範囲が運転手の座席を中心に空調する位置となり、残余の吹出状態可変手段が閉状態となる。これによって運転席を除く残余の座席への空調能力を運転席の空調のために用いることができる。また運転席下方に開口する内気吸込口が設けられるので、内気吸込口から空気を吸い込むことによって、運転席空間だけでの空調風循環を作り出すことができる。したがって運転席空間を効率良く空調することができる。
さらに本発明は、運転手の座席を空調する運転席空調指令を入力するための入力手段(65)と、
運転席空調指令が与えられると、操作片を第2位置から第1位置に変位させる駆動部(81)をさらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、入力手段によって運転席空調指令が入力されると、駆動部によって操作片を第2位置から第1位置に変位させるので、操作片に乗員自らが位置決め力を与える必要がない。したがって乗員は簡単な操作で操作片を第1位置に配置することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に関して、図1〜図12を用いて説明する。図1は、第1実施形態の車両用空調装置100の全体構成を示す模式図である。図2は、車両用空調装置100が設けられる車両前席の吹出口配置を示すインストルメントパネル50の正面図である。図3は、エアコン操作パネル51を示す正面図である。車両用空調装置100は、走行用に水冷エンジンを搭載する自動車などの車両において、車室内を空調する空調ユニット1をエアコンECU10によって制御するように構成された、いわゆるオートエアコンシステムである。
空調ユニット1は、車室内の運転席側空調空間と助手席側空調空間との温度調節、および吹出口モードの変更などを、互いに独立して行うことが可能なエアコンユニットである。運転席側空調空間は、運転席と運転席後方の後部座席を含む空間である。また助手席側空調空間は、助手席と助手席後方の後部座席を含む空間である。
空調ユニット1は、車両の車室内前方に配置された空調ダクト2を備えている。空調ダクト2の上流側には、送風機ユニットが設けられる。送風機ユニットは、内外気切替ドア3およびブロワ4を含む。内外気切替ドア3は、サーボモータ5などのアクチュエータによって駆動され、内気吸込口6と外気吸込口7との開度を変更する吸込口切替手段である。空調ユニット1は、後述する図4に示すように完全センター置きといわれるタイプのものであり、車室内前方の計器盤下方部であって、車両左右方向の中央位置に搭載されている。
送風機ユニットは、空調ユニット1の車両前方側に配設される。送風機ユニットの内気吸込口6は、運転席側の下方に開口しており、運転席側から車室内空気を吸い込む。したがって内気吸込口6は、インストルメントパネル50の隙間などから吸い込まれるような構成ではなく、運転席側の下方に直接開口している。インストルメントパネル50の隙間などから吸い込まれるような構成であると、吸い込まれる空気はインストルメントパネル50によって熱的な影響をうけるが、本実施の形態の内気吸込口6は前述のように運手席側の下方に直接開口するので、内気吸込口6から吸い込まれる空気は、インストルメントパネル50による熱的な影響を受けることはない。
ブロワ4は、ブロワ駆動回路8によって制御されるブロワモータ9により回転駆動されて、空調ダクト2内において車室内に向かう空気流を発生させる遠心式送風機である。ブロワ4は、後述する運転席側および助手席側の各吹出口20〜23,30〜33から車室内の運転席側空調空間および助手席側空調空間に向けてそれぞれ吹き出される空調風の吹出風量、または吹出風速を変更する吹出風量可変手段、または吹出風速可変手段として機能する。
空調ダクト2には、空調ダクト2を通過する空気を冷却する冷却手段としてのエバポレータ41が設けられている。また、そのエバポレータ41の空気下流側には、第1空気通路11および第2空気通路12を通過する空気を、エンジンの冷却水と熱交換して加熱する、加熱手段としてのヒータコア42が設けられている。
各空気通路11,12は、仕切板14により区画されている。また、例えば電力を用いて走行する車両に用いられた車両用空調装置100では、エバポレータやヒータコアをペルチェ素子に変更しても良い。そのヒータコア42の空気上流側には、車室内の運転席側空調空間と助手席側空調空間との温度調節を、互いに独立して行うための運転席側エアミックス(A/M)ドア15および助手席側エアミックス(A/M)ドア16が設けられている。
各A/Mドア15,16は、サーボモータ17,18などのアクチュエータにより駆動されており、運転席側および助手席側の各吹出口20〜23,30〜33から車室内の各空調空間に向けて、それぞれ吹き出される空調風の吹出温度を変更する。
エバポレータ41は、冷凍サイクル(図示せず)の一構成部品を成すものである。冷凍サイクルは、車両のエンジンルーム内に搭載された車両走行用のエンジンの出力軸にベルト駆動されて、冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサと、このコンプレッサより吐出された冷媒を凝縮液化させるコンデンサと、このコンデンサより流入した液冷媒を気液分離するレシーバと、このレシーバより流入した液冷媒を断熱膨張させる膨張弁と、この膨張弁より流入した気液二相状態の冷媒を蒸発気化させるエバポレータ41とを含む。
冷凍サイクルのうちコンプレッサは、エアコンECU10から出力される制御電流によって、圧縮容量が可変される。本実施形態では、エバ後温度センサ74が検知するエバ後温度(TE)と、目標エバ後温度(TEO)との比較結果に応じて出力される制御信号に基づき、容量可変制御を行う電磁式容量可変制御弁を有する容量可変コンプレッサが用いられている。
