JP2005329219A - 棒状化粧料容器における芯チャック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】棒状化粧料(9)を保持する円筒状の芯チャック本体(11)において、内底部(11a)を残して、該円周部を軸方向に複数の保持片(11c)に分割し、その内壁面に内底部(11a)にまでは至らない保持リブ(11d)を形成することで、芯チャック本体に保持された棒状化粧料の後端には保持リブが食い込んでいないことから、棒状化粧料に対する押勢力の付加、あるいは棒状化粧料容器を介しての振動等の伝達があっても、棒状化粧料にひび割れやツブレが発生しにくくなり、長期間にわたって使用に供することができる。
【選択図】図5
Description
ところが、まず前記芯チャックにおいては、その内底部が閉塞しているため、該内底部近傍での芯チャック本体の内壁面は径方向への剛性が高くなり径方向への拡閉が困難となる。そのため、棒状化粧料を芯チャック本体内に挿嵌、保持しようとすると、該芯チャック本体の内壁面の高剛性に起因して該棒状化粧料に対し、該芯チャック本体の内底部近傍の保持リブは強く食い込むこととなる。その結果、棒状化粧料には、ひび割れやツブレが発生しやすいものである。その上、上述のように、芯チャックの製造にあたっては、型構造上内底部近傍には抜きテーパが必要となるものである。つまり、前記芯チャック本体の内底部近傍の高剛性に起因する保持リブの強い食い込みと共に、型構造上必要となる芯チャック本体内底部の抜きテーパに起因する径小化による圧迫によって、該棒状化粧料の芯チャック挿嵌方向先端、すなわち後端縁ではよりひび割れやツブレが発生しやすくなるものである。
そして、化粧料を塗布するために、棒状化粧料に対して軸方向に力が加えられた場合、その外力に対する応力が、棒状化粧料の芯チャック本体内底部側に集中し易くなるところ、該型構造上必要とされる抜きテーパと共に、芯チャック本体の内壁面に設けられた保持リブが、該芯チャック本体の内底部に至るまで設けられていることから、棒状化粧料は芯チャック本体の内底部近傍において、保持リブから強く食い込みを受けることとなり、棒状化粧料はその後端縁においてひび割れやツブレが発生し易くなる。更に、一度発生したひび割れやツブレは、該棒状化粧料に対して更に外力が加えられた場合、棒状化粧料全体に拡大し易いものであり、結果として棒状化粧料の芯チャック本体からの脱落等を招来し易いものとなる。また、棒状化粧料容器を携帯したり落下させることで、該棒状化粧料容器に対して大きな振動や衝撃が加わると、棒状化粧料容器を通して該棒状化粧料容器内に内装される芯チャックにも大きな振動や衝撃が伝達されることとなる。そして、芯チャックに伝達された振動や衝撃は、芯チャックと一体となり、棒状化粧料を出没させてなる繰り出し機構からの振動等と合わさって、芯チャック、特に芯チャック本体の内底部に集中し易くなる。その結果、芯チャック内に挿嵌、保持される棒状化粧料に対して、その内壁面に複数設けてなる保持リブを通して振動等が棒状化粧料表面に満遍なく伝達されるものの、特に芯チャック本体の内底部側からは、そこに設けられた保持リブを介して強く振動等を受けることから、該棒状化粧料の後端縁である芯チャック本体内底部側において、ひび割れやツブレが容易に発生し、棒状化粧料の強度が低下して、破損等の原因となるものである。
その上、特に棒状化粧料の後端縁は、芯チャック内において芯チャック本体の内底部に当接するまで挿嵌されているので、該棒状化粧料の後端縁に対して上記携帯時の振動や落下時における衝撃が芯チャックを通して伝達すると、全く該振動等を吸収する余地がないため容易に変形し、棒状化粧料の折損等の原因となるひび割れやツブレを発生させてしまうものでもある。
該棒状化粧料を保持してなる芯チャックにおいて、直接棒状化粧料を保持する芯チャック本体の内壁面において、内径方向に突出する複数の保持リブを該棒状化粧料容器の軸方向に、該芯チャック本体の内底部に当接しないように設けてなるものである。
そして、棒状化粧料を芯チャック本体に挿嵌するため、又は化粧料を塗布するために、棒状化粧料に対して軸方向、特に該棒状化粧料を芯チャック側に押勢する方向に力が加えられた場合であっても、棒状化粧料は、当初から内底部近傍にある抜けテーパによる圧迫による影響は多少受けることがあっても、芯チャック本体の内底部近傍においては、保持リブが存在しないので保持リブの食い込みを受けておらず、該保持リブによる該棒状化粧料の後端縁にひび割れやツブレが発生し難くなる。そのため、そこで発生したひび割れやツブレが該棒状化粧料全体に拡大し、最悪の場合には該棒状化粧料が芯チャック本体から脱落するというような不具合の発生をも、最小限に防止しうることとなる。
そして、上記携帯時の振動や落下時の衝撃等を受けて、該振動等が芯チャックを通して棒状化粧料に伝達されても、芯チャック本体の内底部に形成する径外方向に膨出する湾曲部によって、該芯チャック本体と棒状化粧料との間に空間が生まれることで、該棒状化粧料も上記携帯時の振動や落下時の衝撃に合わせて振動して携帯時の振動や落下時の衝撃等を吸収する余地ができるものである。その結果、該空間内で棒状化粧料が振動したり、また振動や衝撃の伝達が妨げられることで、棒状化粧料は芯チャック本体の内底部近傍において、ひび割れやツブレが一層発生しにくくなり、芯チャック本体に保持された棒状化粧料はより一層破損しにくくなるものである。
更に、該回転筒(3)の後端側には、例えば脱着自在となるキャップ(2)内の空間に、塗布した化粧料をぼかすために使用するスポンジ体が収納されており、該キャップ(2)を外すことにより、使用できるものである。
また、該回転筒(3)内部には、後述する繰り出し機構(7)におけるローレット(7a)と互いに噛合することで回転を伝達するローレット(図示せず)を、その先端外周に配設してなる回転軸(図示せず)が軸方向に立設されているものである。
