JP2009233214A - 棒状部材繰出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持部材の支持部に棒状部材を挟持した状態で容器を落下させてもその衝撃を充分に緩和して棒状部材が支持部から外れることを確実に防止でき部品点数が少なく低コスト化を図ることができる棒状部材繰出容器を提供する。
【解決手段】保持部材16の支持部16aの底面部は、後方に向かう開口32が形成され、支持部16aの内側面部から該開口32内へ向かう境界面34を後方に行くほど内径が縮小する斜面状に形成して、該支持部16aに棒状部材14の後端14aを挿入して取付けたときに該棒状部材14の後端14a周囲部が前記斜面状の境界面34に接触するように形成している。
【選択図】図1

Description

本発明は化粧用鉛筆(アイライン、アイブロー用等)、口紅、リップクリーム等の棒状化粧料を容器から繰り出して使用する棒状化粧料容器等の棒状部材繰出容器に関する。
従来、特開2003−230428号公報(特許文献1)のような棒状化粧料容器において、使用時に誤って手が滑る等によって、容器を落下させてしまった際に、衝撃力で棒状部材が保持部材から外れることがあった。
棒状部材への衝撃力を緩和する構造には、特開平8−154736号公報(特許文献2)、特開2002ー192883号公報(特許文献3)、及び特開2003−310348号公報(特許文献4)等に開示されたものが挙げられる。
特許文献2では、その実施形態において押棒(4)の先端に設けられたチャック(3)の腔部(17)に棒状化粧材(10)の後端を嵌合保持しており、この腔部(17)の底部に穴を形成している。また、特許文献3では、保持部材(2)の支持部(2A)から軸方向に延在した穴を形成している。これら特許文献2〜3のような穴は、容器落下時に棒状化粧料がチャック底部の底着きしたときの衝撃を緩和する構造として採用できる。
また、特許文献4では、ベンド部(237)は、保持部材の後端面が割り形状に形成して内側にベンドする(曲がる)構造を有しており、落下等したときの衝撃をこのベンド部で緩和することが考えられる。
特開2003−230428号公報 特開平8−154736号公報 特開2002ー192883号公報 特開2003−310348号公報
しかしながら、上述の各特許文献1〜4を試みに単に組み合わせたものを用いて、落下衝撃試験を行ったが、それでは棒状部材が保持部材から外れるのを防ぐことができなかった。また、各特許文献の衝撃緩和構造を組み合わせた試作品を作成したところ、製品の部品点数が多く、コストがかかってしまった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、保持部材の支持部に棒状部材を挟持した状態で容器を落下させてもその衝撃を充分に緩和して棒状部材が支持部から外れることを確実に防止でき部品点数が少なく低コスト化を図ることができる棒状部材繰出容器を提供しようとするものである。
本発明は、棒状部材繰出容器に係り、筒状の先軸の後方に該先軸に対して相対回転自在に設けられた筒状の後軸と、先軸と後軸内に挿入されて棒状部材を支持するための保持部材を有してなり、後軸に対して先軸を正転・逆転させることによって棒状部材を先軸先端から繰出し・収納する棒状部材繰出容器であって、
先軸に対する保持部材の相対回転を規制し、
後軸の内部に螺旋溝を形成し、
螺旋溝から先軸側への長手方向に突出する第1の突部が形成された保持部材は、その先端側に棒状部材を先方から後方に向けて挿入して取付ける支持部を形成し、かつ、外周面部に前記螺旋溝に摺動可能に係合する突起を形成し、
該支持部の底面部は、後方に向かう開口が形成され、該支持部の内側面部から該開口内へ向かう境界面を後方に行くほど内径が縮小する斜面状に形成して、該支持部に棒状部材の後端を挿入して取付けたときに該棒状部材の後端部周囲が前記斜面状の境界面に接触するように形成し、
先軸に対する後軸の所定方向への回転により、保持部材が螺旋溝から先軸側方向に移動して、前記先軸先端から前記棒状部材を突出させるようにすると共に、その移動によって保持部材の第1の突部が後軸内部の第2の突部に当接したときに、保持部材がそれ以上先軸側へ移動することを規制した構造にしたことを特徴とする棒状部材繰出容器である。
本発明において、前記後軸は後端が閉ざされており、前記保持部材には、その後端部に前記後軸内端面に向かって先端が鋭角に形成された先細部を設けたことが好ましい。