第1空気通路11の空気下流側には、図1および図2に示すように、運転席側デフロスタ吹出口20、運転席側センタフェイス吹出口21、運転席側サイドフェイス吹出口22、および運転席側フット吹出口23が、各吹出ダクトを介して連通している。また、第2空気通路12の空気下流側には、図1および図2に示すように、助手席側デフロスタ吹出口30、助手席側センタフェイス吹出口31、助手席側サイドフェイス吹出口32、および助手席側フット吹出口33が、各吹出ダクトを介して連通している。
運転席側および助手席側デフロスタ吹出口20,30は、車両前方窓ガラスへ空調風を吹き出すための吹出口を構成する。運転席側および助手席側フェイス吹出口21,22,31,32は、運転者および助手席乗員の頭胸部へ空調風を吹き出すための吹出口を構成する。運転席側および助手席側フット吹出口23,33は、運転者および助手席乗員の足元へ空調風を吹き出すための吹出口を構成する。
第1および第2空気通路11,12内には、車室内の運転席側と助手席側との吹出モードの設定を、互いに独立して行う運転席側および助手席側吹出口切替ドアとして、運転席側および助手席側デフロスタドア24,34、運転席側および助手席側フェイスドア25,35、運転席側および助手席側フットドア26,36が設けられている。
運転席側および助手席側吹出口切替ドア24〜26,34〜36は、サーボモータ28,29,38,39などのアクチュエータにより駆動され、運転席側および助手席側の吹出モードをそれぞれ切り替える。助手席側吹出口切替ドア34〜36は、複数の吹出口20〜23,30〜33のうち、車両の運転手の座席を除く残余の座席を空調範囲とする吹出口30〜33から吹出す空調風の通過を許可する許可状態と通過を遮断する遮断状態とにわたって切替える開閉手段である。空調範囲とは、各吹出口20〜23,30〜33から吹き出される空調風が主に流通する範囲をいい、各吹出口20〜23,30〜33の吹出方向および吹出方向にある座席などの障害物によって決定される。運転席側および助手席側の吹出口モードとしては、たとえばフェイスモード、バイレベル(B/L)モード、フットモード、フット/デフロスタモードおよびデフロスタモードがある。
また運転席側および助手席側フェイス吹出口21,22,31,32には、空調風の吹出方向を変更するためのルーバ80がそれぞれ設けられる。各ルーバ80は、吹出状態可変手段であって、各吹出口21,22,31,32から車室内に向けて吹き出す空調風の空調範囲をそれぞれ変更する。各ルーバ80うち運転席を空調範囲とする運転席側および助手席側フェイス吹出口21,22,31に設けられるルーバ80には、サーボモータ81などのアクチュエータにより駆動され、運転席側および助手席側の吹出方向それぞれ切り替える。各ルーバ80うち助手席のみを空調範囲とする助手席側サイドフェイス吹出口32に設けられるルーバ80は、乗員が手動によって吹出方向を切り替えることができるように構成される。
また助手席側サイドフェイス吹出口32からの空調風の吹出しを許可する開状態と、助手席側サイドフェイス吹出口32からの空調風の吹出しを遮断する閉状態とにわたって切替えるダクト内開閉ドア91が設けられる。ダクト内開閉ドア91は、サーボモータ81などのアクチュエータにより駆動され、本実施の形態では前述のルーバ80を駆動するサーボモータ81によって駆動される。
次に、ルーバ80およびダクト内開閉ドア91について図4〜図6を用いて説明する。図4は、フェイス吹出口21,22,31に設けられるルーバ80の動作およびダクト内開閉ドア91の動作を説明するための図である。図5は、運転席側フェイス吹出口21を拡大して示す平面図である。図6は、ルーバ80の動作を段階的に示す平面図である。先ずルーバ80に関して説明する。各フェイス吹出口21,22,31に設けられる各ルーバ80は、複数の案内板82、第1支持部材83、第2支持部材84、ばね部材85およびワイヤ86を有する。各フェイス吹出口21,22,31に設けられる各ルーバ80の構成は、互いに略同一であるので、運転席側フェイス吹出口21に設けられるルーバ80に関して説明し、残余の2つのルーバ80に関しては説明を省略する。
案内板82は、平板状であって、運転席側フェイス吹出口21には厚み方向に間隔をあけて積層するように複数設けられ、本実施の形態では5枚設けられる。第1支持部材83は、運転席側フェイス吹出口21に相対変位するように設けられ、各案内板82の一端部を角変位するように支持する。第2支持部材84は、運転席側フェイス吹出口21に固定され、各案内板82の一端部と中間部との間を角変位するように支持する。このように第1支持部材83および第2支持部材84によって、5枚の案内板82が同じ方向に向くように連動して動作するように互いに連結される。
各ルーバ80は、第1支持部材83の一端部がワイヤ86によってサーボモータ81に連結され、第1支持部材83の他端部がばね部材85の一端部に連結される。ばね部材85の他端部は、予め定める固定位置に固定される。ワイヤ86の一端部は、第1支持部材83に連結され、ワイヤ86の他端部はサーボモータ81に連結される。
次にダクト内開閉ドア91に関して説明する。ダクト内開閉ドア91は、ドア本体91a、ばね部材85およびワイヤ86を有する。ダクト内開閉ドア91は、板状に形成されるドア本体91aを含み、ドア本体91aのドア幅方向の中間部に回転軸91bが設けられるバタフライドアで構成される。ドア本体91aの外周縁部には、吹出ダクトの内壁との密着性を向上させるために、たとえばゴム系の弾性材からなるシール材(図示せず)を額縁状に配置している。ドア本体91aのドア幅方向の一端部は、ワイヤ86によってサーボモータ81に連結される。ドア本体91aのドア幅方向の他端部は、ばね部材85の一端部に連結される。