即ち、前記押棒体(7d)の先端において径方向に対向するように係止孔(7d”)を有する円筒状の被係合部(7d’)を形成すると共に、該芯チャック(10)の棒状化粧料(9)を保持する芯チャック本体(11)の後端においては、スリット(11’a)を有することで弾性を以て拡開・縮閉自在となる鏃状の頭部(11”)を有する係合部(11’)を形成してなるものである。そのため、該押棒体(7d)の円筒状の被係合部(7d’)に対して、該芯チャック(10)の鏃状の係合部(11’)を遊嵌することで、該芯チャック(10)に一体に形成された鏃状の係合部(11’)が、その頭部(11”)を該押棒体(7d)の円筒状の被係合部(7d’)に、互いに対向する係止孔(7d”)に弾性を以て係合固定されるので、両者は一体に連結してなるものである。
この結果、該繰り出し機構(7)と、棒状化粧料(9)を一体に保持する芯チャック(10)とは、押棒体(7d)の被係合部(7d’)と芯チャック(10)の係合部(11’)からなる連結部(13)において、空間(12)を有して一体に遊嵌して連結しているため、この発明の実施例を具える棒状化粧料容器(1)に対して、携帯による振動や落下による衝撃が与えられて、芯チャック(10)に保持された棒状化粧料(9)が繰り出し機構(7)を中心に振動運動をしようとしても、該連結部(13)の空間(12)内において、芯チャック(10)の係合部(11’)及び押棒体(7d)の被係合部(7d’)が、軸方向又は径方向に対して自在に揺動して、繰り出し機構(7)を構成する押棒体(7d)とは独立した動きをするものとなる。従って、当該棒状化粧料容器(1)に対して与えられた激しい振動や衝撃は、この連結部(13)における揺動により打ち消され、十分に緩和することができる。この結果、芯チャック(10)に保持された棒状化粧料(9)はカートリッジ体(4)内で繰り出し機構(7)と共に、更には該繰り出し機構(7)を中心として激しい振動運動をすることなく、カートリッジ体先部(8)と一体となって、棒状化粧料(9)全体として携行時の振動や落下時の衝撃を受け止めるので、欠けや折損等の不具合が発生しにくくなるものである。なお、該実施例1においては、芯チャック(10)と押棒体(7d)とは別体であるが、部品点数を低減して製造コストを削減するために、該芯チャック(10)と押棒体(7d)とを一体にしても良いものである。
この結果、棒状化粧料(9)は、携帯時の振動や落下時における衝撃を繰り返し受けることとなっても、破損や芯チャック(10)からの脱落がしにくくなり、長期間にわたって使用に供することができるようになるものである。
この結果、棒状化粧料(9)は、携帯時の振動や落下時における衝撃等を繰り返し受けることとなっても、破損や芯チャック(14)からの脱落がより一層なくなり、より長期間にわたって使用に供することができるようになるものである。
2 キャップ
3 回転筒
4 カートリッジ体
5 開口部
6 カートリッジ体基部
7 繰り出し機構
7a ローレット
7b 雌ネジ筒
7c 雌ネジ溝
7d 押棒体
7d’ 被係合部
7d” 係止孔
7e 雄ネジ部
8 カートリッジ体先部
9 棒状化粧料
10 芯チャック
11 芯チャック本体
11a 内底部
11b、11b’ スリット
11c、11c’ 保持片
11d 保持リブ
11’ 係合部
11’a スリット
11” 頭部
12 空間
13 連結部
14 芯チャック
15 芯チャック本体
15a 内底部
15b スリット
15c 保持片
15d 保持リブ
15e 湾曲部
15’ 係合部
15’a スリット
15” 頭部
Claims (2)
- 回転筒と、該回転筒に装着された出没機構体とを有し、
該出没機構体内部に、回転筒の回動に応じて芯チャックに保持された棒状化粧料を出没機構体先端より出没自在とする繰り出し機構を設けてなる棒状化粧料容器において、
該棒状化粧料を出没自在に保持してなる芯チャックにおいて、直接棒状化粧料を保持する芯チャック本体の内壁面に、内径方向に突出する複数の保持リブを該棒状化粧料容器の軸方向に、該芯チャック本体の内底部に当接しないように設けてなる棒状化粧料容器における芯チャック。 - 上記芯チャックを構成する芯チャック本体の内底部に径外方向に膨出する湾曲部を形成してなる請求項1記載の棒状化粧料容器における芯チャック。
Priority Applications (1)
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JP2004251767A JP4640631B2 (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 棒状化粧料容器における芯チャック |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009233214A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 棒状部材繰出容器 |
JP7389690B2 (ja) | 2020-03-18 | 2023-11-30 | 株式会社コーセー | 棒状化粧料の折れ評価方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11244044A (ja) * | 1998-01-12 | 1999-09-14 | Rexam Cosmetic Packaging Inc | 化粧料保持具が乗り上げるのに要する力が大きい化粧料容器 |
-
2004
- 2004-08-31 JP JP2004251767A patent/JP4640631B2/ja not_active Expired - Lifetime
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