また、本発明において、前記保持部材の後端部は、後端側から先端側に向かって形成された切り込みによって後方に向けて板状に延びかつ前記保持部材の径方向に弾性変形可能に複数の先細部を有し、各先細部の側面部に、後軸の内部の螺旋溝に摺動可能に係合する突起が前記保持部材の径方向外側に向けて突出形成されていることが好ましい。
また、本発明において、前記支持部の底面部の斜面状の境界面が突出湾曲状に形成されており、この突出湾曲状の境界面の曲率が0.05mm以上であることが好ましい。
また、本発明において、前記支持部の底面部の斜面状の境界面は、挿入された棒状部材の後端周囲が線接触するように形成されたことが好ましい。
また、本発明において、前記保持部材の支持部内径が支持部底面部の開口径より大きいことが好ましい。
また、本発明において、前記支持部は、その先端から後方に向けて前記開口に隣接する途中部までその長手方向に複数のスリットを形成して周方向に複数に分割しており、前記支持部に、前記棒状部材を先方から後方に向けて挿入して保持する際に各分割された部分同士が弾性変形して前記棒状部材を挟持するようにしたことが好ましい。
本発明において、前記棒状部材は、棒状化粧料であることが好ましい。
本発明の棒状部材繰出容器によれば、支持部に棒状部材の後端を挿入して取付けたときに該棒状部材の後端周囲が前記斜面状の境界面に接触するように形成しているので、棒状部材繰出容器を落とす等して棒状部材にその軸状方向への衝撃が加わり該棒状部材が支持部の底面部に衝突しても、この棒状部材の後端周囲部が前記斜面状の境界面に接触して衝撃を緩衝するので、棒状部材が衝撃によって保持部材からの抜けや折れる等破損することがない。
また、前記保持部材に、その後端部に前記後軸内端面に向かって先端が鋭角に形成された先細部を設けたことによって、棒状部材繰出容器を落とす等してもこの先細部が前記後軸内端面に当接して保持部材さらには棒状部材に加わる衝撃を緩和するため棒状部材の抜けや破損を防止することができる。
また、前記保持部材の支持部を周方向に複数に分割し、支持部に、前記棒状部材を先方から後方に向けて挿入して保持する際に各分割された部分同士が弾性変形して前記棒状部材を挟持するようにすれば、保持部材の軸垂直方向への衝撃も支持部の弾性変形で緩和でき、棒状部材の折れや曲がりや抜けを防ぐことができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態(実施形態)を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図5は本発明の実施形態に係る棒状部材繰出容器の説明図である。図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。
図1(a)は棒状部材の収納した状態、(b)は繰出して突出させた状態の棒状部材繰出容器の全体説明図である。
図2(a)は保持部材の一側面図、(b)は(a)を90度回転させたときの側面図である。
図3(a)は図2(b)のA−A拡大断面図、(b)は支持部半断面図、(c)は支持部詳細断面図、(d)は図3(b)のB−B断面図である。
図4(a)は図2(b)のH−H断面図、(b)は図2(a)のF方向視図、(c)は同断面図、(d)は図4(c)のG−G線断面図、(e)は図2(c)のC−C線断面図である。
図5(a)は、突部の突起の拡大説明図、(b)は図2(a)のJ部の拡大説明図である。
図1〜図5に示すように、実施形態に係る棒状部材繰り出し容器は、先細い筒状の先軸10の後方に該先軸10に対して相対回転自在に設けられた筒状の後軸12と、先軸10と後軸12内に挿入されて棒状部材14を支持するための保持部材16を有してなり、先軸10に対する保持部材16の相対回転を規制した棒状部材繰出容器である。
具体的には、実施形態に係る棒状部材14については、その太さは外径1.2mmであるが、塗布が可能ならば市販の鉛筆心と同様の太さの外径4mm芯も可能であるため、特にその太さに限定はない。
また、棒状部材14の材質は、一般の化粧品に特に使用されている化粧用鉛筆芯等の棒状化粧料、例えば、化粧料を練り固めた化粧用鉛筆(アイライン、アイブロー用等)の鉛筆芯である。