サーボモータ81は、駆動部であって、予め定める第1位置と第2位置とにわたって変位することができる操作片81aを有する。操作片81aは、長手状部材であって、一端部がサーボモータ81の本体に角変位できるように支持され、他端部がワイヤ86の他端部に連結される。したがって操作片81aと各ルーバ80およびダクト内開閉ドア91とは、連結部材として機能するワイヤ86によってそれぞれ接続され、操作片81aの位置に応じてルーバ80の案内板82の傾きが変更される。また操作片81aの位置に応じてダクト内開閉ドア91の開閉状態が変更される。ワイヤ86は、所望の位置まで這わすために、他の部材を避けるように滑車などによって引き回されて、操作片81aと3つの第1支持部材83およびドア本体91aとを連結する。
図6(1)は、操作片81aが第1位置に配置された状態であって、第1支持部材83をワイヤ86で一端部側にばね部材85のばね力に抗して引張力を与えると、第1支持部材83が一端部側に変位し、案内板82が傾く。操作片81aが第1位置に配置されると、ルーバ80に引張力である位置決め力を与え、運転席側フェイス吹出口21の空調範囲を運転手の座席を中心に空調するようにルーバ80によって空調範囲を変更する。
また図6(3)は、操作片81aが第2位置に配置された状態であって、ワイヤ86の引張力を解除することでばね部材85のばね力によって第1支持部材83が他端部側に変位し、案内板82が逆向きに傾く。また図6(2)に示すように、ばね部材85のばね力とワイヤ86の引張力との力の釣合いによって、案内板82が正面に向く。したがって操作片81aの角度位置に応じて、運転席側フェイス吹出口21の空調範囲が変更するように連動させることができる。
このように操作片81aが第1位置にある状態では、各ルーバ80による吹出方向は、運転席空間が中心となるように設定される。また操作片81aが第1位置にある状態では、ダクト内開閉ドア91は閉状態となるように設定される。したがっ1つのサーボモータ81によって3つのルーバ80およびダクト内開閉ドア91を同時に動作させることができる。
各ドア24〜26,34〜36,91および各ルーバ80は、サーボモータ28,29,38,39,81により駆動されるが、各ドア24〜26,34〜36,91および各ルーバ80とサーボモータ28,29,38,39,81との連結部分には好ましくは滑り手段87が設けられる。滑り手段87は、たとえば乗員により手動操作された場合に大きな荷重がサーボモータ28,29,38,39,81に加わらないように、各ドア24〜26,34〜36,91および各ルーバ80からサーボモータ28,29,38,39,81の出力部分に伝達される操作力を遮断する。
滑り手段87の一例として、運転席側デフロスタドア24に設けられる滑り手段87に関して、図7〜図9を用いて説明する。図7は、運転席側デフロスタドア24および滑り手段87を示す斜視図である。図8は、運転席側デフロスタドア24および滑り手段87を示す側面図である。図9は、運転席側デフロスタドア24および滑り手段87を示す分解斜視図である。滑り手段87は、伝達部88および締付部89を含む。伝達部88は、運転席側デフロスタドア24の一端部24aとサーボモータ28の出力部とを連結する。伝達部88は、運転席側デフロスタドア24の一端部24aが緩やかに挿通するよう挿通孔88aが形成される。挿通孔88aに臨む内壁部88bには、内壁部88bが変形できるように変形許容部分88cが形成される。変形許容部分88cは、内壁部88bの周方向を分断するスリットによって構成される。
締付部89は、内壁部88bと運転席側デフロスタドア24の一端部24aとが密に接触するように内壁部88bの外方から内方に向かう締め付け力を与える。締付部89は、変形許容部分88cの外周に設けられる。締付部89は、弾性力を有するリング状に形成される。運転席側デフロスタドア24の一端部24aを挿通孔88aに挿通させた状態で、内壁部88bの外側に締付部89が設けられる。これによって締付部89が締め付け力を与え、変形許容部分88cが内方に向かって変形し、運転席側デフロスタドア24の一端部と内壁部88bと密に接触し、その摩擦力によって伝達部88と運転席側デフロスタドア24と一体に変位させることができる。
このような締付部89が設けられるので、締め付け力に起因する摩擦力よりも大きい荷重が伝達部88に加わった場合、伝達部88がいわゆる空回りすることによって、伝達部88と運転席側デフロスタドア24の一端部24aとの連結部分に大きい荷重が加わるこことなく、連結部分が損傷することを防止することができる。
次に、車両用空調装置100の制御に関して説明する。エアコンECU10は、制御手段であって、エンジンの始動および停止を司るイグニッションスイッチが入れられた時に、車両に搭載された車載電源であるバッテリー(図示せず)から直流電源が供給され、演算処理や制御処理を開始するように構成されている。エアコンECU10には、図1および図2に示したように、インストルメントパネル50に一体的に設置されたエアコン操作パネル51上の各種操作スイッチから、各スイッチ信号が入力されるように構成されている。
エアコン操作パネル51には、図3に示すように、たとえば液晶ディスプレイ52、内外気切替スイッチ53、フロントデフロスタスイッチ54、リヤデフロスタスイッチ55、デュアルスイッチ56、吹出モード切替スイッチ57、ブロワ風量切替スイッチ58、エアコンスイッチ59、オートスイッチ60、オフスイッチ61、運転席側、助手席側温度設定器62、63、燃費向上スイッチ64、および1人乗車エコモードスイッチ65などが設置されている。
液晶ディスプレイ52には、運転席側および助手席側空調空間の設定温度を視覚表示する設定温度表示部、吹出モードを視覚表示する吹出モード表示部、およびブロワ風量を視覚表示する風量表示部などが設けられている。液晶ディスプレイ52には、たとえば外気温表示部、吸込モード表示部および時刻表示部などが設けられていても良い。また、エアコン操作パネル51上の各種の操作スイッチは、液晶ディスプレイ52に設けられていてもよい。