棒状部材繰出容器は、先軸10の後端に段状に細径になった嵌合部18が後軸12の先端開口12a内に嵌入している。上記先軸10の嵌合部18の外周面と後軸12の先端開口12a内に、互いに対応する凹凸部が周方向にリブ状に形成されていて、上記先軸10嵌合部18を後軸12先端開口12a内に互いの凹凸部を乗り越えて嵌入させることによって先軸10と後軸12は相対回転自在に嵌着する。なお、上記後軸12は後端12bが保持部材16の後端部16bが当接するように閉鎖されていて(通気性確保のために通気孔を設けてもよい)、先軸10嵌合部18と後軸12先端開口12aとの間には不用意な回転を規制するためのOリング等の弾性部材20が介装されている。
先軸10内周部には軸方向に延びる4箇所の溝部22が形成され、それと共に、保持部材16の外周部に軸方向に延びる4箇所のリブ24が形成されている。4箇所の溝部22内に4箇所のリブ24が軸方向に摺動自在に嵌り込むことによって、先軸10に対して保持部材16の相対回転が規制されかつ軸方向への移動が可能な構成になっている。
また、棒状部材繰出容器では、前記後軸12の内部に螺旋溝26を形成している。
螺旋溝26から先軸10側への長手方向に突出する第1の突部28が形成された保持部材16は、その先端側に棒状部材14を先方から後方に向けて挿入して後端14aを取付ける支持部16aを形成し、かつ、外周面部に前記螺旋溝26に摺動可能に係合する突起30を形成している。
該支持部16aの底面部は、後方に向かう開口32が形成され、支持部16aの内側面部から該開口32内へ向かう境界面34を後方に行くほど内径が縮小する斜面状に形成して、該支持部16aに棒状部材14の後端14aを挿入して取付けたときに該棒状部材14の後端14a周囲部が前記斜面状の境界面34に接触するように形成している。
先軸10に対する後軸12の所定方向への回転により、保持部材16が螺旋溝26から先軸10側方向に移動して、前記先軸10先端から前記棒状部材14を突出させるようにすると共に、その移動によって保持部材16の第1の突部28が後軸12内部の第2の突部(先軸10の嵌合部18後端面が相当)に当接したときに、保持部材16がそれ以上先軸10側へ移動することを規制した構造にしたものである。
ここで、前記保持部材16は、その後端部16cに後軸12の後端12bに向かって先端が鋭角に形成された先細部36を設けている。保持部材16の後端部16cは、後端側から先端側に向かって形成された切り込みによって後方に向けて板状に延びかつ前記保持部材16の径方向に弾性変形可能に複数の先細部36を有し、各先細部36の側面部に、後軸12の内部の螺旋溝26に摺動可能に係合する突起30が前記保持部材16の径方向外側に向けて突出形成されている。
詳細には、図2(b)に示す一側面方向から見るように、先細部36、36は、保持部材16の後端部16cが後端面から切り込みが形成されて、軸直角方向両側に対で薄肉に形成されて一側面方向から見れば概略U字形状に形成したものである。そして各先細部36,36は図2(a)、図5に示すように、一側面の直角方向から見れば、弧状に切り欠きおよびその先の斜めに切り欠いて尖らせた概略槍先形状または概略ペン先形状を呈しており、その尖らせた先端にさらには棒状突出部36aが後方に延びて形成されている。各先細部36、36が筒状の保持部材16後部が中実であるのに比較して薄肉に形成されているので弾性変形し易い。各先細部36の外側面に突起30が突出形成されていて、後軸12内面の螺旋溝26に摺動自在に係合している。
また、斜面状の境界面34が突出湾曲状に形成されており、この突出湾曲状の境界面34の曲率が0.05mm以上である。
また、保持部材16の支持部16a底面部の斜面上の境界面34は、挿入された棒状部材14の後端14a周囲が線接触するように形成されたものである。
前記保持部材16の支持部16a内径が支持部16a底面部の開口32径より大きいものである。
保持部材16の支持部16aは、その先端から後方に向けて前記開口32に隣接する途中部までその長手方向に複数のスリット16b〜16bを形成して周方向に複数に分割しており、支持部16aに、前記棒状部材14を先方から後方に向けて挿入して保持する際に各分割された部分同士が弾性変形して前記棒状部材14を挟持するようにしたものである。
なお、保持部材16の支持部16aを分割して形成する本数は、確実に落下衝撃を吸収するために、4本であることが望ましい。支持部16aを3本未満に分割して形成すると衝撃によって棒状部材14が外れやすく、一方、支持部16aを5本以上に分割して形成すると支持部16aが小型過ぎてしまい成形が困難であるからである。支持部16aの長さは芯が保持できれば特に指定しないが、本実施形態では4mmを採用したものである。