フロントデフロスタスイッチ54は、前面窓ガラスの防曇能力を上げるか否かを指令する空調スイッチに相当するもので、吹出モードをデフロスタモードに設定するように要求するデフロスタモード要求手段である。デュアルスイッチ56は、運転席側空調空間内の温度調節と助手席側空調空間内の温度調節とを、互いに独立して行う左右独立温度コントロールを指令する左右独立制御指令手段である。モード切替スイッチ57は、乗員のマニュアル操作に応じて、吹出モードを、フェイスモード、バイレベル(B/L)モード、フットモード、フット/デフロスタモードのいずれかに設定するように要求するモード要求手段である。エアコンスイッチ59は、冷凍サイクルのコンプレッサの稼働、または停止を指令する空調操作スイッチである。エアコンスイッチ59は、コンプレッサを非稼働にして、エンジンの回転負荷を減らすことで燃費効率を高めるために設けられている。
運転席側および助手席側温度設定器62,63は、運転席側空調空間内と助手席側空調空間内のそれぞれ温度を、所望の温度に設定(Tset)するための運転席側および助手席側温度設定手段で、アップスイッチ62a,63aとダウンスイッチ62b,63bをそれぞれ備える。
燃費向上スイッチ64は、冷凍サイクルのコンプレッサの稼働率を下げて、低燃費および省動力を考慮した経済的な空調制御を行うか否かを指令するエコノミースイッチである。1人乗車エコモードスイッチ65は、乗員のマニュアル操作に応じて、吸込吹出モードを後述する1人乗車エコモードに設定するように要求する入力手段である。
エアコンECU10の内部には、演算処理や制御処理を行うCPU(中央演算装置)、ROMやRAMなどのメモリ、およびI/Oポート(入力/出力回路)などの機能を含んで構成される周知のマイクロコンピュータが設けられている。各種センサからのセンサ信号がI/OポートまたはA/D変換回路によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力される。エアコンECU10には、車室内温度(内気温)Trを検知する内気温検知手段としての内気温センサ71、車室外温度(外気温)を検知する外気温検知手段としての外気温センサ72、および日射検知手段としての日射センサ73が接続されている。またエアコンECU10には、エバポレータ41を通過した直後の空気温度(エバ後温度TE)を検知するエバ後温度検知手段としてのエバ後温度センサ74、車両のエンジン冷却水温を検知して送風空気の加熱温度とする加熱温度検知手段としての冷却水温センサ75、車室内の相対湿度を検出する湿度検出手段としての湿度センサ76、および各席の乗員の存否を検出する乗員検出手段としての着座センサ77などが接続されている。
内気温センサ71、外気温センサ72、エバ後温度センサ74、および冷却水温センサ75は、たとえばサーミスタなどの感温素子が使用されている。また、日射センサ73は、運転席側空調空間内に照射される日射量(日射強度)を検知する運転席側日射強度検知手段と、助手席側空調空間内に照射される日射量(日射強度)を検知する助手席側日射強度検知手段とを有しており、たとえばフォトダイオードなどが使用されている。湿度センサ76は、内気温センサ71とともに、運転席近傍のインストルメントパネル50の前面に形成された凹所内に収容されており、前面窓ガラスの防曇のためにデフロスタ吹き出しの要否の判定に利用される。
次に、エアコンECU10による制御方法を、図10を用いて説明する。図10は、エアコンECU10の制御プログラムの一例を示したフローチャートである。まず、イグニッションスイッチがオンされてエアコンECU10に直流電源が供給されると、予めメモリに記憶されている図10に示す制御プログラムが実行される。
ステップa1では、エアコンECU10内部のマイクロコンピュータに内蔵されたデータ処理用メモリの記憶内容などを初期化し、ステップa2に移る。ステップa2では、各種データをデータ処理用メモリに読み込み、ステップa3に移る。したがってステップa2では、エアコン操作パネル51上の各種操作スイッチからのスイッチ信号、および各種センサからのセンサ信号が入力される。センサ信号としては、たとえば内気温センサ71が検知する車室内温度Tr、外気温センサ72が検知する外気温Tam、日射センサ73が検知する日射量Ts、エバ後センサ74が検知するエバ後温度Te、および冷却水温センサ75が検知する冷却水温Twである。
ステップa3では、記憶している演算式に入力データを代入して、運転席側の目標吹出温度TAO(Dr)、および助手席側の目標吹出温度TAO(Pa)を演算し、その運転席側および助手席側の目標吹出温度TAO(Dr),TAO(Pa)と外気温Tamから、目標エバポレータ後温度TEOを演算し、ステップa4に移る。ステップa4では、演算した運転席側および助手席側の目標吹出温度TAO(Dr),TAO(Pa)に基づいてブロワ風量、すなわちブロワモータ9に印加するブロワ制御電圧VAを演算し、ステップa5に移る。ブロワ制御電圧VAは、運転席側および助手席側の目標吹出温度TAO(Dr),TAO(Pa)にそれぞれ適合したブロワ制御電圧VA(Dr),VA(Pa)を、予め定めた特性パターンに基づいて求めるとともに、それらのブロワ制御電圧VA(Dr),VA(Pa)を平均化処理することにより得ている。
ステップa5では、演算された運転席側および助手席側の目標吹出温度TAO(Dr),TAO(Pa)とステップa2における入力データとを、メモリに記憶されている演算式に代入して、運転席側A/Mドア15のA/M開度SW(Dr)(%)、および助手席側A/Mドア16のA/M開度SW(Pa)(%)を演算し、ステップa6に移る。ステップa6では、ステップa3にて演算された運転席側および助手席側の目標吹出温度TAO(Dr),TAO(Pa)に基づき、車室内へ取り込む空気流の吸込モードと、車室内へ吹き出す空気流の吹出モードとを決定し、ステップa7に移る。
ステップa7では、ステップa3で演算された運転席側および助手席側の目標吹出温度TAO(Dr),TAO(Pa)とエバ後センサ74が検知する実際のエバポレータ後温度Teとが一致するように、フィードバック制御(PI制御)にてコンプレッサを目標吐出量とするための制御電流値を決定し、ステップa8に移る。具体的には、コンプレッサに付設された電磁式容量制御弁の電磁ソレノイドに供給する制御電流の目標値となるソレノイド電流(制御電流:In)を、メモリに記憶されている演算式に基づいて演算する。