また、保持部材16の幅(W)は、図3(a)〜(b)に示すように棒状部材14を保持するためリブ24の内接径Rとの関係がR/2≦W<Rの範囲であるのが望ましい。
図3(b)に示すように、保持部材16の支持部16aの内径Rは1.18mmである。これは棒状部材14を支持部16aがその弾性力によって棒状部材14を挟み付けて確実に保持するためである。
支持部16aの底面部には形成された開口32は内径1mmである。境界面34の湾曲部が曲率0.05mm以上を満たすように芯径に対して対応するのが好適である。また保持部材16において開口32に続く穴は実施形態では保持部材16の長さ方向の途中で止めていたが、保持部材16の後端部16cまで貫通させてもよい。
後軸12を先軸10に対して相対回転動作させることによって、保持部材16は、前後方向に移動することができるが、保持部材16に設けられた第1の突部28が後軸12内部の第2の突部(先軸10の嵌合部18後端面が相当:先軸10に別体にして後軸12内に設けてもよい)に接触し前進方向の移動が制限されている。
また、保持部材16は戻り方向に後軸12内を所定まで移動していくとその後端部16cが後軸12後端12bの内側端面12cに当接することによって戻り方向の移動が制限されている。
この場合、万が一、前記回転動作によって移動制限を超える動作を試みるようとしても、前記制限位置で、保持部材16の後端部16cが図1、図2に示すように、先細部36、36の弾性変形によって突起30が螺旋溝同士の間の山部に乗り上げて係合が外れ、保持部材16のそれ以上移動しないように移動制限されている。
次に、上記した実施形態の保持部材16について、開口32径を小径0.8mmにした比較例と、開口32径を大径1.0mmにした実施例1と開口32径を大径(:1.0mm)にすると共に、先細部36を形成した実施例2について落下衝撃による抜け防止効果の確認実験を行った。
この実験では、ポリアセタールで形成した保持部材16に棒状のアイブロー化粧料の棒状部材14を取付けて先軸10及び後軸12内に装着した棒状部材繰出容器の比較例及び各実施例1〜2について、後軸12を下側にしてプラスチックタイルと薄鋼の張り合わせた板にその70cm上からプラスチックタイル側の面を上にして垂直落下させて上記繰出容器に衝撃を加えた。また、比較例及び各実施例1〜2について、n数を10回とした。実験結果を表1に示す。
Figure 2009233214
この実験結果によれば、比較例では、棒状部材14の抜け落ちが2回あり、棒状部材14が支持部16aで1mm以上の浮き(移動)が4回、1mm未満の浮き(移動)が4回生じ、棒状部材14が支持部16aで全く浮かない(移動しない)ことは無かった。
これに対して、実施例1では、棒状部材14の抜け落ちはなく、棒状部材14が支持部16aで1mm以上の浮き(移動)が5回、1mm未満の浮き(移動)が2回生じたが、棒状部材14が支持部16aで全く浮かない(移動しない)ことが3回あった。
また、実施例2では、棒状部材14の抜け落ちはなく、棒状部材14が支持部16aで1mm以上の浮き(移動)と、1mm未満の浮き(移動)とも全く生じることが無く、全試験回数10回とも棒状部材14が支持部16aで全く浮かない(移動しない)という結果であった。
上記実施例1と比較例との比較から、棒状部材繰出容器を落とす等して棒状部材14にその軸状方向への衝撃が加わり該棒状部材14が支持部16aの底面部に衝突しても、この棒状部材14の後端14a周囲部が前記斜面状の境界面34に接触して衝撃を緩衝するので、棒状部材14が衝撃によって抜けることや折れることがないことを確認された。
また、上記実施例2と実施例1および比較例との比較から、前記保持部材16に、その後端部16cに前記後軸12後端12bに向かって先端が鋭角に形成された先細部36を設けたことによって、棒状部材繰出容器を落とす等してもこの先細部36が前記後軸12後端12bの内側端面12cに当接して保持部材16さらには棒状部材14に加わる衝撃を緩和するため棒状部材14の抜けや破損を防止することができる点を確認できる。
尚、本発明の棒状部材繰出容器は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