ステップa8では、ステップa4にて演算されたブロワ制御電流VAとなるように、ブロワ駆動回路8に制御信号を出力し、ステップa9に移る。ステップa9では、ステップa5で決定されたA/M開度SW(Dr),SW(Pa)となるように、サーボモータ17,18に制御信号を出力し、ステップa10に移る。ステップa10では、ステップa6で決定された吸込モードと吹出モードとなるように、サーボモータ28,29,38,39に制御信号を出力し、ステップa11に移る。
ステップa11では、ステップa7で決定されたソレノイド電流(制御電流:In)をコンプレッサに付設された電磁式容量制御弁の電磁ソレノイドに出力し、ステップa2に戻り、ステップa2〜ステップa11までの処理を繰り返す。このような一連の処理を繰り返すことによって、乗員が設定した車室内温度にすることができる。
次に、エアコンECU10による1人乗車エコモードに関する制御の一例を、図11を用いて説明する。図11は、1人乗車エコモードにおけるエアコンECU10の制御プログラムの一例を示したフローチャートである。図11に示す処理は、前述の図10におけるステップa7とステップa8との間に設けたサブルーチンである。したがって図10のステップa7から図11のステップb1に移り、ステップb1では、着座センサ77が検知する各席の乗員の存否に対応した信号より、乗員は運転者のみか否かを判定し、ステップb2に移る。運転者以外にも乗員がいる場合は、図10のステップa8に移り、前述したように通常の空調制御を行い、乗員が運転者のみの場合には、ステップb2に移る。
ステップb2では、乗員が運転者のみの場合であるので、運転席空間を急速に温度調節するモードとして、吸込吹出モードを「1人乗車エコモード」に変更し、ステップa8に移る。具体的には、吸込モードは内気モードとして、内外気切替ドア3にて運転席側下方にある内気吸込口6を開口させる。また乗員のいない助手席側空調空間のみに開口した吹出口30,33を、対応する各ドア34,36で全て閉じる。また運転席側空調空間に開口した吹出口21,22,31に設けられるルーバ80の向きを前述の操作片81aを第1位置に変位させることによって変更し、運転席を中心に空調するように空調範囲を変更する。またダクト内開閉ドア91の開閉状態を前述の操作片81aを第1位置に変位させることによって、開状態から閉状態に切り替えて、助手席側サイドフェイス吹出口32を閉状態にする。
そして、空調モードが冷房モードである場合には、運転席側の各ドア24〜26にて、フェイス吹出口21,22,31とフット吹出口23との両方を開口させるバイレベル吹出モードとして冷風吹き出しを行う。また、空調モードが暖房モードである場合には、運転席側の各ドア24〜26にて、フット吹出口23だけを開口させるフット吹出モードとして温風吹き出しを行う。また暖房時の吹出モードは、冷房時と同じバイレベル吹出モードとしてもよい。これらにより、運転席空間にだけ空調風を吹き出すため、運転席空間を効率良く設定温度に近付けることができる。
これによってエアコンECU10は、着座センサ77の検知結果より、乗員が運転者のみと判定された場合、運転席空間を急速に温度調節するモードとすることができる。具体的には、複数の吹出口20〜23,30〜33のうち、運転席空間以外に開口した吹出口30,31,33を、対応する各ドア34,36,91にて全て遮断状態とし、運手席空間に開口した吹出口21,22,31の空調空間を運手席空間に変更し、かつ吸込モードを内気モードとして空調運転を行う。これによって運転席空間にだけ空調風を吹き出すため、運転席空間を効率良く設定温度に近付けることができる。また、運転席空間だけを空調するため、空調にかかる動力を低減することができる。
次に、エアコンECU10による1人乗車エコモードに関する制御の他の例を、図12を用いて説明する。図12は、1人乗車エコモードにおけるエアコンECU10の制御プログラムの他の例を示したフローチャートである。図12に示す処理は、前述の図11の処理と並行して行われる処理であって、図10のステップa7とステップa8との間に設けたサブルーチンである。したがって図10のステップa7から図12のステップc1に移り、ステップc1では、乗員によってエアコン操作パネル51上の各種操作スイッチの1つである1人乗車エコモードスイッチ65が操作されたか否かを判断し、操作された場合、ステップc2に移る。ステップc1にて1人乗車エコモードスイッチ65が操作されると、運転席空調指令がエアコンECU10に与えられる。ステップc2では、運転席空調指令が与えられので、運転席空間を急速に温度調節するモードとして、前述したステップb2と同様に1人乗車エコモードに変更し、ステップa8に移る。
これによってエアコンECU10は、運転席空調指令を入力するための入力手段である1人乗車エコモードスイッチ65が操作された場合、運転席空間を急速に温度調節するモードとすることができる。したがって前述の図11に関連して説明した運転席空間の空調効果と同様の効果を達成することができる。
以上説明したように本実施の形態の車両用空調装置100は、1人乗車エコモードと判断されると、運転席空間に空調するための吹出口21,22,31のルーバ80の向きを変更して空調範囲を運転席が中心となるように空調させ、残余の吹出口30,31,33に対応する各ドア34,36,91を全て閉じるように制御するので、運転席を除く残余の座席への空調能力を運転席の空調のために用いることができる。また運転席下方に開口する内気吸込口6から空気を吸込むので、運転席空間だけでの空調風循環を作り出すことができる。したがって運転席空間を効率良く空調することができる。このように簡単な構成で運転席だけを集中して空調することができるので、製造コストを低減することができる車両用空調装置100を提供することができる。
また本実施の形態では、図12に示すように1人乗車エコモードスイッチ65によって運転席空調指令を入力することができるので、乗員は所望のときだけ1人乗車エコモードスイッチ65を用いて運転席を集中して空調することができる。これによって利便性を向上することができる。
さらに本実施の形態では、図11に示すように着座センサ77の検出結果に基づいて運転席のみに乗員がいると判定された場合、1人乗車エコモードにするので、いわば自動的に運転席を集中して空調することができる。これによって利便性をさらに向上することができる。
また本実施の形態では、操作片81aを第1位置に変位させることによって、4つのルーバ80が連動し、運転席を空調するためのルーバ80の空調範囲を運転手の座席を中心に空調する位置となる。これによって運転席を除く残余の座席への空調能力を運転席の空調のために用いることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に関して、図13を用いて説明する。本実施の形態では、
第1実施形態のダクト内開閉ドア91に換え、助手席側サイドフェイス吹出口32に連通する空調ユニット1が有する開口にユニット内開閉ドア92が設けられる点に特徴を有する。図13は、フェイス吹出口21,22,31に設けられるルーバ80の動作およびユニット内開閉ドア92の動作を説明するための図である。
ユニット内開閉ドア92は、空調ユニット1の開口であって、吹出ダクトを介して助手席側サイドフェイス吹出口32に連通する開口に設けられる。ユニット内開閉ドア92は、空調ユニット1の開口から吹出ダクトを介して助手席側サイドフェイス吹出口32への空調風の吹出しを許可する開状態と、空調風の吹出しを遮断する閉状態とにわたって切替える。ユニット内開閉ドア92は、サーボモータ81などのアクチュエータにより駆動され、本実施の形態ではルーバ80を駆動するサーボモータ81によって駆動される。
ユニット内開閉ドア92は、ドア本体92a、ばね部材85およびワイヤ86を有する。ユニット内開閉ドア92は、板状に形成されるドア本体92aを含み、ドア本体92aのドア幅方向の中間部に回転軸92bが設けられるバタフライドアで構成される。ドア本体91aの外周縁部には、吹出ダクトの内壁との密着性を向上させるために、たとえばゴム系の弾性材からなるシール材(図示せず)を額縁状に配置している。ドア本体92aのドア幅方向の一端部は、ワイヤ86によってサーボモータ81に連結される。ドア本体92aのドア幅方向の他端部は、ばね部材85の一端部に連結される。
したがって操作片81aの位置に応じてユニット内開閉ドア92の開閉状態が変更される。操作片81aが第1位置にある状態は、1人乗車エコモードであって、各ルーバ80による吹出方向は、運転席空間が中心となるように設定される。また操作片81aが第1位置にある状態では、ユニット内開閉ドア92は閉状態となるように設定される。したがっ1つのサーボモータ81によって3つのルーバ80およびユニット内開閉ドア92を同時に動作させることができる。
このように本実施の形態では、前述の第1実施形態と同様に1人乗車エコモードと判断されると、運転席空間に空調するための吹出口21,22,31のルーバ80の向きを変更して空調範囲を運転席が中心となるように空調させ、残余の吹出口30,31,33に対応する各ドア34,36,92を全て閉じるように制御するので、運転席を除く残余の座席への空調能力を運転席の空調のために用いることができる。したがって前述の第1実施形態と同様の作用および効果を達成することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に関して、図14を用いて説明する。本実施の形態は、前述の第1実施形態と類似しており、本実施の形態では、ルーバ80およびダクト内開閉ドア91の動作はサーボモータ81を用いずに、乗員が行う操作の操作力を用いてルーバ80が動作する点に特徴を有する。図14は、ルーバ80の動作およびダクト内開閉ドア91の動作を説明するための図である。
エアコン操作パネル51には、さらに1人乗車エコモードレバー90が設けられる。1人乗車エコモードレバー90は、別名としてたとえばドライバ席(D席)集中レバーまたは一席集中エコモードレバーと称されるレバーであって、スライドさせて1人乗車エコモードに変更するためのレバーである。1人乗車エコモードレバー90は、予め定める第1位置から第2位置までスライド変位できるように構成される。乗員は、1人乗車エコモードレバー90を第1位置と第2位置と間をスライドさせることができる。このような1人乗車エコモードレバー90は、前述の第1実施形態のルーバ80を構成するサーボモータ81の操作片81aと同様の構成であり、本実施の形態の1人乗車エコモードレバー90では動力源は乗員がスライドさせることによって生じる操作力であり、前述の第1実施形態では操作片81aの動力源はサーボモータである。
1人乗車エコモードレバー90は、4つのワイヤ86の他端部に連結され、1人乗車エコモードレバー90と各ルーバ80およびダクト内開閉ドア91とは、4つのワイヤ86によって機械的にそれぞれ接続され、1人乗車エコモードレバー90の位置に応じて3つのルーバ80の案内板82の傾きが変更され、ダクト内開閉ドア91の開閉状態が切り替えられる。したがって1人乗車エコモードレバー90のスライド位置に応じて、各フェイス吹出口21,22,31の空調範囲が変更するように連動させることができる。このように操作片81aの位置に応じてユニット内開閉ドア92の開閉状態が変更される。
1人乗車エコモードレバー90が第1位置にある状態は、1人乗車エコモードであって、各ルーバ80による吹出方向は、運転席空間が中心となるように設定される。また1人乗車エコモードレバー90が第1位置にある状態では、ダクト内開閉ドア91は閉状態となるように設定される。したがっ1人乗車エコモードレバー90をスライドすることによって3つのルーバ80およびダクト内開閉ドア91を同時に動作させることができる。したがって1人乗車エコモードレバー90のスライド位置に応じて、各フェイス吹出口21,22,31の空調範囲が変更するように連動させることができる。