(a)は棒状部材の収納した状態、(b)は繰出して突出させた状態の棒状部材繰出容器の全体説明図である。 (a)は保持部材の一側面図、(b)は(a)を90度回転させたときの側面図である。 (a)は図2(b)のA−A拡大断面図、(b)は支持部半断面図、(c)は支持部詳細断面図、(d)は図3(b)のB−B断面図である。 (a)は図2(b)のH−H断面図、(b)は図2(a)のF方向視図、(c)は同断面図、(d)は図4(c)のG−G線断面図、(e)は図2(c)のC−C線断面図である。 (a)は、突部の突起の拡大説明図、(b)は図2(a)のJ部の拡大説明図である。
符号の説明
10 先軸
12 後軸
12a 後軸の先端開口
12b 後軸の後端
12c 内側端面
14 棒状部材
14a 棒状部材の後端
16 保持部材
16a 保持部材の支持部
16b−16b 保持部材のスリット
16c 保持部材の後端部
18 嵌合部
20 弾性部材
22 溝部
24 リブ
26 螺旋溝
28 突部
30 突起
32 開口
34 境界面
36 先細部
36a 棒状突出部
L 内径
R 内径

Claims (8)

  1. 筒状の先軸の後方に該先軸に対して相対回転自在に設けられた筒状の後軸と、先軸と後軸内に挿入されて棒状部材を支持するための保持部材を有してなり、後軸に対して先軸を正転・逆転させることによって棒状部材を先軸先端から繰出し・収納する棒状部材繰出容器であって、
    先軸に対する保持部材の相対回転を規制し、
    後軸の内部に螺旋溝を形成し、
    螺旋溝から先軸側への長手方向に突出する第1の突部が形成された保持部材は、その先端側に棒状部材を先方から後方に向けて挿入して取付ける支持部を形成し、かつ、外周面部に前記螺旋溝に摺動可能に係合する突起を形成し、
    該支持部の底面部は、後方に向かう開口が形成され、該支持部の内側面部から該開口内へ向かう境界面を後方に行くほど内径が縮小する斜面状に形成して、該支持部に棒状部材の後端を挿入して取付けたときに該棒状部材の後端部周囲が前記斜面状の境界面に接触するように形成し、
    先軸に対する後軸の所定方向への回転により、保持部材が螺旋溝から先軸側方向に移動して、前記先軸先端から前記棒状部材を突出させるようにすると共に、その移動によって保持部材の第1の突部が後軸内部の第2の突部に当接したときに、保持部材がそれ以上先軸側へ移動することを規制した構造にしたことを特徴とする棒状部材繰出容器。
  2. 前記後軸は後端が閉ざされており、前記保持部材には、その後端部に前記後軸内端面に向かって先端が鋭角に形成された先細部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の棒状部材繰出容器。
  3. 前記保持部材の後端部は、後端側から先端側に向かって形成された切り込みによって後方に向けて板状に延びかつ前記保持部材の径方向に弾性変形可能に複数の先細部を有し、各先細部の側面部に、後軸の内部の螺旋溝に摺動可能に係合する突起が前記保持部材の径方向外側に向けて突出形成されていることを特徴とする請求項2に記載の棒状部材繰出容器。
  4. 前記支持部の底面部の斜面状の境界面が突出湾曲状に形成されており、この突出湾曲状の境界面の曲率が0.05mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の棒状部材繰出容器。
  5. 前記支持部の底面部の斜面状の境界面は、挿入された棒状部材の後端周囲が線接触するように形成されたことを特徴とする請求項4に記載の棒状部材繰出容器。
  6. 前記支持部の内径が支持部底面部の開口径より大きいことを特徴とする請求項4または5に記載の棒状部材繰出容器。
  7. 前記支持部は、その先端から後方に向けて前記開口に隣接する途中部までその長手方向に複数のスリットを形成して周方向に複数に分割しており、
    前記支持部に、前記棒状部材を先方から後方に向けて挿入して保持する際に各分割された部分同士が弾性変形して前記棒状部材を挟持するようにしたことを特徴とする請求項1から6のうちの1項に記載の棒状部材繰出容器。
  8. 前記棒状部材は、棒状化粧料であることを特徴とする請求項1から7のうちの1項に記載の棒状部材繰出容器。
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