このように本実施の形態では、サーボモータ81などの駆動源を用いることなく、1人乗車エコモードレバー90を設けるという簡単な構成で、1人乗車エコモードレバー90の変位にルーバ80およびダクト内開閉ドア91を連動させて、運転席を空調するためのルーバ80の空調範囲を運転手の座席を中心に空調する位置とすることができる。このように駆動源が必要ないので、製造コストを低減することができる。
また1人乗車エコモードレバー90が第1位置に配置されると、自動的に内気モードとなるように制御してもよい。これによって第1実施形態と同様に内気吸込口6から空気を吸込むので、運転席空間だけでの空調風循環を作り出すことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に関して、図15を用いて説明する。本実施の形態は、前述の第3実施形態と同様に1人乗車エコモードレバー90を有し、第2実施形態と同様に第3実施形態のダクト内開閉ドア91に換え、助手席側サイドフェイス吹出口32に連通する空調ユニット1が有する開口にユニット内開閉ドア92が設けられる点に特徴を有する。図15は、フェイス吹出口21,22,31に設けられるルーバ80の動作およびユニット内開閉ドア92の動作を説明するための図である。
1人乗車エコモードレバー90は、4つのワイヤ86の他端部に連結され、1人乗車エコモードレバー90と各ルーバ80およびユニット内開閉ドア92とは、4つのワイヤ86によって機械的にそれぞれ接続され、1人乗車エコモードレバー90の位置に応じて3つのルーバ80の案内板82の傾きが変更され、ユニット内開閉ドア92の開閉状態が切り替えられる。したがって1人乗車エコモードレバー90のスライド位置に応じて、各フェイス吹出口21,22,31の空調範囲が変更するように連動させることができる。
したがって操作片81aの位置に応じてユニット内開閉ドア92の開閉状態が変更される。1人乗車エコモードレバー90が第1位置にある状態は、1人乗車エコモードであって、各ルーバ80による吹出方向は、運転席空間が中心となるように設定される。また1人乗車エコモードレバー90が第1位置にある状態では、ユニット内開閉ドア92は閉状態となるように設定される。したがっ1人乗車エコモードレバー90をスライドすることによって3つのルーバ80およびユニット内開閉ドア92を同時に動作させることができる。
このように本実施の形態では、前述の第3実施形態と同様に、サーボモータ81などの駆動源を用いることなく、1人乗車エコモードレバー90を設けるという簡単な構成で、1人乗車エコモードレバー90の変位にルーバ80およびユニット内開閉ドア92を連動させて、運転席を空調するためのルーバ80の空調範囲を運転手の座席を中心に空調する位置とすることができる。このように駆動源が必要ないので、製造コストを低減することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の実施の各形態では、各席の乗員の存否を検知するのに、シートに配された着座センサを用いているが、インストルメントパネルなどに配置したIR(非接触赤外線温度)センサにより、各席の乗員の存否を検知するようにしてもよい。また、シートベルトの嵌着信号や各席のドアの開閉信号を用いて、各席の乗員の存否を推定するようにしても良いし、これらの手段を組み合わせて各席の乗員の存否を判断するものであってもよい。またインストルメントパネルなどに配置したIRセンサを用いて、各席の乗員の存否および乗員の表面温度に基づいて、図10に示す通常の空調制御を行ってもよい。
また前述の実施の各形態では、操作片81aを第1位置に変位させることによって、ルーバ80が連動し、運転席を空調するためのルーバ80の空調範囲を運転手の座席を中心に空調する位置となり、運転席空間以外に開口した吹出口30〜33を、対応する各ドア34〜36にて全て閉じるように制御しているが、各ドア34〜36を閉じることなく、残余のルーバ80を閉状態となるように制御してもよい。
また前述の実施の各形態では、操作片81aが第2位置に配置されると、各ルーバ80を所望の開閉状態および空調範囲に変更できるように各ルーバ80の位置決め力を解除するように構成してもよい。換言すると、1人乗車エコモードでは各ルーバ80の開閉状態および空調範囲は固定されるが、1人乗車エコモード以外のモードでは乗員が自由に各ルーバ80の開閉状態および空調範囲を調整できるように構成してもよい。これによって乗員の空調設定の自由度を向上することができる。
また前述の実施の各形態では、アクチュエータはサーボモータによって実現されているが、サーボモータに限ることはなく、残余のアクチュエータ、たとえばバイメタルおよび形状記憶合金を用いてもよい。
また前述の実施の各形態では、空調ユニット1は、車室内の運転席側空調空間と助手席側空調空間との温度調節、および吹出口モードの変更などを、互いに独立して行うことが可能なエアコンユニットであるが、このような互いに独立した空気通路11,12を有するエアコンユニットに限ることはない。空調ユニット1は、たとえば各空気通路11,12は、仕切板14によって区画されていないような構成であってもよい。このような構成の空調ユニットであっても、1人乗車エコモードに制御されて、運転席空間以外に開口した吹出口30〜33を、対応する各ドア34〜36にて全て遮断状態とし、運手席空間に開口した吹出口21,22の空調空間を運手席空間に変更し、かつ吸込モードを内気モードとして空調運転することによって、前述の構成と同様の作用および効果を達成することができる。
第1実施形態の車両用空調装置100の全体構成を示す模式図である インストルメントパネル50を示す正面図である。 エアコン操作パネル51を示す正面図である。 ルーバ80の動作およびダクト内開閉ドア91の動作を説明するための図である。 運転席側フェイス吹出口21を拡大して示す平面図である。 ルーバ80の動作を段階的に示す平面図である。 運転席側デフロスタドア24および滑り手段87を示す斜視図である。 運転席側デフロスタドア24および滑り手段87を示す側面図である。 運転席側デフロスタドア24および滑り手段87を示す分解斜視図である。 エアコンECU10の制御プログラムの一例を示したフローチャートである。 1人乗車エコモードにおけるエアコンECU10の制御プログラムの一例を示したフローチャートである。 1人乗車エコモードにおけるエアコンECU10の制御プログラムの他の例を示したフローチャートである。 第2実施形態の運転席側フェイス吹出口21に設けられるルーバ80の動作およびユニット内開閉ドア92の動作を説明するための図である。 第3実施形態の運転席側フェイス吹出口21に設けられるルーバ80の動作およびダクト内開閉ドア91の動作を説明するための図である。 第4実施形態の運転席側フェイス吹出口21に設けられるルーバ80の動作およびユニット内開閉ドア92の動作を説明するための図である。
符号の説明
1…空調ユニット
6…内気吸込口
7…外気吸込口
10…エアコンECU(制御手段)
20…運転席側デフロスタ吹出口(吹出口)
21…運転席側センタフェイス吹出口(吹出口)
22…運転席側サイドフェイス吹出口(吹出口)
23…運転席側フット吹出口(吹出口)
24…運転席側デフロスタドア
25…運転席側フェイスドア
26…運転席側フットドア
30…助手席側デフロスタ吹出口(吹出口)
31…助手席側センタフェイス吹出口(吹出口)
32…助手席側サイドフェイス吹出口(吹出口)
33…助手席側フット吹出口(吹出口)
34…助手席側デフロスタドア(開閉手段)
35…助手席側フェイスドア(開閉手段)
36…助手席側フットドア(開閉手段)
65…1人乗車エコモードスイッチ(入力手段)
77…着座センサ(乗員検出手段)
80…ルーバ(吹出状態可変手段)
81…サーボモータ(駆動部)
81a…操作片
86…ワイヤ(連結部材)
90…1人乗車エコモードレバー(操作片)
91…ダクト内開閉ドア(開閉手段)
92…ユニット内開閉ドア(開閉手段)

Claims (4)

  1. 車室内の運転席側下方に開口する内気吸込口(6)および車室外に連通する外気吸込口(7)の少なくともいずれか一方から空気を吸込み、車両の運転席を含む複数の座席に対応して開口する複数の吹出口(20〜23,30〜33)から空調風を吹出す空調ユニット(1)と、
    前記複数の吹出口にそれぞれ設けられ、前記複数の吹出口から車室内に向けて吹き出す空調風の空調範囲をそれぞれ変更する複数の吹出状態可変手段(80)と、
    前記複数の吹出口のうち、車両の運転手の座席を除く残余の座席を空調範囲とする吹出口(30〜33)から吹出す空調風の通過を許可する許可状態と前記通過を遮断する遮断状態とにわたって切替える開閉手段(34〜36,91,92)と、
    運転手の座席を空調する運転席空調指令を入力するための入力手段(65)と、
    前記運転席空調指令が与えられると、前記内気吸込口から空気を吸込むように前記空調ユニットを制御し、空調範囲を運転手の座席を中心に空調するように前記各吹出状態可変手段を制御し、かつ前記開閉手段を前記遮断状態に制御する制御手段(10)と、を含むことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記各座席の乗員の存否を検出する乗員検出手段(77)をさらに含み、
    前記制御手段は、前記乗員検出手段の検出結果に基づいて運転席のみに乗員がいると判定された場合、前記内気吸込口から空気を吸込むように前記空調ユニットを制御し、空調範囲を運転手の座席を中心に空調するように前記各吹出状態可変手段を制御し、かつ前記開閉手段を前記遮断状態に制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 車室内の運転席側下方に開口する内気吸込口(6)および車室外に連通する外気吸込口(7)の少なくともいずれか一方から空気を吸込み、車両の運転席を含む複数の座席に対応して開口する複数の吹出口(20〜23,30〜33)から空調風を吹出す空調ユニット(1)と、
    前記複数の吹出口にそれぞれ設けられ、各吹出口の開閉状態をそれぞれ切替え、各吹出口が開状態において前記各吹出口から車室内に向けて吹き出す空調風の空調範囲をそれぞれ変更する複数の吹出状態可変手段(80,91,92)と、
    予め定める第1位置と第2位置とにわたって変位する操作片(81a,90)と、
    前記操作片と前記各吹出状態可変手段とを機械的に接続し、前記操作片の位置に応じて前記吹出状態可変手段の開閉状態および前記空調範囲が変更するように連動させる連結部材(86)と、を含み、
    前記操作片が前記第1位置に配置されると、前記各吹出状態可変手段に位置決め力を与え、前記複数の吹出口のうち、車両の運転手の座席を除く残余の座席を空調範囲とする吹出口(30〜33)に設けられる前記吹出状態可変手段を閉状態とし、かつ運転席を空調範囲とする吹出口(20〜23)に設けられる前記吹出状態可変手段を開状態とし、開状態の前記吹出口の空調範囲を運転手の座席を中心に空調するように前記吹出状態可変手段の空調範囲を変更することを特徴とする車両用空調装置。
  4. 運転手の座席を空調する運転席空調指令を入力するための入力手段(65)と、
    前記運転席空調指令が与えられると、前記操作片を前記第2位置から前記第1位置に変位させる駆動部(81)をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。
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